JP3518132B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3518132B2
JP3518132B2 JP3355696A JP3355696A JP3518132B2 JP 3518132 B2 JP3518132 B2 JP 3518132B2 JP 3355696 A JP3355696 A JP 3355696A JP 3355696 A JP3355696 A JP 3355696A JP 3518132 B2 JP3518132 B2 JP 3518132B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材フィルム上に
剥離可能に設けられ且つ画像が形成された層(転写画像
層)を備えた転写媒体の転写画像層を被転写体上に加熱
加圧することによって、転写画像層を被転写媒体上に転
写する画像形成装置に関し、被転写体の一面全域に転写
する場合に効果的であり、特には被転写体の厚さが薄く
且つ被転写面に凹凸が存在する場合に、さらには転写媒
体中にホログラム層が存在するような場合に、均一性よ
く良好な転写を可能にする装置である。
【0002】
【従来の技術】前記転写画像層に画像を形成する手段
は、本発明において特に限定されるものではない。画像
形成手段としては、現実に最も多用されている印刷法の
他に、本明細書で多く述べる感熱転写記録法があり、あ
るいはまた転写法、電子写真法、等々も技術的に可能な
例として挙げることができる。そして、画像を付与した
い最終製品にこれらの画像形成手段を用いて直接に画像
を形成することが技術的に困難であるとか、量産性が悪
いとか、あるいは高コストになってしまう、等々の何ら
かの問題を伴う場合、前記の様に、転写媒体にひとまず
画像を形成しておき、しかる後に転写によってその画像
を最終製品へ付与する手段が採用される。
【0003】さて、画像形成手段が、例えば昇華性染料
を使用した感熱転写記録法による場合であれば、基材フ
ィルム上に昇華性染料が感熱転写可能にコーティングし
てある感熱転写リボンと(画像を記録する)被転写体と
を重ね合わせ、サーマルヘッド等を使用し用意した画像
データに基づいて感熱転写リボンと被転写体とを選択的
に加熱し、被転写体上に所望の画像を転写記録すること
になるのは公知技術として広く一般に知られている。ち
なみに、この手段によると(1)階調性の豊かな画像を
えることが出来ること、(2)個々人の顔をそれぞれ個
別の被転写体に記録する場合のように、相互に異なる多
数の画像を手軽に被転写体に形成(記録)できること、
これら(1),(2)を同時に兼ね備えている点から、
印刷法では決して得られない恩恵を享受できる。もし
も、このような人間一人一人の顔の記録を印刷法によっ
て対応しようとした場合には、一般に多大なコストや手
間・時間を要してしまうことから、大変な不経済とな
る。
【0004】しかし、昇華性染料を使用した感熱転写記
録法には欠点もある。つまり、昇華性染料で良好に染色
できるものは材料自体の性質の面から極めて限られてお
り、良好な例としては、ポリエステル樹脂、アクリル系
樹脂、塩化ビニル系樹脂、等の限られた材料しかない。
従って、昇華性染料を使用した感熱転写記録法は、本来
は、これらを使用した被転写体に対してのみしか適応出
来ない。
【0005】そこで、被転写体としてこれら以外の材料
を使用したものであるにも関わらず昇華性染料を使用し
た感熱転写記録法を行なおうとする場合の手段として
は、例えば特開昭63−81093号公報に開示されて
いるものがある。これによると、昇華性染料を備えた感
熱転写リボンとサーマルヘッドとを用いて、まず画像書
込み部においてフィルム状をなす転写媒体(以下では中
間転写媒体と称する)に画像を書込み、しかる後に転写
部において中間転写媒体上の当該画像を前記接着層と共
に被転写体へ転写ローラを使用して加熱加圧することに
より前記の書込んでおいた画像を被転写体に転写するも
のが提案されている。つまり、昇華性染料を使用した感
熱転写記録が行なえる材料の層にいったん昇華背手染料
からなる画像を形成しておき、その画像を画像が形成さ
れてある層ごと被転写体へ転写する方式である(以下で
はこれを単に間接転写と称する)。尚、加熱加圧により
画像を転写する際には、転写画像層と被転写体との間に
接着層を設けておくとか、接着層となりうる層を中間転
写媒体上の転写画像層表面に設けておくとか、あるいは
画像形成層自体が加熱加圧により接着性を生じて被転写
体に接着する材料で構成する、等の手段によることにな
る。
【0006】ところで、転写媒体から被転写体へ転写画
像層を転写する場合に、かつては被転写面の一面中のあ
る部分のみに行なう場合が多かったが、この数年来は、
被転写面の一面全域に転写を行なう場合も多くなってい
る。なお、このような被転写体とは、(一面全域に転写
を行なうものに限らず)例えば、クレジットカード、I
Cカード、キャッシュカード、IDカード、光カード、
プリペイドカード、コンタクトレスカード、自動車免許
証等の各種のライセンスカード等に代表され個人や社会
にとって重要性や付加価値の高い各種カード類、それか
らパスポートや通帳等のやはり個人や社会にとって重要
性や付加価値の高い冊子状をなした記録媒体である。こ
れらに対して、個人の情報(例えば顔の画像)を、それ
ぞれ個別の被転写体に記録したいというニーズは最近ま
すます高まっており、前記昇華性染料を使用した感熱転
写記録法はそれに好適な手段として期待が大きい。
【0007】さて、画像を被転写体へ加熱加圧により転
写する際には被転写体をクランプしておいた方が、転写
の位置が大きくズレることなく一応の良好な転写が行な
える。ただし、後者に述べた被転写面の一面全域に転写
を行なう場合には、被転写体をクランパが転写する側か
ら押さえてしまうとクランパが邪魔になり、当然にクラ
ンパの部分には転写出来ないことになる。従って、この
ような場合には、転写する側に被転写体よりもクランパ
がその一部でも出っ張らぬようにしつつクランプするの
が自然であり、被転写体をサイド方向から挟むようにク
ランプする機構となる。
【0008】ところが、被転写体の中には被転写面に凹
凸が存在するもののがある。そして、被転写面に凹凸が
存在するもののなかには、単に被転写体自体の製品とし
ての製造上のバラツキに起因するものの他に、被転写体
自体の構造あるいは製法に起因してその被転写体の場合
にはほぼ定常的に凹凸が存在するものがある。尚、後者
の代表例としては、製法として基板を貼り合わせる方式
による場合が多い非接触ICカード(別名はコンタクト
レスリモートカード,ノンタッチカード,等々がある)
や、あるいはエンボス加工が施された各種のカード類が
挙げられる。そうした場合に、転写媒体に形成された画
像を転写ローラ使用の加熱加圧によって被転写体の被転
写面へ転写しようと試みても、被転写面中の凹んだ部分
