JP3510066B2 - 画像形成装置及び方法 - Google Patents
画像形成装置及び方法Info
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Description
換機能を有する画像形成装置及び方法に関する。
タの高速処理化および高精細化が求められる。
像処理方法」は、各画素ブロックに対する全DCT係数
に一定の値を乗算していくことで、階調処理をしてい
る。
来例の階調処理は、多値データを2値に変換するもので
はない。また、多値画像を2値化する際、ディザ法や誤
差拡散法等が使われるが、これは全画素に対して比較を
行うため、多くの処理時間がかかる問題点を伴う。
よりも高速に濃度変化を再現した2値画像の出力を可能
とする、画像形成装置及び方法を提供することを目的と
する。
め、本発明の画像形成装置は、画像データを入力する入
力手段と、前記画像データを記憶する第1の記憶手段
と、前記画像データを所定サイズのブロックに分割する
分割手段と、前記画像データをブロック毎に複数の周波
数成分に分解するウェーブレット変換手段と、前記複数
の周波数成分に分解された画像データを圧縮する圧縮手
段と、前記圧縮された画像データを記憶する第2の記憶
手段と、前記圧縮された画像データを伸張する伸張手段
と、前記伸張された画像データをウェーブレット逆変換
するウェーブレット逆変換手段と、前記ウェーブレット
逆変換された画像データを2値化する2値化手段と、前
記2値化された画像データを所定の用紙に形成する印字
手段とを有する画像形成装置であり、ウェーブレット変
換手段により周波数分解された成分のうち、低周波成分
を除いた全ての成分を誤差拡散係数からなる所定のパタ
ーンで変換したデータを逆変換し、2値化する工程を備
えたことを特徴としている。
おいて、複数の階層に分割生成された成分のうち、第一
階層のある1つの成分だけを誤差拡散係数からなる所定
のパターンで変換する工程を備えるとよい。
された成分を誤差拡散係数からなる所定のパターンで変
換する際に、このパターンを各ブロック毎に1画素ずつ
ずらしたものを使用するか、パターンを数種類用意しラ
ンダムに使用してパターンを濃度レベル毎に数パターン
用意しランダムに使用するか、各ブロックの低周波成分
の値によりパターンを選択して変換する工程を備える
か、するとよい。
よる画像形成装置の実施の形態を詳細に説明する。図1
〜図6を参照すると本発明の画像形成装置及び方法の一
実施形態が示されている。
の全体構成例を示すブロック図である。従来、画像デー
タをブロック分割して、ウェーブレット変換等の処理を
施した係数に更に処理を施すことにより、誤差拡散のよ
うな濃度変化を再現させる画像形成装置は無い。本実施
形態では、入力画像データを圧縮する過程であるウェー
ブレット変換において、そこで生成された係数のうちの
全高周波成分に誤差拡散のパターンを加算することによ
り、高速に2値化処理を行うことが出来る画像形成装置
を得ている。
は、ホスト1、FIP部2、フレームメモリ3、HDD
4、圧縮/伸張部5、係数変換部6、ウェーブレット変
換部7、2値化処理部8、エンジン9により構成され
る。
1から送られたページ記述データは、RIP部2によっ
てビットマップデータに変換され、フレームメモリ3へ
格納される。ここに1ページ分のビットマップデータが
完成すると、このデータはウェーブレット変換処理部7
へ転送される。ウェーブレット変換部7で変換されたデ
ータ(係数)は、係数変換部6でいずれかの処理が施さ
れ、圧縮/伸張部5へ転送される。圧縮/伸張部5の内
には少容量のバッファメモリがあり、これを利用して、
QM−Coder等のデータ圧縮が行われる。圧縮され
たデータは、順次ハードディスクドライブ(HDD)4
のような記憶部に書き込まれる。出力要求がきたら圧縮
/伸張部5で伸張し、ウェーブレット変換部7で逆変換
を行い、2値化処理部8で8ビットデータを1ビットデ
ータに変換して、エンジン9を通して出力される。
を図2に示す。図2において、ビットマップデータに変
換された入力画像(201)をウェーブレット変換部7
でn×n画素のブロックに分け、高周波成分から低周波
成分にlog2nレベルに変換する(202)。その結
果、各レベル毎に、LL,LH,HL,HH、の4成分
ずつ作られる。次に全成分をデータ圧縮を行い(20
3)、1度記憶手段であるHDD4に保存(204)す
る。
5)。伸張されたLL成分以外の3つの高周波成分に、
各成分毎に用意されたパターンを加算し誤差拡散処理を
施した係数を作成する(206)。
成分の場合、n×nのブロックはn/2×n/2個の係
数に変換される(a)。その全係数(a)に同じ個数で
作られたLH1用のパターン1(以下、誤差拡散係数と
も言う)(b)を加算し、誤差拡散的な新係数が生成さ
れる(c)。同様にして残りのHL,HH成分、更にウ
ェーブレット変換される全階層についても処理を行う。
次に復元された8ビットのデータをあるしきい値で2値
化する(208)。そして作成されたデータをエンジン
に伝送する(209)。
変化例1を以下に説明する。処理フローチャートは図2
を流用する。本変化例では、ウェーブレット上での誤差
拡散処理(207)に於いて、ここでは生成された成分
のうち、第1階層のみについて用意されたパターンを加
算し誤差拡散処理を施した係数を作成する。
変化例2を以下に説明する。処理フローチャートは図2
を流用する。本変化例では、ウェーブレット上での誤差
拡散処理(207)に於いて、ここでは第1階層の成分
