JP3518973B2 - 真空包装装置 - Google Patents

真空包装装置

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JP3518973B2
JP3518973B2 JP19877897A JP19877897A JP3518973B2 JP 3518973 B2 JP3518973 B2 JP 3518973B2 JP 19877897 A JP19877897 A JP 19877897A JP 19877897 A JP19877897 A JP 19877897A JP 3518973 B2 JP3518973 B2 JP 3518973B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空包装装置に関
し、特に、真空包装装置の休止時、真空チャンバを画成
するために本体上面に対して開閉可能に形成された蓋体
を、閉鎖状態に保持する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般の真空包装装置においては、配
置台としての本体上面を開閉する蓋体の周縁下端面にシ
ールパッキングが配設され、このシールパッキングを挟
着することにより、本体上面と前記蓋体との気密性が保
持され、本体上面と蓋体との間の空間が真空チャンバと
して形成されている。また、真空チャンバ内が真空引き
された後は、真空チャンバ内の負圧が蓋体を引き付ける
ため、シールパッキングを挟着する特別の手段が不要で
あって、蓋体を閉じ、真空ポンプを駆動するまでの間、
蓋体を閉鎖状態に保持すれば、真空チャンバが真空引き
されるようになっている。一方、蓋体は、本体内に収納さ
れた弾性体により、常時開方向に付勢されているため、
ヒートールが完了して真空チャンバ内が大気開放された
場合、この蓋体は自動的に開動作するように構成されて
いた。
【0003】従って、このような従来の真空包装装置に
おいて、真空包装作業を休止する場合、蓋体を強制的に
閉鎖状態に保持しておかないと、前記弾性体により蓋体
は開放されたままとなり、真空室内にごみ、埃が溜ま
り、非衛生的になるという問題が生ずることになる。こ
のため、従来の真空包装装置は、休止期間中、本体に設
けたフックを蓋体に引っかけ蓋体を閉鎖状態に保持して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな真空包装装置にあっては、フックの引っかけや取り
外しが厄介であるため、蓋体が開放のまま放置され易
く、また、構造が複雑になるという問題があった。これ
を避ける方策として蓋体の下面前縁に磁石を取り付け、
蓋体の休止時の下面に合わせて磁石の取り付け面を設定
し、休止時に蓋体を閉じ、この磁石により蓋体を閉鎖状
態に保持する方法も考えられるが、真空引きの際この磁
石により、シールパッキンの圧縮が阻害され、真空室が
気密漏れを起す危険がある。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、真空引きの際にはシールパッキンが圧縮されるのを
阻害することなく、真空包装装置の休止時には蓋体を閉
鎖状態に保持できるようにした、蓋体の閉鎖保持機構を
備えた真空包装装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の本発明は、本体と、蓋体とを有
し、該蓋体を本体の後部に設けた軸受により回転自在に
軸支して本体上面を開閉可能とし、前記蓋体の周縁下端
面全周に本体上面と蓋体との間の機密性を確保するため
のシールパッキングを設け、前記蓋体の閉鎖時に蓋体と
本体上面との間に真空チャンバを画成するとともに、前
記蓋体を弾性体により常時開方向に付勢して、ヒートシ
ール完了時、前記蓋体を自動的に開放させるごとくした
真空包装装置において、前記蓋体の周縁下端面の前部に
凹部を設け、該凹部に磁石固定部材を配設し、該固定部
材に対し下方から弾性体を介して、磁力により前記蓋体
の閉鎖状態を保持するための磁石を弾性的に上下動可能
に取り付けたことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記磁石に取り
付け孔を有する取り付け片を設け、該取り付け片の下方
から前記磁石固定部材に向けて取り付けネジを挿通し、
前記取り付け片の上部において前記取り付けネジが挿通
するように平座金と円筒状スペーサとを配設して、前記
取り付け片を前記取り付けネジの頭部と前記平座金とで
挟み、一方、前記固定部材には前記スペーサが貫通し得
る孔を設け、該孔に前記スペーサを貫通させるととも
に、前記磁石と固定部材との間に弾性体を挟着し、前記
スペーサの上端部で平座金を介し前記取り付けネジをナ
ット止めしたことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記真空チャン
バが負圧になったときに、前記蓋体が本体上面と平行状
態を保持したまま本体上面側に引き付けられて前記シー
ルパッキングが圧縮されるように、前記支軸を上下動可
能に取り付けたことを特徴とする。
【0009】従って、上記のように構成された請求項1
記載の真空包装装置にあっては、磁石は蓋体に対し弾力
的に上下動可能に取り付けられているため、真空チャン
バ内が大気圧であってシールパッキンが非圧縮の状態で
あっても、また、真空チャンバが真空引きされてシール
パッキンが圧縮状態であっても、磁石の吸着面を常に本
体上面に密着させることができる。従って、真空包装装
置の休止時に蓋体を閉じるには、蓋体を手で押さえて本
体上面に当接することにより、蓋体の周縁下端面の前部
に取り付けられた磁石により、蓋体は閉鎖状態に保持さ
れる。また、真空チャンバが真空引きされる場合、真空
チャンバ内の真空圧力により蓋体は本体上面に引き寄せ
られ、シールパッキンが圧縮されるが、このとき磁石が
邪魔になるようなこともない。
【0010】請求項2記載の真空包装装置にあっては、
磁石の取り付け片が取り付けネジをの頭部と下部の平座
金とにより挟着固定され、固定部材の穴部では、取り付
けネジは円筒状スペーサで覆われているため、この穴部
で取り付けネジが引っ掛かるようなことがなく、孔内面
とスペーサ外面との摺動により、磁石はスムーズに上下
動することができる。
【0011】請求項3記載の真空包装装置にあっては、
蓋体は、支軸が上下動可能に取り付けられていることに
より、本体上面に対し平行状態のまま移動できるように
構成されている。一方、磁石は、蓋体に対し弾力的に上
下動可能に取り付けられていることにより、蓋体の周縁
下端面の変動に対応するように構成されている。従っ
て、真空引きに伴い真空チャンバ内が負圧になると、磁
石が障害となることなく、蓋体が本体上面との平行状態
を保持したまま本体上面側に引き寄せられ、シールパッ
キングが均一に圧縮されて、真空チャンバの気密が強固
に維持される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態につい
て、図1〜図13に基づいて詳細に説明する。尚、図1
は、本発明の第1の実施形態に係る真空包装装置を側方
から見た縦断面図であるが、以下の説明において、各部
の位置もしくは方向については、図1に向かって見て左
側を“前”、右側を“後”とし、紙面に直角な方向を左
右方向としている。また、図中の仮想線は、真空包装装
置の蓋体が閉じている状態を示している。
【0013】図1において、真空包装装置1は、本体2
0、配置台としての本体上面21を開閉する開閉自在の
蓋体10を有し、この蓋体10と本体上面21との間に
真空チャンバ30が画成されている。本体20は箱状に
なっており、その内部には、真空ポンプ22、電磁的に
駆動されるソレノイド弁のようなものでよい真空バルブ
23、大気開放バルブ24、手動で開閉され使用時は常
時開放されているボールバルブ25、シールバルブ2
6、シールシリンダ組立体40、真空ゲージ28等が配
設されている。
【0014】また、図2の空気配管系統図に示すよう
に、脱気ポート29は、本体上面21より突出して配設
されるとともに、配管d,真空バルブ23を介装した配
管c、及び、配管aを介して真空ポンプ22に接続さ
れ、さらに、配管d,eから形成される大気開放ライン
に接続されている。尚、配管eには大気開放バルブ2
4、ボールバルブ25が介装されている。従って、真空
チャンバ30は、大気開放バルブ24を開放することに
より、大気開放ラインを通じ大気に連通される。配管d
の途中には、配管fを介して真空ゲージ28が接続され
ている。シールバルブ26は、大気開放口26aを有す
る三方切換弁である。真空ポンプ22は、このシールバ
ルブ26を介して配管b、aにより、シールシリンダ組
立体40の減圧室50(図1参照)に接続されている。
【0015】蓋体10は、図3〜図5に示されるよう
に、下方が開口した断面略への字型の筺体であり、その
中央部には、比較的大きい矩形状の凹陥部11が形成さ
れている。この凹陥部11は、中央に矩形状の穴12を
有し、この穴12の周囲にシール剤が塗布され、このシ
ール剤を介し穴12に対し透明板13が気密的に取り付
けられ、真空チャンバ30の窓部として構成されてい
る。尚、シール剤を塗布する代わりに、ポリウレタン発
泡のテープを穴12の全周に張り付けた上に透明板13
を取り付けてもよく、また、シール作用を有する材料か
らなる環状シール板を介して透明板13を取り付けても
よい。蓋体10の周縁下端面全周には、凹溝14が形成
され、この凹溝14にO型のシリコンチューブからなる
シールパッキング15が埋設され、このシールパッキン
グ15の下方部分が蓋体10の周縁下端面から突出する
ように取り付けられている。また、蓋体10の周縁下端
面の前側中央部には、前方から指を引っかけて蓋体を開
閉操作できるように、後方へ窪ませた把手部19が形成
されている。
【0016】この把手部19の左側(図3においては右
側)には、蓋体10を本体上面に当接させたときに、蓋
体10を閉鎖状態に保持し、かつ、蓋体10に上向きの
力が作用したときにこの保持が解消されるように構成さ
れた蓋体閉鎖保持機構が取り付けられている。次に、こ
の蓋体閉鎖保持機構について図3、図5、図6及び図7
に従い説明する。図3及び図5に記載されているよう
に、把手部19の左側に、深い凹部16と、この深い凹
部16を挟む浅い凹部17とが形成され、この浅い凹部
17にはネジ孔18が形成されている。また、この凹部
16、17には、図6に図示されているように、中央部
を段違いに折り曲げた一定幅の鋼板製の磁石固定部材6
0が挿入され、この磁石固定部材60が、その両端部に
おいて前記ネジ孔18にネジ止めされている。また、こ
の磁石固定部材60の下方には、発泡剤等の板状の弾性
体61を介して、左右で上下動可能にネジナット止めさ
れている。
【0017】次に、このネジナット止め部の構造を図7
に基づき説明する。図7において、62aは、磁石62
の上面に設けられた取り付け片であって、この取り付け
片62aには取り付け孔62bが設けられている。63
は取り付けネジ、64は平座金、65は円筒状スペー
サ、66は平座金、67はナットである。また、前記磁
石固定部材60には、スペーサ65の外径より大きな径
の取り付け孔60bが設けられている。そして、磁石6
2を取り付ける際には、磁石固定部材60の下面に対し
て、弾性体61を介して磁石62を下方から押し付け、
平座金64、スペーサ65を取り付け孔62bと同心に
して取り付け片62上に配設し、この状態で取り付けネ
ジ63を、取り付け孔62bから上方に向けて挿通し、
平座金64及びスペーサ65を同時に挿通し、更に、ス
ペーサ65の上端部を磁石固定部材60の取り付け孔6
0bに挿通し、このスペーサ65の上端部から上方に取
り付けネジ63の先端部を突出させる。そして、取り付
けネジ63の先端部を挿通して平座金66をスペーサ6
5の上端に置き、その上方からナット67を締め付けて
いる。
【0018】このようにすることにより、磁石62の取
り付け片62aは、取り付けネジ63の頭部63aと平
座金64とにより挟み付け固定される。また、取り付け
ねじ63のネジ部はスペーサ65により覆われた状態と
なり、このスペーサ65を介して上下スライド可能に磁
石固定部材60を貫通した状態となる。従って、磁石6
2は、常時は弾性体61の弾性力により下方に付勢さ
れ、また、上向きの力が作用したときは弾性体61の弾
性力に抗して上方に寸法LM分移動可能とされている。
尚、このLMの大きさは、シールパッキング15の撓わ
み代と同等ないしは若干大きめとされている。また、前
記磁石62の吸着面は、弾性体61が片寄り圧縮される
ことにより、多少の傾斜も可能となっている。
【0019】次に、蓋体10の軸受部分の構造について
述べる。図3に示されるように、蓋体10の後部両側に
は、それぞれ支軸受部71が形成されている。この支軸
受部71には、貫通していない各2個のネジ孔72が形
成されている。図8〜図10は左側の支軸受部71周り
の組み立て状態を示すが、これら図面に示されるよう
に、支軸受部71に対し支軸73中央の大径部74が下
方から挿入され、この大径部74下方に本体20内に収
納される3面体の腕部材81の上面部81aが当接さ
れ、大径部74に設けられた貫通孔77を介し、支軸7
3が腕部材81とともに六角ボルト76により蓋体10
の前記ネジ孔72にネジ止めされて固定されている。
【0020】82は、軸受台で、本体20内のフレーム
83に固定されている。この軸受台82の後方部には、
図9に明示されるように、軸受ブッシュ固定用孔84を
有する側板82aが垂設され、この側板82aが本体上
面21から突出している。そして、軸受ブッシュ固定用
孔84には、潤滑油を含浸させた樹脂性の軸受ブッシュ
85が支軸73固定時に挿入される。軸受ブッシュ85
の軸孔85aの孔径は、支軸73の両端に形成された軸
部分となる小径部75a,75bの径(小径部75a,
75bの径は同じ寸法)よりも大きく形成されている。
従って、小径部75a,75bは、前記軸受ブッシュ8
5により、回動自在且つ上下動可能に軸支される。図1
1は、真空チャンバ30内が大気圧であって、シールパ
ッキング15が非圧縮状態のときの支軸73の位置を示
す。同図に記載されているように、支軸73の小径部7
5a,75bと軸受ブッシュ85の軸孔85aとの間に
隙間LBが形成される。この寸法LBは、シールパッキン
グ15の撓わみ代と同等ないしは若干大きめとされてい
る。
【0021】次に、上記軸受部分の組み立て順序につい
て述べる。まず、軸受ブッシュ85を左右の軸受ブッシ
ュ固定用孔84に嵌める。次に、支軸73は、図9及び
図10に図示のごとく一方の小径部75aが他方の小径
部75bよりも長くなるように構成されているので、こ
の長い方の小径部75aを、一方の軸受ブッシュ85の
軸孔85aに挿入し、このとき大径部74の端部が軸受
ブッシュ85に当たるまで入れ、次いで、短い方の小径
部75bを、軸受台82の側板82a間に入れて、他方
の軸孔ブッシュ85の軸孔85aに挿入する。尚、この
状態では、支軸73を長い方の小径部75a側に片寄せ
すると外れる。しかしながら、上記左側の支軸受部周り
の構造に対し、右側の支軸受部71周りの構造を左右対
称とすることにより、支軸73を軸受台に固定すること
が可能となる。即ち、右側の支軸受部71周りにおいて
も、軸受ブッシュ85を軸受ブッシュ固定用孔84に嵌
め、次いで、支軸73の小径部75a,75bを軸孔ブ
ッシュ85の軸孔85aに入れる。その後に、左右の軸
受部において、支軸73の大径部74を蓋体10の支軸
受部71に下方からはめ込み、この大径部74のさらに
下方から腕部材81の上面部81aを当接させ、六角ボ
ルト76により、左側は図10の位置関係で、右側は図
10と左右対称的な位置関係で、支軸73と腕部材81
とを蓋体10に共締めする。このように固定することに
より、支軸73が左右に自由に移動できない状態で軸受
台82に軸支される。
【0022】上記のごとく、蓋体10は、前記腕部材8
1と一体となって、後部に設けられた支軸73を中心と
して回動自在かつ上下動可能に支持されており、図1に
仮想線で示されるように、蓋体10の周縁部が本体上面
21と当接するように蓋体10を閉じると、シールパッ
キング15の密封機能により、本体上面21との間に、
即ち、蓋体10の内部に、上述した真空チャンバ30が
画成される。また、このような構成において、前記フレ
ーム83の後方垂直板83aの中央部は、蓋体10の開
動作を規制するストッパを兼ねている。即ち、蓋体10
が図1または図12の実線位置で示されるように全開し
たとき、腕部材81がこの垂直板83aの下端部に当接
することにより蓋体10の回転が規制されるように構成
されている。
【0023】また、図8及び図12のごとく、腕部材8
1には、以下に詳述するごとく、蓋体10を開方向の回
転に付勢する弾性体86や、蓋体10の開方向の回転に
対してのみ抵抗を生じるリーディングダンパ(緩衝機
構)87等が取り付けられている。即ち、前記のごとく
蓋体10に固定された腕部材81の側面部81bの中央
部には、蓋体10を開方向に回動するように付勢するた
めの弾性体86の一端が好ましくは回動可能に固定され
ている。また、この弾性体86の他端は、本体20の前
側上部に好ましくは回動可能に固定されている。この弾
性体86は、本実施の形態においてはコイルバネにより
形成されているが、ゴム紐もしくは帯、弾性ベルトとす
ることもできる。また、弾性体86は、図12に実線で
示される全開状態において、自然長であるように、もし
くはこの自然長よりも若干伸びた長さであるように取り
付けられることにより、蓋体10を開方向に回動するよ
うに付勢している。
【0024】さらに、前記腕部材81の下方には、蓋体
10の開方向の回動に対してのみ抵抗を生じさせるリー
ディングダンパ(緩衝機構)87が取り付けられてい
る。また、リーディングダンパ87の回転体部には、連
接棒部材89の一端が回動自在に接続されている。連接
棒部材89には、その他端近傍から中央部にかけて直線
状に延びるスロットもしくは溝(係合部)91が形成さ
れている。連接棒部材89の上記他端はL字状に湾曲し
て突出部89aを形成している。スロット91には、本
体20のほぼ上部中央から垂下する支持部材92の固定
位置に設けられた案内ピン93が嵌合するようになって
いる。従って、連接棒部材89は、蓋体10の開閉に伴
って腕部材81が揺動する際に、同連接棒89に形成さ
れたスロット91の延長方向に沿って案内ピン93に関
して摺動し、固定位置の案内ピン93により案内されて
常に一定の運動ができるようになっている。尚、この案
内ピン93は、自転するローラであってもよく、その場
合連接棒部材89は、ローラを回転(自転)させなが
ら、このローラにより案内されて常に一定の運動ができ
るものとされる。このようにして連接棒部材89は、蓋
体10の開閉動作に伴って、腕部材81に対する傾斜姿
勢が変化し、リーディングダンパ87の回転体部を回転
させ、蓋体10の開方向の回動に対し抵抗を生じるよう
に作動する。
【0025】真空チャンバ30内の前方部分には、袋状
包装物をヒートシールするためのインパルスヒートシー
ル機構が配設されている。このインパルスヒートシール
機構は、シールシリンダ組立体40と蓋体10の下面に
シリコンプレートが突設されて構成された熱線受部41
とからなる。以下このインパルスヒートシール機構につ
いて、シールシリンダ組立体40を中心に説明する。図
13に示すように、前記シールシリンダ組立体40は、
本体上面21に対し、気密漏れしないようにOリング5
3を介しネジ42により取り付け固定されたハウジング
43、このハウジング43の下方内部に形成されたシリ
ンダ44、シリンダ44内を上下に摺動するピストン4
5、一端がシリンダクッション57Bを介してピストン
45にネジナット止めされ、他端はOリング54及びオ
イルシール56を介してハウジング43を貫通して、真
空チャンバ30内に延びているシリンダ棒46、このシ
リンダ棒46の他端に結合されたシールバー47等を有
している。尚、ピストン45の上面にはシリンダクッシ
ョン57Aが配設されている。また、前記シリンダ棒4
6とピストン45とのネジナット止め部分にはシール剤
が塗布され、気密漏れが防止されている。以上のごとく
前記シリンダ44内にピストン45が配設されることに
より、ピストン45の上方に減圧室50が画成され、こ
の減圧室50の側面には配管継ぎ手48がネジ接続さ
れ、この配管継ぎ手48に配管bが接続されている。
【0026】また、減圧室50内において、中央部上方
には、シリンダ棒46の上下運動を円滑にするために、
ハウジング45から円筒状のブッシュ49が垂設され、
その外周を取り巻くように、ピストン45を下方に付勢
するコイルばね52が配設されている。尚、53、55
はOリング、58はシリンダ蓋、59はこのシリンダ蓋
58を保持するための穴用C型止め輪である。前記のご
とく、ピストン45は、コイルばね52により常時下方
に付勢されているが、減圧室50が真空に引かれると、
ピストン45の上下面に圧力差が生じ、この圧力差によ
り、コイルばね52の弾性力に打ち勝って上方に押し上
げられる。そして、このピストン45に連結されたシリ
ンダ棒46を介しシールバー47が上方に押し上げられ
るように構成されている。また、シールシリンダ組立体
40は、蓋体10を閉じた際に、シールバー47が熱線
受部41に対峙するように配置されている。また、シー
ルバー47の上面には、シート状ヒータ線(図示せず)
が添設されており、このヒータ線が通電されて発熱する
ように構成されている。
【0027】上記構成に関連し、減圧室50の真空引き
は、シールバルブ26を切換操作して行われるが、その
タイミングは、真空チャンバ30の真空引きが完了した
後に行われるように設定されている。このように設定さ
れることにより、真空チャンバ30が負圧となって、蓋
体10が本体上面21側に引き付けられた後、シールバ
ー47が上昇するようになる。また、シールバー47上
面のヒータ線の発熱は、図示しない制御装置の指令に基
づき、シールバー47が上昇し、袋状包装物5の開口部
が、熱線受部41とシールバー47とにより挟み付けら
れた後に行われるように設定されている。また、減圧室
50の大気開放は、シールバルブ26を切換操作して行
われるが、そのタイミングは、真空チャンバ30が大気
開放された時点から、所定時間経過後となるように設定
されている。また、ピストン45の面積は、ピストン4
5の上下面の圧力差により生じる力が、磁石62の吸着
力及び前記コイルばね52の弾性力に打ち勝つように設
定されている。また、ピストン45のストロークは、シ
ールバー47により蓋体10が本体上面21を離れる位
置まで上方に押し上げることができるように設定されて
いる。
【0028】次に、本実施形態の真空包装装置1の動作
について説明するが、まず、蓋体開閉機構の作用を説明
する。蓋体10が全開している状態(待機時)において
は、腕部材81が弾性体86によって前方に引っ張られ
て、図1または図12に実線で示すように、蓋体10が
全開している。蓋体10を閉じるときは、蓋体10の前
部を手で押さえると、軸受台82に取り付けられた軸受
ブッシュ85内で支軸73が回転し、蓋体10が回動し
閉じられる。このとき、それまで本体20の後側のハウ
ジング外壁20aと所定角度を成して傾いていた腕部材
81が、図12において見て反時計方向に回転し始め、
図12に点線で示されるようにハウジング外壁20aと
ほぼ平行な状態に垂下する。更に、蓋体10の閉動作に
伴って腕部材81が本体10の後側のハウジング外壁2
0aに接近するため、弾性体86は伸長し、腕部材81
と連結する連接棒部材89は、そのスロット91が支持
部材92の案内ピン93に嵌合することより案内されな
がら、図12において見て右方に滑動し、ハウジング外
壁20aに接近する。そして、蓋体10が全閉した時に
は、案内ピン93は常にスロット91の前端部の位置に
ある。このような腕部材81及び連接棒部材89の動作
によって、腕部材81に設けられた周知のリーディング
ダンパ87においては、連接棒部材89と接続する回転
体部が回転するが、このときには蓋体10の閉方向の回
動に対し抵抗は生じない。
【0029】上記のような開閉機構の作動により、蓋体
10に埋設されたシールパッキング15が本体上面21
に当接したときに、蓋体10の下面に設けられた保持機
構としての磁石62の吸着力によって、蓋体10は弾性
体86の弾性力に打ち勝って閉じた状態に維持される。
従って、真空包装作業をしないときには、このように蓋
体10を本体上面21に当接させた時点で手を離すだけ
で、蓋体10の閉鎖状態が維持される。
【0030】次に、真空包装作業を行うに当たり、蓋体
10を開放するときは、把手部19に手を引っかけて、
蓋体10を上方に持ち上げ、蓋体10を開放する(待機
状態)。次いで、 使用者は、このように蓋体10が開
いている状態で、被包装物6(図2及び図13参照)を
収容した袋状包装物5の開口部をヒートシール機構にお
けるシールバー47の先端部に載せる(装着工程)。こ
のようにヒートシールすべき袋状包装物5を真空チャン
バ30に入れた後蓋体10を閉じる。また、真空チャン
バ30を真空引きするためには、シールパッキング15
を押し潰し気味にし、蓋体10と本体上面21との間を
気密状態にして、真空チャンバ30が負圧になるのを待
つ。このとき、蓋体10を押さえる力加減により、シー
ルパッキング15の撓わみ代が変わり、蓋体10の下端
面と本体上面21との間隔が変化するが、蓋体閉鎖保持
機構の磁石62の吸着面は、弾性体61の弾性力により
この間隔の変化に同調して変化するため、磁石62が蓋
体10を閉じる際の邪魔になることはない。尚、蓋体1
0が本体上面21側に当接し押圧されていない状態、即
ち、磁石62の吸着力のみにより蓋体が閉鎖保持されて
いる状態においては、シールパッキング15は略自然体
(非圧縮)の状態であって、蓋体10の支軸73は図1
1のように上方にあり、その下方に隙間LBが形成され
る。
【0031】このようにして蓋体10を閉じると、蓋体
10の上記開閉機構の閉方向の作動に連動して、スイッ
チ(図示せず)がオンし、真空ポンプ22が作動する。
そして、真空ポンプ22が作動すると、図2に示される
ように、脱気ポート29、配管d、配管c及び配管aを
介してを、真空チャンバ30内の気体等が真空ポンプ2
2により吸引(真空引き)される。真空チャンバ30内
が負圧になると、蓋体10に対し、真空チャンバ30内
の負圧により本体上面21側に引き寄せる力が作用す
る。このとき蓋体10の支軸73の小径部75a,75
bと軸受ブッシュ85の軸孔85aとの間に隙間LB
存在することにより、支軸73及び蓋体10が本体上面
21と平行状態を保持したまま本体上面21側に平行移
動され、シールパッキング15が撓んで蓋体10と本体
上面21との気密性が強く維持される。尚、このとき、
蓋体10の周縁下端面前部に設けられた蓋体閉鎖保持機
構の磁石62は、弾性体61を深い凹部16内において
上方に圧縮し、その吸着面がシールパッキング15の下
面の変化に同調して凹部16内方へ押し上げられる。従
って、蓋体10が本体上面21側に引き寄せられるとき
に、この磁石62が邪魔になるようなことはない。ま
た、磁石62が上方に押し上げられる場合、磁石62を
固定する取り付けネジ63が、スペーサ65を介して磁
石固定部材60を貫通しているため、磁石62の上下動
がスムーズに行われる。
【0032】次いで、十分に脱気が行われ、真空チャン
バ30内が所定圧力以下に減圧されると、真空バルブ2
3が閉じ、脱気工程が終了されると共にシールバルブ2
6が切り換えられ、シールシリンダ組立体40の減圧室
50が、配管b,aを介して真空ポンプ22に連通され
る。そして、真空ポンプ22の作動によって、シールシ
リンダ組立体40の減圧室50内の気体が配管b,aを
介して吸引される。これにより減圧室50内の圧力は低
下し、ピストン45がコイルばね52の弾性力に抗して
上方に移動すると共に、ピストン45と連結されたシー
ルバー47も一緒に上方に移動する。そして、シールバ
ー47の上に載っていた袋状包装物5の開口部も、シー
ルバー47と一緒に上方に動かされ、シールバー47と
熱線受部41との間に挟み付けられる。そして、シール
バー47において、ヒータ線が通電発熱され、シールバ
ー47と熱線受部41とに挟み付けられた袋状包装物5
の開口部がヒートシールされる(ヒートシール工程)。
【0033】所定時間が経過すると、前記ヒータ線がオ
フとなり、大気開放バルブ24が開かれ、真空チャンバ
30内が大気開放されることにより真空チャンバ30内
の圧力が大気圧に上昇し、袋状包装物5が被包装物6
(図2参照)に密着され、大気開放工程が終了する。ま
た、この圧力上昇によって、脱気工程及びヒートシール
工程に亙って蓋体10に作用していた蓋体10を閉じる
力が消滅する。また、真空チャンバ30が大気圧に回復
した直後の所定時間は、シールシリンダ組立体40の減
圧室50内は真空状態のままとされているため、ピスト
ン45の上下面の圧力差に基づく上向きの力が、シール
バー47及び熱線受部41を介し蓋体10に作用する。
従って、蓋体10には、このピストン45の押し上げ
力、弾性体86の引っ張り力及びシールパッキング15
の復元力による上向きの力が作用している。一方、蓋体
10は、支軸73が軸受ブッシュ85内において図11
の位置になるまで、本体上面と平行状態を保ったまま上
方へ移動する。このとき、磁石62は、前記深い凹部1
6内に弾性体61を介して上下動可能に弾性的に取り付
けられているので、支軸73が図11の位置になるまで
は、即ち、シールパッキング15が非圧縮状態に復元す
るまでは、本体上面に接しており、この磁石62の吸着
力により蓋体10は本体上面側に引き付けられたままと
なっている。
【0034】このような状態において、シールシリンダ
組立体40の減圧室50内の大気開放は、前記のごと
く、真空チャンバ30が大気開放された時点から所定時
間経過した後に行われるようにタイミング設定されてい
るため、ピストン45により、シールバー47及び熱線
受部41を介して、蓋体10はさらに上方に押し上げら
れる。そして、磁石47が本体上面に接触しなくなるま
で蓋体10が持ち上げられ、所定時間が経過する。この
ように動作する結果、ヒートシール完了後、蓋体10は
速やかに本体上面21から離れるまで持ち上げられる。
また、蓋体10が本体上面21から離れるまで持ち上げ
られることにより、磁石62を構成要素とする蓋体閉鎖
保持機構による閉鎖保持が解除される。そして、その後
は、弾性体86の弾性力により蓋体10が徐々に開かれ
る(蓋体10の開動作)。
【0035】蓋体10は、腕部材81がストッパとして
のフレーム83の後方垂直板の中央部83a(図1及び
図12参照)に当接することで開動作が停止され、図1
及び図12の実線で示されるような完全に開いた状態に
なる。また、蓋体10が開く際、本体20の後側のハウ
ジング外板20aとほぼ平行な状態にあった腕部材81
は、図12において見て時計方向に回転し、図12の実
線で示されるように、後側のハウジング外板20aと所
定の角度を成して傾斜するように移動する。更に、腕部
材81と連結する連接棒部材89は、蓋体10の開動作
に伴い腕部材81が本体20の中央にある支持部材92
に近付くことから、案内ピン93を中心に支持部材92
に対して(図12において見て)反時計方向に回転しな
がら、案内ピン92がスロット91に沿って相対的に移
動するように、ハウジング外壁20aから離間する方向
に動く。腕部材81に設けられたリーディングダンパ8
7において、連接棒部材89と接続する回転体部は、蓋
体10が開くことに伴う腕部材81及び連接棒部材89
の動作によって回転し、蓋体10の開方向の回動に対し
抵抗が加えられる。このため、蓋体10がゆっくり開
き、腕部材81がストッパとしてのフレーム83の後方
垂直板の中央部83a等に勢いよく当接することがな
い、従って、腕部材とフレーム83との衝突による衝撃
は生じない。
【0036】蓋体10が開くと、蓋体10の下面に突設
された熱線受部41が上方に引き上げられることにな
り、該熱線受部41とシールバー47とにより形成され
ていた袋状包装物5の開口部の挟み付けが解除され(挟
みつけ解除)、袋状包装物5を取り出すことができる。
また、真空チャンバ30の大気開放から所定時間経過す
ると、シールバルブ26が切り換えられ、シールシリン
ダ組立体40の減圧室50内がシールバルブ26の大気
開放口26aを介して大気に連通され、減圧室50の圧
力が大気圧に上昇し、ピストン45がコイルばね52の
弾性力により下方に移動し、シリンダ棒46及びシール
バー47も一緒に下方に移動し、最初の待機状態に戻
る。
【0037】尚、この発明は、次のように変更して具体
化することも可能である。 (1) 前記軸受部分の構造は、前記に記載された構造
に限定されるものではない。例えば、軸受ブッシュ85
を採用せずに、軸受台82の側板82aに直接軸孔を設
けるようにしたものでもよい。 (2) 前記実施の形態においては、蓋体10の周縁下
端面が本体上面21から離れるまで、シールシリンダ組
立体40のシリンダ棒46により、シールバー47及び
熱線受部41を介して蓋体10を持ち上げているが、こ
のような機構は必須のものではなく、他の機構により真
空チャンバ30が大気圧に上昇したときに、蓋体10を
持ち上げるようにしてもよく、また、場合によっては、
最初だけ手動で蓋体10を持ち上げるよう構成してもよ
い。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1記載の発明に
よれば、蓋体を閉じる際、蓋体に加わる力が変化する
と、蓋体の周縁下端面に配設されたシールパッキングの
圧縮度合いが変化し、これにより蓋体の下端面が変化す
るが、磁石の吸着面が蓋体下端面の閉鎖位置に対応して
変化するので、磁石の吸着面が常に本体上面に密着した
状態となる。従って、真空包装装置を休止させるとき
は、蓋体を本体上面に当接するまで押し下げるだけで、
蓋体を閉鎖状態に維持することができ、従来のようにフ
ックを操作する必要がない。また、真空引きの際、蓋体
が本体上面に引き寄せられるが、磁石がこの動きの邪魔
になることもない。
【0039】請求項2記載の発明によれば、磁石の取り
付け片がナットの頭部と円筒状スペーサとの間に固定さ
れ、また、磁石の取り付けネジがスペーサを介して磁石
固定部材に対し上下動可能に貫通しているため、磁石は
シールパッキングの圧縮度合いに対応して、即ち、蓋体
の下端面の上下動に対応して、スムーズに上下動するこ
とができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、蓋体の支軸
が上下動可能に取り付けられ、蓋体が本体上面に対し平
行状態のまま移動できるように構成されており、一方、
磁石も上下動可能に取り付けられ、その吸着面がシール
パッキングの圧縮度合いの変化による蓋体下端面の変動
に対応するように構成されているため、真空チャンバの
真空引きを行うことにより、磁石が障害となることな
く、蓋体が、本体上面との平行状態を保持したまま、本
体上面側に引き寄せられ、シールパッキングが圧縮さ
れ、真空チャンバの気密性が強く維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る真空包装装置の縦断面
図である。
【図2】図1に示した真空包装装置の空気配管系統図で
ある。
【図3】図1に示した真空包装装置の蓋体の下面図であ
る。
【図4】図3におけるIVーIV断面図である。
【図5】図3におけるVーV断面図である。
【図6】図1に示した真空包装装置の磁石の取り付け構
造を示す図面である。
【図7】図6における取り付けネジ周りの拡大図であ
る。
【図8】図1に示した蓋体の支軸受け部分の構造図であ
る。
【図9】図1に示した蓋体の支軸受け部分の分解斜視図
である。
【図10】図8におけるXーX断面図である。
【図11】図1に示した蓋体の支軸と軸受ブッシュの軸
孔との関係を示す図面である。
【図12】図3に示した蓋体の開閉機構を説明する図面
である。
【図13】図1に示した真空包装装置のシールシリンダ
機構の説明図である。
【符号の説明】
1…真空包装装置、5…袋状包装物、6…被包装物、1
0…蓋体、15…シールパッキング、16…深い凹部、
17…浅い凹部、18…ネジ孔、20…本体、21…本
体上面、29…脱気ポート、30…真空チャンバ、40
…シールシリンダ組立体、41…熱線受部、45…ピス
トン、46…シリンダ棒、47…シールバー、50…減
圧室、52…コイルばね、60…磁石固定部材、61…
弾性体、62…磁石、62a…磁石の取り付け片、60
b,62b…取り付け孔、63…取り付けネジ、63a
…取り付けネジの頭部、64,66…平座金、65…円
筒状スペーサ、67…ナット、71…支持受部、72…
ネジ孔、73…支軸、74…大径部、75a,75b…
小径部、81…腕部材、81a…上面部、81b…側面
部、82…軸受台、82a…軸受台の側板、83…フレ
ーム、84…軸受ブッシュ固定用孔、85…軸受ブッシ
ュ、85a…軸孔、86…弾性体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−325806(JP,A) 特開 平7−61759(JP,A) 特開 平4−280260(JP,A) 特開 平4−69882(JP,A) 特開 平4−126979(JP,A) 実開 平3−120407(JP,U) 実開 昭58−39702(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 31/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、蓋体とを有し、該蓋体を本体の
    後部に設けた軸受により回転自在に軸支して本体上面を
    開閉可能とし、前記蓋体の周縁下端面全周に本体上面と
    蓋体との間の機密性を確保するためのシールパッキング
    を設け、前記蓋体の閉鎖時に蓋体と本体上面との間に真
    空チャンバを画成するとともに、前記蓋体を弾性部材に
    より常時開方向に付勢して、ヒートシール完了時、前記
    蓋体を自動的に開放させるごとくした真空包装装置にお
    いて、 前記蓋体の周縁下端面の前部に凹部を設け、該凹部に磁
    石固定部材を配設し、該固定部材に対し下方から弾性体
    を介して、磁力により前記蓋体の閉鎖状態を保持するた
    めの磁石を弾性的に上下動可能に取り付け、前記真空引
    き時の前記シールパッキンの圧縮状態から前記真空チャ
    ンバ内が大気圧であるときの該シールパッキンの非圧縮
    状態に亙って前記磁石の吸着面が常に前記本体上面に密
    着可能となるようにしたことを特徴とする真空包装装
    置。
  2. 【請求項2】 前記磁石に取り付け孔を有する取り付け
    片を設け、該取り付け片の下方から前記磁石固定部材に
    向けて取り付けネジを挿通し、前記取り付け片の上部に
    おいて前記取り付けネジが挿通するように平座金と円筒
    状スペーサとを配設して、前記取り付け片を前記取り付
    けネジの頭部と前記平座金とで挟み、一方、前記固定部
    材には前記スペーサが貫通し得る孔を設け、該孔に前記
    スペーサを貫通させるとともに、前記磁石と固定部材と
    の間に弾性体を挟着し、前記スペーサの上端部で平座金
    を介し前記取り付けネジをナット止めしたことを特徴と
    する請求項1記載の真空包装装置。
  3. 【請求項3】 前記真空チャンバが負圧になったとき
    に、前記蓋体が本体上面と平行状態を保持したまま本体
    上面側に引き付けられて前記シールパッキングが圧縮さ
    れるように、前記支軸を上下動可能に取り付けたことを
    特徴とする請求項1または2記載の真空包装装置。
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