JP3519225B2 - 制御棒操作監視装置 - Google Patents
制御棒操作監視装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉内の制御棒
位置を制御して原子炉出力を調整する機能と、制御棒の
位置を検出して表示する機能と各機能を保守する機能を
有する制御棒操作監視装置に関する。 【0002】 【従来の技術】原子炉内には多数(約200本)の制御
棒が配置されており、この制御棒を挿入または引抜き操
作して原子炉出力を上昇または下降させる。また、各制
御棒の位置により炉心状態を常時監視して炉内の健全性
を確認しながら運転をする。 【0003】この種の制御棒操作および制御棒位置監視
を行う従来の制御棒操作監視装置をBWR(沸騰水型)
原子力発電所を例に取り図9乃至図11を参照しながら
説明する。 【0004】図9において、原子炉1内には、複数の制
御棒2が配置されており、各制御棒2に対応してCRD
(Control Rod Drive)水圧駆動機構
3が配管上に設置されている。CRD水圧駆動機構3
は、1制御棒当たり4つの方向制御弁4a〜4dを適宜
開閉動作することにより、制御棒2を挿入方向または引
抜き方向に操作し、原子炉内の反応度を制御する。かか
る方向制御弁4a〜4dは、制御棒操作監視装置100
の現場駆動部9からの指令信号によって制御される。 【0005】制御棒操作監視装置100は、大別して制
御棒操作コントローラ8と現場駆動部9と現場位置検出
部11と位置監視コントローラ12とからなっている。 【0006】ここで、制御棒操作コントローラ8は、原
子炉制御盤5に接続すると共に、監視装置14に接続し
ており、現場駆動部9は各CRD水圧駆動機構3を駆動
する各方向制御弁4a〜4dに接続している。また、現
場位置検出部11は、位置検出器10に接続し、位置監
視コントローラ12は原子炉制御盤5へ接続している。 【0007】具体的に説明すると、原子炉制御盤5上の
制御棒選択SW6および挿入/引抜きSW7から操作員
が操作すると、制御棒選択SW6からの制御棒選択SW
信号oは通常制御棒選択部8aへ入力されて、選択制御
棒アドレスa11が算出される。また、制御棒挿入/引
抜きSW信号pが挿入/引抜きインタロック部8bが入
力される一方、原子炉1内の反応度を監視する監視装置
14からの引抜き許可信号lおよび原子炉制御盤5上の
原子炉モードSW13からの原子炉モード信号M(m
1,m2,m3)が挿入/引抜きインタロック部8bへ
入力されて、挿入指令信号a2または引抜き指令信号a
3が生成される。 【0008】原子炉モード信号MはモードSW位置によ
り、燃料交換モードはm1=1、起動モード時はm2=
1、運転モード時はm3=1となる信号である。また、
制御棒アドレス信号a1と挿入指令信号a2または引抜
き指令信号a3が駆動指令出力部8cから駆動指令信号
A(a1,a2,a3)として現場駆動部9へ出力され
る。 【0009】ここで、駆動指令信号Aを(a11,1,
0)とすると、現場駆動部9内の選択制御棒アドレスa
11に対応した基板9aiから挿入指令信号a2が1、
すなわち、挿入方向に制御棒2を制御するように、4弁
ある方向制御弁の内4b,4cを励磁して開操作し、C
RD水圧駆動機構3を押し上げる方向、すなわち、制御
棒2を挿入する側に駆動する。 【0010】一方、CRD水圧駆動機構3の位置に応じ
て、図10に示すように位置検出器10内に一定間隔に
設置された接点S00,S01・・・のうちの1つが動
作することによって制御棒2の位置が検出できるように
接点信号Bが出力される。 【0011】すなわち、図11に示すように位置検出器
10内の複数の接点からの接点信号B(H1,H2,H
4,H8,H16,V1,V2,V4,V8,V16,
V32)は、水平軸(H軸)5ビット、垂直軸(V軸)
6ビット計11ビットのマトリクスで構成されてる11
芯のケーブルで入力され、1つの接点が動作すると、1
1芯のケーブルの内でH軸とV軸が各1ビットがON
し、制御棒操作監視装置100の位置監視側の各制御機
器により位置が表示される。すなわち、各位置検出器1
0からの接点信号Bが、現場位置検出部11内の各制御
棒2に対応する各位置検出基板11aiに入力され、伝
送部11bを経由して中操の位置監視コントローラ12
の伝送部12aへ送信され、信号変換部12bにて操作
員またはプロセス計算機等が判断できる制御棒位置情報
nに変換されて、原子炉制御盤5上の表示装置およびプ
ロセス計算機等の他装置へ出力される。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】ところで、図9乃至図
11で説明した従来の制御棒操作監視装置100は、C
RD水圧駆動機構3および方向制御弁4a〜4dの設備
点検を実施した場合、次のような問題があった。 【0013】即ち、CRD水圧駆動機構3および方向制
御弁4a〜4dの設備点検を実施した場合、CRDエア
ベント操作と称する制御棒2の挿入/引抜き操作を各制
御棒2毎に複数回実施する必要がある。これは、点検の
作業のために水圧駆動水配管内の水圧を一度減圧するの
で、水圧駆動水配管内に空気が残留していることがあ
る。水圧駆動水配管内に空気が残留していると、空気が
圧縮されて水圧の伝搬速度が遅くなり、制御棒を駆動す
る時間が安定しなので、挿入/引抜き操作を繰り返して
駆動水内の残留空気を排出する必要がある。この場合、
従来装置では制御棒を1本しか操作できないインタロッ
クとなっており、約200本の制御棒に対応したCRD
水圧駆動機構3のエアベント操作を順次1本ずつ実施し
ていた。ところが、制御棒のフルストローク挿入および
引抜き操作の所要時間が約2分要し、エアが完全に排出
されるまで数回実施する必要があるので、所要時間は1
0時間以上にも及んでいた。この間、操作員が挿入/引
抜きSW7を継続して操作する負担も大変で、しかも、
定検期間の短縮の障害となっていた。 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】以上述べたように、近年、原子力発電プラ
ント設備の稼働率を向上させて、プラントトータルのラ
ンニングコストを低減させる目的で、点検のための運転
中止期間を短縮する必要が高まっているが、現状はこの
停止期間が最低でも約2か月程度必要である。特に、従
来の制御棒操作監視装置は、制御棒の本数に対応して現
場駆動部および現場位置検出部内に多数の基板等を有し
ており、検査物量が多いために、定検期間短縮による経
済性の向上を図るためには本装置の点検時間を短縮させ
る必要がある。 【0020】そこで、本発明は、CRD水圧駆動機構お
よび方向制御弁の設備点検を実施する際に要する時間を
短縮できるようにした制御棒操作監視装置を提供するこ
とを目的とする。 【0021】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、制御
棒選択SW情報及び原子炉モード信号・許可信号に少な
くとも基づいて操作対象の1本の制御棒を駆動させるた
めの駆動指令信号または操作対象の複数本の制御棒を駆
動させるための複数駆動指令信号のいずれかを出力する
制御棒操作コントローラと、前記駆動指令信号または前
記複数駆動指令信号によって制御弁を駆動させ前記操作
対象の1本または複数本の制御棒を挿入または引抜きさ
せる水圧駆動機構を作動させる現場駆動部と、各制御棒
の各位置検出器から位置を特定する接点信号を入力する
各制御棒に対応して設ける位置検出基板とこの位置検出
基板によって各接点信号を各位置信号に変換して伝送す
る伝送部とを有する現場位置検出部と、前記各位置信号
を受信して各制御棒位置情報へ変換して制御盤へ出力す
る位置監視コントローラとを具備する制御棒操作監視装
置であって、前記制御棒操作コントローラは、前記制御
盤から操作された前記制御棒選択SW情報から対応する
制御棒アドレスを算出する通常制御棒選択部と、前記算
出された制御棒アドレスと制御棒の挿入または引抜き信
号とから1本の制御棒を駆動するための前記駆動指令信
号を生成する駆動指令出力部と、前記制御盤から操作さ
れた前記制御棒選択SW情報から当該選択された制御棒
を含む複数制御棒を選択する複数選択情報を生成する複
数制御棒選択部と、前記複数選択情報と制御棒の挿入ま
たは引抜き信号とから複数本の制御棒を駆動するための
前記複数駆動指令信号を出力する複数駆動指令出力部
と、前記駆動指令信号を入力して前記現場駆動部へ出力
する一方、前記原子炉モード信号が燃料交換モードで、
かつ、前記許可信号がONのときに、前記駆動指令信号
から前記複数駆動指令信号へ切替えて前記現場駆動部へ
出力する切替手段とを設けるようにしたものである。こ
のように手段によれば、定検時等の水圧駆動機構のエア
ベントのとき、同時に複数の制御棒の操作が可能となる
ので、エアベントの作業時間を短縮することができ、ま
た、原子炉モードが燃料交換モードで、かつ、切替許可
が入力しているときに限り、同時に複数の制御棒を駆動
可能となり、プラント運転中、原子炉モードが起動また
は運転モード時に誤って複数の制御棒を同時駆動するお
