JP3509308B2 - リニアモータを用いた送り装置 - Google Patents

リニアモータを用いた送り装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械のテーブルや
コラム等を移動させる手段としてリニアモータを用いた
送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械のテーブルやコラム等の
移動体を移動させる送り装置にリニアモータを用いたも
のには、特開昭63−283835号や特開平5−22
8761号のようなものがある。このような送り装置に
みられるように、送り装置に用いられるリニアモータ
は、移動体の案内方向に対して2個のリニアモータが対
称に配置されている。これはリニアモータの固定子と可
動子の間に作用する磁気吸引力を相殺するためである。
従って、このようにリニアモータを対称配置することに
よって、移動体を案内する案内面等が磁気吸引力によっ
て変形することを防止できる。
【0003】上記したようにリニアモータを対称配置し
た例を図4に示す。ただし、この場合は、リニアモータ
の推力を増大させるために対称配置されたリニアモータ
を並列に配置している。図4において、移動体90は、
ベース91上を案内レール92に沿って、紙面に垂直な
方向に移動するようになっている。ベース91は、左右
両側に側面梁91aを有するとともに、両側面梁91a
の中央に中央梁94を有しており、これらの梁によっ
て、2つの凹部が形成された構成となっている。また、
移動体90の下面には、一対の可動子取付部材95が、
前記2つの凹部の中央に位置するように垂直下方に向け
て取り付けられている。そして、この2つの凹部内に
は、各一対のリニアモータ93が対称に配置されてい
る。即ち、凹部内における側面梁91aおよび中央梁9
4の側面には、リニアモータ93の固定子93bが取り
付けられ、可動子取付部材95の両側面には、リニアモ
ータ93の可動子93aが取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
にリニアモータ93を対称に配置した場合、以下のよう
な問題が生じる。即ち、上記したように各リニアモータ
93には、矢印に示すような磁気吸引力が作用する。こ
の時、矢印からも判るように移動体90側の可動子取付
部材95と、ベース91側の中央梁94には、左右対称
に磁気吸引力が作用するために、磁気吸引力は相殺され
て可動子取付部材95と中央梁94には、磁気吸引力に
よる変形は生じない。しかし、ベース91の側面梁91
aには、片側一方しか磁気吸引力が作用しないため、変
形が生じてしまう問題がある。このため、案内レール9
2に係合する案内ブロック92aに大きなモーメントが
作用する。そして、移動体90や案内レール92が変形
し、案内レール92と係合する案内ブロック92a内の
ボールやローラが偏摩耗を起こす等の理由により寿命が
低下するとともに、移動体90の送り精度が悪化する問
題があった。また、このような問題を回避するために、
側面梁91aの幅tを大きくする必要があり、ベース9
1が大型化するとともにコストが増加するという問題が
ある。以上述べた問題は、対称に配置されたリニアモー
タが一対の場合でも同様である。
【0005】本発明は、以上の問題を解決するためにな
されたものであり、リニアモータによる磁気吸引力の影
響をなくして、案内ブロック等の寿命の低下を防止する
とともに、送り精度を向上させることができる送り装置
を提供することを目的とする。
【0006】↑
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成する手段として、請求項1の手段は、ベース上に移
動体を移動可能に支持し、前記移動体を可動子と固定子
とを備えるリニアモータによって移動させるリニアモー
タを用いた送り装置であって、前記ベースに設けられた
一対の梁と、前記移動体に取り付けられ前記一対の梁
間に位置する平板形状の可動子取付部材と、前記可動子
取付部材の2つの平行な側面のそれぞれに取り付けられ
た前記可動子と、それぞれの前記可動子に対向するよう
前記一対の梁のそれぞれの側面に取り付けられた前記
固定子と、前記一対の梁のそれぞれの上部に設けられ、
前記固定子が取り付けられた記一対の梁のそれぞれ
側面と平行に形成された静圧案内面と、前記移動体に形
成され、前記静圧案内面と対向する摺動面と、前記摺動
面と前記静圧案内面との間に圧油を供給して油圧力を発
生させる圧油供給手段と、前記一対の梁のそれぞれの側
面に作用する前記リニアモータの磁気吸引力を相殺させ
る前記油圧力となるように前記圧油の圧力を調整する圧
力調整手段とを備えたものである。
【0007】請求項2の手段は、ベース上に移動体を移
動可能に支持し、前記移動体を可動子と固定子とを備え
リニアモータによって移動させるリニアモータを用い
た送り装置であって、前記ベースに設けられた一対の梁
と、前記移動体に取り付けられ前記一対の梁の間に位置
する平板形状の可動子取付部材と、前記可動子取付部材
の2つの平行な側面のそれぞれに取り付けられた前記可
動子と、それぞれの前記可動子に対向するように前記一
対の梁のそれぞれの側面に取り付けられた前記固定子
と、前記一対の梁のそれぞれの上部に設けられ、前記固
定子が取り付けられた記一対の梁のそれぞれの側面と
直交しかつ前記移動体の移動方向と平行な軸を含むよう
に形成された第1静圧案内面と、前記移動体に形成さ
れ、前記第1静圧案内面と対向する第1摺動面と、前記
第1静圧面と直交するように形成された第2静圧案内面
と、前記移動体に形成され、前記第2静圧案内面と対向
する第2摺動面と、前記第1静圧案内面と前記第1摺動
面の間および前記第2静圧案内面と前記第2摺動面の間
に圧油を供給して油圧力を発生させる圧油供給手段と
前記一対の梁のそれぞれの側面に作用する前記リニアモ
ータの磁気吸引力を相殺させる前記油圧力となるように
前記第2静圧案内面と前記第2摺動面との間に供給する
前記圧油の圧力を調整する圧力調整手段とを備えたもの
である。
【0008】
【作用】請求項1においては、リニアモータが作動する
と、固定子と可動子との間に磁気吸引力が発生する。こ
の時、可動子取付部材の両側に作用する磁気吸引力は相
殺されるために可動子取付部材に変形は生じない。しか
し、梁には片側のみしか磁気吸引力が作用しないために
変形が生じる。このため、圧油供給手段によって、摺動
面と静圧案内面との間に圧油を供給し、梁に作用する磁
気吸引力と反対方向の力を発生させることによって、梁
の変形を防止する。
【0009】請求項2においては、移動体を第1静圧案
内面と第2静圧案内面によって静圧支持によって案内す
る。そして、この静圧案内面の一方である第2静圧案内
面と第2摺動面との間に発生する圧力を用いて梁の変形
を防止する。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について図1,2,3を参照
して説明する。図1に示すように本実施例のリニアモー
タを用いた送り装置は、ベース1、移動体3および4つ
のリニアモータ5を主な構成としている。このような構
成によって、移動体3は、ベース1上を後述する静圧案
内面によって支持され、図1,2の紙面に垂直な方向に
移動するようになっている。ベース1は、左右両側に側
面梁13を有するとともに、この2つの側面梁13の中
央に中央梁14を有している。従って、これらの梁1
3,14によって、並列に2つの凹部12が形成されて
いる。左右両側の側面梁13上には、コの字型のガイド
ブロック15が取り付けられている。このガイドブロッ
ク15は、図1,2の紙面に垂直な方向に長い、後述す
る静圧案内面を形成しており、この静圧案内面に移動体
3が案内されている。
【0011】移動体3は、ガイドブロック15のコの字
型の内側に位置して案内される第1摺動部材31と、ガ
イドブロック15のコの字型の背面に対接して案内され
る第2摺動部材32とを有している。また、移動体3の
下面には、一対の可動子取付部材35が、ベース1に設
けられた2つの凹部12のそれぞれの中央に位置するよ
うに垂直下方に向けて取り付けられている。
【0012】4つのリニアモータ5の各可動子51は、
可動子取付部材35の側面にそれぞれ取り付けられてい
る。また、リニアモータ5の各固定子52は、各可動子
51と対向するように側面梁13および中央梁14の側
面に取り付けられている。この固定子52は、永久磁石
のN極とS極が長手方向に交互に配置された構成となっ
ている。また可動子51には、コイルが内蔵されてい
る。そして、図略の制御装置よりこの可動子51内のコ
イルが励磁された時には、各可動子51の推力は同じ方
向に作用するようになっており、可動子51に発生する
推力によって、移動体3が移動するようになっている。
【0013】次に上記した移動体3を静圧案内面によっ
て支持する構成について図2,3に基づいて説明する。
図2は、図1の左半分のみを表しているが、以下に説明
する各ポケット31a,31b,32aは、左右対称に
設けられている。上記したガイドブロック15の内側上
面である上方案内面15a(第1案内面)に対接する第
1摺動部材31の上面には、ポケット31aが形成され
ている。このポケット31aは、後述する図3に示すポ
ケット32aと同様に第1摺動部材31の長手方向(図
1,2の紙面に垂直な方向)に複数設けられている。同
様にガイドブロック15の内側下面である下方案内面1
5bに対接する第1摺動部材31の下面には、ポケット
31bが形成されている。また、このポケット31b
は、ポケット31aと同様に第1摺動部材31の長手方
向に複数設けられている。また、ガイドブロック15の
背面に形成された側方案内面15c(第2案内面)に対
接する第2摺動部材32の側面には、ポケット32aが
形成されている。このポケット32aは、図3に示すよ
うに第1摺動部材31の長手方向(図1,2の紙面に垂
直な方向、図3の左右方向)に複数設けられている。な
お、図3おいて44bは、後述するポケット32aに圧
油を供給する管路44の開口端である。
【0014】次に各ポケット31a,31b,32aに
圧油を供給する圧油供給手段について説明する。各ポケ
ット31a,31b,32aに圧油を供給する手段は、
それぞれ別個に圧力が調整できるように、それぞれが独
立して構成されているが、基本的に同じ構成であるた
め、ポケット32aについてのみ説明する。ポケット3
2aに圧油を供給する圧油供給手段40は、ポンプ4
2、管路44、レリーフ弁43および減圧弁41からな
っている。ポンプ42は、モータによって駆動され、管
路44に圧油を供給する。管路44は、ポケット32a
に連通し、ポンプ42から供給される圧油をポケット3
2a内に供給する。管路44は、上記した図3に示す第
2摺動部材32の長手方向に形成された複数のポケット
32aを連結するとともに、図1に示す左右対称に配置
された第2摺動部材32のそれぞれに設けられたポケッ
ト32aを連結している。また、管路44のポケット3
2aへの開口端44b近傍には絞り44aが設けられて
いる。従って、圧油によって左右対称の圧力がガイドブ
ロック15の背面に作用するようになっている。
【0015】レリーフ弁43は、ポンプ42から吐出す
る圧力を一定圧に制御するものである。減圧弁41は、
レリーフ弁43によって一定圧に制御した圧力を手動に
よって微調整するものである。なお、上記ポケット31
a,31bについても、同様な構成で圧油が供給される
が、圧力の供給源であるポンプ42は共用している。ま
た、ポケット31a,31bに連通する管路45,46
についても、第1摺動部材31の長手方向および左右対
称に配置された第1摺動部材31のそれぞれに設けられ
た各ポケット31a,31bを連結している。管路4
5,46のポケット31a,31bへの開口端近傍に
は、絞り45a,46aが設けられている。従って、管
路45からの圧油によって左右対称の圧力がガイドブロ
ック15の内側上面に作用し、管路46からの圧油によ
って左右対称の圧力がガイドブロック15の内側下面に
作用するようになっている。
【0016】図1,2において、16は、ポケット32
aから流出する圧油を回収するための第1圧油回収通路
であり、ベース1の長手方向に取り付けられている。同
様に17は、ポケット31a,31bから流出する圧油
を回収するための第2圧油回収通路であり、ベース1の
長手方向に取り付けられている。次に以上の構成に基づ
いて本実施例の作用を説明する。
【0017】移動体3を移動させるに際して、まずポン
プ42が駆動され、各ポケット31a,31b,32a
に圧油が供給される。これによって、ガイドブロック1
5の内側上面、内側下面および背面と各ポケット31
a,31b,32aの間に油膜が形成され、移動体3は
ガイドブロック15に対して静圧支持される。この時、
各ポケット31a,31b,32aから外部に流出する
圧油は、第1圧油回収通路16および第2圧油回収通路
17によって回収され、再び利用されるようになってい
る。
【0018】このように移動体3が静圧支持された状態
で、図略の制御装置より4つのリニアモータ5の可動子
51内のコイルが励磁されると、それぞれ対向する固定
子52との間に推力が発生する。この推力によって移動
体3は、ガイドブロック15に沿って移動する。この
時、4組の可動子51と固定子52の間には、磁気吸引
力が発生する。この磁気吸引力を矢印で示すと、図1に
おいて、左端のリニアモータ5には、矢印61,62で
示される磁気吸引力が作用し、順に次のリニアモータ5
には、矢印63,64で示される磁気吸引力が作用し、
さらに次のリニアモータ5には、矢印65,66で示さ
れる磁気吸引力が作用し、右端のリニアモータ5には、
矢印67,68で示される磁気吸引力が作用する。これ
ら4つのリニアモータ5は同じものであるため、各磁気
吸引力の大きさは同じである。このため、従来技術の欄
でも説明したように、図1の左側の可動子取付部材35
の両側に作用する磁気吸引力(矢印62,63)は打ち
消し合い、右側の可動子取付部材35の両側に作用する
磁気吸引力(矢印66,67)も打ち消し合う。従っ
て、2つの可動子取付部材35には変形は生じない。ま
た、中央梁14の両側に作用する磁気吸引力(矢印6
4,65)も打ち消し合う。従って、この中央梁14に
も変形は生じない。しかし、両側の側面梁13のそれぞ
れに作用する磁気吸引力(矢印63,68)は、他の磁
気吸引力によって打ち消されることはない。従って、こ
の磁気吸引力(矢印63,68)を相殺する方向の力
を、ポケット32aの圧油を調節することにより、側面
梁13に作用させるのである。
【0019】即ち、図3に示すようにポケット32aか
ら供給される圧油は、ガイドブロック15の背面を押圧
し、矢印69方向の力をガイドブロック15に作用させ
る。ガイドブロック15は、側面梁13に固着されてい
るため、同方向の力が側面梁13に作用する。従って、
この矢印69方向の油圧力を減圧弁41を手動によって
調整することにより、側面梁13に作用する磁気吸引力
と相殺させることができる。
【0020】この油圧力と磁気吸引力とが相殺されたこ
とを判断するためには、磁気吸引力による側面梁13の
変形量を実測しておき、油圧を作用させることよって、
この変形量が0に接近する時を適切と判断することがで
きる。しかし、移動体3の直進性が最も良好となった時
の油圧力を磁気吸引力を相殺したと判断することも可能
である。
【0021】以上述べたように本実施例では、側面梁1
3に作用する磁気吸引力をポケット32aによる静圧力
によって相殺することができる。しかし、現実に移動体
3上に工具等を載置する場合には、工具による加工時の
切削抵抗によって、ポケット32aによる静圧力は変動
することになる。しかし、この切削抵抗による変動量は
磁気吸引力に対して十分小さいため、このような変動に
対しても本実施例の効果は失われるものではない。
【0022】上記した実施例では、左右対称に配置され
たリニアモータを並列に2組配置した計4つのリニアモ
ータを用いた構成であるが、1組の左右対称に配置され
たリニアモータから成る構成としても良い。また、上記
した実施例では、移動体を静圧案内面によって案内する
構成としているが、移動体をボールやローラを用いた転
がり軸受によって案内し、磁気吸引力を相殺する手段に
のみ静圧案内面を用いた構成としても良い。
【0023】さらに上記した実施例では、リニアモータ
の可動子側にコイルを設け、固定子側に永久磁石を設け
た構成としたが、可動子側に永久磁石を設け、固定子側
にコイルを設けた構成としても良い。また、リニアモー
タの種類は、直流モータ、誘導モータ、ステッピングモ
ータ等の特に種類は限定されない。
【0024】
【発明の効果】本発明における請求項1においては、リ
ニアモータの固定子と可動子との間に磁気吸引力が作用
しても、圧油供給手段によって、摺動面と静圧案内面と
の間に圧油を供給し、梁に作用する磁気吸引力と反対方
向の力を発生させることによって、梁の変形を防止する
ことができる。即ち、静圧案内面を使用しているため
に、梁のそれぞれに対して、磁気吸引力と反対方向の力
を発生させることができる。また、このような一方向の
力を静圧案内面に対して発生させても、静圧支持である
ため、静圧案内面の摩耗量はボールやローラ等によって
支持する場合に比べ非常に小さい。
【0025】このように本発明では、梁の変形が防止で
きるため、案内ブロック等の案内面の寿命の低下を防止
することができる。また、必要以上に梁の剛性を高める
必要がないため、梁の幅を小さくできる。さらに、案内
面に変形が生じないために送り精度を向上させることが
できる。請求項2においては、移動体を第1静圧案内面
と第2静圧案内面によって静圧支持によって案内し、こ
の静圧案内面の一方である第2静圧案内面を用いて梁の
変形を防止する。このため、静圧送り装置の圧油供給手
段を利用して梁の変形を防止することができる。従っ
て、簡単な構成となるため、低コストな装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成図である。
【図2】本実施例の油圧供給部分を示した図でしある。
【図3】本実施例のポケットを示した図である。
【図4】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ベース 3 移動体 5 リニアモータ 13 側面梁 14 中央梁 15 ガイドブロック 15a 上方案内面 15c 側方案内面 32 第2摺動部材 32a ポケット 35 可動子取付部材 40 圧油供給手段 51 可動子 52 固定子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 5/28 B23Q 1/26 H02K 41/00 - 41/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース上に移動体を移動可能に支持し、前
    記移動体を可動子と固定子とを備えるリニアモータによ
    って移動させるリニアモータを用いた送り装置であっ
    て、 前記ベースに設けられた一対の梁と、 前記移動体に取り付けられ前記一対の梁の間に位置する
    平板形状の可動子取付部材と、前記 可動子取付部材の2つの平行な側面のそれぞれに取
    り付けられた前記可動子と、それぞれの前記 可動子に対向するように前記一対の梁
    それぞれの側面に取り付けられた前記固定子と、前記 一対の梁のそれぞれの上部に設けられ、前記固定子
    が取り付けられた記一対の梁のそれぞれの側面と平行
    に形成された静圧案内面と、 前記移動体に形成され、前記静圧案内面と対向する摺動
    面と、前記 摺動面と前記静圧案内面との間に圧油を供給して油
    圧力を発生させる圧油供給手段と 前記一対の梁のそれぞれの側面に作用する前記リニアモ
    ータの磁気吸引力を相殺させる前記油圧力となるように
    前記圧油の圧力を調整する圧力調整手段 とを備えたこと
    を特徴とするリニアモータを用いた送り装置。
  2. 【請求項2】ベース上に移動体を移動可能に支持し、前
    記移動体を可動子と固定子とを備えるリニアモータによ
    って移動させるリニアモータを用いた送り装置であっ
    て、 前記ベースに設けられた一対の梁と、前記移動体に取り付けられ前記一対の梁の間に位置する
    平板形状の可動子取付部材と、 前記可動子取付部材の2つの平行な側面のそれぞれに取
    り付けられた前記可動子と、 それぞれの前記可動子に対向するように前記一対の梁の
    それぞれの側面に取り付けられた前記固定子と、 前記 一対の梁のそれぞれの上部に設けられ、前記固定子
    が取り付けられた記一対の梁のそれぞれの側面と直交
    しかつ前記移動体の移動方向と平行な軸を含むように形
    成された第1静圧案内面と、 前記移動体に形成され、前記第1静圧案内面と対向する
    第1摺動面と、前記第1静圧面と直交するように形成された第2静圧案
    内面と、 前記移動体に形成され、前記第2静圧案内面と対向する
    第2摺動面と、 前記第1静圧案内面と前記第1摺動面の間および前記第
    2静圧案内面と前記第2摺動面の間に圧油を供給して油
    圧力を発生させる圧油供給手段と 前記一対の梁のそれぞれの側面に作用する前記リニアモ
    ータの磁気吸引力を相殺させる前記油圧力となるように
    前記第2静圧案内面と前記第2摺動面との間に供給する
    前記圧油の圧力を調整する圧力調整手段 とを備えたこと
    を特徴とするリニアモータを用いた送り装置。
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