JP3512726B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JP3512726B2
JP3512726B2 JP2000272210A JP2000272210A JP3512726B2 JP 3512726 B2 JP3512726 B2 JP 3512726B2 JP 2000272210 A JP2000272210 A JP 2000272210A JP 2000272210 A JP2000272210 A JP 2000272210A JP 3512726 B2 JP3512726 B2 JP 3512726B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
substrate
display
display device
crystal display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000272210A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002082351A (ja
Inventor
誠二 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000272210A priority Critical patent/JP3512726B2/ja
Publication of JP2002082351A publication Critical patent/JP2002082351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3512726B2 publication Critical patent/JP3512726B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面表示領域を分
割して制御を行う液晶パネルを有する液晶表示装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、小型移動通信の分野において
使用される液晶表示装置としては、特開平11−194
354号公報に掲載されたような、シングルスキャン駆
動(一画面駆動)方式の液晶表示装置(従来技術例1)
がある。
【0003】上記のシングルスキャン駆動採用の液晶表
示装置は、液晶パネルにガラス基板を使用し、コモン転
移構造(トランスファ構造)を採用している。さらに、
液晶パネル1辺の電極端子部に1個のTCP(Tape Car
rier Package)を接続している。このTCPは、ガラス
基板に対して高圧力、高温度で異方性導電膜を強固に接
続できるために、ガラス基板と非常に相性が良い。
【0004】また、同じ分野に使用されている他の例と
しては、上記ガラス基板に代えて、プラスチック基板を
有する下記の液晶表示装置(従来技術例2)がある。
【0005】この液晶表示装置は、液晶パネルに、プラ
スチック基板を使用し、従来技術例1と同じくコモン転
移構造(トランスファ構造)を採用している。上記の従
来技術例1の液晶表示装置との違いとしては、液晶パネ
ルの一辺の電極端子部にCOF(Chip On Flexible pri
nted circuit board)を接続している点が挙げられる。
プラスチック基板は、ガラス基板のように高圧力、高温
度での接続ができないため接続強度が高くできない。さ
らに、従来技術例1と同様に硬いTCPを使用した場合
には、TCPはカールしやすいために断線不良が発生し
やすい。これに対してCOFは、フレキシブルなため、
断線不良が発生しにくいという利点がある。よって、プ
ラスチック基板と相性がよく、従来技術例2は、薄型軽
量で割れにくいというニーズに対応した液晶パネルを提
供している。
【0006】さらに、同じ分野に、以下に記載した表示
容量の増大化というニーズに対応したデュアルスキャン
駆動(二画面駆動)方式の液晶表示装置(従来技術例
3)が提供されはじめている。
【0007】このデュアルスキャン駆動方式の液晶表示
装置は、液晶パネルにプラスチック基板を使用し、上記
従来技術例1・2と同じくコモン転移構造(トランスフ
ァ構造)を採用している。また、液晶パネルは表示電極
(データ信号側電極)が表示画面の上下方向に分割され
た構造となっており、四角状の液晶パネルにおける上下
各辺の電極端子部に、各一個の接地用の入力端子を有し
たCOFを接続している。さらに、液晶パネルの少なく
とも一方の面に偏光板を付け、偏光板上には透明な保護
フィルムがラミネートされている。
【0008】上記のような液晶表示装置は、例えば、液
晶メーカーでの点灯検査等の工程、梱包工程、搬送工
程、通信機器メーカーでの開梱工程、偏光板上の保護フ
ィルムの剥離工程、通信機器本体へのアセンブリ工程を
経て商品化される。したがって、液晶表示装置は、人の
手を介したときや搬送中での摩擦によって、あるいは保
護フィルムの剥離等によって静電気が発生し、その静電
気が原因となって表示不良(ポジ型表示の場合、明るい
背景色に黒表示となる)が発生し易くなっている。
【0009】この静電気による表示不良には、上記従来
技術例1・2・3のどの種類でも発生し、広い範囲で起
こり比較的短い時間で消滅するタイプ(以下、「タイプ
A」とする)と、上記従来技術例のうち従来技術例3で
発生し、上下分割表示領域で発生し、消滅しにくいタイ
プ(以下、「タイプB」とする)との主に2種類があ
る。
【0010】また、従来技術例2・3については、プラ
スチック基板を使用しているために、静電気の発生量が
ガラス基板使用の場合と比べて大きく、表示不良の程度
も大きいという問題があった。さらに、同じ製品であっ
ても、製造条件によって表示不良の程度にバラツキがあ
るという問題もあった。
【0011】上記のような静電気による表示不良を低減
する手段として、静電気の発生を抑制する構成が、特開
平11−194354号公報に記載されている。
【0012】上記公報では、TCPの端子電極部がグラ
ンド電位に接続されており、特定の抵抗値を有する液晶
パネル内のダミー電極を、表示電極に平行に隣接した状
態で表示エリア外に配置している。
【0013】一方、静電気を除去する他の手法として、
静電気が発生する基板に対して約60℃の加温処理を施
すことが一般的に行われている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の静電気対策では、以下のような問題点を解
決するに至っていない。
【0015】特開平11−194354号公報に記載さ
れたように、ダミー電極を表示エリア外に配置する構成
を、表示画面を分割し、各分割表示画面毎に駆動回路を
設置して分割表示画面を駆動するデュアルスキャン駆動
(2画面駆動)方式に採用した場合、一方の分割表示領
域を駆動するCOFのグランド端子と、もう一方の分割
表示領域を駆動するCOFのグランド端子とは独立して
おり、互いに接続されていない。このため、製造工程中
に発生した静電気によって両COFのグランド端子の電
位レベルが異なることになり、上下分割表示領域のそれ
ぞれの静電気によって生じる表示不良、すなわち、タイ
プBの表示不良が発生する問題がある。このタイプBの
表示不良は、アセンブリして両COFのグランド電位を
共通にしても消滅しにくい場合もあることから、静電気
が蓄積されていく前に静電気を除去する対策を講じる必
要がある。また、製品ごとに表示不良の程度のバラツキ
があり、生産管理上、出荷数量を安定化できない等の問
題もある。
【0016】一方、静電気を除去する方法として、静電
気の発生する各分割表示領域の駆動用COFに対して、
約60℃の加温処理が行われている。上記デュアルスキ
ャン駆動方式に上記加温処理を施した場合、タイプAの
表示不良に関しては効果的である。これに対し、タイプ
Bの表示不良に関しては、これを緩和するに過ぎず、こ
れを消滅させるには不十分であるという問題があった。
また同様に、製品ごとに表示不良の程度にバラツキがあ
り、生産管理上、出荷数量を安定化できない等の問題も
有していた。
【0017】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、分割表示領域で発生する静電気に
よる表示不良を抑制できる、分割表示領域駆動方式を採
用する液晶表示装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、上記課題を解決するために、一対となる第1の基板
と第2の基板との間に液晶層を有し、第1の基板の表示
領域が複数に分割され、各分割表示領域がこれらの分割
表示領域毎に設けられた駆動回路により駆動される液晶
表示装置において、第1の基板の端部には、前記各表示
領域毎に少なくとも一個の駆動回路が設けられており、
前記駆動回路のグランド端子同士が、第1の基板に、表
示用電極とともに設けられた接地用電極により接続され
ていることを特徴としている。
【0019】本発明によれば、分割された表示領域のそ
れぞれに静電気が発生しても、各表示領域を駆動する各
駆動回路のグランド端子同士は、接地用電極を介して予
めお互いに接続されているため、各駆動回路間でバラン
スして同電位となり、各分割表示領域の駆動回路におい
て電位差が生じるのを防ぐことができる。よって、製造
工程中に発生した静電気によって、両COFのグランド
端子の電位レベルが異なることになり、上下分割表示領
域のそれぞれの静電気によって生じる表示不良(タイプ
Bの表示不良)を抑制した液晶表示装置を提供すること
ができる。
【0020】さらに、接地用電極は、他の表示用電極と
ともに第1の基板に形成されることになるので、接地用
電極と他の表示用電極とを同時に駆動回路と接続できる
ため、接続工程を簡略化できるとともに、接続信頼性を
高めることができる。また、本発明の液晶表示装置は、
上記課題を解決するために、一対をなす第1の基板と第
2の基板との間に液晶層を有し、第1の基板の表示領域
が複数に分割され、各分割表示領域がこれらの分割表示
領域毎に設けられた駆動回路により駆動される液晶表示
装置において、第1の基板の端部には、前記各表示領域
毎に少なくとも一個の駆動回路が設けられており、前記
駆動回路のグランド端子同士が、上記分割表示領域それ
ぞれに発生した静電気を上記各駆動回路間でバランスさ
せるべく、第1の基板に設けられた接地用電極により接
続されていることを特徴としている。
【0021】本発明の液晶表示装置において、前記一対
の基板が、プラスチック基板からなることは好ましい。
これにより、ガラス基板よりも静電気が発生しやすいプ
ラスチック基板であっても、薄型軽量化を図り、割れに
くい液晶表示装置を提供する上で、静電気による表示不
良を抑制することができる。
【0022】本発明の液晶表示装置において、前記駆動
回路が、COF(Chip On Flexibleprinted circuit bo
ard)からなることは好ましい。これにより、プラスチ
ック基板を使用した液晶表示装置であっても、例えばT
CPを駆動回路としてプラスチック基板と接続したとき
のような断線不良が起きにくく、接続信頼性の高い液晶
表示装置を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1〜図4に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0024】図1は、本実施形態にかかる液晶表示装置
1の内部の構造を概略的に示した平面図である。
【0025】液晶表示装置1は、液晶パネル2と、液晶
パネル2を駆動する第1液晶駆動用IC3を有した第1
COF4と、第2液晶駆動用IC5を有した第2COF
6によって構成されているデュアルスキャン駆動方式を
採用している。
【0026】なお、COF(Chip On Flexible printed
circuit board)は、フレキシブルプリント基板上の電
極端子に直接ICチップを接続する方式のことをいい、
液晶パネル2のドライバICの実装などに使用されるも
のである。
【0027】デュアルスキャン駆動方式は、画像表示領
域を画像表示領域を正面から見た場合の上下あるいは左
右など、複数に分割し、分割された領域を各分割表示領
域に設けられた駆動回路により制御する駆動方式であ
る。この方式は、液晶表示装置1の表示容量の増大化と
いうニーズに対応でき、通常のシングルスキャン駆動方
式の表示装置と比べ、大型画面になっても表示品位の劣
化が少ない等のメリットを有する。
【0028】また、ここでは、図1に示すように画像表
示領域を正面から見て上下に、すなわち、第1分割表示
領域7と第2分割表示領域8とに分割するものとする。
第1分割表示領域7は、第1COF4によって駆動さ
れ、第2分割表示領域8は、第2COF6によって駆動
される。
【0029】液晶パネル2は、プラスチック製の一対の
基板であるデータ信号用表示電極基板9(第1の基板)
と、走査信号用表示電極基板10(第2の基板)との間
に液晶層となる液晶材料を封入して構成されている。
【0030】上記データ信号用表示電極基板9側の構成
を概略的に示した平面図を図2に示す。
【0031】データ信号用表示電極基板9には、第1お
よび第2分割表示領域7・8に分割されたデータ信号用
表示電極11・12と、走査信号用表示電極18・19
の引き出し電極21とが形成されている。液晶表示装置
1は、コモン転移構造(トランスファ構造)となってお
り、引き出し電極21と、走査信号用表示電極基板10
に形成された走査信号用表示電極18・19とが導電体
(トランスファ)22によって接続される。
【0032】コモン転移構造は、一対となるデータ信号
用表示電極基板9と走査信号用表示電極基板10との電
極間を、電気的に接続している構造である。すなわち、
データ信号用表示電極基板9に形成された引き出し電極
21と、走査信号用表示電極基板10に形成された走査
信号用表示電極18・19とを電気的に接続して、デー
タ信号用表示電極基板9と走査信号用表示電極基板10
との間の液晶を駆動する駆動構造のことであり、トラン
スファ構造ともいわれる。
【0033】また、データ信号用表示電極基板9には、
接地用電極13が、データ信号用表示電極基板9の両側
縁部において第1COF4側の端部から、第2COF6
側の端部まで形成されている。前記接地用電極13は、
本実施形態ではデータ信号用表示電極基板9のデータ信
号用表示電極11・12に平行に、データ信号用表示電
極基板9の両側端部に形成されているが、片側のみに形
成されていてもよい。
【0034】次に、走査信号用表示電極基板10側の構
成を概略的に示した平面図を図3に示す。
【0035】走査信号用表示電極基板10には、第1分
割表示領域7および第2分割表示領域8に対応した走査
信号用表示電極18・19が形成されている。これら、
走査信号用表示電極18・19は、導電体(トランスフ
ァ)22によって、データ信号用表示電極基板9の走査
信号用表示電極18・19の引き出し電極21に接続さ
れ、それぞれ、第1COF4と第2COF6に接続され
る。
【0036】上記液晶パネル2は、第1および第2液晶
駆動用IC3・5からの信号が、液晶駆動用電極配線1
6・17を通じて、データ信号用表示電極11・12お
よび走査信号用表示電極18・19に伝達され、駆動さ
れている。
【0037】また、第1および第2COF4・6のグラ
ンド端子14・15と液晶パネル2の接地用電極13と
を接続するために、単層構造の第1および第2COF4
・6上に角型チップ固定抵抗器20を設けている。この
接地用電極13は、データ信号用表示電極11・12と
平行に、同じITO(Indium tin Oxide)によって、幅
も同じように形成されている。
【0038】液晶パネル2に形成されている上記データ
信号用表示電極11・12および走査信号用表示電極1
8・19は、液晶パネル2の各電極の端子部に対応する
第1、第2COF4・6の端子部と、異方性導電膜を介
して、加熱、加圧処理によって接続されている。
【0039】ここで、本実施形態の効果を確認するため
に、図4に示す比較例として液晶表示装置50と液晶表
示装置1との表示機能を比較した。その結果を以下に記
す。なお、液晶表示装置50は、接地用電極13と、そ
れに接地するCOF上のグランド端子14・15と、角
型チップ固定抵抗器20が具備されていない点で、本実
施形態にかかる液晶表示装置1と異なるが、他の構成に
ついては同じであり、同じ機能を有するものについては
その説明を省略する。
【0040】液晶表示装置50では、第1分割表示領域
51を駆動する第1COF52と、第2分割表示領域5
3を駆動する第2COF54のそれぞれのグランド端子
が独立しており、接続されていない。
【0041】まず、比較例の液晶表示装置50を、実際
に点灯検査等の生産工程に通してみた結果を以下に記
す。液晶表示装置50では、タイプAの表示不良は、発
生の程度および消滅時間については、その程度も低く、
すぐに消滅することから、特に問題ではないことが分か
った。ついで、タイプBの表示不良については、消滅す
るまでに最短で2時間、最長で1週間を超えることもあ
り、比較例の液晶表示装置50では解決できていないこ
とが分かった。
【0042】それに対して、本実施形態の液晶表示装置
1についての結果を以下に記す。液晶表示装置1では、
タイプAの静電気による表示不良はその程度も低く、す
ぐに消滅するという結果であり、液晶表示装置50と同
様の結果であった。次に、液晶表示装置50では解決で
きなかったタイプBの表示不良については、不良発生の
程度が小さくなり、しかも短時間(最大で30秒程度)
で消滅することがわかった。
【0043】以上より、本実施形態のような構成にする
ことにより、タイプAの表示不良は、第1、第2液晶駆
動用IC3・5のグランド端子14・15が接地用電極
13で接続されているために、静電気が接地用電極13
へと流れていきすぐに消滅して、表示不良の発生を防ぐ
ことができることがわかった。さらに、比較例の液晶表
示装置50において、解決することが困難であったタイ
プBの表示不良については、同じく本実施形態のような
構成にすることで、第1COF4のグランド端子14
と、第2COF6のグランド端子15が接続されている
ために、第1、第2分割表示領域7・8のそれぞれに静
電気が発生したとしてもすぐに同電位になり、第1、第
2分割表示領域7・8で起きる表示不良を抑制すること
ができることがわかった。
【0044】また、液晶パネル2内に接地用電極13を
形成しており、この接地用電極13と他の表示用電極と
を同時に第1、第2COF4・6に接続することができ
る。このため、第1、第2COF4・6と接地用電極1
3を別の工程で接続する等の余分な接続工程が不要とな
り、接続信頼性を高めることができる。
【0045】また、本実施形態の液晶表示装置1は、液
晶パネル2を構成するデータ信号用表示電極基板9およ
び走査信号用表示電極基板10にプラスチック基板を使
用したが、ガラス基板を使用しても問題はない。ただ
し、ガラス基板に比べて静電気を発生しやすいプラスチ
ック基板を使用することで、静電気による表示不良を抑
制することができるという本発明の効果がさらに顕著と
なり、かつ、軽量薄型で割れにくい液晶表示装置1を提
供することができる。
【0046】さらに、液晶表示装置1に使用される駆動
回路について、本実施形態ではCOF(Chip On Flexib
le printed circuit board)を用いたが、液晶パネル2
を構成する基板の種類によっては、TCP(Tape Carri
er Package)、COG(ChipOn Glass)等の駆動回路で
あってもよい。
【0047】例えば、本実施形態のように、液晶パネル
2を構成する基板に、プラスチック基板を使用した場
合、高温、高圧にすると基板が変形する恐れがあるた
め、TCPのような硬くてカールしやすく、高温、高圧
で基板に接続するものは適していない。よって、プラス
チック基板には、接続で高温、高圧にする必要がなく、
断線不良の発生しにくいフレキシブルなCOFを使用す
るのが好ましい。一方、基板にガラス基板を使用した場
合には、高温高圧での処理が可能になるため、TCPや
COGを使用するのが好ましい。
【0048】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置は、上記課題を解
決するために、一対となる第1の基板と第2の基板との
間に液晶層を有し、第1の基板の表示領域が複数に分割
され、各分割表示領域がこれらの分割表示領域毎に設け
られた駆動回路により駆動される液晶表示装置におい
て、第1の基板の端部には、前記各表示領域毎に少なく
とも一個の駆動回路が設けられており、前記駆動回路の
グランド端子同士が、第1の基板に、表示用電極ととも
設けられた接地用電極によって接続されている構成で
ある。
【0049】それゆえ、分割された表示領域に静電気が
発生しても、グランド端子同士は接地用電極を介して予
め互いに接続されているため、分割表示領域の間でバラ
ンスして同電位となり、それぞれの分割表示領域駆動回
路に電位差を生じさせない。よって、製造工程中に発生
した静電気によって、両COFのグランド端子の電位レ
ベルが異なることになり、上下分割表示領域のそれぞれ
の静電気によって生じる表示不良(タイプBの表示不
良)を抑制した液晶表示装置を提供することができると
いう効果を奏する。
【0050】さらに、接地用電極が液晶パネル内は、他
の表示用電極と共に第1の基板に形成されることになる
ので、接地用電極と他の表示用電極とを同時に駆動回路
と接続できるため、接続工程を簡略化できるとともに、
接続信頼性を高めることができるという効果を奏する。
【0051】本発明の液晶表示装置において、前記一対
の基板が、プラスチック基板からなることは好ましい。
これにより、ガラス基板よりも静電気が発生しやすいプ
ラスチック基板であっても、薄型軽量化を図り、割れに
くい液晶表示装置を提供する上で、静電気による表示不
良を抑制することができるという効果を奏する。
【0052】本発明の液晶表示装置において、前記駆動
回路が、COF(Chip On Flexibleprinted circuit bo
ard)からなることは好ましい。これにより、プラスチ
ック基板を使用した液晶表示装置であっても、例えばT
CPを駆動回路としてプラスチック基板と接続したとき
のような断線不良が起きにくく、接続信頼性の高い液晶
表示装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかる液晶表示装置の
内部構造を概略的に示した平面図である。
【図2】図1に示したデータ信号用表示電極基板側の構
成を概略的に示した平面図である。
【図3】図1に示した走査信号用表示電極基板側の構成
を概略的に示した平面図である。
【図4】比較例の液晶表示装置の内部構造を概略的に示
した平面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 液晶パネル 3 第1液晶駆動用IC 4 第1COF(駆動回路) 5 第2液晶駆動用IC 6 第2COF(駆動回路) 7 第1分割表示領域 8 第2分割表示領域 9 データ信号用表示電極基板(第1の基板) 10 走査信号用表示電極基板(第2の基板) 11・12 データ信号用表示電極 13 接地用電極 14・15 COFのグランド端子 16・17 液晶駆動用電極配線 18・19 走査信号用表示電極 20 角型チップ固定抵抗器 21 引き出し電極 22 導電体
フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−231115(JP,A) 特開 平2−90126(JP,A) 特開 平10−48663(JP,A) 特開 平8−36189(JP,A) 特開 平11−2838(JP,A) 特開 昭64−15948(JP,A) 特開 平1−237523(JP,A) 特開 平6−18931(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1345 G02F 1/13 G02F 1/1343

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対をなす第1の基板と第2の基板との間
    に液晶層を有し、第1の基板の表示領域が複数に分割さ
    れ、各分割表示領域がこれらの分割表示領域毎に設けら
    れた駆動回路により駆動される液晶表示装置において、
    第1の基板の端部には、前記各表示領域毎に少なくとも
    一個の駆動回路が設けられており、前記駆動回路のグラ
    ンド端子同士が、第1の基板に、表示用電極とともに
    けられた接地用電極により接続されていることを特徴と
    する液晶表示装置。
  2. 【請求項2】一対をなす第1の基板と第2の基板との間
    に液晶層を有し、第1の基板の表示領域が複数に分割さ
    れ、各分割表示領域がこれらの分割表示領域毎に設けら
    れた駆動回路により駆動される液晶表示装置において、
    第1の基板の端部には、前記各表示領域毎に少なくとも
    一個の駆動回路が設けられており、前記駆動回路のグラ
    ンド端子同士が、上記分割表示領域それぞれに発生した
    静電気を上記各駆動回路間でバランスさせるべく、第1
    の基板に設けられた接地用電極により接続されているこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記一対の基板が、プラスチック基板から
    なることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】前記駆動回路が、COF( Chip On Flexib
    le printed circuit board )からなることを特徴とする
    請求項3記載の液晶表示装置。
JP2000272210A 2000-09-07 2000-09-07 液晶表示装置 Expired - Fee Related JP3512726B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000272210A JP3512726B2 (ja) 2000-09-07 2000-09-07 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000272210A JP3512726B2 (ja) 2000-09-07 2000-09-07 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002082351A JP2002082351A (ja) 2002-03-22
JP3512726B2 true JP3512726B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=18758368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000272210A Expired - Fee Related JP3512726B2 (ja) 2000-09-07 2000-09-07 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3512726B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6806938B2 (en) 2001-08-30 2004-10-19 Kyocera Corporation Liquid crystal display device with particular on substrate wiring, portable terminal and display equipment provided with the liquid crystal display device
KR101107982B1 (ko) * 2004-08-19 2012-01-25 삼성전자주식회사 평판표시장치
JP2007156346A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Nanox Corp 液晶表示パネル
JP6289163B2 (ja) 2014-02-27 2018-03-07 三菱電機株式会社 液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002082351A (ja) 2002-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5781253A (en) Liquid crystal display having electrostatic discharge protection and method for manufacturing the same
US6618111B1 (en) Liquid crystal display device
JP3025257B1 (ja) 表示パネル
US6922226B2 (en) Liquid crystal display device implementing improved electrical lines and the fabricating method
US8102349B2 (en) Display device
EP2275861B1 (en) Active matrix substrate, display device, method for inspecting active matrix substrate, and method for inspecting display device
EP0766118B1 (en) Active-matrix type liquid crystal display device
US7507592B2 (en) Bonding pad structure for a display device and fabrication method thereof
US7889302B2 (en) Liquid crystal display device
US20020021375A1 (en) Display panel with structure for suppressing effects of electrostatic charge
US6262541B1 (en) Array substrate for flat-panel display devices
EP0501413B1 (en) Plane-type display apparatus
KR20000035588A (ko) 액정표시장치
US9063385B2 (en) Display panel
JP3512726B2 (ja) 液晶表示装置
US11487169B2 (en) Substrate comprising a first lead having a curved section close to a bonding electrode and a straight section close to an edge of a substrate and display panel
US20060256064A1 (en) Liquid crystal display device
EP0744065B1 (en) Display device with dummy electrode
JP4047159B2 (ja) 液晶装置
KR100983753B1 (ko) 액정표시장치
JP2001242488A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
US11287704B2 (en) Display device
JP2004118089A (ja) 液晶表示装置
JP2857350B2 (ja) 液晶表示装置
KR20060013109A (ko) Rc-딜레이 보상방법

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040107

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080116

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100116

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110116

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees