JP3510932B2 - ブロー成形装置 - Google Patents

ブロー成形装置

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JP3510932B2
JP3510932B2 JP06682195A JP6682195A JP3510932B2 JP 3510932 B2 JP3510932 B2 JP 3510932B2 JP 06682195 A JP06682195 A JP 06682195A JP 6682195 A JP6682195 A JP 6682195A JP 3510932 B2 JP3510932 B2 JP 3510932B2
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preform
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air escape
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/62Venting means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2949/00Indexing scheme relating to blow-moulding
    • B29C2949/07Preforms or parisons characterised by their configuration
    • B29C2949/0715Preforms or parisons characterised by their configuration the preform having one end closed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/06Injection blow-moulding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形装置に関
し、特に、割型からなるブローキャビティ金型を用いて
ブロー成形を行うブロー成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば合成樹脂製の容器などを成
形するブロー成形装置においては、容器等の外形状に形
成されたキャビティ面を有する割型からなるブローキャ
ビティ金型を用い、このブローキャビティ金型を型締め
機構にて型締めした状態で、ブローコア型よりブローキ
ャビティ金型内に配したプリフォーム内にブローエアを
導入して容器等を成形するようにしている。
【0003】このようなブロー成形装置においては、割
型からなるブローキャビティ金型のパーティング面に、
キャビティ面からブローキャビティ金型側面に向かって
エア逃げ用凹部が延設され、このエア逃げ用凹部によっ
てブローキャビティ金型の型締め状態においてブローキ
ャビティ金型のパーティング面間にエア逃げ用孔部が形
成されるようになってる。そして、ブロー成形時に、
ブローエアの導入によりブローキャビティ金型内でプリ
フォームが膨らむ際に、プリフォームとブローキャビテ
ィ金型のキャビティ面との間にあるエアをエア逃げ用孔
部よりブローキャビティ金型の外部に逃がすことで、プ
リフォームの外表面をブローキャビティ金型のキャビテ
ィ面に密着させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のブロー成形
装置のように、ブローキャビティ金型の側方にブローキ
ャビティ金型内のエアを逃がす場合、例えば、プリフォ
ームをブローキャビティ金型の側方位置で待機させてい
ると、エア逃げ用孔から出たエアが側方位置で待機して
いるプリフォームの側面にあたってしまうこととなる。
【0005】この場合、プリフォームは、温調若しくは
熱処理を行ってブロー成形温度に調整された状態で待機
し、ブロー成形に備えているもので、このような状態の
プリフォームにエア逃げ用孔部から出たエアが当たる
と、このエアによってブロー成形温度に調整されたプリ
フォームが冷却されて、良好なブロー成形が行い難くな
るものであった。
【0006】特に、エア逃げ用孔部から出たエアは、側
方位置で待機しているプリフォームの片側面にのみ当た
って、片側面だけが冷却されることとなり、このような
状態でブロー成形を行うと、エアによって冷却された片
側面が厚肉になって偏肉状態となり、成形不良となると
いう問題があった。
【0007】本発明は、前記従来の問題点に着目してな
されたもので、その目的は、ブロー成形時に、ブローキ
ャビティ金型内のエアを確実に逃がし、しかも、ブロー
キャビティ金型内から出たエアがブローキャビティ金型
の側方位置で待機しているプリフォームに当たらないよ
うにし、プリフォームの温度低下によってブロー成形時
の成形不良の発生を防止することのできるブロー成形装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の発明は、ブロー成形品の外形状に形成された
キャビティ面を有する割型のブローキャビティ金型と、
前記ブローキャビティ金型を開閉及び型締めする型締め
機構とを備えるブロー成形装置において、前記ブローキ
ャビティ金型は、パーティング面に前記キャビティ面か
らブローキャビティ金型側面に向かってエア逃げ用凹部
が延設され、前記ブローキャビティ金型の少なくとも一
方の側面に、型締め状態で前記凹部によって形成される
エア逃げ用孔部より大きな遮蔽部材を設け、前記遮蔽部
材は、前記エア逃げ用孔部に対しエア逃げ用の間隔を残
して配設されることを特徴としている。
【0009】
【0010】第の発明は、第の発明の状態に加え、
前記遮蔽部材は、ブロー成形温度に調整されたプリフォ
ームの搬入側に設けられていることを特徴としている。
【0011】第の発明は、第の発明の状態に加え、
前記遮蔽部材は、前記プリフォームの長さ範囲全体にわ
たって遮蔽する長さに形成されていることを特徴として
いる。
【0012】第の発明は、第の発明の状態に加え、
前記遮蔽部材は、前記エア逃げ用孔部の形成されている
範囲全体にわたって延びる板状部材であることを特徴と
している。
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】前記構成の第1の発明にあっては、ブローキャ
ビティ金型の少なくとも一方の側面に型締め状態でエア
逃げ用凹部によって形成されるエア逃げ用孔部より大き
な遮蔽部材を設けることにより、簡単な構成で、エア逃
げ用孔部を通ったエアの方向を確実に変えることがで
き、前記一方の側面の側方位置にあるものに対して直接
エアが当たるのを防止でき、エアによる影響を無くすこ
とができる。
【0016】
【0017】
【0018】また、遮蔽部材をエア逃げ用孔部に対しエ
ア逃げ用の間隔を残して配設しているため、遮蔽部材の
存在にも拘わらず、エア逃げ用孔部から確実にブロー成
形時のブローキャビティ金型内のエアを外部に逃がすこ
とができる。
【0019】第の発明にあっては、遮蔽部材をブロー
成形温度に調整されたプリフォームの搬入側に設けるこ
とにより、ブローキャビティ金型の側方位置で待機して
いるプリフォームに対し、ブロー成形時におけるエア逃
げ用孔部を通ったエアが直接当たるのを防止することが
できる。
【0020】その結果、エア逃げ用孔部を通ったエアが
待機中のブロー成形温度に調整されたプリフォームの片
側面のみに当たり、そのエアの当たった片側面が冷却さ
れて、このプリフォームをブロー成形した際に、エアの
当たった片側面が厚肉になって偏肉状態となり、成形不
良を引き起こすのを確実に防止することができる。
【0021】第の発明にあっては、遮蔽部材をプリフ
ォームの長さ範囲全体にわたって遮蔽する長さに形成す
ることにより、プリフォームの長さ範囲全体に対してブ
ロー成形時のエア逃げ用孔部を通ったエアが当たるのを
防止することができ、このエアによる成形不良等の発生
を確実に防止することができる。
【0022】第の発明にあっては、遮蔽部材をエア逃
げ用孔部の形成されている範囲全体にわたって延びる板
状部材で形成することにより、遮蔽部材を単純な構成
で、安価に形成することができ、しかも、エア逃げ用孔
部の形成されている範囲全体に対しエアの遮蔽を行うこ
とができ、エアによる影響を確実に防止することができ
る。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0027】図1〜図3は、本発明の一実施例に係るブ
ロー成形装置を示す図である。
【0028】このブロー成形装置は、コールドパリソン
方式のブロー成形装置で、他に設けた射出成形機を用い
て成形されたプリフォームを加熱しブロー成形するもの
である。
【0029】また、このブロー成形装置は、図3に示す
ように、成形機台10上にプリフォーム供給部12と、
プリフォーム加熱部14と、ブロー成形部16と、製品
取出部18とが、ループ状のプリフォーム搬送部20に
