JP3511547B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3511547B2
JP3511547B2 JP04222996A JP4222996A JP3511547B2 JP 3511547 B2 JP3511547 B2 JP 3511547B2 JP 04222996 A JP04222996 A JP 04222996A JP 4222996 A JP4222996 A JP 4222996A JP 3511547 B2 JP3511547 B2 JP 3511547B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,画像処理装置に関
し,詳しくは,カラーCCD等の読取装置を用いて読取
ったカラー原稿について,コントラストの低い文字部を
低いノイズで再現する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,画像処理装置において,白黒原稿
の画像データのコントラストの低い文字部分を良好に,
すなわち,文字つぶれを少なくし,薄文字を濃くし,低
ノイズで再現する技術として自動2値化処理をおこなう
装置がある。
【0003】図7は,従来技術に係る画像処理装置の機
能論理図である。図において,701は自動2値化処理
部であり,702は輝度信号であり,703は2値化処
理のためのパラメーターであり,704は色判別信号で
あり,705は,遅延合わせ回路である。
【0004】自動2値化処理部701が画像データを2
値化処理する場合に,パラメーター703によってあら
かじめ定められたしきい値レベルにしたがって輝度信号
702の処理をおこなう。このパラメーター703は,
地肌レベルに追従したしきい値を設定しているため,パ
ラメーター703により2値化をおこなうことにより,
黒色の地肌レベルが濃い原稿に対しては地肌が再現しに
くくなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の画像処理装置によれば,カラーCCD等の読取装置
を用いて原稿を読取り,読取った画像データをR(赤
色)・G(緑色)・B(青色)の3色に分離して,黒
色,赤色等のデータを出力することができるカラースキ
ャナあるいはカラー複写機等において,自動2値化処理
をおこなう際,クランプ・レベルを黒色に固定した場
合,黒濃度は各色濃度の合成結果であるため,クランプ
・レベル以下の薄い赤色等は再現できないという問題点
があった。
【0006】また,青焼き原稿等を読取る場合に,青焼
き原稿等は地肌が青色であるため,クランプ・レベルが
固定されているままでは,青色の地肌部分を再現してし
まい,文字部分等の認識が困難になるという問題点があ
った。
【0007】この発明は上記に鑑みてなされたものであ
って,カラー原稿の画像データから検出された各々の色
によって自動2値化処理の各パラメーターを最適なセッ
ティングにし,カラー原稿の再現性の向上を図ることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,画像データのR(赤色)・G(緑色)・B(青
色)の3色信号から抽出された輝度と色判別信号を用い
て前記画像データの自動2値化処理をおこなう画像処理
装置において,前記色判別信号にもとづいて,前記輝度
に対する前記自動2値化処理におけるパラメーターを変
更する画像処理装置を提供するものである。
【0009】また,前記色判別信号が赤色の信号になっ
た場合に,前記自動2値化処理におけるパラメータのう
ち,クランプのしきい値レベルを黒色に対するクランプ
のしきい値レベルより低くする画像処理装置を提供する
ものである。
【0010】また,前記色判別信号が青色信号になった
場合に,前記自動2値化処理におけるパラメータのう
ち,エッジ部のクランプのしきい値レベルを黒色のエッ
ジ部に対するクランプのしきい値レベルより低くし,非
エッジ部のクランプのしきい値レベルを黒色の非エッジ
部に対するクランプのしきい値レベルより高くすること
を特徴とする画像処理装置を提供するものである。
【0011】
【作用】請求項1に係る画像処理装置は,色判別信号に
もとづいて,輝度に対する自動2値化処理におけるパラ
メーターを変更するものである。
【0012】また,請求項2に係る画像処理装置は,前
記色判別信号が赤色の信号になった場合に,前記自動2
値化処理におけるパラメータのうち,クランプのしきい
値レベルを黒色に対するクランプのしきい値レベルより
低くするものである。
【0013】また,請求項3に係る画像処理装置は,前
記色判別信号が青色信号になった場合に,前記自動2値
化処理におけるパラメータのうち,エッジ部のクランプ
のしきい値レベルを黒色のエッジ部に対するクランプの
しきい値レベルより低くし,非エッジ部のクランプのし
きい値レベルを黒色の非エッジ部に対するクランプのし
