JP3520433B2 - 電動ホッチキスにおける針送り装置の逆転防止機構 - Google Patents

電動ホッチキスにおける針送り装置の逆転防止機構

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JP3520433B2 JP24544696A JP24544696A JP3520433B2 JP 3520433 B2 JP3520433 B2 JP 3520433B2 JP 24544696 A JP24544696 A JP 24544696A JP 24544696 A JP24544696 A JP 24544696A JP 3520433 B2 JP3520433 B2 JP 3520433B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動ホッチキスの
使用中に針詰まり等が起きてモータが逆転した場合にお
いても針送りベルトの逆転を防止する、電動ホッチキス
における針送り装置の逆転防止機構に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、多数の真直状のステープル針をシ
ート状に連結してなるシート状ステープルを積層収納し
たカートリッジの下部に針送りベルトを配置し、この針
送りベルトをモータによって作動させてカートリッジの
最下段のシート状ステープルから順次打ち出し部に送
り、打ち出し部でシート状ステープルの先頭のステープ
ル針をコ字形に成形した後にドライバプレートで打ち出
すタイプの電動ホッチキスにおいては、作動中に針詰ま
り等が起きたときは、ドライバプレートをホームポジシ
ョンに戻すために逆転回路によってモータを逆転させる
ことが行なわれる。なお、モータを逆転させる代わり
に、モータと針送りベルトとの間に設けられた中間ギア
等を手動で逆転させることも行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非常時
にモータ又は中間ギア等が逆転すると、同時に針送りベ
ルトも逆転してしまう。このため、図5(a) のように針
送りベルト25で2枚のシート状ステープル26、27
を送り出しているときに針ベルト25が逆転することに
よって同図(b) のように後方のシート状ステープル27
は送り返されてしまうことがある。こうなると、前後の
シート状ステープル26、27の間に隙間28が生じて
しまうから、針送りベルト25を再度正転させたときに
空打ちが生じたり、あるいは前方のシート状ステープル
26に対して後方のシート状ステープル27による送り
力が得られないために打ち出し時にステープル針が座屈
して針詰まりを起こしたりするおそれがある。
【0004】本発明は上記問題点を解消し、非常時にモ
ータが逆転し又は中間ギア等を手動で逆転させた場合に
おいても針送りベルトの逆転を防止することによって針
詰まりや空打ちを防ぐことができる電動ホッチキスにお
ける針送り装置の逆転防止機構を提供することをその課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る電動ホッチキスにおける針送り装置の
逆転防止機構は、多数の真直状のステープル針をシート
状に連結してなるシート状ステープルを積層収納したカ
ートリッジの下部に針送り装置を設け、針送り装置には
針送りベルトを上記カートリッジの最下段のシート状ス
テープルに当接するように配置し、モータにより上記針
送りベルトを作動させて上記カートリッジの最下段のシ
ート状ステープルを針送りベルトの前方に設けられた打
ち出し部に送り、打ち出し部でシート状ステープルの先
頭のステープル針をコ字形に成形した後に上記モータで
駆動されるドライバプレートで打ち出す電動ホッチキス
において、上記モータが逆転したときには、上記ドライ
バプレートをホームポジションに戻り作動させるととも
に、針送りベルトの駆動プーリとモータとの間にワンウ
ェイクラッチを介装し、モータが逆転したときには針送
りベルトを逆転させないようにしたことを特徴とする。
【0006】なお、前記モータを逆転させることに代
え、前記モータと針送りベルトとの間に設けられた中間
ギア等を手動で逆転させたときにも前記針送りベルトを
逆転させないようにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は電動ホッチキスの針送り部
分の要部を示すもので、符号1はマガジン、2はベース
を示す。マガジン1にはカートリッジ3が装着され、カ
ートリッジ3内には多数の真直状のステープル針をシー
ト状に連結してなるシート状ステープル4が積層収納さ
れている。カートリッジ3の底部と前壁下端部は開放さ
れている。
【0008】マガジン1にはまた、上記カートリッジ3
の下部に針送り装置5が設けられている。針送り装置5
は、前部のプーリー6と後部の駆動プーリー7と両プー
リー6、7に張設された針送りベルト8から構成されて
いる。駆動プーリー7は図示しない中間歯車やカムを介
してモータ24に連係されている。モータ24により駆
動プーリー7が回転し、針送りベルト8が作動すると、
針送りベルト8に当接しているカートリッジ3内の最下
段のシート状ステープル4がカートリッジ3の前壁下端
の開放部から送り通路9に送り出される。
【0009】図2、図3に示されるように、駆動プーリ
ー7の中心には軸受け孔10が形成されている。駆動プ
ーリー7の一方の側面には周方向に鋸歯状の爪11が形
成されている。上記駆動プーリー7の一側面にはラチェ
ット12の一側面が向き合うように配置され、ラチェッ
ト12の向き合い面にもその周方向に鋸歯状の爪13が
形成されている。ラチェット12の中心には非円形の軸
受け孔14が形成されている。
【0010】これに対し、上記駆動プーリー7とラチェ
ット12の軸受け孔10、14に軸受けされる駆動軸1
5は、減速歯車を介してモータ24(図1参照)作動連
結している。駆動軸15の断面は非円形に形成され、し
たがってラチェット12は駆動軸15の回転に追従する
が、駆動プーリー7は駆動軸15とは独立に回転する。
なお、16はラチェット12を駆動プーリー7の側面に
押圧するコイルバネ、17はコイルバネ16の一端の受
け金具である。このコイルバネ16により、ラチェット
12の爪13は常時駆動プーリー7の爪11に噛み合う
ように付勢されている。そして、駆動軸15が正転する
ときは上記2つの爪11、13は噛み合い、駆動軸15
が逆転するときはコイルバネ16に抗してラチェット1
2が駆動プーリー7から離反して上記2つの爪11、1
3の噛み合いは外れる。
【0011】次に、針送りベルト8の前方には打ち出し
部18が設けられ、この打ち出し部18にはフォーミン
グプレート19とドライバプレート20とが上下動可能
に配置されている。フォーミングプレート19とドライ
バプレート20とは、駆動リンク25、カム26その他
の図示しない駆動機構により同時に上下動し、図4に示
すようにフォーミングプレート19によりシート状ステ
ープル4の先頭のステープル針21をコ字形に成形し、
プッシャ(図示せず)により針1本分だけ前方に送り出
し、送り出された成形針21aを今度はドライバプレー
ト20で打ち出してベース2の綴り台22上に配置され
た用紙23をクリンチする。なお、上記プレート19、
20の駆動機構は実公平6ー47664号、実公平7ー
24211号等に示されているものと同じである。
【0012】前記構成において、綴り台22上に用紙2
3を載せて電動ホッチキスを作動させると、上述のよう
に打ち出し部18においてステープル針の成形と打ち出
しが行なわれるとともに、針送り装置5も作動してモー
タ24の回転力が中間ギア等から駆動軸15に伝達さ
れ、駆動プーリー7が回転して針送りベルト8が作動す
ると、針送りベルト8に当接しているカートリッジ3内
の最下段のシート状ステープル4がカートリッジ3の前
壁下端の開放部から送り通路9に送り出される。最下段
のシート状ステープル4が送り出されると、下から2段
目のシート状ステープル4が下りて同様にして針送りベ
ルト8により送り出され、前段のシート状ステープル4
の後端に係合し、このようにして異なるシート状ステー
プル4は連続して前方に送られる。
【0013】ところで、打ち出し時にステープル針が詰
まると、自動的にモータ24が逆転してドライバプレー
ト20を上方のホームポジションに戻す。このとき、同
時に駆動軸15も逆転するので、針送りベルト8は逆方
向に作動する。しかし、駆動軸15が逆転するときはコ
イルバネ16に抗してラチェット12が駆動プーリー7
から離反して上記2つの爪11、13の噛み合いが外れ
るので、駆動軸15は逆転しても駆動プーリー7は逆転
しない。したがって、針送りベルト8上のシート状ステ
ープル4も逆方向に戻り移動することはない。
【0014】なお、駆動プーリー7の逆転防止は上述の
ようなラチェット12に限定されない。非常時にモータ
24が逆転しても針送りベルト8を逆転させないように
するものであれば、駆動プーリー7とモータ24との間
に他の公知のワンウェイクラッチ機構を介在させる構成
であってもよい。
【0015】また、駆動プーリー7の逆転防止は、モー
タ24を逆転させる場合に限定されない。モータ24と
針送りベルト8との間に設けられた中間ギアやフォーミ
ングプレート19とドライバプレート20を駆動するカ
ム26等を手動で逆転させたときにも行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動ホッチキスの針送り部分の要
部の断面図
【図2】針送り装置の分解斜視図
【図3】駆動プーリーの側面図
【図4】ステープル針の成形、打ち込み態様説明図
【図5】(a) (b) はそれぞれ従来の針送り装置の正転時
と逆転時の作動状態説明図
【符号の説明】
4 シート状ステープル 5 針送り装置 7 駆動プーリー 8 針送りベルト 11、13 爪 12 ラチェット 18 打ち出し部 24 モータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25C 5/16 B25C 5/15

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の真直状のステープル針をシート状
    に連結してなるシート状ステープルを積層収納したカー
    トリッジの下部に針送り装置を設け、針送り装置には針
    送りベルトを上記カートリッジの最下段のシート状ステ
    ープルに当接するように配置し、モータにより上記針送
    りベルトを作動させて上記カートリッジの最下段のシー
    ト状ステープルを針送りベルトの前方に設けられた打ち
    出し部に送り、打ち出し部でシート状ステープルの先頭
    のステープル針をコ字形に成形した後に上記モータで駆
    動されるドライバプレートで打ち出す電動ホッチキスに
    おいて、上記モータが逆転したときには、上記ドライバプレート
    をホームポジションに戻り作動させるとともに、針送り
    ベルトの駆動プーリ とモータとの間にワンウェイクラッ
    チを介装し、モータが逆転したときには針送りベルトを
    逆転させないようにしたことを特徴とする電動ホッチキ
    スにおける針送り装置の逆転防止機構。
  2. 【請求項2】 前記モータを逆転させることに代え、前
    記モータと針送りベルトとの間に設けられた中間ギア等
    を手動で逆転させたときにも前記針送りベルトを逆転さ
    せないようにした請求項1記載の電動ホッチキスにおけ
    る針送り装置の逆転防止機構。
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