JP3509220B2 - ビデオ信号処理装置 - Google Patents

ビデオ信号処理装置

Info

Publication number
JP3509220B2
JP3509220B2 JP23842394A JP23842394A JP3509220B2 JP 3509220 B2 JP3509220 B2 JP 3509220B2 JP 23842394 A JP23842394 A JP 23842394A JP 23842394 A JP23842394 A JP 23842394A JP 3509220 B2 JP3509220 B2 JP 3509220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color difference
signal
digital
input
rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23842394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0879794A (ja
Inventor
博 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP23842394A priority Critical patent/JP3509220B2/ja
Publication of JPH0879794A publication Critical patent/JPH0879794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3509220B2 publication Critical patent/JP3509220B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ディジタV
TRから出力される輝度信号Yと色差信号CR 、CB
らなるディジタルコンポーネントビデオ信号をアナログ
コンポーネントビデオ信号に変換する際に用いられるオ
ーバーサンプリング補間フィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルビデオ信号を圧縮し、磁気テ
ープに記録するようにしたディジタルVTRの開発が進
められている。ディジタルVTRでは、輝度信号Yと、
色差信号CR 、CB とからなるコンポーネント信号がデ
ィジタル化され、DCT等の高能率符号で圧縮され、磁
気テープに記録される。再生時には、磁気テープから再
生された圧縮ディジタルビデオ信号が伸長され、輝度信
号Yと色差信号CR 、CB とからなるディジタルコンポ
ーネントビデオ信号が得られる。このディジタルコンポ
ーネントビデオ信号は、アナログ信号に戻されて、出力
される。
【0003】このようなディジタルビデオVTRでは、
NTSC方式では、4:1:1(輝度信号Yと2つの色
差信号CR 、CB のサンプリングレートの比を表す)で
処理が行われる。
【0004】4:1:1のディジタルコンポーネントビ
デオ信号をアナログのコンポーネントビデオ信号に変換
する際に、4:1:1のディジタルコンポーネントビデ
オ信号をそのままD/Aコンバータに供給すると、アナ
ログのポストフィルタに厳しい特性が要求される。そこ
で、ポストフィルタに厳しい特性が要求されないよう
に、図14に示すように、色差信号を1のレートから4
のレート(13.5MHz)にオーバーサンプリングし
て、D/A変換することが知られている。
【0005】図14において、入力端子101Aに、デ
ィジタル輝度信号Yが供給される。このディジタル輝度
信号Yのサンプリング周波数は、4のレート即ち13.
5MHzである。入力端子101からのディジタル輝度
信号Yは、D/Aコンバータ105Aに供給される。D
/Aコンバータ105Aで、ディジタル輝度信号がアナ
ログ輝度信号に変換される。D/Aコンバータ105A
の出力がローパスフィルタ106Aに供給される。ロー
パスフィルタ106Aの出力が出力端子107Aから取
り出される。
【0006】入力端子101Bには、点順次のディジタ
ル色差信号CR 、CB が供給される。この色差信号
R 、CB は、1のレートである。入力端子101Bか
らの色差信号CR 、CB は、デマルチプレクサ102に
供給される。デマルチプレクサ102で、ディジタル色
差信号CR とCB とが分離される。
【0007】ディジタル色差信号CR は、0挿入回路1
03Aに供給される。0挿入回路103Aで、補間デー
