JP3520866B2 - 記録再生装置 - Google Patents
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Description
ディスク装置など記録再生装置に関し、特に、リード動
作中のリードデータエラー発生時に、リードリトライを
行なう装置に係り、特に、リードデータエラーを回復す
るのに好適な記録再生装置に関するものである。
情報の記録再生装置では、書き込まれているデータを正
しく読みだすことが極めて重要である。従って、記録再
生装置の重要な技術課題は、データ信頼度確保である。
このため、誤り訂正符号(ECC)の積極導入などでデ
ータ信頼度を向上している。ここで、光ディスク装置と
磁気ディスク装置の信頼度を比較してみると、光ディス
ク装置の方がリードデータエラー発生頻度が高いのが実
情である。リードデータエラーが発生した場合、エラー
回復不能を避けるために、エラーリカバリを行なう。こ
のエラーリカバリを行なうに、リードリトライ動作が行
なわれている。
トローラがリトライ回数を指定し、リードデータエラー
発生状態で繰返しリード動作を行なうものである。この
リード動作でもエラーが回復しない場合に備え、ディス
クヘッド位置をトラックの中心からずらしたり、あるい
は、データストローブ位置を正規の位置からずらして、
リード動作を繰返し行なう。
あるESDI(EnhancedSmall Disk
Interface)のコマンドにも規格化されてい
る。
置や磁気ディスク装置は、年々、高密度記録となり、リ
ードデータの再生が厳しくなってきている。すなわち、
高密度記録に伴い、記録媒体からの読みだし信号が微小
化、かつ、高速化され、S/Nが低下する。また、シス
テム性能を向上するために、ディスク装置では高密度記
録に加え、記録媒体の回転数を高くする傾向に進んでい
る。このことなどから、リードデータを弁別するための
位相同期クロックおよびライト用クロックが高速にな
り、リードデータの再生マージンが減少する。
ミによりデータ抜けが多く、このデータ抜けによって、
位相同期クロックが読みだしデータに位相同期できなか
ったり、位相同期クロックが所定の周波数から大きく外
れてしまい、リードデータを弁別できない。
ータエラー発生確立が高くなると同時に、従来技術で
は、エラー回復ができなくなるという重大な問題が生じ
る。
生にたいし、従来技術のリードリトライ動作では、エラ
ー回復できないものを回復可能にする記録再生装置を提
供することを第1の目的とする。
にたいし、エラー回復した後、別の領域にデータを書き
込み、エラーの発生した領域をアクセス不可とすること
で、再リード時にリードリトライ動作処理時間を回避す
る記録再生装置を提供することを第2の目的とする。
だしデータに位相同期できなくなることや所定の周波数
から大きく外れてしまうのを防止する記録再生装置を提
供することを第3の目的とする。
的達成のために、記録媒体を回転駆動する媒体回転手段
と、記録媒体に対し情報の記録を行なう記録手段と、記
録媒体から情報の再生を行なう再生手段とを備え、再生
データ誤り発生時に再生再試行する記録再生装置におい
て、回転数を変更するための回転数変更手段と、再生特
性を変更するための再生特性変更手段とを設け、該再生
データ誤り発生時には、該回転数変更手段または該再生
特性変更手段のいずれか一方もしくは両方を選択して、
再生データ誤り発生領域の情報を再生再試行することを
特徴とする第1の記録再生装置を提供する。
において、該回転数変更手段の選択で、再生時の回転数
を記録時の回転数よりも低く設定するのが望ましい。
路における等化特性変更と、フィルタ特性変更と、微分
特性変更と、スライス量の変更とを、また、位相同期回
路における中心周波数変更と、ループ特性変更とを任意
に設定できる構成とする。
めに、記録媒体を回転駆動する媒体回転手段と、記録媒
体に対し情報の記録を行なう記録手段と、記録媒体から
情報の再生を行なう再生手段とを備え、再生データ誤り
発生時に再生再試行する記録再生装置において、再生デ
ータ誤りが再生再試行で正常に再生された場合には、そ
の再生情報を別の領域に記録を行ない、該再生データ誤
り発生領域をアクセス不可とすることを特徴とする第2
の記録再生装置を提供する。
めに、記録媒体を回転駆動する媒体回転手段と、記録媒
体に対し情報の記録を行なう記録手段と、記録媒体から
情報の再生を行なう再生手段とを備えた記録再生装置に
おいて、該再生手段を構成する位相同期回路の引き込み
