JP3516872B2 - ディスクプレイヤのマニュアルイジェクト機構 - Google Patents

ディスクプレイヤのマニュアルイジェクト機構

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクプレイヤ
内に装着されたディスクをイジェクトボタンを押動する
際の押動力によって取り出す、ディスクプレイヤのマニ
ュアルイジェクト機構に関する。 【0002】 【従来の技術】CDやCD−ROM等のディスクをドラ
イブするディスクプレイヤには、モーター等の動力源を
用いてディスクを取り出すオートイジェクト機構と、イ
ジェクトスイッチを押動する際の押動力を用いてディス
クを取り出すマニュアルイジェクト機構とがある。図7
に、ディスクプレイヤのイジェクト機構の概念を説明す
る側面図を示す。ディスクプレイヤ10は、ディスク
(図示せず)を収納するカートリッジ12の脱着によっ
てディスクの脱着を行うカートリッジ式のディスクプレ
イヤである。カートリッジ12は、ディスクプレイヤ1
0の筐体9に設けられた挿入口13側からホルダ14内
に収容される。ホルダ14は、カートリッジ12を収容
可能な大きさの箱状に形成されている。また、ホルダ1
4は、ディスクプレイヤ10内で上下動可能に設けら
れ、再生位置aと脱着位置bとの間をイジェクト機構の
操作によって上下動する。 【0003】次いで、図8〜図11により詳細なイジェ
クト機構の構造を示す。図8、図9はホルダ14が脱着
位置bに存する場合、図10、図11はホルダ14が再
生位置aに存する場合を示している。また、以下、カー
トリッジ12が挿入される挿入口13が存する側を前
方、挿入される方向を後方とする。ホルダ14の側面1
4aには各2本づつ側方に向かって突出するガイドピン
16が設けられている。これら4本のガイドピン16が
ホルダ14の下方側に設けられているスライドプレート
18のガイドプレート21に保持される。スライドプレ
ート18は、カートリッジ12の挿入方向である後方に
スライド可能であって、プレート台19上に載置されて
いる。また、上述したガイドプレート21は、スライド
プレート18の上面に立設され、ホルダ14のガイドピ
ン16を挿入可能な挿入溝20が形成されている。ガイ
ドプレート21の挿入溝20は、側面からみるとスライ
ドプレート18のスライド方向に向かって斜め下に向く
ような下向き斜面に形成されている。ガイドプレート2
1の挿入溝20内にガイドピン16が挿入されること
で、ホルダ14はスライドプレート18の動作により昇
降動可能となる。また、プレート台19の左右両側方に
は、上方に向けて突出するガイド軸11が設けられてい
る。このガイド軸11は、ホルダ14の左右両側方に設
けられているガイド穴17に挿入され、ホルダ14の昇
降動をガイドするようにしている。 【0004】スライドプレート18の前方側の端部は、
下方に向けて折曲されて折曲部18aに形成されてい
る。この折曲部18aには、イジェクトスイッチ24の
押圧面23が当接するように設けられている。すなわ
ち、イジェクトスイッチ24が後方に押動されることに
よって、押圧面23がスライドプレート18の端部18
aに当接してスライドプレート18を後方にスライドさ
せるのである。また、スライドプレート18の下面に
は、スライド台19との間で付勢手段たるバネ15が装
着されている。バネ15は、スライドプレート18の下
面から下方に突出して設けられた突起6と、スライド台
19の下面に下方に向けて突出して設けられた突起8と
の間に取り付けられ、スライドプレート18を前方方向
に付勢している。 【0005】26はシャッターアームである。シャッタ
ーアーム26は、スライド台19から上方に向けて突出
して設けられた回動軸27を中心として回動可能であっ
て、ホルダ14内に収納されて設けられている。シャッ
ターアーム26は、カートリッジ12の図示しないシャ
ッターに当接する当接部26aと、アーム部26bと、
アーム部26bの後方側面に設けられている鉤状部材2
6cを有している。シャッターアーム26の回動軸27
には付勢手段たるねじりコイルバネ29が取り付けら
れ、シャッターアーム26を回動軸27を軸線として上
方から見て反時計回り(図8、図10の矢印A方向)に
