JP3510782B2 - 動画像記録方法、再生方法、編集方法および装置 - Google Patents

動画像記録方法、再生方法、編集方法および装置

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JP3510782B2 JP06107098A JP6107098A JP3510782B2 JP 3510782 B2 JP3510782 B2 JP 3510782B2 JP 06107098 A JP06107098 A JP 06107098A JP 6107098 A JP6107098 A JP 6107098A JP 3510782 B2 JP3510782 B2 JP 3510782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化されたビデ
オデータおよび符号化されたオーディオデータを多重化
した多重化データが記録される書き換え可能なディスク
メディアおよび前記多重化データが記憶される半導体メ
モリを用いた動画像記録再生編集方法および装置に関
し、高速再生、高速逆転再生等の特殊再生が可能で、ビ
デオ符号化データおよびオーディオ符号化データを書き
換えることなく再生順序の指定および部分的な再生を実
行することが可能な動画像記録方法、再生方法、編集方
法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオデータは、データレートが非常に
高いため、データを加工することなく磁気ディスク、光
ディスク、光磁気ディスク等のディスク媒体または半導
体メモリに記録するのは困難である。
【0003】そのため、ビデオデータやオーディオデー
タを高能率に符号化することにより、視覚的、聴覚的に
劣化することなくデータレートをディスク媒体に記録可
能なレートまで下げる方法が用いられている。
【0004】高能率符号化方式の例として、MPEG
(Moving Picture Experts Group:エムペグ)方式があ
る。
【0005】図14は、MPEG方式により動画像を圧
縮する例を示したものである。
【0006】同図において、複数の平行四辺形は、動画
を構成するフレームを表している。
【0007】図14(a)の動画像をMPEGで圧縮す
る過程を同図(b)、(c)に示す。
【0008】MPEGでは、12ビデオフレームや15
ビデオフレームといった数枚のフレームをまとめてGO
P(Group Of Pictures)と呼ぶ。
【0009】図14(b)において、GOP130中の
ビデオフレームはIフレーム、Pフレーム、Bフレーム
に分類される。
【0010】Iフレームはフレーム内符号化されたこと
を示し、PフレームはIフレームから前方向の予測符号
化、またはPフレームから前方向の予測符号化されたこ
とを示す。
【0011】BフレームはIフレームとPフレームの間
もしくはPフレーム間にあり、IフレームやPフレーム
の両方向から予測符号化される。
【0012】例として、Pフレーム131、Bフレーム
132における予測の方向を矢印で示す。
【0013】MPEGでは、図14(b)のフレーム順
序を同図(c)のように入れ換えて、ビデオ符号化デー
タを作成する。
【0014】PフレームやBフレームはIフレームもし
くはIフレームから予測符号化されたビデオフレームか
ら予測符号化するため、GOP内の全てのビデオフレー
ムを復号するには、まずIフレームから復号する必要が
ある。
【0015】すなわち、ランダムアクセスなどで、録画
した動画像の途中から再生する場合には、Iフレームか
ら復号する必要がある。
【0016】また、Pフレームは前方向からの予測なの
で、両方向から予測されるBフレームよりも比較的容易
に復号することができる。
【0017】MPEGにより圧縮されたビデオデータの
符号量は、短時間では時間に比例しない。
【0018】そのため、各フレームのビデオ符号化デー
タ量も一定にならず、各フレームの符号化データの記録
位置は一意的に定まらない。
【0019】また、MPEGでは圧縮したビデオ符号化
データとオーディオ符号化をパケットと呼ばれる単位に
分割し、それらを多重化して多重化データを作成する。
【0020】以下の説明では、録画または撮影を開始し
てから終了するまでの多重化データをビデオシーケンス
と呼ぶことにする。
【0021】MPEGで圧縮されたビデオシーケンスを
高速再生する方法の1つに、通常再生で表示されるビデ
オフレームの中からいくつかのフレームを抜きだし、そ
れらのフレームのみ表示する手法がある。
【0022】ディスクおよび半導体メモリは、その特徴
である高速なランダムアクセスを行うことにより、不連
続な領域に記録されているデータを連続したデータのよ
うに再生することができる。
【0023】しかし、MPEGで圧縮されたビデオシー
ケンスはフレーム毎の符号量が一定ではなくフレームの
開始位置がわからないため、高速再生で表示するフレー
ムデータのみを次々に読み込むことは困難である。
【0024】高能率に符号化された符号化データを用い
て高速再生および編集作業を実現する従来技術に、特開
平8−45249号公報記載の方法があり、ディスクに
記録されたフレームデータの開始位置、終了位置を物理
セクタの値を用いて管理することが述べられている。
【0025】図20は、従来例を示したものである。
【0026】同図(b)はディスクの内容およびセクタ
データの区切り位置を示しており、例として2つのビデ
オシーケンス(ビデオシーケンス1、ビデオシーケンス
2)が示されている。
【0027】ビデオシーケンスの先頭物理セクタ、終了
物理セクタおよびIフレーム、Pフレームの先頭物理セ
クタ、終了物理セクタは、同図(a)のテーブルで管理
される。
【0028】キーフレームとはIフレームおよびPフレ
ームを示し、キーフレームテーブルはIフレーム、Pフ
レームの先頭が記録される物理セクタを示す「キー開始
セクタ207」、後端が記録される物理セクタを示す
「キー終了セクタ208」、およびIフレーム、Pフレ
ームを区別するための「I、Pフラグ209」、次に表
示されるフレームへのポインタ(「次のフレームアドレ
ス206」)を管理する。
【0029】領域テーブルは、ビデオシーケンスが使用
する領域の最初の物理セクタを示す「開始セクタ番号2
03」、ビデオシーケンスが使用する領域の最後の物理
セクタを示す「終了セクタ番号204」、領域に記録さ
れている先頭のフレームを管理するキーフレームテーブ
ルの行へのポインタ(「開始フレームアドレス20
5」)を管理しており、1つのビデオシーケンスが連続
するセクタに保存できない時は連続した領域毎に「開始
セクタ番号」、「終了セクタ番号」、「開始フレームア
ドレス」を有し、それらの領域のつながりは、「次の領
域アドレス202」で管理される。
【0030】シーケンステーブルは、次に再生するビデ
オシーケンスへのポインタ(「次のシーケンスアドレス
200」)およびそのビデオシーケンスに対応する領域
テーブルの行へのポインタ(「領域テーブルアドレス2
01」)を有し、複数のビデオシーケンスの再生順番が
管理される。
【0031】各テーブルの全ての行には使用未使用を表
すフラグが用意される。
【0032】例として、同図(b)に示されたビデオシ
ーケンス1、2をディスクに記録する場合の管理情報に
ついて説明する。
【0033】図中のIフレームにおいて、セクタ216
の物理セクタ値、セクタ217の物理セクタ値は、キー
フレームテーブルの未使用の行の「キー開始セクタ」、
「キー終了セクタ」に格納され、I、PフラグがIに設
定される。
【0034】同様にして、Pフレームではセクタ218
の物理セクタ値、セクタ219の物理セクタ値がキーフ
レームテーブルの前記と異なる未使用の行の「キー開始
セクタ」、「キー終了セクタ」となり、I、Pフラグが
Pに設定される。
【0035】キーフレームのつながりは「次のフレーム
アドレス」で管理される。
【0036】ビデオシーケンス1に対して領域1の開
始、終了を示すセクタ212の物理セクタ値、セクタ2
13の物理セクタ値は領域テーブルの未使用の行の「開
始セクタ番号」、「終了セクタ番号」となり、領域1の
先頭のキーフレームテーブルの行へのポインタが「開始
フレームアドレス」で管理される。
【0037】ビデオシーケンス1の領域2の開始セク
タ、終了セクタの物理セクタ値は領域テーブルの前記と
異なる未使用の行の「開始セクタ番号」、「終了セクタ
番号」となり、2つの領域のつながりは、「次の領域ア
ドレス」で管理される。
【0038】ビデオシーケンス1、ビデオシーケンス2
の順番は、シーケンステーブルの「次のシーケンスアド
レス」で管理され、それぞれのビデオシーケンスに対応
する領域テーブルの行へのポインタが「領域テーブルア
ドレス」で管理される。
【0039】各テーブルにおいて、使用した行の使用、
未使用フラグは使用に変更される。
【0040】上記のテーブルは、図示されていないディ
スクの特定のTOC領域に記録されており、ディスクを
挿入する時などに装置内のメモリに取り込まれ、ディス
クを取り出す時などにメモリに記憶されているテーブル
がディスクのTOC領域に記録される。
【0041】上記従来例における高速再生について述べ
る。
【0042】高速再生は、ディスクに記録されたビデオ
シーケンスの中からいくつかのフレームデータを読み込
み、復号して得られたフレームデータを順次画面表示す
ることにより行われる。
【0043】具体的には、再生装置のメモリに蓄えられ
ているキーフレームテーブルの「キー開始セクタ」、
「キー終了セクタ」を参照し、IフレームおよびPフレ
ームを構成するデータが記録されているディスクの位置
を求め、ディスクからIフレームおよびPフレームのデ
ータを取り込み、そのデータを復号して画像を画面に表
示する。
【0044】そして、キーフレームテーブルの「次のフ
レームアドレス」を参照して、次に表示するIフレー