タイミング変更手段を設け、再生再試行では該引き込み
タイミングを変更することを特徴とする第3の記録再生
装置を提供する。
めに、記録媒体を回転駆動する媒体回転手段と、記録媒
体に対し情報の記録を行なう記録手段と、記録媒体から
情報の再生を行なう再生手段とを備えた記録再生装置に
おいて、データ抜け検出手段を備え、規定量以上のデー
タ抜けがあった場合に、該再生手段を構成する位相同期
回路の比較データとして、読みだしデータから基準クロ
ックに切り換えることを特徴とする第4の記録再生装置
を提供する。
めに、位相同期回路は、再生されたデータの周波数およ
び位相に急速に同期するようにループゲインが比較的に
高い状態にあるところの高速引込み機能と、再生された
データの位相に追従するようにループゲインが比較的に
低い状態にあるところの位相追従機能とを有し、再生さ
れたデータに誤りが発生した時には、前記位相同期回路
の高速引込み機能を使わずに、直接、位相追従機能でデ
ータに誤りが発生した領域の情報の再生を再試行するこ
とを特徴とする第5の記録再生装置を提供する。
めに、再生されたデータに誤りが発生した時には、前記
位相同期回路の高速引込み機能を使わずに、直接、位相
同期回路の減衰率が高くになるように再設定した位相追
従機能で、データに誤りが発生した領域の情報の再生を
再試行することを特徴とする第6の記録再生装置を提供
する。
めに、位相同期回路は、再生されたデータの周波数およ
び位相に急速に同期するようにループゲインが比較的に
高い状態にあるところの高速引込み機能と、再生された
データの位相に追従するようにループゲインが比較的に
低い状態にあるところの位相追従機能とを有し、再生さ
れたデータに誤りが発生した時には、前記位相同期回路
の高速引込み機能を使用した後、減衰率を高く再設定し
た位相追従機能でデータに誤りが発生した領域の情報の
再生を再試行することを特徴とする第7の記録再生装置
を提供する。
生データ誤りが発生した場合に、回転数変更手段を選択
して、回転数を記録時よりも低くして再生再試行を行な
うため、再生位相マージンが拡大され、再生データ誤り
を回復することができる。
ば、再生データ誤りが発生した場合に、再生特性変更手
段を選択して、波形整形回路における等化特性変更と、
フィルタ特性変更と、微分特性変更と、スライス量の変
更とを、また、位相同期回路における中心周波数変更
と、ループ特性変更とを任意に設定して再生再試行を行
なうため、再生位相振幅マージンが拡大され、再生デー
タ誤りを回復することができる。
ば、再生データ誤りが発生した場合に、再生データ誤り
が再生再試行で正常に再生された場合には、その再生情
報を別の領域に記録を行ない、該再生データ誤り発生領
域をアクセス不可とするため、再リード時に再生再試行
が必要なくなり、エラー処理時間を回避することができ
る。
ば、読みだしデータに位相同期クロックが位相同期でき
ない場合に、再生再試行では該引き込みタイミングを変
更することで位相同期が可能になり、正常にリードデー
タが再生できる。
ば、規定量以上のデータ抜けなどの欠陥があった場合
に、データ抜け検出により、再生手段を構成する位相同
期回路の比較データとして、読みだしデータから基準ク
ロックに切り換えることで位相同期回路の暴走を防止し
て、再生データ誤りを最小限に押さえることができる。
ば、誤りが発生した時には、前記位相同期回路の高速引
込み機能を使わずに、直接、位相追従機能でデータに誤
りが発生した領域の情報の再生を再試行することで、デ
ータ抜けに対しても誤動作を起こさずに正常にリードデ
ータが再生できる。
よれば、前記位相同期回路の高速引込み機能を使わず
に、直接、位相同期回路の減衰率が高くになるように再
設定した位相追従機能で、データに誤りが発生した領域
の情報の再生を再試行することで、データ抜けに対して
も誤動作を起こさずに正常に、かつ、高速にリードデー
タが再生できる。
よれば、再生されたデータに誤りが発生した時には、前
記位相同期回路の高速引込み機能を使用した後、減衰率
を高く再設定した位相追従機能でデータに誤りが発生し
た領域の情報の再生を再試行することで、データ抜けに
対しても誤動作を起こさずに正常に、かつ、高速にリー
ドデータが再生できる。
説明する。
に説明する。図1に、本第1実施例に係る光ディスク装
置の機能ブロック図を示す。
体1を回転駆動するためのモータ2を制御するためのモ
ータ回転制御3と回転切り換え4とで構成される回転数
変更手段5と、記録媒体1に情報を書いたり、記録媒体
