JP3517196B2 - 生体用部材 - Google Patents
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Description
骨を形成するために補助的に用いる部材であって、詳し
くは傷病等により骨が欠損した場合に、その部位に補填
し、再び自分の骨に再生するための生体用部材に関す
る。
金属、セラミックスを用いた人工的な骨、関節などが研
究されている。そして、セラミックスとしてはアルミ
ナ、ジルコニアなどが、強度および生体為害性がないこ
とから実用化されている。また加工性に優れる金属では
生体為害性がない等の点からチタンなどが実用化されて
いる。
どはあくまでも骨を可能な限り無害な部材で置き換えた
ものであり、いつまで経っても生体になじまない死組織
であることはかわりない。この様な組織は、成長期や老
齢期など患者の加齢に合わせて変化するものではなく、
つまり、成長期の患者に用いても当然成長せず、老齢期
の患者に用いても他の骨に合わせて変形せず、患者が苦
痛を感じる場合がある。また、長年の使用により、為害
性がないといってもイオンの放出などは生じることが予
想され、不安要因が無いわけではなかった。
シウム、リン酸四カルシウム、ハイドロキシアパタイト
など本来の骨の組成に近いリン酸カルシウム系セラミッ
クス焼結体が実用化されるに至った。リン酸カルシウム
系セラミックスは、生体為害性が無く、また、生体内で
馴染みやすく、徐々に自分の組織と結合したり、リン酸
カルシウム系セラミックスを破骨細胞が浸食し、その
後、浸食部に自分の骨が形成されたりすることがわかっ
ている。
後、完全に自分の骨に入れ替わることも可能という優れ
た特徴を有している。ところが、そのリン酸カルシウム
系セラミックスは、緻密体としなければ強度が弱い。
非常に長い時間がかかったり、そのまま体内に残るなど
して、本来の特徴を生かせない。リン酸カルシウム系セ
ラミックスを自分の骨に置換するためには、多孔体で用
いることが望ましいが多孔体では強度が小さく、使用が
難しい場合がある。
り、生体との、あるいは、血液などの体液との接触面積
が格段に大きく、細胞がとりつきやすく、内部への細胞
侵入が非常に早く、術後に優れた回復力が望める生体用
部材を提供することを目的とする。
めに、本発明は、次のような構成とした。スラリー原料
中のリン酸カルシウム粒子が平均粒径0.1μm以上1
μm未満のスラリーを攪拌し起泡して形成した略球状の
気孔を多数有するリン酸カルシウム系焼結体の多孔体で
あって、その気孔率が65%以上85%以下、平均気孔
径が100μm以上600μm以下で、平均気孔径以上
の大きさの気孔には、一つ当たり平均して直径5μm以
上の連通孔が4点以上あり、この4点以上の連通孔のう
ちで直径50μm以上の連通孔が平均1点以上形成さ
れ、さらに上記平均気孔径以上の大きさの気孔に形成さ
れる連通孔の開口合計面積が、平均してその気孔内表面
積の40%以下の割合を占め、乾燥状態で水および血液
の滴下により全体を濡らすことが可能な多孔体に、さら
に気孔内に次の(イ)〜(ニ)のいずれかを導入したこ
とを特徴とする生体用部材。 (イ)骨形成細胞、自家骨髄細胞、同種骨髄細胞、胎児
骨髄細胞、未分化幹細胞のいずれか一種、 (ロ)活性因子の遺伝子を導入した骨形成細胞、活性因
子の遺伝子を導入した自家骨髄細胞、活性因子の遺伝子
を導入した同種骨髄細胞、活性因子の遺伝子を導入した
胎児骨髄細胞、活性因子の遺伝子を導入した未分化幹細
胞のいずれか一種、 (ハ)細胞接着促進物質、細胞増殖促進物質、骨形成促
進物質、骨吸収抑制物質、血管新生促進物質の一種また
は二種以上と骨形成細胞、自家骨髄細胞、同種骨髄細
胞、胎児骨髄細胞、未分化幹細胞のいずれか一種、 (ニ)細胞接着促進物質、細胞増殖促進物質、骨形成促
進物質、骨吸収抑制物質、血管新生促進物質の一種また