ム、Pフレームの開始物理セクタの値、終了物理セクタ
の値が記憶されているメモリのアドレスを取得し、上記
の動作を繰り返すことにより高速再生が実現される。
【0045】高速再生では、Iフレーム、Pフレームに
比較して画像の復号化が困難なBフレームの符号化デー
タは、読み飛ばされる。
【0046】上記従来例におけるビデオシーケンスの編
集動作について述べる。
【0047】ビデオシーケンスの再生順番の変更は、ビ
デオシーケンスを管理しているシーケンステーブルの各
行に対して、「次のシーケンスアドレス」の値を次に再
生したいビデオシーケンスを管理しているシーケンステ
ーブルの行に対応するメモリのアドレス値に変更するこ
とにより行われる。
【0048】これにより、複数のビデオシーケンスを任
意の順番で再生することができる。
【0049】また、ビデオシーケンスの削除は、対象と
するビデオシーケンスを管理しているシーケンステーブ
ル、領域テーブル、キーフレームテーブルの各行の「使
用、未使用フラグ」を未使用にし、削除するビデオシー
ケンスの前のビデオシーケンスの「次のシーケンスアド
レス」を削除するビデオシーケンスの「次のシーケンス
アドレス」の値に変更することにより行われる。
【0050】ビデオシーケンスの一部を削除してシーン
の長さを短くする場合は、領域テーブルの「開始セクタ
番号」、「終了セクタ番号」のいずれか、または両方を
変更してビデオシーケンスのデータ量を小さくし、「開
始セクタ番号」を変更した場合は「開始フレームアドレ
ス」を変更後の領域の先頭のキーフレームを管理してい
るキーフレームテーブルのアドレスに変更する。
【0051】そして、設定した「開始セクタ番号」、
「終了セクタ番号」の範囲外に記録されているデータで
構成されるフレームを管理しているキーフレームテーブ
ルの行の使用、未使用フラグを未使用に変更することに
よりビデオシーケンスの一部削除が行える。
【0052】
【発明が解決しようとする課題】正方向の高速再生の動
作を図15を参照しながら説明する。
【0053】高速再生は、GOP140を構成するビデ
オシーケンスの一部をディスク、または半導体メモリか
ら読み込みIフレーム143、Pフレーム144、Pフ
レーム145を順番に再生し、再生装置の図示しないピ
ックアップをシーク、または半導体メモリの読み込みア
ドレスを変更して、数個先のGOP141の符号化デー
タの一部を読み込みI、P、Pフレームを順番に再生す
ることを繰り返すことにより行われる。
【0054】このとき、読み込まれる符号化データは、
IBBPBBPとなりIフレームの先頭から読み込みを
開始し、2枚目のPフレームを構成するデータの終りで
読み込みを終了する。(図15では、2枚目のPフレー
ムで読み込みを終了する例を示しているが、Pフレーム
の表示枚数を2枚に限定するものではない。また、Iフ
レームのみ表示することも考えられる。) 読み込まれたBフレームは、Iフレーム、Pフレームと
比較し復号化が困難なため、再生を行わない。
【0055】再生するビデオフレームはIフレーム、P
フレームのみであるが、Bフレームの符号量はIフレー
ム、Pフレームに比べて小さいので、Iフレーム、Pフ
レームのみの符号化データのみを読みだすよりも全フレ
ームを連続して読みだして不用なBフレームの符号化デ
ータを再生せずに捨てる方が都合が良い。
【0056】上記の高速再生を実現するためには、GO
Pの開始位置、Iフレームの終了位置、Pフレームの終
了位置を管理すればよいが、従来例では全てのIフレー
ム、Pフレームの開始物理セクタ、終了物理セクタの値
を管理するため、テーブルを記憶する大きな容量のメモ
リが必要になる。
【0057】例えば、30フレーム/秒、Iフレーム+
Pフレーム対Bフレームの比を1対2としたときに、1
時間のビデオシーケンスでは36000フレームを管理
する必要があり、アドレス情報14ビット、セクタ情報
32ビットとすると約4Mビットのメモリが必要にな
る。
【0058】また、従来例では、キーフレームテーブル
に示されたポインタ(「次のフレームアドレス」)は、
次に再生するフレームのみ示しているので、逆転方向の
フレームを参照することができず、逆転方向の高速再生
を行うことができないという問題がある。
【0059】更に、テーブルは物理セクタの値を有する
ため、ディスクに記録されたビデオシーケンスを別のデ
ィスクにコピーするときに、同じ物理セクタの位置にコ
ピーしなければコピー先のディスクにおいてテーブルに
示されている物理セクタの値をそのまま用いることがで
きないため、コピー先のディスクで高速再生や編集を行
うことが困難である。
【0060】また、テーブルのポインタ値を変更するこ
とにより一部シーンの削除、再生順序の変更を行った後
に編集前の状態に戻ることができない。
【0061】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、高速
再生のためのフレーム位置を従来例より小さい容量で管
理する方法および装置、記録したビデオシーケンスをフ
レーム位置情報と共に他のディスクまたは半導体メモリ
へ転送したときに転送先のメディアで高速再生を可能と
する方法、ディスクまたは半導体メモリに記録されたビ
デオシーケンスを変更せずに任意のシーンを任意の順番
で再生する編集方法を提供するものである。
【0062】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、少な
くともビデオデータを符号化したビデオ符号化データと
オーディオデータを符号化したオーディオ符号化データ
を含む複数のデータを多重化した多重化データの記録媒
体への記録方法において、複数のフレームを1単位とし
たときに、該1単位毎に該1単位の開始位置、および該
1単位内で1つまたは複数のフレーム内符号化で符号化
されたビデオフレームの終了位置と、1つまたは複数の
前方向フレーム間予測符号化で符号化されたビデオフレ
ームの終了位置を示すフレーム位置情報を有し、該フレ
ーム位置情報は、前記多重化データの先頭からの相対的
なデータ長とし、該フレーム位置情報を、前記多重化デ
ータとは別の領域に記録するようにしたことを要旨とす
る動画像記録方法であり、また、請求項2の発明は、フ
レーム位置情報は、多重化データの先頭からの相対位置
で示される複数のフレームを1単位としたときの該1単
位の開始位置と、フレーム内符号化で符号化されたビデ
オフレームの終了位置と、前方向フレーム間予測符号化
で符号化されたビデオフレームの終了位置と、前記それ
ぞれの位置を判別する識別フラグで構成するようにした
ことを要旨とする請求項1に記載の動画像記録方法であ
り、また、請求項3の発明は、多重化データのフレーム
位置情報にオフセット値を格納する領域を加えて、該多
重化データの先頭を含む部分的なデータの削除をする際
に、該削除したブロック数をオフセット値とするように
したことを要旨とする請求項1、または、請求項2に記
載の動画像記録方法であり、また、請求項4の発明は、
多重化データは、ビデオ符号化データ及びオーディオ符
号化データを分割し、ヘッダを付加したパケットおよ
び、1つまたは複数のパケットをまとめ、ヘッダを付加
したパックで構成され、該パックで構成された多重化デ
ータを、一定長のブロックに分割したときに、複数のフ
レームを1単位とした該1単位の開始位置を、該1単位
の先頭を含むパックの先頭を含むブロックとし、また、
フレーム内符号化で符号化されたビデオフレームの終了
位置を、該フレーム内符号化で符号化されたビデオフレ
ームの終りを含むパケットの終端を含むブロック、また
は、該フレーム内符号化で符号化されたビデオフレーム
の次のビデオフレームの先頭を含むパケットの終端を含
むブロックのいずれかとし、また、前方向フレーム間予
測符号化で符号化されたビデオフレームの終了位置を、
前方向フレーム間予測符号化で符号化されたビデオフ
レームの終りを含むパケットの終端を含むブロック、ま
たは、該前方向フレーム間予測符号化で符号化されたビ
デオフレームの次のビデオフレームの先頭を含むパケッ
トの終端を含むブロックのいずれかとし、ブロックの位
置を多重化データの先頭を構成するブロックからみた相
対的なブロック数とするようにしたことを要旨とする請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の動画像記録方法
であり、また、請求項5の発明は、少なくともビデオデ
ータを符号化したビデオ符号化データとオーディオデー
タを符号化したオーディオ符号化データを含む複数のデ
ータを多重化した多重化データの記録媒体からの再生方
法において、請求項1記載の記録方法により記録媒体に
記録された多重化データを再生する際に、請求項1記載
のフレーム位置情報を参照して、再生に用いるビデオフ
レームを構成するデータを、前記記録媒体から読み込む
ようにしたことを要旨とする動画像再生方法であり、ま
た、請求項6の発明は、フレーム位置情報は、多重化デ
ータの先頭からの相対位置で示される複数のフレームを
1単位としたときの該1単位の開始位置と、フレーム内
符号化で符号化されたビデオフレームの終了位置と、
方向フレーム間予測符号化で符号化されたビデオフレー
ムの終了位置と、前記それぞれの位置を判別する識別フ
ラグで構成するようにしたことを要旨とする請求項5に
記載の動画像再生方法であり、また、請求項7の発明
は、多重化データのフレーム位置情報にオフセット値を
格納する領域を加えて、該多重化データの先頭を含む部
分的なデータの削除をする際に、該削除したブロック数
をオフセット値とするようにしたことを要旨とする請求
項5、または、請求項6に記載の動画像再生方法であ
り、また、請求項8の発明は、多重化データは、ビデオ
符号化データ及びオーディオ符号化データを分割し、ヘ
ッダを付加したパケットおよび、1つまたは複数のパケ
ットをまとめ、ヘッダを付加したパックで構成され、該
パックで構成された多重化データを、一定長のブロック
に分割したときに、複数のフレームを1単位とした該1
単位の開始位置を、該1単位の先頭を含むパックの先頭
を含むブロックとし、また、フレーム内符号化で符号化
されたビデオフレームの終了位置を、該フレーム内符号
で符号化されたビデオフレームの終りを含むパケット
終端を含むブロック、または、該フレーム内符号化
符号化されたビデオフレームの次のビデオフレームの先
頭を含むパケットの終端を含むブロックのいずれかと
し、また、前方向フレーム間予測符号化で符号化された
ビデオフレームの終了位置を、該前方向フレーム間予測
符号化で符号化されたビデオフレームの終りを含むパケ
ットの終端を含むブロック、または、該前方向フレーム
間予測符号化で符号化されたビデオフレームの次のビデ
オフレームの先頭を含むパケットの終端を含むブロック
のいずれかとし、ブロックの位置を多重化データの先頭
を構成するブロックからみた相対的なブロック数とする
ようにしたことを要旨とする請求項5乃至請求項7のい
ずれかに記載の動画像再生方法であり、また、請求項9
の発明は、少なくともビデオデータを符号化したビデオ
符号化データとオーディオデータを符号化したオーディ
オ符号化データを含む複数のデータを多重化した多重化
データの記録媒体への記録装置において、複数のフレー
ムを1単位としたときに、該1単位毎に該1単位の開始
位置、および該1単位内で1つまたは複数のフレーム内
符号化で符号化されたビデオフレームの終了位置と、1
つまたは複数の前方向フレーム間予測符号化で符号化さ
れたビデオフレームの終了位置を示すフレーム位置情報
を得るフレーム位置情報取得手段と、該フレーム位置情
報は、前記多重化データの先頭からの相対的なデータ長
とし、該フレーム位置情報を、前記多重化データとは別
の領域に記録する記録手段とを具備して成る動画像記録
装置であり、また、請求項10の発明は、フレーム位置
情報は、多重化データの先頭からの相対位置で示される
複数のフレームを1単位としたときの該1単位の開始位
置と、フレーム内符号化で符号化されたビデオフレーム
の終了位置と、前方向フレーム間予測符号化で符号化さ
れたビデオフレームの終了位置と、前記それぞれの位置
を判別する識別フラグで構成するようにしたことを特徴
とする請求項9に記載の動画像記録装置であり、また、
請求項11の発明は、多重化データのフレーム位置情報
にオフセット値を格納する領域を加えて、該多重化デー
タの先頭を含む部分的なデータの削除をする際に削除し
たブロック数をオフセット値とするようにしたことを特
徴とする請求項9、または、請求項10に記載の動画像
記録装置であり、また、請求項12の発明は、多重化デ
ータは、ビデオ符号化データ及びオーディオ符号化デー
タを分割し、ヘッダを付加したパケットおよび、1つま
たは複数のパケットをまとめ、ヘッダを付加したパック
で構成され、該パックで構成された多重化データを、一
定長のブロックに分割したときに、複数のフレームを1
単位とした該1単位の開始位置を、該1単位の先頭を含
むパックの先頭を含むブロックとし、また、フレーム内
符号化で符号化されたビデオフレームの終了位置を、該
フレーム内符号化で符号化されたビデオフレームの終り
を含むパケットの終端を含むブロック、または、該フレ
ーム内符号化で符号化されたビデオフレームの次のビデ
オフレームの先頭を含むパケットの終端を含むブロック
のいずれかとし、また、前方向フレーム間予測符号化
符号化されたビデオフレームの終了位置を、該前方向フ
レーム間予測符号化で符号化されたビデオフレームの終
りを含むパケットの終端を含むブロック、または、該
方向フレーム間予測符号化で符号化されたビデオフレー
ムの次のビデオフレームの先頭を含むパケットの終端
含むブロックのいずれかとし、ブロックの位置を多重化
データの先頭を構成するブロックからみた相対的なブロ
ック数とするようにしたことを特徴とする請求項9乃至
請求項11のいずれかに記載の動画像記録装置であり、
また、請求項13の発明は、多重化データの符号量、複
数のフレームを1単位とした該1単位の開始コード、ビ
デオフレームの開始コード、およびビデオフレームの符
号化方式を検出し、フレーム位置情報を算出する算出手
段と、該算出手段で算出されたフレーム位置情報を記憶
するメモリと、フレーム位置情報を記録媒体の物理アド
レスに変換する変換手段とを具備して成る請求項9乃至
請求項12のいずれかに記載の動画像記録装置であり、
また、請求項14の発明は、少なくともビデオデータを
符号化したビデオ符号化データとオーディオデータを符
号化したオーディオ符号化データを含む複数のデータを
多重化した多重化データの記録媒体からの再生装置にお
いて、請求項9記載の記録装置により記録媒体に記録さ
れた多重化データを再生する際に、請求項9記載のフレ
ーム位置情報を参照して、再生に用いるビデオフレーム
を構成するデータを、前記記録媒体から読み込む読み込
み手段を具備して成る動画像再生装置であり、また、請
求項15の発明は、フレーム位置情報は、多重化データ
の先頭からの相対位置で示される複数のフレームを1単
位としたときの該1単位の開始位置と、フレーム内符号
で符号化されたビデオフレームの終了位置と、前方向
フレーム間予測符号化で符号化されたビデオフレームの
終了位置と、前記それぞれの位置を判別する識別フラグ
で構成するようにしたことを特徴とする請求項14記載
の動画像再生装置であり、また、請求項16の発明は、
多重化データのフレーム位置情報にオフセット値を格納
する領域を加えて、該多重化データの先頭を含む部分的
なデータの削除をする際に削除したブロック数をオフセ
ット値とするようにしたことを特徴とする請求項14、
または、請求項15に記載の動画像再生装置であり、ま
た、請求項17の発明は、多重化データは、ビデオ符号
化データ及びオーディオ符号化データを分割し、ヘッダ
を付加したパケットおよび、1つまたは複数のパケット
をまとめ、ヘッダを付加したパックで構成され、該パッ
クで構成された多重化データを、一定長のブロックに分
割したときに、複数のフレームを1単位とした該1単位
の開始位置を、該1単位の先頭を含むパックの先頭を含
むブロックとし、また、フレーム内符号化で符号化され
たビデオフレームの終了位置を、該フレーム内符号化
符号化されたビデオフレームの終りを含むパケットの
を含むブロック、または、該フレーム内符号化で符号
化されたビデオフレームの次のビデオフレームの先頭を
含むパケットの終端を含むブロックのいずれかとし、ま
た、前方向フレーム間予測符号化で符号化されたビデオ
フレームの終了位置を、該前方向フレーム間予測符号化
で符号化されたビデオフレームの終りを含むパケットの
終端を含むブロック、または、該前方向フレーム間予測
符号化で符号化されたビデオフレームの次のビデオフレ
ームの先頭を含むパケットの終端を含むブロックのいず
れかとし、ブロックの位置を多重化データの先頭を構成
するブロックからみた相対的なブロック数とするように
したことを特徴とする請求項14乃至請求項16のいず
れかに記載の動画像再生装置であり、また、請求項18
の発明は、複数のフレームを1単位とした該1単位の開
始コード、ビデオフレームの開始コード、およびビデオ
フレームの符号化方式を検出する検出手段と、フレーム
位置情報を記憶するメモリと、フレーム位置情報を記録
媒体の物理アドレスに変換する変換手段とを具備して成
る、請求項14乃至請求項17のいずれかに記載の動画
像再生装置であり、また、請求項19の発明は、請求項
1乃至請求項4のいずれかに記載の動画像記録方法によ
り記録された多重化データ、及び/または、請求項5乃
至請求項8のいずれかにに記載の動画像再生方法により
再生された多重化データを編集する編集方法において、
フレーム位置情報を用いて、多重化データの再生開始位
置および再生終了位置を指定し、該再生開始位置および
再生終了位置が指定された多重化データの再生モードを
指定するユーザープログラムを備え、多重化データを変
更せずに編集できるようにしたことを要旨とする動画像
編集方法であり、また、請求項20の発明は、請求項9
乃至請求項13のいずれかに記載の動画像記録装置によ
り記録された多重化データ、及び/または、請求項14
乃至請求項18のいずれかに記載の動画像再生装置によ
り再生された多重化データを編集する編集装置におい
て、フレーム位置情報を用いて、多重化データの再生開
始位置および再生終了位置を指定し、該再生開始位置お
よび再生終了位置が指定された多重化データの再生モー
ドを指定するユーザープログラムを備え、多重化データ
を変更せずに編集できることを特徴とする動画像編集装
置である。
【0063】
【発明の実施の形態】図面を参照しながら、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0064】まず、符号化データの記録時の処理につい
て説明する。
【0065】図1は、本発明の実施の形態のディスクを
用いた動画像記録装置のブロック図の一部を示したもの
である。
【0066】同図は、オーディオエンコーダ13、ビデ
オエンコーダ14、ビデオオーディオ多重化部12、検
出部a11、メモリ16、TOC管理部19、変換部a
20、制御部15、ECC10、ピックアップ18、デ
ィスク17で構成されている。
【0067】本実施の形態で用いるディスクの構造につ
いて説明する。
【0068】図16は、本発明に用いるディスクのセク
タの区切りとセクタ内のデータを横方向に示した図であ
り、ディスクはTOC領域151とファイルデータ領域
152とに分けられている。
【0069】一例として、ファイルデータ領域にVSS
#1、VSS#2という名前のファイルのデータが記録
された場合を示す。
【0070】ここで、VSSとは (Video Sequence Se
t)の略とし、複数のビデオシーケンスのそれぞれをVS
S番号で区別するために用いることとする。
【0071】また、物理セクタの中で、データを書き込
