JP3506651B2 - アレイ導波路格子デバイス製造装置およびアレイ導波路格子デバイスの製造方法 - Google Patents

アレイ導波路格子デバイス製造装置およびアレイ導波路格子デバイスの製造方法

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JP3506651B2 JP2000079034A JP2000079034A JP3506651B2 JP 3506651 B2 JP3506651 B2 JP 3506651B2 JP 2000079034 A JP2000079034 A JP 2000079034A JP 2000079034 A JP2000079034 A JP 2000079034A JP 3506651 B2 JP3506651 B2 JP 3506651B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアレイ導波路格子デ
バイス製造装置およびその製造方法に関し、特に、光デ
バイスの調心を行って、光通信などの分野に適用される
アレイ導波路格子デバイスを製造するアレイ導波路格子
デバイス製造装置およびアレイ導波路格子デバイスの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板上に作製された光導波路などから成
る光デバイスの光学特性を測定する場合や当該光デバイ
スを実用化する場合には、信号のインターフェースとし
て入出力部に光ファイバを調心接続することが必要であ
る。この際、光デバイス間の調心には、高精度、かつ高
速、かつ低コストであることが望まれる。
【0003】従来の調心方法としては、接続する入力光
ファイバに光を入射させて光導波路からの出射光を出力
光ファイバで検出し、検出結果にしたがって入力光ファ
イバと出力光ファイバを調心して、光軸合わせする方法
[従来法1]がある。
【0004】しかし、この従来法1では、調心に時間が
掛かるという問題がある。例えば、モードフィールド径
10μm程度のシングルモード光ファイバと光導波路を
調心する場合、入力光ファイバと出力光ファイバそれぞ
れの光導波路に対する光軸ズレが数十ミクロン程度以下
の範囲に位置していないと、調心用の光を検出すること
ができない。このため、検出可能範囲に収束させるのに
時間が掛かる。
【0005】さらに、この調心は、光導波路を伝搬して
きた信号光を利用して行う。したがって、光の波長また
は偏波または位相のフィルタ機能を有する光導波路の場
合、それぞれの特性に合わせて光源を揃える必要がある
ため、コストが掛かるという問題もある。
【0006】この従来法1の問題点を解消する方法とし
て、接続する入力光ファイバに光を入射させ、光導波路
の屈曲部などからの漏れ光を受光面の大きな受光器でモ
ニタして、モニタ結果にしたがって光軸合わせする方法
[従来法2]が提案されている。
【0007】図6は、従来法2の実施に用いるアレイ導
波路格子デバイス製造装置を概略的に示す構成図であ
る。
【0008】図6は、第1スラブ導波路614と第2ス
ラブ導波路615とアレイ導波路616を有する光デバ
イス611を光ファイバ部品621と調心接続する例を
示す。
【0009】この従来方法では、光ファイバ部品621
に入射光650を与え、アレイ導波路616の屈曲部か
らの漏れ光をモニタ光651として受光器634で検出
しつつ、調心する。ここで、モニタ光651の検出に受
光面の大きな受光器634を用いているために受光器6
34のアライメント精度が緩和され、これにより高速に
調心することが可能となる。
【0010】また、図6に示すように、光導波路がフィ
ルタ機能を有する場合であっても、入射光がフィルタリ
ングされる前の屈曲部からの漏れ光を検出することによ
って、光源に依存しない調心が可能となり、したがって
低コスト化可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
法2は、屈曲部からの微弱な漏れ光を受光面の大きな受
光器で検出しているため、光導波路を伝搬していない迷
光、例えば、入力用光導波路から光導波路に結合せずに
クラッド内を伝搬している光などの影響を受けやすく、
調心時のSN比を十分大きくとることが困難である。ま
た、調心時のSN比を大きくとるために屈曲部からの漏
れ光を大きく設計すると信号光も同時に漏れてしまい、
光デバイス自体の挿入損失が大きくなる。したがって、
この従来法2では調心の際のSN比を任意に設定できな
いため、導波路の設計、サイズによっては十分な調心精
度を得られないという問題がある。
【0012】そこで、本発明は上述した従来の問題点を
解決するためになされたものであって、その目的は、光
の波長または偏波または位相のフィルタ機能を有する光
導波路から成る光デバイスを少なくとも1つ含む光デバ
イス間の調心を高精度、高速に行って、低コストでアレ
イ導波路格子デバイスを製造することのできるアレイ導
波路格子デバイス製造装置およびアレイ導波路格子デバ
イスの製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、第1および第2のスラブ導波
路と、前記第1のスラブ導波路の入射面に接続された入
力用光導波路と、前記第2のスラブ導波路の出射面に接
続された出力用光導波路と、一端を前記第1のスラブ導
波路の出射面に接続され、他端を前記第2のスラブ導波
路の入射面に接続された長さの異なる複数の光導波路を
含んだアレイ導波路とから構成されるアレイ導波路格子
を基板上に形成された第1の光デバイスを第2の光デバ
イスと接続するアレイ導波路格子デバイス製造装置であ