は二種以上と活性因子の遺伝子を導入した骨形成細胞、
活性因子の 遺伝子を導入した自家骨髄細胞、活性因子の
遺伝子を導入した同種骨髄細胞、活性因子の遺伝子を導
入した胎児骨髄細胞、活性因子の遺伝子を導入した未分
化幹細胞のいずれか一種(請求項1)。さらに、上記請
求項1発明において、それぞれ以下の通りとしたもので
ある。平均気孔径以上の大きさの気孔には、一つ当たり
平均して直径10μm以上の連通孔が6点以上あり、か
つ、6点以上の該連通孔のうち、直径50μm以上の連
通孔が平均2点以上形成されている(請求項2) 。
気孔径以上の気孔の平面積の合計を、該断面全体の平面
積の25%以上60%以下とした(請求項3)。さら
に、任意の平らな断面にあらわれる平均気孔径以上の気
孔の平面積の合計を、該断面全体の平面積の35%以上
55%以下とした(請求項4)。
気孔が重なり合って形成される連通孔の円周部の厚さ
を、リン酸カルシウム粒子一つの厚み程度に設定した
(請求項5)。また、リン酸カルシウム系焼結体を、ハ
イドロキシアパタイトとした(請求項6)。
基づいて本発明を詳説する。
ルシウム系焼結体からなり、生体為害性がなく、また、
多孔質であっても比較的強度がある。その気孔率が、5
5%以上85%以下のものが強度を保ちつつ、気孔の表
面積を大きくすることが可能であり、生体用部材として
好適である。好ましくは、65%以上85%以下であ
る。
0μm以下のものが用いられる。50μm未満では細胞
の侵入が困難であり、800μmを越えると、強度低下
と気孔の表面積の減少が生じてしまう。好ましくは、平
均気孔径は100μm以上600μm以下であり、さら
に好ましくは100μm以上350μm以下である。
%からなり、かつ、その平均気孔径が300μmの生体
用部材の断面の顕微鏡写真を図1に、平均気孔径が15
0μmのものを図12に示す。また、図2には、図1の
断面に存在する主な気孔1を図示し、図3には、図2中
の平均気孔径以上の気孔11のみを図示する。そして、
図4には、図3の気孔11の内表面において、他の気孔
1と連通して開口している部分(連通孔2)を二次元的
にハッチングで示す。なお、図2〜図4中、符号8はハ
イドロキシアパタイトを示す。
生体用部材は、多数の気孔1…を有し、気孔1は、全体
的に略球状に形成される。球状の気孔1は方向性が無く
強度を保ちやすい。また、気孔1は、略球状に形成され
ているが、隣の気孔1と接してその界面に連通孔2を形
成する場合は、平面形状が二つの円を一部重ねて描いた
ときの輪郭のような形状となる。
くする目的からである。生体用部材の気孔1,1同士の
境目である連通孔2は、焼結後であっても連通孔2の円
周上にエッジ(開口)が鋭く残されている。ただし、エ
ッジは血液など体液を流通させやすくする目的でエッチ
ングなどにより若干であれば落としても良い。
気孔径以上の大きさを有する気孔11…が、一つ当たり
平均して直径5μm以上の連通孔2を3点以上有してい
る―平均して3点以上の割合で直径5μm以上の連通孔
2を有している―ので、隅々まで体液が浸潤する。な
お、1個の連通孔2の直径を「平均して」5μm等と言
うのは、連通孔2の横断面形状を同一横断面積の真円に
置換えた場合の直径を指すものと、定義する。また、平
均3点以上の該連通孔2…のうち、直径25μm以上の
連通孔2が平均1点以上形成されているので、気孔11
内に体液に加えて細胞が侵入しやすくなる。
があり、また成人の赤血球も8〜9μmであるから25
μmの連通孔2があれば、酸素や栄養が行き渡り、細胞
が通るのにも十分な大きさとなる。このように大きな連
通孔2を持ち、多くの気孔と三次元的に連通することで
生体用部材内全体の体液の循環を良くし、細胞も生体用
部材の深部まで侵入しやすくなる。なお、連通孔2は、
40μm以上とすることにより、循環の良さは、格段に
向上するので、そのように設定することが好ましい。
