JP3513196B2 - カラー表示管のカラー選別手段 - Google Patents

カラー表示管のカラー選別手段

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    • H01J9/14—Manufacture of electrodes or electrode systems of non-emitting electrodes
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、夫々がフレームの一辺
を形成する複数の互に連結された部分より成るフレーム
に固着された湾曲したマスクを有するカラー表示管のカ
ラー選別手段に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】カラー選別手段を有するカラー表示管
は、エレクトロルミネンス物質のストライプまたはドッ
トのパターンを有する表示スクリーンと電子ビームを発
生する電子銃とを有し、ワイヤマスク或いはアパーチヤ
マスクを有するカラー選別手段が電子銃と表示スクリー
ンの管に配設されるのが普通である。マスクは多数のア
パーチヤを有する薄い金属フオイルで、マスクのアパー
チヤが表示スクリーン上のけい光体ストライプまたはド
ットに対して整然と位置合せされるように表示スクリー
ンに対して極めて正確に且つ極めて接近して配設されね
ばならない。この整然とした位置合せを維持するため
に、マスクは、該マスクが管の製造中及び動作中に正確
に決められた位置を維持するように、適切な方法で表示
管内に懸吊されねばならない。これを実現するために、
マスクを支持し且つ管内に懸吊されたフレームが用いら
れる。このフレームは、通常、長方形であるが、代わり
に例えば正方形または長円形とすることもできる。
【０００３】単一湾曲（例えば円筒面）を有するマスク
の場合に屡々用いられる構造は、剛直で重いフレームに
正確なカーブを与え、しかる後マスクがこのカーブされ
た側面に固着されるようにした構造である。２重湾曲を
有するマスクの場合に屡々用いられる構造の例は、支持
フレームが４つのＬ字形金属部分より成り、これ等の部
分の端が互いに連結され、かくして長方形のフレームを
構成するようにした構造である。「フンクシヤウ（Funk
shau） 」11, 1987の第49〜54頁の“ノイエ・マスケン
・フュール・ヘレーレ・ビルダー（Neue Masken fuer h
ellere Bilder）”を参照され度い。この場合、所望の
精度は、マスクに前以って（深絞りにより）正確な形を
与えて該マスクが自ら十分な剛性を有するようにするこ
とにより達成される。剛直で重いフレームの金属切削仕
上げ作業並びにマスクの深絞りによって所望の精度を得
ることは簡単でない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、必要な精度
を簡単に得ることのできる軽量のカラー選別手段の構造
を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
次のようにすることにより達成したものである。すなわ
ち、少なくとも２つの対向して位置するフレーム部分
が、シートから折り曲げられたパイプによって夫々形成
され、カーブ路に沿う縁を有する第１の長いパイプ側面
と、このカーブ路を越えて突出しない通路に沿って前記
の第１のパイプ側面に連結された複数の舌片を有する第
２の長いパイプ側面と、前記の第１及び第２のパイプ側
面の間に位置する少なくとも１つの第３のパイプ側面と
を有し、マスクが、夫々の第１のパイプ側面に密接して
従うようにしたものである。第１の長いパイプ側面がフ
レームの外側に位置し、マスクは、該マスクを第１の長
いパイプ側面に固着する曲げられた縁を有するようにす
ることもできる。けれども、第１の長いパイプ側面が前
記フレームの内側に位置し、マスクが第２のパイプ側面
（の舌片）に固着されるのも好ましい。
【０００６】本発明は、精度と剛性（固着）とを切離す
ことによって、何等の仕上げ作業なしにフレーム部分に
対してシート材の湾曲構造が可能であるという認識に基
いたものである。この認識は、シート材より折り曲げら
れたパイプの使用において達成される。パイプを形成す
る部分はシート材より極めて正確にカットされることが
できる。特に、この部分は、所望の曲率を有する経路に
極めて正確に沿った縁を有することができる。したがっ
て、マスクは所望の曲率を得ることができる。剛性は、
閉じ合わされたパイプの使用によって得られる。パイプ
は、折曲げられない状態において、カーブをつけた縁と
反対の側に舌片を設けてこれ等舌片が折曲げられ且つパ
イプが閉じ合わされた後、舌片を（例えば溶接或いは機
械的連結技術よって）カーブ縁を設けた側に固着するこ
とによってでき上る。マスクがカーブ縁上に位置決めさ
れまたはクランプされた後、該マスクはこの側に固着さ
れる。
【０００７】すべての舌片を同じ長さにしないようにす
ることにより、マスクが縁上にクランプさるとパイプが
真直ぐにされるように、全体構造に、カーブされた縁に
対して垂直方向にカーブを与えることも可能である。本
発明はまた、以上述べたようなカラー選別手段を有する
カラー表示管に関するものである。
【０００８】
【実施例】以下に本発明を図面の実施例によって説明す
る。図１に示した陰極線管１は、ネック４、ファンネル
６及び前面パネル７より成るガラス容器２を有する。前
記の前面パネル７はカーブした内面を有し、この内面上
には、異なる色（例えば赤、緑及び青）に発光するけい
光体のストライプまたはドットのパターンを有する表示
スクリーン８が配設されることができる。長方形のフレ
ーム９が前記の表示スクリーンから僅か離れて薄いマス
ク10を支持する。このマスクは、円形または細長いアパ
ーチヤを有するアパーチヤマスク或いはワイヤマスクと
することができる。管の動作時管のネック内に配設され
た電子銃システム3 が、けい光体が光を出すように前記
のマスクを通して電子ビームを送る。偏向装置５は、電
子ビームが表示スクリーンを規則正しく操作することを
確実にする。
【０００９】図２は公知の単一カーブマスク20と該マス
クがその上にクランプされた長方形の金属フレームの一
部の斜視図を示す。このフレームは４つの丈夫なフレー
ム部分19a, 19b, 19c, 19dより成り、そのうちの２つは
