JP3513002B2 - チャープ信号検出方法及びチャープ信号検出装置 - Google Patents

チャープ信号検出方法及びチャープ信号検出装置

Info

Publication number
JP3513002B2
JP3513002B2 JP06019398A JP6019398A JP3513002B2 JP 3513002 B2 JP3513002 B2 JP 3513002B2 JP 06019398 A JP06019398 A JP 06019398A JP 6019398 A JP6019398 A JP 6019398A JP 3513002 B2 JP3513002 B2 JP 3513002B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
component
chirp signal
chirp
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06019398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11258332A (ja
Inventor
博章 梶浦
敬 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP06019398A priority Critical patent/JP3513002B2/ja
Publication of JPH11258332A publication Critical patent/JPH11258332A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3513002B2 publication Critical patent/JP3513002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波逆探知装置等
に使用されるチャープ信号検出方法及びその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば、特開平2−65520
号公報に示された従来のチャープ信号検出装置の構成を
示すブロック図で、1はデジタル高周波メモリ(以下、
DRFMという)、2はDRFM1内のデータを規定時
間t0だけ遅らせた自己相関値を算出する自己相関器、
3は自己相関器2の出力データを周波数分析するFFT
回路、4はFFT回路3の出力データのうち低周波成分
の中の最大スペクトル周波数を算出するための低周波ス
ペクトル最大値検出回路、5は上記最大スペクトル周波
数が直流か交流かを判定し、交流であればその周波数か
らチャープ信号の傾斜を算出するチャープ信号判定回路
である。
【0003】次に動作について説明する。受信信号はデ
ィジタル化されてDRFM1に記録される。DRFM1
は、図8(a)に示すようなアナログ信号の受信信号
を、図8(b)に示すように、一定のサンプリング間隔
Δtでサンプリングし、その時点の電圧の正、負に応じ
て1または−1の値を記録するものである。DRFM1
内のデータは、自己相関器2に送られ、規定時間t0
け遅らせた自己相関値が計算される。自己相関器2の出
力データは、FFT回路3で周波数分析された後、低周
波スペクトル最大値検出回路4に送られ、低周波成分の
中の最大スペクトル周波数が検出される。チャープ信号
判定回路5は、上記検出された最大スペクトル周波数の
値を評価し、0であれば通常信号と判定し、0でなけれ
ばチャープ信号と判定した上でチャープ信号の傾斜を算
出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
チャープ信号検出装置では、入力信号のチャープの有無
を検出する場合に、FFT回路が必要となるため、ハー
ドウエアが大規模になることや、演算にかかる速度が遅
いなどの問題点があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、小型で、かつ、高速,高精度にチャープ信号の検
出、分析を行えるチャープ信号検出方法及びその装置を
得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
るチャープ信号検出方法は、受信信号のパルス内位相を
記録するDRFMで記録した信号と上記信号を時間順に
逆に並べ換えた信号とを乗算し、乗算後の信号の低周波
成分に交流成分が含まれているかどうかを検出すること
により、上記受信信号がチャープ信号か通常信号かを判
定するようにしたことを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2に係わるチャープ信号検
出装置は、受信信号のパルス内位相を記録するDRFM
で記録した信号と上記信号を時間順に逆に並べ換えた
号とを乗算する乗算手段を有し、乗算後の信号の低周波
成分に交流成分が含まれているかどうかを検出すること
により、上記受信信号がチャープ信号か通常信号かを判
定するようにしたものである。
【0008】請求項3に記載のチャープ信号検出装置
は、上記低周波成分に交流成分が含まれているかどうか
を周波数測定装置により検出するとともに、交流成分が