が、一つ当たり平均してその内表面に直径5μm以上の
連通孔2を4点以上有し、そのうち50μm以上の直径
の連通孔2を平均1点以上有することが望ましい。さら
に好ましくは、平均気孔径以上の気孔11が一つ当たり
平均して直径10μm以上の連通孔2を平均6点以上有
し、そのうち50μm以上の直径の連通孔2を平均2点
以上有することにより、気孔11内への体液の循環が活
発となる。なお、前記の(平均2点以上の)50μm以
上の直径の連通孔2は、その直径が80μm以上であれ
ば特に好ましい。
しながら、平均気孔径以上の大きさの気孔11は、その
気孔内表面積のうち50%以下の割合において、連通孔
2として開口している(言い換えると、平均気孔径以上
の大きさの気孔11が有する連通孔2…の開口合計面積
は、平均してその気孔内表面積の50%以下の割合を占
めている)ことが好ましい。連通孔2として失われる気
孔内表面積が50%より大きくなると細胞が付着するた
めの表面積が小さくなりすぎてしまう。また、強度にも
影響を及ぼすようになる。好ましくは40%以下であ
る。
さらに、体液や細胞が侵入し易いように水または血液で
気孔内表面を細部に渡って濡らすことができなければな
らない。この点に関し、本発明は、上述のように、気孔
11が特定の状態のものを用いているので、また、内部
にわたって構造が均一なので、焼結体を必要により加工
し、その後、洗浄、乾燥したものが、前処理をおこなう
ことなく、乾燥状態であっても例えば、水(純水)の中
に一部を浸漬すると毛細管現象で水を吸い上げることが
できる。また、水を垂らすと内部を流れるようにして底
部まで行き着くことができるという特性を備える。血液
(全血)についても水と同様であれば特に好ましい。
塗布したり、呼び水で予め濡らすなどの処理をしないこ
とを言い、生体用に、前処理をおこなうことなく、用い
ることが可能となる。しかし、この表現は、実際の使用
方法を制限する意味ではない。また、平均気孔径以上の
大きさの気孔11について各種限定したのは、実際に気
孔としては平均気孔径付近より大きな気孔11のほうが
効果などの面において影響が極めて大きいからである。
えば樹脂包埋(樹脂を気孔1内に充填すること)により
測定することができる。そして、その50%体積気孔径
(すなわち大きな気孔(または小さな気孔)から体積を
積算していき、その値がちょうど気孔全体の50%にな
ったときの気孔の径)を平均気孔径としている。なお、
樹脂3を気孔1に充填した様子を図5および図6に示
す。測定の結果、図5は平均気孔径190μm、図6は
平均気孔径300μmであった。
に気孔1の様子を観察すると、平均気孔径以上の気孔1
1が平面積の25%以上60%以下であることが好まし
い。すなわち、図3に示す気孔11の面積の合計が、図
3全体の面積の25%以上60%以下になるということ
である。25%未満では気孔部が小さくなり、細胞侵入
が難しくなり、60%より大きいと強度的に弱くなりや
すい。より好ましくは、35%以上55%以下である。
さらに好ましくは、40%以上50%以下である。
大きさの気孔11と気孔11が重なり合って形成される
連通孔2の円周部すなわち前述のエッジ(開口)が、リ
ン酸カルシウム粒子ひとつの厚み程度に鋭く薄く形成さ
れ、表面積を広げているため、その薄く形成された部分
(エッジ)が、いち早く骨に置換されると考えられる。
リー原料を撹拌し起泡させ、その後乾燥し、焼成するこ
とにより得られるものである。ポリスチレンなどの球状
粒子を利用して焼抜きによる気孔形成ではないため、加
圧成形も必要なく、気孔1(11)が扁平になるなどの
方向性が無く、かつポリスチレンの接点が開口するのに
比べて、本発明では格段に連通孔2が大きくなり、かつ
同時に表面積も大きくできる。なお、スラリー原料中の
リン酸カルシウム粒子は、平均粒径がサブミクロンオー