タの位置に0のデータが挿入される。0挿入回路103
Aの出力が補間フィルタ104Aに供給される。補間フ
ィルタ104Aは、1のレートのディジタル色差信号C
R を4のレートに変換するものである。
【0008】補間フィルタ104Aの出力がD/Aコン
バータ105Bに供給される。D/Aコンバータ105
Bで、サンプリング周波数13.5MHzで、ディジタ
ル色差信号がアナログ色差信号に変換される。D/Aコ
ンバータ105Bの出力がローパスフィルタ106Bを
介して、出力端子107Bから出力される。
【0009】デマルチプレクサ102からのディジタル
色差信号CB は0挿入回路103Bに供給される。0挿
入回路103Bで、補間データの位置に0のデータが挿
入される。0挿入回路103Bの出力が補間フィルタ1
04Bに供給される。補間フィルタ104Bは、1のレ
ートのディジタル色差信号CR を4のレートに変換する
ものである。
【0010】補間フィルタ104Bの出力がD/Aコン
バータ105Cに供給される。D/Aコンバータ105
Cで、サンプリング周波数13.5MHzで、ディジタ
ル色差信号がアナログ色差信号に変換される。D/Aコ
ンバータ105Cの出力がローパスフィルタ106Cを
介して、出力端子107Cから出力される。
【0011】上述のように、補間フィルタ104A及び
104Bを設け、色差信号CR 、CB のレートを1のレ
ートから4のレートに変換して、D/A変換すると、ア
ナログローパスフィルタ106A〜106Cでの遅延合
わせが不要になり、ローパスフィルタ106A〜106
Cの設計が楽になる。
【0012】1のレートのディジタル色差信号を、4の
レートに変換する補間フィルタ104A及び104B
は、従来、図15に示すように構成される。
【0013】つまり、1のレートを2のレートに変換す
る際の伝達関数H 1 (Z) が H 1 (Z)=(-1/16)+(9/16)Z -4 +Z -6 +(9/16)Z -8 -(1/1
6)Z -12 となり、2のレートを4のレートに変換する際の伝達関
数H 2 (Z) が H 2 (Z) = (1/2) +Z-1 +(1/2)Z -2 となるので、1のレートを4のレートに変換するための
伝達関数H 3 (Z) は、 H 3 (Z) =H 1 (Z)・H 2 (Z) =((-1/16)+(9/16)Z -4 +Z -6 +(9/16)Z -8 -(1/16)Z
-12 ) ・ ((1/2) +Z-1 +(1/2)Z -2 ) =(1/32)(-1-2Z-1-Z-2+9Z -4+18Z-5+25Z-6+32Z-7+25Z-8
+18Z-9+9Z -10 -Z-12 -2Z -13 -Z14) となる。したがって、図15に示すように、15タップ
のディジタルフィルタの構成となる。
【0014】図15において、入力端子121からのデ
ィジタル色差信号は、遅延回路131〜144の縦続接
続に供給される。遅延回路131〜144の縦続接続の
段間からタップT101〜T112が導出され、タップ
T101〜T112の出力が乗算回路151〜162に
それぞれ供給される。乗算回路151〜162の出力が
加算回路122に供給される。
【0015】加算回路122から、補間データが得られ
る。この加算回路122の出力がスイッチ回路123の
b側に供給される。遅延回路137と遅延回路138の
段間から、真のデータが得られる。この遅延回路137
と遅延回路138との段間の出力がスイッチ回路123
のa側に供給される。
【0016】真のデータを出力する期間では、スイッチ
回路123がa側に設定される。補間データを出力する
期間では、スイッチ回路123がb側に設定される。ス
イッチ回路123の出力が出力端子124から出力され
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述の例では、補間フ
ィルタ104A及び104Bで、1のレートのディジタ
ル色差信号CR 、CB を4のレートに変換している。と
ころが、このように、1のレートから4のレートに変換
するためのレート変換回路は、図15に示したように、
例えばタップ数が17のディジタルフィルタとなり、回
路規模が大きくなる。上述の例では、このような17タ
ップのディジタルフィルタが2つ(補間フィルタ104
A、104B)必要であるから、非常に大きな回路規模
が要求される。
【0018】また、上述の例では、デマルチプレクサ1
02で、点順次の色差信号CR 、CB を2つのディジタ
ル色差信号CR とCB に分離してから、レート変換を行
っている。このため、1のレートから4のレートに変換
するための補間フィルタ104A、104Bが2つ必要
になると共に、補間データの位置に0を挿入するため
に、2つの0挿入回路103A、103Bが必要にな
る。
【0019】更に、NTSC方式とPAL方式とで共用
できるようなディジタルVTRが開発されている。NT
SC方式では、4:1:1で処理が行われているのに対
して、PAL方式では4:2:2で処理が行われる。こ
のようにNTSC方式とPAL方式とで共用できるよう
にした場合には、NTSC方式用に1のレートを4のレ
ートに変換するための補間フィルタが必要であると共
に、PAL方式用に2のレートを4のレートに変換する
ための補間フィルタが必要になる。
【0020】したがって、この発明の目的は、ディジタ
ルコンポーネントビデオ信号をオーバーサンプリングし
てアナログ信号に変換する際に、回路規模を削減できる
オーバーサンプリグ補間フィルタ装置を提供することに
ある。
【0021】この発明の他の目的は、4:1:1のNT
SC方式のディジタルコンポーネントビデオ信号と、
4:2:2のPAL方式のディジタルコンポーネントビ
デオ信号とを共用した場合に、オーバーサンプリングフ
ィルタを簡略化でき、回路規模を削減できるオーバーサ
ンプリング補間フィルタ装置を提供することにある。
【0022】この発明は、ディジタル輝度信号Yと、デ
ィジタル色差信号CR、CBとからなるディジタルコンポ
ーネントビデオ信号をアナログ信号に変換するビデオ信
号処理装置において、 ディジタル輝度信号Yが入力され
る輝度信号の入力端子と、 ディジタル色差信号CR、CB
が入力される色差信号の入力端子と、 輝度信号の入力端
子から入力されたディジタル輝度信号Yをアナログ信号
に変換する第1のD/A変換手段と、 色差信号の入力端
子からのディジタル色差信号CR、CBが入力され、入力
されたディジタル色差信号CR、CBのサンプルデータの
間に補間データを挿入する第1の補間フィルタと、 色差
信号の入力端子から入力されたディジタル色差信号C
R、CBと、色差信号の入力端子から第1の補間フィルタ
を介されたディジタル色差信号CR、CBとを切り換える
スイッチ回路と、 スイッチ回路を介されたディジタル色
差信号CR、CBが入力され、入力されたディジタル色差
信号CR、CBのサンプルデータの間に補間データを挿入
する第2の補間フィルタと、 第2の補間フィルタを介さ
れたディジタル色差信号CR、CBから、ディジタル色差
信号CRとディジタル色差信号CBとを分離するデマルチ
プレクサと、 デマルチプレクサにより分離されたディジ
タル色差信号CRとディジタル色差信号CBをそれぞれア
ナログ信号に変換する第2及び第3のD/A変換手段と
からなるようにしたビデオ信号処理装置である。
【0023】
【作用】1のレートを2のレートに変換する補間フィル
タ2と、2のレートを4のレートに変換する補間フィル
タ4とが設けられているので、回路規模が縮小できる。
また、スイッチ制御だけで、4:1:1のNTSC方式
の場合にも、4:2:2のPAL方式の場合にも対応で
きる。また、点順次の信号のままフィルタリングを行え
る。
【0024】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、この発明の一実施例を示すも
のである。図1において、入力端子1Aには、ディジタ
ル輝度信号Yが供給される。入力端子1Bには、点順次
のディジタル色差信号CR及びCB が供給される。
【0025】この実施例では、NTSC方式とPAL方
式とに対応できる。NTSC方式の場合には、輝度信号
Yと色差信号CR 、CB とが4:1:1のレートで入力
される。PAL方式の場合には、輝度信号Yと色差信号
R 、CB とが4:2:2のレートで入力される。
【0026】入力端子1Aからのディジタル輝度信号Y
は、D/Aコンバータ6Aに供給される。D/Aコンバ
ータ6Aで、輝度信号Yがディジタル信号からアナログ
信号に変換される。D/Aコンバータ6Aの出力がロー
パスフィルタ7Aを介して、出力端子8Aから出力され
る。
【0027】入力端子1Bからのディジタル色差信号C
R 及びCB は、補間フィルタ2に供給されると共に、ス
イッチ回路3のa側入力端に供給される。補間フィルタ
2の出力がスイッチ回路3のb側入力端に供給される。
補間フィルタ2は、例えば7タップのディジタルフィル
タで、図2に示すように、1のレートのディジタル色差
信号のサンプリングデータC0、C4、C8、…の間
に、補間データC2、C6、…を挿入し、2のレートの
ディジタル色差信号に変換するものである。補間フィル
タ2については、後に詳述する。
【0028】スイッチ回路3は、入力ディジタルコンポ
ーネントビデオ信号が4:1:1のNTSC方式の場合
には、2クロック周期で交互に切り替えられる。入力デ
ィジタルコンポーネントビデオ信号が4:2:2のPA
L方式の場合には、a側に固定される。
【0029】スイッチ回路3の出力が補間フィルタ4に
供給される。補間フィルタ4は、例えば3タップのディ
ジタルフィルタで、図3に示すように、2のレートのデ
ィジタル色差信号のサンプリングデータC0、C2、C
4、C6…の間に、補間データC1、C3、C5…を挿
入し、2のレートのディジタル色差信号を4のレートの
ディジタル色差信号に変換するものである。補間フィル
タ4の出力がデマルチプレクサ5に供給される。デマル
チプレクサ5により、4のレートのディジタル色差信号
R 及びCB が分離される。補間フィルタ4及びデマル
チプレクサ5については、後に詳述する。
【0030】デマルチプレクサ5からのディジタル色差
信号CR がD/Aコンバータ6Bに供給される。D/A
コンバータ6Bで、サンプリング周波数13.5MHz
で、ディジタル色差信号CR がアナログ色差信号に変換
される。D/Aコンバータ6Bの出力がローパスフィル
タ7Bを介して、出力端子8Bから出力される。
【0031】デマルチプレクサ5からのディジタル色差
信号CB がD/Aコンバータ6Cに供給される。D/A
コンバータ6Cで、サンプリング周波数13.5MHz
で、ディジタル色差信号CB がアナログ色差信号に変換
される。D/Aコンバータ6Cの出力がローパスフィル
タ7Cを介して、出力端子8Cから出力される。
【0032】図4は、補間フィルタ2、スイッチ回路
3、補間フィルタ4、デマルチプレクサ5の具体的構成
を示すものである。
【0033】図4において、補間フィルタ2は、2サン
プルの遅延回路22〜27、乗算回路28〜31、加算
回路32により構成される。
【0034】入力端子21に、ディジタル色差信号
R 、CB が供給される。サンプリングレートが4:
1:1のNTSC方式の場合には、図5Aに示すよう
に、1クロック毎に0次ホールドの点順次の色差信号CR
0,CB0,CR0,CB0,CR4,CB4,CR4,CB4,…が入力される。サン
プリングレートが4:2:2のPAL方式の場合には、
図6Aに示すように、1クロック毎に点順次の色差信号
CR0,CB0,CR2,CB2,CR4,CB4,CR6,CB6,…が入力される。
【0035】入力端子21からのディジタル色差信号C
R 、CB は、遅延回路22〜27の縦続接続に供給され
る。遅延回路22〜27は、2サンプルの遅延回路であ
る。遅延回路22〜27からタップT1〜T4が導出さ
れ、これらのタップT1〜T4の出力が乗算回路28〜
31にそれぞれ供給される。乗算回路28〜31の出力
が加算回路32で加算される。乗算回路28、31の係
数は例えば−16、乗算回路29、30係数は、例えば
9/16である。
【0036】加算回路32から、補間データが得られ
る。この加算回路32の出力がスイッチ回路3のb側入
力端に供給される。遅延回路24と25との段間TAか
ら、真のデータが得られる。この遅延回路24と25の
段間TAの出力がスイッチ回路3のa側入力端に供給さ
れる。
【0037】サンプリングレートが4:1:1のNTS
C方式の場合には、図5Hに示すように、スイッチ回路
3がサンプルクロックの2倍の周期で交互に切り替えら
れる。タップT1、タップT2、タップT3、タップT
4からは、図5B〜図5Eに示すような出力が得られ
る。これにより、図5Fに示すような補間データが加算
回路32から得られる。
【0038】スイッチ回路3がサンプルクロックの2倍
の周期で交互に切り替えられると、加算回路32からの
補間データ(図5F)と、遅延回路24と25との間T
Aからの真のデータ(図5G)とがサンプルクロックの
2倍の周期で切り替えられ、図5Iに示すような出力CR
4,CB4,CR6,CB6,CR8,CB8,…がスイッチ回路3から得られ
る。
【0039】一方、サンプリングレートが4:2:2の
PAL方式の場合には、図6Hに示すように、スイッチ
回路3がa側に固定されている。このため、図6Iに示
すように、遅延回路24と25との間TAからの真のデ
ータ(図6G)CR0,CB0,CR2,CB2,CR4,CB4,CR6,CB6,…が
スイッチ回路3から出力される。
【0040】補間フィルタ4は、遅延回路41及び42
と、乗算回路43及び44と、加算回路45とにより構
成されている。スイッチ回路3からの信号は、遅延回路
41及び42の縦続接続に供給される。遅延回路41及
び42の縦続接続の両端からタップT11、T12が導
出され、これらのタップT11、T12出力が乗算回路
43及び44に供給される。乗算回路43及び44の係
数は、例えば1/2である。乗算回路43及び44の出
力が加算回路45に供給される。加算回路45から、補
間データが得られる。また、遅延回路41及び42の段
間TBから真のデータが取り出される。加算回路45か
らの補間データ及び遅延回路41及び42の段間TBの
真のデータがデマルチプレクサ5に供給される。
【0041】デマルチプレクサ5は、スイッチ回路51
及び52から構成されている。加算回路45の出力がス
イッチ回路51のa側入力端に供給されると共に、スイ
ッチ回路52のb側入力端に供給される。遅延回路41
と42との段間TBの出力がスイッチ回路51のb側入
力端に供給されると共に、スイッチ回路52のa側入力
端に供給される。スイッチ回路51の出力が遅延回路5
3を介して出力端子54Aから取り出される。スイッチ
回路52の出力が出力端子54Bから取り出される。
【0042】サンプリングレートが4:1:1のNTS
C方式の場合には、図5N〜図5Oに示すように、スイ
ッチ回路51及び52がサンプルクロック周期で交互に
切り替えられる。タップT11とタップT12からは、
図5J及び図5Kに示すような出力が得られる。これに
より、図5Lに示すような補間データが加算回路45か
ら得られる。スイッチ回路51及び52がサンプルクロ
ックの周期で交互に切り替えられると、加算回路45か
らの補間データ(図5L)と、遅延回路41と42との
間TBからの真のデータ(図5M)とがサンプルクロッ
クの周期で切り替えられる。これにより、図5P及び図
5Qに示すように、スイッチ回路51から色差信号CR5,
CR6,CR7,CR8 …が得られ、スイッチ回路52から色差信
号CB4,CB5,CB6,CB7 …が得られる。
【0043】一方、サンプリングレートが4:2:2の
PAL方式の場合には、図6N及び図6Oに示すよう
に、スイッチ回路51及び52がサンプルクロック周期
で交互に切り替えられる。タップT11とタップT12
からは、図6J及び図6Kに示すような出力が得られ
る。これにより、図6Lに示すような補間データが加算
回路45から得られる。スイッチ回路51及び52がサ
ンプルクロックの周期で交互に切り替えられると、加算
回路45からの補間データ(図6L)と、遅延回路41
と42との間からの真のデータ(図6M)とがサンプル
クロックの周期で切り替えられる。これにより、図6P
及び図6Qに示すように、スイッチ回路51から色差信
号CR1,CB2,CR3,CB4 …が得られ、スイッチ回路52から
色差信号CB0,CB1,CB2,CB3 …が得られる。
【0044】スイッチ回路51の出力は、遅延回路53
で遅延され、出力端子54Aから出力される。スイッチ
回路52の出力は、出力端子54Bから出力される。出
力端子54A及び54Bから、4のレートに変換された
色差信号CR 及びCB が得られる。
【0045】図7は、補間フィルタ2の特性を示すもの
である。この補間フィルタ2は、7タップのフィルタ
で、その特性は、図7に示すように、(13.5MHz
/8)で−6dB、(13.5MHz/4)でヌルとな
る。図8は、補間フィルタ4の特性を示すものである。
この補間フィルタ4は、2タップのフィルタで、その特
性は、図8に示すように、(13.5MHz/4)で−
6dB、(13.5MHz/2)でヌルとなる。図9
は、補間フィルタ2と4とからなるフィルタの総合特性
を示すものである。図10は、アナログのローパスフィ
ルタ7B及び7Cの特性を示すものである。
【0046】この発明の一実施例では、サンプリングレ
ートが4:1:1のNTSC方式の場合には、補間フィ
ルタ2で、1のレートから2のレートにレート変換さ
れ、更に、補間フィルタ4で、2のレートから4のレー
トにレート変換される。そして、これがD/A変換さ
れ、ローパスフィルタ7B及び7Cを介して出力され
る。したがって、全体の周波数特性は、図11に示すよ
うになる。
【0047】サンプリングレートが4:2:2のPAL
方式の場合には、補間フィルタ4で、2のレートから4
のレートにレート変換され、これがD/A変換され、ロ
ーパスフィルタ7B及び7Cを介して出力される。した
がって、全体の周波数特性は、図12に示すようにな
る。
【0048】このように、この発明の一実施例では、1
のレートを2のレートに変換する補間フィルタ2と、2