むことができるセクタを論理ブロックとし、その論理ブ
ロックのみ図に示した。
【0072】論理ブロックと物理セクタの対応は、本実
施の形態では記述していないファイルシステムで管理さ
れており、本実施の形態では論理ブロックを対象とす
る。
【0073】TOC領域151は、ディスクを管理する
ためのデータで構成されており、ファイル名、ファイル
のデータ容量、ファイルの開始論理ブロック番号、ファ
イルが複数の連続セクタに存在する場合にそれらの領域
のつながりを示すリンク情報、ディスク全体の論理ブロ
ックの空き情報を示したテーブルなどが記録される。
【0074】図17は、論理ブロックの空き情報の管理
テーブルを示した図であり、このテーブルを参照するこ
とにより、ディスクの空き領域を検出してビデオシーケ
ンスやその他のファイルをディスクに記録することがで
きる。
【0075】ビデオシーケンスをディスクに記録すると
きに連続した領域が確保できない場合、記録装置のピッ
クアップのシーク時間がディスクの書き込みに影響しな
いようにするため、複数の領域のそれぞれがある一定数
以上の連続した論理ブロックになるように記録される。
【0076】図1のブロック図において、オーディオエ
ンコーダ13、ビデオエンコーダ14により圧縮された
オーディオ符号化データ、ビデオ符号化データは、ビデ
オオーディオ多重化部12でパケット化され、ヘッダ等
の情報が付加され多重化される。
【0077】ここで、実際にはオーディオエンコーダ1
3、ビデオエンコーダ14に入力される圧縮前のオーデ
ィオデータ、ビデオデータが存在するが、これらのデー
タおよび発生経路は省略する。
【0078】検出部a11は、ビデオオーディオ多重化
部12から出力されたビデオシーケンスを一定データ長
毎にカウントし、送られてくるビデオシーケンスの中の
シーケンスヘッダコード、ピクチャスタートコード、ピ
クチャタイプを検出し、これらの情報からGOPの開始
位置、Iフレームの終了位置、Pフレームの終了位置を
後に説明する図7のフローチャートに従って求め、メモ
リ16にフレーム位置情報を転送する。
【0079】ここで、シーケンスヘッダコードは画像サ
イズ、画像レートなど同じ属性を持つフレーム情報の開
始コード、ピクチャスタートコードはピクチャ(フレー
ム)の開始コード、ピクチャタイプは符号化方式(I、
P、B)を表したものであり、これらはMPEGで規格
化されているものである。
【0080】検出部a11を通過したビデオシーケンス
は、ECC10によりエラー訂正のための処理が行わ
れ、ディスクに記録される。
【0081】メモリ16に記憶されたフレーム位置情報
は、ビデオ、オーディオデータの符号化を終了しビデオ
シーケンスをディスク17に記録した後に、フレーム位
置情報ファイルとしてディスクに記録される。
【0082】フレーム位置情報ファイルの内容は後で述
べる。
【0083】符号化データの記録時には、ファイル名、
ファイルサイズ、開始論理ブロック番号、連続した領域
に記録されていない場合のリンク情報、論理ブロックの
空き情報の管理テーブルがディスクのTOC領域に作成
され、VSSファイルおよび対応するフレーム位置情報
ファイルをファイルシステム上に構成する。
【0084】TOC領域に必要な情報はTOC管理部1
9で管理されており、動画像を記録する前にディスク1
7からTOC情報が読み込まれる。
【0085】変換部a20は、TOC管理部19で管理
される論理ブロック番号を物理セクタ値に変換して制御
部15に送る。
【0086】上記実施の形態において、ビデオエンコー
ダ14から圧縮したビデオフレームのピクチャタイプの
情報が得られる場合、検出部a11はピクチャタイプを
検出する機能を省いても構わない。
【0087】また、メモリ16に記憶されたフレーム位
置情報データおよびTOC管理部19で管理されている
TOC情報をディスク17に記録するタイミングは、符
号化データをディスクに記録した後に限定するものでは
なく、記録装置の電源が切られる直前、またはディスク
が取り出される直前などでも構わない。
【0088】図1の検出部a11の動作を示した図7の
フローチャートについて説明する。
【0089】検出部a11は、ビデオオーディオ多重化
部12から送られてくるビデオシーケンスに対し、一定
のデータ長をブロックとしてブロック数をカウントしな
がら図7の検出動作を常に行う。
【0090】ステップS90ではPTCおよびPSCの
初期値を設定する。
【0091】PTC、PSCは、それぞれIまたはPの
ピクチャタイプコード、IフレームまたはPフレームの
次のピクチャスタートコードを検出したときに1となる
変数である。
【0092】ステップS91、S92では、パック開始
コードを検出したときに、そのパック開始コードの先頭
が含まれているブロックの番号をBLOCKとする。
【0093】ステップS93、S94、S95では、パ
ケット開始コードの検出かつPSC=1のときにIフレ
ームまたはPフレームのデータの終了位置を検出したと
して、パケット開始コードの直前のデータが含まれてい
るブロックの番号とOLD_PIC_TYPEを図1の
メモリ16に転送し、PTC、PSCを0に戻す。
【0094】ここで、OLD_PIC_TYPEは1フ
レーム前のピクチャタイプを保持する変数であり、この
あとのステップで設定される。
【0095】ステップS96、S97では、シーケンス
ヘッダを検出したときにステップS92で求めたBLO
CKをGOPスタート位置として図1のメモリ16に転
送する。
【0096】ステップS98、S99、S100では、
ピクチャスタートコードの検出を行い、PTC=1とな
っているときPSC=1とする。
【0097】ステップS101、S102、S103で
は、ピクチャタイプコードを検出し、かつIまたはPの
場合にPTC=1にして、検出したピクチャタイプをP
IC_TYPEに格納する。
【0098】上記の処理は、ステップS104でビデオ
シーケンスの終了が検出されるまで繰り返される。
【0099】以上の処理を行うことにより、GOPの開
始位置、I、Pフレームの終了位置を検出し、求めたブ
ロック番号を図1のメモリ16に転送している。
【0100】上記のフローチャート処理では、Iフレー
ム、Pフレームの終了位置をIフレーム、Pフレームの
次のビデオフレームの先頭を含むパケットの終りを含む
ブロックとして検出している。
【0101】Iフレーム、Pフレームの終了位置は、こ
れに限定するものではなく、Iフレーム、Pフレームの
終りを含むパケットの終りを含むブロックとしても構わ
ない。
【0102】また、フローチャートでは、I、Pフレー
ムの終了位置を全て検出しているが、全てを管理せず
に、GOPの先頭から2つめのPフレームまでというよ
うに制限することにより、より小さいメモリ容量による
管理を行うこともできる。
【0103】本実施の形態では、GOPの先頭に必ずシ
ーケンスヘッダを配置することとする。
【0104】以下にその理由を説明する。
【0105】編集によりビデオシーケンスの中の一部を
再生、またはビデオシーケンスの先頭を含む一部を消去
する時、シーケンスヘッダをビデオシーケンスの先頭に
のみ記録するとビデオシーケンスの途中から再生したと
きにシーケンスヘッダを読み込むことができず、正常な
再生画面を得られない。
【0106】そこで、本実施の形態ではシーケンスヘッ
ダをビデオシーケンスの中の各GOPデータの先頭に配
置することにより、ビデオシーケンスの途中のGOPか
らの再生を可能にする。
【0107】また、ビデオ、オーディオ多重化部におい
て、パディングパケット、スタッフィングバイトなどM
PEG方式で規格化されているビデオシーケンスの長さ
を調整するための意味のないデータを発生させることに
より、GOPの先頭がブロックの中のデータの先頭部分
に配置されるようにして、ビデオシーケンスの中の一部
のGOPの削除をブロック単位の削除で行えるようにす
る。
【0108】ビデオシーケンスと図1のメモリ16の内
容との対応関係を図3に示す。
【0109】ビデオシーケンスにはオーディオ符号化デ
ータが含まれるが、オーディオデータはビデオデータに
比べてデータ量が少ないためオーディオデータを省略し
て図示した。
【0110】テーブル31、32は、GOP毎にGOP
開始位置、Iフレーム終了位置、Pフレーム終了位置の
情報を有し、位置とはビデオシーケンスの先頭から数え
た相対的なブロック番号を意味する。
【0111】このテーブルは、1つのビデオシーケンス
に対して1つ作成され、フレーム位置情報ファイル(V
SS_ADR)と呼ぶことにする。
【0112】また、複数のビデオシーケンスと対応する
フレーム位置情報ファイルを区別するために、VSSフ
ァイル、VSS_ADRファイルの名前には重複しない
番号が与えられるものとする。
【0113】例えば、番号1のVSSファイルの名前は
VSS#1となり、VSS#1に対応するフレーム位置
情報ファイルはVSS#1_ADRとなる。
【0114】図3のテーブルには、GOP毎に2枚のP
フレームの終了位置を管理することが示されているが、
管理するPフレームの終了位置の枚数は限定されるもの
ではなく、任意の枚数で構わない。
【0115】ディスクから読み込むデータの単位はセク
タであるので、上記ブロックの長さがディスクのセクタ
データ長に等しいとき、効率的なディスクアクセスが実
現できる。
【0116】また、ブロック番号を表現するビット数を
少なくして、フレーム位置情報のデータ量を小さくする
ためにブロックの長さをディスクのセクタデータ長の整
数倍にしてもよい。
【0117】以下の説明では、ブロックの長さをセクタ
のデータ長に等しいものとする。
【0118】次に、通常再生時の処理について説明す
る。
【0119】図2は、通常再生および高速再生のための
動画像再生装置のブロック図の一部を示したものであ
る。
【0120】同図は、オーディオデコーダ21、ビデオ
デコーダ22、検出部b23、ビデオオーディオ分離部
25、メモリ16、TOC管理部19、変換部a20、
変換部b24、制御部15、ECC10、ピックアップ
18、ディスク17で構成されている。
【0121】VSSファイルの再生が指示されると、V
SSファイルの番号に対応したTOC情報およびフレー
ム位置情報ファイル(VSS_ADR)がTOC管理部
19およびメモリ16にそれぞれ読み込まれる。
【0122】再生装置は、現在再生中のGOPとメモリ
16に記憶されているフレーム位置情報の対応関係を管
理するための図示しないメモリを有し、このメモリは現
在再生中のGOPと同じGOPの開始位置を管理してい
るフレーム位置情報のアドレス値を示すポインタを持つ
ものとする。
【0123】通常再生中は、GOP開始位置を検出部b
23で監視し、シーケンスヘッダを検出した時に、前記
メモリの値をフレーム位置情報ファイルの対応するGO
P開始位置のアドレスの値に更新する。
【0124】このように、再生中のビデオシーケンスに
おいて現在のGOPの開始位置を常に管理することによ
り、通常再生から特殊再生に切り替わった時にフレーム
位置情報ファイルを参照することで前後のGOPの符号
化データをディスクから素早く読み込むことができる。
【0125】上記実施の形態の通常再生の処理におい
て、TOC情報およびフレーム位置情報ファイル(VS
S_ADR)をディスクから読み込むタイミングは、ビ
デオシーケンス(VSS)を読み込む直前に限定するも
のではなく、ディスクを挿入した時点でTOC情報、フ
レーム位置情報ファイルのデータを一括して読み込む構
成にしても構わない。
【0126】次に、本実施の形態における高速再生の処
理を図15を参照しながら説明する。
【0127】高速再生は、GOP140を構成するビデ
オシーケンスの一部をディスク、または半導体メモリか
ら読み込みIフレーム143、Pフレーム144、Pフ
レーム145を順番に再生し、再生装置の図示しないピ
ックアップをシーク、または半導体メモリの読み込みア
ドレスを変更して、数個先のGOP141の符号化デー
タの一部を読み込みI、P、Pフレームを順番に再生す
ることを繰り返すことにより行われる。
【0128】このとき、読み込まれる符号化データは、
IBBPBBPとなりIフレームの先頭から読み込みを
開始し、2枚目のPフレームを構成するデータの終りで
読み込みを終了する。(図15では、2枚目のPフレー
ムで読み込みを終了する例を示しているが、Pフレーム
の表示枚数を2枚に限定するものではない。また、Iフ
レームのみ表示することも考えられる。)読み込まれた
Bフレームは、Iフレーム、Pフレームと比較し復号化
が困難なため、再生を行わない。
【0129】再生するビデオフレームはIフレーム、P
フレームのみであるが、Bフレームの符号量はIフレー
ム、Pフレームに比べて小さいので、Iフレーム、Pフ
レームのみの符号化データのみを読みだすよりも全フレ
ームを連続して読みだして不用なBフレームの符号化デ
ータを再生せずに捨てる方が都合が良い。
【0130】上記において、逆転方向の高速再生の場
合、復号したI、P、Pフレームは、P、P、Iフレー
ムのように逆の順番で表示され、符号化データを読み込
んだ後は、逆方向にシークを行い数GOP過去の符号化
データを読み込む動作を繰り返す。
【0131】上記の高速再生を実現するためのフローチ
ャートを図8に示し説明する。
【0132】ステップS110では、高速再生の速度、
方向によって、ジャンプの大きさ、GOP毎の表示フレ
ーム数、正逆方向の初期値を設定する。
【0133】lengthは位置情報ファイルの大きさ
を示し、adrはフレーム位置情報テーブルにおける現
在注目しているGOPの開始位置を管理しているアドレ
スの値を示す。
【0134】length、adrのアドレスの単位は
図3のフレーム位置31を表すデータ量とその位置の属
性を示すフラグ32を表すデータ量を足し合わせたもの
とする。
【0135】図3の例で説明すると、adrの値がGO
P開始位置33を示しているとき、adr+1はIフレ
ーム終了位置34、adr+2はPフレーム終了位置3
5を示す。
【0136】ステップS112、S114では、設定し
た「GOP毎の表示フレーム数」を実際に表示可能か確
認する。
【0137】ステップS113、S115、S116で
は、表示可能なフレーム数pに応じて高速再生に必要な
符号化データをディスクから読み込み、再生を行う。
【0138】ディスクからのデータの読み込みは、図2
のメモリ16から読み込み開始ブロック番号および読み
込み終了ブロック番号、TOCを管理している図2のT
OC管理部19から対象となるVSSファイルの開始論
理ブロック番号、データが連続した領域に記録されてい
ない場合は領域間のリンク情報を変換部b24に転送
し、変換部はこれらの情報よりディスクから読み込むデ
ータの論理ブロック番号を求め、変換部a20に転送す
る。
【0139】変換部a20は送られた論理ブロック番号
を物理セクタの値に変換し、得られた物理セクタの値に
従って制御部15がピックアップ18を制御することに
より、ディスクからデータが読み込まれる。
【0140】ディスクから読み込まれた符号化データ
は、ビデオ、オーディオ分離部25によりビデオデータ
とオーディオデータに分離される。
【0141】このとき、ディスクから読み込まれるデー
タには、再生を行うIフレーム、Pフレームの間に再生
を行わないBフレームの符号化データが含まれている。
【0142】スタートコード検出部23は、ピクチャス
タートコードとピクチャタイプを検出することにより、
Iフレーム、Pフレームの符号化データのみをビデオデ
コーダ22に送る。
【0143】ステップS115、S116において、逆
転方向の再生が指定されている場合はディスクから読み
込み復号したIフレーム、複数のPフレームを逆の順番
に再生する。
【0144】また、再生するフレームの画像をそれぞれ
数フレーム連続して表示することにより、次回のステッ
プS113、S115、S116を実行するまでに、画
像の表示が終了して表示が途切れることが生じないよう
にする。
【0145】ステップS118、S119では、早送
り、巻き戻しにより表示がビデオシーケンスの範囲を越
えていないかチェックを行い、表示がビデオシーケンス
の範囲を越えてしまう場合は、高速再生の動作を終了す
る。
【0146】まず、ステップS118で順方向の範囲外
であるかどうかを判定し、次にステップS119で逆方
向の範囲外であるかどうかを判定する。
【0147】ステップS120でジャンプ先のGOPが
存在するかを判定し、存在する場合はステップS122
においてadrをジャンプ先のGOPに更新してステッ
プS111に戻る。
【0148】以上の処理を行うことにより、フレーム位
置情報ファイルを用いた高速再生が行われる。
【0149】図8のフローチャートはGOP毎の表示枚
数pが1〜3の例を示したが、本発明はpの値を限定す
るものではない。
【0150】これは、ステップS114で条件分岐がn
のときにpが4以上の場合の処理を加えることにより実
現できる。
【0151】次に、本実施の形態の編集処理について説
明する。
【0152】本発明の編集方法は、記録したビデオシー
ケンスを変更せずに任意の順番で再生を可能にすること
を特徴とする。
【0153】この機能をユーザープログラムと呼ぶこと
にする。
【0154】ユーザープログラムでは、図5に示された
項目を複数設定することにより行われる。
【0155】1つの項目は、1シーンの動画像再生に対
応しており、「前の項目番号」、「次の項目番号」は、
対象としている項目の前後に再生されるシーンに対応し
た項目の番号が格納される。
【0156】「VSS番号」は、再生するシーンがどの
VSSファイルのデータかを示し、「開始位置」、「終
了位置」はVSS_ADRファイルのフレーム位置を示
すポインタを格納することにより再生開始位置、再生終
了位置を示す。
【0157】「画面効果」では、通常再生、スロー再
生、2倍速再生、モザイク処理、ぼかし処理等の処理を
指定することができる。
【0158】ユーザープログラムの設定方法を図9に示
すフローチャートを参照しながら説明する。
【0159】ステップS130では、未使用な項目が存
在するか確認をする。
【0160】これは、例えば図6に示すように項目毎に
使用、未使用を表すテーブルを用意しておき、このテー
ブルを参照することで実現できる。
【0161】新たな項目が作成可能な場合、ステップS
131で、編集対象とするVSSファイルを選択する。
【0162】これは、例えばVSSファイルの代表画面
をインデックス画像として表示し、インデックス画像の
中から編集者が選択できるものとする。
【0163】ステップS132では、通常再生、特殊再
生を用いてユーザープログラムに登録するビデオシーン
の範囲を指定する。
【0164】ステップS133では、指定した範囲のビ
デオデータの画面効果を指定する。
【0165】ステップS134では、ユーザープログラ
ムに登録した命令の中で、指定した再生を何番目に行う
か指定する。
【0166】ステップS135では、編集装置内の図示
しないメモリに、VSS番号、開始位置、終了位置、画
面効果番号、前の項目番号、次の項目番号を格納する。
【0167】このとき、指定した項目が一番最初に実行
されるものである場合は前の項目番号、指定した項目が
一番最後に実行されるものである場合は次の項目番号に
格納する項目番号の値を用いることとする。
【0168】ステップS136では、図6のテーブルで
使用した項目番号の値を未使用から使用に変更する。
【0169】ステップS137、S138では、直前に
実行される項目のリンク情報(次の項目番号)、ステッ
プS139、S140では、直後に実行される項目のリ
ンク情報(前の項目番号)を更新する。
【0170】上記の処理を繰り返すことにより、ユーザ
ープログラムを構成することができる。
【0171】上記実施の形態の図5に示されたユーザー
プログラムおよび図6に示されたテーブルは、複数のビ
デオシーケンスを管理する情報としてディスクに保存さ
れる。
【0172】ユーザープログラムを用いることにより、
ディスクに記録したビデオシーケンスを変更せずに編集
が可能なため、ユーザープログラムの項目を消去するこ
とにより編集した内容を元の状態に戻すことができる。
【0173】また、複数のユーザープログラムを作成す
ることにより、より多くの再生パターンを作成すること
も考えられる。
【0174】上記のようにして作成されたユーザープロ
グラムに従って再生を行うとき、ビデオシーケンスの途
中から再生が指示されている場合は、実際には再生され
ない時間的に前の画像から予測されるフレームの再生画
像が乱れる可能性がある。
【0175】このようなことを防ぐために、再生開始位
置はGOPの先頭とし、更に、途中から再生された最初
のGOPに対し図2の検出部b23においてブロークン
リンクのフラグを検出し値を変更する、再生されない画
像から予測されるBフレームのデータを図2のビデオデ
コーダ22に転送しない、ビデオデコーダで復号された
再生されない画像から予測されるBフレームの画像を表
示しない、のいずれかを行う必要がある。
【0176】ここで、ブロークンリンクとは、MPEG
で定義されているGOPの先頭のBピクチャが正確に再
生できるかどうかを設定するフラグである。
【0177】上記実施の形態のユーザープログラムは、
編集者が選択したビデオシーンのみ再生することができ
るが、ビデオシーケンス自体を書き換える動作を行わな
いため、ユーザープログラムでは再生されないビデオシ
ーンがディスクから消去されず、結果としてディスクの
残り記録時間が減少してしまう。
【0178】そこで、必要のないビデオシーンの符号化
データを消去する処理方法を、図10のフローチャート
を参照しながら説明する。
【0179】ステップS150、S151では、図示し
ないインデックス画像より消去対象とするVSSファイ
ルを選択し、再生、特殊再生を行うことにより削除する
ビデオシーンの範囲を指定する。
【0180】ステップS152、S153、S155に
より、削除するシーンがビデオシーケンスの先頭、終了
を含んでいるかどうかを確認する。
【0181】削除シーンがビデオシーケンスの先頭また
は終了の一方を含んでいる場合、ステップS156によ
りVSSファイルの長さを短くする。
【0182】この動作は、ディスクのTOC領域のファ
イルデータ長、リンク情報、論理ブロックの空き情報の
管理テーブル、ビデオシーケンスの先頭を含む一部を削
除した場合は開始論理ブロック番号を変更することによ
り行われる。
【0183】ステップS158、S159では、削除す
るビデオシーンがビデオシーケンスの先頭、終了部分を
含まずに、中間のシーンのときに、ビデオシーケンスの
先頭から削除シーンの直前までと削除シーンの直後から
ビデオシーケンスの終了までの2つの動画データに分断
する。
【0184】この場合、ビデオシーケンスの先頭から削
除シーンの直前までを元のVSSファイルのデータ長を
短くしたものとし、削除シーンの直後からビデオシーケ
ンスの終了までを新規のVSSファイルとする。
【0185】新規VSSファイルは、ディスクのTOC
領域にファイル名、ファイルデータ長、開始論理ブロッ
ク番号、リンク情報を記録するだけでよく、ディスクの
ファイルデータ領域の内容を更新する必要はない。
【0186】新規VSSファイルの番号の付け方は、後
に述べる方法に従うこととする。
【0187】変更または作成されたVSSファイルに対
応したフレーム位置情報ファイルも変更または作成され
る。
【0188】削除するビデオシーンがユーザープログラ
ム中で参照されているか確認し、参照されている場合は
ユーザープログラムから対象になる項目を削除する。
【0189】ステップS154では、削除するシーンが
ビデオシーケンス全体のときにVSSファイルを削除す
る。
【0190】VSSファイルの削除は、後に述べる方法
に従うこととする。
【0191】上記実施の形態の動画シーンの削除は、削
除する範囲を指定しているが、反対に残しておきたい範
囲を指定してそれ以外の動画シーンを削除するようにし
てもよい。
【0192】上記実施の形態の動画シーン削除におい
て、先頭の一部が削除されたVSSファイル、または2
つのビデオシーンに分断されることにより新規に作成さ
れたVSSファイルに対して、対応するフレーム位置情
報ファイルはビデオシーケンスの先頭のデータが変更さ
れているので、フレーム位置を表すビデオシーケンスの
先頭からの相対ブロック番号に削除前の値をそのまま用
いることができない。
【0193】これに対し、先頭の一部が削除されたVS
Sファイルは元のビデオシーケンスにおける削除したビ
デオシーンのブロック数、2つのビデオシーンに分断さ
れることにより新規に作成されたVSSファイルは元の
ビデオシーケンスにおける先頭から削除シーンの最後ま
でのブロック数をオフセット値とし、そのオフセット値
をフレーム位置情報ファイルの先頭に配置して、フレー
ム位置情報ファイルを参照するときはフレーム位置情報
のテーブルに示された相対ブロック数からオフセット値
を減ずることで、本発明の各種動作を行うことができ
る。
【0194】オフセット値を格納する領域を加えたフレ
ーム位置情報を図4に示す。
【0195】上記オフセット値に関し、あらかじめ新規
に作成する全てのフレーム位置情報ファイルの先頭にオ
フセットを記録する領域を用意をしておき、オフセット
を必要としないフレーム位置情報ファイルはオフセット
値を0とする構成が考えられる。
【0196】次に、VSSファイルの新規作成と削除に
ついて説明する。
【0197】図12は、VSS番号順にVSSファイル
の作成の有無を示したテーブルである。
【0198】このテーブルを参照することにより、未使
用なVSSファイルの番号が確認できる。
【0199】図11に図示しないインデックス画像の表
示順番を決定するためのテーブルを示す。
【0200】新規VSSファイルを作成する場合、図1
2のテーブルを番号順に参照し未使用のVSSファイル
の番号を検出した時に、その番号を新規に作成するVS
S番号とする。
【0201】そして、図11のテーブルに新規VSSフ
ァイルの番号を追加する。VSSファイルを削除する場
合、図12のテーブルにおいて指定した番号のVSSフ
ァイルを未使用の状態に変更し、図11のテーブルで、
指定した番号のVSSファイルを示す項目を消去して、
消去した項目以降に表示されるVSSファイルの順番を
1つ繰り上げる。
【0202】そして、VSSファイルおよび対応するV
SS_ADRファイルのファイル名、ファイルサイズ、
開始論理ブロック番号、連続した領域に記録されていな
い場合のリンク情報をディスクのTOC領域から消去
し、論理ブロックの空き情報の管理テーブルを変更する
ことにより、VSSファイルおよび対応するVSS_A
DRファイルをファイルシステム上から消去する。
【0203】削除するVSSファイルがユーザープログ
ラム中で参照されているか確認し、参照されている場合
はユーザープログラムから対象の項目を削除する。
【0204】図13は、VSSファイルを削除し、その
後新規VSSファイルを作成したときの例を示したもの
である。
【0205】同図(a)に示された順番でVSS#1〜
VSS#6が存在するときに、VSS#3を削除した場
合のテーブルの状態を同図(b)に図示する。
【0206】その後、新しいVSSファイルを作成した
場合、そのファイル名は未使用な状態としてテーブルに
示されているVSS#3となり、インデックス画像の表
示順番は同図(c)となる。
【0207】上記のVSSファイルの作成、削除おい
て、図11および図12に示されたテーブルはファイル
としてディスクに記録される。
【0208】また、上記のVSSファイルの作成、削除
方法を実行することにより、作成したVSSファイルの
番号が連続する必要がなく、VSSファイルを削除する
際に、他のVSSファイルの番号を詰めるためのVSS
ファイル名の変更を行う必要がない。
【0209】次に、本発明の別の実施の形態について述
べる。
【0210】図18、図19は本発明の別の実施の形態
の動画像記録装置、動画像再生装置をそれぞれ示したも
のである。
【0211】同図では、ビデオシーケンスの記録媒体に
半導体メモリ170を用いている。
【0212】半導体メモリを用いた例では、図1、図2
のディスクを記録媒体とした装置で用いられていた変換
部a20、制御部15、ピックアップ18は削除され
る。
【0213】図18、図19のTOC管理部19および
変換部b24は直接半導体メモリへアクセスするための
アドレス値を出力する。
【0214】この実施の形態においても、先のディスク
を記録媒体とした実施の形態と同様な記録、再生、編集
処理を行うことにより、フレーム位置情報に半導体メモ
リの絶対アドレス値を用いない管理を行うことができ
る。
【0215】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項4のいずれか、または、請求項9乃至請求項13のい
ずれかの発明では、圧縮されたビデオデータ、オーディ
オデータをディスクに記録する際、GOPの開始位置、
フレーム内符号化フレームの終了位置、前方向予測符号
化フレームの終了位置を管理しており、全てのIフレー
ム、Pフレームの開始位置、終了位置を管理するよりも
小さなメモリで高速再生、編集のためのフレーム位置情
報を管理することができるという効果がある。
【0216】また、請求項5乃至請求項8のいずれか、
または、請求項14乃至請求項18のいずれかの発明で
は、請求項1、または、請求項9に従って記録されたデ
ィスクおよび半導体メモリを動画像記録装置と同じ容量
のメモリで高速再生、高速逆転再生できる効果があり、
また、管理するフレーム位置情報の内容はビデオシーケ
ンスの先頭からの相対的なデータ量でありディスクの物
理セクタの値または半導体メモリの絶対アドレス値では
ないため、記録された媒体から他の媒体へ、ビデオシー
ケンスとフレーム位置情報ファイルの転送を行い、転送
先の媒体でフレーム位置情報ファイルを用いた高速再生
を行うことができるという効果がある。
【0217】また、請求項3、または、請求項7、また
は、請求項11、または、請求項16の発明では、多重
化データの先頭を含む部分的なデータの削除において、
削除するブロック数をオフセット値として格納すること
により、削除前のフレーム位置情報ファイルの項目から
削除シーンに対応する部分を消去して間を詰めるだけで
よく、項目の値を変更する必要がないという効果があ
る。
【0218】また、請求項13、または、請求項18の
発明では、フレーム位置情報ファイルを扱うためのメモ
リや検出部を付加するだけで高速再生や編集を効率良く
行うことができる。尚、本実施の形態では、MPEG方
式で圧縮された符号化データを対象としたが、他の圧縮
方式でもメモリや検出部を用いる圧縮方式にあわせて変
更するだけで適用可能である。
【0219】また、請求項19、または、請求項20の
発明では、フレーム位置情報に記録された位置を指し示
すポインタ等の情報を用いることにより、任意のビデオ
シーンを任意の順番で再生することができるため、記録
した符号化データを書き換えることなく編集を行うこと
ができ、設定したポインタを消去することにより元の状
態に戻すことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動画像記録装置の構成を説明する図で
ある。
【図2】本発明の動画像再生装置の構成を説明する図で
ある。
【図3】フレーム位置情報ファイルの内容を説明する図
である。
【図4】フレーム位置情報ファイルの内容を説明する図
である。
【図5】ユーザープログラムの内容を説明する図であ
る。
【図6】ユーザープログラムの各項目を管理するテーブ
ルを示した図である。
【図7】フレーム位置情報ファイルの記録の処理の流れ
を示したフローチャート図である。
【図8】高速再生の処理の流れを示したフローチャート
図である。
【図9】ユーザープログラムの作成の流れを示したフロ
ーチャート図である。
【図10】ビデオシーケンスの一部を削除する処理の流
れを示したフローチャート図である。
【図11】ビデオシーケンスを管理するテーブルを示し
た図である。
【図12】ビデオシーケンスを管理するテーブルを示し
た図である。
【図13】ビデオシーケンスの削除例を示した図であ
る。
【図14】MPEG方式による圧縮の過程を説明する図
である。
【図15】本発明の高速再生の動作を説明する図であ
る。
【図16】本発明の実施の形態に用いるディスクを示し
た図である。
【図17】TOC領域の一部を示した図である。
【図18】本発明の別の動画像記録装置の構成を説明す
る図である。
【図19】本発明の別の動画像再生装置の構成を説明す
る図である。
【図20】従来構成を説明する図である。
【符号の説明】
10 ECC 11 検出部a 12 ビデオオーディオ多重化部 13 オーディオエンコーダ 14 ビデオエンコーダ 15 制御部 16 メモリ 17 ディスク 18 ピックアップ 19 TOC管理部 20 変換部a 21 オーディオデコーダ 22 ビデオデコーダ 23 検出部b 24 変換部b 25 ビデオオーディオ分離部 31 フレーム位置格納領域 32 識別フラグ 33 GOP開始位置 34 Iフレーム終了位置 35 Pフレーム終了位置 40 オフセット 130、140〜141 GOP 131、144〜145 Pフレーム 132 Bフレーム 143 Iフレーム 151 TOC 152 ファイルデータ領域 170 半導体メモリ 200 次のシーケンスアドレス 201 領域テーブルアドレス 202 次の領域アドレス 203 開始セクタ番号 204 終了セクタ番号 205 開始フレームアドレス 206 次のフレームアドレス 207 キー開始セクタ 208 キー終了セクタ 209 I、Pフラグ 210 ビデオシーケンス1(領域1) 211 ビデオシーケンス1(領域2) 212〜219 物理セクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−45249(JP,A) 特開 平7−170488(JP,A) 特開 平7−170492(JP,A) 特開 平8−116512(JP,A) 特開 平7−123356(JP,A) 特開 平8−223529(JP,A) 国際公開96/029822(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 G11B 20/12

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともビデオデータを符号化したビ
    デオ符号化データとオーディオデータを符号化したオー
    ディオ符号化データを含む複数のデータを多重化した多
    重化データの記録媒体への記録方法において、 複数のフレームを1単位としたときに、該1単位毎に該
    1単位の開始位置、および該1単位内で1つまたは複数
    フレーム内符号化で符号化されたビデオフレームの終
    了位置と、1つまたは複数の前方向フレーム間予測符号
    で符号化されたビデオフレームの終了位置を示すフレ
    ーム位置情報を有し、 該フレーム位置情報は、前記多重化データの先頭からの
    相対的なデータ長とし、 該フレーム位置情報を、前記
    多重化データとは別の領域に記録するようにしたことを
    特徴とする動画像記録方法。
  2. 【請求項2】 フレーム位置情報は、多重化データの先
    頭からの相対位置で示される複数のフレームを1単位と
    したときの該1単位の開始位置と、フレーム内符号化 で符号化されたビデオフレームの終了
    位置と、前方向フレーム間予測符号化 で符号化されたビデオフレ
    ームの終了位置と、 前記それぞれの位置を判別する識別フラグで構成するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の動画像記録
    方法。
  3. 【請求項3】 多重化データのフレーム位置情報にオフ
    セット値を格納する領域を加えて、該多重化データの先
    頭を含む部分的なデータの削除をする際に、該削除した
    ブロック数をオフセット値とするようにしたことを特徴
    とする請求項1、または、請求項2に記載の動画像記録
    方法。
  4. 【請求項4】 多重化データは、ビデオ符号化データ及
    びオーディオ符号化データを分割し、ヘッダを付加した
    パケットおよび、1つまたは複数のパケットをまとめ、
    ヘッダを付加したパックで構成され、 該パックで構成された多重化データを、一定長のブロッ
    クに分割したときに、複数のフレームを1単位とした該
    1単位の開始位置を、該1単位の先頭を含むパックの先
    頭を含むブロックとし、 また、フレーム内符号化で符号化されたビデオフレーム
    の終了位置を、該前方向フレーム間予測符号化で符号化
    されたビデオフレームの終りを含むパケットの を含
    むブロック、または、該前方向フレーム間予測符号化
    符号化されたビデオフレームの次のビデオフレームの先
    頭を含むパケットの終端を含むブロックのいずれかと
    し、 また、前方向フレーム間予測符号化で符号化されたビデ
    オフレームの終了位置を、該前方向フレーム間予測符号
    で符号化されたビデオフレームの終りを含むパケット
    終端を含むブロック、または、該前方向フレーム間予
    測符号化で符号化されたビデオフレームの次のビデオフ
    レームの先頭を含むパケットの終りを含むブロックのい
    ずれかとし、 ブロックの位置を多重化データの先頭を構成するブロッ
    クからみた相対的なブロック数とするようにしたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の動
    画像記録方法。
  5. 【請求項5】 少なくともビデオデータを符号化したビ
    デオ符号化データとオーディオデータを符号化したオー
    ディオ符号化データを含む複数のデータを多重化した多
    重化データの記録媒体からの再生方法において、 請求項1記載の記録方法により記録媒体に記録された多
    重化データを再生する際に、請求項1記載のフレーム位
    置情報を参照して、再生に用いるビデオフレームを構成
    するデータを、前記記録媒体から読み込むようにしたこ
    とを特徴とする動画像再生方法。
  6. 【請求項6】 フレーム位置情報は、多重化データの先
    頭からの相対位置で示される複数のフレームを1単位と
    したときの該1単位の開始位置と、フレーム内符号化 で符号化されたビデオフレームの終了
    位置と、前方向フレーム間予測符号化 で符号化されたビデオフレ
    ームの終了位置と、 前記それぞれの位置を判別する識別フラグで構成するよ
    うにしたことを特徴とする請求項5に記載の動画像再生
    方法。
  7. 【請求項7】 多重化データのフレーム位置情報にオフ
    セット値を格納する領域を加えて、該多重化データの先
    頭を含む部分的なデータの削除をする際に、該削除した
    ブロック数をオフセット値とするようにしたことを特徴
    とする請求項5、または、請求項6に記載の動画像再生
    方法。
  8. 【請求項8】 多重化データは、ビデオ符号化データ及
    びオーディオ符号化データを分割し、ヘッダを付加した
    パケットおよび、1つまたは複数のパケットをまとめ、
    ヘッダを付加したパックで構成され、 該パックで構成された多重化データを、一定長のブロッ
    クに分割したときに、複数のフレームを1単位とした該
    1単位の開始位置を、該1単位の先頭を含むパックの先
    頭を含むブロックとし、 また、フレーム内符号化で符号化されたビデオフレーム
    の終了位置を、該フレーム内符号化で符号化されたビデ
    オフレームの終りを含むパケットの終端を含むブロッ
    ク、または、該フレーム内符号化で符号化されたビデオ
    フレームの次のビデオフレームの先頭を含むパケットの
    終りを含むブロックのいずれかとし、 また、前方向フレーム間予測符号化で符号化されたビデ
    オフレームの終了位置を、該前方向フレーム間予測符号
    で符号化されたビデオフレームの終りを含むパケット
    終端を含むブロック、または、該前方向フレーム間予
    測符号化で符号化されたビデオフレームの次のビデオフ
    レームの先頭を含むパケットの終端を含むブロックのい
    ずれかとし、 ブロックの位置を多重化データの先頭を構成するブロッ
    クからみた相対的なブロック数とするようにしたことを
    特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の動
    画像再生方法。
  9. 【請求項9】 少なくともビデオデータを符号化したビ
    デオ符号化データとオーディオデータを符号化したオー
    ディオ符号化データを含む複数のデータを多重化した多
    重化データの記録媒体への記録装置において、 複数のフレームを1単位としたときに、該1単位毎に該
    1単位の開始位置、および該1単位内で1つまたは複数
    フレーム内符号化で符号化されたビデオフレームの終
    了位置と、1つまたは複数の前方向フレーム間予測符号
    で符号化されたビデオフレームの終了位置を示すフレ
    ーム位置情報を得るフレーム位置情報取得手段と、 該フレーム位置情報は、前記多重化データの先頭からの
    相対的なデータ長とし、該フレーム位置情報を、前記多
    重化データとは別の領域に記録する記録手段とを具備し
    て成る動画像記録装置。
  10. 【請求項10】 フレーム位置情報は、多重化データの
    先頭からの相対位置で示される複数のフレームを1単位
    としたときの該1単位の開始位置と、フレーム内符号化 で符号化されたビデオフレームの終了
    位置と、前方向フレーム間予測符号化 で符号化されたビデオフレ
    ームの終了位置と、 前記それぞれの位置を判別する識別フラグで構成するよ
    うにしたことを特徴とする請求項9に記載の動画像記録
    装置。
  11. 【請求項11】 多重化データのフレーム位置情報にオ
    フセット値を格納する領域を加えて、該多重化データの
    先頭を含む部分的なデータの削除をする際に削除したブ
    ロック数をオフセット値とするようにしたことを特徴と
    する請求項9、または、請求項10に記載の動画像記録
    装置。
  12. 【請求項12】 多重化データは、ビデオ符号化データ
    及びオーディオ符号化データを分割し、ヘッダを付加し
    たパケットおよび、1つまたは複数のパケットをまと
    め、ヘッダを付加したパックで構成され、 該パックで構成された多重化データを、一定長のブロッ
    クに分割したときに、複数のフレームを1単位とした該
    1単位の開始位置を、該1単位の先頭を含むパックの先
    頭を含むブロックとし、 また、フレーム内符号化で符号化されたビデオフレーム
    の終了位置を、該フレーム内符号化で符号化されたビデ
    オフレームの終りを含むパケットの終端を含むブロッ
    ク、または、該フレーム内符号化で符号化されたビデオ
    フレームの次のビデオフレームの先頭を含むパケットの
    終端を含むブロックのいずれかとし、 また、前方向フレーム間予測符号化で符号化されたビデ
    オフレームの終了位置を、該前方向フレーム間予測符号
    で符号化されたビデオフレームの終りを含むパケット
    終端を含むブロック、または、該前方向フレーム間予
    測符号化で符号化されたビデオフレームの次のビデオフ
    レームの先頭を含むパケットの終端を含むブロックのい
    ずれかとし、 ブロックの位置を多重化データの先頭を構成するブロッ
    クからみた相対的なブロック数とするようにしたことを
    特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれかに記載の
    動画像記録装置。
  13. 【請求項13】 多重化データの符号量、複数のフレー
    ムを1単位とした該1単位の開始コード、ビデオフレー
    ムの開始コード、およびビデオフレームの符号化方式を
    検出し、フレーム位置情報を算出する算出手段と、 該算出手段で算出されたフレーム位置情報を記憶するメ
    モリと、 フレーム位置情報を記録媒体の物理アドレスに変換する
    変換手段とを具備して成る請求項9乃至請求項12のい
    ずれかに記載の動画像記録装置。
  14. 【請求項14】 少なくともビデオデータを符号化した
    ビデオ符号化データとオーディオデータを符号化したオ
    ーディオ符号化データを含む複数のデータを多重化した
    多重化データの記録媒体からの再生装置において、 請求項9記載の記録装置により記録媒体に記録された多
    重化データを再生する際に、請求項9記載のフレーム位
    置情報を参照して、再生に用いるビデオフレームを構成
    するデータを、前記記録媒体から読み込む読み込み手段
    を具備して成る動画像再生装置。
  15. 【請求項15】 フレーム位置情報は、多重化データの
    先頭からの相対位置で示される複数のフレームを1単位
    としたときの該1単位の開始位置と、フレーム内符号化 で符号化されたビデオフレームの終了
    位置と、前方向フレーム間予測符号化 で符号化されたビデオフレ
    ームの終了位置と、 前記それぞれの位置を判別する識別フラグで構成するよ
    うにしたことを特徴とする請求項14記載の動画像再生
    装置。
  16. 【請求項16】 多重化データのフレーム位置情報にオ
    フセット値を格納する領域を加えて、該多重化データの
    先頭を含む部分的なデータの削除をする際に削除したブ
    ロック数をオフセット値とするようにしたことを特徴と
    する請求項14、または、請求項15に記載の動画像再
    生装置。
  17. 【請求項17】 多重化データは、ビデオ符号化データ
    及びオーディオ符号化データを分割し、ヘッダを付加し
    たパケットおよび、1つまたは複数のパケットをまと
    め、ヘッダを付加したパックで構成され、 該パックで構成された多重化データを、一定長のブロッ
    クに分割したときに、複数のフレームを1単位とした該
    1単位の開始位置を、該1単位の先頭を含むパックの先
    頭を含むブロックとし、 また、フレーム内符号化で符号化されたビデオフレーム
    の終了位置を、該フレーム内符号化で符号化されたビデ
    オフレームの終りを含むパケットの終端を含むブロッ
    ク、または、該フレーム内符号化で符号化されたビデオ
    フレームの次のビデオフレームの先頭を含むパケットの
    終端を含むブロックのいずれかとし、 また、前方向フレーム間予測符号化で符号化されたビデ
    オフレームの終了位置を、該前方向フレーム間予測符号
    で符号化されたビデオフレームの終りを含むパケット
    終端を含むブロック、または、該前方向フレーム間予
    測符号化で符号化されたビデオフレームの次のビデオフ
    レームの先頭を含むパケットの終端を含むブロックのい
    ずれかとし、 ブロックの位置を多重化データの先頭を構成するブロッ
    クからみた相対的なブロック数とするようにしたことを
    特徴とする請求項14乃至請求項16のいずれかに記載
    の動画像再生装置。
  18. 【請求項18】 複数のフレームを1単位とした該1単
    位の開始コード、ビデオフレームの開始コード、および
    ビデオフレームの符号化方式を検出する検出手段と、 フレーム位置情報を記憶するメモリと、 フレーム位置情報を記録媒体の物理アドレスに変換する
    変換手段とを具備して成る、請求項14乃至請求項17
    のいずれかに記載の動画像再生装置。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の動画像記録方法により記録された多重化データ、及
    び/または、請求項5乃至請求項8のいずれかに記載の
    動画像再生方法により再生された多重化データを編集す
    る編集方法において、 フレーム位置情報を用いて、多重化データの再生開始位
    置および再生終了位置を指定し、該再生開始位置および
    再生終了位置が指定された多重化データの再生モードを
    指定するユーザープログラムを備え、多重化データを変
    更せずに編集できるようにしたことを特徴とする動画像
    編集方法。
  20. 【請求項20】 請求項9乃至請求項13のいずれかに
    記載の動画像記録装置により記録された多重化データ、
    及び/または、請求項14乃至請求項18のいずれかに
    記載の動画像再生装置により再生された多重化データを
    編集する編集装置において、 フレーム位置情報を用いて、多重化データの再生開始位
    置および再生終了位置を指定し、該再生開始位置および
    再生終了位置が指定された多重化データの再生モードを
    指定するユーザープログラムを備え、多重化データを変
    更せずに編集できることを特徴とする動画像編集装置。
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