ダー(すなわち、0.1μm以上1μm未満)であるこ
とが好ましく、最大粒径もサブミクロンオーダーである
ことが好ましい。
号にも連通孔の円周部が鋭く形成された多孔体が開示さ
れているが、焼き抜きによるため、やはり連通孔が10
μm以下と小さく、細胞が通過しにくい。
することができ、かつ、生体内に固定することにより、
血液などが内部に浸入し、酸素や栄養分が十分に行き渡
る。血液など体液が循環すれば細胞が部材内壁面に付着
し始める。本発明の生体用部材は表面積が大きく細胞が
付着する機会が多い。また、平均気孔径以上の大きな気
孔11が25μm以上の開口部を有するので血液などが
入り込みやすい。この開口部は、40μm以上とするこ
とにより格段に血液などが入り込みやすくなる。
材の内部の部位においても迅速に骨に置換され始める。
平均気孔径以上の気孔11を中心に迅速に全体に血液が
行き渡るので、平均気孔径以下の小さな気孔1において
も大きな気孔11と同様に血液などが行き渡る。
平均気孔径の3倍以内であることが好ましい。局所的に
大きすぎる気孔は強度、細胞付着性の面から好ましくな
い。好ましくは、2倍以内である。図13のグラフ図
は、平均気孔径が300μmの焼結体の気孔の累積体積
分率である。また、図14のグラフ図は、平均気孔径が
190μmの焼結体の気孔の累積体積分率である。いず
れも、平均気孔径の±30%の範囲内に全気孔の50%
以上が含まれている。
±30%の範囲内に全気孔の50%以上が含まれるのが
好ましい。また、20μm以下の気孔の累積体積分率
は、ほぼ0であることが好ましく、加えて、リン酸カル
シウム多孔体の骨格表面を微視的に観察しても、殆ど気
孔が無く、リン酸カルシウム粒子の丸味による凹凸のみ
が存在することが好ましい。
体用部材は、特に強度においてすぐれているハイドロキ
シアパタイトからなることが好ましい。その純度も98
%以上が好ましく、100%であれば特によい。このよ
うな部材は、例えば東芝セラミツクス株式会社から入手
することができる。
どが全体的に浸入しやすい特徴、連通孔が大きい特徴、
及び、表面積が大きいことを利用して、気孔内表面に各
種の骨を形成するに適するものなどをコーティング等す
ることができる。コーティング等させるものとしては、
細胞接着促進物質、細胞増殖促進物質、骨形成促進物
質、骨吸収抑制物質、血管新生促進物質などの活性物質
や細胞および遺伝子組換えを施した細胞などである。
養したものを、本発明の生体用部材の特性を利用し、隅
々まで浸透させる。一般には浸漬すれば容易に全体に行
き渡るが、細胞培養などで細胞が大きな場合や粘性の大
きな場合などは、生体用部材のある面に負圧をかけて吸
引することができる。
さと表面への付着性の良さの両方を兼ね備える本発明の
生体用部材を利用することにより、従来の製品ではでき
なかった厚肉な部材であっても中心部まで一様に行き渡
らせることができる。
特にタンパク質や足場依存性(anchorage dependent )
細胞は、容易にハイドロキシアパタイト表面に吸着され
る。なお、単なる接触で吸着されづらい場合には、予め
ハイドロキシアパタイトにラミニン等の細胞接着性タン
パク質やヘパリンなどを加えた後に、付着すべき活性物
質や細胞を添加すればより好ましい。
も良い。細胞接着促進物質は、「細胞外マトリックスの
構成要素」及び「接着分子」を含む用語として使用す
る。その細胞外マトリックス構成要素には、(1)基底
膜、(2)コラーゲン、エラスチン等の繊維性タンパク
質、(3)フィブロネクチン、ラミニン、ビトロネクチ
ン等の細胞接着性糖タンパク質、(4)ヘパリン、ヒア
ルロン酸、コンドロイチン硫酸を含むグリコサミドグリ
カン等の複合糖質が含まれるが、これらに限定されな
い。
子、及び接着タンパク質と同義であり、E−セレクチ
ン、P−セレクチン、ICAM−1(=intercellular
adhesion molecule-1)、VCAM−1、CD−18、
CD−44などが含まれるが、これらに限定されない。
っても良い。細胞増殖促進物質とは、細胞の成長、分
裂、分化および機能促進などの生理活性を示す物質を意
味し、「増殖因子」及び「分裂促進因子」を含む。その
増殖因子は、成長因子と同義であり、TGF−βスーパ
ーファミリー、HGF(=hepatocyte growth factor)
などを含むがこれに限定されない。また、分裂促進因子
は、マイトジェンと同義であり、コンカナバリンAなど
のレクチンを含むがこれらに限定されない。
も良い。骨形成促進物質(骨形成因子とも言われる)と
は、BMPファミリー、TGF−βスーパーファミリ
ー、SAMP8などである。また、活性物質は骨吸収抑
制物質であっても良い。その骨吸収抑制物質とは、カル
デクリンなどである。
あってもよい。血管新生促進物質とは、VEGF(=va
scular endothelial growth factor)、PDGF(=pl
atelet-derived growth factor)、b−FGF(b - fi
broblastic growth factor)、VEGF受容体(Flt-1
(VEGFR-1)、Flk-1(VEGFR-2)、Flt-4(VEGFR-3))、an
giopoitin family受容体、treha
lose6,6’−dimycolate(=TDM、T
IE2/TEK、TIE1)などである。
胞増殖促進物質、骨形成促進物質、骨吸収抑制物質、血
管新生促進物質の内の2種以上の組み合わせであっても
良い。活性物質は液状にして、生体用部材を浸漬または
接触させることにより容易に気孔表面に膜状に形成させ
ることができる。その後乾燥させても良いし、冷凍また
は低温保存にて長期に渡り保存できる。もちろん保存せ
ずにすぐに使用することもできる。
入しても良い。骨形成細胞は骨芽細胞であっても良い
し、軟骨細胞を含んでいても良い。生体から取り出した
ままの、または、in−vivo、in−vitroに
て骨形成細胞を予め、請求項1〜6記載の生体用部材に
導入し、そのまま、または、骨形成細胞を更に培養した
ものを患者に適用するのである。これにより、術後、数
日から数週間の間に体内で患者自らの力によらなければ
ならない回復が予め体外で行われることになる。
胞を導入しても良い。特に自家骨髄細胞を用いれば、当
然拒絶反応はなく、また、肝炎などの病気に感染する恐
れがない。ただし、老人の場合など患者の細胞自体に活
力がない場合は、あまり効果が望めない場合がある。
導入しても良い。他人の細胞を導入する同種骨髄細胞を
用いれば、本人の細胞に活力がない場合でも施術部の細
胞に活力を持たせることができる。
を導入してもよい。あるいは、気孔内に未分化幹細胞を
導入しても良い。未分化幹細胞とは、例えばES細胞
(=Embryonic stem cell 胚性幹細胞)、EG細胞(=
Embryonic germ cell 胚性生殖細胞)などがある。
着させた部材に骨形成細胞、自家骨髄細胞、同種骨髄細
胞、胎児骨髄細胞、未分化幹細胞を導入すると、いっそ
う細胞の働きを活発化することができる。
遺伝子導入した骨形成細胞を導入しても良い。活性因子
とは、TGF−β、BMP、HGF、EGFなどのよう
に、細胞の成長、分裂、分化の活性化および機能促進な
どが可能となるものであり、必要に応じて適するものを
選択する。これらを遺伝子レベルで細胞へ組み込むこと
により、骨形成細胞が活発に活動するようになる。
伝子導入した自家骨髄細胞を導入しても良い。自家骨髄
細胞であれば、拒絶反応や感染の恐れがないことは前述
の通りであるが、遺伝子を組換えれば、老人であっても
自らの細胞を活発に働かせるようにすることができる。
子導入した同種骨髄細胞を導入しても良い。気孔1(1
1)内に活性因子の遺伝子導入した胎児骨髄細胞を導入
しても良い。あるいは、気孔1(11)内に活性因子の
遺伝子導入した未分化幹細胞を導入しても良い。
付着させた部材に、活性因子の遺伝子導入した自家骨髄
細胞、活性因子の遺伝子導入した同種骨髄細胞、活性因
子の遺伝子導入した胎児骨髄細胞、活性因子の遺伝子導
入した未分化幹細胞を導入しても良い。これらの組み合
わせは、本発明の中でも最も効果大である。
2と同様の気孔形状を有する平均気孔径が300μm及
び150μmのアパタイト100%焼結体からなる生体
用部材角柱体(10×20×40mm)をそれぞれ準備
し、血液を1cc滴下したところ、スポンジ上に滴下し
たように瞬時にすべてを吸収した。
50μm、300μm、600μmのφ10×6mm
(直径10mm、長さ6mm)の本発明のハイドロキシ
アパタイト製生体用部材と、同じくハイドロキシアパタ
イトから成る気孔率50%、平均気孔径100μmのφ
10×6mmの市販されているA製薬製の部材(比較
例)の4種類の円柱を用意し、それぞれに約200μl
の培養液(アミノ酸や様々なサイトカインを含んだ血漿
が入っている液体で粘性は水に近い)を滴下したとこ
ろ、本発明の生体用部材は3種類ともにスポンジの如く
すべてを吸収した。そして、(比較例の)A製薬製の部
材は全く培養液を吸収しなかった。
×6mmの本発明のハイドロキシアパタイト製生体用部
材に骨芽細胞を含んだ細胞浮遊液を滴下したところ、ス
ポンジ上に滴下したように瞬時に吸収した。その後37
℃、5%CO2 の条件下にて2日間培養し、円柱の内部
を観察したところ、内部に無数の細胞の接着を認めた。
図7に、気孔1(11)内に細胞4が付着した状態を示
す。
50μm、300μm、600μmの3種類の本発明の
ハイドロキシアパタイト製生体用部材を、φ6×15m
mの円柱体でそれぞれ準備した。
1週間、3週間、6週間後に取出し、ホルマリン固定、
脱灰処理後、ヘマトキシリン・エオジン染色し、光学顕
微鏡にてハイドロキシアパタイト内の組織侵入、骨新生
の様子を観察した。その結果を以下の〈1〉〜〈3〉に
示す。
0μm、300μm、600μmの3種類ともに内部の
気孔すべてに血管を伴う肉芽組織を認めた。骨新生は、
ハイドロキシアパタイト表層にわずかに認めるのみであ
った。
のほぼ最深部(中央部)まで気孔の辺縁に張付くように
骨新生が見られ、骨新生部の表面積を測定したところ、
平均気孔径が600μmよりは300μmが、300μ
mよりは150μmのほうが有意差は認めないものの上
回っていた。
に加えて全ての気孔径において気孔内に骨髄細胞が観察
され、造血機能をもち、ハイドロキシアパタイトを埋込
む前の骨髄に近い状態になったと考えられる。さらに、
この段階でハイドロキシアパタイトの強度を測定したと
ころ、埋込み前の約2倍まで強度が向上していた。図8
に、気孔1(11)内に小血管5が形成され始めた状態
を示す(ただし、細胞の様子は省略)。
の前述の特性を有するA製薬製の部材を、ラビットの大
腿骨に埋込み、術後3週間、6週間後に観察したとこ
ろ、アパタイト表面での母床骨との接着は認めたが、内
部への組織の侵入は全く認めなかった。
較例)から、細胞定着や骨の再生は、平均気孔径100
〜600μm程度の平均気孔径が有効であり、中でも平
均気孔径100μm以上350μm以下と比較的小径の
方が好ましいと考えられる。特に、平均気孔径120μ
m以上220μm以下のものが優れていると思われる。
mの円柱を (a)成長因子なし (b)VEGF血管内皮増殖
因子3μg/blockを添加の2種類をマウスの広背
筋筋膜下に移植した。移植後3週間後に取出し、アパタ
イト内の組織を観察した。その結果を、以下の〈4〉
〈5〉に示す。
パタイトの表層から約1mm程度にすぎなかった。
パタイトの中心部にまで細胞の侵入を認めた(表層から
3mm〜4mm以上細胞が侵入していることとなる)。
付着させた状態を示す。活性物質6は、付着の様子をわ
かりやすくするために誇大して図示しているが、実際に
はタンパク質などがコーティングされても殆ど厚みとし
ては見えない場合もある。なお、コラーゲンなどであれ
ば、ある程度の厚みを確認することができる。
胞4が活性物質上に付着した様子を示す。図11は、図
9の部材に細胞4を導入し、培養により気孔1(11)
内にたくさんの細胞4を増殖させた状態を示す。
の数は、それぞれの特徴が相対的に理解できるように示
したものであり、実際の様子を正確に表現したものでは
ない。実際には細胞はもう少し小さく見え、その数もも
っと多くなる。
の様子を示したものであり、図14は、図1と同様の気
孔を持つ平均気孔径190μmの生体用部材の気孔の分
布の様子を示したものである。累積体積分率50%の気
孔径からそれより30%気孔径の大きな範囲(すなわ
ち、平均気孔径300μmなら、300μmから390
μmの気孔径の範囲)に含まれる累積体積分率が25%
以上であるように平均気孔径付近に気孔が集中している
ことが好ましく、30%以上が特に好ましい。これらの
気孔は、本発明の効果を得るのに最も重要な気孔となる
からである。
位、程度にもよるが、回復まで、一般に数ケ月から1年
の時間がかかる。特に大腿骨などを骨折すると時間がか
かり、臥床期間が長いと寝たきりになる傾向が高くな
る。
ば細胞培養の様子から癒合にかかる時間は半分程度とな
り、さらに遺伝子組換え技術を用いれば、さらに早まる
ばかりか、骨密度が低下し日常生活に支障をきたすよう
な患者の場合であっても再び回復させることが望める。
また、骨粗鬆症に対する治療にも十分応用できる。
球状の気孔1(11)ができ、連通孔2以外ではその球
状気孔が維持されているため、連通孔2が確保されてい
ながら単位体積当たりの表面積が格段に大きく、毛細管
現象によって内部まで体液が行き渡り、血液と接触する
割合が高く、より多くの細胞4が付着しやすい。
せることができ、また、表面に付着させやすいため、種
々の活性物質6を付着させたものや細胞導入をしたもの
が作製しやすく、さらにその後の培養も容易で、それを
患者に用いることにより術後の著しい回復が可能となる
ものである。
部や外表面などの一部に強度向上などを目的として緻密
な生体用部材を適宜配置しても良い。そのようにしても
そのまわりの多孔質の部分だけで体液の循環が可能なた
め、本発明の効果は十分に期待できる。さらに、本発明
の部材は、その形状は、様々なものであって良く、当
然、必要な場合は顆粒状としても良い。
ルシウム系焼結体からなるため、生体への馴染み性が良
好で生体為害性がなく、また、気孔率を適切な値に設定
したことにより、骨の欠損部の補填用として必要な強度
を充分に確保することができる。さらに、気孔をスラリ
ーを攪拌することにより起泡して形成するので、気孔が
略球状となり、連通孔径が大きくなる。また、連通孔の
円周部が、薄く鋭く形成され、表面積が広くなるため骨
に置換されやすくなる。そして、適宜必要な形状に加工
することができ、しかも内部にわたって構造が均一とな
り品質むらが発生せず、信頼性が高い。
ため、単位体積当たりの表面積を大きくとれ、すぐれた
毛細管現象によって、内部まで体液が行き渡り、血液と
接触する割合が高く、より多くの細胞を付着させること
ができ、生体への一体化が速やかにおこなわれる。
中心部に緻密な部材を適宜配置しても、まわりの多孔質
の部分だけで体液の循環が可能となるため、症状に応じ
た幅広い適用が可能となる。
したので、さらにすぐれた毛細管現象を期待することが
でき、内部まで体液をさらに効率よく行き渡らせること
ができる。また、細胞の働きを活性化することなどがで
きる。
り好ましい値に設定したので、気孔内への体液の循環が
より活発となる。
孔の平面積に占める割合を、好ましい値に設定したの
で、気孔内への細胞の侵入が容易となり、かつ、必要な
強度を確保することもできる。
孔の平面積に占める割合を、より好ましい値に設定した
ので、気孔内への細胞の侵入がさらに容易となり、か
つ、必要な強度をより確実に確保することもできる。
さを、リン酸カルシウム粒子一つの厚み程度とするの
で、そのエッヂ(開口)が薄く鋭く形成され、表面積が
広くなり、その薄い部分が、骨に置換されやすくなる。
焼結体を、ハイドロキシアパタイトとしたので、特に、
タンパク質や足場依存性( anchorage dependent )細胞
が、表面に容易に吸着される。
面を示す拡大写真図である。
明図である。
図である。
明図である。
生体用部材の説明図である。
工環境で培養した生体用部材の説明図である。
示す拡大写真図である。
に於ける気孔分布の様子を示すグラフである。
に於ける気孔の分布の様子を示すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 スラリー原料中のリン酸カルシウム粒子
が平均粒径0.1μm以上1μm未満のスラリーを攪拌
し起泡して形成した略球状の気孔を多数有するリン酸カ
ルシウム系焼結体の多孔体であって、その気孔率が65
%以上85%以下、平均気孔径が100μm以上600
μm以下で、平均気孔径以上の大きさの気孔には、一つ
当たり平均して直径5μm以上の連通孔が4点以上あ
り、この4点以上の連通孔のうちで直径50μm以上の
連通孔が平均1点以上形成され、さらに上記平均気孔径
以上の大きさの気孔に形成される連通孔の開口合計面積
が、平均してその気孔内表面積の40%以下の割合を占
め、乾燥状態で水および血液の滴下により全体を濡らす
ことが可能な多孔体に、さらに気孔内に次の(イ)〜
(ニ)のいずれかを導入したことを特徴とする生体用部
材。 (イ)骨形成細胞、自家骨髄細胞、同種骨髄細胞、胎児
骨髄細胞、未分化幹細胞のいずれか一種、 (ロ)活性因子の遺伝子を導入した骨形成細胞、活性因
子の遺伝子を導入した自家骨髄細胞、活性因子の遺伝子
を導入した同種骨髄細胞、活性因子の遺伝子を導入した
胎児骨髄細胞、活性因子の遺伝子を導入した未分化幹細
胞のいずれか一種、 (ハ)細胞接着促進物質、細胞増殖促進物質、骨形成促
進物質、骨吸収抑制物質、血管新生促進物質の一種また
は二種以上と骨形成細胞、自家骨髄細胞、同種骨髄細
胞、胎児骨髄細胞、未分化幹細胞のいずれか一種、 (ニ)細胞接着促進物質、細胞増殖促進物質、骨形成促
進物質、骨吸収抑制物質、血管新生促進物質の一種また
は二種以上と活性因子の遺伝子を導入した骨形成細胞、
活性因子の遺伝子を導入した自家骨髄細胞、活性因子の
遺伝子を導入した同種骨髄細胞、活性因子の遺伝子を導
入した胎児骨髄細胞、活性因子の遺伝子を導入した未分
化幹細胞のいずれか一種。 - 【請求項2】 平均気孔径以上の大きさの気孔には、一
つ当たり平均して直径10μm以上の連通孔が6点以上
あり、この6点以上の連通孔のうち、直径50μm以上
の連通孔が平均2点以上形成されている請求項1記載の
生体用部材。 - 【請求項3】 任意の平らな断面にあらわれる平均気孔
径以上の気孔の平面積の合計が、該断面全体の平面積の
25%以上60%以下である請求項1または2記載の生
体用部材。 - 【請求項4】 任意の平らな断面にあらわれる平均気孔
径以上の気孔の平面積の合計が、該断面全体の平面積の
35%以上55%以下である請求項1または2記載の生
体用部材。 - 【請求項5】 平均気孔径以上の大きさの気孔と気孔と
が重なり合って形成される連通孔の円周部の厚さを、リ
ン酸カルシウム粒子一つの厚み程度に設定した請求項
1,2,3または4記載の生体用部材。 - 【請求項6】 リン酸カルシウム系焼結体が、ハイドロ
キシアパタイトである請求項1,2,3,4または5記
載の生体用部材。
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