湾曲され部分19c と19d （但し19d は図面には見えな
い） 、他の２つは真直ぐである（部分19a と19b）。こ
れ等の部分の端は互いに連結されている。湾曲部分19c,
19dは夫々比較的大きな厚さｄを有する。この比較的大
きな厚さは、マスク部分19c, 19dの上面21（クランプ
縁）上にマスクを溶接することが可能でなければならな
いという要件及びフレームは十分に強固であるべきであ
るという要件によるものである。マスクに十分に正確な
湾曲を与えるために、上縁21は機械切削仕上げ作業（研
磨）を受けるようにすることができる。
【００１０】図３は公知の２重カーブマスク30とこのマ
スクがその上に取付けられる長方形の金属フレーム29の
２つのＬ字形部分29a, 29b（全部で４つ）を示す。この
ようなマスク30では、マスクの所望の曲率は、スカート
32がこのマスク上に形成される深絞り加工によって得ら
れる。特に、体積膨脹係数を有するニッケル−鉄合金マ
スクはこの深絞り加工が面倒で、一方において、得られ
る精度にも限度がある。
【００１１】図４は、未だ折曲げられてない状態の本発
明のマスクフレームの支持部分（パイプ49）の一実施例
を示す。この支持部分は、特に縁Ａが非常に正確な曲率
に従って金属シートよりカットされる。このカット加工
は大きな精度を与える。２つの（実在しない）折目が支
持部分の中央部分にある。縁Ａに対向して位置する縁Ｂ
には多数の舌片11, 12等々が設けられる。パイプを形成
するために、前記の舌片は、折畳まれない状態の支持部
分49の面に対して垂直に折曲げられる。次いで、平らな
支持部分49は折目を中心として折曲げられ、舌片11, 12
等々が、対向して位置する壁面Ｄに（溶接または機械
的連結技術によって）固着される。これは、折曲げられ
た舌片が縁Ａの僅か下方に位置する湾曲経路に従うよう
にして行われる。図５は、得られたパイプを示す。マス
ク50が縁Ａ上にクランプされ、舌片11, 12 等々を溶接
することによって表面に固着される（図５ａ）。このパ
イプに対向して位置する支持フレームのパイプも図２の
構造の代わりに同様に形成することができる。図３の構
造の代わりとして、支持フレームは図４及び図５に示し
たようにして形成した４つのパイプを有することもでき
る。
【００１２】形成されたパイプは、図５ｂに示したよう
に４つの側面を有することができ、或いは代わりに３つ
の側面を有することもできる（図５ｃ）。すべての舌片
11, 12 等々に同じ長さを与えないことにより、パイプ
全体構造に、縁Ａのカーブに垂直な方向にカーブを与
え、マスクが引張られた時にパイプが真直ぐにされるよ
うにすることも可能である（図６ａ）。この場合舌片の
長さは支持部分59の両端から中央に向かって減少され
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 カラー選別手段を有するカラー表示管の一部
断面側面図。
【図２】 単一カーブを有するマスクをそなえた公知の
カラー選別手段の斜視図。
【図３】 ２重カーブを有するマスクをそなえた公知の
カラー選別手段の斜視図。
【図４】 本発明の支持フレームのパイプの折畳み前の
形を示す斜視図。
【図５】 ａ 本発明のカラー選別手段の１つの側を示
す斜視図。 ｂ 本発明のカラー選別手段の支持フレーム用のハイプ
の一実施例の断面図。 ｃ 本発明のカラー選別手段の支持フレーム用のパイプ
の別の実施例の断面図。
【図６】 ａ 本発明のカラー選別手段の支持フレーム
用のパイプの更に別の実施例の平面図。 ｂ ａに示したパイプの断面図。
【符号の説明】
20, 30, 50 マスク 19a, 19b, 19c, 29a, 29b フレーム構成部分 49 フレーム支持部分（パイプ） 11, 12 舌片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペテル パウル ウイレム レオナルド ファン デン ベケロム オランダ国 5621 ベーアー アインド ーフェン フルーネヴァウツウェッハ １ (56)参考文献 特開 平５−258677（ＪＰ，Ａ) 実開 昭51−163856（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭52−166453（ＪＰ，Ｕ) 実公 平３−34044（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01J 29/07 H01J 9/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 夫々がフレームの一辺を形成する複数の
    互に連結された部分より成るフレームに固着された湾曲
    したマスクを有するカラー表示管のカラー選別手段にお
    いて、 少なくとも２つの対向して位置するフレーム部分が、シ
    ートから折り曲げられたパイプによって夫々形成され、
    カーブ路に沿う縁を有する第１の長いパイプ側面と、こ
    のカーブ路を越えて突出しない通路に沿って前記の第１
    のパイプ側面に連結された複数の舌片を有する第２の長
    いパイプ側面と、前記の第１及び第２のパイプ側面の間
    に位置する少なくとも１つの第３のパイプ側面とを有
    し、 マスクが、夫々の第１のパイプ側面に密接して従うこと
    を特徴とするカラー選別手段。
  2. 【請求項２】 第１の長いパイプ側面が、前記フレーム
    の内側に位置し、マスクが、第２の長いパイプ側面に固
    着された請求項１のカラー選別手段。
  3. 【請求項３】 舌片が、パイプの両端から中央に向って
    減少する長さを有する請求項１または２のカラー選別手
    段。
  4. 【請求項４】 請求項１，２または３の何れか１項記載
    のカラー選別手段を有するカラー表示管。
JP29201093A 1992-11-23 1993-11-22 カラー表示管のカラー選別手段 Expired - Fee Related JP3513196B2 (ja)

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DE (1) DE69305050T2 (ja)

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