JP3517444B2 - 成形品および金型の三次元ソリッドモデル作成方法 - Google Patents

成形品および金型の三次元ソリッドモデル作成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD(Computer Aid
ed Design )システムを用いて成形品および金型の三次
元ソリッドモデルを作成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からCADシステムでは、単純な形
状の基本三次元ソリッドモデル(以下、プリミティブと
いう)を設定し、立体モデル同士の和、差、積をとる演
算操作(以下、集合演算という)を用いてこのプリミテ
ィブを組み合わせ、所望の三次元ソリッドモデルを作成
する方法が用いられている。
【0003】すなわち、図5の斜線部に示すようなワー
クWのソリッドモデルを作成する場合であれば、図9に
示すように、プリミティブ2に対して凸部を形成するた
めのプリミティブ4a、4bを所定位置に配置し、前記
プリミティブ4a、4bから不要部分6a、6b(斜線
部分)を削除する。さらに、集合演算によって前記プリ
ミティブ2と不要部分6a、6bが削除されたプリミテ
ィブ4a、4bを一体化(ソリッド化)する。この過程
を繰り返すことによりワークWの三次元ソリッドモデル
の作成を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、自動車エンジンのシリンダブロック、あるいは、そ
れを鋳造する金型の三次元ソリッドモデルを作成する場
合には、前記シリンダブロックの形状の複雑さによっ
て、プリミティブの組み合わせによる配置回数、あるい
は不要部分を削除する回数が増加する。しかも、前記シ
リンダブロックが鋳造品であるため、前記三次元ソリッ
ドモデルに金型特有の抜き勾配を付与する作業等が必要
となり、当該三次元ソリッドモデルの作成工程が非常に
煩雑になるという不都合があった。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するために
なされたものであって、複雑な形状であっても簡便に三
次元ソリッドモデルが作成できる成形品および金型の三
次元ソリッドモデル作成方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、CADシステムにおいて、抜き方向の
異なる複数の分割金型から成形される成形品の三次元ソ
リッドモデルを作成する方法であって、前記各分割金型
の抜き方向に沿って一方向の抜き勾配を付与し、前記各
分割金型の成形面形状に対する反転形状を備えた同じ前
記抜き方向を持つ前記分割金型毎の第1の三次元ソリッ
ドモデルを作成する第1の過程と、前記複数の第1の三
次元ソリッドモデルの反転形状を得ることにより前記各
分割金型の成形面形状を有する複数の第2の三次元ソリ
ッドモデルを作成する第2の過程と、前記複数の第2の
三次元ソリッドモデルを成形位置に配置してキャビティ
を画成させ、当該キャビティの反転形状を得ることによ
り成形品の三次元ソリッドモデルを作成する第3の過程
と、を備えることを特徴とする。
【0007】また、本発明は、CADシステムにおい
て、抜き方向の異なる複数の分割金型の三次元ソリッド
モデルを作成する方法であって、前記各分割金型の抜き
方向に沿って一方向の抜き勾配を付与し、前記各分割金
型の成形面形状に対する反転形状を備えた同じ前記抜き
方向を持つ前記分割金型毎の第1の三次元ソリッドモデ
ルを作成する第1の過程と、前記複数の第1の三次元ソ
リッドモデルの反転形状を得ることにより前記各分割金
型の成形面形状を有する複数の第2の三次元ソリッドモ
デルを作成する第2の過程と、を備えることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明に係る成形品の三次元ソリッドモデル作
成方法では、先ず、各分割金型の抜き方向に沿って一方
向の抜き勾配が付与され、前記各分割金型の成形面形状
に対する反転形状を備えた同じ前記抜き方向を持つ前記
分割金型毎の第1の三次元ソリッドモデルを作成する。
次に、前記複数の第1の三次元ソリッドモデルの反転形
状を得ることにより前記各分割金型の成形面形状を備え
る複数の第2の三次元ソリッドモデルが作成される。こ
のようにして求められた複数の第2の三次元ソリッドモ
デルを成形位置に配置してキャビティを画成し、該キャ
ビティの反転形状を得ることにより、複数の抜き勾配が
付与された成形品の三次元ソリッドモデルが作成され
る。したがって、各分割金型の抜き方向に沿って抜き勾
配が付与された複数の第1の三次元ソリッドモデルを二
度反転させることにより、各分割金型の抜き方向に沿っ
て一方向に抜き勾配が付与された成形品の三次元ソリッ
ドモデルを簡便に作成できる。
【0009】また、本発明に係る金型の三次元ソリッド
モデル作成方法では、先ず、各分割金型の抜き方向に沿
って一方向の抜き勾配が付与され、前記各分割金型の成
形面形状に対する反転形状を備えた同じ前記抜き方向を
持つ前記分割金型毎の第1の三次元ソリッドモデルを作
成する。次に、前記複数の第1の三次元ソリッドモデル
の反転形状を得ることにより前記各分割金型の成形面形
状を備えた複数の第2の三次元ソリッドモデルが作成さ
れる。したがって、各分割金型の抜き方向に沿って一方
向に抜き勾配が付与された複数の第1の三次元ソリッド
モデルを反転させることにより、抜き勾配の異なる複数
の分割金型から構成される金型の三次元ソリッドモデル
を簡単に作成することができる。
【0010】
【実施例】本発明に係る成形品および金型の三次元ソリ
ッドモデルの作成方法について、好適な実施例を挙げ、
添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0011】先ず、三次元ソリッドモデルの作成方法に
ついて概略説明を行い、次に本実施例に係る三次元ソリ
ッドモデル作成装置について説明し、最後に鋳造用金型
およびその金型によって成形される成形品の三次元ソリ
ッドモデルを作成する方法について説明する。
【0012】三次元ソリッドモデル作成方法の概略説明
は、図1に示すように、6個の金型10a〜10fから
鋳造されるシリンダブロック12の三次元ソリッドモデ
ル(以下、シリンダブロックモデルという)12aを作
成する場合について説明する。このシリンダブロックモ
デル12aは立体的な鋳造品モデルであるため、それぞ
れの金型10a〜10fの抜き方向14a〜14fに対
応して六方向の抜き勾配を付与しなければならない。
【0013】そこで、同一方向に抜き勾配が付与された
プリミティブを複数組み合わせ、金型の抜き方向に沿っ
て一方向に抜き勾配が付与された三次元ソリッドモデル
(以下、積木モデルという)を作成する。前記積木モデ
ルには、前記金型10a〜10fの成形面形状に対する
反転形状が形成されることになる。この積木モデルの反
転形状を得ることにより、金型10a〜10fの三次元
ソリッドモデル(以下、金型モデルという)16a〜1
6fを作成する。この金型モデル16a〜16fを鋳造
位置に配置して反転させることによりキャビティに相当
する部分、すなわち、シリンダブロックモデル12aが
作成される。これによって、シリンダブロックモデル1
2aに対して一度に六方向の抜き勾配を付与するという
煩雑な工程を、積木モデル→金型モデル→シリンダブロ
ックモデルと二度、反転形状を求めることにより一方向
の抜き勾配を付与するという簡単な操作の組み合わせに
簡略化できる。
【0014】次に、本実施例に係る三次元ソリッドモデ
ル作成装置を説明する。
【0015】三次元ソリッドモデル作成装置20は、図
2に示すように、マウス、キーボード、タブレット等か
らなる入力手段22、前記入力手段22からの入力信号
に基づき三次元ソリッドモデルを作成する装置本体2
4、CRTディスプレイからなる図形表示手段26およ
び前記装置本体24で作成された成形品および前記成形
品を成形する金型の三次元ソリッドモデル用データを格
納する外部記憶装置28とから基本的に構成される。
【0016】前記装置本体24は、汎用プリミティブ記
憶手段30と、専用プリミティブ記憶手段32と、形状
設定手段34と、積木モデル作成手段36と、金型モデ
ル作成手段38と、金型成形品モデル作成手段40とか
らなる。
【0017】前記汎用プリミティブ記憶手段30は、生
産される鋳造品にとって共用となるボスやリブ等の形状
データを格納している。例えば、円柱形に近い形状であ
れば、図3に示すような形状データ、すなわち、円の直
径D、高さH、抜き勾配に相当する角度θ等の関係が設
定されている。
【0018】専用プリミティブ記憶手段32は汎用プリ
ミティブ記憶手段30と異なり、成形品特有の形状であ
るシリンダ等の形状データを格納している。
【0019】形状設定手段34は、汎用プリミティブ記
憶手段30の形状データ(変数)に入力手段22から入
力された変数を代入して汎用プリミティブの形状を決定
する。
【0020】積木モデル作成手段36は専用プリミティ
ブ記憶手段32から取り出された専用プリミティブと形
状設定手段34で設定された汎用プリミティブとを所定
位置に配置して金型の成形面形状に対する反転形状を備
える積木モデルを作成する。
【0021】金型モデル作成手段38は、前記積木モデ
ルを反転させて、金型モデルを作成する。
【0022】金型成形品モデル作成手段40は、前記金
型モデルを成形位置に配置してその反転形状を求め、ワ
ークWの三次元ソリッドモデル(成形品モデル)を作成
する。
【0023】このように構成される三次元ソリッドモデ
ル作成装置20を用いて、成形品および金型の三次元ソ
リッドモデルを作成する方法について以下説明する。こ
こでは、説明の簡略化のために二個の金型A、Bから鋳
造されるワークWおよび当該金型A、Bの三次元ソリッ
ドモデルD1、D2の作成方法について説明する。
【0024】先ず、入力手段22からの指定に基づき、
汎用プリミティブ記憶手段30から三次元ソリッドモデ
ル作成に必要な汎用プリミティブPa1〜Pa3(図4
参照)の形状データが形状設定手段34に読み出され
る。各ボスやリブ等の設計データに基づいて入力手段2
2から入力された変数によって、各汎用プリミティブP
a1〜Pa3の形状が決定される。例えば、汎用プリミ
ティブPa1であれば、図3に示すように、直径D、高
さH、角度(抜き勾配)θに相当する各変数が入力され
て形状が決定される。この結果、図4に示すように、汎
用プリミティブPa1は、金型Aの抜き方向X(図5参
照)を指向して縮径する円錐台として設定される。同様
にして、汎用プリミティブPa2、Pa3には、金型B
の抜き方向Y(図5参照)に抜き勾配が設定される。
【0025】次に、形状設定手段34と専用プリミティ
ブ記憶手段32からそれぞれ汎用プリミティブPa1〜
Pa3、専用プリミティブPb1、Pb2が読み出され
る。
【0026】ところで、専用プリミティブ記憶手段32
から読み出された専用プリミティブPb1は図5に示す
ように、破線を含み且つ実線で示されているワークWの
仮想外形面W1までの部分を金型Bに追加したものであ
る。また、専用プリミティブPb2も同様に、破線を含
み且つ実線で示されているワークWの仮想外形面W2ま
での部分を金型Aに追加したものである。すなわち、専
用プリミティブPb1、Pb2は、金型A、Bのキャビ
ティを構成する基本的な表面形状(凹凸部を除く)を反
転した部分を形成している。これは、前記凹凸部を含む
形状まで一度に設定しようとすると設定処理に時間がか
かるので、凹凸部を除く形状を専用プリミティブPb
1、Pb2として設定し、凹凸部に相当する部分を汎用
プリミティブPa1〜Pa3との組み合わせで表現する
ようにしているためである。
【0027】続いて、図形表示手段26上で確認しなが
ら、図4に示すように、積木モデル作成手段36で汎用
プリミティブPa1、専用プリミティブPb1を所定位
置に配置して積木モデルB1を作成する。これによっ
て、金型Aのキャビティを構成する基本的な表面形状の
反転した形状である専用プリミティブPb1に前記表面
形状に形成された凹部が反転した形状である汎用プリミ
ティブPa1が追加されたことになる。すなわち、金型
Aのキャビティを構成する表面形状の完全な反転形状が
構成されたことになる。同様にして、汎用プリミティブ
Pa2、Pa3、専用プリミティブPb2から金型Bの
キャビティを構成する表面形状の反転形状である積木モ
デルB2を作成する。
【0028】さらに、金型モデル作成手段38におい
て、図6に示すように、外郭モデルTと積木モデルB1
との差を集合演算によって求める。ここで、外郭モデル
Tとは、金型Aと金型Bとを成形位置に配置した際の両
者の最外郭面で囲繞された三次元ソリッドモデルのこと
である(図5、最外郭部の一点鎖線参照)。この集合演
算により、積木モデルB1の反転形状、すなわち、金型
Aのキャビティを構成する面(成形面形状)を含む金型
モデルD1が求まる。
【0029】同様にして、図7に示すように、外郭モデ
ルTと積木モデルB2との差を集合演算によって求める
ことにより、金型Bの金型モデルD2を求める。
【0030】金型の三次元ソリッドモデルを求めるのが
目的ならば、前記金型モデルD1、D2のCADデータ
を外部記憶装置28に格納し、ここで一連の処理を終了
する。
【0031】前記金型A、Bによって成形される成形品
の三次元ソリッドモデルを求める場合には、以下の処理
を継続する。
【0032】金型成形品モデル作成手段40において、
図形表示手段26上で確認しながら前記金型モデルD
1、D2を成形位置に配置し、図8に示すように、集合
演算によって外郭モデルTとの差を求める。これによっ
て、実質的に、金型モデルD1、D2によって形成され
るキャビティの反転形状を求めることになる。このよう
にして金型成形品モデルMを求め、これを図形表示手段
26に出力するとともに、外部記憶装置28にそのCA
Dデータを格納する。
【0033】このように、本実施例に係る成形品の三次
元ソリッドモデル作成方法では、先ず、一方向に抜き勾
配が付与された汎用プリミティブPa1〜Pa3、専用
プリミティブPb1、Pb2を適宜組み合わせることに
より金型の成形面形状に対し反転した形状を備える積木
モデルB1、B2を作成し、外郭モデルTと各積木モデ
ルB1、B2との差を集合演算によって求めることによ
り金型モデルD1、D2を作成する。前記金型モデルD
1、D2を成形位置に配置して外郭モデルTとの差を集
合演算で求めることにより、二つの抜き方向X、Yに対
応して二つの抜き勾配が付与される金型成形品モデルM
を作成している。
【0034】すなわち、一方向に抜き勾配を付与した積
木モデルB1、B2から二度の集合演算により実質的に
反転形状を二度求め、金型成形品モデルMを作成してい
るため、一方向の抜き勾配を付与するという簡単な処理
の組み合わせで、金型成形品モデルMに複数方向の抜き
勾配を簡便に付与することができる。本実施例では2個
の金型モデルD1、D2から金型成形品モデルMを作成
したが、より多数、例えば、6個の金型から成形品を成
形する場合には抜き方向が異なる抜き勾配を簡単に付与
できる利点が一層顕著になる。
【0035】しかも、本方法では、積木モデルB1、B
2を作成する場合に、予め一方向に勾配が付与された状
態で設定されている形状データに変数を入力することに
より汎用プリミティブPa1〜Pa3を設定し、専用プ
リミティブPb1、Pb2と組み合わせることにより、
凹凸のある表面形状に抜き方向に沿って一方向の抜き勾
配が付与された積木モデルを簡単に作成することができ
る。
【0036】また、金型の三次元ソリッドモデルの作成
方法によれば、金型A、Bのキャビティを構成する基本
的な表面形状の反転形状を形成している専用プリミティ
ブPb1、Pb2に対して予め金型A、Bの抜き方向
X、Yに抜き勾配を付与した汎用プリミティブPa1〜
Pa3を所定位置に配置してこれを反転して金型モデル
D1、D2を求めているため、金型形状を作成した後で
抜き勾配を付与するものに比較して抜き勾配が付与され
た金型A、Bの金型モデルD1、D2を簡便に求めるこ
とができる。
【0037】なお、本実施例で求めた積木モデルB1、
B2は金型成形用電極のCAM用データとして、金型モ
デルD1、D2は金型成形用のCAM用データとして、
金型成形品データMはCAEの解析用データとして転用
することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る成形品および金型の三次元
ソリッドモデルの作成方法によれば、以下の効果が得ら
れる。
【0039】すなわち、成形品の三次元ソリッドモデル
の作成方法では、一方向の抜き勾配が付与された第1三
次元ソリッドモデルを反転させて金型の成形面形状を備
える第2三次元ソリッドモデルを作成し、複数の前記第
2三次元ソリッドモデルを成形位置に配置してキャビテ
ィの反転形状を求めることにより成形品の三次元ソリッ
ドモデルを作成している。したがって、三次元ソリッド
モデルに複数の抜き勾配を付与するという煩雑な処理
が、金型の抜き方向に沿って三次元ソリッドモデルに一
方向の抜き勾配を付与する処理の組み合わせで済み、処
理過程が簡略化される。
【0040】また、金型の三次元ソリッドモデルの作成
方法では、金型の抜き方向に沿って抜き勾配が付与され
た形状データに変数を入力して基本三次元ソリッドモデ
ルを作成し、次に前記基本三次元ソリッドモデルを組み
合わせて金型の成形面形状に対し反転させた形状を有す
る第1三次元ソリッドモデルを作成し、最後に当該第1
三次元ソリッドモデルを反転することにより金型の成形
面形状を備えた第2三次元ソリッドモデルを作成してい
る。したがって、形状データに変数を入力して作成され
た基本三次元ソリッドモデルを組み合わせて反転するだ
けで、簡便に、金型成形面を構成する凹凸形状に抜き勾
配を付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の三次元ソリッドモデル作成方法の概略
斜視説明図である。
【図2】本発明に係る一実施例の三次元ソリッドモデル
作成方法を実施する三次元ソリッドモデル作成装置の構
成ブロック図である。
【図3】本発明に係る一実施例の三次元ソリッドモデル
作成方法における汎用プリミティブ記憶手段のデータを
示す模式図である。
【図4】本発明に係る一実施例の三次元ソリッドモデル
作成方法における積木モデル作成方法を示す模式図であ
る。
【図5】本発明に係る一実施例の三次元ソリッドモデル
作成方法における鋳造用金型と鋳造品の関係を示す模式
図である。
【図6】本発明に係る一実施例の三次元ソリッドモデル
作成方法における金型モデル作成方法を示す模式図であ
る。
【図7】本発明に係る一実施例の三次元ソリッドモデル
作成方法における金型モデル作成方法を示す模式図であ
る。
【図8】本発明に係る一実施例の三次元ソリッドモデル
作成方法における金型成形品モデル作成方法を示す模式
図である。
【図9】従来例に係る三次元ソリッドモデル作成方法を
示す模式図である。
【符号の説明】
20…三次元ソリッドモデル作成装置 28…外部記憶
装置 30…汎用プリミティブ記憶手段 32…専用プリ
ミティブ記憶手段 34…形状設定手段 36…積木モデ
ル作成手段 38…金型モデル作成手段 40…金型成形
品モデル作成手段 A、B…金型 B1、B2…積
木モデル D1、D2…金型モデル M…金型成形品
モデル Pa1〜Pa3…汎用プリミティブ Pb1、Pb2
…専用プリミティブ T…外郭モデル W…ワーク W1、W2…仮想外形面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−222379(JP,A) 特開 平4−361378(JP,A) 沢井秀 他3名,金型設計用3次元C ADシステムの開発(第4報)−金型形 状自動創成機能−,精密工学会誌,1989 年 4月 5日,第55巻,第4号,p. 101−106 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CADシステムにおいて、抜き方向の異な
    る複数の分割金型から成形される成形品の三次元ソリッ
    ドモデルを作成する方法であって、 前記各分割金型の抜き方向に沿って一方向の抜き勾配を
    付与し、前記各分割金型の成形面形状に対する反転形状
    を備えた同じ前記抜き方向を持つ前記分割金型毎の第1
    の三次元ソリッドモデルを作成する第1の過程と、 前記複数の第1の三次元ソリッドモデルの反転形状を得
    ることにより前記各分割金型の成形面形状を有する複数
    の第2の三次元ソリッドモデルを作成する第2の過程
    と、 前記複数の第2の三次元ソリッドモデルを成形位置に配
    置してキャビティを画成させ、当該キャビティの反転形
    状を得ることにより成形品の三次元ソリッドモデルを作
    成する第3の過程と、 を備えることを特徴とする成形品の三次元ソリッドモデ
    ル作成方法。
  2. 【請求項2】CADシステムにおいて、抜き方向の異な
    る複数の分割金型の三次元ソリッドモデルを作成する方
    法であって、 前記各分割金型の抜き方向に沿って一方向の抜き勾配を
    付与し、前記各分割金型の成形面形状に対する反転形状
    を備えた同じ前記抜き方向を持つ前記分割金型毎の第1
    の三次元ソリッドモデルを作成する第1の過程と、 前記複数の第1の三次元ソリッドモデルの反転形状を得
    ることにより前記各分割金型の成形面形状を有する複数
    の第2の三次元ソリッドモデルを作成する第2の過程
    と、 を備えることを特徴とする金型の三次元ソリッドモデル
    作成方法。
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沢井秀 他3名,金型設計用3次元CADシステムの開発(第4報)−金型形状自動創成機能−,精密工学会誌,1989年 4月 5日,第55巻,第4号,p.101−106

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