のレートを4のレートに変換する補間フィルタ4とが設
けられているので、回路規模が縮小できる。また、スイ
ッチ回路3の制御だけで、4:1:1のNTSC方式の
場合にも、4:2:2のPAL方式の場合にも対応でき
る。また、点順次の色差信号のままフィルタリングを行
える。
【0049】この発明は、例えば、ディジタルVTRの
出力をオーバーサンプリングしてアナログ信号に変換す
る際に適用できる。図13は、この発明が適用できるデ
ィジタルVTRの構成を示すものである。
【0050】図13において、スイッチ回路61及び6
2は、記録時と再生時とで切り替えられる。記録時に
は、スイッチ回路1はa側に切り替えられ、スイッチ回
路62はa側に切り替えられる。再生時には、スイッチ
回路1はb側に切り替えられ、スイッチ回路2はb側に
切り替えられる。
【0051】先ず記録時について説明する。記録時に
は、入力端子65にディジタル輝度信号が供給される。
入力端子66にディジタル色差信号CR 、CB が供給さ
れる。
【0052】入力端子65からのディジタル輝度信号
は、圧縮伸長回路67に供給されると共に、スイッチ回
路61のa側の端子に供給される。入力端子66からの
ディジタル色差信号CR 、CB は、間引き回路68に供
給される。間引き回路68には、コントローラ63か
ら、間引き制御信号が供給される。間引き回路68で、
輝度信号Yと色差信号CR 、CB とのサンプリングレー
トの比が、4:1:1又は4:2:2となるように、間
引かれる。輝度信号Yと色差信号CR 、CB とのサンプ
リングレートの比は、例えば、NTSC方式の場合には
4:1:1、PAL方式の場合には4:2:2とされ
る。間引き回路68の出力が圧縮伸長回路67に供給さ
れると共に、スイッチ回路62のa側に供給される。
【0053】圧縮伸長回路67は、DCT等の高能率符
号を用いて、ディジタルビデオ信号の圧縮、伸長を行う
ものである。記録時には、入力端子65からのディジタ
ル輝度信号及び間引き回路68からのディジタル色差信
号CR 、CB が、圧縮伸長回路67で、圧縮符号化され
る。この圧縮伸長回路67の出力が記録再生回路69に
供給される。記録再生回路69より、磁気テープに圧縮
されたディジタルビデオ信号が記録される。
【0054】記録時には、スイッチ回路61及び62が
a側に設定されている。このため、入力端子65からの
ディジタル輝度信号は、スイッチ回路61を介して、出
力端子74から出力される。また、間引き回路68から
のディジタル色差信号は、スイッチ回路62を介して、
補間フィルタ70に供給されると共に、スイッチ回路7
1のa側に供給される。スイッチ回路71は、コントロ
ーラ63からの制御信号により、4:1:1のNTSC
方式の場合と4:2:2のPAL方式の場合とで切り替
えられる。スイッチ回路71の出力が補間フィルタ72
に供給される。補間フィルタ72の出力が出力端子75
から出力される。補間フィルタ70は、1のレートの色
差信号CR 、CB を2のレートに変換するものである。
補間フィルタ72は、2のレートの色差信号CR 、CB
を4のレートに変換するものである。
【0055】4:1:1のNTSC方式の場合には、補
間フィルタ70で色差信号のCR 、CB のレートが1の
レートから2のートに変換され、更に、補間フィルタ7
2で、2のレートから4のレートに変換される。4:
2:2のPAL方式の場合には、補間フィルタ72で、
色差信号のCR 、CB のレートが2のレートから4のー
トに変換される。このように4のレートにレート変換さ
れた色差信号が出力端子75から出力される。
【0056】再生時には、記録再生回路69からの再生
信号が圧縮伸長回路67に供給される。また、判別回路
73で、再生信号がサンプリングレートが4:1:1の
NTSC方式か、4:2:2のPAL方式かが判断され
る。この判別回路73の出力がコントローラ63に供給
される。
【0057】記録再生回路69で、再生ビデオ信号が伸
長される。再生ディジタル輝度信号Yがスイッチ回路6
1のb側に供給される。再生ディジタル色差信号CR
Bがスイッチ回路62のb側に供給される。
【0058】再生時には、スイッチ回路61及び62が
b側に設定される。このため、圧縮伸長回路67からの
ディジタル輝度信号Yは、スイッチ回路61を介して、
出力端子74から出力される。また、圧縮伸長回路67
からのディジタル色差信号CR 、CB は、スイッチ回路
62を介して、補間フィルタ70に供給されると共にス
イッチ回路61のa側に供給される。スイッチ回路70