それがなく、原子炉出力を安全に制御することができ
る。 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】 【0028】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 【0029】図1は、本発明の第1実施の形態を示す制
御棒操作コントローラの構成図であって、制御棒操作監
視装置100の全体構成は、図9とほぼ同様である。 【0030】図1において、従来例を示す図9と同一符
号は、同一部分または相当部分を示し、図1は図9の制
御棒操作コントローラ8A内に複数制御棒選択部8dと
複数駆動指令出力部8eと切替手段20と論理積演算手
段21と許可信号入切手段22とを追設し、原子炉モー
ド信号Mが燃料交換モードで、かつ、許可信号入切手段
22から許可信号が入力しているときに、1本の制御棒
を操作可能とする駆動指令信号Aから駆動指令信号Dへ
切替えて4本の制御棒に対応する各CRD水圧駆動機構
3を駆動可能としたことに特徴を有する。 【0031】ここで、複数制御棒選択部8dは、制御棒
選択SW情報から当該選択された制御棒を含む複数制御
棒を選択する複数選択情報を生成する。複数駆動指令出
力部8eは、複数選択情報と制御棒の挿入または引抜き
信号とから複数駆動指令信号を出力する。論理積演算手
段21は、原子炉モード信号Mが燃料モードで、かつ、
許可信号が入力すると切替手段20を他方側20aへ切
替える。許可信号入切手段22は、入操作によって許可
信号を論理積演算手段21へ入力する。 【0032】次に、本発明の第1実施の形態の作用を説
明する。 【0033】次に、プラントが停止中で、原子炉モード
SWが燃料交換モードの位置あり、CRDエアベントの
ための制御棒操作を実施する場合について説明する。 【0034】まず、操作員が原子炉制御盤5上の制御棒
選択SW6の内、任意の1本の制御棒を選択すると、制
御棒選択SW信号oが制御棒操作コントローラ8A内に
入力される。制御棒操作コントローラ8A内では、制御
棒選択SW信号oが通常制御棒選択部8aおよび複数制
御棒選択部8dへ入力されて、各々制御棒アドレスa1
1および制御棒アドレスcを生成する。ここで、制御棒
アドレスcは、選択された制御棒アドレスa11を含む
4本の制御棒グループの制御棒アドレスが指定された信
号であり、制御棒アドレス(a11,a12,a13,
a14)で表わされる。 【0035】続いて、制御棒アドレスa11が駆動指令
出力部8cへ入力され、駆動指令信号Aが生成され、制
御棒アドレスc(a11,a12,a13,a14)
が、複数駆動指令出力部8eへ入力され、複数駆動指令
信号Dが生成される。そして、駆動指令信号Aが切替手
段20の一方側20aへ入力され、複数駆動指令信号D
が切替手段20の他方側20bへ入力され、切替手段2
0によって、いずれか一方へ切替えられ駆動指令信号
A’が出力される。 【0036】切替手段20は、常時、駆動指令信号Aを
選択する構成としているが、CRDエアベント時、許可
信号入切手段22を入操作し、原子炉モード信号Mがm
=1、すなわち、燃料交換モードのときには、論理積演
算手段21によって論理積条件が成立して、切替手段2
0が他方側20bへ切替えられ、複数駆動指令信号Dが
制御棒操作コントローラ8Aからの駆動指令信号A’と
して現場駆動部9へ出力する。 【0037】現場駆動部9内では、駆動指令信号A’
(a11,a12,a13,a14,a2,a3)であ
る制御棒アドレス信号a11から制御棒アドレス信号a
14の4本の制御棒2に対応する基板9a1から基板9
a14から各制御棒に対応する方向制御弁4a〜4dを
励磁する。このとき駆動指令信号a2が1のときには制
御棒2を挿入側、駆動指令信号a3が1のときには制御
棒2を引抜き側へ駆動させる。これによって、通常1本
の制御棒2のみ操作可能のものが定検後のCRD水圧駆
動機構3の保守のとき、同時に4本の制御棒2が操作可
能となる。 【0038】次に、プラント運転中、原子炉モードSW
13の位置が運転位置である場合について説明する。 【0039】操作員が制御棒選択SW6により任意の制
御棒を選択して挿入または引抜き駆動を行う場合、前述
のように、制御棒操作コントローラ8A内では、駆動指
令信号Aと複数駆動指令信号Dとが生成される。この場
合、原子炉モード信号Mがm=3、すなわち、運転モー
ドのとき、許可信号入切手段22をONとして許可側へ
切替えても論理積演算手段21によって、論理積条件が
成立しない。このため切替手段20は駆動指令信号A側
を選択する。従って、現場駆動部9では、駆動指令信号
Aの制御棒アドレス信号a11に対応する基板9a11
から対応する制御棒1本の方向制御弁4a〜4dを励磁
して駆動する。 【0040】このように本発明の第1実施の形態によれ
ば、定検時のCRDエアベントで、同時に4本の制御棒
の操作が可能となるので、制御棒操作時間を短縮するこ
とができる。また、原子炉モードSW13の位置が燃料
交換モードのときで、かつ、切替許可が入力していると
きに、同時に4本の制御棒を駆動可能な構成としたの
で、プラント運転中、原子炉モードSW13が起動また
は運転モード時に誤って複数の制御棒を同時駆動するこ
とが無いので、原子炉出力を安全に制御することができ
る。 【0041】図2は、本発明の第2実施の形態を示す制
御棒操作コントローラの構成図であって、他の構成は、
図9とほぼ同様である。 【0042】図2において、従来技術を示す図9の制御
棒操作監視装置100の制御棒操作コントローラ8と同
一符号は、同一部分または相当部分を示し、制御棒操作
コントローラ8Bは、切替手段23と論理積演算手段2
4とを追設し、外部に模擬モード信号発生部15と許可
信号入切手段25とを接続して、原子炉モード信号が燃
料交換モードで、かつ、許可信号入切手段25からの許
可信号がONのときにのみ原子炉モード信号Mから模擬
モード信号M1へ切替えて挿入/引抜きインタロック部
8bへ出力して挿入/引抜きインタロック部8bのイン
タロックの確認ができるようにした点に特徴を有する。 【0043】ここで、模擬モード信号発生部15は、模
擬するための原子炉モード信号Mを出力する。切替手段
23は、原子炉モード信号Mを挿入/引抜きインタロッ
ク部8bへ出力する一方、原子炉モード信号Mが燃料交
換モードで、かつ、許可信号がONのときにのみ原子炉
モード信号Mから模擬原子炉モード信号へ切替えて挿入
/引抜きインタロック部8bへ出力するように切替え
る。論理積演算手段24は、許可信号と原子炉モード信
号Mとの論理積条件の成立によって切替手段23を模擬
側23bへ切替える信号を出力する。許可信号入切手段
25は、入操作によって許可信号を出力する。 【0044】次に、プラントが停止中で、原子炉モード
信号Mが燃料交換モードとして、制御棒操作コントロー
ラ8Bのインタロック確認を実施する場合について説明
する。 【0045】まず、原子炉制御盤5上の原子炉モードS
W13は燃料交換位置である。このとき、他のモード位
置でのインタロック確認を行う場合、試験員が許可信号
入切手段25をONとすると、このON信号と原子炉モ
ード信号Mはm=1、すなわち、燃料交換モードとが論
理積演算手段24へ入力され論理積条件が成立される。
これによって、切替手段23が運転側23aから模擬側
23bへ切替えられ、許可信号入切手段25からの模擬
するための原子炉モード信号M’が挿入/引抜きインタ
ロック部8bへ入力される。 【0046】次に、プラントが運転中で、原子炉モード
SW13の位置が運転位置である場合について説明す
る。 【0047】原子炉モードSW13の位置が運転位置に
あるときには、原子炉モード信号Mがm3=1である。
この場合に許可信号入切手段25をONとしても、原子
炉モード信号Mの燃料交換モードはOFFであり、論理
積演算手段24では、論理積条件が不成立で切替手段2
3では、運転側23aが選択された状態が維持される。 【0048】このように、本発明の第2実施の形態によ
れば、模擬モード信号発生部15からインタロック確認
試験ができるように構成したので、他の制御装置の試験
状況により原子炉モードSW13の位置が変更できるよ
うになるまでの待ち時間が無くなる。また、許可信号入
切手段25のON信号と燃料交換モードとの論理積条件
の成立によって模擬モード信号発生部15からの模擬の
ための原子炉モード信号Mを使用するように構成したの
で、プラント運転中に誤って模擬モード信号発生部15
からの原子炉モード信号Mが選択されるおそれはない。 【0049】図3は、本発明の第3実施の形態を示す制
御棒操作監視装置の部分構成図である。 【0050】図3において、従来例を示す図9と同一符
号は、同一部分または相当部分を示し、図3において
は、現場位置検出部11と位置検出器10との間に切替
部26を設けて、各位置検出器10からの接点信号Bと
模擬制御棒位置発生部16からの模擬接点信号B’とを
切替え位置検出基板11aiの健全性を確認できる点に
特徴を有する。 【0051】ここで、切替部26は、各制御棒の位置を
接点によって特定する実際の制御棒の接点信号を入力し
て現場位置検出部11の各位置検出基板へ出力する一
方、模擬時に制御棒模擬位置信号へ切替えて現場位置検
出部11の対応する位置検出基板へ出力する。模擬制御
棒位置発生部16は、現場位置検出部11の各制御棒に
対応する位置検出基板11aiの健全性を確認するため
の接点信号により構成される制御棒模擬位置信号を出力
する。 【0052】次に、プラントが停止中で、制御棒が全挿
入中に現場位置検出部11の位置検出基板11aiの健
全性を確認するために、制御棒位置信号を変化させる場
合について説明する。 【0053】まず、切替部26では、各切替手段27
A,27B・・・・が運転側27Aa,27Ba・・・
・となっている。ここで、例えば、切替手段27Aが模
擬側27Abへ切替えられると位置検出器10からの接
点信号Bから模擬制御棒位置発生部16からの模擬接点
信号B’へ切替えられる。これによって、位置検出基板
11a1へ模擬接点信号B’が入力され、位置検出基板
11a1の健全性が確認できる。また、切替手段27B
が模擬側27Bbへ切替えられると位置検出器10から
の接点信号Bから模擬制御棒位置発生部16からの模擬
接点信号B’へ切替えられ、順次位置検出基板11ai
の健全性が確認できる。 【0054】このように、本発明の第3実施の形態によ
れば、プラント運転中であっても、位置検出基板11a
iの健全性を確認したい場合は、位置検出基板11ai
に対応する切替部26の切替手段27をON操作すれ
ば、模擬制御棒位置発生部16からの模擬接点信号B’
を位置検出基板11aiへ入力することができ、模擬制
御棒位置発生部16から位置検出基板11aiへコネク
タのつなぎ替え等をすることなく、位置検出基板11a
iへ入力し、基板の健全性を確認できるようにしたの
で、基板の健全性確認のための所要時間が短縮できる。 【0055】図4は、本発明の第4実施の形態を示す制
御棒操作監視装置の部分構成図である。 【0056】図4において、第3実施の形態を示す図3
と同一符号は、同一部分または相当部分を示し、図4に
おいては、切替部26の代わりに切替部26Aを設け、
模擬制御棒位置発生部16の代わりに模擬制御棒位置発
生部16Aを設け、人手を介することなく、現場位置検
出部11の位置検出基板11aiへの接点信号Bを模擬
接点信号B’へ順次切替えて対応する位置検出基板11
aiの健全性を確認するようにした点に特徴を有する。 【0057】ここで、切替部26Aは、各位置検出基板
11aiに対応してそれぞれ切替手段31iと自己と同
じアドレス情報が入力したことを認識して切替信号を出
力する。模擬制御棒位置発生部16Aは、所定の順序で
順次制御棒のアドレス情報と該当する模擬位置接点信号
とを制御棒模擬位置信号として出力する手段とアドレス
情報を含む同期信号をタイミングで発生するとを有す
る。 【0058】次に、現場位置検出部11の位置検出基板
11a1への模擬制御棒位置発生部16Aから模擬接点
信号B’を入力して健全性を確認する場合について説明
する。 【0059】模擬制御棒位置発生部16Aは、まず、制
御棒アドレスbiを制御棒アドレスb1に設定し、同期
パルスg0を1パルスだけONした後、位置模擬接点を
S00から順次S01,S02・・・・と1接点ずつO
Nさせる。これによって、制御棒アドレス認識部30b
iの内、i=1、すなわち、制御棒アドレス認識部30
b1が指定されたことが認識される。そして、同期パル
スg0の立ち下がりが入力されると、切替手段31a1
をONさせる。これにより、現場位置検出部11aへ模
擬接点信号B’が入力される。 【0060】次に、現場位置検出部11の現場位置検出
基板11a2へ模擬接点信号B’を入力する場合につい
て説明すると、模擬制御棒位置発生部16Aは、現場位
置検出基板11a1への入力において、模擬接点信号
B’が最終の模擬接点信号S48まで1接点ずつONし
終わると、制御棒アドレスbi=2とし同期パルスg0
を発する。従って、同期信号Gは(g0,b2)とな
る。これによって、制御棒アドレス認識部30biの内
で制御棒アドレス認識部30b1は、制御棒アドレスb
1から制御棒アドレスb2と変化し自分のアドレスと不
一致となると、切替手段31aをOFFとすると一方、
制御棒アドレス認識部30b2は、自分のアドレスと一
致する。これによって、同期パルスg0の立ち下がりを
検出した時点で切替手段31bをONさせる。これによ
り、現場位置検出部11a2への模擬接点信号B’の入
力が可能となる。 【0061】このように、本発明の第4実施の形態によ
れば、模擬制御棒位置発生部16Aからの模擬接点信号
B’を入力するためのコネクタのつなぎ替えを不要とす
ると共に、模擬接点信号B’のON/OFF操作および
各位置検出基板11ai毎に設けた切替手段31iのO
N/OFF操作を人手を介することなく順次実行するの
で、基板の健全性確認のための所要時間が更に短縮でき
る。 【0062】図5は、本発明の第5実施の形態を示す制
御棒操作監視装置の構成図である。 【0063】図5において、従来例を示す図9と同一符
号は、同一部分または相当部分を示し、図5において
は、制御棒操作監視装置100に保守コントローラ17
と表示装置18を追設し、故障発生時に故障原因の特定
をする点に特徴を有する。 【0064】ここで、保守コントローラ17は、制御棒
操作コントローラ8および位置監視コントローラ12に
関連する故障情報や運転情報に基づいて、発生事象指定
情報を作成し、調査項目データベース17aを参照して
該当する調査項目リストを抽出して、抽出された調査項
目リストから故障要因を推定して外部へ出力する故障要
因推定部17bとを有する。表示装置18は、調査項目
リストkに関する調査結果を表示する一方、操作員との
対話入力gi入力する。 【0065】次に、本発明の第5実施の形態の作用を図
6を参照しながら説明すると、制御棒操作コントローラ
8関係の基板の故障事象が発生した場合、制御棒操作コ
ントローラ8からの情報E(ei)が故障要因推定部1
7b内の発生事象指定部17cへ入力される。そして、
発生事象指定部17cから発生事象指定jが調査項目デ
ータベース17aへ出力される。調査項目データベース
17aは、発生事象指定jを受け取ると、発生事象に対
応した調査項目リストkを調査項目入力部dへ出力す
る。 【0066】調査項目入力部17dは入力された調査項
目リストkを表示装置18へ出力して表示すると同時
に、調査項目リストkに関する調査結果を表示装置18
から操作員との対話入力giによって入力する。同様
に、制御棒位置監視コントローラ12関係の基板の故障
fiが発生した場合、故障要因推定部17b内の発生事
象指定部17cから発生事象指定jが調査項目データベ
ース17aへ出力され、調査項目データベース17aか
ら発生事象に対応した調査項目リストkが、調査項目入
力部17dへ入力される。 【0067】このように本発明の第5実施の形態によれ
ば、装置故障発生時に、発生事象に対応した調査項目が
表示されるので、必要な調査が即座に実施できるので、
故障原因の特定と復旧までの時間が短縮できる。 【0068】図7は、本発明の第6実施の形態を示す制
御棒操作監視装置に備える保守コントローラの構成図で
ある。 【0069】図7において、本発明の第5実施の形態を
示す図5と同一符号は、同一部分または相当部分を示
し、図7においては、保守コントローラ17A内に測定
データ格納エリア17eと判定値データベース17fと
点検周期データベース17gと第1評価部17jを有す
る点検項目抽出部17hと第2評価部17kとを設け
て、点検項目についての測定データの評価をする点に特
徴を有する。 【0070】ここで、測定データ格納エリア17eは定
検毎の基板入出力特性等の測定データを格納する。判定
値データベース17fは基板等の測定データの良否を判
定するためのデータベースである。 【0071】点検周期データベース17gは基板等の点
検周期を格納している。点検項目抽出部17hは対話入
力giの要求により、測定データ格納エリア17eから
の測定データuiと判定値データベース17fから測定
データuiに対応した判定値viを第1評価部17jへ
入力し、判定値viに対して測定データu1に余裕が少
ない場合、点検周期データベース17gからの点検項目
wに対して、点検項目を追加後、点検項目1として表示
装置へ表示する。 【0072】第2評価部17kでは、前回、前々回の測
定データuiを入力して、特性変化状況を調査すると共
に、判定値データベース17fから長期的特性変化の判
定値viを入力して、判定値に対して余裕が少ない場合
には、点検周期に関係なく、点検項目wに追加する。第
2評価部17kは、今回測定データu1と、測定項目に
対応した判定値v1とを入力して、試験結果のデータ整
理および評価を行い、その評価結果を評価データqとし
て表示装置18へ表示する。 【0073】次に、本発明の第6実施の形態の作用を説
明すると、まず、今回点検時の点検を表示装置18に表
示した点検項目1に従って実施し、測定データを表示装
置18から対話入力giによって測定データ格納エリア
17eに格納する。次回点検時の点検項目を抽出する必
要があると、点検項目抽出部17hへ対話入力giが入