(凹部)には転写画像層が(少なくとも十分には)接触
出来ないので、転写媒体上の画像の必ずしも全てが被転
写体に転写されてしまうわけではなく、十分に接触しき
れなかった箇所の転写画像層は被転写面へは転写され
ず、その部分が(画像が形成されてあるにも関わらず)
転写媒体上に残ってしまうことになる。
【0009】そこで、(基本的に)転写ローラの表面側
の層には比較的に厚さのある弾性層を設けるようにして
おき、転写時の加熱加圧によって表面側の弾性層が適当
に変形することによって凹部の奥のほうにまで転写媒体
が押さえつけられるようにして対応することになる。
【0010】被転写面に凹凸がある場合の転写の様子
を、模式的な図1〜図3を参照して説明する。図1〜図
3は、支持体2上に受像層を兼ねた熱接着層3(前記転
写画像層に相当する)が設けられた構成からなる中間転
写媒体上の画像4を、被転写体5上にヒートローラ1を
用いて加熱加圧転写する様子を示している。これらに描
かれてあるように、被転写体上に存在した凹凸のため
に、加熱加圧による転写工程の後には、被転写体上に転
写されてしまった転写画像部Aと転写されずに支持体上
に残ってしまった熱接着層Bとが生じてしまう。このよ
うな状況に起因して、従来までの技術によると、間接転
写を行なう際には被転写体に対して、被転写面の凹凸が
無く厳しいフラット状態になっていることが強く要望さ
れてしまう。それから、被転写体にはいろいろな形態や
種類のものが多くあることを鑑みると、さまざまなタイ
プの被転写体について一台の画像形成装置で幅広くオー
ルマイティに対応できる設計にすることは、至って難し
い問題になってしまう。
【0011】それから、被転写体の被転写面の一面全域
に転写画像層を設けたいという要望も現に存在し、最近
は以前にもましてその要望が多くなってきている。この
場合、被転写体をステージ上に保持しておくクランパに
関しても、被転写面を転写ローラ側から押さえる方式の
クランパは被転写面の一部を隠すことになる為に、転写
の邪魔になってしまうことからあまり採用されず、その
代わりに、クランパの一部が被転写面よりも高く出っ張
ることのないように設けて且つ被転写面に対する側面方
向から被転写体を保持させる形式のクランパが、一般に
最も採用され易い。しかしながら、被転写体の種類によ
ってはその厚さが本来薄いものが決して少なからず存在
しており、例えば、厚さが部分的に約0.6mmを下回
るほど薄いものも多く存在する。非接触ICカードもそ
の一例である。
【0012】さて、被転写体の厚さが薄く、しかも被転
写面の一面全域に転写画像層を転写する場合には、たと
えクランパが前記のように側面方向から保持する形式の
ものであっても、クランパの最上部と被転写面との高さ
の差が次第に小さくならざるを得なくなる。しかも、被
転写体を被転写面の側面方向から保持するだけなので、
クランパが被転写体に接触する面積は、非常に狭いもの
となる。非転写体の厚さが薄くなるほどこのような傾向
が増してくるために、次第に十分なクランピングが難し
くなる。また凹凸を持った被転写体の場合には、被転写
体の可撓性もあいまって転写時に被転写体にかかる力の
バランスが崩れ易くなり被転写体が意図せぬように動い
たり撓ったりすることから、クランピング時にとりわけ
不安定さが生じてしまいがちとなる。
【0013】それから、クランパの最上部と被転写面と
の高さの差が小さい場合には、転写ローラは被転写体ば
かりでなく、必然的にクランパにも接触してしまうこと
になり、転写媒体と被転写体を加熱加圧するはずの加圧
力が、その多くをクランパの方に奪われてしまうことに
なる。この結果、転写画像層が被転写体に良好に転写さ
れた製品(最終的な記録媒体)を得ることが出来ないと
いう問題。あるいは、良好な転写を行なう為には、加熱
加圧部の装置設計・構成・制御の面で、全加圧力が凹凸
の無い被転写体に付加する場合と比較して随分と大きな
力を加えるようにしなければならなくなるという問題。
転写ローラに係る単位長さ当たりの圧力が小さくても、
転写ローラの全長に渡って加圧するためには力の総量の
違いは決して無視できず、加熱加圧部の設計変更も絡む
ために、装置全体に係るコスト高をもたらすことにもな
り、これはこの画像形成装置の価格の高額化、あるいは
画像が転写された被転写体の価格の高額化にも影響して
ゆくことから問題となってくる。
【0014】それから、このような個人や社会にとって
重要性や付加価値の高いカード類、冊子類などは、偽造
や変造への対抗策としてセキュリティ性を付与するとい
う目的とか、あるいは装飾上や意匠上の意図から、前記
のような画像を形成する他に、被転写面にホログラムも
付与する等の措置が施される場合も次第に非常に多くな
ってきている。例えば、透明ホログラム(透明性を持つ
樹脂上に作られたホログラム形成面に金属等からなる薄
膜を形成することにより半透明性・半反射性を付与でき
る。)を被転写体に設けるのもその一つとして多用され
ている。この透明ホログラムを被転写体に付与する方法
としては、前記透明ホログラムをなす薄膜付きの透明樹
脂層を転写媒体上に転写可能に設けておき、転写媒体か
ら被転写体に転写するものが一般的である。従って、被
転写体に転写する段階では、転写媒体上に透明ホログラ
ムと前記画像との両方が同時に転写可能に設けておき、
一度の転写で両方共に被転写体に付与してしまうという
段取りが一般に多く採用されている。
【0015】ここで、前記ホログラム形成面は極めて微
細な回折格子からなっており、しかもそのような微細構
造を形成し易くする目的にも起因して、透明ホログラム
を生む界面は熱的に且つ機械的にホログラムが破損し易
くなっている。そのために、転写ローラを用いて被転写
体に転写する際には、加熱加圧の高さや強さの過不足あ
るいは被転写面内でバランスの崩れによって、大変に転
写不良を起こしやすくなってしまっており、転写が完了
した被転写体(最終製品)の外観が損なわれてしまう問
題も存在している。尚、転写不良とは、層自体が転写さ
れないことは勿論であり、その他にも、存在しているは
ずのホログラムが部分的に消失して、それに代わってそ
の部分の外観がその周囲とは違って白くみえてしまう不
良(以下では単に白化と称する)が起きてしまうもので
ある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来の
技術が有する問題点に鑑みてなされたものであり、画像
が形成された層を加熱加圧により被転写体の被転写面の
全域へ転写する場合に、被転写体が厚く被転写面がフラ
ットな場合はいうに及ばず、(i)被転写体の厚さがた
とえ薄くても、被転写体が不本意に動いたりせず良好な
転写を行なえるようにすること、そのうえ、(ii)被転
写体がたとえ薄くてしかも被転写面に凹凸があるもので
あっても、被転写体が不本意に動いたりせず良好な転写
を行なえるようにするとともに、加熱加圧による転写時
に要する加圧力を低減し(凹凸が無い被転写体の場合に
