JP3510934B2 - 便座昇降装置 - Google Patents

便座昇降装置

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JP3510934B2 JP06937195A JP6937195A JP3510934B2 JP 3510934 B2 JP3510934 B2 JP 3510934B2 JP 06937195 A JP06937195 A JP 06937195A JP 6937195 A JP6937195 A JP 6937195A JP 3510934 B2 JP3510934 B2 JP 3510934B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、便座を上下に動かして
使えるようにした便座昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、便器本体の上部に人が着座する
ための便座を配設し、便座の背部を便器本体の背部にヒ
ンジ結合して便座を開閉自在としたものが知られてい
る。この場合、便座に腰掛けたり、或いは立ち上がった
りするとき、中腰の姿勢をとることになるため、例えば
高年齢者や身体障害者等が使う場合、特に足腰が弱って
いたり、障害がある人にとっては便座を使うたびに苦痛
を伴いやすい。
【0003】そこで、従来より、人が中腰姿勢をとらな
くて済むように便器本体に被さる便座とを上下に動かせ
るようにしたものが既に提案されている。このように便
座を上下に動かすようにすれば、便座に坐るときや立ち
上がるときに適切な高さに設定すれば、中腰姿勢をとら
ずに済むようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に便座を上下に動かすものでは、便座に歪みやがたつき
が生じた場合には、便座の下降時に便座を確実な水平状
態にさせることが困難となり、用便に支障をきたすとい
う問題がある。また従来は、便座を下降させる際に便座
の下面と便器本体の上面とが密着する場合が多く、この
場合、便座下降時に仮りに便座の下面側に指を入れてい
ると便器本体上面との間に指を挟まれる心配があり、特
に便座が昇降装置で駆動される場合には、指を即座に抜
くことができず、操作スイッチを操作して再び便座を上
昇させる動作が必要となり、高齢者等による便座7の安
全な使用或いはトイレの掃除の安全を確保できないとい
う問題もある。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、便座が下降した際
に確実に水平状態にさせることができると同時に、便座
下降時の指詰め防止を図ることができる使い勝手が良好
な便座昇降装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、便器本体2に被さる便器カバー8とこの
便器カバー8の上面に開閉自在に被さる便座7とを上下
に昇降させる昇降ユニットと、便座7の上昇時に便座前
部7aよりも便座背部7bが高くなるような傾斜姿勢で
便座7を保持するためのガススプリング30と、便座7
の下降時に便器カバー8下面に当接して便器カバー8下
面と便器本体2上面との間に所定の隙間を確保した状態
で便座7を水平姿勢にさせる受け部材21とを備えてい
ることに特徴を有している。
【0007】受け部材21は、昇降装置フレームにて支
持されているのが好ましい。
【0008】
【作用】本発明によれば、便器本体2に被さる便器カバ
ー8の上面に便座7を開閉自在に配置すると共に、ガス
スプリング30によって傾斜状態にある便座7を受け部
材21に当接させることにより、仮りに便座7に歪みや
がたつきが生じていても、受け部材21によって、便座
7を確実な水平状態で保持できるようになる。しかも、
便座7の下降時に便器カバー8下面と便器本体2上面と
の間に所定の隙間が確保されるので、便器カバー8下面
と便器本体2上面との間で指を詰める心配も無くなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例の便座昇降装置1は、図1乃至図10に
示すように、便器本体2の両側方に配置される左右一対
の昇降ユニット4(図7)から成り、各昇降ユニット4
は前部3aに上方に開口した開口部3cが設けられたケ
ース3に夫々収納されると共に、各ケース3の後部3b
の上部は便器本体2の背部側に配置されるフレーム5を
介して互いに連結されている。図中の6は支持脚、70
は洗浄水パイプである。また、昇降ユニット4によって
上下に昇降される便座(又は温水洗浄便座)7の下面に
は便器カバー8が配置され、便器カバー8の後部に設け
たケース11に便座背部7bが回動自在に連結されると
共に、便器カバー8の上面にて便座7が水平状態に支持
されるようになっている。
【0010】昇降ユニット4は、便座7を便器本体2と
は独自に上下に昇降させるためのものであって、図7に
示すように、駆動部10と昇降部9とで構成される。駆
動部10は電動式の駆動モータ10aから成り、ケース
3の後部3bに収納されている。この駆動モータ10a
を操作する操作スイッチ(図示せず)は例えばトイレの
壁面に設置される。
【0011】昇降部9は、ケース3の前部3aに開口部
3cに面して収納され、上記駆動モータ10aの出力軸
部10bに一端側が巻回されるワイヤ13と、ケース3
側に取付けられて該ワイヤ13の他端側が巻回される上
下一対のプーリー14と、両プーリー14間のワイヤ部
分13aに連結されてワイヤ13の回転に連動して上下
移動して後述する便座取付部16を上下動させるための
スライドプレート15とで構成される。
【0012】また、ケース3の前部の上下2箇所には、
半円弧状の一対のワイヤガイド筒17が側面から見て略
W字状となるように取付けられると共に、上側のワイヤ
ガイド筒17の下端部17b及び下側のワイヤガイド筒
17の上端部17aが駆動モータ10aの出力軸部10
bの方に向けて夫々配置されると共に、上側のワイヤガ
イド筒17の上端部17aが上側のプーリー14近傍に
配置され、下側のワイヤガイド筒17の下端部17bが
下側のプーリー14近傍に配置されている。
【0013】そして、駆動モータ10aの出力軸部10
bにワイヤ13が巻き付けられると共に、該ワイヤ13
の一端側は上側のワイヤガイド筒17の下端部17bよ
り挿入され、このワイヤガイド筒17に沿って滑らかに
曲げられて上側のプーリー14に巻回され、且つ、ワイ
ヤ13の他端側は下側のワイヤガイド筒17の上端部1
7aより挿入され、このワイヤガイド筒17に沿って滑
らかに曲げられて下側のプーリー14に巻回され、さら
にプーリー14間に引き出されたワイヤ部分13aはス
ライドプレート15に設けた連結部18に連結してあ
る。これにより、出力軸部10bが一方向(例えば左回
り方向)に回転するとワイヤ13が図7の矢印方向Aに
回転して各プーリー14間のワイヤ部分13aが上昇
し、これに連動してスライドプレート15が矢印C方向
に上昇し、且つ出力軸部10bが逆方向(例えば右回り
方向)に回転するとワイヤ13が矢印方向Bに回転して
各プーリー14間のワイヤ部分13aが下降し、これに
連動してスライドプレート15が矢印D方向に下降する
ものである。このスライドプレート15は、平面視略コ
字状のスライドプレート支持具19にて支持される。ス
ライドプレート支持具19は、図6に示すように、その
両端部が昇降装置フレームを構成するケース3側に固定
されると共に、中央部とケース3の内側壁とで囲まれた
スペース20内でスライドプレート15が上下移動自在
に挿入支持されている。
【0014】スライドプレート15の上部は、門形状の
ブラケット22を介して便座取付部16の下面に回動自
在に連結される。本実施例では、図6に示すスライドプ
レート15の上縁中央部がブラケット22の内側に挿入
され、軸支点ボルト24とナット26を用いてスライド
プレート15がブラケット22に回動自在に軸支されて
おり、これにより、これにより、スライドプレート15
と便座取付部16とを上下に連動させることができると
共に、便座取付部16はスライドプレート15に妨げら
れることなく、単独で傾斜可能となっている。尚、図6
の矢印Fは昇降ユニット4の前方を示し、矢印Iは昇降
ユニット4の内側(器具本体2側)を示し、矢印Eは便
座取付部16の傾斜方向を示している。
【0015】スライドプレート15の背後側には、ガス
スプリング30が配置される。このガススプリング30
は、便座7の上昇時に便座取付部16を傾斜させるため
のものであって、ガススプリング30のロッド30bの
先端がケース3側に連結されると共に、ガススプリング
30のボトム30a側が便座取付部16の後部16bよ
り垂下したガススプリング取付片16cに回動自在に連
結されている。そして、便座取付部16は、スライドプ
レート15が上昇するとガススプリング30が伸長しは
じめて便座取付部16の軸支点Mよりも後部16b側が
押し上げられて傾斜姿勢に変えられ、一方、便座取付部
16が下降するとガススプリング30が収縮しはじめて
最終的には便座取付部16は水平姿勢に戻るようになっ
ている。
【0016】さらに、図6に示すように、スライドプレ
ート支持具19の前端部には受け部材21が一体形成さ
れている。このスライドプレート支持具19は昇降装置
フレームであるケース3に支持された構造となってお
り、受け部材21の上面がスライドプレート支持具19
より上方に突出しており、便座7の下降時に便座取付部
16の前部16aの下面を下方から受け止めて、便座7
を確実に水平状態にさせることができるものであり、ま
た便座7の下降時に受け部材21が便器カバー8下面に
当接することで便器カバー8下面と便器本体2上面との
間に所定の隙間が確保され、これにより、便器カバー8
下面と便器本体2上面との間での指詰めを防止できるよ
うになっている。
【0017】次に、動作を説明する。先ず、便座7が下
降している場合、例えば高齢者が用便をする時にはトイ
レの壁等に設置された操作スイッチ(図示せず)を操作
して便座7を上昇させる。このとき、駆動モータ10a
の出力軸部10bが図7の左回り方向に回転し、ワイヤ
13が上下一対のプーリー14とワイヤガイド筒17に
沿って図7の矢印方向Aにスムーズに回転して、プーリ
ー14間のワイヤ部分13aが上方に移動し、これに連
動して該ワイヤ部分13aに連結部18にて連結された
スライドプレート15が上昇していき、図12に示すよ
うに、便座取付部16に取付けられた便座7及び便器カ
バー8が押し上げられる。そして、便座取付部16が上
昇するとガススプリング30が伸長しはじめて便座取付
部16は傾斜姿勢となり、最終的には図13のP2 で示
すように、便座前部7aよりも便座背部7bが高くなる
ような傾斜姿勢で便座7が保持される。
【0018】また、便座7を下降させる場合は、操作ス
イッチを操作すると、駆動モータ10aの出力軸部10
bが右回り方向に逆回転し、ワイヤ13が上下一対のプ
ーリー14とワイヤガイド筒17に沿って矢印方向Bに
スムーズに回転して、プーリー14間のワイヤ部分13
aが下方に移動し、これに連動してスライドプレート1
5と便座取付部16とが下降するとガススプリング30
が収縮しはじめて便座7が徐々に傾斜姿勢から水平姿勢
に戻っていき、最終的に便座7は図11のP1で示す水
平姿勢となる。また用便後は上記のように便座7を上昇
させて図11のP2 で示す傾斜姿勢にする。
【0019】このとき、便座7の下降時に便座取付部1
6の後端部16bはガススプリング30の収縮によって
一定以上の下降が規制され、この時便座取付部16の前
端部16aの下面に受け部材21が当接するので、仮り
に便座7に歪みやがたつきが生じていても、受け部材2
1によって便座7を確実な水平状態で保持でき、用便に
支障をきたすことがない。しかも、便座7の下降時には
受け部材21が便器カバー8下面に当接して便器カバー
8下面と便器本体2上面との間に所定の隙間が確保され
るようになっているので、便器カバー8の下面側に指を
入れた場合でも便器本体2上面との間で指を詰める心配
が無くなり、高齢者等の便座7の使用時やトイレの掃除
時での安全性を確保できるようになる。
【0020】しかも、便座7から受け部材21にかかる
荷重はスライドプレート支持具19を介して昇降装置フ
レームであるケース3にてで受け止められるので、受け
部材21の耐荷重性を向上させることができ、便座7を
より確実に水平状態で保持できるという利点もある。ま
た、便座7の立ち座り動作時に便座7を上昇させると同
時に傾斜させることによって、便座7全体の高さが目立
ち難くなり、立ち座り動作時に高さによる不安感を取り
除くことができ、しかも腰に負担がかからず、そのうえ
立ち座りする際に体のバランスが崩れて便座7から落ち
る心配もなく、楽に且つ安全に立ち座りができる。従っ
て、高齢者や身体障害者等のように、中腰姿勢をとれな
い人、足腰が弱っている人、或いは腰痛やリュウマチ等
の人でも最適に利用でき、一般家庭用においても支障な
く使えるものである。
【0021】また、本実施例のように、ガススプリング
30を用いたことにより、昇降ユニット4の耐久性が向
上し、機能性向上を図ることができると共に、ガススプ
リング30のばね作用によってワイヤ13にかかる負担
を軽減でき、ワイヤ13の寿命向上を図ることができる
ので、昇降ユニット4の信頼性が高められる。また、ワ
イヤ13を用いて駆動モータ10aの回転力をスライド
プレート15の上下移動に変換させることにより、簡単
な構造で便座7のがたつきを防止でき、使用性を一層向
上させることができる。さらに、万一ワイヤ13が切れ
た場合でも、ガススプリング30のばね力によって便座
7が急激に落下する心配がないので、使用時の安全性を
十分に確保できるものである。
【0022】また、本実施例では、便器本体2とケース
3との間に、図1乃至図6に示すように、便座7が高い
位置にあるときにケース3に洗浄水や小便等が飛び散る
のを防止するためのスライドパネル31が配置されてい
る。このスライドパネル31は、図1に示すように、便
座7の上昇時に少なくとも便座7と便器本体2との隙間
Gに対向するケース3の開口部3cを覆う寸法、例えば
ケース3の前部3aの縦横のサイズL1 ,L2 よりやや
小さいサイズL1 ′,L2 ′を有している。スライドパ
ネル31の上縁中央部は、便座取付部16の軸支点Mの
近傍に一体形成されたスライドパネル取付片23にビス
等の回動軸25にて回動自在に吊り下げ支持されると共
に、スライドパネル31の後部側には、図4に示すよう
に、上下方向に細長く延びた長孔32が穿孔され、この
長孔32にケース3内部から突出するガイド部33がス
ライド自在に貫通しており、スライドパネル31はガイ
ド部33に沿ってがたつきなく便座取付部16に連動し
て上下方向にスムーズに昇降自在となっている。従っ
て、例えば高齢者が便座7を使用する際に便座7が上昇
しているにもかかわらず、誤って局部洗浄スイッチを操
作して便器本体2外部に洗浄水を飛散させたり、或いは
便器本体2外部に小便を漏らしたような場合でも、便座
7に連動して上昇しているスライドパネル31によって
洗浄水や小便等で昇降ユニット4のケース3が濡れるの
を確実に防止でき、従って、洗浄水や小便等による駆動
モータ10aの故障発生や漏電発生を有効に防止できる
と共に、スライドパネル31に飛散した洗浄水や小便等
は簡単に拭き取ることができるので、昇降ユニット4を
掃除する場合と比較して掃除が楽になるという利点があ
る。
【0023】さらに、本実施例では、便座7の傾斜を必
要としない健常者が使用する場合を考慮して、ガススプ
リング30が伸長するための水平維持プレート40がス
ライドパネル31の後部上端に取付けてある。この水平
維持プレート40は、図6に示すように、スライドプレ
ート15の上端部と略同じ高さに位置しており、ねじ孔
42が形成されていると共に、このねじ孔42に対応す
る便座取付部16の後部16bにはねじ挿通孔41が形
成され、該ねじ挿通孔41と対向する便器カバー8の後
部にはねじ挿通孔80が形成されており、水平維持用ね
じ43をねじ挿通孔80,41を挿通してねじ孔42に
螺合することによって水平維持プレート40と便座取付
部16の後部16bとが固定されている。このように、
便座取付部16の後部16bを水平維持プレート40に
固定することにより、便座7の上昇時において便座取付
部16は傾斜できなくなり、これに伴いガススプリング
30は伸長できなくなり、図12及び図13のP1 ,P
2 で示す水平姿勢のままで便座7を上下させることがで
き、従って、便座7の傾斜を必要としない者でも水平維
持プレート40を利用することで昇降式の便座7を違和
感なく使用できるようになっている。
【0024】尚、前記実施例では、一対の昇降ユニット
4に駆動モータ10aを夫々配設したが、一方の昇降ユ
ニット4の駆動モータ10aを省略し、他方の昇降ユニ
ット4の駆動モータ10aを一方の昇降ユニット4に共
用するようにしてもよい。また、スライドプレート15
を昇降させる手段として、本実施例ではワイヤ13を用
いたが、これに代えて、油圧シリンダ方式、或いは歯車
方式を用いてもよく、この場合においても、便座7の急
激な落下をガススプリング30によって防止することが
できる。
【0025】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、便器
本体に被さる便器カバーとこの便器カバーの上面に被さ
る便座とを上下に昇降させる昇降ユニットと、便座の上
昇時に便座前部よりも便座背部が高くなるような傾斜姿
勢で便座を保持するためのガススプリングと、便座の下
降時に便器カバーの下面に当接して便器カバーの下面と
便器本体の上面との間に所定の隙間を確保した状態で便
座を水平姿勢にさせる受け部材とを備えているから、便
座の下降時に便器カバーの下面に受け部材が当接して、
便座が水平姿勢にさせられるので、仮りに便座に歪みや
がたつきが生じていても便座を確実な水平状態で保持で
き、用便に支障をきたすことがなく、しかも、便座の下
降時には受け部材によって便器カバーの下面と便器本体
上面との間に所定の隙間が確保されるので、便座下降時
に便器カバーの下面側に指を入れた場合でも便器本体の
上面との間で指を詰める心配が無くなり、高齢者等の便
座7の使用時やトイレの掃除時での安全性を確保できる
ようになる。
【0026】請求項2の発明は、請求項1の受け部材
を、昇降装置フレームにて支持したから、請求項1記載
の効果に加えて、便座から受け部材にかかる荷重は昇降
装置フレームで受け止められるので、受け部材の耐荷重
性を向上させることができ、便座をより確実に水平状態
で保持できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の便座昇降装置の正面図である。
【図2】同上の便座昇降装置の斜視図である。
【図3】同上の便座昇降装置の平面図である。
【図4】同上の便座昇降装置を便器本体側から見た側面
図である。
【図5】同上の便座昇降装置の側面図である。
【図6】同上の昇降部の分解斜視図である。
【図7】同上の昇降ユニットの内部構造を説明する側面
図である。
【図8】同上の昇降ユニットの内部構造を説明する背面
図である。
【図9】同上の昇降部の要部側面図である。
【図10】同上の便器本体の設置状態を示す平面図であ
る。
【図11】同上の便座の昇降動作を説明する側面図であ
る。
【図12】同上の便座の昇降動作を説明する正面図であ
る。
【図13】同上の便座昇降装置の他の動作を説明する側
面図である。
【符号の説明】
2 便器本体 3 ケース 4 昇降ユニット 7 便座 7a 前部 7b 背部 21 受け部材 30 ガススプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 賢一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−176320(JP,A) 実開 昭62−159795(JP,U) 実開 昭64−15599(JP,U) 実開 昭63−33896(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 13/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器本体に被さる便器カバーとこの便器
    カバーの上面に開閉自在に被さる便座とを上下に昇降さ
    せる昇降ユニットと、便座の上昇時に便座前部よりも便
    座背部が高くなるような傾斜姿勢で便座を保持するため
    のガススプリングと、便座の下降時に便器カバーの下面
    に当接して便器カバーの下面と便器本体の上面との間に
    所定の隙間を確保した状態で便座を水平姿勢にさせる受
    け部材とを備えていることを特徴とする便座昇降装置。
  2. 【請求項2】 受け部材は、昇降装置フレームにて支持
    されていることを特徴とする請求項1記載の便座昇降装
    置。
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