きい値レベルより高くするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下,この発明に係る画像処理装
置の一実施例について,〔実施例1〕,〔実施例2〕,
〔実施例3〕の順で図面を参照して詳細に説明する。
【0015】〔実施例1〕 (実施例1に係る画像処理装置の構成)図1は,実施例
1に係る画像処理装置の構成を示す機能論理図である。
図において,101はセレクターであり,102は第1
のMTF補正処理部であり,103は平均化フィルター
処理部であり,104は第2のMTF補正処理部であ
り,105はエッジ・クランプ処理部であり,106は
非エッジ・クランプ処理部であり,107はエッジ検出
処理部であり,108はバイナリー・フィルター処理部
であり,109は色判別信号であり,110は遅延合わ
せ回路であり,111は自動2値化処理部である。
【0016】セレクター101は,色判別信号109に
もとづいて,パラメーターである各処理部102〜10
8の処理レベルを選択するためのものである。
【0017】第1のMTF補正処理部102は,ピクセ
ル・マトリックスを用いて画像データのエッジ部分を強
調するためのものである。
【0018】平均化フィルター処理部103は,入力し
たデジタル画像データのノイズを除去したり,2値化時
におけるモアレ・パターン(異常画像)化を排除するた
め,画像データに平滑化処理を与えるためのものであ
る。
【0019】第2のMTF補正処理部104は,2値化
時における再現性を高めるためにエッジ部分を強調する
ための処理を行うためのものである。
【0020】エッジ・クランプ処理部105は,エッジ
部において,低濃度における黒ノイズ,および,高濃度
における白抜けを排除するためにクランプのしきい値を
設定するためのものである。
【0021】非エッジ・クランプ処理部106は,非エ
ッジ部において,低濃度における黒ノイズ,および,高
濃度における白抜けを排除するためにクランプのしきい
値を設定するためのものである。
【0022】エッジ検出処理部107は,エッジ部を検
出するためのものである。
【0023】バイナリー・フィルター処理部108は,
2値化変換の基準となるしきい値を計算するための平均
化フィルタである。
【0024】各処理部102から108は,「a」,
「b」の2通りのレベルからなり,セレクター101の
選択により,「a」,「b」いずれかのレベルが選択さ
れる。
【0025】色判別信号109は,図示しない色判別部
により,原稿の画像データに色があるか否かの判別結果
を示す1ビットの信号であり,画像データに色がある場
合は「1」を示し,画像データに色がない場合は「0」
を示す。遅延合わせ回路110は色判別信号109の遅
延を調整するためのものである。
【0026】また,自動2値化処理部111は,セレク
ター101により選択された各パラメーターの処理レベ
ルにもとづいて,画像データを2値化変換し,2値化さ
れた画像データを出力するためのものである。
【0027】(実施例1に係る画像処理装置の動作)セ
レクター101は,色判別信号109にもとづいて,各
処理部102〜108の処理のレベルを選択する。たと
えば,色判別信号109が「色なし」を示す「0」であ
るときは,各処理部102〜108において「a」を選
択し,逆に,色判別信号109が「色あり」を示す
「1」であるときは,各処理部102〜108において
「b」を選択する。
【0028】したがって,上記「a」が選択された場合
は,第1のMTF補正処理部102においては「a0」
が選択され,平均化フィルター処理部103においては
「a1」が選択され,第2のMTF補正処理部104に
おいては「a2」が選択され,エッジ・クランプ処理部
105においては「a3」が選択され,非エッジ・クラ
ンプ処理部106においては「a4」が選択され,エッ
ジ検出処理部107においては「a5」が選択され,バ
イナリー・フィルター処理部108においては「a6」
が選択される。
【0029】一方,上記「b」が選択された場合は,第
1のMTF補正処理部102においては「b0」が選択
され,平均化フィルター処理部103においては「b
1」が選択され,第2のMTF補正処理部104におい
ては「b2」が選択され,エッジ・クランプ処理部10
5においては「b3」が選択され,非エッジ・クランプ
処理部106においては「b4」が選択され,エッジ検
出処理部107においては「b5」が選択され,バイナ
リー・フィルター処理部108においては「b6」が選
択される。
【0030】このように,セレクター101により,各
パラメーターにおける処理レベルが選択され,該選択さ
れた処理レベルが,自動2値化処理部111へ入力され
る。
【0031】自動2値化処理部111は,セレクター1
01により選択された各パラメーターにおける処理レベ
ルにもとづいて,画像データを2値化変換し,2値化さ
れた画像データを出力する。
【0032】(画像の濃度変化とクランプ・レベルとの
関係)図2は,黒色と赤色を含む画像における濃度変化
を1ラインで示した説明図である。図において,輝度を
縦軸とし,読取方向を横軸とする。また,図において,
1ラインで示した濃度変化のうち,201は黒色の地肌
部分を示しており,ピーク部分202は黒色のエッジ部
分を示しており,ピーク部分203は赤色のエッジ部分
を示している。また,204は,エッジ・クランプ処理
部105におけるロウ・クランプレベル(cl11)を示
している。
【0033】図に示すように,黒色と赤色が混在した原
稿においては,赤色は黒色よりも薄くなる。すなわち,
赤色は黒色よりも輝度が低くなる。そのために,黒色の
地肌部分201を再現しないようにセットされたロウ・
クランプ・レベル(cl11)204がセレクター101
により選択されると,赤色エッジ部203はロウ・クラ
ンプ・レベル(cl11)204のしきい値よりも輝度が
低いので,赤色が再現されないことになる。
【0034】図3は,同様に黒色と赤色を含む画像にお
ける濃度変化を1ラインで示した説明図である。なお,
基本的な構成は図2と同様であり,同一符号は共通の構
成を示すため,ここでは異なる部分のみを説明する。
【0035】301は,エッジ・クランプ処理部105
におけるロウ・クランプ・レベル(cl12)を示してい
る。ロウ・クランプ・レベル(cl12)301は,しき
い値がロウ・クランプレベル(cl11)204よりも低
い輝度レベルに設定されており,赤色レベル,すなわ
ち,赤色エッジ部分203まで追従する。したがって,
色判別信号109にもとづいて,赤色のエッジ部分20
3においてロウ・クランプ・レベル(cl12)301が
セレクター101により選択されると,赤色エッジ部2
03はロウ・クランプ・レベル301のしきい値よりも
輝度が高くなるので,赤色を再現するものである。
【0036】(実施例1の効果)前述したように実施例
1に係る画像処理装置によれば,黒色と赤色を含む画像
を2値化処理する場合に,赤色を濃く再現することがで
きる。
【0037】また,クランプ・レベルだけでなく,孤立
点除去を赤色の時は「オフ」にすることにより,必要な
赤色を除去しないようにセッティングすることもでき
る。
【0038】〔実施例2〕 (実施例1に係る画像処理装置の構成および動作)つぎ
に,実施例2に係る画像処理装置について説明する。実
施例2に係る画像処理装置は,原稿が,青焼き原稿等の
地肌が白以外の原稿を含むカラー原稿である画像の処理
に関するものである。画像処理装置の基本的な構成およ
び動作は実施例1と同様であり,同一符号は共通の構成
を示す。
【0039】(画像の濃度変化とクランプ・レベルとの
関係)図4は,黒色と青色を含む画像における濃度変化
を1ラインで示した説明図である。図において,輝度を
縦軸とし,読取方向を横軸とする。また,図において,
1ラインで示した濃度変化のうち,401は黒色の地肌
部分を示しており,ピーク部分402は黒色のエッジ部
分を示しており,403は青色の地肌部分を示してお
り,ピーク部分404は青色のエッジ部分を示してい
る。また,405は,エッジ・クランプ処理部105に
おけるハイ・クランプ・レベル(ch21)を示してお
り,406は,非エッジ・クランプ処理部105におけ
るロウ・クランプ・レベル(cl21)を示している。
【0040】黒色と青色が混在した原稿においては,図
に示すように,青色は黒色よりも薄くなる。すなわち,
青色は黒色よりも輝度が低くなる。さらに,青色の地肌
部分403は,黒色の地肌部分401よりも濃くなる。
すなわち,地肌部分については青色の地肌部分403は
黒色の地肌部分401よりも輝度が高くなる。そのため
に,黒色のエッジ部分402に追従した固定レベルのハ
イ・クランプ・レベル(ch21)405におけるしきい
値では,青色のエッジ部分404を追従することはでき
ず,青色のエッジ部分404において,白抜けが生じる
可能性がある。さらに,固定レベルのロウ・クランプ・
レベル(cl21)406におけるしきい値では,黒色の
地肌部分401は再現されないが,再現させたくない青
色の地肌部分403は再現されてしまうことになる。
【0041】図5は,同様に黒色と青色を含む画像にお
ける濃度変化を1ラインで示した説明図である。なお,
基本的な構成は図4と同様であり,同一符号は共通の構
成を示すため,ここでは異なる部分のみを説明する。
【0042】501は,エッジ・クランプ処理部105
におけるハイ・クランプ・レベル(ch22)を示してお
り,502は,非エッジ・クランプ処理部106におけ
るロウ・クランプ・レベル(cl22)を示している。
【0043】ハイ・クランプ・レベル(ch22)501
は,しきい値がハイ・クランプ・レベル(ch21)40
5よりも低い輝度レベルに設定されており,青色レベル
部分404まで追従する。したがって,色判別信号10
9にもとづいて,青色のエッジ部分404においてハイ
・クランプ・レベル(ch22)501がセレクター10
1により選択されると,青色エッジ部404はハイ・ク
ランプ・レベル(ch22)501のしきい値よりも輝度
が高くなるので,青色を再現するものである。
【0044】さらに,ロウ・クランプ・レベル(cl2
2)502は,しきい値がロウ・クランプ・レベル(cl
21)406よりも高い輝度レベルに設定されており,
青色の地肌部分403まで追従する。したがって,色判
別信号109にもとづいて,青色の地肌部分403にお
いてロウ・クランプ・レベル(cl22)502がセレク
ター101により選択されると,青色地肌部403はロ
ウ・クランプ・レベル(cl22)502のしきい値より
も輝度が低くなるので,青色の地肌は再現されないもの
である。
【0045】(実施例2の効果)前述したように実施例
2に係る画像処理装置によれば,黒色と青色を含む画像
を2値化処理する場合に,青色の文字・線画を,白抜け
することなく,濃くはっきりと再現し,かつ,青色の地
肌が再現しないようにすることができる。
【0046】〔実施例3〕 (実施例1に係るが蔵書理想値の構成)つぎに,他の実
施例について説明する。図6は,実施例3に係る画像処
理装置の構成を示す機能論理図である。なお,基本的な
構成は実施例1と同様であり,同一符号は共通の構成を
示すため,ここでは異なる部分のみを説明する。
【0047】601はセレクターであり,602は色判
別信号である。セレクター601は,色判別信号602
にもとづいて,パラメーターである各処理部102〜1
08の処理レベルを選択するものである。各処理部10
2〜108は,「a」,「b」,「c」の3通りのレベ
ルからなり,セレクター601の選択により,「a」,
「b」,「c」のいずれか1つのレベルが選択される。
【0048】色判別信号602は,図示しない色判別部
により,原稿の画像データに色があるか否かの判別結果
を示す2ビットの信号であり,画像データが黒色である
場合は「0」または「1」を示し,画像データが青色で
ある場合は「2」を示し,画像データが赤色である場合
は「3」を示すものである。
【0049】(実施例3に係る画像処理装置の動作)セ
レクター601は,色判別信号602にもとづいて,各
処理部102〜108の処理のレベルを選択する。たと
えば,色判別信号602が黒色を示す「0」または
「1」であるときは,各処理部102〜108において
「a」を選択し,色判別信号602が青色を示す「2」
であるときは,各処理部102〜108において「b」
を選択し,色判別信号602が赤色を示す「3」である
ときは,各処理部102〜108において「c」を選択
する。表1は,色判別信号602と判別された色とセレ
クター601出力との上記関係を示すものである。
【0050】
【表1】
【0051】したがって,上記「a」が選択された場合
は,第1のMTF補正処理部102においては「a0」
が選択され,平均化フィルター処理部103においては
「a1」が選択され,第2のMTF補正処理部104に
おいては「a2」が選択され,エッジ・クランプ処理部
105においては「a3」が選択され,非エッジ・クラ
ンプ処理部106においては「a4」が選択され,エッ
ジ検出処理部107においては「a5」が選択され,バ
イナリー・フィルター処理部108においては「a6」
が選択される。
【0052】また,上記「b」が選択された場合は,第
1のMTF補正処理部102においては「b0」が選択
され,平均化フィルター処理部103においては「b
1」が選択され,第2のMTF補正処理部104におい
ては「b2」が選択され,エッジ・クランプ処理部10
5においては「b3」が選択され,非エッジ・クランプ
処理部106においては「b4」が選択され,エッジ検
出処理部107においては「b5」が選択され,バイナ
リー・フィルター処理部108においては「b6」が選
択される。
【0053】また,上記「c」が選択された場合は,第
1のMTF補正処理部102においては「c0」が選択
され,平均化フィルター処理部103においては「c
1」が選択され,第2のMTF補正処理部104におい
ては「c2」が選択され,エッジ・クランプ処理部10
5においては「c3」が選択され,非エッジ・クランプ
処理部106においては「c4」が選択され,エッジ検
出処理部107においては「c5」が選択され,バイナ
リー・フィルター処理部108においては「c6」が選
択される。
【0054】このように,セレクター601により,各
パラメーターにおける処理レベルが選択され,該選択さ
れた処理レベルが,自動2値化処理部111へ入力され
る。
【0055】自動2値化処理部111は,セレクター6
01により選択された各パラメーターにおける処理レベ
ルにもとづいて,画像データを2値化変換し,2値化さ
れた画像データを出力する。
【0056】(実施例3の効果)前述したように実施例
3に係る画像処理装置によれば,色判別信号のビット数
を増加し,赤色,青色を判別できるようして,パラメー
ターをそれぞれ切り替えることにより,赤色・青色・黒
色が混合した原稿にあっても各色を良好に再現すること
ができる。
【0057】色は,代表的な色として,赤色,青色の例
を示したが,それ以外の色を判別して当該色に合致した
設定とするようにしても良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の画像処理
装置(請求項1)にあっては,色判別信号にもとづい
て,輝度に対する自動2値化処理におけるパラメーター
を変更することができるので,カラー原稿の画像データ
から検出した各々の色によって自動2値化処理の各パラ
メーターを最適なセッティングにすることができ,カラ
ー原稿において,文字つぶれを少なくし,薄文字を濃く
し,ノイズを低くする等,その再現性を向上させること
ができる。
【0059】また,本発明の画像処理装置(請求項2)
にあっては,前記色判別信号が赤色の信号になった場合
に,前記自動2値化処理におけるパラメータのうち,ク
ランプのしきい値レベルを黒色に対するクランプのしき
い値レベルより低くするので,黒色と赤色を含む画像を
2値化処理する場合に,赤色を濃くはっきりと再現する
ことができる。
【0060】また,本発明の画像処理装置(請求項3)
にあっては,前記色判別信号が青色信号になった場合
に,前記自動2値化処理におけるパラメータのうち,エ
ッジ部のクランプのしきい値レベルを黒色のエッジ部に
対するクランプのしきい値レベルより低くし,非エッジ
部のクランプのしきい値レベルを黒色の非エッジ部に対
するクランプのしきい値レベルより高くするので,黒色
と青色を含む画像を2値化処理する場合に,青色の文字
・線画を,白抜けすることなく,濃くはっきりと再現
し,かつ,青色の地肌が再現しないようにすることがで
き,青焼き原稿等の地肌が白以外の原稿を鮮明に再現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る画像処理装置の構成を示す機能
論理図である。
【図2】黒色と赤色を含む画像における濃度変化を1ラ
インで示した説明図である。
【図3】黒色と赤色を含む画像における濃度変化を1ラ
インで示した説明図である。
【図4】黒色と青色を含む画像における濃度変化を1ラ
インで示した説明図である。
【図5】黒色と青色を含む画像における濃度変化を1ラ
インで示した説明図である。
【図6】実施例3に係る画像処理装置の構成を示す機能
論理図である。
【図7】従来技術に係る画像処理装置の構成を示す機能
論理図である。
【符号の説明】
101 セレクター 102 第1のMTF補正処理部 103 平均化フィルター処理部 104 第2のMTF補正処理部 105 エッジ・クランプ処理部 106 非エッジ・クランプ処理部 107 エッジ検出処理部 108 バイナリー・フィルター処理部 109 色判別信号 110 遅延合わせ回路 111 自動2値化処理部 201 黒色の地肌部分 202 黒色のエッジ部分 203 赤色のエッジ部分 204 ロウ・クランプ・レベル(cl11) 301 ロウ・クランプ・レベル(cl12) 401 黒色の地肌部分 402 黒色のエッジ部分 403 青色の地肌部分 404 青色のエッジ部分 405 ハイ・クランプ・レベル(ch21) 406 ロウ・クランプ・レベル(cl21) 501 ハイ・クランプ・レベル(ch22) 502 ロウ・クランプ・レベル(cl22) 601 セレクター 602 色判別信号 701 自動2値化処理部 702 輝度信号 703 パラメーター 703 色判別信号 704 遅延合わせ回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データのR(赤色)・G(緑色)・
    B(青色)の3色信号から抽出された輝度と色判別信号
    を用いて前記画像データの自動2値化処理をおこなう画
    像処理装置において,前記色判別信号にもとづいて,前
    記輝度に対する前記自動2値化処理におけるパラメータ
    ーを変更することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において,
    前記色判別信号が赤色の信号になった場合に,前記自動
    2値化処理におけるパラメータのうち,クランプのしき
    い値レベルを黒色に対するクランプのしきい値レベルよ
    り低くすることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像処理装置において,
    前記色判別信号が青色信号になった場合に,前記自動2
    値化処理におけるパラメータのうち,エッジ部のクラン
    プのしきい値レベルを黒色のエッジ部に対するクランプ
    のしきい値レベルより低くし,非エッジ部のクランプの
    しきい値レベルを黒色の非エッジ部に対するクランプの
    しきい値レベルより高くすることを特徴とする画像処理
    装置。
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