要する程度の加圧力に近づけ)、装置の構成・制御に掛
かる金銭的負担や力の負担を低減すること、さらには、
(iii)転写によって被転写体にホログラム(透明ホログ
ラム等)も付与する場合にも、被転写体の薄さやさらに
は被転写面の凹凸にも関わらず、良好な転写を行なえる
ようにすること、これら(i)〜 (iii)を満足する画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明が提供する手段とは、まず請求項1に示すよう
に、基材フィルム上に転写画像層を備えており該転写画
像層には画像が形成されてある転写媒体を、被転写体の
被転写面と該転写画像層とが向きあうようにして転写ロ
ーラを用いて加熱加圧することにより、該転写画像層を
被転写体に転写する画像形成装置において、被転写体を
押さえるクランパが、(イ)被転写面に対する側面方向
から挟みつける構造をなしていること、(ロ)少なくと
も被転写体に接する側の最頂点の高さが、被転写面の最
低点と比較して同等か又はそれ以下の高さであること、
(ハ)少なくとも被転写体に接する側の構造が、転写ロ
ーラ側からみて凹凸形状をなし、且つ複数の凸部の各先
端で被転写体に接して支持していること、(ニ)被転写
体を挟むべく対向して設けられたクランパ部品は、その
先端部が被転写体に接して支持する複数の凸部の配置
が、転写ローラ側からみて互い違いに設けられているこ
と、以上の(イ)〜(ニ)を全て具備することを特徴と
する画像形成装置である。なお、加熱加圧の際に使用す
る前記転写ローラは、熱源が転写ローラとは別個に用意
されている仕様のものでも、あるいは転写ローラ自体が
熱源を備えた仕様(この場合は転写ローラのことを「熱
ローラ」とか「ヒートローラ」とか称する)のものでも
いずれの設計でもよい。
【0018】尚、(イ)に示したが、被転写体は被転写
面に対する側面方向から挟みつけてクランプするが、挟
みつける方向の数に関しては、1方向から挟む場合、2
方向から挟む場合、あるいは場合によってはそれ以上の
数の方向から挟む場合でも、単に設計上許されるか否か
の問題(大きさ、強度、機構、コスト、等々に起因す
る。)だけであって、本発明の構成要件の面からは特に
限定するところは無い。但し、方向の数が2方向以上で
ある場合には、好ましいクランプん可能となるよう力の
釣合いを考慮して相対的な角度を設けるのが好ましい。
例えば、2方向なら互いにほぼ直交する方向が最も一般
的といえる。
【0019】また(ロ)に示したが、クランパの一部で
あっても被転写体に近い場所で被転写面(の最低点)よ
りも転写ローラ側に出っ張っていると、特別な工夫をし
ておかない限り、明らかに転写ローラと衝突してしま
い、良好な転写の妨げとなる。クランパの高さの設計に
関しては、例えばクランパ自体の厚さを基本的に薄くす
ることにより対処するのが、設計の容易さから一般に最
も好適であろうが、本発明の構成要件による解決する課
題や作用からすると必ずしもこれに限定する理由はな
く、クランパ自体を被転写体よりも下方に配置しておけ
ばクランパが厚くても構わない。但し、後者による場合
には一般に、設計が面倒になるとか、転写部のステージ
等の構造が複雑になる等の欠点は生じることになる。
【0020】それから(ハ)に示したが、凹凸形状とは
例えば、ギザギザ状のもの(例/三角形状,台形状、
等),正弦波カーブ(又は余弦波カーブ),円弧または
前記以外の曲線からなる山谷が交互に並んだもの,角張
った凹凸が交互に並んだもの(例/台形状、多角形状、
等),あるいはこれらの形状のものが互いに組み合わさ
れたもの(例/頂点側で被転写体を支持する三角形の山
の繰り返しであり山頂部分又は谷底部分の少なくとも一
方はR(アール)が付けられているもの。)等々のよう
に、様々なものが適用可能である。尚、クランプの性能
やクランパの加工性を考慮すると、ギザギザ状,または
正弦波カーブ(又は余弦波カーブ)のものが好適であ
る。また、クランパの山の部分(凸部)が被転写体の変
形や動きに対して適度の変形(反り、捩れ、ヨーイング
等)するよう、被転写体を支持する側(山の頂上側)が
先細り傾向とし、またクランパ本体側(山裾側)に近く
なると幅が広くなるようにすると、クランパが被転写体
の変形や動きにもよく追従して達成する良好なクランピ
ングが他の場合と比較していっそう効果が高いことが実
験的に確認出来た(一例として図14参照)。また、被
転写体に接する凸部の先端は、点接触(又はほぼ点接
触)である方が好ましいが、線接触であっても凸部ごと
の接触長さが短ければ本発明の課題を十分に解決出来る
ので、その限りでは線接触であってもやはり好ましい。
【0021】次に(ニ)であるが、対向するクランパの
凸部の配置が互い違いになっていることに関しては、本
発明の課題を解決する上で、凸部同士が真っ正面に向き
合っていなければ一般に好ましい。また、凹凸形状の様
相(凸部から凹部に変化する様子、つまり凸部の先端
部,中腹部,根本部そして隣の凸部にかかる部分の形
状)によっては、対向するクランパ間で凸部のある部分
と無い部分と組合せが突然入れ代わったり、あるいは徐
々に入れ代わったりする。片側のクランパのある凸部が
被転写体と支持している位置では転写ローラは被転写体
と当該クランパとを加圧(及び加熱)している際には、
残りの片側のクランパは凸部ではない部分に該当し転写
ローラから加圧(及び加熱)されていないことが最も好
ましい。また、このような片方のみでクランプしている
箇所がある構成では、両方共にクランプが無い箇所があ
っても良好な効果を得られる傾向に変わりはない。さら
にいうと(前記凹凸形状の様相が様々であることを鑑み
るとき)、対向する両側のクランパ及び被転写体とが同
時に完全に加圧(及び加熱)されていなければ、(実験
結果によると)やはり好ましい効果を得られるといえ
る。ちなみに、対向する両側のクランパ及び被転写体と
が同時に完全に加圧(及び加熱)される箇所があったり
すると、良好にクランプする効果の低下がみられるし、
また、加熱加圧が被転写面内で一様に転写されにくくな
ることから、ホログラム層の転写も行なっていた場合に
は前記の白化が大変に起き易くなり、好ましくない。
【0022】そして、好ましくは請求項2に示すよう
に、前記クランパに関して、被転写体を支持する複数の
凸部をなす部分は可撓性を備えていることを特徴とする
請求項1に記載の画像形成装置である。
【0023】というのは、被転写体の材料構成によって
又は厚さが薄い場合には一般に被転写体自体も可撓性
(日常感覚で分かる程度の可撓性)がある。従来の技術
に係るクランパによると、転写中の加熱加圧により被転
写体が撓もうとした場合(特には被転写体の厚さが薄い
場合に起きやすいが)、被転写体が移動したりあるいは
クランパから外れたりし易くなる。ところが本発明のク
ランパであれば、複数存在する凸部は、被転写体の撓み
に対してそれぞれが個別に自然に追随しようとする(追
随出来る)ことから、被転写体が一部の凸部の支持から
脱しかけても、他の凸部がそれを自然と阻止することに
なる。なお、被転写体の被転写面に凹凸がある場合、さ
らには被転写体が薄く且つ被転写面に凹凸がある場合に
は、この転写時の被転写体の動きの傾向がいっそう強く
また不規則的に発生し易くなることから、いっそう顕著
に本発明による効果の恩恵を受けられることになる。
【0024】さらに好ましくは請求項3に示すように、
少なくとも、前記転写ローラが転写時に被転写体上を相
対的に移動してゆく方向に対して、これとほぼ直交する
方向に被転写体を挟みつける前記クランパが設けられて
いることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載
の画像形成装置である。挟む方向は望むなら可能な限り
複数通りに設計配置して良いが、被転写体に良好な転写
を行なうべくクランプすること、且つ挟む方向の数は少
ない方が望ましいことを鑑みたとき、被転写体の最も大
きな動きの傾向を考慮すると、請求項3に示す方向で挟
むことが被転写体を良好にクランプする上で最も支配的
なクランプになることから、この方向に挟むことが設計
上最も効率が良いことになる。
【0025】また、さらに好ましくは請求項4に示すよ
うに、複数の凸部の先端で被転写体を支持するべく形成
されているクランパの前記凹凸形状部分について、被転
写体を挟むべく対向して設けられたクランパ部品同士は
互いに、形状,寸法そして周期のうちの少なくともいず
れかが同一であることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の画像形成装置である。
【0026】あるいは、請求項5に示すように、複数の
凸部の先端で被転写体を支持するべく形成されているク
ランパの前記凹凸形状部分について、被転写体を挟むべ
く対向して設けられたクランパ部品同士は互いに、形
状,寸法そして周期の全てが同一もしくはほぼ同一であ
ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
画像形成装置である。
【0027】そして、さらに好ましくは請求項6に示す
ように、前記転写ローラは、少なくとも剛体の芯金上に
エラストマ層を設けた構造であり、該エラストマ層の厚
さは、前記被転写体の被転写面の凹凸差の最大値よりも
大であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
記載の画像形成装置である。尚、このエラストマ層とし
て特に好適な例としては、主に、シリコン系樹脂,フッ
素系樹脂,またはシリコン系樹脂とフッ素系樹脂との複
合体のうちの少なくともいずれかを使用したものが挙げ
られる。
【0028】さらに好ましくは請求項7に示すように、
前記転写ローラが転写媒体に触れる表面は、フッ素系高
分子化合物で被覆されていることを特徴とする請求項1
乃至6のいずれかに記載の画像形成装置である。尚、こ
の素系高分子化合物として特に好適な例としては、PT
FE(ポリテトラフルオロエチレン)もしくはPFA
(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニ
ルエーテル−コポリマー)の少なくともいずれかを使用
したものが挙げられる。
【0029】さらに好ましくは請求項8に示すように、
前記被転写体が転写画像層を転写されるべくクランプさ
れるステージは、ラバーシートまたはラバーローラのい
ずれかの弾性体であることを特徴とする請求項1乃至7
のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0030】さらに好ましくは請求項9に示すように、
前記転写ローラの回転周速が、加熱加圧を行なう際に被
転写体上を相対移動する速度に比べて速く、且つ、該転
写ローラの形状が、少なくとも軸長方向に沿った有効転
写領域内では両端側よりも中心側の方が細く、外径がな
だらかに変化した凹状の曲面体をなしていることを特徴
とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置
である。
【0031】あるいは、請求項10に示すように、前記
転写ローラの回転周速が、加熱加圧を行なう際に被転写
体上を相対移動する速度に比べて遅く、且つ、該転写ロ
ーラの形状が、少なくとも軸長方向に沿った有効転写領
域内では両端側よりも中心側の方が太く、外径がなだら
かに変化した凸状の曲面体をなしていることを特徴とす
る請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置であ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】
<作用>本発明によると、クランパの先端部を被転写体
(ここでの代表例はカード)の厚さ(Z方向)の表面凹
凸も含めたうちで最も薄い寸法よりも薄く(又は低く)
している。クランパの先端部を薄くした場合には、その
剛性が低下してしまうために、クランパのX,Y方向で
極薄の箇所を最低限でも押さえないとクランパが反って
しまったり、歪んでしまったりする。ところで、ヒート
ローラは、被転写体の被転写面全域(全面)に縁無し転
写を実現するために、ヒートローラの長手寸法における
有効接触寸法(有効転写領域)が被転写体の被加熱寸法
(被転写寸法)よりも長くなっているので、どうしても
クランパに接触してしまう。もし、通常のあまり表面に
凹凸の無い被転写体に加熱加圧を行なうだけであれば、
ヒートローラ上のエラストマ層は不要であるかもしくは
殆どその厚さを意識しなくても済むほどに僅かな薄さで
ある。その結果、ヒートローラの被転写体への加圧時に
は、ヒートローラとクランパとの関係は、クランパを若
干加圧する(僅かにふれる)だけなので、基本的には被
転写体に加圧力が集中する。従って、ヒートローラから
クランパへ損失してしまう加圧力の量は無視出来るほど
に小さいものとなる。
【0033】しかしながら、被転写体の凹凸により転写
不良が部分的に発生する原因を無くすべく吸収してしま
うために充分な厚さのエラストマ層をヒートローラの外
側表面付近に設けた場合には、エラストマ層が被転写面
により大きく凹み、その一方では、その凹んだことによ
ってクランパ側ではヒートローラがクランパを加圧して
しまうことになる。また、クランパは完全な剛体(例/
ステンレス製)といってもよく、クランパを加圧してし
まうことにより、相当な大きさの加圧力が被転写体では
なくクランパの方へ費やされてしまう。このことから、
被転写体に充分な加圧力を与える為には、ヒートローラ
のトータルとして(凹凸が無い被転写体に対する時と比
較して)かなり大きな加圧力を与えなければならなくな
ってしまう。
【0034】さらに、本発明にかかるごとき画像形成装
置を設計する場合、製品としての利点も高めることか
ら、様々な情報記録媒体(被転写体)に適応させること