1から情報を読んだりするための光学ヘッド6と、光学
ヘッド6を目的の位置へ移動するための、アクチュエー
タ7、8と、該アクチュエータを制御するためのコース
制御9およびトラッキング制御、フォーカス制御10
と、記録媒体1に情報を書き込むための変調11、ライ
トクロック生成12、ライトパルス生成13、ライトパ
ワー切り換え14、レーザドライバ15と、記録媒体1
から情報を読み取るためのプリアンプ16、データ再生
17と再生特性切り換え18とで構成する再生特性変更
手段19、復調20と、情報の書込、読出制御を含めた
装置全体の制御を行なうためのSCSIコントローラ2
1、ディスクコントローラ22、コントローラ制御MP
U23,ドライブ制御MPU24とで構成される。
ブロック図を示す。
と、N分周器502と、速度検出器503と、積分器5
04と、駆動回路505と、基準クロック発振器506
と、可変M分周器507とで構成される。回転検出信号
は、ホール素子などで生成され、パルス化回路501に
送られる。該パルス化回路の出力をN分周器502でN
分周し、速度検出器503送出する。また、基準クロッ
ク発振器506の出力である基準周波数を可変M分周器
507でM分周し、速度検出器503へ送出する。速度
検出器503でN分周器502出力と可変M分周器50
7の出力とを比較して、積分器504を介して駆動回路
505でモータを目的の回転数で回転させる。
コントローラ22がそれを検出して、コントローラ制御
MPUに知らせる。ここで、コントローラ制御MPU2
3は、条件判断し、その結果、回転数を変更して再生再
試行する場合、ドライブ制御MPU24に回転数変更を
指示する。それに従い、ドライブ制御MPU24は可変
M分周器507の分周比を変更する。ここでは、回転数
を低くするために、分周比を大きく設定して、回転数が
安定した状態で再生再試行する。ドライブ制御MPU2
4がN分周器502の出力を監視することで、回転が目
的の回転数に到達するのを判断することができる。
分周器507の分周比がM1であり、N分周器502の
分周比はNである。これに対し、低速回転での再生再試
行時には、可変M分周器507の分周比がM2であり、
N分周器502の分周比はNである。M2は、M1より
大きく設定するので、t2の方が、t1よりも長くな
る。 図4に、低速回転における、位相マージンの拡大
を説明するためのタイムチャートを示す。位相同期回路
は、読みだしデータに位相同期した位相同期クロックを
生成する。この位相同期クロックをもとに、分周器を用
いて、再生データを弁別するためのウィンドを生成す
る。
の中の読みだしデータの立上りエッジを検出して、デー
タ弁別を行なう。しかし、高密度記録になると、媒体ノ
イズ、回路ノイズに加えて、波形間干渉などで、読みだ
しデータが大きく揺らぐ。このため、読みだしデータに
位相同期クロックが完璧に位相同期させることは、不可
能である。この結果、読みだしデータと位相同期クロッ
クとの間で位相誤差PE1が発生して、データ弁別のた
めの、ウィンドマージンWM1が減少してしまう。従っ
て、このような状態では、再生データ誤りが発生する確
立が高くなることになる。
ドW2が広くなり、結果的に、ウィンドマージンWM2
が拡大することになる。すなわち、再生データ誤りが発
生しにくくなることにつながる。
らわす回路ブロック図を示す。
91と位相同期回路192とで構成され、ここでは、再
生特性変更手段19は、AGCアンプ193と、波形等
化194と、LPF195と、レベルスライス196
と、微分器197と、パルス化回路198と、位相同期
回路192とで構成される。復調回路20では、符号化
されている読みだしデータの復調回路と、読みだしデー
タを弁別するためのウィンド生成回路とで構成される。
りを検出すると、コントローラ制御MPU23、ドライ
ブ制御MPU24を介して、波形整形回路191および
位相同期回路192の特性を変更し、再生再試行を行な
う。
信号波形を示す。
たピットが記録媒体に形成されており、光学ヘッド、プ
リアンプを介して、振幅の不揃いな読み取り信号は、A
GCアンプ193に入力される。AGCアンプは、直流
的に読み取り信号振幅を一定にする働きを有している。
ここでは、AGCアンプの出力を原再生信号としてい
る。この原再生信号に対して、一定値でレベルスライス
を行ない、ゲート信号を生成する。一方、原再生信号の
ピークを検出するために、微分器を用いて微分する。す
なわち、微分再生信号は微分器の出力である。
のピーク位置を表しており、このゼロクロス点が、ゲー
ト信号の有効範囲に入っている場合に、再生パルス信号
が出力される。この再生パルス信号、すなわち、読みだ
しデータを弁別するために、読みだしデータに位相同期
した位相同期クロックを生成する。この位相同期クロッ
クを基に、ウィンドを生成して、再生データの復号を行
ない、後段のディスクコントローラに送出する。
重畳されており、信号自身もひずんでいるもので、デー
タ再生が非常に難しい。従って、レベルスライス値や微
分特性を変えることにより、再生特性が大きく変わる。
タを示す。
変更、フィルタ特性変更、微分特性変更、スライス量変
更、位相同期回路192においては、中心周波数変更、
ループ特性変更がある。
いては、比較データとして、ライトクロック生成回路1
2の出力であるライトクロックを用いると良い。ライト
クロックを用いることにより、リード時に、早く読みだ
しデータに位相同期させることができる。また、場合に
よっては、位相同期回路の誤動作の問題を防止できる。
は、ライトクロックの周波数を変更する必要がある。
は、読みだし周波数に合わせて、波形整形回路191に
おいては、等化特性変更、フィルタ特性変更、微分特性
変更、スライス量変更、位相同期回路192において
は、中心周波数変更、ループ特性変更を選択すれば良
い。この変更パラメータの中で、必要に応じて変更パラ
メータを選択すれば良い。再生再試行では、回転数を変
更せずに、再生特性変更手段のみ選択しても良い。
て、波形間干渉を少なくすることも重要である。また、
フィルタのカットオフ周波数は、ノイズ除去の点で再生
性能に大きく影響する。従って、回転数を下げた場合に
は、それに応じて、カットオフ周波数を低くする方が良
い。
するため、微分ゲインを上げたり、微分周波数を下げる
のも有効である。また、スライス量を変更することで、
再生特性が変わる。
更回路の例を示す。
ンプ1942で構成されており、波形間干渉によるピー
クシフトを低減するために用いられる。AGCアンプ1
93の出力は、アンプ1942に直接入力されるもの
と、遅延線1941を介してアンプ1942に入力され
るものとがあり、アンプ1942において両入力信号を
用いて波形等化すなわち波形スリミングが行われる。遅
延線1941により所定の時間遅延された信号は、アン
プ1942において、アンプ1942に直接入力される
信号に対し振幅を小さく、かつ、極性を反転された後、
アンプ1942に直接入力される信号に加算される。し
たがって、等化特性を変更するには、遅延線1941に
より信号に与えられる遅延時間を変更するか、あるい
は、遅延線1941の出力信号の振幅をアンプ1942
により変更すれば良い。これらの変更を行うため、遅延
線1941の出力タップを制御信号1を用いて選択し、
また、アンプ1942のゲインを制御信号2を用いて制
御する。
ンダクタンスLにより構成される。図8には、3次のバ
ターワースフィルタが示されている。LPFのカットオ
フ周波数fcは、次式 fc∝1/(2π)・√(1/(L・C)) で与えられることから、カットオフ周波数fcを変更す
るには、キャパシタCの値を変更すれば良い。ここで
は、制御信号3A、3BによりSW1A、SW1Bをし
てC1またはC2を選択せしめることにより、カットオ
フ周波数fcを変更することが出来る。
出力信号から、ピーク検出のための微分信号を生成する
アンプである。微分器197の利得は、微分器を構成す
るアンプの内部の抵抗値を制御信号5により変えること
によって変更されえる。また、微分特性の折れ点fd
は、次式 fd≒1/(2πRC) で与えられることから、制御信号5によりスイッチSW
2をして抵抗器R1またはR2を選択せしめることによ
り、折れ点fdを変更することが出来る。例えば、回転
数を低く設定した場合には、抵抗値Rを大きくして、折
れ点fdを低く設定する。
レベルスライス回路196により所定のレベルを以てス
ライスすることにより生成される。レベルスライス回路
196におけるスライスレベルは、制御信号6によりス
イッチSW3をして、抵抗器R3またはR4を選択選択
せしめることにより変更することが出来る。例えば、読
みだし信号の品質が悪く、ノイズが多く発生する場合
は、スライスレベルを高く設定することが有効である。
フ周波数の変更、微分特性の折れ点の変更、スライスレ
ベルの変更については、変更回路の説明を簡単にするた
め、2段階の切り替え回路を示したが、3段階もしくは
それよりも多い切り替え回路を用いれば、より多段階の
変更が可能となる。
わるため、その場合には、位相同期回路192の中心周
波数を変更した方が良い。位相同期特性、すなわち、位
相差誤差は、ループ特性に大きく依存することから、ル
ープ特性変更は、再生再試行では有効である。
特性変更手段を選択して、再生再試行を行なうことで、
データ誤りを回復することが可能となる。
更回路の例を示す。
電圧制御発振器のエミッタ電流に比例することから制御
信号10でスイッチSW4をして抵抗器Rv1またはR
v2を選択せしめることにより中心周波数foを変更す
ることが出来る。
能には、読み出しデータの周波数および位相に急速に同
期するための高速引込み過程と、読み出しデータの位相
に安定に追従するための位相追従過程とがある。高速引
込み過程では、周波数位相比較機1922,チャージポンプ1
923、ループフィルタ1924、および電圧制御発振器1975か
ら構成される系が選択され、使用され、また、位相追従
過程では、位相比較器1926、T/I変換器(time differen
ce を electric current value に変換する変換回路)1
927、ループフィルタ1924、および電圧制御発振器1975
から構成される系が選択され、使用される。
周波数ωnH,位相追時の特性周波数ωnNは、それぞれ次
式で与えられる。
ャージポンプ1923の出力電流、ItはT/I変換器1927の出
力電流である。αは、記録された情報中に存在する引込
みパターンにより決定される係数である。
波数は、チャージポンプ1923の出力電流Icの値、また
はT/I変換器1927の出力電流Itの値に変えることにより
変更され得る。図9では、制御信号8でスイッチSW5
をして抵抗器Rc1またはRc2を選択せしめることに
より電流Icの値を変えることが出来る。また、制御信
号7でスイッチSW6をして抵抗器Rt1またはRt2
を選択せしめることにより、電流Itの値に変えること
が出来る。
率ξH、位相追従時の減衰率ξNは、それぞれ次式で与え
られる。
高速引込み時にはon、また位相追従時にはoff状態にさ
れる。
実施例について説明する。
ートを示す。
(1001)、その結果、再生データ誤りがなければ
(1002)、リードコマンドが正常終了される(10
07)。しかし、再生データに誤りがあった場合(10
02)、再生再試行が規定回数以下であれば(100
3)、再生条件を変更して(1004)、再度、データ
再生を行なう(1005)。再生再試行が、規定回数に
達しても再生データ誤りがある場合には(1006)、
ホストへエラー情報を送出す。
006)、その領域、そのセクタを不良とし、アクセス
不可とする(1009)。その一方で、交代セクタ処理
を行なう(1010)。
されるものである。ここでは、例えば、リードエラーが
発生したら、まず、初めにトラックオフセットをおこな
い、何回かデータリードを行なうように設定する。それ
でもエラー回復できない場合には、回転数変更、再生特
性変更を行なうことで、確実にエラー回復を図る。
例を示す。
オフセットや回転数変更、再生特性変更など再生条件を
変えてエラー回復したときには、その領域、そのセクタ
を再度、アクセスできないように、不良セクタ情報11
01を書き込む。この不良セクタ情報1101を書き込
む場合には、回転数は、通常の書き込みの状態と同じに
する。
コントロール領域が設けられている。従って、このデー
タコントロール領域に不良セクタ情報を書き込むと良
い。
実施例について説明する。
グを示す。
ための高速引込み過程と、読みだしデータに安定に追従
させるための位相追従過程がある。従って、各過程に対
応するために、図12に示すように記録再生装置には、
引込み領域と追従領域がある。
従領域で位相追従を行なうことから、引込み領域は、一
定の繰返しパターンで構成されている。
ために、ループゲインを高く設定してあるため、逆に、
高速引込み過程時に媒体欠陥やデータ消失などのデータ
抜けがあると、位相差誤差が大きくなり、次の過程の位
相追従ができなくなる。この結果、再生データエラーが
発生してしまう。
ウレベルで高速引込みを行なう。この場合、一定の繰返
しパターンが入力されることから、引込みが早い周波数
位相比較方式を採用している。ここで、高速引込み過程
の終わり近くでデータ抜けなどの欠陥があると、上記し
た問題が発生してしまう。そこで、再生再試行時には、
このモード切り替え信号を変えることで、欠陥を回避
し、次の、位相追従を正常に行なうことができる。
ないが、モード切り替え信号B及びCに変更すると、位
相同期できることになる。モード切り替え信号はリード
信号から生成できる。
す。
号、モード選択信号を受け、モード切り替え信号を生成
する。高速位相引込み過程では、周波数位相比較器19
22と、チャージポンプ1923と、ループフィルタ1
924と、電圧制御発振器1925とで、また、位相追
従過程では、位相比較器1926と、T/I変換回路1
927と、ループフィルタ1924と、電圧制御発振器
1925とで構成される。
を示す。
立上りエッジを検出し、位相同期クロックをカウントす
ることで生成できる。図14に示すように、x1バイト
検出1928またはx2バイト検出1929をモード選
択信号に従い、セレクタ1932で選択する。y1バイ
ト検出1930またはy2バイト検出1931をモード
選択信号に従い、セレクタ1933で選択する。両セレ
クタ出力信号を信号生成1934を介して、モード切り
替え信号を生成する。
実施例について説明する。
路のブロック図、図16は、図15の位相同期回路に用
いられるデータ抜け検出信号生成器のブロック図、図1
7はそのタイミングチャートを示す。
器は、リセット信号、リード信号、読出しデータ、及び
電圧制御発振器からのフィードバック信号を受け、リー
ド許可信号及びデータ抜け検出信号を出力する。そし
て、それぞれ、周波数位相比較器1922及び位相比較
器1926に入力される。その他は、図13に示した回
路と同様である。
め、決められたバイト数以上に間隔があいた場合を、カ
ウンタ1935が位相同期クロックを用いて検出でき
る。このカウンタ1935の出力をフリップフロップ1
936でラッチする。
出信号、すなわち、VFOリセット信号でリード信号を
ネゲートし、位相同期回路の比較データを読みだしデー
タから基準クロックに切り替える。
があっても、位相同期回路は誤動作することがない。
の欠陥やデータの抜けがあると、位相引込みが出来ず、
次の過程で位相追従が出来なくなる。引込み領域に、記
録媒体の欠陥やデータの抜けがあり、データの読み出し
が出来ない場合には、再生の再試行を行う。
記録再生装置の更に別の実施例によれば、モード切替え
信号をアクティブにすることを取止め、即ち引込み領域
においてハイゲインモードにすること無しに、始めから
引込み領域においてノーマルゲインモード(位相追従モ
ード)でデータの再生を行う。このように始めから引込
み領域においてノーマルゲインモード(位相追従モー
ド)でデータの再生を行うように再生再試行することに
より、正常にデータを読み出すことが可能となる。さら
に、このような始めから引込み領域において位相追従モ
ード(ノーマルゲインモード)でデータの再生を行うよ
うに再生再試行する場合、位相同期回路の減衰率ξを通
常の位相追従モードにおける減衰率よりも大きく設定す
ることが好ましい。減衰率を大きく設定することによ
り、位相同期回路の位相を速やかに読み出しデータの位
相に同期させることが可能となる。
同期回路のブロック図である。この位相同期回路におい
ては、減衰率ξが、制御信号11により制御されるスイ
ッチSW11によって3通りに変更され得る。各モード
の減衰率ξを次式に示す。
率ξH ξH= ((C1+C2)/2)・((Rf1・Rf2)/(Rf1+Rf2))・ωnH 通常の位相追従時(第1のノーマルゲインモード)の減
衰率ξN1ξN1= ((C1+C2)/2)・Rf1・ωnN 再試行時の位相追従モード(第2のノーマルゲインモー
ド)の減衰率ξN2 ξN2= ((C1+C2)/2)・(Rf1・Rf3)/(Rf1+Rf3)・ωnN 図18において、再試行時には、制御信号11により、
抵抗器Rf3を抵抗器RF1にパラレルに接続するよう
に、スイッチSW11を動作させる。これにより、減衰
率ξN2の値は、減衰率ξN1の値よりも大きく設定さ
れる。
ータの抜けに基因して読出し誤りが発生した場合にも、
再生の再試行を行う。この場合の再生再試行では、通常
のシーケンスに従い先ずハイゲインモードにおいて高速
引込みを行い、それに続くノーマルゲインモードにおい
て減衰率を値の大きいξN2とする。減衰率ξN2を以
て再生することにより正常にデータを読み出すことが出
来る。
ータ誤りが発生しても、再生再試行でエラー回復が可能
な記録再生装置を提供することができる。
その再生データ誤り発生領域をアクセス不可とすること
で、次の、リード時における再生再試行を防止できる記
録再生装置を提供できる。
タイミングを変更することで、正常にリードデータが再
生できる記録再生装置を提供することができる。
相同期回路の誤動作を防止できる記録再生装置を提供す
ることができる。
従機能のみで位相引込みおよび追従をさせることで、正
常にリードデータが再生できる記録再生装置を提供する
ことができる。
トである。
ある。
ある。
ある。
すブロック図である。
すブロック図である。
トである。
ク図である。
ミングチャートである。
る。
トである。
Claims (3)
- 【請求項1】記録媒体を回転駆動する媒体回転手段と、
該記録媒体に対し情報の記録を行なう記録手段と、該記
録媒体から情報の再生を行なう再生手段とを備えた記録
再生装置において、前記再生手段の位相同期回路は、再
生されたデータの周波数および位相に急速に同期するよ
うにループゲインが比較的に高い状態にあるところの高
速引込み手段と、再生されたデータの位相に追従するよ
うにループゲインが比較的低い状態にあるところの位相
追従手段とを有し、再生されたデータに誤りが発生した
時には、位相引込み時において、前記位相同期回路の高
速引込み手段を使わずに、直接、位相追従手段でデータ
に誤りが発生した領域の情報の再生を再試行することを
特徴とする記録再生装置。 - 【請求項2】請求項1記載の記録再生装置であって、再
生されたデータに誤りが発生した時には、前記位相同期
回路の高速引込み手段を使わずに、直接、前記位相同期
回路の減衰率が高くになるように再設定した位相追従手
段で、データに誤りが発生した領域の情報の再生を再試
行することを特徴とする記録再生装置。 - 【請求項3】記録媒体を回転駆動する媒体回転手段と、
該記録媒体に対し情報の記録を行なう記録手段と、該記
録媒体から情報の再生を行なう再生手段とを備えた記録
再生装置において、前記再生手段の位相同期回路は、再
生されたデータの周波数および位相に急速に同期するよ
うにループゲインが比較的に高い状態にあるところの高
速引込み手段と、再生されたデータの位相に追従するよ
うにループゲインが比較的に低い状態にあるところの位
相追従手段とを有し、再生されたデータに誤りが発生し
た時には、前記位相同期回路の高速引込み手段を使用し
た後、減衰率を高く再設定した位相追従手段でデータに
誤りが発生した領域の情報の再生を再試行することを特
徴とする記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001358825A JP3520866B2 (ja) | 1991-07-11 | 2001-11-26 | 記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-196084 | 1991-07-11 | ||
JP19608491 | 1991-07-11 | ||
JP2001358825A JP3520866B2 (ja) | 1991-07-11 | 2001-11-26 | 記録再生装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18344692A Division JPH06180925A (ja) | 1991-07-11 | 1992-07-10 | 記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002208220A JP2002208220A (ja) | 2002-07-26 |
JP3520866B2 true JP3520866B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=26509530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001358825A Expired - Fee Related JP3520866B2 (ja) | 1991-07-11 | 2001-11-26 | 記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3520866B2 (ja) |
-
2001
- 2001-11-26 JP JP2001358825A patent/JP3520866B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002208220A (ja) | 2002-07-26 |
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