のうち、1つの成分において、加算する誤差拡散係数を
ブロック単位に1つずつデータをずらしたものを加算す
る。図4に示すように、1つ目のブロック用パターン
(a)を、次のブロック用パターン(b)では1つずら
して使用する。さらに、その次のブロック用パターン
(c)に示すように、隣のブロックに進むにつれ1つず
つずらしていく。
変化例3を以下に説明する。処理フローチャートは図2
を流用する。本変化例では、ウェーブレット上での誤差
拡散処理(207)に於いて、ここでは、パターンを1
つだけでなく、複数のパターンを使用する。パターンの
内容はそれぞれ違うものを各成分毎に用意しておく。図
5に示すように、例えば、LH1の成分においてパター
ン1(P1)〜パターン4(P4)の4種類のパターン
が用意されている場合、それらを隣りあわないようにし
ながら各ブロックに加算していく。
変化例4を以下に説明する。処理フローチャートは図2
を流用する。図6に示す本変化例では、ウェーブレット
上での誤差拡散処理(207)に於いて、ここでは、誤
差拡散係数を濃度別に数パターン作成しておく。平均濃
度が現れる低周波成分のLLの値によって、その濃度に
近いパターンを使用する。図6に示すように、第4階層
のLLの値をみて、その濃度に近いパターンをP1〜P
4のなかから選び、その濃度のLH,HL,HH各成分
用のパターンを加算する。この場合も、低周波成分(L
L)にはパターンは加算しない。
画像形成装置及び方法は、入力された画像データを記憶
し、この画像データを一定のサイズのブロック毎に分割
し、分割した画像データをウェーブレット変換で周波数
成分に分解する。分解された画像データを圧縮し、圧縮
された画像データを格納する。圧縮された画像データは
伸張されウェーブレット係数を逆変換して復元し、復元
された多値データを2値化し、生成された2値の画像デ
ータを所定の用紙上に形成する。これらの工程のウェー
ブレット変換で、生成された成分のうち低周波成分を除
く全成分を誤差拡散係数からなる所定のパターンで変換
し、更に最終的に復元された多値データを2値化する。
よって、通常の誤差拡散のような濃度変化を、再現した
2値化を圧縮の途中段階であるウェーブレット変換上で
行うことができる。
うな濃度変化を再現した2値化を、圧縮の途中段階であ
るウェーブレット変換上で行うことができる。これによ
れば、さらに少ない処理工程で早く行える。
うな濃度変化を再現した2値化を、圧縮の途中段階であ
るウェーブレット変換上で行うことができ、各ブロック
の歪みをさらに目立たなくすることが出来る。
うな、濃度変化を再現した2値化を圧縮の途中段階であ
る、ウェーブレット変換上で行うことができ、請求項4
の発明に比べ、簡単にブロック歪みを消すことが出来
る。
散のような、濃度変化を再現した2値化を圧縮の途中段
階である、ウェーブレット変換上で行うことができ、各
ブロックの濃度によって、パターンを変えることによ
り、より濃度差を再現した画像を生成することが出来
る。
を示すブロック図である。
である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、前記
画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記画像デー
タを所定サイズのブロックに分割する分割手段と、前記
画像データをブロック毎に1または複数の階層の各周波
数成分に分解するウェーブレット変換手段と、前記1ま
たは複数の階層の各周波数成分に分解された画像データ
を圧縮する圧縮手段と、前記圧縮された1または複数の
階層の各周波数成分の画像データを記憶する第2の記憶
手段と、前記圧縮された1または複数の階層の各周波数
成分の画像データを伸張する伸張手段と、前記伸張され
た1または複数の階層の各周波数成分の画像データをウ
ェーブレット逆変換するウェーブレット逆変換手段と、
前記ウェーブレット逆変換された画像データを2値化す
る2値化手段と、前記2値化された画像データを所定の
用紙に形成する印字手段とを有する画像形成装置におい
て、 前記ウェーブレット変換手段により各階層の周波数成分
のうち、低周波成分を除いた全ての周波数成分に所定の
パターンを形成する値を加算したデータをウェーブレッ
ト逆変換し、2値化することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 画像データを入力する入力手段と、前記
画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記画像デー
タを所定サイズのブロックに分割する分割手段と、前記
画像データをブロック毎に複数の階層の各周波数成分に
分解するウェーブレット変換手段と、前記複数の階層の
各周波数成分に分解された画像データを圧縮する圧縮手
段と、前記圧縮された複数の階層の各周波数成分の画像
データを記憶する第2の記憶手段と、前記圧縮された複
数の階層の各周波数成分の画像データを伸張する伸張手
段と、前記伸張された複数の階層の各周波数成分の画像
データをウェーブレット逆変換するウェーブレット逆変
換手段と、前記ウェーブレット逆変換された画像データ
を2値化する2値化手段と、前記2値化された画像デー
タを所定の用紙に形成する印字手段とを有する画像形成
装置において、 前記ウェーブレット変換により複数の階層に周波数分解
された周波数成分のうち、第1階層のみについて前記所