を設計方針の一つに掲げることが一般に多い。そこで、
各種サイズの被転写体に対応させるべく、有効接触長さ
の長いヒートローラを備える設計が生まれ易い。例え
ば、凹凸が多い種類の現在の代表例カードである非接触
ICカードのサイズはID1サイズと称されるが、これ
以外のもっと大きなサイズの被転写体に対しても本画像
形成装置で対応できるべく、長いヒートローラを備える
場合は多い。従って、クランパへの加圧力損失は加圧ア
クチュエータや駆動伝達部材への多大な負荷を招くこと
から、設計,装置重量,装置コストあるいは装置寿命の
面で商業面での採算からかなり深刻な問題となる。
【0035】クランパは剛体であり、前記のようにヒー
トローラとクランパが接触して加熱加圧が行なわれる場
合には、本来は被転写体に与えるべき加圧力はクランパ
側にさらに大量に奪われてしまう。特にカードに凹凸が
あり凹部を加熱加圧する場合には、よりいっそうクラン
パ側に加圧力が奪われてしまい最終的に装置として設定
が必要な加圧力は膨大な値になってしまう。しかし、本
発明の構成要件にあるクランパの場合には、クランパ側
に奪われる荷重が約半分で済む為に加圧力を小さく抑え
ることが出来、加圧アクチュエータや支持部材、フレー
ム等の設計に際して特別な配慮を払う必要が無くなる。 〔参考データ〕 ・従来の技術:凹凸の無い通常のカードで必要な線荷重→ 約3kgf/cm ・ 〃 :凹凸があるカードで必要な線荷重 → 約5kgf/cm ・本発明 : 〃 で 〃 → 約4kgf/cm
【0036】なお、これらのことは、図15〜図17に
示すニップの場所に着目して考察することからも容易に
分かる。本発明の前記クランパを用いることによると、
加圧力のなかで「クランパへの余計な加圧力」を約半分
に低減できるので、余計な加圧力をヒートローラに与え
なくて済むので、加圧アクチュエータや駆動伝達部への
負担が少なくて済む。
【0037】被接触ICカードの製造では、一般には電
子部品モジュールを内部に収容するべく凹部が形成され
た樹脂板を用意し、電子部品モジュールを装填した後に
別の樹脂板で蓋をしつつ封止する、等の工程を経る。こ
の工程に限らず、その製法に起因してか、非常に表面に
凹凸や厚さのバラツキが生じ易い。この為に、転写ロー
ラを使用して加熱加圧することにより転写媒体から転写
画像層を転写する場合には、転写ローラの加圧箇所近傍
のカード形状に起因してカードが不安定に移動揺動して
しまい易い。さて、クランパとして単に薄い平板状のも
のを採用した場合、カード側面に対して(接触長さが長
い)線接触で支持していることから、カードに少し不安
定な移動や揺動が発生すると、カードはクランパからそ
っくり容易に外れてしまう。つまり、カードを良好に保
持し続けることが出来ない。
【0038】しかしながら、本発明によると良好なクラ
ンプ能力を発揮して、この問題点についても解決してく
れる。図18を参照して説明する。図18は本発明の前
記クランパが被転写体であるカードの側面(端部)を保
持する様子を斜視図で示したものである。クランパの各
接触部は独立にカード側面に接触・支持することが分か
る。さらには、このクランパは(例として)ステンレス
製の薄板を使用しているので、ステンレス鋼のバネ性に
よって被転写体の挙動に対応してもクランパ先端部(各
接触部)が独立して追随して動くことが出来る。
【0039】このことは、図19でも説明出来る。図1
9では、被転写体であるカードの側面(端部)で、クラ
ンパ先端部(各接触部)の接触箇所を斜線で示してい
る。カードが転写の際の加圧によって移動・揺動あるい
は変形した(しよう)としても、クランパ先端部がこれ
に追随して保持することが分かる。つまり、長い線で被
転写体を一度に保持する従来のクランパと対比して、本
発明のクランパは、多くの点または多くの短い線で支持
するクランパであって、これらの点または短い線はそれ
ぞれがある程度に独立してクランプ動作を行なうのであ
る。
【0040】本発明の請求項1〜10に記載の画像形成
装置によると、転写媒体上の画像を転写ローラを用いて
加熱加圧して被転写体上へ転写させる際に、クランパ部
への加圧力の逃げが少なく出来ることから、転写抜け、
画像抜け等が発生しにくい。尚、転写抜けとは、中間転
写媒体上野画像を含む転写層の一部が(本来は転写され
るべきところであるにもかかわらず)被転写体上に転写
出来ていない状態を指し、また画像抜けとは、特に溶融
転写等の、昇華染料以外の中間転写媒体上の画像層と被
転写体との間で加熱・加圧が足りないことから、十分な
接着力が得られず、被転写体から画像部から剥離してし
まうことを指す。また、被転写体に接触するクランパの
形状が、凸部と凹部とが並んで接触部と非接触部とがを
繰り返し存在するものであり、対向するクランパの凹凸
の様子が互い違い(千鳥状)になっていることから、ク
ランパ部に転写ローラの加圧量の逃げを最小限に押さえ
る事が可能で、クランパとの干渉を極力小さくすること
が出来る事ことにより、転写ローラの加圧力量を小さく
しても良好な画像転写を行なうことが出来る。
【0041】請求項2〜10によると、クランパの凸部
が特に可撓性が高い場合には、被転写体の撓みや移動に
追随し易く、良好なクランプの効果を高められる。
【0042】請求項3〜10によると、被転写体が最も
移動し易い方向に対して相性の良い向きから挟む為に、
挟む方向の数が少なくて且つ効果の高いクランプを可能
にする。
【0043】請求項4〜10によると、対向するクラン
パのバランスがかなり良く、良好なクランプの助けとな
る。
【0044】請求項5〜10によると、請求項4の場合
以上に、対向するクランパは高度にバランスがとれてお
り、良好なクランプのいっそうの助けとなる。
【0045】請求項6〜請求項10の画像形成装置によ
れば、凹凸のある被転写体、例えば被転写体内部にIC
等の電気部材が埋めこんであるカード、エンボスによる
凹凸や、製造上の作製精度上不良やバラツキが存在する
カード等、様々な被転写体に画像転写を行なう際に、転
写媒体を介して被転写体を加熱加圧する転写ローラの表
面に厚いエラストマ層を設けてあり、さらには転写ロー
ラ上のエラストマ層の厚さを、転写を施す被転写体上に
存在し得る最も大きな凹凸差寸法よりも厚くしてあるこ
とから、転写媒体上にある(転写画像層も兼ねた)接着
層は、転写ローラによって、被転写面の全域で良好に密
接された状態で加熱加圧させることを実現できるので、
望ましい良好な画像転写が出来る。また、エラストマ層
として、耐熱性と、高温化でのゴム復帰性の高いシリコ
ン系樹脂若しくはフッ素系樹脂若しくはシリコン系樹脂
とフッ素系樹脂を複合させたエラストマ層とすることに
よると、被転写体上の凹凸上を加熱加圧時に安定して加
圧することが出来、更に転写ローラとして長寿命を実現
できる。
【0046】請求項7〜10によると、転写ローラの最
外表面にフッ素系高分子化合物が被覆してあることか
ら、被転写体上の凹凸面を転写媒体を介して加熱加圧に
より転写する際に、転写ローラ表面と転写媒体との界面
で良好な潤滑作用が得られることによって、凹凸を良好
にトレースすることの助けに大変に寄与することが出来
る。さらにはフッ素系高分子化合物が、たとえば、PT
FE(ポリテトラフルオロエチレン)もしくはPFA
(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニ
ルエーテル−コポリマー)の何れかであるとき、転写ロ
ーラ表面には潤滑性、離型性(耐汚れ性)、耐熱性等が
高レベルで与えられるので、凹凸のトレースがいっそう
良好に行なえる。
【0047】また、請求項8〜10によると、被転写体
を弾性を有したラバーシート又はラバーローラを被転写
体の転写ローラに接触する側の反対より支持して加熱加
圧するので、被転写体の転写ローラに接触しない側の凹
凸をも前述のラバーシート又はラバーローラで吸収する
ことが出来る。
【0048】請求項9によると、転写ローラの回転周速
を、加熱加圧を行なう際に被転写体が相対移動する速度
に比べて速めに設定し、転写ローラは直径が外側よりも
中心側の方が小さく断面凹状の曲面で形成しているの
で、加熱加圧中の(中間)転写媒体は、たえず中心側か
ら端側に向かったテンションを与えられることになり、
被転写体上に凹凸があっても(中間)転写媒体に皺等を
発生させることも無く、安定して良好な転写を実現で
き、またホログラム層の白化の発生も予防出来る。
【0049】また、請求項10によると、転写ローラの
回転周速を、加熱加圧を行なう際に被転写体の移動する
速度に比べて遅めに設定し、転写ローラの直径は、両端
部よりも中心部の方が大きい断面凹状の曲面形成してい
るので、請求項9の場合と同様に、加熱加圧中の中間転
写媒体はたえず、中心側から端側に向かったテンション
を与えられることになり、被転写体上に凹凸があっても
(中間)転写媒体に皺等の発生をさせることも無く、安
定して良好な転写を実現でき、またホログラム層の白化
の発生も予防出来る。
【0050】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面を参照しつ
つ説明する。図4は、本発明の一実施例に係るヒートロ
ーラ、中間転写媒体、そして被転写体を呈示した略式図
である。ヒートローラ10は、表面に導電性加熱加硫型
シリコンゴムによるエラストマ層15を設けてあり、こ
のエラストマ層15の厚さYは被転写体上の被転写面に
存在する凹凸のPeak−to−Peak幅Xよりも厚
く設計されてある。つまり、 Y > X である。また、ヒートローラの軸方向の形状10’は、
中心部の径f1の方がローラ端部の径f2よりも小さく
設計されている。つまり、 f2 > f1 である。ここで、図5〜図7に示すように、ヒートロー
ラを使用して中間転写媒体を被転写体14上に加熱加圧
する場合、被転写体上に存在する凹凸(X)よりもヒー
トローラ上のエラストマ層(Y)の方が大きいので、最
終的には被転写体上に均一に且つ抜けの生じていない転
写画像16を被転写体上に設ける事が出来る。
【0051】更に、先に述べた様にヒートローラの軸方
向の形状は、ローラ端部の径よりも中央部の径の方が小
さい逆クラウン形状であり、加熱加圧時の転写速度より
もヒートローラの回転を若干速くしてあるので、加熱加
圧中の中間転写媒体は、ヒートーラ軸方向中央部より端
部にかけてテンションが発生することになり、凹凸のあ
る被転写体であっても良好に加熱加圧出来、皺の発生や
転写不良といった不具合が発生することはない。
【0052】次に被転写体を保持するクランパについて
説明する。図8は、被転写体24の厚さ方向から見た概
略図である。本クランパは、クランパ22,23,25
の3枚の板材で構成されており、図8では、被転写体2
4を上述のクランパ22,23,25で保持すべき開放
状態を示す。尚、21は、被転写体の下敷となるべく設
置してあるラバーシートである。そして、被転写体をク
ランパで保持すべく、クランプ部に差し入れたのが図9
である。この様に、クランパ22,23,25はその先
端部で被転写体24をその厚さ方向に直交する方向で保
持することによってクランプを行なうもので、図10
は、実際にクランプ中の様子を示すものである。尚、本
実施例で実際にクランプする場合は、図8,図9で示す
レバーE,Fを矢印,の各方向に移動させれば図示
していないバネ力によってクランプすることが出来る。
【0053】さて、図10にて詳細にクランプ部につい
て説明すると、図10において、左側の図面は被転写体
の厚さ方向から見た概略図で、右側は被転写体と被転写
体を保持するクランパ部を被転写体の厚さ方向に直交す
る断面部から見た概略図である。クランパ22と23
は、被転写体24を挟みこんでクランプしているが、ク
ランパ22,23が被転写体24に接触している箇所
は、接触部(D,C)と非接触部に別れており、接触部
と非接触部は周期kにて千鳥状に互い違いに接触してい
る。また、接触部C,Dの厚さは、被転写体厚さ方向の
凹凸部の中で最も薄い箇所よりも更に薄く形成されてい
る。
【0054】ここで、図10の断面方向からみた右図を
もとした図11〜図13を用いて中間転写媒体上の画像
情報を被転写体に加熱加圧する際の説明をする。図11
において、符号22,23は、先の図10で呈示したク
ランパであり、支持体32上に受像層を兼ねた熱接着層
31を予め画像形成しておいた画像情報33と共に被転
写体24に加熱加圧する際に被転写体24をクランプし
ている。尚、クランパ22,23には、被転写体24へ
の接触部C,Dが存在しているが、j部は、テーパ状に
薄く仕上げてあり、被転写体厚さ方向の凹凸部の中で最
も薄い箇所よりも更に薄く形成されている。
【0055】ここで、ヒートローラ30を方向bに降下
させて加熱加圧すると、図12に示したように、被転写
体上に存在するXよりもヒートローラ30上のエラスト
マ層の厚さは先に述べたように大きいので、被転写体上
に均一な加熱加圧が出来る。よって、図13の様に方向
dにヒートローラを解除すると、被転写体24上には均
一な最終転写画像34が形成される。
【0056】このプロセスの際、クランパのCとDは、
被転写体の一番薄いところよりも更に薄くなっているの
で、ヒートローラが直接若しくは中間転写媒体を介して
クランパに接触しにくく、接触しても加圧圧力が逃げに
くいので、被転写体の端部まで有効に加圧することが出
来る。更に、クランパの被転写体に対する接触部は、千
鳥状に互いに一定の周期で接触と非接触を繰り返してい
るので、ヒートローラのクランパ接触による加圧の逃げ
は更に起きにくくなっている。
【0057】発明者らは下記のヒートローラを備えた画
像形成装置を作成した。すなわち、このヒートローラの
