JP3511209B2 - リュックサック - Google Patents

リュックサック

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JP3511209B2
JP3511209B2 JP2001331660A JP2001331660A JP3511209B2 JP 3511209 B2 JP3511209 B2 JP 3511209B2 JP 2001331660 A JP2001331660 A JP 2001331660A JP 2001331660 A JP2001331660 A JP 2001331660A JP 3511209 B2 JP3511209 B2 JP 3511209B2
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陽士 浅田
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錦足袋株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、リュックサックを背負
っての歩行時に、身体の背中とリュックサックの背面と
が密着することによって生じる発汗によるべとつき等の
不快感を排除する背負い心地の良いリュックサックに関
するものである。 【0002】 【従来技術】従来技術としては、リュックサック背面に
格子状の楕円筒を一定間隔をおいて梯子状に並べこの楕
円筒と背中との間に空気の流通路を形成するもの、ま
た、柔軟性を有する長尺材を数条適当な間隔をおいてリ
ュックサック背面に縦列させて身体の背中との間に隙き
間を形成して空気の流通を良くさせるもの、更にバッグ
本体の背面地の両側部に棒状の背当て材を左右に間隔を
おいて上下方向に配列し着用者の背中とバッグ本体の背
面地との間に空間を形成し、且つ、左右の肩掛けバンド
の上部に着用者の前面側から風を導入する外気取り入れ
口を有するトンネル状のフードを設け、着用者の前進に
よる向かい風をこのフードに導入して通気部から背中と
バッグ背面との間に形成された空間部に外気を流入さ
せ、背中とバッグ背面との間に生じる発汗作用による湿
度を除去する構成としたもの、その他これらに類似する
ものが存在する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば、前
記の如く、リュックサック背面に楕円筒や柔軟性のある
長尺材或は棒状の背当て材を用いて背中とリュックサッ
ク背面との間に外気が流通する空間を形成することが基
本的な技術内容となっている。つまり、リュックサック
背面にリブ状の間隙材を設けて、この間隙材と間隙材の
間に空気の流通路を形成することが欠くことのできない
技術構成となっている。この場合の技術思想は、あくま
でも人体の背中とリュックサックの背面とを間隙材を介
して分離させると同時に空気の流通路を形成し、もって
間隙材が例えれば橋脚の役目を果たすことによりリュッ
クサックが背中にきっちりフィツトしてホールドされる
ことが前提条件となっている。この場合の問題点は、身
体の背中とリュックサックとの間に何の障害物(例えば
楕円筒や長尺材又は背当て材等の間隙材)もない完全な
空間を形成することが出来ず、間隙材そのものが空気流
通の阻害要因ともなり、完全な通気効果が得難くいほ
か、空気の流通路の形状や容積が固定化されるために、
リュックサック内に詰めた荷物の体積や重量によってリ
ュックサックの形状を調節できずに固定化されてしまう
という問題点があった。本考案は間隙材を使用せずに空
気流通の阻害要因を完全に排除すると同時に、リュック
サックが背中に安定的にホールドされ、かつ、空気の流
通路の形状を自在に調節できるものにすることを課題と
する。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、リュックサック本体の背面と身体の背中との間に間
隙材を全く用いずに空気を流通させる空間を形成するた
めに次の手段を講ずる。即ち、リュックサック本体の背
面の左右縦辺のそれぞれに縦に左右一対の右可撓性ポー
ル及び左可撓性ポールをそれぞれ取り付け、この右可撓
性ポール及び左可撓性ポールに対して、リュックサック
の背面の内部に複数条の横板を縦方向に並べて折り曲げ
自在の蛇腹板を前記の右可撓性ポール及び左可撓性ポー
ルに対してその左右両端部をクロスさせ丁度橋梁の如く
に取り付ける。更に、右可撓性ポール及び左可撓性ポー
ルのそれぞれをクロステープ等の紐状体により丁度弓の
弦のように上下から引張り、もってリュックサックの背
面をテンションのかかった弧状に湾曲させ身体の背中と
リュックサック背面との間に側面から見て半月状の空気
流通路を形成すると共に、バックル等の調節具を介して
紐状体の長さを自在に調節することにより半月状の空気
流通路の形状や容積を調節可能とし、また、空気流通路
の必要がなく、普通にリュックサックを背負うときは紐
状体の引張度をゼロにすればリュックサック背面と背中
とは通常どおり平面的に密着した状態となる構成とす
る。更に、間隙材を用いずに空気流通路を形成すればリ
ュックサック背面と身体の背中との間に何の障害もない
空間が形成され発汗作用による不快感が排除される反
面、リュックサック背面と人体の背中との接触がなくな
り、必然的に摩擦がなくなるため、背負ったときにリュ
ックサックの背面全域が背中にきっちりフィットした状
態でホールドされ難くなり、従って不安定な背負い方し
かできなくなる。この弊害を是正するためにリュックサ
ックの下辺にウエストベルト取り付け縁を遊端状に設
け、このウエストベルト取り付け縁の左右辺にウエスト
ベルトを設け、このウエストベルトでリュックサックを
腰部に固定することにより安定化を図る構成とする。 【0005】 【作用】前記の手段によれば、リュックサック本体の背
面の左右の両辺に取り付けた強い復元力のある左右一対
の右可撓性ポール及び左可撓性ポールをそれぞれ紐状体
で上下から引っ張ることにより前記の可撓性ポールが弓
状にしなってリュックサックの左右の両辺が外向きに湾
曲する。同時にリュックサックの背面の内部に取り付け
た蛇腹板が右可撓性ポール及び左可撓性ポールに対して
連接された横板により折り曲げ自在の蛇腹状に取り付け
られているために、右可撓性ポール及び左可撓性ポール
の湾曲に合わせて丁度太鼓橋ように湾曲することとな
り、その結果、身体の背中との間には何の障害物もない
弧状の空気流通路が形成され、空気の流通がスムーズに
行われる。また、紐状体の長さをバックルによって調節
可能にすることによりテンションがかかった状態で弧状
に湾曲しいているリュックサック背面の空気流通路の容
積や形状また大きさが調節できるほか、空気流通路の必
要がないとき、またリュックサックに詰めた荷物の体積
や重量によっても、空気流通路の形状を自由に調節する
ことができるという作用があり、更に、リュックサック
の背面下辺に遊端状に取り付けたウエストベルト取り付
け縁に設けたウエストベルトがリュックサックの重量に
対して背負い位置を調節すると共に、ウエストベルト取
り付け縁の幅分だけ更に背中との間隔を広げる作用があ
ることから、このウエストベルトの併用により背部に大
きな空隙を持たせることができると同時に、身体の背中
とリュックサックの背面との間に大きな空隙を形成した
がために生ずる背負ったときの不安定さが解消される作
用がある。本考案の作用は、リュックサック背面に使用
する強い復元力のある可撓性材とこれを弓状に自在に撓
ませるための紐状体と安定性を保つためのウエストベル
トの三位一体のコンビネーションにより格段の効果的作
用が発揮されるものである。 【0006】 【実施例】本発明の実施例を図面により説明すれば、1
はリュックサック本体、2はリュックサック本体1の右
縦辺に取り付けた右可撓性ポール、3はリュックサック
本体1の左縦辺に取り付けた左可撓性ポールであり、共
に復元力の強い軽量の金属ポールやプラスチックポール
或はグラスファイバーポールが適する。4は蛇腹板であ
って、横板5を縦に連接して折り曲げ自在に接続したも
ので、リュックサック本体1の背面内部に前記の右可撓
性ポール2及び左可撓性ポール3に対して横板5の左右
の両端がクロスするように取り付けたものである。6は
右紐体、7は左紐体であって、右紐体6はリュックサッ
ク本体背面の右辺上部8と右辺下部9とを引張連結した
ものであり、左紐体7は同様に左辺上部10と左辺下部
11とを引張連結したものである。また右紐体6及び左
紐体7は、共に右可撓性材2及び左可撓性ポール3の作
用により復元力を有するリュックサック背面を外側にテ
ンションを利かせて湾曲させるためのもので、恰も弓の
弦の如き作用をもつものであり、それぞれバックル12
により長さを調節できるものである。なお、本実施例で
はクロステープを使用する。13はウエストベルトであ
って、リュックサック本体1の背面の下辺に遊端状に取
り付けたウエストベルト取り付け縁14に設けたもの
で、係止具15により身体腰部に着脱自在に捲着し、リ
ュックサック本体1の背面下部と身体腰部とを一体的か
つ安定的に緊縛すべきものである。16は左右一対の背
負いバンドである。 【0007】 【発明の効果】本発明によれば、従来技術の問題点であ
ったリュックサックの背面と身体の背中との間にすき間
をあけて空気流通路を確保するために、リュックサック
背面に格子状の楕円筒や長尺材を梯子状或は縦列的に設
けたり、または、棒状の背当て材やトンネル状の通気用
フードを設ける等の複雑な構造を必要とせずに極めてシ
ンプルな構造で、かつ何の障害物もない効率的な空気の
流通路が確保でき、しかも空気流通路の形状や容積を自
然環境や荷物の体積、また重量に併せて調節することが
できるという格別の効果のほか、背負ったときの安定性
についてもリュックサックの上部は背負いバンドにより
従来どおり両肩に安定的にホールドされ、下部はウエス
トベルトによって腰部にホールドされるために、背中に
弓状の大きな空間ができても安定的に背負うことができ
る効果がある。 【0008】
【図面の簡単な説明】 【図1】リュックサック本体の背面図からの斜視図であ
る。 【図2】右紐体の取り付け状態を示す側面図である。 【図3】側面断面図で要部を示す。 【図4】リュックサック背面を湾曲させない状態の背面
からの斜視図ある。 【符号の説明】 矢印は各部位の動作方向を示す。 1、リュックサック本体 2、右可撓性ポール 3、左可撓性ポール 4、蛇腹板 5、横板 6、右紐体 7、左紐体 8、右辺上部 9、右辺下部 10、左辺上部 11、左辺下部 12、バックル 13、ウエストベルト 14、ウエストベルト取り付け縁 15、係止具 16、背負いバンド

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】リュックサック本体1の背面の左右縦辺の
    それぞれに復元力の強い一対の右可撓性ポール2及び左
    可撓性ポール3を取り付け、また、リュックサックの背
    面の内部に右可撓性ポール2及び左可撓性ポール3に対
    して、横板5を縦方向に連接して折り曲げ自在となした
    蛇腹板4を、各両端部を右可撓性ポール2及び左可撓性
    ポール3にクロスするように取り付けると共に、リュッ
    クサックの背面の右可撓性ポール2の右辺上部8と右辺
    下部9及び左可撓性ポール3の左辺上部10と左辺下部
    11のそれぞれを左右一対の右紐体6及び左紐体7によ
    り連結し、且つ、リュックサックの背面全域がテンショ
    ンのかかった弧状に湾曲するように弓状に連結引張する
    と共に、右紐体6及び左紐体7の長さ寸法をバックル1
    2を用いて調節自在となし、また、リュックサック本体
    1の背面の下辺にウエストベルト取り付け縁14を遊端
    状に取り付け、該ウエストベルト取り付け縁14に身体
    の腰部に緊縛すべきウエストベルト13を係止具15に
    より着脱自在に設けたことを特徴とするリュックサッ
    ク。
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