JP3519373B2 - 積層体の製造方法 - Google Patents
積層体の製造方法Info
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Description
ノマー開環重合体水素添加物からなる熱可塑性飽和ノル
ボルネン系ポリマーと、他のオレフィン系樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ハロゲン化炭化水素系樹脂などとを共押出
加工やラミネート加工などにより積層する積層体の製造
方法に関する。本発明の積層体は、他の樹脂との共押出
加工やラミネート加工などにより、熱可塑性飽和ノルボ
ルネン系ポリマーの強度やガス透過性などが補われたも
のである。
炭素と水素だけからなり不飽和結合を持たない構造であ
るため、水との親和性が低く、水分を吸収、透過せず、
また、酸、アルカリ、その他の薬品や各種溶剤に対する
耐性が高いという特徴を持っている。その代表的なもの
がポリエチレンとポリプロピレンであり、溶融押出成形
によりシートやフィルム、筒や棒状に成形して広範な用
途に用いられている。しかしながら、これら従来の材料
は、耐熱性が十分ではなく、70〜80℃以下の比較的
低い温度で加熱変形してしまい、それ以上の温度では使
用できないという欠点があった。また、これらの材料
は、透明性が悪く、光学用途には使用できなかった。
ックレンズ等の光学用透明プラスチック成形材料とし
て、ポリカーボネート(PC)およびポリメチルメタク
リレート(PMMA)が主として用いられてきた。しか
しながら、PCは複屈折が大きく、また、PMMAは吸
水性が大きく、耐熱性も不十分であり、ますます高度化
する要求に応えることが困難となってきている。
体の水素添加物やノルボルネン系モノマーとエチレンと
の付加型ポリマーのような熱可塑性飽和ノルボルネン系
ポリマーが、光ディスク基板などの光学用プラスチック
成形材料として注目をあびてきている(特開昭60−2
6024号、特開昭64−24826号、特開昭60−
168708号、特開昭61−115912号、特開昭
61−120816号など)。
マーは、一種のポリオレフィン系ポリマーであり、他の
ポリオレフィン同様優れた耐水性、耐薬品性、耐溶剤性
を示し、かつ、ガラス転移温度100℃以上の高い耐熱
性を持つポリマーが合成可能で、さらに90%以上の全
光透過率を持った透明性に優れた材料である。
ン系ポリマーは、耐熱性を有するポリオレフィン材料と
して各種用途への使用が可能であるだけではなく、小さ
な複屈折と優れた透明性、耐水性、耐熱性を兼ね備えた
透明材料として、光学用途などへの展開が可能である。
ボルネン系ポリマーは、ポリエチレンやポリプロピレ
ン、PMMAに比べると脆く、シートやフィルム、棒状
に押出成形すると、割れるか折れ易く十分な強度のもの
が得られていない。また、しばしば、押出成形品の中に
泡状の欠陥が生じ、表面に条痕となってあらわれたり、
さらに強度を低下させるという問題点があった。
性、耐水性、強度等に優れた熱可塑性飽和ノルボルネン
系ポリマーと他の樹脂とを共押出加工などを行うことに
より、熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーの強度やガ
ス透過性などを更に補うことができる積層体の製造方法
を提供することにある。
鋭意研究した結果、揮発成分の含有量が0.3重量%以
下のノルボルネン系モノマー開環重合体水素添加物から
なる熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーと、他のオレ
フィン系樹脂、ポリエステル樹脂、及びハロゲン化炭化
水素系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一種の樹
脂とを積層する積層体の製造方法に想到した。このよう
な積層体は、共押出加工やラミネート加工などによって
得ることができる。本発明は、これらの知見に基づいて
完成するに至ったものである。
ば、(A)揮発成分の含有量が0.3重量%以下のノル
ボルネン系モノマー開環重合体水素添加物からなる熱可
塑性飽和ノルボルネン系ポリマーと、(B)他のオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル樹脂、及びハロゲン化炭化水
素系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一種の樹脂
とを積層する積層体の製造方法が提供される。
する。 (1)熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマー 本発明が対象とする成形用材料は、熱可塑性飽和ノルボ
ルネン系ポリマーであって、その具体例として下記に一
般式〔I〕で表される構造単位を有するポリマーを挙げ
ることができる。一般式〔I〕
素、炭化水素残基またはハロゲン、エステル、ニトリ
ル、ピリジルなどの極性基で、それぞれ同一または異な
っていてもよく、また、R1およびR2は、互いに環を
形成してもよい。nは、正の整数である。qは、0また
は正の整数である。〕
ポリマーは、単量体として、例えば、ノルボルネン、並
びにそのアルキルおよび/またはアルキリデン置換体、
例えば、5−メチル−2−ノルボルネン、5,6−ジメ
チル−2−ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボルネ
ン、5−ブチル−2−ノルボルネン、5−エチリデン−
2−ノルボルネン等;ジシクロペンタジエン、2,3−
ジヒドロジシクロペンタジエン、これらのメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル等のアルキル置換体、およびハロ
ゲン等の極性基置換体;ジメタノオクタヒドロナフタレ
ン、そのアルキルおよび、またはアルキリデン置換体、
およびハロゲン等の極性基置換体、例えば、6−メチル
−1,4:5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,
7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−エチル−
1,4:5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,
7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−エチリデ
ン−1,4:5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−クロ
ロ−1,4:5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−シア
ノ−1,4:5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−ピリ
ジル−1,4:5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−メト
キシカルボニル−1,4:5,8−ジメタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン
等;シクロペンタジエンの3〜4量体、例えば、4,
9:5,8−ジメタノ−3a,4,4a,5,8,8
a,9,9a−オクタヒドロ−1H−ベンゾンデン、
4,11:5,10:6,9−トリメタノ−3a,4,
4a,5,5a,6,9,9a,10,10a,11,
11a−ドデカヒドロ−1H−シクロペンタアントラセ
ン等を1種または2種以上使用し、公知の開環重合方法
により重合して得られる開環重合体を、通常の水素添加
方法により水素添加して製造される飽和ポリマーであ
る。
リマー)のガラス転移温度(Tg)を100℃以上とす
るには、これらのノルボルネン系モノマーの中でも4環
体また5環体のものを使用するか、これらを主成分と
し、2環体や3環体のモノマーと併用することが好まし
い。特に、複屈折の点では、4環体の低級アルキル置換
体またはアルケニル置換体を主成分とすることが好まし
い。
ーは、重合体〔I〕の製造過程で、分子量調節剤とし
て、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセンなどのα
−オレフィンを存在させたり、あるいはシクロプロペ
ン、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘプテン、
シクロオクテン、5,6−ジヒドロシクロペンタジエン
等のシクロオレフィンなどの他のモノマー成分を少量成
分として添加することにより、共重合したポリマーであ
っても構わない。
系ポリマーは、トルエンを溶剤とする高速液体クロマト
グラフィー(HLC)分析により測定した数平均分子量
(Mn)が50,000〜500,000、好ましく
は、60,000〜200,000、重量平均分子量
(Mw)が100,000〜2,000,000、好ま
しくは100,000〜1,000,000であって、
その分子量分布(Mw/Mn)が2.2以上であること
が好ましい。
押出成形してフィルムやシート、棒などを成形した場合
に、十分な強度をもつ成形品が得られない。逆に、この
範囲よりも大きいと成形性が悪くなり、押出成形しよう
としても粘度が高すぎるため成形が困難である。また、
適当な溶剤に溶解してキャストや紡糸しようとしても溶
剤に対する溶解性が不十分である。しかも、そのような
高分子量ポリマーは、合成反応を制御するのが難しく、
品質の安定した材料が得られないという不都合が生じ
る。
2以上であることが好ましく、より好ましくは2.4以
上、特に好ましくは2.8以上である。
の小さい、単分散に近いポリマーほど強度と成形性のバ
ランスに優れていて性能が良いとされている。しかしな
がら、本発明のように分子量の比較的大きなポリマーを
押出成形して、例えば、シートやフィルムにする場合、
溶融状態から冷却されて固まっていく過程において、単
分散の分子がある温度において一瞬に同時に固まるより
も、いろいろな分子量の分子が分子量の大きい方から順
番に段々と固まって行く場合の方が、応力が残留せず、
全体に平坦で奇麗な成形品が得られる。熱可塑性飽和ノ
ルボルネン系ポリマーでは、ポリマーが剛直であり、さ
らに耐熱性が高く成形温度が300℃近くのかなりの高
温になるため、この傾向が特に顕著である。このため、
本発明の目的のためには、分子量分布は2.2以上であ
ることが好ましく、より好ましくは2.4以上、特に好
ましくは2.8以上である。分子量分布が、この範囲よ
り小さい場合には、押出成形がしにくく、平滑性や光学
的特性などの良好な成形品が得難いという欠点がある。
したがって、成形性が改良される。一般的に、ポリカー
ボネートのように耐熱性が高く、剛性の高いポリマーで
は、溶融状態から急激に冷却されると、内部に歪みが生
じて、平坦な成形物が得られないという現象が起きやす
い。熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーでも同様のこ
とがある。例えば、押出機でTダイから押出して、シー
ト状に引き取る場合、ロールの温度を高くしてやらない
と平坦なシートが引けないという現象が起こる。Tgが
140℃程度のポリマーの場合、ロール温度を120〜
140℃に上げることにより、平坦に引くことができ
る。しかし、通常は、ロールの加熱は、水による場合が
多く、ロールの温度を最高でも90℃位までしか上げら
れないことが多い。
ルの温度を約140℃とポリマーのガラス転移温度付近
まで上げても、うまく成形できないが、2.2以上では
110〜130℃程度にロールの温度を上げることによ
り、平坦な成形物が成形可能となる。さらに、分子量分
布が2.8以上に広がると、ますます成形性が改良さ
れ、90〜100℃位のロール温度でも平坦で、内部歪
みのない成形物が可能となる。分子量分布の上限は、特
にないが、あまり大きくなりすぎると、Mnが大きく
て、溶融粘度の高い割りには充分な強度が得られないこ
と、およびそのようなポリマー自体の合成が難しくなる
ことから、概ね6.0以下が好ましい。
分布(Mw/Mn)を持った熱可塑性飽和ノルボルネン
系ポリマーは、合成反応において、例えば、触媒の使用
量を加減したり、重合温度を変えたり、分子量調節剤を
用いる場合にはその種類や量を加減したり、さらには、
モノマーをプロップで反応系に後添加したり、あるいは
分子量の小さいものと大きなものを別々に合成しておい
てこれらをブレンドして分子量分布を広げる等の方法に
より製造することができる。
飽和結合を水素添加反応により飽和させる場合には、耐
光劣化や耐候劣化性などの観点から、水素添加率を90
%以上、好ましくは95%以上、特に好ましくは99%
以上とする。
系ポリマーは、耐熱性および成形性の観点から、Tgが
100℃以上、好ましくは120〜200℃、さらに好
ましくは130〜180℃であることが望ましい。
法では0.5重量%以上の揮発成分を含むのが一般的で
ある。本発明の成形材料は、熱可塑性飽和ノルボルネン
系ポリマーの中に含まれる揮発成分が、0.3重量%以
下、好ましくは0.2重量%以下、さらに好ましくは
0.1重量%以下のものであることが望ましい。本発明
においては、示差熱重量測定装置(セイコー電子工業社
製TG/DTA200)を用いて、30℃から350℃
までの加熱減量を求め、その量を揮発成分の含有量とす
る。揮発成分の含有量が上記範囲より多いと、約250
〜350℃の温度で押出成形した場合に、揮発成分が成
形中に揮発し、発泡して成形品内部の欠陥になったり、
強度を低下させたり、あるいは表面に条痕となって現れ
たりする。
媒によるポリマー凝固法では、凝固を繰り返し実施する
方法がある。直接乾燥法では、250℃以上、30To
rr以下で、薄膜乾燥機や押出乾燥機を用いて乾燥する
ことが望ましい。また、予めポリマーの溶媒溶液を数十
%に濃縮した後に、直接乾燥することもできる。もちろ
ん、これらの方法に限定されるものではない。これらの
方法によって製造された熱可塑性飽和ノルボルネン系ポ
リマーは、実質的に非晶性であり、透明性、寸法安定
性、耐熱性、吸水性に優れ、透湿性がほとんど認められ
ない。
100重量部に対して、低揮発性の酸化防止剤を0.0
1〜5重量部の割合で配合すると、成形加工時のポリマ
ーの分解や着色を効果的に防止することができる。
圧が10−5Pa以下、特に好ましくは10−8Pa以
下の酸化防止剤が望ましい。蒸気圧が10−5Paより
高い酸化防止剤は、押出成形する場合に発泡したり、ま
た、高温にさらされたときに成形品の表面から酸化防止
剤が揮散するという問題が起こる。
例えば、次のようなものを挙げることができ、これらの
うちの一種または数種を組合せて用いてもよい。
6−ジ−t−ブチルフェノール、4−ヒドロキシメチル
−2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t
−ブチル−α−メトキシ−p−ジメチル−フェノール、
2,4−ジ−t−アミルフェノール、t−ブチル−m−
クレゾール、4−t−ブチルフェノール、スチレン化フ
ェノール、3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
ル、2,4−ジメチル−6−t−ブチルフェノール、オ
クタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート、3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジルフォスフォネート−ジエ
チルエステル、4,4′−ビスフェノール、4,4′−
ビス−(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、2,
2′−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,2′−メチレン−ビス−(4−メチ
ル−6−α−メチルシクロヘキシルフェノール)、4,
4′−メチレン−ビス−(2−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、4,4′−メチレン−ビス−(2,6−
ジ−t−ブチルフェノール)、1,1′−メチレン−ビ
ス−(2,6−ジ−t−ブチルナフトール)、4,4′
−ブチリデン−ビス−(2,6−ジ−t−ブチル−メタ
−クレゾール)、2,2′−チオ−ビス−(4−メチル
−6−t−ブチルフェノール)、ジ−o−クレゾールス
ルフィド、2,2′−チオ−ビス−(2−メチル−6−
t−ブチルフェノール)、4,4′−チオ−ビス(3−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−チオ
−ビス−(2,3−ジ−sec−アミルフェノール)、
1,1′−チオ−ビス−(2−ナフトール)、3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルエーテル、
1,6−ヘキサンジオール−ビス−〔3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4
−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−
1,3,5−トリアジン、2,2−チオ−ジエチレンビ
ス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕、2,2−チオビス(4−メ
チル−6−t−ブチルフェノール)、N,N′−ヘキサ
メチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シ−ヒドロシンナマミド)、ビス(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチル)カル
シウム、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン、トリエチレングリコール−ビス〔3−
(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕、1,3,5−トリメチル−2,
4,6,−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)ベンゼン、トリス−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレー
ト、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシジェニル)プロピオネ
ート〕等。
ロイル−p−アミノフェノール、ノルマルペラゴノイル
−p−アミノフェノール、ノルマルラウロイル−p−ア
ミノフェノール、ノルマルステアロイル−p−アミノフ
ェノール、2、6−ジ−t−ブチル−α−ジメチル、ア
ミノ−p−クレゾール等。
ン、2,5−ジ−t−アミルハイドロキノン、ハイドロ
キノンメチルエーテル、ハイドロキノンモノベンジルエ
ーテル等。
ェニル)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)フォ
スファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェ
ニル)−4,4′−ビフェニレンフォスファナイト、2
−エチルヘキシルオクチルフォスファイト等。
ボレート−ジ−o−トリルグアニジン塩、ニッケル−ジ
メチルジチオカーバメイト、ニッケル−ペンタメチレン
ンジチオカルバネート、メルカプトベンズイミダゾー
ル、2−メルカプトベンズイミダゾール亜鉛塩等。
化防止剤以外の添加剤として、本発明の目的を損なわな
い範囲で各種の帯電防止剤、滑材、界面活性剤、紫外線
吸収剤等を添加して用いてもよい。また、光学用材料以
外の用途に用いる場合には、必要に応じて、ガラス繊維
等のフィラー、染料、顔料等の添加剤を添加して用いて
もよい。
押出成形に適しているが、これに限定するものではな
い。押出成形では、溶融押出機を用い、熱可塑性飽和ノ
ルボルネン系ポリマーを250〜300℃程度に加熱
し、T型またはマニホール型のダイから押出し、各種ロ
ールで巻き取ることにより、シートやフィルムに成形加
工することができる。この場合、熱可塑性飽和ノルボル
ネン系ポリマーは、耐熱性が高く、剛性が高いことか
ら、ロールで急激に冷やすとポリカーボネート同様表面
が波うって平坦に成形できないため、1段目および2段
目の巻き取り・冷却ロールを、前述したとおり、分子量
分布(Mw/Mn)の値にしたがって、70〜140℃
程度の比較的高温にして、除冷するのが適当である。ま
た、シート状の成形物を、さらに一軸または二軸方向に
延伸して加工することも可能である。他に、カレンダー
ロールによる加工がある。
性をさらに補うために、ポリエチレンやポリプロピレン
等の他のオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト等のポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニルやポリ塩化ビ
ニリデン等のハロゲン化炭化水素系の樹脂等と共押出加
工やラミネート加工を行なうことが可能である。
押し出すことにより、棒状やファイバー状、チューブ状
に押出成形することができる。これらの押出成形品を、
ガラス転移温度以下の温度で延伸して、さらに細い棒や
チューブ状に加工することもできる。
等の放射線照射による架橋もできる。この場合、適当な
架橋剤を用いることが効果的である。架橋剤は、公知の
ものが使用でき、例えば、ジビニルベンゼン等のビニル
基を複数有するモノマー類;ジアリルフタレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート等の多官能アクリレート類;ト
リアリルイソシアヌレート等のイソシアヌレート類;液
状ポリブタジエン等の不飽和結合を複数有するポリマー
類が挙げられる。
押出成形以外に、次のような成形方法が可能である。熱
プレスにより、シート状に成形することができる。ま
た、熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーをベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤、シクロ
ヘキサン、メチルシクロヘキサン、デカリン等の脂環族
炭化水素系溶剤、クロロホルム、モノクロルベンゼン等
のハロゲン系溶剤に溶解し、これらの溶液を平板上にキ
ャスティングしたり、ロール上にキャスティングして、
成膜することが可能である。分子量の比較的大きなポリ
マーについては、上記溶剤溶液から糸状に紡ぐこともで
きる。分子量の比較的小さなポリマーは、通常の射出成
形の可能であるほか、回転成形など一般的な熱可塑性樹
脂の加工方法が適用可能である。
材料)は、非晶質であり、透明性に優れ、複屈折が小さ
いという特徴があるため、各種光学用材料として、特
に、光学記録媒体の基板材料として適している。
マーから得られた成形品は、その表面に、真空蒸着やス
パッタリング等の薄膜形成方法によって、金属、金属酸
化物、金属窒化物、金属硫化物、金属ハロゲン化物等
を、目的に応じ、単層または多層に成膜することができ
る。この際、真空中でかなりの高温にさらされることも
あるが、本発明によって得られた成形品は、揮発分が少
なく、アウトガスが少ないため、短時間でチェンバーを
所定の真空度に引くことができ、また、表面に「フク
レ」等の発生のない平坦な膜を成膜することができる。
は読み出し可能な記録薄膜を設けて記録媒体を製造する
ことができる。記録薄膜(記録層)を形成する記録材料
としては、公知の任意の希土類−遷移金属アモルファス
合金でよく、例えば、Tb−Fe系合金(特公昭57−
20691号)、Dy−Fe系合金(特公昭57−20
692号)、Cd−Tb−Fe系合金(特開昭56−1
26907号)、Cd−Tb−Dy−Fe系合金(特開
昭57−94948号)、Cd−Co系合金(特開昭5
4−121719号)、Tb−Fe−Co系等が挙げら
れる。これらの希土類−遷移金属アモルファス層は、蒸
着、スパッタリング、イオンプレーティング等の薄膜形
成方法で形成するのが好ましい。このアモルファス層の
厚さは、一般に500〜1500Åである。また、相変
化型記録材料を記録層としてもよく、例えば、Ge−T
e系、Sb−Te系、In−Sb系、Ge−Sb−Te
系、In−Sb−Te系等が挙げられる。これらの相変
化型の記録材料は、蒸着、スパッタリング、イオンプレ
ーティング等の方法で形成することが好ましい。このア
モルファス層の厚さは一般に500〜2000Åであ
る。
き、例えば、メチン・ポリメチン系(ジアニン:インド
ロニン型、チアゾール型等、クロコニウム類、スクアリ
リウム類)(特開昭58−1713696号);キノン
類;ナフトキノン類、アントラキノン類(特開昭59−
199291号、特開昭58−112793号);フタ
ロシアニン系(金属フタロシアニン類)(特開昭61−
235188、特開昭59−11292号);ジチオー
ル系(ジチオール金属錯体類)(特開昭57−1109
0号);その他、テトラヒドコリン類、ジオキサン類、
ジチアジン類、チアピリリウム類、ポリフィリン類(特
開昭58−197088、特開昭61−235188
号、特開昭59−78891号)等を挙げることができ
る。この有機色素系記録材料の成膜後の膜厚は、一般に
500〜5000Åである。
−Se、Te−C、TeO2、Sb−Se、Bl−Te
等や、バブル形成等の形状変化を用いて追記型記録カー
ド等にも利用できる。さらに、金、白金、アルミニウム
等を反射膜として用いることができる。
たり、記録層と本発明のポリマーからなる基板との間
に、保護層、反射層、誘電層を設けてもよい。これら保
護層等の層形成材料としては、例えば、CdS、ZnS
e、SiO2、Si、Si3N、Si3N4、AlN、
TiO2、TaO2、MgF2等の無機物、あるいは紫
外線硬化樹脂等の有機物を挙げることができる。さら
に、光カード等では他の材料を直接貼り合せて用いるこ
とがあり、その場合は、貼り合せ方法として、溶剤、ホ
ットメルト、UV硬化型接着剤等通常の接着剤の他に、
高周波、超音波接着方法が使用される。
材料は、自動車用、医療用等を含めた短距離情報伝送用
のプラスチック光ファイバーおよびそのコネクター類;
情報をピックアップするためのレンズ、プロジェクター
用のレンズ、メガネレンズ、スポーツ用ゴーグル、自動
車等のヘッドランプおよびテールランプのレンズおよび
カバー等のプラスチックレンズ;表面に透明導電膜を設
けたタッチ電極や液晶基板等、スクリーンや偏光フィル
ム、CRT用の防眩フィルター等の情報表示用の透明
板;耐湿性と絶縁性を生かして、電子デバイス等の絶縁
膜、耐湿コーティング;注射器、ピペット、薬品容器、
光学分析用の容器やフィルム等の医療用具;自動車用の
フロントガラス、オートバイの風防、航空機用窓材、住
宅用窓、透明シャッター、照明器具等の窓材および鏡;
ジュース、酒、炭酸飲料等の飲料容器、食品容器;包装
用フィルム、適当なフィラー、染料、顔料等を加えて溶
剤に溶かして耐湿塗料などの用途に有用である。
の用途としては、透明性膜を設けて、タッチ電極や液晶
基板等に使用可能である他、高周波回路基板、コンデン
サー用フィルム等の電子デバイス用材料としても有用で
ある。表面に記録薄膜を設けた光記録媒体としては、光
カード、光フロッピー、光テープ、その他コンピュータ
用の各種メモリ等の反射型および色素系の情報記録媒体
として有用である。
説明する。以下の例において、特に断りのない限り、部
および%は重量基準である。
トルエン90部、トリエチルアルミニウム0.5部、ト
リエチルアミン1.4部、および1−ヘキセン0.08
部を入れた。温度を20℃に保ちながら、エチルテトラ
シクロドデセン(ETD)30部、および四塩化チタン
0.17部を1時間にわたって連続的に反応系に添加
し、重合反応を行なった。ETDと四塩化チタンの全量
を添加後、1時間反応を行なった。次いで、イソプロピ
ルアルコール/アンモニア水(0.5部/0.5部)混
合溶液を添加して反応を停止した後、反応生成物を50
0部のイソプロピルアルコール中に注ぎ、凝固した。凝
固した重合体を60℃で10時間、真空乾燥し、開環重
合体25.5部を得た。
し、200リットルオートクレーブ中にパラジウム/カ
ーボン触媒(担持量:5%)0.6部を加え、水素圧7
0kg/cm2、温度140℃で4時間、水素添加反応
を行なった。
ロピルアルコール600部中に注ぎ、凝固を行なった。
間、真空乾燥した後、シクロヘキサンに再溶解して10
%の溶液とした。イソプロピルアルコール600部中に
注ぎ、再度凝固した。前記と同様にして乾燥・凝固をも
う一度行なった後、各々得られた水素添加物を90℃で
48時間、真空乾燥し、水素添加物22.6部を得た。
収率は75%であった。
クトル分析によると、99%以上であった。また、トル
エンを溶剤に用いた高速液体クロマトグラフィー(HL
C)分析(東ソー社製、HLC802Lにより、TSK
gelG5000H−G4000Hをカラムとして、温
度38℃、流量1.0ml/分で測定)で分子量(ポリ
スチレン換算)を測定した結果、数平均分子量(Mn)
7.0×104、重量平均分子量(Mw)17.5×1
04、分子量分布(Mw/Mn)2.5であった。DS
C分析によりガラス転移温度(Tg)を測定し、揮発分
量を熱重量分析(TGA)により、窒素雰囲気下、昇温
速度10℃/分で30℃から350℃までの加熱減量と
して測定したところ、Tgは142℃で、揮発分は0.
08%であった。
に対して、酸化防止剤として、1,3,5−トリメチル
−2,4,6−トリス(3,5−ターシャリーブチル−
4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン(チバガイギー社
製、商標名イルガノックス1330、蒸気圧1.3×1
0−12Pa)を0.2部加え、ヘンシェルミキサーで
混合後、押出機を用いて230℃でペレットを作成し
た。
樹脂温度を280℃に昇温加熱して溶融し、T型ダイか
ら押出成形して、幅20cm、厚さ100μmのフィル
ムを得た。この際、引き取りロールの温度は、1段目1
30℃、2段目121℃であった。
面に条痕はなく、内部の発泡もみられず、透明で欠陥の
ないフィルムが得られた。引張り強さを測定したところ
900kg/cm2の強度であった。また、このフィル
ムを、偏光軸を互いに直行させた2枚の偏光板の間に挟
んで回転させて観察したところ、明るく見える部分はな
く、複屈折はなかった。さらに、このフィルムをエアー
オーブン中で110℃で48時間加熱したが、着色はな
かった。
等に優れた熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーと他の
樹脂とを共押出加工などを行うことにより、熱可塑性飽
和ノルボルネン系ポリマーの強度やガス透過性などを更
に補うことができる積層体が提供される。本発明の積層
体は、前記した各種用途、例えば、包装用フィルムや容
器などとして好適である。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)揮発成分の含有量が0.3重量%
以下のノルボルネン系モノマー開環重合体水素添加物か
らなる熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーと、(B)
他のオレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、及びハロゲ
ン化炭化水素系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも
一種の樹脂とを積層する積層体の製造方法。 - 【請求項2】 熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマー
が、揮発成分の含有量が0.1重量%以下のノルボルネ
ン系モノマー開環重合体水素添加物からなるものである
請求項1記載の積層体の製造方法。 - 【請求項3】 共押出加工またはラミネート加工により
積層する請求項1または2に記載の積層体の製造方法。 - 【請求項4】 熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーの
シートまたはフィルムへの押出成形加工の際に、共押出
加工により積層する請求項3記載の積層体の製造方法。
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-
2001
- 2001-02-13 JP JP2001035136A patent/JP3519373B2/ja not_active Expired - Fee Related
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