構成は、 エラストマ層 : 導電性シリコンゴム エラストマ層厚さ : 1.5mm 又は 2.0mm ヒートローラ直径 : 約50mm クラウン値 : 逆クラウン形状 直径差 0.07〜0.15mm 加熱加圧速度 : 10〜50mm/sec(被転写体の材質等に応 じて好ましい加熱加圧速度が異なる) 相対速度差 : 被転写体に対して、ヒートローラ周速を相対的に 0.2〜2.0%程度だけ速くする。 ヒートローラ表面層 : PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロ アルキルビニルエーテル・コポリマー) 表面層厚さ : 50μm ヒートローラ表面温度: 160〜180℃ 温度コントロール : 温度センサーと温調機による温度コントロール である。
【0058】このヒートローラと、厚さ1.5〜2.0mm
のシリコンゴムによるベースラバーシートを被転写体の
下敷とし、そしてクランパ先端部の厚さを0.3〜0.35
mmに薄くした千鳥状のクランパを用いて被転写体をク
ランプし、そのうえで加熱加圧した。その結果は、 凹凸差が0.4mm : 厚さ約0.8mmの易接着性PET(ポリエチレ ンテレフタレート)製の被転写体 凹凸差が0.5mm : 厚さ約0.8mmの塩化ビニル製の被転写体 凹凸差が0.4〜0.5mm: 厚さ約0.8mmのABS製の被転写体 となった。つまり、以上3種類の被転写体に良好な転写
画像を形成出来ることが確認できた。
【0059】尚、加熱加圧の際には(ヒートローラ軸方
向の線加重相当)1.5〜4.0kgf/cmの強さ
(被転写体の材質等に応じて必要な強さの最低値が異な
る為に強さを色々と違えたもの)で加圧したが、被転写
体の内部にIC等の基板を挿入した場合の加熱加圧であ
っても、(最大の加圧力である)4.0kgf/cmで
加圧しても被転写体内部の電子部品になんら損傷は与え
なかった。これは、ヒートローラのエラストマ層が被転
写体に加熱加圧する際に応力を特定の箇所に集中するこ
となく、分散して加圧する働きも持っているためであ
る。
【0060】また、発明者らは同様にヒートローラの表
面被覆を上述のPFA(テトラフルオロエチレン・パー
フルオロアルキルビニルエーテル・コポリマー)からポ
リテトラフルオロエチレンに変更したものも実験確認し
たが、このヒートローラに関しても良好な画像形成を実
現できた。
【0061】尚、本実施例では、被転写体を手動でクラ
ンプするマニュアルフィード方式の例のみを呈示した
が、当然の事ながら、自動でクランプの実行と加熱加圧
転写及びクランプの解除を行うオートフィードの画像形
成装置に関しても同様に対応できる事は言うまでも無
い。また、オートフィード機の場合は、下敷に使用した
ベースラバーシートの他に加圧ローラ等のエラストマ層
を持ったローラを被転写体の裏面(ヒートローラから見
て)に設置することも可能である。
【0062】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明に係る画
像形成装置は、クランパの形状や特性そして配置等に特
徴を備えており、また転写ローラの構造や制御、あるい
はステージの構造に関してもそれぞれ特徴を備えている
ことから、画像が形成された層を加熱加圧により被転写
体の被転写面の全域へ転写する場合に、被転写体が厚く
被転写面がフラットな場合はいうに及ばず、(i)被転
写体の厚さがたとえ薄くても、被転写体が不本意に動い
たりせず良好な転写を行なえるようにすること、そのう
え、(ii)被転写体がたとえ薄くてしかも被転写面に凹
凸があるものであっても、被転写体が不本意に動いたり
せず良好な転写を行なえるようにするとともに、加熱加
圧による転写時に要する加圧力を低減し(凹凸が無い被
転写体の場合に要する程度の加圧力に近づけ)、装置の
構成・制御に掛かる金銭的負担や力の負担を低減するこ
と、さらには、(iii)転写によって被転写体にホログラ
ム(透明ホログラム等)も付与する場合にも、被転写体
の薄さやさらには被転写面の凹凸にも関わらず、良好な
転写を行なえるようにすること、これら(i)〜 (iii)
をいずれも満足させることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術に係る画像転写装置について、転写
の様子の一例を順に模式的に示す説明図である。(図1
〜図3で一組)
【図2】従来の技術に係る画像転写装置について、転写
の様子の一例を順に模式的に示す説明図である。(図1
〜図3で一組)
【図3】従来の技術に係る画像転写装置について、転写
の様子の一例を順に模式的に示す説明図である。(図1
〜図3で一組)
【図4】本発明の画像形成装置に係る一実施例につい
て、転写部の様子と転写ローラの形状を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の画像形成装置に係る一実施例につい
て、転写の様子を順に模式的に示す説明図である。(図
5〜図7で一組)
【図6】本発明の画像形成装置に係る一実施例につい
て、転写の様子を順に模式的に示す説明図である。(図
5〜図7で一組)
【図7】本発明の画像形成装置に係る一実施例につい
て、転写の様子を順に模式的に示す説明図である。(図
5〜図7で一組)
【図8】本発明の画像形成装置に係る一実施例につい
て、被転写体がステージ上に無くクランパが開放状態に
ある様子を模式的に示す説明図である。
【図9】本発明の画像形成装置に係る一実施例につい
て、被転写体がステージ上に載っているが、まだクラン
プされていない状態にある様子を模式的に示す説明図で
ある。
【図10】本発明の画像形成装置に係る一実施例につい
て、被転写体がステージ上に載り且つクランプされてい
る状態にある様子を模式的に示す説明図である。
【図11】本発明の画像形成装置に係る一実施例につい
て、転写の様子を順に模式的に示す説明図である。(図
11〜図13で一組)
【図12】本発明の画像形成装置に係る一実施例につい
て、転写の様子を順に模式的に示す説明図である。(図
11〜図13で一組)
【図13】本発明の画像形成装置に係る一実施例につい
て、転写の様子を順に模式的に示す説明図である。(図
11〜図13で一組)
【図14】本発明の画像形成装置に係る別の一実施例に
ついて、転写ステージおよびクランパの様子を平面図で
示す説明図である。
【図15】本発明の画像形成装置に係る他の一実施例に
ついて、特にニップに着目して転写の様子を順に模式的
に示す説明図である。尚、ヒートローラが駆動回転し被
転写体がヒートローラ側に移動する場合を示す。(図1
5〜図17で一組)
【図16】本発明の画像形成装置に係る他の一実施例に
ついて、転写の様子を特にニップに着目して順に模式的
に示す説明図である。(図15〜図17で一組)
【図17】本発明の画像形成装置に係る他の一実施例に
ついて、転写の様子を特にニップに着目して順に模式的
に示す説明図である。(図15〜図17で一組)
【図18】本発明の画像形成装置に係る一実施例につい
て、被転写体の変形や動きと、それに追随するクランパ
の変形や動きを模式的に示す説明図である。(図中の矢
印は変形や動きの向きを示す)
【図19】本発明の画像形成装置に係る一実施例につい
て、被転写体の変形や動きとクランパ接触部分の様子を
模式的に示す説明図である。 (a)被転写体に変形や動きが無い状態 (b)〜(d)被転写体が様々に変形した(あるいは動
いた)状態にクランパが追従している様子〔図中の点線
は(a)の状態の被転写体を示す〕
【符号の説明】
1,10, 30・・・ヒートローラ 2,11,32・・・支持体 3,12, 31・・・熱接着層(画像形成層) 4, 13, 33・・・・・画像 5,14, 24・・・被転写体(被転写媒体) 6・・・・・(転写用)ステージ 15・・・・・エラストマ層 16, 34・・・・・転写画像層 20,21・・・・・ラバーシート(転写用ステージ) 22,23,22',23',22",23",25・・・クランパ 33・・・・・画像情報 34・・・・・最終転写画像 40・・・・・ニップ A・・・・・転写画像部 B・・・・・熱接着層 C,D,C',D',C",D" ・・・接触部 E,F・・・レバー X・・・・・凹凸のPeak−to−Peak幅 Y・・・・・エラストマ層の厚さ a・・・・・ヒートローラの回転する向き b・・・・・ヒートローラが降下する向き c・・・・・ヒートローラが被転写体に対して(相対)
移動する向き b・・・・・ヒートローラが上昇する向き s・・・・・ステージが移動する向き f1・・・・ヒートローラの端側の直径 f2・・・・ヒートローラの中心側の直径 j・・・・・クランパ先端のテーパー部 k・・・・・クランパ先端の被転写体に接している部分
の幅 ,・・・レバーを動かす向き
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−160253(JP,A) 特開 平8−90755(JP,A) 特開 平8−11374(JP,A) 特開 平7−227983(JP,A) 特開 平7−178993(JP,A) 特開 平6−286178(JP,A) 特開 平6−246983(JP,A) 特開 平5−293986(JP,A) 特開 平5−261952(JP,A) 実開 平2−3842(JP,U) 実開 昭60−152446(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/325 B41F 16/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材フィルム上に転写画像層を備えており
    該転写画像層には画像が形成されてある転写媒体を、被
    転写体の被転写面と該転写画像層とが向きあうようにし
    て転写ローラを用いて加熱加圧することにより、該転写
    画像層を被転写体に転写する画像形成装置において、 被転写体を押さえるクランパが、 (イ)被転写面に対する側面方向から挟みつける構造を
    なしていること、 (ロ)少なくとも被転写体に接する側の最頂点の高さ
    が、被転写面の最低点と比較して同等か又はそれ以下の
    高さであること、 (ハ)少なくとも被転写体に接する側の構造が、転写ロ
    ーラ側からみて凹凸形状をなし、且つ複数の凸部の各先
    端で被転写体に接して支持していること、 (ニ)被転写体を挟むべく対向して設けられたクランパ
    部品は、その先端部が被転写体に接して支持する複数の
    凸部の配置が、転写ローラ側からみて互い違いに設けら
    れていること、以上の(イ)〜(ニ)を全て具備するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記クランパに関して、被転写体を支持す
    る複数の凸部をなす部分は可撓性を備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】少なくとも、前記転写ローラが転写時に被
    転写体上を相対的に移動してゆく方向に対して、これと
    ほぼ直交する方向に被転写体を挟みつける前記クランパ
    が設けられていることを特徴とする請求項1又は2のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】複数の凸部の先端で被転写体を支持するべ
    く形成されているクランパの前記凹凸形状部分につい
    て、被転写体を挟むべく対向して設けられたクランパ部
    品同士は互いに、形状,寸法そして周期のうちの少なく
    ともいずれかが同一であることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】複数の凸部の先端で被転写体を支持するべ
    く形成されているクランパの前記凹凸形状部分につい
    て、被転写体を挟むべく対向して設けられたクランパ部
    品同士は互いに、形状,寸法そして周期の全てが同一も
    しくはほぼ同一であることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記転写ローラは、少なくとも剛体の芯金
    上にエラストマ層を設けた構造であり、該エラストマ層
    の厚さは、前記被転写体の被転写面の凹凸差の最大値よ
    りも大であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記転写ローラが転写媒体に触れる表面
    は、フッ素系高分子化合物で被覆されていることを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】前記被転写体が転写画像層を転写されるべ
    くクランプされるステージが、ラバーシートまたはラバ
    ーローラのいずれかの弾性体であることを特徴とする請
    求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記転写ローラの回転周速が、加熱加圧を
    行なう際に被転写体上を相対移動する速度に比べて速
    く、且つ、該転写ローラの形状が、少なくとも軸長方向
    に沿った有効転写領域内では両端側よりも中心側の方が
    細く、外径がなだらかに変化した凹状の曲面体をなして
    いることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記転写ローラの回転周速が、加熱加圧
    を行なう際に被転写体上を相対移動する速度に比べて遅
    く、且つ、該転写ローラの形状が、少なくとも軸長方向
    に沿った有効転写領域内では両端側よりも中心側の方が
    太く、外径がなだらかに変化した凸状の曲面体をなして
    いることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載
    の画像形成装置。
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