は、コントローラ63からの制御信号により、4:1:
1の場合と4:2:2の場合とで切り替えられる。スイ
ッチ回路71の出力が補間フィルタ72に供給される。
補間フィルタ72の出力が出力端子75から出力され
る。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、1のレートを2のレ
ートに変換する補間フィルタ2と、2のレートを4のレ
ートに変換する補間フィルタ4とが設けられているの
で、4のレートを1のレートに直接レート変換する場合
に比べて、回路規模が縮小できる。また、スイッチ制御
だけで、4:1:1のNTSC方式の場合にも、4:
2:2のPAL方式の場合にも対応できる。また、点順
次の信号のままフィルタリングが行えるので、回路規模
が削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の説明に用いる略線図であ
る。
【図3】この発明の一実施例の説明に用いる略線図であ
る。
【図4】この発明の一実施例の説明に用いるブロック図
である。
【図5】この発明の一実施例の説明に用いるタイミング
図である。
【図6】この発明の一実施例の説明に用いるタイミング
図である。
【図7】この発明の一実施例の説明に用いる周波数特性
図である。
【図8】この発明の一実施例の説明に用いる周波数特性
図である。
【図9】この発明の一実施例の説明に用いる周波数特性
図である。
【図10】この発明の一実施例の説明に用いる周波数特
性図である。
【図11】この発明の一実施例の説明に用いる周波数特
性図である。
【図12】この発明の一実施例の説明に用いる周波数特
性図である。
【図13】この発明が適用できるディジタルVTRの一
例のブロック図である。
【図14】従来のオーバーサンプリング回路の説明に用
いるブロック図である。
【図15】従来の補間フィルタの一例のブロック図であ
る。
【符号の説明】
2、4 補間フィルタ 3 スイッチ回路 5 デマルチプレクサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル輝度信号Yと、ディジタル色
    差信号CR、CBとからなるディジタルコンポーネントビ
    デオ信号をアナログ信号に変換するビデオ信号処理装置
    において、 上記ディジタル輝度信号Yが入力される輝度信号の入力
    端子と、 上記ディジタル色差信号CR、CBが入力される色差信号
    の入力端子と、 上記輝度信号の入力端子から入力されたディジタル輝度
    信号Yをアナログ信号に変換する第1のD/A変換手段
    と、 上記色差信号の入力端子からのディジタル色差信号C
    R、CBが入力され、上記入力されたディジタル色差信号
    CR、CBのサンプルデータの間に補間データを挿入する
    第1の補間フィルタと、 上記色差信号の入力端子から入力されたディジタル色差
    信号CR、CBと、上記色差信号の入力端子から入力さ
    れ、上記第1の補間フィルタを介されたディジタル色差
    信号CR、CBとを切り換えるスイッチ回路と、 上記スイッチ回路を介されたディジタル色差信号CR、
    CBが入力され、上記入力されたディジタル色差信号C
    R、CBのサンプルデータの間に補間データを挿入する第
    2の補間フィルタと、 上記第2の補間フィルタを介されたディジタル色差信号
    CR、CBから、ディジタル色差信号CRとディジタル色
    差信号CBとを分離するデマルチプレクサと、 上記デマルチプレクサにより分離されたディジタル色差
    信号CRとディジタル色差信号CBをそれぞれアナログ信
    号に変換する第2及び第3のD/A変換手段と からなる
    ようにしたビデオ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記入力されるディジタルコンポーネン
    トビデオ信号は、ディジタル輝度信号Yと、ディジタル
    色差信号CR、CBのサンプリングレートの比が(4:
    1:1)又は(4:2:2)とされており、 上記入力されるディジタルコンポーネントビデオ信号の
    ディジタル輝度信号Yとディジタル色差信号CR、CBの
    サンプリングレートの比が(4:1:1)の場合には、
    上記スイッチ回路を上記第1の補間フィルタ側と上記色
    差信号の入力端 子側に交互に設定し、上記第1の補間フ
    ィルタにより、上記入力されたディジタル色差信号C
    R、CBのサンプリングレートをサンプリングレート1か
    らサンプリングレート2にレート変換し、更に、上記第
    2の補間フィルタにより、上記サンプリングレート2か
    らサンプリングレート4にレート変換し、 上記入力されるディジタルコンポーネントビデオ信号の
    ディジタル輝度信号Yとディジタル色差信号CR、CBの
    サンプリングレートの比が(4:2:2)の場合には、
    上記スイッチ回路を上記色差信号の入力端子側に設定
    し、上記第2の補間フィルタにより、上記入力されたデ
    ィジタル色差信号CR、CBのサンプリングレートをサン
    プリングレート2からサンプリングレート4にレート変
    換する ようにした請求項1記載のビデオ信号処理装
    置。
JP23842394A 1994-09-06 1994-09-06 ビデオ信号処理装置 Expired - Fee Related JP3509220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23842394A JP3509220B2 (ja) 1994-09-06 1994-09-06 ビデオ信号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23842394A JP3509220B2 (ja) 1994-09-06 1994-09-06 ビデオ信号処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0879794A JPH0879794A (ja) 1996-03-22
JP3509220B2 true JP3509220B2 (ja) 2004-03-22

Family

ID=17029994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23842394A Expired - Fee Related JP3509220B2 (ja) 1994-09-06 1994-09-06 ビデオ信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3509220B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0879794A (ja) 1996-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5274372A (en) Sampling rate conversion using polyphase filters with interpolation
JPH06268477A (ja) 標本化周波数変換器
JPH0793548B2 (ja) 標本化周波数変換回路
JPS60244179A (ja) 逐次走査型映像信号処理装置
JPS60501486A (ja) フィルタ及びそれを用いるデータ伝送システム
JP3509220B2 (ja) ビデオ信号処理装置
EP0280575B1 (en) Fir type digital filter for recording and reproducing apparatus
JPH04275794A (ja) Muse信号デジタル記録・再生装置
JPS6074893A (ja) デイジタルカラ−デコ−ダ
JP2687444B2 (ja) レート変換装置
JP2001211463A (ja) 映像信号処理装置
JPH066825A (ja) 画像処理装置
JP2635910B2 (ja) 映像信号の再生装置
JP2975623B2 (ja) カラーコンポーネント信号変換装置
KR20010015321A (ko) 기록 재생 장치
JPH11261957A (ja) 画像処理装置および方法、並びに記録媒体
JPH05153625A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0817136A (ja) 符号化方法
JPH09154156A (ja) Yc分離回路
JPH0361397B2 (ja)
JPH01126894A (ja) デジタルビデオ信号のレート変換装置
JPH03191691A (ja) デイジタル信号処理回路および磁気記録再生装置
JPH11150740A (ja) 標本化周波数変換回路
JPH01152891A (ja) カラービデオ信号伝送装置
JPH0522749A (ja) 再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees