JP3509657B2 - 加圧鋳造方法および装置 - Google Patents
加圧鋳造方法および装置Info
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Description
に溶湯を充填したのち、金型の型開量が目標軌跡に倣う
ように加圧プランジャを金型キャビティ内に前進して溶
湯を加圧する加圧鋳造方法および装置に関するものであ
る。
平6−73737号公報に開示されるものがある。この
加圧鋳造方法は、金型キャビティ内に溶湯を充填したの
ち加圧プランジャの押圧作用によって金型キャビティ内
の溶湯を加圧するに際して、時間経過とともに変化する
加圧プランジャの金型キャビティ内への移動ストローク
量を予め目標軌跡として定めておき、該目標軌跡の移動
ストローク量と加圧プランジャの実移動ストローク量と
の偏差量に応じて、加圧プランジャを駆動する作用圧力
を変化させることにより、時間に対する加圧プランジャ
の実移動ストローク量が前記目標軌跡に倣うように、加
圧プランジャの作動を制御するものである。
対する加圧プランジャの前進パターンを予め設定するも
のであるが、加圧プランジャの前進パターンを設定する
際の指標がないために、それぞれの金型に適した加圧プ
ランジャの前進パターンを試行錯誤により条件設定しな
ければならなかった。このため、加圧プランジャの前進
速度が遅すぎて、凝固収縮による空洞が残ったり、逆に
加圧プランジャの前進速度が速すぎて、加圧プランジャ
の前進で生じた圧力により射出プランジャが後退した
り、型開力が型締力を越えてバリが発生したりして、適
正条件をみつけるのに多大な労力を要するという欠点が
あった。また、鋳造開始直後の金型温度は定常温度には
達しておらず、金型温度が上昇し続ける過渡状態にある
ため、金型キャビティ内の金属の冷却・凝固速度も定常
状態のそれとは異なっている。従って、定常生産状態で
最適となるように設定された加圧プランジャの前進パタ
ーンは、鋳造開始直後の過渡状態においては不適切とな
り、成形品に空洞が残ったり、冷却速度が遅いことに起
因して金属組織が粗くなり機械的性質が劣る場合があっ
た。
るために、本発明の第1の発明においては、金型キャビ
ティ内に溶湯を充填した後、加圧プランジャの押圧作用
によって金型キャビティ内の溶湯を加圧する加圧鋳造方
法において、加圧プランジャの作動開始時点を時間の基
準として、時間経過とともに変化する金型の型開量を予
め目標軌跡として定めておき、金型の型開量が該目標軌
跡に倣うように加圧プランジャの作動を制御するように
した。また、本発明の第1の発明を主体とする第2の発
明においては、加圧プランジャの作動開始時点を時間の
基準として、時間経過とともに変化する加圧プランジャ
の金型キャビティ内への移動ストローク量を予め目標軌
跡として定めておき、加圧プランジャの突出力が予め設
定された所定値に達したのちは、前記移動ストローク量
の目標軌跡に倣うように加圧プランジャの作動を制御す
るようにした。
ビティ内に溶湯を充填した後、加圧プランジャの押圧作
用によって金型キャビティ内の溶湯を加圧する加圧鋳造
方法において、加圧プランジャの作動開始時点を時間の
基準として、時間経過とともに変化する金型の型開量を
予め目標軌跡として定めておき、金型の型開量が該目標
軌跡に倣うように加圧プランジャの作動を制御する工程
から、加圧プランジャの作動開始時点を時間の基準とし
て、時間経過とともに変化する加圧プランジャの金型キ
ャビティ内への移動ストローク量を予め目標軌跡として
定めておき、該目標軌跡に倣うように加圧プランジャの
作動を制御する工程へ、一つの鋳造サイクル中に適宜切
り換えるようにした。
ビティ内に溶湯を鋳込む射出装置(100)と、金型の
一部に摺動自在に設けて金型キャビティ内まで先端部を
突出可能に設けた加圧プランジャ(63)と、金型の型
開量を検出して、型開量に応じた電気的な信号を出力す
る第一の位置検出器(20)と、加圧プランジャの金型
キャビティ内への移動ストローク量を検出して、移動ス
トローク量に応じた電気的な信号を出力する第二の位置
検出器(2)と、入力信号の大きさに応じて加圧プラン
ジャの突出圧力を調整し得る圧力調整弁(4)と、時間
に対する金型の型開量を目標軌跡として設定する指令信
号設定部を有し、該指令信号設定部からの出力信号と前
記第一の位置検出器からの出力信号との偏差量に応じた
出力信号を、ドライバを介して前記圧力調整弁に送る第
一のフィードバック制御器(70)と、時間に対する加
圧プランジャの金型キャビティ内への突出による移動ス
トローク量を目標軌跡として設定する指令信号設定部を
有し、該指令信号設定部からの出力信号と前記第二の位
置検出器からの出力信号との偏差量に応じた出力信号
を、ドライバを介して前記圧力調整弁に送る第二のフィ
ードバック制御器(7)を備える構成とした。また、本
発明の第4の発明を主体とする第5の発明においては、
加圧プランジャの突出力を直接的あるいは間接的に検出
する検出手段を設ける構成とした。
例を詳細に説明する。図1〜図4はいずれも本実施例に
係り、図1は部分加圧とゲートカットを同一の加圧プラ
ンジャで行なう実施例に係る金型装置の縦断面図および
油圧、電気の制御回路図、図2は各種制御信号の実態を
示す説明図、図3は部分加圧のみを行なう実施例に係る
金型装置の縦断面図および油圧、電気の制御回路図、図
4は部分加圧とゲートカットを個別の加圧プランジャで
行なう実施例に係る金型装置の縦断面図および油圧、電
気の制御回路図である。
ート切断)を同一の加圧プランジャで行なう実施例につ
いて、図1に従って以下に説明する。図1中に示す金型
装置80は、上金型41と下金型32とで形成された金
型キャビティ8内に、射出プランジャ48およびプラン
ジャチップ48aの上昇により、射出スリーブ47内の
溶湯を充填した状態である。上金型41の射出プランジ
ャ48と対向する位置には、加圧プランジャ63が上下
に摺動自在、且つ、金型キャビティ8内に突出可能に配
設されており、加圧プランジャ63は図示しない可動盤
に配設される加圧シリンダ1のピストン1cに連結され
ている。加圧シリンダ1の作動は油圧源5および方向切
換弁3で行なう。すなわち、方向切換弁3のソレノイド
SOL−aを励磁して、油圧源5から供給される作動油
を加圧シリンダ1のヘッド室1aに導き、同時に、ロッ
ド室1b内の作動油をタンク6に解放すれば、ピストン
1cは下降し、加圧プランジャ63の先端部は金型キャ
ビティ8内に突出する。
OL−bを励磁すれば、前記と反対の作動になり、加圧
プランジャ63の先端部は金型キャビティ8内から上金
型41内に戻って収納された状態となる。なお、加圧シ
リンダ1に導かれる作動油の圧力は、圧力調整弁である
電磁比例圧力調整弁4により随意に調整可能であると共
に、圧力検出器11により検出される構成とし、両金型
41、32の型開量は(第一の)位置検出器20により
検出され、加圧プランジャ63の移動ストローク量は
(第二の)位置検出器2により検出される構成としてい
る。なお、本実施例に示すように金型キャビティの図心
と型締めの中心が偏っており、加圧プランジャ63の突
出により金型が不均等に開く場合には、型開量が大きい
側に位置検出装置20を取り付ける。
1、32の型開量を目標軌跡として設定する指令信号設
定部であり、70bは位置検出器20からの入力信号と
指令信号設定部70aからの入力信号とを比較しこれら
両方の入力信号の偏差値に応じた出力信号を出す偏差検
出部、70cは偏差検出部70bからの入力信号を受け
てこれを適宜処理し入力信号に応じた所定の出力信号を
出すゲイン設定部であり、これら指令信号設定部70
a、偏差検出部70bおよびゲイン設定部70cは全体
としてフィードバック制御器70を構成している。
ランジャ63の金型キャビティ8内への突出による移動
ストローク量を目標軌跡として設定する指令信号設定部
であり、7bは位置検出器2からの入力信号と指令信号
設定部7aからの入力信号とを比較しこれら両方の入力
信号の偏差値に応じた出力信号を出す偏差検出部、7c
は偏差検出部7bからの入力信号を受けてこれを適宜処
理し入力信号に応じた所定の出力信号を出すゲイン設定
部であり、これら指令信号設定部7a、偏差検出部7b
およびゲイン設定部7cは全体としてフィードバック制
御器7を構成している。前記ゲイン設定部70cの出力
信号Pc’およびゲイン設定部7cの出力信号Pcはド
ライバ9に送られる。該ドライバ9では、図示しないコ
ントローラにより前記両出力信号Pc’、Pcから選択
されたいずれか一方の出力信号に応じた駆動信号Prに
変換し、これを前記電磁比例圧力調整弁4に出力する。
8による溶湯の充填が完了し、所定の加圧タイムラグが
経過した時点で、図示しないコントローラが加圧プラン
ジャ63の作動指令をフィードバック制御器70に与え
ると共に、方向切換弁3のソレノイドSOL−aを励磁
する。ここで、フィードバック制御器70の指令信号設
定部70aには、時間tに対する両金型41、32の目
標型開量Dの所望の軌跡が予めプログラムされており、
前記の作動指令を受けて目標型開量Dを例えば数ミリ秒
ごとに時分割処理して、偏差検出部70bに入力する。
より検出される両金型41、32の実型開量D’と目標
型開量Dから型開量偏差ΔD(=D−D’)を演算し、
これをゲイン設定部70cに入力する。ゲイン設定部7
0cでは、型開量偏差ΔDを基に、所定のP(比例)、
I(積分)およびD(微分)の各ゲインを乗じて、制御
量である圧力指令値Pc’に変換する。ここでP、I、
Dの各ゲインは、実際に加圧プランジャ63を作動させ
ながら、最も追従性が上がるように経験を生かして決定
する。ドライバ9では、圧力指令値Pc’を得て駆動信
号Prに変換し、電磁比例圧力調整弁4に出力する。こ
のようにして、目標型開量Dと実型開量D’との偏差で
ある型開量偏差ΔDを基準に、加圧シリンダ1に導かれ
る作動油の圧力をフィードバック制御する。
充填された溶湯の冷却収縮代に相当する容積分だけ、加
圧プランジャ63を金型キャビティ8内の金属に突出さ
せる部分加圧を行ない、その押湯作用によりヒケ、巣等
の鋳造欠陥の発生を防止する。本発明によれば、押湯作
用をもたらす部分加圧の条件として目標型開量Dの軌跡
を設定するが、その軌跡パターンは、加圧プランジャ6
3の前進開始から直線的な変化で漸増して最大型開量に
達し、その後は最大型開量を保持するパターンとして一
意的に設定することができる。つまり、金型に応じた最
大型開量の値とそのタイミングを設定するだけで適正な
部分加圧が行なわれる。また、部分加圧の条件を目標型
開量Dの軌跡として設定することにより、金型温度が定
常温度に達しておらず金型キャビティ8内の金属の冷却
・凝固速度が変化し続ける鋳造開始直後の過渡状態にお
いても、定常状態に達した後でも、常に有害なバリが発
生しない範囲内で最大の圧力を金型キャビティ8内の金
属に作用させることができるので、高品質の成形品を有
害なバリ無しに安定して生産することができる。また、
ショット毎の押湯作用が安定して、製品の寸法精度が向
上する。
種制御信号の実態を示すものである。図2中のaで示す
加圧プランジャ前進開始タイミングの直前において、リ
セット信号Rの指令によるデータリセット、すなわち、
実型開量D’および実移動ストローク量St’の現在値
をゼロにする操作が行なわれたのち、加圧プランジャ前
進開始タイミングaで、上述した目標型開量Dを倣う型
開量制御が開始される。そして、図2中のbで示す加圧
プランジャ制御切替タイミングにおいては、制御切替信
号Cの指令による型開量制御から移動ストローク量制御
への制御切替が行なわれ、詳細を後述する目標移動スト
ローク量Stに倣う移動ストローク量制御が開始され
る。移動ストローク量制御中の射出プランジャ圧抜きタ
イミングcにおいて射出プランジャ48の加圧力をゼロ
にしたのち、急峻に設定された目標移動ストローク量S
tに倣うように加圧プランジャ63を金型キャビティ8
内の金属の所定位置まで突出させてゲートカットを行な
い、射出装置後退タイミングdでは射出装置100を後
退作動させるようになっている。なお、加圧プランジャ
63の制御に係るリセット信号R、制御切替信号C、目
標型開量D、目標移動ストローク量Stは、図示しない
コントローラにより総括的に管理・指令されるようにな
っている。
ら移動ストローク量制御への制御切替は、加圧プランジ
ャ63の突出力が予め設定された所定値に達したタイミ
ングで行なわれる。加圧プランジャ63の突出力の検出
方法としては、前記圧力検出器11により加圧シリンダ
1のヘッド室1aの圧力を計測(必要に応じてロッド室
1bの圧力も計測)する間接的な検出方法、加圧プラン
ジャ63に設けられた図示しない歪みゲージにより歪み
量を計測する直接的な検出方法等がある。上記の他に、
突出圧力一定の条件での鋳造において、実型開量が最大
となるタイミングを予め確認しておき、このタイミング
で制御切替信号Cを与えるようにして、型開量制御から
移動ストローク量制御への制御切替を行なうことができ
る。
れる移動ストローク量のフィードバック制御の実態を、
図1に従って以下に説明する。フィードバック制御器7
の指令信号設定部7aには、時間tに対する加圧プラン
ジャ63の目標移動ストローク量Stの所望の軌跡が予
めプログラムされており、目標移動ストローク量Stを
例えば数ミリ秒ごとに時分割処理して、偏差検出部7b
に入力する。
検出される加圧プランジャ63の実移動ストローク量S
t’と目標移動ストローク量Stからストローク量偏差
ΔSt(=St−St’)を演算し、これをゲイン設定
部7cに入力する。ゲイン設定部7cでは、ストローク
量偏差ΔStを基に、所定のP(比例)、I(積分)お
よびD(微分)の各ゲインを乗じて、制御量である圧力
指令値Pcに変換する。ここでP、I、Dの各ゲイン
は、実際に加圧プランジャ63を作動させながら、最も
追従性が上がるように経験を生かして決定する。ドライ
バ9では、圧力指令値Pcを得て駆動信号Prに変換
し、電磁比例圧力調整弁4に出力する。このようにし
て、目標移動ストローク量Stと実移動ストローク量S
t’との偏差であるストローク量偏差ΔStを基準に、
加圧シリンダ1に導かれる作動油の圧力をフィードバッ
ク制御しながら、加圧プランジャ63を金型キャビティ
8内の金属の所定位置まで突出させてゲートカットを行
なう。
について、前述の実施例1と異なるところを主体に、図
3に従って以下に説明する。図3に示すように、上金型
41には加圧プランジャ63が上下に摺動自在、且つ、
金型キャビティ8内の製品部に突出可能に配設されてい
る。図1に示す位置検出器2およびフィードバック制御
器7は不要であり、ドライバ9はゲイン設定部70cか
らの圧力指令値Pc’を得て電磁比例圧力調整弁4を駆
動する駆動信号Prに変換し出力する。このようにし
て、両金型41、32の目標型開量Dと実型開量D’と
の偏差である型開量偏差ΔDを基準に、加圧シリンダ1
に導かれる作動油の圧力をフィードバック制御しなが
ら、加圧プランジャ63を金型キャビティ8内の金属に
突出させて部分加圧を行なう。
別の加圧プランジャで行なう実施例について、前述の実
施例1と異なるところを主体に、図4に従って以下に説
明する。図4に示すように、上金型41の射出プランジ
ャ48と対向する位置にはゲートカット用の加圧プラン
ジャ63が、製品部に相当する位置には部分加圧用の加
圧プランジャ63Aが、それぞれ上下に摺動自在、且
つ、金型キャビティ8内に突出可能に配設されており、
部分加圧用の加圧プランジャ63Aとゲートカット用の
加圧プランジャ63とは、異なる系統の制御回路・油圧
回路によりその作動を制御させる構成である。
しない可動盤に配設される加圧シリンダ10のピストン
10cに連結されており、加圧シリンダ10の作動は油
圧源50および方向切換弁30で行なわれる。ドライバ
90では、ゲイン設定部70cからの圧力指令値Pc’
を得て駆動信号Pr’に変換し電磁比例圧力調整弁40
に出力する。従って、加圧シリンダ10に導かれる作動
油の圧力は、ドライバ90からの駆動信号Pr’を受け
た電磁比例圧力調整弁40により調整される。このよう
にして、両金型41、32の目標型開量Dと実型開量
D’との偏差である型開量偏差ΔDを基準に、加圧シリ
ンダ10に導かれる作動油の圧力をフィードバック制御
しながら、加圧プランジャ63Aを金型キャビティ8内
の金属に突出させて部分加圧を行なう。
からの圧力指令値Pcを得て駆動信号Prに変換し、電
磁比例圧力弁4に出力する。加圧シリンダ1に導かれる
作動油の圧力は、ドライバ9からの駆動信号Prを受け
た電磁比例圧力調整弁4により調整される。このように
して、目標移動ストローク量Stと実移動ストローク量
St’との偏差であるストローク量偏差ΔStを基準
に、加圧シリンダ1に導かれる作動油の圧力をフィード
バック制御しながら、加圧プランジャ63を金型キャビ
ティ8内の金属の所定位置まで突出させてゲートカット
を行なう。以上の実施例においては、圧力調整弁4また
は40として電磁比例圧力調整弁を用いたが、ディジタ
ル弁等の圧力調整弁を用いることもできる。さらには、
電磁比例圧力調整弁(4、40)及び方向切替弁(3、
30)の代わりにサーボ弁等の方向・流量制御弁を用い
ることもできる。
記のような優れた効果が得られる。 (1)煩雑な試行錯誤を行なうことなく、広範囲の金型
に対する部分加圧の条件を一意的に設定することができ
る。 (2)金型温度が定常温度に達しておらず金型キャビテ
ィ内の金属の冷却・凝固速度が変化し続ける鋳造開始直
後の過渡状態においても、定常状態に達した後でも、常
に有害なバリが発生しない範囲内で最大の圧力を金型キ
ャビティ内の金属に作用させることができるので、高品
質の成形品を有害なバリ無しに安定して生産することが
できる。 (3)ショット毎の押湯作用が安定して、製品の寸法精
度が向上する。
ャで行なう実施例に係る金型装置の縦断面図および油
圧、電気の制御回路図である。
す説明図である。
縦断面図および油圧、電気の制御回路図である。
ャで行なう実施例に係る金型装置の縦断面図および油
圧、電気の制御回路図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 金型キャビティ内に溶湯を充填した後、
加圧プランジャの押圧作用によって金型キャビティ内の
溶湯を加圧する加圧鋳造方法において、 加圧プランジャの作動開始時点を時間の基準として、時
間経過とともに変化する金型の型開量を予め目標軌跡と
して定めておき、金型の型開量が該目標軌跡に倣うよう
に加圧プランジャの作動を制御するようにしたことを特
徴とする加圧鋳造方法。 - 【請求項2】 加圧プランジャの作動開始時点を時間の
基準として、時間経過とともに変化する加圧プランジャ
の金型キャビティ内への移動ストローク量を予め目標軌
跡として定めておき、加圧プランジャの突出力が予め設
定された所定値に達したのちは、前記移動ストローク量
の目標軌跡に倣うように加圧プランジャの作動を制御す
るようにしたことを特徴とする請求項1記載の加圧鋳造
方法。 - 【請求項3】 金型キャビティ内に溶湯を充填した
後、加圧プランジャの押圧作用によって金型キャビティ
内の溶湯を加圧する加圧鋳造方法において、加圧プラン
ジャの作動開始時点を時間の基準として、時間経過とと
もに変化する金型の型開量を予め目標軌跡として定めて
おき、金型の型開量が該目標軌跡に倣うように加圧プラ
ンジャの作動を制御する工程から、加圧プランジャの作
動開始時点を時間の基準として、時間経過とともに変化
する加圧プランジャの金型キャビティ内への移動ストロ
ーク量を予め目標軌跡として定めておき、該目標軌跡に
倣うように加圧プランジャの作動を制御する工程へ、一
つの鋳造サイクル中に適宜切り換えるようにしたことを
特徴とする加圧鋳造方法。 - 【請求項4】 金型キャビティ内に溶湯を鋳込む射出装
置(100)と、 金型の一部に摺動自在に設けて金型キャビティ内まで先
端部を突出可能に設けた加圧プランジャ(63)と、 金型の型開量を検出して、型開量に応じた電気的な信号
を出力する第一の位置検出器(20)と、 加圧プランジャの金型キャビティ内への移動ストローク
量を検出して、移動ストローク量に応じた電気的な信号
を出力する第二の位置検出器(2)と、 入力信号の大きさに応じて加圧プランジャの突出圧力を
調整し得る圧力調整弁(4)と、 時間に対する金型の型開量を目標軌跡として設定する指
令信号設定部を有し、該指令信号設定部からの出力信号
と前記第一の位置検出器からの出力信号との偏差量に応
じた出力信号を、ドライバを介して前記圧力調整弁に送
る第一のフィードバック制御器(70)と、 時間に対する加圧プランジャの金型キャビティ内への突
出による移動ストローク量を目標軌跡として設定する指
令信号設定部を有し、該指令信号設定部からの出力信号
と前記第二の位置検出器からの出力信号との偏差量に応
じた出力信号を、ドライバを介して前記圧力調整弁に送
る第二のフィードバック制御器(7)を備えたことを特
徴とする加圧鋳造装置。 - 【請求項5】 加圧プランジャの突出力を直接的あるい
は間接的に検出する検出手段を設けたことを特徴とする
請求項4記載の加圧鋳造装置。
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JP27158499A JP3509657B2 (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 加圧鋳造方法および装置 |
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JP2001096353A JP2001096353A (ja) | 2001-04-10 |
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CN103464724A (zh) * | 2013-08-22 | 2013-12-25 | 广州驭风旭铝铸件有限公司 | 一种车轮或车轮中心盘的铸造方法 |
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1999
- 1999-09-27 JP JP27158499A patent/JP3509657B2/ja not_active Expired - Lifetime
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