力される。 【0074】点検項目抽出部17hでは、対話入力gi
を受け取ると、点検周期データベース17gから、次回
点検時の点検項目wを抽出すると同時に、測定データ格
納エリア17eから今回測定データu1と、測定データ
u1に対応する判定値v1として点検今回の測定データ
u1とを入力する。そして、測定データu1が、判定v
1に対して余裕が少ない場合には、点検周期に関係なく
点検項目wに対して、監視を強化するための点検項目を
追加後、点検項目1として、表示装置18へ表示する。 【0075】一方、今回測定データu1を整理し、判定
値v1との比較により、良否判定した結果を評価データ
qとして、表示装置18へ表示する。 【0076】次に、同一機器に関する特性変化状況から
点検項目を抽出する場合について説明する。 【0077】対話入力giからの要求を点検項目抽出部
17hで受け取ると、測定データ格納エリア17eか
ら、同一機器の過去の測定データuiを入力し、特性変
化状況を調査する一方、判定値データベース17fか
ら、特性変化に関する判定viを入力する。特性変化傾
向が判定viに対して余裕が少ない場合、点検周期に関
係なく、点検項目1として追加する。 【0078】このように本発明の第6実施の形態によれ
ば、対話入力に応じた点検項目に対して、測定データか
ら監視のために必要な点検項目が付加されて表示される
ので、必要な点検項目が漏れなく抽出できると同時に、
保守点検計画が早急に立案できる。 【0079】図8は、本発明の第7実施の形態を示す制
御棒操作監視装置に備える保守コントローラの構成図で
ある。 【0080】図8において、本発明の第5実施の形態を
示す図5と同一符号は、同一部分または相当部分を示
し、図8においては、保守コントローラ17B内に、交
換実績データ格納エリア17mと定期点検データベース
17nと時間計測部17pと判定部17qとを設けて、
交換が必要な部品をメッセージで出力する点に特徴を有
する。 【0081】ここで、交換実績データ格納エリア17m
は、部品の交換実績データを格納する。定期点検データ
ベース17nは、定期的に交換を要する部品を記述す
る。時間計測部17pは、稼働時間を計測する。判定部
17qは、定期点検データベース17nの各部品につい
て交換実績データ格納エリア17mの該当する部品の交
換実績データと時間計測部17pの稼働時間とに基づい
て交換の要否を判定して、交換要のときメッセージを出
力する。 【0082】次に、定期的交換が必要な電気品が、定期
的に交換実施される場合について説明する。 【0083】稼働開始時点では、各電気部品が交換を必
要とするまでの稼働時間Tに対して、経過時間tは小さ
いため、判定部17qから警報信号sが出力されない。
第1回目の交換時期となり、交換が実施された場合は実
績が表示装置18からの対話入力giにより、交換実績
データ格納エリア17mに格納される。この場合、交換
がされた部品の経過時間tは、交換後を起点として算出
する。従って、稼働時間Tより経過時間tが再び小さく
なるので、判定部17qでは警報信号sを出力しない。 【0084】次に、交換時期に交換実施されていない場
合または交換実績データを交換実績データ格納エリア1
7mへ格納するのを忘れた場合には、判定部17qにお
いて、交換までの稼働時間Tに対して経過時間tの方が
大きいことが検出される。この結果、警報信号sが表示
装置18へ出力される。 【0085】表示装置18では、保守コントローラ17
Bからの表示信号hi内に警報信号sがあると警報メッ
セージエリアに優先的に表示する。これにより、交換が
必要であることが確認できる。 【0086】このように本発明の第7実施の形態によれ
ば、定期的に交換が必要な電気部品の交換が、交換時期
を過ぎても実施されない場合、表示装置の画面に警報表
示するようにしたことで交換されないまま放置されるこ
とはない。 【0087】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定検時等の水圧駆動機構のエアベントのとき、同時に複
数の制御棒の操作が可能となるので、エアベントの作業
時間を短縮することができ、また、原子炉モードが燃料
交換モードで、かつ、切替許可が入力しているときに限
り、同時に複数の制御棒を駆動可能となり、原子炉モー
ドが起動または運転モード時に誤って複数の制御棒を同
時駆動するおそれがなく、原子炉出力を安全に制御する
ことができる。 【0088】 【0089】 【0090】 【0091】 【0092】 【0093】
位置を制御して原子炉出力を調整する機能と、制御棒の
位置を検出して表示する機能と各機能を保守する機能を
有する制御棒操作監視装置に関する。 【0002】 【従来の技術】原子炉内には多数(約200本)の制御
棒が配置されており、この制御棒を挿入または引抜き操
作して原子炉出力を上昇または下降させる。また、各制
御棒の位置により炉心状態を常時監視して炉内の健全性
を確認しながら運転をする。 【0003】この種の制御棒操作および制御棒位置監視
を行う従来の制御棒操作監視装置をBWR(沸騰水型)
原子力発電所を例に取り図9乃至図11を参照しながら
説明する。 【0004】図9において、原子炉1内には、複数の制
御棒2が配置されており、各制御棒2に対応してCRD
(Control Rod Drive)水圧駆動機構
3が配管上に設置されている。CRD水圧駆動機構3
は、1制御棒当たり4つの方向制御弁4a〜4dを適宜
開閉動作することにより、制御棒2を挿入方向または引
抜き方向に操作し、原子炉内の反応度を制御する。かか
る方向制御弁4a〜4dは、制御棒操作監視装置100
の現場駆動部9からの指令信号によって制御される。 【0005】制御棒操作監視装置100は、大別して制
御棒操作コントローラ8と現場駆動部9と現場位置検出
部11と位置監視コントローラ12とからなっている。 【0006】ここで、制御棒操作コントローラ8は、原
子炉制御盤5に接続すると共に、監視装置14に接続し
ており、現場駆動部9は各CRD水圧駆動機構3を駆動
する各方向制御弁4a〜4dに接続している。また、現
場位置検出部11は、位置検出器10に接続し、位置監
視コントローラ12は原子炉制御盤5へ接続している。 【0007】具体的に説明すると、原子炉制御盤5上の
制御棒選択SW6および挿入/引抜きSW7から操作員
が操作すると、制御棒選択SW6からの制御棒選択SW
信号oは通常制御棒選択部8aへ入力されて、選択制御
棒アドレスa11が算出される。また、制御棒挿入/引
抜きSW信号pが挿入/引抜きインタロック部8bが入
力される一方、原子炉1内の反応度を監視する監視装置
14からの引抜き許可信号lおよび原子炉制御盤5上の
原子炉モードSW13からの原子炉モード信号M(m
1,m2,m3)が挿入/引抜きインタロック部8bへ
入力されて、挿入指令信号a2または引抜き指令信号a
3が生成される。 【0008】原子炉モード信号MはモードSW位置によ
り、燃料交換モードはm1=1、起動モード時はm2=
1、運転モード時はm3=1となる信号である。また、
制御棒アドレス信号a1と挿入指令信号a2または引抜
き指令信号a3が駆動指令出力部8cから駆動指令信号
A(a1,a2,a3)として現場駆動部9へ出力され
る。 【0009】ここで、駆動指令信号Aを(a11,1,
0)とすると、現場駆動部9内の選択制御棒アドレスa
11に対応した基板9aiから挿入指令信号a2が1、
すなわち、挿入方向に制御棒2を制御するように、4弁
ある方向制御弁の内4b,4cを励磁して開操作し、C
RD水圧駆動機構3を押し上げる方向、すなわち、制御
棒2を挿入する側に駆動する。 【0010】一方、CRD水圧駆動機構3の位置に応じ
て、図10に示すように位置検出器10内に一定間隔に
設置された接点S00,S01・・・のうちの1つが動
作することによって制御棒2の位置が検出できるように
接点信号Bが出力される。 【0011】すなわち、図11に示すように位置検出器
10内の複数の接点からの接点信号B(H1,H2,H
4,H8,H16,V1,V2,V4,V8,V16,
V32)は、水平軸(H軸)5ビット、垂直軸(V軸)
6ビット計11ビットのマトリクスで構成されてる11
芯のケーブルで入力され、1つの接点が動作すると、1
1芯のケーブルの内でH軸とV軸が各1ビットがON
し、制御棒操作監視装置100の位置監視側の各制御機
器により位置が表示される。すなわち、各位置検出器1
0からの接点信号Bが、現場位置検出部11内の各制御
棒2に対応する各位置検出基板11aiに入力され、伝
送部11bを経由して中操の位置監視コントローラ12
の伝送部12aへ送信され、信号変換部12bにて操作
員またはプロセス計算機等が判断できる制御棒位置情報
nに変換されて、原子炉制御盤5上の表示装置およびプ
ロセス計算機等の他装置へ出力される。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】ところで、図9乃至図
11で説明した従来の制御棒操作監視装置100は、C
RD水圧駆動機構3および方向制御弁4a〜4dの設備
点検を実施した場合、次のような問題があった。 【0013】即ち、CRD水圧駆動機構3および方向制