含まれている場合には、上記交流成分の周波数を計測し
て、チャープ信号の傾斜を求めるようにしたものであ
る。
【0009】請求項4に記載のチャープ信号検出装置
は、受信信号を2つに分配する手段と、分配された一方
の信号を遅延させる手段と、上記受信信号と上記遅延さ
せた信号とを乗算する乗算手段と、乗算後の信号の低周
波成分を取出すローパスフィルタと、上記低周波成分に
交流成分が含まれているかどうかを検出する交流成分検
出手段とを備え、上記低周波成分に交流成分が含まれて
いる場合には、上記受信信号をチャープ信号と判定する
ようにしたものである。
【0010】請求項5に記載のチャープ信号検出装置
は、上記低周波成分に交流成分が含まれているかどうか
を周波数測定装置で検出するとともに、交流成分が含ま
れている場合には、上記交流成分の周波数を計測して、
チャープ信号の傾斜を求めるようにしたものである。
【0011】請求項6に記載のチャープ信号検出装置
は、受信信号を2つに分配し、分配されたそれぞれの信
号を更に2つに分配し、分配された一方の信号を遅延さ
せた後に他方の信号と乗算手段で乗算し、乗算後の信号
の低周波成分を取出し、上記低周波成分に含まれている
交流成分の周波数を測定して、それぞれのチャープ信号
の傾斜を求め、上記2つの傾斜値の差が予め設けられた
規定値以内であれば上記受信信号を直線チャープ信号と
判定し、上記2つの傾斜値の差が上記規定値を越えた場
合には上記受信信号を非直線チャープ信号と判定するよ
うにしたものである。
【0012】請求項7に記載のチャープ信号検出装置
は、受信信号を2つに分配し、分配された一方の信号を
遅延させた後、それぞれの信号を更に2つに分配し、分
配された一方の信号を遅延させた後に他方の信号と乗算
手段で乗算し、乗算後の信号の低周波成分を取出し、上
記低周波成分に含まれている交流成分の周波数を測定し
て、それぞれのチャープ信号の傾斜を求め、上記2つの
傾斜値の差が予め設けられた規定値以内であれば上記受
信信号を直線チャープ信号と判定し、上記2つの傾斜値
の差が上記規定値を越えた場合には上記受信信号を非直
線チャープ信号と判定するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、以下の説明中、従
来例と共通する部分については同一符号を用いて説明す
る。
【0014】実施の形態1. 図1は、本発明の実施の形態1に係わるチャープ信号検
出装置の構成を示すブロック図で、1は受信信号のパル
ス内位相を記録するデジタル高周波メモリ(以下、DR
FMという)、6はDRFM1で記録した信号を時間順
に逆に並べ換えた信号を記録するディジタルメモリ、7
aはDRFM1の信号とディジタルメモリ6に記録され
た信号とを乗算する乗算手段としての乗算器、8aは乗
算器7aの出力信号の低周波部分のみ取り出すローパス
フィルタ(以下、LPFという)、9はLPF8aの出
力信号の低周波成分の交流成分の有無を調べ、出力があ
ればチャープ信号、なければ通常信号と判定する検波器
である。
【0015】次に動作について説明する。DRFM1に
記録される受信信号は、上記受信信号の単位時間当たり
の周波数変調量(チャープ信号の傾斜)をΔFとする
と、S=sin(2π(F+ΔFt)t)と表すことが
できる。ここで、ΔF=0の場合が通常の信号である。
上記信号Sを時間順に逆に並べ換えた信号を記録するデ
ィジタルメモリ6内の信号Skは、Sk=sin(2π
(−F+ΔFt)t)と表される。次に、自己相関を求
めるため、DRFM1とディジタルメモリ6に記録され
たデータ(上記信号SとSk)との乗算を行う。すなわ
ち、下記に示す(1)式を算出する。 P=sin(2π(F+ΔFt)t)×sin(2π(−F+ΔFt)t ‥‥(1) (1)式は次のように書き換えられる。 P=(cos(4πFt)−cos(4πΔF ))/2 ‥‥(2) したがって、乗算器7aの出力は(2)式の値となる。
上記(2)式の第1項は高周波成分であるため、LPF
8aは、(2)式の第2項の低周波の交流成分であるc
os(4πΔF )のみを算出する。検波器9は、上
記低周波の交流成分であるcos(4πΔF )の値
が0であれば、ΔF=0なので上記受信信号を通常信号
と判定し、0でなければ、ΔF≠0なのでチャープ信号
と判定する。
【0016】このように、本実施の形態1では、受信信
号のパルス内位相を記録するDRFM1で記録した信号
と、上記DRFM1で記録した信号を時間順に逆に並べ
換えた信号とを乗算器7aで乗算した後LPF8aに送
り、LPF8aの出力(乗算結果の低周波成分)に交流
成分が含まれているかどうかを検波器9で検出すること
により、上記受信信号がチャープ信号か通常信号かを判
定するようにしたので、FFT回路を使用することなく
チャープ信号の有無の判定を行うことができ、したがっ
て、装置を小型化した上で、高速かつ高精度にチャープ
信号の検出を行うことができる。
【0017】実施の形態2.上記実施の形態1では、受
信信号がチャープ信号か否かの判定に検波器9を使用し
たが、本発明の実施の形態2は、図2に示すように、検
波器9の代わりに、LPF8aから出力される信号の低
周波成分の周波数を計測する周波数測定装置10aを用
い、上記低周波成分であるcos(4πΔFt2)の周
波数を計測するようにしたものである。したがって、チ
ャープ信号の有無を判定することができるとともに、低
周波の交流成分であるcos(4πΔFt2)の周波数
の値から、チャープ信号の傾斜ΔF、すなわち、受信信
号の単位時間当たりの周波数変調量を算出することがで
きる。
【0018】実施の形態3.図3は、本発明の実施の形
態3に係わるチャープ信号検出装置の構成を示すブロッ
ク図で、11aは受信信号を等分に分配する分配器、1
2aは分配器11aの出力信号を規定時間t0だけ遅ら
せる遅延回路、7aは分配器11aによって分配された
信号と遅延回路12aの出力信号とを乗算する乗算手段
としての乗算器、8aは乗算器7aの出力信号の低周波
成分のみを取り出すLPF、9はLPF8aの出力信号
の低周波成分の交流周波数の有無を調べ、出力があれば
チャープ信号、なければ通常信号と判定する検波器であ
る。
【0019】次に動作について説明する。ΔFをチャー
プ信号の傾斜とすると、分配器11aに入力される受信
信号Sは、S=sin(2π(F+ΔFt)t)と表す
ことができる。また、遅延回路12aにより規定時間t
0だけ遅らせた信号Skは、Sk=sin(2π(F+
ΔF(t−t0))(t−t0))と表される。次に、自
己相関を求めるため、乗算器7aにおいて、受信信号S
と遅延回路12aによって規定時間t0だけ遅らせた信
号Skとの乗算を行う。すなわち、下記に示す(3)式
を算出する。 P= sin(2π(F+ΔF(t))t) ×sin(2π(F+ΔF(t−t0))(t−t0)) = sin(2π(Ft+ΔFt2) ×sin(2π(F(t−t0)+ΔF(t2−2tt0+t0 2))) ‥‥(3) (3)式は次のように書き換えられる。 P=(−cos2π(2Ft−Ft0+2ΔFt2−2ΔFtt0+ΔFt0 2) +cos2π(Ft0−ΔFt0 2+2ΔFtt0))/2 ‥‥(4) したがって、乗算器7aの出力は(4)式の値となる。
また、第2項は、cos2π(Ft0−ΔFt0 2+2Δ
Ftt0)=cos2π(2ΔFt0t+(Ft0−ΔF
0 2))と書ける。ここで、(4)式の第1項は高周波
成分であるため、LPF8aは(4)式の第2項の低周
波の交流成分2ΔFt0tのみを算出する。上記(4)
式の2項の交流成分2ΔFt0tの値が0であれば、Δ
F=0なので受信信号は通常信号であると判定し、0で
なければ、ΔF≠0なのでチャープ信号と判定する。ま
た、受信信号がチャープ信号の場合には、t0は既知で
あるため、(4)式2項の2ΔFt0tの値からチャー
プ信号の傾斜ΔFを算出することができる。
【0020】実施の形態4.上記実施の形態3では、受
信信号がチャープ信号か否かの判定に検波器9を使用す
る場合について説明したが、本発明の実施の形態4は、
図4に示すように、検波器9の代わりに、LPF8aか
ら出力される低周波信号の周波数を計測する周波数測定
装置10aを用い、上記低周波成分の周波数を計測する
ようにしたものである。したっがて、チャープ信号の有
無を判定することができるとともに、低周波の交流成分
であるcos2π(2ΔFt0t+(Ft0−ΔF
0 2))の周波数の値から、チャープ信号の傾斜ΔF、
すなわち、単位時間当たりの周波数変調量を算出するこ
とができる。
【0021】実施の形態5.図5は、本発明の実施の形
態5に係わるチャープ信号検出装置の構成を示すブロッ
ク図で、11aは受信信号を等分に分配する分配器、1
1b,11cは分配された受信信号を更に等分に分配す
る分配器、12a,12bは分配器11b,11cの出
力信号をそれぞれ規定時間t0,t1だけ遅らせる遅延回
路、7a,7bは分配器11b,11cによって分配さ
れた信号と遅延回路12a,12bの出力信号を乗算す
る乗算手段としての乗算器、8a,8bは乗算器7a,
7bの出力信号の低周波部分のみ取り出すLPF、10
a、10bはLPF8a,8bの出力信号の低周波成分
の交流成分の有無を調べ、出力があればチャープ信号、
なければ通常信号と判定する周波数測定装置である。チ
ャープ信号の場合、周波数測定装置10a、10bによ
りLPF8a、8bの出力信号の交流周波数を測定し、
チャープ信号の傾斜を算出することができる。
【0022】次に動作について説明する。受信信号を、
分配器11aにより信号S1と信号S2とに2分配した
後、分配器11b、11cにより上記信号S1,S2を更
に2分配する。分配器11bに分配した一方の信号S11
を乗算器7aに入力し、他方の信号S12は遅延回路12
aに通した後に乗算器7aに入力し、乗算器7aにおい
て上記2つの信号S11,S12を乗算する。次に、乗算器
7aの出力信号をLPF8aに通し、低周波成分を取り
出し、上記低周波成分の交流周波数を周波数測定装置1
0aを用いて測定して、チャープ信号の有無を調べると
ともに、受信信号がチャープ信号であれば、その傾斜Δ
1を測定する。一方、分配器11cにより2分配した
信号も同様に、一方の信号S21を乗算器7bに入力し、
他方の信号S22を上記遅延回路12aとは遅延時間の異
なる遅延回路12bに通した後に乗算器7bに入力し、
乗算器7bにおいて上記2つの信号S21,S22を乗算す
る。次に、乗算器7bの出力信号をLPF8bに通して
低周波成分を取り出し、上記低周波成分の交流周波数を
周波数測定装置10bを用いて測定して、チャープ信号
の有無を調べるとともに、受信信号がチャープ信号であ
れば、その傾斜ΔF2を測定する。したがって、周波数
測定装置10a、10bから算出されたそれぞれのチャ
ープ信号の傾斜値ΔF12とΔF12との差を算出し、この
傾斜値の差が予め設定された規定値以内であれば、上記
受信信号を直線チャープ信号と判定し、上記規定値を越
えた場合には非直線チャープ信号と判定することによ
り、チャープの種類を特定することができる。
【0023】実施の形態6.上記実施の形態5では、乗
算器7a、7bに入力する信号をそれぞれ遅延回路12
a、12bを用いて規定時間t0,t1だけ遅延させた信
号を乗算することにより、チャープ信号の有無の判定
と、チャープの種類の特定を行ったが、図6に示すよう
に、分配器11cに入力する信号を、予め遅延回路12
cにより規定時間t2だけ遅延させた後、分配器1lc
により分配するように回路を構成しても同様の効果を奏
する。なお、上記の例では、規定時間t0,t1,t2
すべて異なる遅延回路12a,12b,12cを用いた
が、本実施の形態6では、分配器11cに入力する信号
は、予め遅延回路12cにより遅延させるように構成さ
れているので、遅延回路12a,12b,12cの規定
時間を全て等しくしても同様の効果を奏するのは明らか
である。すなわち、乗算器7a,7bには、受信信号か
ら異なる規定時間だけ遅延した数種類の信号のうち、規
定時間の異なる2つ信号がそれぞれ入力され、かつ、乗
算器7aと乗算器7bに入力される信号の組み合わせが
異なっているように遅延回路や分配回路を構成すれば、
受信信号のチャープの種類を特定することができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1に係わるチャープ信号検出方法
は、受信信号のパルス内位相を記録するDRFMで記録
した信号と上記信号を時間順に逆に並べ換えた信号とを
乗算し、乗算後の信号の低周波成分に交流成分が含まれ
ているかどうかを検出することにより、上記受信信号が
チャープ信号か通常信号かを判定するようにしたので、
大規模で演算速度の遅いFFT回路を使用することなく
高速かつ高精度にチャープ信号を検出することができ
る。
【0025】請求項2に係わるチャープ信号検出装置
は、受信信号のパルス内位相を記録するDRFMで記録
した信号と上記信号を時間順に逆に並べ換えた信号とを
乗算する乗算手段を有し、乗算後の信号の低周波成分に
交流成分が含まれているかどうかを検出することによ
り、上記受信信号がチャープ信号か通常信号かを判定す
るようにしたので、簡単な回路構成でチャープ信号を検
出でき、したがって、装置を小型化した上で、高速かつ
高精度にチャープ信号の検出を行うことができる。
【0026】請求項3に記載のチャープ信号検出装置
は、周波数測定装置を備え、上記低周波成分に含まれる
交流成分の周波数を計測するようにしたので、チャープ
信号の有無とともにチャープ信号の傾斜も求めることが
できる。
【0027】請求項4に記載のチャープ信号検出装置
は、受信信号を2つに分配する手段と、分配された一方
の信号を遅延させる手段と、上記受信信号と上記遅延さ
せた信号とを乗算する乗算手段と、乗算後の信号の低周
波成分を取出すローパスフィルタと、上記低周波成分に
交流成分が含まれているかどうかを検出する交流成分検
出手段とを備え、上記低周波成分に交流成分が含まれて
いる場合には、上記受信信号をチャープ信号と判定する
ようにしたので、簡単な構成で高速かつ高精度にチャー
プ信号の検出を行うことができる。
【0028】請求項5に記載のチャープ信号検出装置
は、請求項4に記載のチャープ信号検出装置において、
周波数測定装置を備え、上記低周波成分に含まれる交流
成分の周波数を計測するようにしたので、チャープ信号
の有無とともにチャープ信号の傾斜も求めることができ
る。
【0029】請求項6に記載のチャープ信号検出装置
は、受信信号を2つに分配し、分配されたそれぞれの信
号からチャープ信号の傾斜をそれぞれ求め、上記2つの
傾斜値の差を予め設けられた規定値と比較してチャープ
信号の種類を特定するようにしたので、簡単な構成で、
受信信号が直線チャープ信号であるか非直線チャープ信
号であるかを特定することができる。
【0030】請求項7に記載のチャープ信号検出装置
は、受信信号を2つに分配し、分配された一方の信号を
遅延させた後、分配された一方の信号と上記遅延された
信号のそれぞれからチャープ信号の傾斜をそれぞれ求
め、上記2つの傾斜値の差を予め設けられた規定値と比
較してチャープ信号の種類を特定するようにしたので、
簡単な構成で、受信信号が直線チャープ信号であるか非
直線チャープ信号であるかを特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わるチャープ信号
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態2に係わるチャープ信号
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態3に係わるチャープ信号