定のパターンを形成する値を加算することを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項3】 前記ウェーブレット変換により周波数分
解された周波数成分に前記所定のパターンを形成する値
を加算する際に、前記所定のパターンをブロック単位に
1つずつずらしたパターンで変換することを特徴とする
請求項1または2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記ウェーブレット変換により周波数分
解された周波数成分に前記所定のパターンを形成する値
を加算する際に、前記所定のパターンを複数種類用意
し、ランダムに用いることを特徴とする請求項1または
2記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記ウェーブレット変換により周波数分
解された周波数成分に前記所定のパターンを形成する値
を加算する際に、前記所定のパターンを濃度別に複数種
類用意し、各ブロックの低周波成分の値によって選択し
用いることを特徴とする請求項1または2記載の画像形
成装置。 - 【請求項6】 画像データを入力する入力工程と、前記
画像データを記憶する第1の記憶工程と、前記画像デー
タを所定サイズのブロックに分割する分割工程を、前記
画像データをブロック毎に1または複数の階層の各周波
数成分に分解するウェーブレット変換工程と、前記1ま
たは複数の階層の各周波数成分に分解された画像データ
を圧縮する圧縮工程と、前記圧縮された1または複数の
階層の各周波数成分の画像データを記憶する第2の記憶
工程と、前記圧縮された1または複数の階層の各周波数
成分の画像データを伸張する伸張工程と、前記伸張され
た1または複数の階層の各周波数成分の画像データをウ
ェーブレット逆変換するウェーブレット逆変換工程と、
前記ウェーブレット逆変換された画像データを2値化す
る2値化工程と、前記2値化された画像データを所定の
用紙に形成する印字工程とを有する画像形成方法におい
て、 前記ウェーブレット変換工程により周波数分解された各
階層の周波数成分のうち、低周波成分を除いた全ての周
波数成分に所定のパターンを形成する値を加算したデー
タを逆変換し、2値化することを特徴とする画像形成方
法。 - 【請求項7】 画像データを入力する入力工程と、前記
画像データを記憶する第1の記憶工程と、前記画像デー
タを所定サイズのブロックに分割する分割工程を、前記
画像データをブロック毎に複数の階層の各周波数成分に
分解するウェーブレット変換工程と、前記複数の階層の
各周波数成分に分解された画像データを圧縮する圧縮工
程と、前記圧縮された複数の階層の各周波数成分の画像
データを記憶する第2の記憶工程と、前記圧縮された複
数の階層の各周波数成分の画像データを伸張する伸張工
程と、前記伸張された複数の階層の各周波数成分の画像
データをウェーブレット逆変換するウェーブレット逆変
換工程と、前記ウェーブレット逆変換された画像データ
を2値化する2値化工程と、前記2値化された画像デー
タを所定の用紙に形成する印字工程とを有する画像形成
方法において、 前記ウェーブレット変換により複数の階層に周波数分解
された周波数成分のうち、第1階層のみについて前記所
定のパターンを形成する値を加算することを特徴とする
画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32796496A JP3510066B2 (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 画像形成装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32796496A JP3510066B2 (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 画像形成装置及び方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10155084A JPH10155084A (ja) | 1998-06-09 |
JP3510066B2 true JP3510066B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=18204982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32796496A Expired - Fee Related JP3510066B2 (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 画像形成装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3510066B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4496574B2 (ja) * | 1999-11-15 | 2010-07-07 | セイコーエプソン株式会社 | 画像処理装置、記憶装置、画像処理システムおよび画像処理方法 |
-
1996
- 1996-11-21 JP JP32796496A patent/JP3510066B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10155084A (ja) | 1998-06-09 |
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