御弁4a〜4dの設備点検を実施した場合、CRDエア
ベント操作と称する制御棒2の挿入/引抜き操作を各制
御棒2毎に複数回実施する必要がある。これは、点検の
作業のために水圧駆動水配管内の水圧を一度減圧するの
で、水圧駆動水配管内に空気が残留していることがあ
る。水圧駆動水配管内に空気が残留していると、空気が
圧縮されて水圧の伝搬速度が遅くなり、制御棒を駆動す
る時間が安定しなので、挿入/引抜き操作を繰り返して
駆動水内の残留空気を排出する必要がある。この場合、
従来装置では制御棒を1本しか操作できないインタロッ
クとなっており、約200本の制御棒に対応したCRD
水圧駆動機構3のエアベント操作を順次1本ずつ実施し
ていた。ところが、制御棒のフルストローク挿入および
引抜き操作の所要時間が約2分要し、エアが完全に排出
されるまで数回実施する必要があるので、所要時間は1
0時間以上にも及んでいた。この間、操作員が挿入/引
抜きSW7を継続して操作する負担も大変で、しかも、
定検期間の短縮の障害となっていた。 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】以上述べたように、近年、原子力発電プラ
ント設備の稼働率を向上させて、プラントトータルのラ
ンニングコストを低減させる目的で、点検のための運転
中止期間を短縮する必要が高まっているが、現状はこの
停止期間が最低でも約2か月程度必要である。特に、従
来の制御棒操作監視装置は、制御棒の本数に対応して現
場駆動部および現場位置検出部内に多数の基板等を有し
ており、検査物量が多いために、定検期間短縮による経
済性の向上を図るためには本装置の点検時間を短縮させ
る必要がある。 【0020】そこで、本発明は、CRD水圧駆動機構お
よび方向制御弁の設備点検を実施する際に要する時間を
短縮できるようにした制御棒操作監視装置を提供するこ
とを目的とする。 【0021】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、制御
棒選択SW情報及び原子炉モード信号・許可信号に少な
くとも基づいて操作対象の1本の制御棒を駆動させるた
めの駆動指令信号または操作対象の複数本の制御棒を駆
動させるための複数駆動指令信号のいずれかを出力する
制御棒操作コントローラと、前記駆動指令信号または前
記複数駆動指令信号によって制御弁を駆動させ前記操作
対象の1本または複数本の制御棒を挿入または引抜きさ
せる水圧駆動機構を作動させる現場駆動部と、各制御棒
の各位置検出器から位置を特定する接点信号を入力する
各制御棒に対応して設ける位置検出基板とこの位置検出
基板によって各接点信号を各位置信号に変換して伝送す
る伝送部とを有する現場位置検出部と、前記各位置信号
を受信して各制御棒位置情報へ変換して制御盤へ出力す
る位置監視コントローラとを具備する制御棒操作監視装
置であって、前記制御棒操作コントローラは、前記制御
盤から操作された前記制御棒選択SW情報から対応する
制御棒アドレスを算出する通常制御棒選択部と、前記算
出された制御棒アドレスと制御棒の挿入または引抜き信
号とから1本の制御棒を駆動するための前記駆動指令信
号を生成する駆動指令出力部と、前記制御盤から操作さ
れた前記制御棒選択SW情報から当該選択された制御棒
を含む複数制御棒を選択する複数選択情報を生成する複
数制御棒選択部と、前記複数選択情報と制御棒の挿入ま
たは引抜き信号とから複数本の制御棒を駆動するための
前記複数駆動指令信号を出力する複数駆動指令出力部
と、前記駆動指令信号を入力して前記現場駆動部へ出力
する一方、前記原子炉モード信号が燃料交換モードで、
かつ、前記許可信号がONのときに、前記駆動指令信号
から前記複数駆動指令信号へ切替えて前記現場駆動部へ
出力する切替手段とを設けるようにしたものである。こ
のように手段によれば、定検時等の水圧駆動機構のエア
ベントのとき、同時に複数の制御棒の操作が可能となる
ので、エアベントの作業時間を短縮することができ、ま
た、原子炉モードが燃料交換モードで、かつ、切替許可
が入力しているときに限り、同時に複数の制御棒を駆動
可能となり、プラント運転中、原子炉モードが起動また
は運転モード時に誤って複数の制御棒を同時駆動するお
それがなく、原子炉出力を安全に制御することができ
る。 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】 【0028】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 【0029】図1は、本発明の第1実施の形態を示す制
御棒操作コントローラの構成図であって、制御棒操作監
視装置100の全体構成は、図9とほぼ同様である。 【0030】図1において、従来例を示す図9と同一符
号は、同一部分または相当部分を示し、図1は図9の制
御棒操作コントローラ8A内に複数制御棒選択部8dと
複数駆動指令出力部8eと切替手段20と論理積演算手
段21と許可信号入切手段22とを追設し、原子炉モー
ド信号Mが燃料交換モードで、かつ、許可信号入切手段
22から許可信号が入力しているときに、1本の制御棒
を操作可能とする駆動指令信号Aから駆動指令信号Dへ
切替えて4本の制御棒に対応する各CRD水圧駆動機構
3を駆動可能としたことに特徴を有する。 【0031】ここで、複数制御棒選択部8dは、制御棒
選択SW情報から当該選択された制御棒を含む複数制御
棒を選択する複数選択情報を生成する。複数駆動指令出
力部8eは、複数選択情報と制御棒の挿入または引抜き
信号とから複数駆動指令信号を出力する。論理積演算手
段21は、原子炉モード信号Mが燃料モードで、かつ、
許可信号が入力すると切替手段20を他方側20aへ切
替える。許可信号入切手段22は、入操作によって許可
信号を論理積演算手段21へ入力する。 【0032】次に、本発明の第1実施の形態の作用を説
明する。 【0033】次に、プラントが停止中で、原子炉モード
SWが燃料交換モードの位置あり、CRDエアベントの
ための制御棒操作を実施する場合について説明する。 【0034】まず、操作員が原子炉制御盤5上の制御棒
選択SW6の内、任意の1本の制御棒を選択すると、制
御棒選択SW信号oが制御棒操作コントローラ8A内に
入力される。制御棒操作コントローラ8A内では、制御
棒選択SW信号oが通常制御棒選択部8aおよび複数制
御棒選択部8dへ入力されて、各々制御棒アドレスa1
1および制御棒アドレスcを生成する。ここで、制御棒
アドレスcは、選択された制御棒アドレスa11を含む
4本の制御棒グループの制御棒アドレスが指定された信
号であり、制御棒アドレス(a11,a12,a13,
a14)で表わされる。 【0035】続いて、制御棒アドレスa11が駆動指令
出力部8cへ入力され、駆動指令信号Aが生成され、制
御棒アドレスc(a11,a12,a13,a14)
が、複数駆動指令出力部8eへ入力され、複数駆動指令
信号Dが生成される。そして、駆動指令信号Aが切替手
段20の一方側20aへ入力され、複数駆動指令信号D
が切替手段20の他方側20bへ入力され、切替手段2
0によって、いずれか一方へ切替えられ駆動指令信号
A’が出力される。 【0036】切替手段20は、常時、駆動指令信号Aを
選択する構成としているが、CRDエアベント時、許可
信号入切手段22を入操作し、原子炉モード信号Mがm
=1、すなわち、燃料交換モードのときには、論理積演
算手段21によって論理積条件が成立して、切替手段2
0が他方側20bへ切替えられ、複数駆動指令信号Dが
制御棒操作コントローラ8Aからの駆動指令信号A’と
して現場駆動部9へ出力する。 【0037】現場駆動部9内では、駆動指令信号A’
(a11,a12,a13,a14,a2,a3)であ
る制御棒アドレス信号a11から制御棒アドレス信号a
14の4本の制御棒2に対応する基板9a1から基板9
a14から各制御棒に対応する方向制御弁4a〜4dを
励磁する。このとき駆動指令信号a2が1のときには制
御棒2を挿入側、駆動指令信号a3が1のときには制御
棒2を引抜き側へ駆動させる。これによって、通常1本
の制御棒2のみ操作可能のものが定検後のCRD水圧駆
動機構3の保守のとき、同時に4本の制御棒2が操作可
能となる。 【0038】次に、プラント運転中、原子炉モードSW
13の位置が運転位置である場合について説明する。 【0039】操作員が制御棒選択SW6により任意の制
御棒を選択して挿入または引抜き駆動を行う場合、前述
のように、制御棒操作コントローラ8A内では、駆動指
令信号Aと複数駆動指令信号Dとが生成される。この場
合、原子炉モード信号Mがm=3、すなわち、運転モー
ドのとき、許可信号入切手段22をONとして許可側へ
切替えても論理積演算手段21によって、論理積条件が
成立しない。このため切替手段20は駆動指令信号A側
を選択する。従って、現場駆動部9では、駆動指令信号
Aの制御棒アドレス信号a11に対応する基板9a11
から対応する制御棒1本の方向制御弁4a〜4dを励磁
して駆動する。 【0040】このように本発明の第1実施の形態によれ
ば、定検時のCRDエアベントで、同時に4本の制御棒
の操作が可能となるので、制御棒操作時間を短縮するこ
とができる。また、原子炉モードSW13の位置が燃料
交換モードのときで、かつ、切替許可が入力していると
きに、同時に4本の制御棒を駆動可能な構成としたの
で、プラント運転中、原子炉モードSW13が起動また
は運転モード時に誤って複数の制御棒を同時駆動するこ
とが無いので、原子炉出力を安全に制御することができ
る。 【0041】図2は、本発明の第2実施の形態を示す制
御棒操作コントローラの構成図であって、他の構成は、
図9とほぼ同様である。 【0042】図2において、従来技術を示す図9の制御
棒操作監視装置100の制御棒操作コントローラ8と同
一符号は、同一部分または相当部分を示し、制御棒操作
コントローラ8Bは、切替手段23と論理積演算手段2
4とを追設し、外部に模擬モード信号発生部15と許可
信号入切手段25とを接続して、原子炉モード信号が燃
料交換モードで、かつ、許可信号入切手段25からの許
可信号がONのときにのみ原子炉モード信号Mから模擬
モード信号M1へ切替えて挿入/引抜きインタロック部
8bへ出力して挿入/引抜きインタロック部8bのイン
タロックの確認ができるようにした点に特徴を有する。 【0043】ここで、模擬モード信号発生部15は、模
擬するための原子炉モード信号Mを出力する。切替手段
23は、原子炉モード信号Mを挿入/引抜きインタロッ
ク部8bへ出力する一方、原子炉モード信号Mが燃料交
換モードで、かつ、許可信号がONのときにのみ原子炉
モード信号Mから模擬原子炉モード信号へ切替えて挿入
/引抜きインタロック部8bへ出力するように切替え
る。論理積演算手段24は、許可信号と原子炉モード信
号Mとの論理積条件の成立によって切替手段23を模擬
側23bへ切替える信号を出力する。許可信号入切手段
25は、入操作によって許可信号を出力する。 【0044】次に、プラントが停止中で、原子炉モード
信号Mが燃料交換モードとして、制御棒操作コントロー
ラ8Bのインタロック確認を実施する場合について説明
する。 【0045】まず、原子炉制御盤5上の原子炉モードS
W13は燃料交換位置である。このとき、他のモード位
置でのインタロック確認を行う場合、試験員が許可信号
入切手段25をONとすると、このON信号と原子炉モ
ード信号Mはm=1、すなわち、燃料交換モードとが論
理積演算手段24へ入力され論理積条件が成立される。
これによって、切替手段23が運転側23aから模擬側
23bへ切替えられ、許可信号入切手段25からの模擬
するための原子炉モード信号M’が挿入/引抜きインタ
ロック部8bへ入力される。 【0046】次に、プラントが運転中で、原子炉モード
SW13の位置が運転位置である場合について説明す
る。 【0047】原子炉モードSW13の位置が運転位置に
あるときには、原子炉モード信号Mがm3=1である。
この場合に許可信号入切手段25をONとしても、原子
炉モード信号Mの燃料交換モードはOFFであり、論理
積演算手段24では、論理積条件が不成立で切替手段2
3では、運転側23aが選択された状態が維持される。 【0048】このように、本発明の第2実施の形態によ
れば、模擬モード信号発生部15からインタロック確認
試験ができるように構成したので、他の制御装置の試験
状況により原子炉モードSW13の位置が変更できるよ
うになるまでの待ち時間が無くなる。また、許可信号入
切手段25のON信号と燃料交換モードとの論理積条件
の成立によって模擬モード信号発生部15からの模擬の
ための原子炉モード信号Mを使用するように構成したの
で、プラント運転中に誤って模擬モード信号発生部15
からの原子炉モード信号Mが選択されるおそれはない。 【0049】図3は、本発明の第3実施の形態を示す制
御棒操作監視装置の部分構成図である。 【0050】図3において、従来例を示す図9と同一符
号は、同一部分または相当部分を示し、図3において
は、現場位置検出部11と位置検出器10との間に切替
部26を設けて、各位置検出器10からの接点信号Bと
模擬制御棒位置発生部16からの模擬接点信号B’とを
切替え位置検出基板11aiの健全性を確認できる点に
特徴を有する。 【0051】ここで、切替部26は、各制御棒の位置を
接点によって特定する実際の制御棒の接点信号を入力し
て現場位置検出部11の各位置検出基板へ出力する一
方、模擬時に制御棒模擬位置信号へ切替えて現場位置検
出部11の対応する位置検出基板へ出力する。模擬制御
棒位置発生部16は、現場位置検出部11の各制御棒に
対応する位置検出基板11aiの健全性を確認するため
の接点信号により構成される制御棒模擬位置信号を出力
する。 【0052】次に、プラントが停止中で、制御棒が全挿
入中に現場位置検出部11の位置検出基板11aiの健
全性を確認するために、制御棒位置信号を変化させる場
合について説明する。 【0053】まず、切替部26では、各切替手段27
A,27B・・・・が運転側27Aa,27Ba・・・
・となっている。ここで、例えば、切替手段27Aが模
擬側27Abへ切替えられると位置検出器10からの接
点信号Bから模擬制御棒位置発生部16からの模擬接点
信号B’へ切替えられる。これによって、位置検出基板
11a1へ模擬接点信号B’が入力され、位置検出基板
11a1の健全性が確認できる。また、切替手段27B
が模擬側27Bbへ切替えられると位置検出器10から
の接点信号Bから模擬制御棒位置発生部16からの模擬
接点信号B’へ切替えられ、順次位置検出基板11ai
の健全性が確認できる。 【0054】このように、本発明の第3実施の形態によ
れば、プラント運転中であっても、位置検出基板11a
iの健全性を確認したい場合は、位置検出基板11ai
に対応する切替部26の切替手段27をON操作すれ
ば、模擬制御棒位置発生部16からの模擬接点信号B’
を位置検出基板11aiへ入力することができ、模擬制
御棒位置発生部16から位置検出基板11aiへコネク
タのつなぎ替え等をすることなく、位置検出基板11a
iへ入力し、基板の健全性を確認できるようにしたの
で、基板の健全性確認のための所要時間が短縮できる。 【0055】図4は、本発明の第4実施の形態を示す制
御棒操作監視装置の部分構成図である。 【0056】図4において、第3実施の形態を示す図3
と同一符号は、同一部分または相当部分を示し、図4に
おいては、切替部26の代わりに切替部26Aを設け、
模擬制御棒位置発生部16の代わりに模擬制御棒位置発
生部16Aを設け、人手を介することなく、現場位置検
出部11の位置検出基板11aiへの接点信号Bを模擬
接点信号B’へ順次切替えて対応する位置検出基板11
aiの健全性を確認するようにした点に特徴を有する。 【0057】ここで、切替部26Aは、各位置検出基板
11aiに対応してそれぞれ切替手段31iと自己と同
じアドレス情報が入力したことを認識して切替信号を出
力する。模擬制御棒位置発生部16Aは、所定の順序で
順次制御棒のアドレス情報と該当する模擬位置接点信号
とを制御棒模擬位置信号として出力する手段とアドレス
情報を含む同期信号をタイミングで発生するとを有す
る。 【0058】次に、現場位置検出部11の位置検出基板
11a1への模擬制御棒位置発生部16Aから模擬接点
信号B’を入力して健全性を確認する場合について説明
する。 【0059】模擬制御棒位置発生部16Aは、まず、制
御棒アドレスbiを制御棒アドレスb1に設定し、同期
パルスg0を1パルスだけONした後、位置模擬接点を
S00から順次S01,S02・・・・と1接点ずつO
Nさせる。これによって、制御棒アドレス認識部30b
iの内、i=1、すなわち、制御棒アドレス認識部30
b1が指定されたことが認識される。そして、同期パル
スg0の立ち下がりが入力されると、切替手段31a1
をONさせる。これにより、現場位置検出部11aへ模
擬接点信号B’が入力される。 【0060】次に、現場位置検出部11の現場位置検出
基板11a2へ模擬接点信号B’を入力する場合につい
て説明すると、模擬制御棒位置発生部16Aは、現場位
置検出基板11a1への入力において、模擬接点信号
B’が最終の模擬接点信号S48まで1接点ずつONし
終わると、制御棒アドレスbi=2とし同期パルスg0
を発する。従って、同期信号Gは(g0,b2)とな
る。これによって、制御棒アドレス認識部30biの内
で制御棒アドレス認識部30b1は、制御棒アドレスb
1から制御棒アドレスb2と変化し自分のアドレスと不
一致となると、切替手段31aをOFFとすると一方、
制御棒アドレス認識部30b2は、自分のアドレスと一
致する。これによって、同期パルスg0の立ち下がりを
検出した時点で切替手段31bをONさせる。これによ
り、現場位置検出部11a2への模擬接点信号B’の入
力が可能となる。 【0061】このように、本発明の第4実施の形態によ
れば、模擬制御棒位置発生部16Aからの模擬接点信号
B’を入力するためのコネクタのつなぎ替えを不要とす
ると共に、模擬接点信号B’のON/OFF操作および
各位置検出基板11ai毎に設けた切替手段31iのO
N/OFF操作を人手を介することなく順次実行するの
で、基板の健全性確認のための所要時間が更に短縮でき
る。 【0062】図5は、本発明の第5実施の形態を示す制
御棒操作監視装置の構成図である。 【0063】図5において、従来例を示す図9と同一符
号は、同一部分または相当部分を示し、図5において
は、制御棒操作監視装置100に保守コントローラ17
と表示装置18を追設し、故障発生時に故障原因の特定
をする点に特徴を有する。 【0064】ここで、保守コントローラ17は、制御棒
操作コントローラ8および位置監視コントローラ12に
関連する故障情報や運転情報に基づいて、発生事象指定
情報を作成し、調査項目データベース17aを参照して
該当する調査項目リストを抽出して、抽出された調査項
目リストから故障要因を推定して外部へ出力する故障要
因推定部17bとを有する。表示装置18は、調査項目
リストkに関する調査結果を表示する一方、操作員との
対話入力gi入力する。 【0065】次に、本発明の第5実施の形態の作用を図
6を参照しながら説明すると、制御棒操作コントローラ
8関係の基板の故障事象が発生した場合、制御棒操作コ
ントローラ8からの情報E(ei)が故障要因推定部1
7b内の発生事象指定部17cへ入力される。そして、
発生事象指定部17cから発生事象指定jが調査項目デ
ータベース17aへ出力される。調査項目データベース
17aは、発生事象指定jを受け取ると、発生事象に対
応した調査項目リストkを調査項目入力部dへ出力す
る。 【0066】調査項目入力部17dは入力された調査項
目リストkを表示装置18へ出力して表示すると同時
に、調査項目リストkに関する調査結果を表示装置18
から操作員との対話入力giによって入力する。同様
に、制御棒位置監視コントローラ12関係の基板の故障
fiが発生した場合、故障要因推定部17b内の発生事
象指定部17cから発生事象指定jが調査項目データベ
ース17aへ出力され、調査項目データベース17aか
ら発生事象に対応した調査項目リストkが、調査項目入
力部17dへ入力される。 【0067】このように本発明の第5実施の形態によれ
ば、装置故障発生時に、発生事象に対応した調査項目が
表示されるので、必要な調査が即座に実施できるので、
故障原因の特定と復旧までの時間が短縮できる。 【0068】図7は、本発明の第6実施の形態を示す制
御棒操作監視装置に備える保守コントローラの構成図で
ある。 【0069】図7において、本発明の第5実施の形態を
示す図5と同一符号は、同一部分または相当部分を示
し、図7においては、保守コントローラ17A内に測定
データ格納エリア17eと判定値データベース17fと
点検周期データベース17gと第1評価部17jを有す
る点検項目抽出部17hと第2評価部17kとを設け
て、点検項目についての測定データの評価をする点に特
徴を有する。 【0070】ここで、測定データ格納エリア17eは定
検毎の基板入出力特性等の測定データを格納する。判定
値データベース17fは基板等の測定データの良否を判
定するためのデータベースである。 【0071】点検周期データベース17gは基板等の点
検周期を格納している。点検項目抽出部17hは対話入
力giの要求により、測定データ格納エリア17eから
の測定データuiと判定値データベース17fから測定
データuiに対応した判定値viを第1評価部17jへ
入力し、判定値viに対して測定データu1に余裕が少
ない場合、点検周期データベース17gからの点検項目
wに対して、点検項目を追加後、点検項目1として表示
装置へ表示する。 【0072】第2評価部17kでは、前回、前々回の測
定データuiを入力して、特性変化状況を調査すると共
に、判定値データベース17fから長期的特性変化の判
定値viを入力して、判定値に対して余裕が少ない場合
には、点検周期に関係なく、点検項目wに追加する。第
2評価部17kは、今回測定データu1と、測定項目に
対応した判定値v1とを入力して、試験結果のデータ整
理および評価を行い、その評価結果を評価データqとし
て表示装置18へ表示する。 【0073】次に、本発明の第6実施の形態の作用を説
明すると、まず、今回点検時の点検を表示装置18に表
示した点検項目1に従って実施し、測定データを表示装
置18から対話入力giによって測定データ格納エリア
17eに格納する。次回点検時の点検項目を抽出する必
要があると、点検項目抽出部17hへ対話入力giが入
力される。 【0074】点検項目抽出部17hでは、対話入力gi
を受け取ると、点検周期データベース17gから、次回
点検時の点検項目wを抽出すると同時に、測定データ格
納エリア17eから今回測定データu1と、測定データ
u1に対応する判定値v1として点検今回の測定データ
u1とを入力する。そして、測定データu1が、判定v
1に対して余裕が少ない場合には、点検周期に関係なく
点検項目wに対して、監視を強化するための点検項目を
追加後、点検項目1として、表示装置18へ表示する。 【0075】一方、今回測定データu1を整理し、判定
値v1との比較により、良否判定した結果を評価データ
qとして、表示装置18へ表示する。 【0076】次に、同一機器に関する特性変化状況から
点検項目を抽出する場合について説明する。 【0077】対話入力giからの要求を点検項目抽出部
17hで受け取ると、測定データ格納エリア17eか
ら、同一機器の過去の測定データuiを入力し、特性変
化状況を調査する一方、判定値データベース17fか
ら、特性変化に関する判定viを入力する。特性変化傾
向が判定viに対して余裕が少ない場合、点検周期に関
係なく、点検項目1として追加する。 【0078】このように本発明の第6実施の形態によれ
ば、対話入力に応じた点検項目に対して、測定データか
ら監視のために必要な点検項目が付加されて表示される
ので、必要な点検項目が漏れなく抽出できると同時に、
保守点検計画が早急に立案できる。 【0079】図8は、本発明の第7実施の形態を示す制
御棒操作監視装置に備える保守コントローラの構成図で
ある。 【0080】図8において、本発明の第5実施の形態を
示す図5と同一符号は、同一部分または相当部分を示
し、図8においては、保守コントローラ17B内に、交
換実績データ格納エリア17mと定期点検データベース
17nと時間計測部17pと判定部17qとを設けて、
交換が必要な部品をメッセージで出力する点に特徴を有
する。 【0081】ここで、交換実績データ格納エリア17m
は、部品の交換実績データを格納する。定期点検データ
ベース17nは、定期的に交換を要する部品を記述す
る。時間計測部17pは、稼働時間を計測する。判定部
17qは、定期点検データベース17nの各部品につい
て交換実績データ格納エリア17mの該当する部品の交
換実績データと時間計測部17pの稼働時間とに基づい
て交換の要否を判定して、交換要のときメッセージを出
力する。 【0082】次に、定期的交換が必要な電気品が、定期
的に交換実施される場合について説明する。 【0083】稼働開始時点では、各電気部品が交換を必
要とするまでの稼働時間Tに対して、経過時間tは小さ
いため、判定部17qから警報信号sが出力されない。
第1回目の交換時期となり、交換が実施された場合は実
績が表示装置18からの対話入力giにより、交換実績
データ格納エリア17mに格納される。この場合、交換
がされた部品の経過時間tは、交換後を起点として算出
する。従って、稼働時間Tより経過時間tが再び小さく
なるので、判定部17qでは警報信号sを出力しない。 【0084】次に、交換時期に交換実施されていない場
合または交換実績データを交換実績データ格納エリア1
7mへ格納するのを忘れた場合には、判定部17qにお
いて、交換までの稼働時間Tに対して経過時間tの方が
大きいことが検出される。この結果、警報信号sが表示
装置18へ出力される。 【0085】表示装置18では、保守コントローラ17
Bからの表示信号hi内に警報信号sがあると警報メッ
セージエリアに優先的に表示する。これにより、交換が
必要であることが確認できる。 【0086】このように本発明の第7実施の形態によれ
ば、定期的に交換が必要な電気部品の交換が、交換時期
を過ぎても実施されない場合、表示装置の画面に警報表
示するようにしたことで交換されないまま放置されるこ
とはない。 【0087】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定検時等の水圧駆動機構のエアベントのとき、同時に複
数の制御棒の操作が可能となるので、エアベントの作業
時間を短縮することができ、また、原子炉モードが燃料
交換モードで、かつ、切替許可が入力しているときに限
り、同時に複数の制御棒を駆動可能となり、原子炉モー
ドが起動または運転モード時に誤って複数の制御棒を同
時駆動するおそれがなく、原子炉出力を安全に制御する
ことができる。 【0088】 【0089】 【0090】 【0091】 【0092】 【0093】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す制御棒操作監視
装置備える制御棒操作コントローラの構成図である。 【図2】本発明の第2実施の形態を示す制御棒操作監視
装置に備える制御棒操作コントローラの構成図である。 【図3】本発明の第3実施の形態を示す制御棒操作監視
装置の部分構成図である。 【図4】本発明の第4実施の形態を示す制御棒操作監視
装置の部分構成図である。 【図5】本発明の第5実施の形態を示す制御棒操作監視
装置の構成図である。 【図6】本発明の第5実施の形態を示す保守コントロー
ラの構成図である。 【図7】本発明の第6実施の形態を示す制御棒操作監視
装置の保守コントローラの構成図である。 【図8】本発明の第7実施の形態を示す制御棒操作監視
装置の保守コントローラの構成図である。 【図9】従来の制御棒操作監視装置の構成図である。 【図10】制御棒位置検出器を示す説明図である。 【図11】制御棒位置検出器内の接点構成を示す説明図
である。 【符号の説明】 3 CRD水圧駆動機構 4a〜4d 方向制御弁 5 原子炉制御盤 8 制御棒操作コントローラ 8a 通常制御棒選択部 8b 挿入/引抜きインタロック部 8c 駆動指令出力部 8d 複数制御棒選択部 8e 複数駆動指令出力部 9 現場駆動部 9ai 基板 10 位置検出器 11 現場位置検出部 11ai 位置検出基板 11b,12a 伝送部 12 位置監視コントローラ 12b 信号変換部 14 監視装置 15 模擬モード信号発生部 16 模擬制御棒位置発生部 17 保守コントローラ 17a 調査項目データベース 17b 故障要因推定部 17c 発生事象指定部 17d 調査項目入力部 17e 測定データ格納エリア 17f 判定値データベース 17g 点検周期データベース 17h 点検項目抽出部 17j 第1評価部 17k 第2評価部 17m 交換実績データ格納エリア 17n 定期点検データベース 17p 時間計測部 17q 判定部 20,23,31 切替手段 21,24 論理積演算手段 22,25 許可信号入切手段 26 切替部 30 制御棒アドレス認識部
装置備える制御棒操作コントローラの構成図である。 【図2】本発明の第2実施の形態を示す制御棒操作監視
装置に備える制御棒操作コントローラの構成図である。 【図3】本発明の第3実施の形態を示す制御棒操作監視
装置の部分構成図である。 【図4】本発明の第4実施の形態を示す制御棒操作監視
装置の部分構成図である。 【図5】本発明の第5実施の形態を示す制御棒操作監視
装置の構成図である。 【図6】本発明の第5実施の形態を示す保守コントロー
ラの構成図である。 【図7】本発明の第6実施の形態を示す制御棒操作監視
装置の保守コントローラの構成図である。 【図8】本発明の第7実施の形態を示す制御棒操作監視
装置の保守コントローラの構成図である。 【図9】従来の制御棒操作監視装置の構成図である。 【図10】制御棒位置検出器を示す説明図である。 【図11】制御棒位置検出器内の接点構成を示す説明図
である。 【符号の説明】 3 CRD水圧駆動機構 4a〜4d 方向制御弁 5 原子炉制御盤 8 制御棒操作コントローラ 8a 通常制御棒選択部 8b 挿入/引抜きインタロック部 8c 駆動指令出力部 8d 複数制御棒選択部 8e 複数駆動指令出力部 9 現場駆動部 9ai 基板 10 位置検出器 11 現場位置検出部 11ai 位置検出基板 11b,12a 伝送部 12 位置監視コントローラ 12b 信号変換部 14 監視装置 15 模擬モード信号発生部 16 模擬制御棒位置発生部 17 保守コントローラ 17a 調査項目データベース 17b 故障要因推定部 17c 発生事象指定部 17d 調査項目入力部 17e 測定データ格納エリア 17f 判定値データベース 17g 点検周期データベース 17h 点検項目抽出部 17j 第1評価部 17k 第2評価部 17m 交換実績データ格納エリア 17n 定期点検データベース 17p 時間計測部 17q 判定部 20,23,31 切替手段 21,24 論理積演算手段 22,25 許可信号入切手段 26 切替部 30 制御棒アドレス認識部
フロントページの続き
(72)発明者 長谷川 和久
東京都府中市東芝町1番地 株式会社東
芝 府中工場内
(56)参考文献 特開 平8−233968(JP,A)
特開 平7−12982(JP,A)
特開 昭57−131097(JP,A)
特開 平7−84087(JP,A)
特開 平9−304575(JP,A)
特開 昭59−48690(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G21C 17/00
G21C 17/10
G21C 7/08
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 制御棒選択SW情報及び原子炉モード信
号・許可信号に少なくとも基づいて操作対象の1本の制
御棒を駆動させるための駆動指令信号または操作対象の
複数本の制御棒を駆動させるための複数駆動指令信号の
いずれかを出力する制御棒操作コントローラと、 前記駆動指令信号または前記複数駆動指令信号によって
制御弁を駆動させ前記操作対象の1本または複数本の制
御棒を挿入または引抜きさせる水圧駆動機構を作動させ
る現場駆動部と、 各制御棒の各位置検出器から位置を特定する接点信号を
入力する各制御棒に対応して設ける位置検出基板とこの
位置検出基板によって各接点信号を各位置信号に変換し
て伝送する伝送部とを有する現場位置検出部と、 前記各位置信号を受信して各制御棒位置情報へ変換して
制御盤へ出力する位置監視コントローラとを具備する制
御棒操作監視装置であって、 前記制御棒操作コントローラは、 前記制御盤から操作された前記制御棒選択SW情報から
対応する制御棒アドレスを算出する通常制御棒選択部
と、 前記算出された制御棒アドレスと制御棒の挿入または引
抜き信号とから1本の制御棒を駆動するための前記駆動
指令信号を生成する駆動指令出力部と、前記制御盤から操作された 前記制御棒選択SW情報から
当該選択された制御棒を含む複数制御棒を選択する複数
選択情報を生成する複数制御棒選択部と、 前記複数選択情報と制御棒の挿入または引抜き信号とか
ら複数本の制御棒を駆動するための前記複数駆動指令信
号を出力する複数駆動指令出力部と、 前記駆動指令信号を入力して前記現場駆動部へ出力する
一方、前記原子炉モード信号が燃料交換モードで、か
つ、前記許可信号がONのときに、前記駆動指令信号か
ら前記複数駆動指令信号へ切替えて前記現場駆動部へ出
力する切替手段とを備えることを特徴とする制御棒操作
監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33020096A JP3519225B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 制御棒操作監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33020096A JP3519225B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 制御棒操作監視装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002321097A Division JP3659417B2 (ja) | 2002-11-05 | 2002-11-05 | 制御棒操作監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10160888A JPH10160888A (ja) | 1998-06-19 |
JP3519225B2 true JP3519225B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=18229962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33020096A Expired - Fee Related JP3519225B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 制御棒操作監視装置 |
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Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
JP5726582B2 (ja) * | 2011-03-16 | 2015-06-03 | 株式会社東芝 | 制御棒監視制御システム及び診断方法 |
JP2015219033A (ja) * | 2014-05-14 | 2015-12-07 | 株式会社日立製作所 | 制御棒操作監視システムおよび制御棒個別制御部ならびに制御棒操作監視システムの試験方法 |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP33020096A patent/JP3519225B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH10160888A (ja) | 1998-06-19 |
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