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態4に係わるチャープ信号
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態5に係わるチャープ信号
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態6に係わるチャープ信号
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 従来のチャープ信号検出装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】 DRFMの機能を説明するための図である。
【符号の説明】
1 DRFM、2 自己相関器、3 FFT回路、4
低周波スペクトル最大値検出回路、5 チャープ信号判
定回路、6 ディジタルメモリ、7a,7b 乗算器、
8a,8b LPF、9 検波器、10a,10b 周
波数測定装置、11a,11b,11c 分配器,12
a,12b,12c 遅延回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/64 G01S 13/00 - 13/95

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号のパルス内位相を記録するデジ
    タル高周波メモリで記録した信号と、上記デジタル高周
    波メモリで記録した信号を時間順に逆に並べ換えた信号
    とを乗算し、乗算後の信号の低周波成分に交流成分が含
    まれているかどうかを検出することにより、上記受信信
    号がチャープ信号か通常信号かを判定するようにしたこ
    とを特徴とするチャープ信号検出方法。
  2. 【請求項2】 受信信号のパルス内位相を記録するデジ
    タル高周波メモリで記録した信号と、上記デジタル高周
    波メモリで記録した信号を時間順に逆に並べ換えた信号
    とを乗算する乗算手段を有し、乗算後の信号の低周波成
    分に交流成分が含まれているかどうかを検出することに
    より、上記受信信号がチャープ信号か通常信号かを判定
    するようにしたことを特徴とするチャープ信号検出装
    置。
  3. 【請求項3】 周波数測定装置を備え、上記低周波成分
    に交流成分が含まれているかどうかを検出するととも
    に、交流成分が含まれている場合には、上記交流成分の
    周波数を計測して、チャープ信号の傾斜を求めるように
    したことを特徴とする請求項2記載のチャープ信号検出
    装置。
  4. 【請求項4】 受信信号を2つに分配する手段と、分配
    された一方の信号を遅延させる手段と、上記受信信号と
    上記遅延させた信号とを乗算する乗算手段と、乗算後の
    信号の低周波成分を取出すローパスフィルタと、上記低
    周波成分に交流成分が含まれているかどうかを検出する
    交流成分検出手段とを備え、上記低周波成分に交流成分
    が含まれている場合には、上記受信信号をチャープ信号
    と判定するようにしたことを特徴とするチャープ信号検
    出装置。
  5. 【請求項5】 周波数測定装置を備え、上記低周波成分
    に交流成分が含まれているかどうかを検出するととも
    に、交流成分が含まれている場合には、上記交流成分の
    周波数を計測して、チャープ信号の傾斜を求めるように
    したことを特徴とする請求項4記載のチャープ信号検出
    装置。
  6. 【請求項6】 受信信号を2つに分配し、分配されたそ
    れぞれの信号を更に2つに分配し、分配された一方の信
    号を遅延させた後に他方の信号と乗算手段で乗算し、乗
    算後の信号の低周波成分を取出し、上記低周波成分に含
    まれている交流成分の周波数を測定して、それぞれのチ
    ャープ信号の傾斜を求め、上記2つの傾斜値の差が予め
    設けられた規定値以内であれば上記受信信号を直線チャ
    ープ信号と判定し、上記2つの傾斜値の差が上記規定値
    を越えた場合には上記受信信号を非直線チャープ信号と
    判定するようにしたことを特徴とするチャープ信号検出
    装置。
  7. 【請求項7】 受信信号を2つに分配し、分配された一
    方の信号を遅延させた後、それぞれの信号を更に2つに
    分配し、分配された一方の信号を遅延させた後に他方の
    信号と乗算手段で乗算し、乗算後の信号の低周波成分を
    取出し、上記低周波成分に含まれている交流成分の周波
    数を測定して、それぞれのチャープ信号の傾斜を求め、
    上記2つの傾斜値の差が予め設けられた規定値以内であ
    れば上記受信信号を直線チャープ信号と判定し、上記2
    つの傾斜値の差が上記規定値を越えた場合には上記受信
    信号を非直線チャープ信号と判定するようにしたことを
    特徴とするチャープ信号検出装置。