沿って配設された状態となっている。
【0030】プリフォーム供給部12は、予め他で射出
成形されたプリフォーム22をプリフォーム搬送部20
に受け渡すもので、予め図示せぬプリフォームストッカ
に収納されたプリフォーム22をベルトコンベア等の搬
送手段を介して整列機に供給し、この整列機により整列
されたプリフォーム22をプリフォーム供給部12にお
ける一対のチャック機構24にてプリフォーム22のネ
ック部を把持し、このチャック機構24の反転動作によ
りプリフォーム22のネック部を下にした倒立状態でプ
リフォーム搬送部20に受け渡すようになっている。
【0031】プリフォーム搬送部20は、プリフォーム
供給部12から、プリフォーム加熱部14、ブロー成形
部16、製品取出部18へとプリフォーム22をループ
状に循環搬送するもので、図3に示すように、その搬送
経路に沿って、一対の搬送レール26が配設されてい
る。この搬送レール26には、多数の搬送部材28が所
定ピッチで係合されている。
【0032】この搬送部材28は、図1および図2に示
すように、固定部30と、載置台32とからなり、固定
部30が搬送レール26に対し、係合すると共に、搬送
用スプロケット34に巻回された搬送チェーン36と係
合し、この搬送チェーン36の駆動により移動可能にさ
れている。
【0033】載置台32は、固定部30に対し、回転可
能に取付けられ、上面にはプリフォーム22のネック部
38内に差し込まれてプリフォーム22を倒立状態で支
持する搬送用ピン40が突出され、この載置台32がス
プロケット42に巻回されたチェーン44と係合してプ
リフォーム自転用モータ46の駆動力により、プリフォ
ーム加熱部14の範囲内において自転し、プリフォーム
22を自転させるようにしている。
【0034】プリフォーム加熱部14は、プリフォーム
供給部12からプリフォーム搬送部20に受け渡されて
搬送されたプリフォーム22をブロー成形温度まで加熱
するもので、本実施例においては、図3に示すように、
プリフォーム加熱部14を、第1加熱部48および第2
加熱部50の2段階に分け、第1加熱部48ではプリフ
ォーム22をブロー成形適温もしくはそれより少し低い
温度までの昇温に用い、第2加熱部50ではプリフォー
ム22の縦方向の温度分布の付与に用いるようにするこ
とで、加熱工程におけるエネルギーをより効率的に使用
することができるようにしている。
【0035】ブロー成形部16は、プリフォーム加熱部
でブロー成形温度に調整加熱されたプリフォーム22を
製品の形状にブロー成形するもので、図1および図2に
示すように、割型で構成されたブローキャビティ金型5
2をブロー型締め機構54により型開閉、型締め可能に
している。
【0036】また、ブローキャビティ金型52の上部に
は、底型駆動機構56によって昇降可能にされた底型5
8が組み合わせられるようになっている。
【0037】ブロー型締め機構54は、成形機台10上
に搬送レール26を挟んで対向配置した一対の固定板6
0,60にそれぞれ型締め駆動シリンダ62,62を取
付け、この固定板60,60を4本のタイバー64にて
連結し、この固定板60,60間で型締め駆動シリンダ
62,62の駆動によりタイバー64に沿って一対の可
動板66,66がスライドして互いに近接、離反し得る
ようになっている。また、一対の可動板66,66の対
向面には、その上下位置に一対のスライドレール68,
68が平行に配設され、このスライドレール68,68
にブローキャビティ金型52,52を固定したブローキ
ャビティ金型固定板70,70が取付けられるようにな
っている。
【0038】ブローキャビティ金型52,52は、容器
を逆さにした状態で容器側面を形成する2つのキャビテ
ィ面72,72を有し、それぞれのキャビティ面下端に
は、割型で構成されるネック型74,74が取付けら
れ、ブローキャビティ金型52,52の側方に位置する
直前の待機位置から搬送部材28,28により搬送され
てきたプリフォーム22のネック部38をこのネック型
74,74にて挟み込むようになっている。また、各搬
送部材28,28の下方位置にはブローノズル76,7
6が昇降可能に設けられ、このブローノズル76,76
から搬送部材28,28を介しプリフォーム22内にブ
ローエアを導入し得るようにしている。
【0039】また、各ブローキャビティ金型52,52
のキャビティ面72,72の上部には、それぞれ底型挿
入部78,78が形成され、この底型挿入部78,78
内に底型58,58が型駆動機構56の駆動によって
上方から挿入されるようになっている。
【0040】更に、割型からなるブローキャビティ金型
52,52の一方のパーティング面80には、図2に示
すように、キャビティ面72,72からブローキャビテ
ィ金型52,52の側面82,82に向かってエア逃げ
用凹部84がその上下方向において適宜の間隔を開けた
状態で複数(本実施例においては4箇所)形成された状
態となっている。また、二つのキャビティ面72,72
間に位置するパーティング面80にも、エア逃げ用凹部
84と対応する位置に、それぞれキャビティ面72,7
2間にわたってエア逃げ用凹部86が形成されている。
【0041】そして、これらエア逃げ用凹部84,86
が、割型からなるブローキャビティ金型52,52のパ
ーティング面80,80を合わせ、ブロー型締め機構5
4により型締めした状態で、エア逃げ用孔部(図示せ
ず)を形成するようになっている。
【0042】従って、ブロー成形時に、ブローキャビテ
ィ金型52,52をブロー型締め機構54にて型締めし
た状態でブローノズル76,76から搬送部材28,2
8を介しブローキャビティ金型52,52のキャビティ
面72,72間に配設されたプリフォーム22,22内
にブローエアを導入してプリフォーム22を膨らませる
際に、プリフォーム22,22とブローキャビティ金型
52,52のキャビティ面72,72との間にあるエア
をパーティング面80に形成したエア逃げ用凹部84,
86で構成されるエア逃げ用孔部よりブローキャビティ
金型52,52の側面82,82から外部側方に逃がす
ことで、プリフォーム22,22の外表面をキャビティ
面72,72に密着させるようにしている。
【0043】また、本実施例におけるブロー成形装置に
おいては、プリフォーム加熱部14によってブロー成形
温度に調整させたプリフォーム22が、図3に示すよう
にブロー成形部16の手前で、ブローキャビティ金型5
2,52の型締め位置側方位置で次のブロー成形に備え
て待機している状態となっている。
【0044】このようなプリフォーム22の待機状態で
ブローキャビティ金型52,52を用いてブロー成形を
行うと、エア逃げ用凹部84によって形成されるエア逃
げ用孔部を通って、プリフォーム22,22とキャビテ
ィ面72,72との間のエアが側方に逃げ出すと、プリ
フォーム22の搬入側(図1手前側、図2右側)のエア
逃げ用凹部84により形成させるエア逃げ用孔部からエ
アが直接、待機中のプリフォーム22の片側面に当たっ
て、その片側面を冷却することとなり、このようなプリ
フォーム22をブロー成形すると、冷却された片側面の
部分のみが厚肉になって偏肉状態となり、成形不良を引
き起こすこととなる。
【0045】そこで、本実施例においては、一方ブロー
キャビティ金型52のプリフォーム22の搬入側側面8
2に、ブローキャビティ金型52,52内から逃げ出す
エアを待機中のプリフォーム22に対して遮蔽し、エア
の方向を変える遮蔽部材88を設けることにより、待機
中のプリフォーム22にブロー成形時のエアが直接当た
るのを防止することで、成形不良を防止するようにして
いる。
【0046】この遮蔽部材88は、ブローキャビティ金
型52,52の型締め状態で、エア逃げ用凹部84によ
って形成されるエア逃げ用孔部の形成されている範囲全
体にわたって延びる板状部材で形成されたもので、前記
エア逃げ用孔部に対しエア逃げ用の間隔Sを残してブロ
ーキャビティ金型52の側面82に配設されるようにな
っている。
【0047】また、遮蔽部材88は、型締め状態でエア
逃げ用凹部84によって形成されるエア逃げ用孔部より
大きく形成され、かつ、プリフォーム22の長さlの範
囲全体にわたって遮蔽する長さに形成されている。
【0048】このように、遮蔽部材88を一方のブロー
キャビティ金型52のプリフォーム22搬入側の側面8
2に取付けることにより、ブローキャビティ金型52,
52の開閉に伴って遮蔽部材88も移動することとな
り、プリフォーム22の搬入時にはブローキャビティ金
型52,52の型開き状態に伴って遮蔽部材88がプリ
フォーム22の搬入位置から退避することとなるため、
プリフォーム22の搬入に際して邪魔になるようなこと
はない。
【0049】また、ブローキャビティ金型52,52の
型締め時には、遮蔽部材88が、エア逃げ用凹部84に
よって形成されるエア逃げ用孔部の形成されている範囲
ほぼ全体にわたって覆うが、このエア逃げ用孔部に対し
エア逃げ用の間隔Sを残して配設されるため、この間隔
Sよりスムーズにエア抜きを行うことができる。
【0050】さらに、遮蔽部材88は、前記エア逃げ用
孔部より大きく、プリフォーム22の長さlの範囲全体
にわたって遮蔽する長さに形成されているため、エア逃
げ用孔部を通ったエアがプリフォーム22の長さlの範
囲全体にわたって遮蔽され、確実にエアの方向が変えら
れることとなり、待機中のプリフォーム22にエア逃げ
用孔部を通ったエアが当たるのが確実に防止されること
となり、その結果、ブロー成形時のエア逃げによって待
機中のプリフォーム22が冷却されることがなく、良好
なブロー成形状態が得られることとなる。
【0051】製品取出部18は、ブロー成形部16でブ
ロー成形された製品90を取り出すもので、プリフォー
ム供給部12の横に配置されている。この製品取出部1
8では、プリフォーム供給部12と同様に一対のチャッ
ク機構92が配設され、チャック機構92により搬送部
材28を介して搬送されてきた倒立状態の製品90のネ
ック部38を把持し、チャック機構92の反転動作によ
り製品90のネック部38を上にした正立状態で取り出
しコンベア94上に供給するようになっている。
【0052】図4には、本発明の他の実施例に係るブロ
ー成形装置におけるブローキャビティ金型のパーティン
グ面の状態を示す。
【0053】この実施例では、1個のキャビティ面72
を有する割型からなるブローキャビティ金型94が示さ
れ、このブローキャビティ金型94は、そのパーティン
グ面96に、キャビティ面72からブローキャビティ金
型94の側面98,98に向かってエア逃げ用凹部10
0,102がその上下方向において適宜間隔で複数(本
実施例においては4箇所)延設され、プリフォーム22
搬入側のエア逃げ用凹部102はプリフォーム搬入側の
側面98に対し非連通状態とされている。
【0054】また、プリフォーム22搬入側の側面98
付近におけるパーティング面96には、ブローキャビテ
ィ金型94の上面104に連通する凹部106が上下方
向に形成されており、プリフォーム22の搬入側のエア
逃げ用凹部102は、それぞれプリフォーム22搬入側
の側面98の手前で上下方向の凹部106と連絡し、エ
ア逃げ用凹部102を通ったエアが上下方向の凹部10
6を介してブローキャビティ金型94の上面104側に
導かれるようにすることで、待機中のプリフォームに対
して直接エアが当たらないような方向転換機構を構成す
るようにしている。
【0055】本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施
が可能である。
【0056】例えば、前記各実施例においては、ブロー
キャビティ金型の側方位置でプリフォームを待機させて
いる例について説明したが、この例に限らず、熱処理さ
れた一次ブロー成形品をブローキャビティ金型の側方位
置で待機させておく場合にも適用でき、さらにはブロー
キャビティ金型の側方位置にエアによって影響を受けや
すいものを設置しているような場合についても適用する
ことができる。
【0057】また、図1〜図3の実施例においては、遮
蔽部材を板状部材で構成しているが、この例に限らず、
ブローキャビティ金型あるいはブローキャビティ金型固
定板の一部を突出させて遮蔽部材を構成することも可能
である。
【0058】さらに、図4の実施例においては、上下方
向凹部をブローキャビティ金型の上面にのみ連通させた
場合について説明したが、この例に限らずブローキャビ
ティ金型の下面に連通させ、あるいは上下両面に連通さ
せるようにすることも可能である。
【0059】そして更に、前記各実施例においては、ブ
ローキャビティ金型の一方の側面のみに方向転換機構を
設けているが、この例に限らず、両方の側面に設けるこ
とも可能である。
【0060】また、方向転換機構としては、前記各実施
例における遮蔽部材や上下方向の凹部に限らず、エアの
方向を変えることができるものであれば種々の方向転換
機構を採用することも可能である。
【0061】
【発明の効果】第1の発明によれば、ブローキャビティ
金型の少なくとも一方の側面に型締め状態でエア逃げ用
凹部によって形成されるエア逃げ用孔部より大きな遮蔽
部材を設けることにより、簡単な構成で、エア逃げ用孔
部を通ったエアの方向を確実に変えることができ、前記
一方の側面の側方位置にあるものに対して直接エアが当
たるのを防止でき、エアによる影響を無くすことができ
るという効果がある。
【0062】
【0063】
【0064】また、遮蔽部材をエア逃げ用孔部に対しエ
ア逃げ用の間隔を残して配設しているため、遮蔽部材の
存在にも拘わらず、エア逃げ用孔部から確実にブロー成
形時のブローキャビティ金型内のエアを外部に逃がすこ
とができるという効果がある。
【0065】第の発明によれば、遮蔽部材をブロー成
形温度に調整されたプリフォームの搬入側に設けること
により、ブローキャビティ金型の側方位置で待機してい
るプリフォームに対し、ブロー成形時におけるエア逃げ
用孔部を通ったエアが直接当たるのを防止することがで
きるという効果がある。
【0066】その結果、エア逃げ用孔部を通ったエアが
待機中のブロー成形温度に調整されたプリフォームの片
側面のみに当たり、そのエアの当たった片側面が冷却さ
れて、このプリフォームをブロー成形した際にエアの当
たった片側面が厚肉になって偏肉状態となり、成形不良
を引き起こすのを確実に防止することができるという効
果がある。
【0067】第の発明によれば、遮蔽部材をプリフォ
ームの長さ範囲全体にわたって遮蔽する長さに形成する
ことにより、プリフォームの長さ範囲全体に対してブロ
ー成形時のエア逃げ用孔部を通ったエアが当たるのを防
止することができ、このエアによる成形不良等の発生を
確実に防止することができるという効果がある。
【0068】第の発明によれば、遮蔽部材をエア逃げ
用孔部の形成されている範囲全体にわたって延びる板状
部材で形成することにより、遮蔽部材を単純な構成で、
安価に形成することができ、しかも、エア逃げ用孔部の
形成されている範囲全体に対しエアの遮蔽を行うことが
でき、エアによる影響を確実に防止することができると
いう効果がある。
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるブロー成形装置にお
けるブロー成形部の状態を示す正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】本実施例のブロー成形装置の全体の構成を示す
平面図である。
【図4】本発明の他の実施例にかかるブローキャビティ
金型のパーティング面の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
52,94 ブローキャビティ金型 54 ブロー型締め機構 72 キャビティ面 80,96 パーティング面 82,98 側面 84,86,100,102 エア逃げ用凹部 88 遮蔽部材 90 製品 104 上面 106 凹部 S 遮蔽部材とエア逃げ用孔部との間隔 l プリフォームの長さ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 49/00 - 49/80 B29C 33/00 - 33/76 B29C 39/26 - 39/36 B29C 41/38 - 41/44 B29C 43/36 - 43/42 B29C 43/50 B29C 45/26 - 45/44 B29C 45/64 - 45/68 B29C 45/73 B29C 51/31 - 51/40 B29C 51/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形品の外形状に形成されたキャ
    ビティ面を有する割型のブローキャビティ金型と、 前記ブローキャビティ金型を開閉及び型締めする型締め
    機構とを備えるブロー成形装置において、 前記ブローキャビティ金型は、パーティング面に前記キ
    ャビティ面からブローキャビティ金型側面に向かってエ
    ア逃げ用凹部が延設され、 前記ブローキャビティ金型の少なくとも一方の側面に、
    型締め状態で前記凹部によって形成されるエア逃げ用孔
    部より大きな遮蔽部材を設け、 前記遮蔽部材は、前記エア逃げ用孔部に対しエア逃げ用
    の間隔を残して配設されることを特徴とするブロー成形
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項において、 前記遮蔽部材は、ブロー成形温度に調整されたプリフォ
    ームの搬入側に設けられていることを特徴とするブロー
    成形装置。
  3. 【請求項3】 請求項において、 前記遮蔽部材は、前記プリフォームの長さ範囲全体にわ
    たって遮蔽する長さに形成されていることを特徴とする
    ブロー成形装置。
  4. 【請求項4】 請求項において、 前記遮蔽部材は、前記エア逃げ用孔部の形成されている
    範囲全体にわたって延びる板状部材であることを特徴と
    するブロー成形装置。
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