回動させるように付勢している。また、シャッターアー
ム26よりも後方側には、スライド台19から上方に向
けて突出した回動軸31に軸着されたカム板28が設け
られている。スライドプレート18の、カム板28の回
動軸31が存する部位に対応する位置には、開口部11
が形成されているので、スライド台19にカム板28が
設けられていてもスライドプレート18はスライド台1
9の上で自在にスライドすることができる。また、カム
板28の回動軸31にも、付勢手段の一種としてのねじ
りコイルバネ33が設けられている。このため、カム板
28回動軸31を軸線として反時計回り(図8、図10
の矢印A方向)に回動するように付勢されている。この
ようなカム板28が、シャッターアーム26およびスラ
イドプレート18をロックするロック機構としての役割
を有している。 【0006】以下、カム板28の形状について説明す
る。カム板28には、シャッターアーム26の鉤状部材
26cに係合する突起部28aが設けられている。突起
部28aは、上方に向かって突出するピン状の部位であ
る。この突起部28aが設けられている部位から後方側
には、回動軸31から外方に向かって直線的に延びるス
トッパー面28bが形成されている。ストッパー面28
bから時計回り方向に向かって円弧面28cが形成され
ている。円弧面28cは、ストッパー面28bの終端か
ら回動軸31を円の中心とした円周上に形成される。円
弧面28cからさらに時計回り方向には、円弧面28c
の終端から外方へ向かって延びるストッパー面28dが
形成されている。 【0007】スライドプレート18上には、上方に突出
するストッパーピン30が設けられている。ストッパー
ピン30は、カム板28からみて後方側に設けられてい
る。ホルダ14が脱着位置bにある場合には、ストッパ
ーピン30がカム板28のストッパー面28dと円弧面
28cに当接している。カム板28は、反時計回りに回
動するように付勢されているので、ストッパーピン30
がストッパー面28dに当接することでカム板28の付
勢力による回動をストップしている。同時に、ストッパ
ーピン30が円弧面28cに当接しているので、前方方
向に付勢されているスライドプレート18の前方方向へ
の移動がストップされている。一方、ホルダ14が再生
位置aにある場合には、ストッパーピン30がカム板2
8のストッパー面28bの回動軸31側端部に位置して
いる。このため、カム板28の反時計回りへの回動がス
トッパー面28bによりストップされている。 【0008】上述してきたマニュアルイジェクト機構の
動作について説明する。まず、カートリッジ12を挿入
して、カートリッジ12が収納保持されるところを説明
する。ホルダ14が脱着位置bに存する際に、カートリ
ッジ12を挿入口13からホルダ14内へ後方へ向けて
挿入する。このとき、シャッターアーム26の当接部2
6aは、ホルダ14内部の前後方の中間位置に存してお
り、挿入されつつあるカートリッジ12のシャッター1
2aに当接する。カートリッジ12に押圧されて、シャ
ッターアーム26は反時計回りに回動する付勢力に逆ら
って時計回りに回動する。これにより、シャッター12
aは、当接部26aによって側面側方向(図8の矢印B
方向)に開かれる。シャッター12aが開かれることに
より、カートリッジ12内に収容されている図示しない
ディスクの一部が現れて図示しない再生手段により再生
が可能となる。 【0009】カートリッジ12に押しこまれて時計回り
に回動したシャッターアーム26は、カム板28に当接
してカム板28を付勢力に逆らって時計回りに回動させ
る。なお、シャッターアーム26がカム板28に当接し
てカム板28を回動させていく際には、鉤状部材26c
と突起部28aとが徐々に係合していき、最終的にはシ
ャッターアーム26とカム板28とがロックされる。ま
た、カム板28が時計回りに回動すると、ストッパーピ
ン30のカム板28に対する位置は、円弧面28cに沿
って移動して円弧面28cとストッパー面28bとの境
へ到達する。すると、ストッパーピン30が円弧面28
cに当接していたことによって前方方向への移動が止め
られていたスライドプレート18が、円弧面28cによ
るストッパーが解除されてストッパーピン30のストッ
パー面28bに沿った移動によって前方に移動する。ス
ライドプレート18が前方方向にスライドすることによ
って、ホルダ14のガイドピン16がガイドプレート2
1の挿入溝20に沿って押し下げられ、ホルダ14が脱
着位置bから再生位置aへ下降する。このようにホルダ
14が下降することで挿入したカートリッジ12は、再
生位置aにおいてホルダ14内で収納保持される。な
お、このときホルダ14は、前後方向へは移動せず上下
動のみ行っている。これは、ホルダ14は、側方に設け
られたガイド穴17にスライド台19のガイド軸11が
挿入されることで上下方向の動作のみがガイドされてお
り、スライド台19に対して前後動はできないよう設け
られているためである。 【0010】次に、カートリッジ12をイジェクトする
イジェクト動作について説明する。まず、図10、図1
1の状態からイジェクトスイッチ24を後方へ押し込ん
でいくと、押圧面23がスライドプレート18の折曲部
18aに当接してスライドプレート18をスライド台1
9上で奥側方向へスライドさせる。スライドプレート1
8のスライドにより、ホルダ14のガイドピン16は、
ガイドプレート21に形成された挿入溝20に沿って上
方に上昇させられる。このためホルダ14は、再生位置
aから上昇して脱着位置bまで移動させられる。スライ
ドプレート18が後方へ移動することで、ストッパーピ
ン30がカム板28のストッパー面28bに沿って後方
へ移動する。ストッパーピン30が、ストッパー面28
bと円弧面28cとの境まで到達すると、ストッパー面
28bによって反時計方向への回動を止められていたカ
ム板18は付勢力に従って反時計方向に回動する。シャ
ッターアーム26は、カム板28の回動に押圧されて反
時計方向へ回動する。シャッターアーム26は、鉤状部
材26cによってカム板28の突起部28aと係合して
いるが回動するにしたがって徐々に係合が解除される。
その後、シャッターアーム26は自身に加えられている
付勢力のみで回動し、カートリッジ12を前方方向に押
動して、挿入口13からカートリッジ12をイジェクト
するのである。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】上述してきたように、
イジェクトスイッチを押し込む力だけでディスクをイジ
ェクトする、マニュアルイジェクト機構は、スライドプ
レートを後方に、すなわち、ディスクプレイヤの設置面
に対して平行な向きに押動可能に設けられている。しか
し、設置面に対して水平な方向にイジェクトスイッチを
押動すると、ディスクプレイヤ全体がイジェクトスイッ
チの押動方向に動いてしまい、ディスクプレイヤが不安
定になってしまうといった課題がある。また、イジェク
トスイッチの設けられている位置がディスクよりも下方
でディスクプレイヤの設置面に近い位置にあるので、イ
ジェクトスイッチを操作する場合に設置面が邪魔で操作
性が悪いといった課題もある。さらに、スライドプレー
トは、バネによってイジェクト方向に付勢されているの
で、イジェクトスイッチを押動させていくにしたがって
荷重が増加していき、イジェクトスイッチを押動し始め
てからイジェクトの終了までの操作性が悪いといった課
題もある。 【0012】したがって、本発明は上記課題を解決すべ
くなされ、その目的とするところは、マニュアル操作に
よってディスクをイジェクトする場合であっても、イジ
ェクトスイッチの操作でディスクプレイヤ全体が動いた
りせず、イジェクトスイッチの操作性に優れるディスク
のイジェクト機構を提供するにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために次の構成を備える。すなわち、本発明にかか
るディスクプレイヤのマニュアルイジェクト機構によれ
ば、ディスクが収容されたカートリッジが挿入口から挿
入可能であり、該カートリッジの挿入・イジェクトが行
われる脱着位置と、該脱着位置より下方のディスクの再
生が行われる再生位置との間で昇降動するホルダと、該
ホルダの下方側に設けられ、スライド台の上で前後方向
に移動可能であると共に、第1の付勢手段により前方向
に付勢されているスライドプレートと、該スライドプレ
ートと前記ホルダとの間に設けられ、該スライドプレー
トが後方へ移動した際には前記ホルダを前記脱着位置ま
で上昇させ、前記スライドプレートが前方へ移動した際
には前記ホルダを前記再生位置へ下降させる昇降動機構
と、一端が前後方に回動するように第2の付勢手段に
より他端が前記ホルダ内に軸着されて成り、前記カート
リッジの挿入時には、一端が前記カートリッジの後部側
に形成されているシャッターに当接して該シャッターを
開き、前記カートリッジのイジェクト時には、一端が前
記第2の付勢手段による付勢力によって前記カートリッ
ジを前方に押し出してイジェクトするシャッターアーム
と、前記スライド台に設けられ、前記ホルダが前記脱着
位置に存する場合には前記スライドプレートを前記第1
の付勢手段による付勢力に抗して後退位置に位置するよ
うにロックし、前記ホルダにカートリッジが挿入され、
該カートリッジにより前記シャッターアームの一端が後
方に押動され、該一端が後方に回動した所定位置におい
て該シャッターアームの一端をロックすると共に前記ス
ライドプレートのロックを解除するロック機構とを具備
するディスクプレイヤのマニュアルイジェクト機構にお
いて、動作方向が水平面に対して垂直方向に設けられて
いるイジェクトスイッチと、該イジェクトスイッチの下
方に設けられ、イジェクトスイッチによる前記垂直方向
への押動力を前記スライドプレートを後方へ押動する押
動力に変換し、該スライドプレートが所定距離押動され
た際に、前記ロック機構により該スライドプレートをロ
ックさせると共に、前記シャッターアームのロックを解
除させるスライダークランク機構とを設け、該スライダ
ークランク機構は、一端側においてディスクプレイヤ
に設けられた第1の回動軸に取り付けられた回動アーム
と、一端側において、スライドプレートを後方向にスラ
イドさせる押圧部に、第2の回動軸によって軸着された
クランクアームと、前記回動アームの他端側と前記クラ
ンクアームの他端側とを回動自在に接続する第3の回動
軸の軸線方向に突出し、前記イジェクトスイッチによっ
て上方から押圧される押動シャフトとを有し、イジェク
ト動作時には、イジェクトスイッチが押動シャフトを押
し下げて、回動アームとクランクアームとが接続されて
いる前記第3の回動軸を下降させることで回動アームと
クランクアームとの間で形成される角度が広がってい
き、クランクアームの一端側は後方へ移動し、クランク
アームによって押圧部が後方向へ押し出されるように動
作することを特徴としている。この構成を採用すること
によって、ディスクをイジェクトする際に、イジェクト
スイッチを押動してもディスクプレイヤ全体が動いたり
しないようにすることができ、しかもイジェクトスイッ
チをディスクプレイヤの設置面よりも離れた部位に設け
ることができるので操作性が向上する。また、この構成
によれば、スライドプレートの前方への付勢による荷重
がイジェクトスイッチに直接かからず、しかもスライダ
ークランク機構の調節によって荷重を調節できるので、
さらに操作性の向上を図ることができる。例えば、回動
アームとクランクアームの長さを調節して、再生位置に
ホルダが存する際の回動アームとクランクアームとの接
続角度を小さくすれば、すなわち、回動アームおよびク
ランクアームの長さを長くするようにすれば、イジェク
トスイッチの押し下げ距離は長くなるがイジェクトスイ
ッチにかかるバネ荷重を小さくすることができる。この
ように、スライダークランク機構を用いることによっ
て、イジェクトスイッチはバネ荷重を軽くし、イジェク
トの際の操作性を高めることができる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、従来の技
術で説明した構成要素と同じ構成要素については同じ符
号を付し、説明を省略する。図1および図2に、カート
リッジ12が再生位置a(図7)に位置しているときの
イジェクト機構の平面図および側面図を示す。本実施形
態では、イジェクトスイッチ39が押動されると、スラ
イダークランク機構によってスライドプレート18を後
方へ押動するようにしている。イジェクトスイッチ39
は、筐体9の挿入口13側に、ディスクプレイヤの設置
面dに対して垂直方向に形成された凹部51内に設けら
れており、凹部51に沿って設置面dに対して垂直方向
(上下方向)にのみ押動することができる。イジェクト
スイッチ39は、側方からみて下面側に切欠かれた切欠
部32が形成されている。切欠部32の前方側には、下
方側に突出して湾曲する湾曲部36が形成され、湾曲部
36のさらに前方側には、下方に向けて突出するストッ
パー部35が形成されている。 【0015】次いで、イジェクトスイッチ39の下方側
に設けられ、イジェクトスイッチ39の設置面dに対し
て垂直方向にかかる力を、設置面dに対して平行な方向
にかかる力に変換するスライダークランク機構40につ
いて説明する。スライダークランク機構40は、ディス
クプレイヤ10内に固定されている回動軸42を中心に
回動する回動アーム44の回動力を、押圧部46が後方
へ直動する力に変換している。回動アーム44は、一端
側が前後方向に対して直交する方向に軸線を有する回動
軸42に取り付けられ、この回動軸を中心に矢印C方向
(図2)に回動することができる。また、回動アーム4
4の他端側は、回動軸47を介してクランクアーム48
の一端側(特許請求の範囲では他端側、以下クランクア
ームについては同じ)と接続されている。回動軸47
は、前後方向に対して直交する方向に軸線が設けられて
いる。クランクアーム48の一端側または回動アーム4
4の他端側には、回動軸47の軸線方向に突出する押動
シャフト50が設けられている。押動シャフト50は、
上述したイジェクトスイッチ39によって上方から押圧
されることによって回動アーム44を回動軸42を中心
に回動させる。 【0016】クランクアーム48の他端側(特許請求の
範囲では一端側、以下クランクアームについては同じ)
は、前後方向に対して直交する方向に軸線を有する回動
軸52によって押圧部46に軸着されている。押圧部4
6は、平面視L字状に折り曲げられた板状の部材であ
る。押圧部46には、後方側に延びて図示しない固定台
上で後方に摺動する直動ガイド55が取り付けられてい
る。直動ガイド55は、固定台から上方に向けて突出す
る突起を収納する収納溝を有しているため、押圧部46
がスライドする際に、後方に真っ直ぐ動くことができる
のである。 【0017】次に、本実施形態におけるイジェクト機構
のイジェクト動作について図3から図5に基づいて説明
する。まず、図3では、ディスクが収納されたカートリ
ッジ12がイジェクト機構によってディスクプレイヤ内
に装着されているところを示している。このときホルダ
14は、再生位置a(図7)に位置している。また、ス
ライドプレート18を前方方向に付勢しているバネ15
が最も縮んだ位置であると共に、ホルダ14の側面の設
けられたガイドピン16がガイドプレート21の最下部
に位置しており、ディスクが安定して保持されている状
態である。 【0018】次いで、図4に示すようにイジェクトスイ
ッチ39を押し下げていくことによって、イジェクト動
作が行われる。イジェクトスイッチ39の下面には、ス
ライダークランク機構40の押動シャフト50が当接し
ており、イジェクトスイッチ39の下降により押動シャ
フト50が押し下げられる。なお、再生位置aにあって
ホルダ14が保持されている状態時においては、押動シ
ャフト50は、イジェクトスイッチ39下面のストッパ
ー部35に当接しており、押動シャフト50が前方側に
向かわないように設けられている。イジェクトスイッチ
39が押し下げられると、押動シャフト50は、徐々に
下降すると共に湾曲面33に沿って後方へ移動させられ
る。押動シャフト50の下降により回動アーム44が回
動軸42を中心として時計回り(図2の矢印C方向)に
回動する。クランクアーム48は、一端側が回動アーム
44の他端側に軸着されているので、回動アーム44の
回動運動によって回動軸52を軸線として反時計回りに
回動しつつ下方へ押し下げられる(図4の矢印D)。こ
のように、回動アーム44とクランクアーム48とが接
続されている部位(回動軸47)を押し下げることで、
回動アーム44とクランクアーム48との間で形成され
る角度φが徐々に広がっていく。回動アーム44とクラ
ンクアーム48との間の角度φが広がると、クランクア
ーム48の他端側は後方へ移動する。このため、クラン
クアーム48によって押圧部46が後方向へ押し出され
る。 【0019】押圧部46は、後方向にスライドすること
でスライドプレート18の折曲部18aを押圧し、スラ
イドプレート18を後方向にスライドさせる。スライド
プレート18の後方向へのスライドにより、ホルダ14
のガイドピン16は、ガイドプレート21に形成された
挿入溝20に沿って上方に上昇させられる。このためホ
ルダ14は、再生位置aから上昇して脱着位置bまで移
動させられる。スライドプレート18が後方へ移動する
ことで、ストッパーピン30がカム板28のストッパー
面28bに沿って後方へ移動する。ストッパーピン30
が、ストッパー面28bと円弧面28cとの境まで到達
すると、ストッパー面28bによって反時計方向(図
1、図6)への回動を止められてロックされていたカム
板18は付勢力に従って反時計方向に回動する。シャッ
ターアーム26は、カム板28の回動に押圧されて反時
計方向への回動を開始する。シャッターアーム26は、
鉤状部材26cによってカム板28の突起部28aと係
合しているが回動するにしたがって徐々に係合が解除さ
れる。その後、シャッターアーム26は自身に加えられ
ている付勢力のみで回動し、カートリッジ12を前方に
押動して、挿入口13からカートリッジ12をイジェク
トするのである。 【0020】なお、上述してきたように、スライドプレ
ート18が押圧部46によって後方へ移動させられる
と、バネ15の前方への付勢力によってイジェクトスイ
ッチ39にはバネ15によるバネ荷重がかかる。しか
し、本発明では、イジェクトスイッチ39の押動力のス
ライドプレート18への伝達をスライダークランク機構
40を用いて行っているので、バネ荷重が直接イジェク
トスイッチにかかることがなく、しかもイジェクトスイ
ッチ39にかかるバネ15による荷重を適当に加減する
ことが可能である。例えば、回動アーム44とクランク
アーム48の長さを調節して、再生位置aにホルダ14
が存する際の回動アーム44とクランクアーム48との
接続角度φを小さくすれば、すなわち、回動アーム44
およびクランクアーム48の長さを長くするようにすれ
ば、イジェクトスイッチ39の押し下げ距離は長くなる
がイジェクトスイッチ39にかかるバネ荷重を小さくす
ることができるのである。このように、スライダークラ
ンク機構40を用いることによって、イジェクトスイッ
チ39はバネ荷重を軽くし、イジェクトの際の操作性を
高めることができる。 【0021】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。 【0022】 【発明の効果】本発明に係るディスクプレイヤのマニュ
アルイジェクト機構によれば、イジェクトスイッチの動
作方向をディスクプレイヤの設置面に対して垂直方向に
設け、この垂直方向にかかる力をスライドプレートを後
方へ押動する力に変換するスライダークランク機構を設
けたので、イジェクトスイッチの操作と共にディスクプ
レイヤ全体を動かさないようにすることができる。ま
た、イジェクトスイッチを操作面に近づける必要がない
ので、イジェクトスイッチを操作する際に設置面が邪魔
になることがなく、操作性が向上する。さらに、スライ
ダークランク機構の回動アームとクランクアームの長さ
の変更によって、イジェクト動作の操作荷重を軽くする
ことができ、操作性の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかるディスクプレイヤのマニュアル
イジェクト機構の構成を示す平面図である。 【図2】本発明にかかるディスクプレイヤのマニュアル
イジェクト機構の構成を示す側面図である。 【図3】イジェクト動作開始前のディスクプレイヤのマ
ニュアルイジェクト機構の側面図である。 【図4】イジェクト動作中のディスクプレイヤのマニュ
アルイジェクト機構の側面図である。 【図5】イジェクト動作終了時のディスクプレイヤのマ
ニュアルイジェクト機構の側面図である。 【図6】イジェクト動作終了時のディスクプレイヤのマ
ニュアルイジェクト機構の平面図である。 【図7】ディスクプレイヤのイジェクトについて説明す
るディスクプレイヤの側面図である。 【図8】ホルダが脱着位置にある従来のディスクプレイ
ヤのマニュアルイジェクト機構の平面図である。 【図9】ホルダが脱着位置にある従来のディスクプレイ
ヤのマニュアルイジェクト機構の側面図である。 【図10】ホルダが再生位置にある従来のディスクプレ
イヤのマニュアルイジェクト機構の平面図である。 【図11】ホルダが再生位置にある従来のディスクプレ
イヤのマニュアルイジェクト機構の側面図である。 【符号の説明】 11 ガイド軸 12 カートリッジ 13 挿入口 15 バネ 16 ガイドピン 17 ガイド穴 18 スライドプレート 19 プレート台 20 挿入溝 21 ガイドプレート 26 シャッターアーム 27 回動軸 28 カム板 29 ねじりコイルバネ 30 ストッパーピン 31 回動軸 32 切り込み部 33 ねじりコイルバネ 35 ストッパー部 36 湾曲部 39 イジェクトスイッチ 40 スライダークランク機構 42 回動軸 44 回動アーム 46 押圧部 47 回動軸 48 クランクアーム 50 押動シャフト 51 凹部 52 回動軸

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ディスクが収容されたカートリッジが挿
    入口から挿入可能であり、該カートリッジの挿入・イジ
    ェクトが行われる脱着位置と、該脱着位置より下方のデ
    ィスクの再生が行われる再生位置との間で昇降動するホ
    ルダと、 該ホルダの下方側に設けられ、スライド台の上で前後方
    向に移動可能であると共に、第1の付勢手段により前方
    向に付勢されているスライドプレートと、 該スライドプレートと前記ホルダとの間に設けられ、該
    スライドプレートが後方へ移動した際には前記ホルダを
    前記脱着位置まで上昇させ、前記スライドプレートが前
    方へ移動した際には前記ホルダを前記再生位置へ下降さ
    せる昇降動機構と、 一端が前後方に回動するように第2の付勢手段により
    他端が前記ホルダ内に軸着されて成り、前記カートリッ
    ジの挿入時には、一端が前記カートリッジの後部側に形
    成されているシャッターに当接して該シャッターを開
    き、前記カートリッジのイジェクト時には、一端が前記
    第2の付勢手段による付勢力によって前記カートリッジ
    を前方に押し出してイジェクトするシャッターアーム
    と、 前記スライド台に設けられ、前記ホルダが前記脱着位置
    に存する場合には前記スライドプレートを前記第1の付
    勢手段による付勢力に抗して後退位置に位置するように
    ロックし、前記ホルダにカートリッジが挿入され、該カ
    ートリッジにより前記シャッターアームの一端が後方に
    押動され、該一端が後方に回動した所定位置において該
    シャッターアームの一端をロックすると共に前記スライ
    ドプレートのロックを解除するロック機構とを具備する
    ディスクプレイヤのマニュアルイジェクト機構におい
    て、 動作方向が水平面に対して垂直方向に設けられているイ
    ジェクトスイッチと、 該イジェクトスイッチの下方に設けられ、イジェクトス
    イッチによる前記垂直方向への押動力を前記スライドプ
    レートを後方へ押動する押動力に変換し、該スライドプ
    レートが所定距離押動された際に、前記ロック機構によ
    り該スライドプレートをロックさせると共に、前記シャ
    ッターアームのロックを解除させるスライダークランク
    機構とを設け 該スライダークランク機構は、 一端側においてディスクプレイヤ内に設けられた第1の
    回動軸に取り付けられた回動アームと、 一端側において、スライドプレートを後方向にスライド
    させる押圧部に、第2の回動軸によって軸着されたクラ
    ンクアームと、 前記回動アームの他端側と前記クランクアームの他端側
    とを回動自在に接続する第3の回動軸の軸線方向に突出
    し、前記イジェクトスイッチによって上方から押圧され
    る押動シャフトとを有し、 イジェクト動作時には、イジェクトスイッチが押動シャ
    フトを押し下げて、回動アームとクランクアームとが接
    続されている前記第3の回動軸を下降させることで回動
    アームとクランクアームとの間で形成される角度が広が
    っていき、クランクアームの一端側は後方へ移動し、ク
    ランクアームによって押圧部が後方向へ押し出されるよ
    うに動作することを 特徴とするディスクプレイヤのマニ
    ュアルイジェクト機構。
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