JP06019398A 1998-03-11 1998-03-11 チャープ信号検出方法及びチャープ信号検出装置 Expired - Fee Related JP3513002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06019398A JP3513002B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 チャープ信号検出方法及びチャープ信号検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06019398A JP3513002B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 チャープ信号検出方法及びチャープ信号検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11258332A JPH11258332A (ja) 1999-09-24
JP3513002B2 true JP3513002B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=13135086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06019398A Expired - Fee Related JP3513002B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 チャープ信号検出方法及びチャープ信号検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3513002B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1295487C (zh) * 2003-05-14 2007-01-17 中国科学院上海光学精密机械研究所 原子斯塔克啁啾绝热跟随相干态的高效探测装置
US7747222B2 (en) * 2005-12-09 2010-06-29 Marvell World Trade Ltd. Detection and estimation of radio frequency variations

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11258332A (ja) 1999-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1930743A1 (en) Distance measuring device and distance measuring method
JPH07270464A (ja) 位相雑音測定システムおよび方法
JP3946108B2 (ja) 心拍変動解析装置、心拍変動解析方法、および心拍変動解析用プログラム
US10088554B2 (en) Method and a measuring device for measuring broadband measurement signals
JP2975410B2 (ja) 電子測定装置及び周波数推定方法
EP3223025B1 (en) Partial discharge position location device
JP3513002B2 (ja) チャープ信号検出方法及びチャープ信号検出装置
JP2004361170A (ja) 網特性解析装置、網特性解析方法および網特性解析プログラム
US8023534B2 (en) Signal processor latency measurement
JP2005326297A (ja) レーダ装置
KR100706218B1 (ko) 위상 측정 장치, 방법 및 기록 매체
JP3974880B2 (ja) ジッタ伝達特性測定装置
US7783456B2 (en) Wave detection device, method, program, and recording medium
US20100228509A1 (en) Spectral analysis
JPS6124643B2 (ja)
JPH0374341B2 (ja)
RU1840896C (ru) Устройство анализа параметров модуляции импульсных сигналов
JPH0265520A (ja) 信号分析装置
JPH11160422A (ja) 電波高度計
JP2692723B2 (ja) 搬送波周波数差測定方法
JP2607861B2 (ja) 信号形式判定方法
JP4164041B2 (ja) 地上デジタルsfn波測定装置
JP2004138525A (ja) 電圧制御発振器測定装置、方法、プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
WO1989009412A1 (en) Transition condition detector and measuring instrument utilizing the same
JPH11295359A (ja) 位相変調信号分析方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040108

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees