JP3518681B2 - かぶせ折戸 - Google Patents

かぶせ折戸

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JP3518681B2 JP2001238702A JP2001238702A JP3518681B2 JP 3518681 B2 JP3518681 B2 JP 3518681B2 JP 2001238702 A JP2001238702 A JP 2001238702A JP 2001238702 A JP2001238702 A JP 2001238702A JP 3518681 B2 JP3518681 B2 JP 3518681B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、室内や廊下などに
設置されるクローゼットなどの収納用開口部その他の開
閉扉として使用されるかぶせ折戸(アウトセット折れ
戸)に関する。 【従来の技術】 【0002】通常使用されるかぶせ折戸は、図6に示す
ように、開口部を塞ぐ折り畳み自在に連結された2枚の
戸板28a,28bからなる戸28と、前記開口部の天
面および床面に固定され前記戸28の裏面側に位置する
上部レール29および下部レール30と、前記戸裏面の
一側部に取り付けられた上部ヒンジ部材31および下部
ヒンジ部材32と、前記戸裏面の他側部に取り付けられ
た上部スライドヒンジ部材33および下部スライドヒン
ジ部材34とから構成されている。 【0003】このようなかぶせ折戸では、上部および下
部ヒンジ部材31、32を取り付けた前記戸裏面の一側
部が基端(吊元)となって、上部および下部スライドヒ
ンジ部材33、34をレール29,30に沿って走行さ
せることができる。これによって、レール29、30の
前面で、レール29、30に沿って2枚の戸板28a,
28bを折り畳んだり、展開したりして、開口部の開閉
が可能となる。 【0004】かぶせ折戸は、戸28がレール29、30
の前面に配置されるため、戸28を閉じた状態では、レ
ール29、30が戸28で隠れて見えなくなるため、外
観がよく、従って、居室内や廊下などに設置されるクロ
ーゼットなどの収納用開閉ドアとして使用するのに適し
ている。 【0005】しかし、通常のかぶせ折戸は、開口部の天
面および床面にそれぞれレール29、30を設ける必要
があり、特に下部レール30は、折戸を開いたときに目
につきやすく、外観を損なうという問題がある。また、
下部レール30は床面に設置されるため、レール内にゴ
ミや埃などが入りやすく、かつレール内は清掃が困難で
ある。 【0006】さらに、大型クローゼットなどの場合、下
部レール30は、目や足が不自由な高齢者や身体障害者
がクローゼット内に入る場合に床面の障害物となる危険
性がある。また、かぶせ折戸を部屋の間仕切りなどに適
用する場合にも同様の危険性がある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、開口
部床面の外観を損なうことがなく、かつ床面の清掃が容
易で安全性にもすぐれたかぶせ折戸を提供することであ
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、下部レールを床面か
ら撤去し、かつ前記した下部スライドヒンジ部材を使用
せずに、上部ヒンジ部材、下部ヒンジ部材および上部ス
ライドヒンジ部材の3点で戸を支持する場合でも、戸の
開閉、すなわち上部スライドヒンジ部材のスライドをス
ムーズに行うことができ、かつ折戸自体の取り付け強度
も充分であるという新たな知見を得て、本発明を完成す
るに至った。 【0009】かかる本発明のかぶせ折戸によれば、戸を
閉じた状態では、開口部全面を塞ぐことができ、開口部
内の上部レールが隠れて見えなくなると共に、戸を開い
たときも床面に下部レールがないので、開閉時のいずれ
の場合も外観を悪くすることがない。また、床面に下部
レールがないので、安全性にもすぐれ、床面の清掃も容
易である。 【0010】本発明のかぶせ折戸の構成は以下の通りで
ある。 (1) 開口部を塞ぐ折り畳み自在に連結された2枚の戸
板からなる戸と、前記開口部内の天面に固定され、前記
戸の裏面側に位置する上部レールと、前記戸裏面の上部
一側部に取り付けられ、前記上部レールに保持された上
部ヒンジ部材と、前記戸裏面の上部他側部に取り付けら
れ、前記レールに沿って走行する上部スライドヒンジ部
材と、前記戸を水平回動させるための回動軸が、前記
上部ヒンジ部材に設けられた同機能の回動軸と同軸とな
るように前記戸裏面の下部一側部に取り付けられ、弾性
部材によって付勢され下方に突出したピンが設けられ
下部ヒンジ部材と、この下部ヒンジ部材と対向する床面
に取り付けられ、上面に前記ピンを挿通させる挿通孔が
設けられている、下部ヒンジ部材を固定するための受け
具とを備えたことを特徴とする、3点支持方式のかぶせ
折戸。 【0011】 【0012】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るかぶせ折戸を示す部分拡大斜視図である。図1に示す
ように、このかぶせ折戸は、蝶番21により折り畳み自
在に連結された2枚の戸板1a,1bからなる戸1を3
つのヒンジ部材、すなわち上部ヒンジ部材4、上部スラ
イドヒンジ部材8および下部ヒンジ部材12で開閉自在
に支持したものである。 【0013】上部ヒンジ部材4および上部スライドヒン
ジ部材8は、左右対称型である以外は同一構造を有して
いる。すなわち、上部ヒンジ部材4および上部スライド
ヒンジ部材8は、上部レール3に保持されこの上部レー
ル3を走行する車輪9を有するランナー部6と、戸1の
裏面に固定される蝶番部5と、ランナー部6と蝶番部5
とを連結する連結部7とから構成される。前記上部レー
ル3は、開口部の天面に固定され、前記戸1の裏面側に
位置する。 【0014】一方、下部ヒンジ部材12は、2つのピン
14,14を下部に設けたピン保持部10と、戸1の裏
面に固定される蝶番部13と、ピン保持部10と蝶番部
13とを連結する連結部11とから構成される。図2は
下部ヒンジ部材12の構造とその固定方法を示してい
る。図2に示すように、ピン保持部10は、連結部11
の挿通孔11aを挿通したボルト25の先端部と螺合さ
れることにより連結部11と連結されており、かつピン
保持部10と連結部11との間のボルト25にはコイル
スプリング24(弾性部材)が外挿される。このため、
ピン保持部10はコイルスプリング24によって下方に
付勢されている。 【0015】また、図2に示すように、下部ヒンジ部材
12の下方床面26には受け具16が取り付けられてい
る。この受け具16は、床面26から立ち上がった中央
部17と、床面26に接面する両端部19、19とから
構成され、中央部17には前記ピン14、14が挿通す
る挿通孔18、18が設けられている。前記両端部1
9、19には床面26への固定用ねじ挿通孔が設けられ
ており、このねじ挿通孔を経て固定ねじ27により床面
26に固定される。 【0016】受け具16の床面26への取り付け位置
は、上部レール3と対向する床面26であり、2つの挿
通孔18の中心を通る線は上部レール3の長手方向と同
方向となるようにする。 【0017】次に、各ヒンジ部材4、8、12の取り付
け位置を説明する。各ヒンジ部材4、8、12はいずれ
も戸1の裏面に取り付けられる。そして、上部ヒンジ部
材4は戸1を開閉する際の基端(吊元)となる戸1裏面
の上部一側部に取り付けられる。上部ヒンジ部材4が不
用意に上部レール3をスライドしないように適当なスト
ッパ(図示せず)をレール3に取り付けて上部ヒンジ部
材4を固定してもよい。一方、上部スライドヒンジ部材
8は、上部ヒンジ部材4と反対側の上部他側部に取り付
けられる。 【0018】また、下部ヒンジ部材12は、図3に示す
ように、蝶番部5、13の水平回動軸(前記戸1を水平
に回動させるための回動軸、以下同じ)Aが上部ヒンジ
部材4の水平回動軸と同軸となるように上部ヒンジ部材
4下方の戸1裏面の一側部に取り付けられている。この
ため、前記戸1bをスムーズに回動させることができ
る。 【0019】戸1を開口部に取り付けるには、まず上部
レール3に上部ヒンジ部材4および上部スライドヒンジ
部材8を保持させて戸1を上部レール3に吊り下げ、こ
の状態で戸1の下部を受け具16まで持ってくると、ピ
ン14、14はコイルスプリング24の弾性力で受け具
16の中央部に乗り上げ、ついで挿通孔18、18に落
ち込み、取り付けを完了する。このとき、受け具16の
中央部両側は、挿通孔18、18から側端に向かって下
向きの斜面状に形成されているのが好ましく、これによ
りピン14、14を受け具16の中央部に乗り上げさせ
るのが容易になる。 【0020】このように、ピン14、14をコイルスプ
リング24の弾性力を利用して受け具16の挿通孔1
8、18に落とし込むだけでよいから、戸1の取り付け
が容易である。また、2つのピン14、14を使用して
いるので、戸1の開閉時のがたつきも防止でき、高い取
り付け強度を確保することができる。 【0021】図4は本発明のかぶせ折戸の開閉動作を示
している。図4(a)に示すように、開口部35の天面に
固定された上部レール3の前面で、このレール3に沿っ
て上部スライドヒンジ部材8が走行することにより、2
枚の戸板1a,1bを折り畳んだり、展開したりして、
開口部35の開閉が可能となる。この場合、上部ヒンジ
部材4および下部ヒンジ部材12は、基端となる戸1の
吊元B側裏面に取り付けられる。図4(a)は片開きタイ
プの折戸を示しているが、図4(b)に示すように間口の
広い開口部36では、両側に折戸を取り付けて、両開き
タイプとすることができる。 【0022】図5は本発明にかかる折戸の施工例を示し
ており、室内37と収納部38とを本発明のかぶせ折戸
39、40で仕切っている。図5(a)に示すかぶせ折戸
39は、戸1が収納部38の天面と床面との間、すなわ
ち開口部の枠内に設置されている。これに対して、図5
(b)に示すかぶせ折戸39は、戸1が収納部38前面の
室内側、すなわち開口部の前面に設置されている。本発
明は、いずれの取り付け状態であっても適用可能であ
る。 【0023】図5(a)および(b)に示すいずれの取り付
け構造であっても、戸1を閉じた状態では上部レール3
が室内37から見えず、また戸1を開いた状態では従来
のような下部レールが床面にないので、クローゼットな
どの収納部38の外観を損なうことがない。また、床面
に下部レールがないので、床面の清掃が容易であり、さ
らに目や足が不自由な高齢者や身体障害者にも障害物と
なるようなものがなく安全である。しかも、従来のかぶ
せ折戸で使用されていた4つのヒンジ部材を3つに減ら
し、かつ下部レールをなくすことにより、施工コストの
削減も可能となる。 【0024】さらに、上部ヒンジ部材4および下部ヒン
ジ部材12によって、戸1は吊元側で安定に固定されて
おり、上部スライドヒンジ部材8を上部レール3に沿っ
て走行させることによりスムーズに開閉を行うことがで
きる。 【0025】なお、本発明のかぶせ折戸は、部屋の間仕
切り用ドアや、システムキッチンなどに設けられる各種
収納庫の開閉扉などにも適用可能である。 【0026】 【発明の効果】本発明によれば、折り畳み自在の戸を上
部ヒンジ部材および上部スライドヒンジ部材で上部レー
ルに保持させ、かつ戸の下部を1つの下部ヒンジ部材と
その受け具のみで床面に支持させることにより、床面の
レールが必要なくなり、その結果、戸を開いたときに従
来のように下部レールで床面の外観を損なうことがな
く、また床面の清掃も容易になり、安全性も高まり、し
かもスムーズな開閉と高い取り付け強度を有し、さらに
部品点数の削減や施工の容易さから施工コストの削減に
も役立つという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係るかぶせ折戸の取り付
け構造を示す部分拡大概略斜視図である。 【図2】下部ヒンジ部材とその受け具を示す概略断面図
である。 【図3】かぶせ折戸の取り付け状態を示す概略断面図で
ある。 【図4】(a)および(b)はそれぞれ片開きタイプおよび両
開きタイプのかぶせ折戸の開閉動作を示す概略説明図で
ある。 【図5】(a)および(b)はそれぞれかぶせ折戸の施工例を
示す説明図である。 【図6】従来のかぶせ折戸の取り付け構造を示す部分拡
大概略斜視図である。 【符号の説明】 1 戸 3 上部レール 4 上部ヒンジ部材 8 上部スライドヒンジ部材 12 下部ヒンジ部材 14 ピン 16 受け具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−270296(JP,A) 特開2001−323716(JP,A) 特開 平8−284522(JP,A) 実開 平5−10681(JP,U) 実開 平5−78872(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 15/26

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】開口部を塞ぐ折り畳み自在に連結された2
    枚の戸板からなる戸と、 前記開口部内の天面に固定され、前記戸の裏面側に位置
    する上部レールと、 前記戸裏面の上部一側部に取り付けられ、前記上部レー
    ルに保持された上部ヒンジ部材と、 前記戸裏面の上部他側部に取り付けられ、前記上部レー
    ルに沿って走行する上部スライドヒンジ部材と、前記戸を 水平回動させるための回動軸が、前記上部ヒ
    ンジ部材に設けられた同機能の回動軸と同軸となるよう
    に前記戸裏面の下部一側部に取り付けられ、弾性部材に
    よって付勢され下方に突出したピンが設けられた下部ヒ
    ンジ部材と、 この下部ヒンジ部材と対向する床面に取り付けられ、
    面に前記ピンを挿通させる挿通孔が設けられている、下
    部ヒンジ部材を固定するための受け具とを備えたことを
    特徴とする、3点支持方式のかぶせ折戸。
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