って、前記第1の光デバイスを所定位置に保持する第1
の保持手段と、前記保持された第1の光デバイスと対向
させて前記第2の光デバイスを保持する第2の保持手段
と、前記第1または第2の光デバイスの位置および向き
を可変して、前記第1の光デバイスと前記第2の光デバ
イスとの調心を行う第1の調心手段と、前記保持された
第1の光デバイスが含む前記第2のスラブ導波路の前記
出射面と対向し、前記第1のスラブ導波路と前記アレイ
導波路を介して前記第2のスラブ導波路に伝播し前記第
2のスラブ導波路から出射する遮断光をモニタ光として
検出する第1のモニタ手段と、前記検出したモニタ光に
したがって前記第1の調心手段の調心動作を制御して、
前記モニタ光を所定レベルとする制御手段とを備えたこ
とを特徴とするアレイ導波路格子デバイス製造装置を提
供する。
【0014】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のアレイ導波路格子デバイス製造装置において前記第1
のモニタ手段は前記第1または第2の保持手段に対して
移動自在とされ前記モニタ光のS/Nが所定値以上とな
るように前記第1のモニタ手段の位置を調整制御するこ
とを特徴とするアレイ導波路格子デバイス製造装置を提
供する。
【0015】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
のアレイ導波路格子デバイス製造装置において前記出力
用光導波路により選択される信号光と前記遮断光を含む
帯域の光を前記第2の光デバイスに入射する第1の光源
をさらに備えたことを特徴とするアレイ導波路格子デバ
イス製造装置を提供する。
【0016】また、請求項4の発明は、請求項1に記載
のアレイ導波路格子デバイス製造装置において前記第1
のモニタ手段は、前記出力用光導波路からの出射フィー
ルド径よりも大きな受光面を有することを特徴とするア
レイ導波路格子デバイス製造装置を提供する。
【0017】また、請求項5の発明は、請求項1に記載
のアレイ導波路格子デバイス製造装置において前記保持
された第1の光デバイスと対向させて第3の光デバイス
を保持する第3の保持手段と前記第1または第3の光デ
バイスの位置および向きを可変して、前記第1の光デバ
イスと前記第3の光デバイスとの調心を行う第2の調心
手段とをさらに備え前記第1のモニタ手段は、前記保持
された第1の光デバイスが含む前記第1のスラブ導波路
の前記入射面と対向する位置に移動して前記第1のスラ
ブ導波路からの遮断光を検出し前記制御手段は、さらに
前記第2の調心手段の調心動作を制御することを特徴と
するアレイ導波路格子デバイス製造装置を提供する。
【0018】また、請求項6の発明は、請求項5に記載
のアレイ導波路格子デバイス製造装置において前記出力
用光導波路により選択される信号光と前記遮断光を含む
帯域の光を前記第2の光デバイスに入射する第2の光源
をさらに備えたことを特徴とするアレイ導波路格子デバ
イス製造装置を提供する。
【0019】また、請求項7の発明は、請求項5に記載
のアレイ導波路格子デバイス製造装置において前記保持
された第1の光デバイスが含む前記第1のスラブ導波路
の前記入射面と対向し、前記第1のスラブ導波路からの
遮断光を検出する第2のモニタ手段をさらに備え前記制
御手段は、さらに前記第2のモニタ手段により検出した
モニタ光にしたがって前記第2の調心手段の調心動作を
制御することを特徴とするアレイ導波路格子デバイス製
造装置を提供する。
【0020】また、請求項8の発明は、請求項7に記載
のアレイ導波路格子デバイス製造装置において前記第2
のモニタ手段は前記第1または第3の保持手段に対して
移動自在とされ第2のモニタ手段により検出したモニタ
光のS/Nが所定値以上となるように前記第2のモニタ
手段の位置を調整制御することを特徴とするアレイ導波
路格子デバイス製造装置を提供する。
【0021】また、請求項9の発明は、請求項7に記載
のアレイ導波路格子デバイス製造装置において前記第2
のモニタ手段は、前記入力用光導波路からの出射フィー
ルド径よりも大きな受光面を有することを特徴とするア
レイ導波路格子デバイス製造装置を提供する。
【0022】また、請求項10の発明は、請求項1ない
し9のいずれかに記載のアレイ導波路格子デバイス製造
装置において前記第2および第3の保持手段は、光ファ
イバまたは光ファイバアレイまたは光導波路を保持する
ことを特徴とするアレイ導波路格子デバイス製造装置を
提供する。
【0023】 また、請求項11の発明は、第1および
第2のスラブ導波路と、前記第1のスラブ導波路の入射
面に接続された入力用光導波路と、前記第2のスラブ導
波路の出射面に接続された出力用光導波路と、一端を前
第1のスラブ導波路の出射面に接続され、他端を前記
第2のスラブ導波路の入射面に接続された長さの異なる
複数の光導波路を含んだアレイ導波路とから構成される
アレイ導波路格子を基板上に形成された第1の光デバイ
スと第2の光デバイスを対向させて保持するとともに、
前記第2のスラブ導波路の前記出射面と対向させて第1
のモニタ手段を配置する第1ステップと、前記保持され
た第1の光デバイスに、前記出力用光導波路により選択
される信号光と前記遮断光を含む帯域の第1の入力光を
入射する第2ステップと、前記第1のスラブ導波路と前
記アレイ導波路を介して前記第2のスラブ導波路に伝播
し前記第2のスラブ導波路から出射する前記遮断光を
記第1のモニタ手段によりモニタ光として検出し、該検
出したモニタ光を所定レベルとするように前記保持され
た第1または第2の光デバイスの位置および向きを可変
制御することで、前記第1の光デバイスと前記第2の光
デバイスを調心接続する第3ステップとを備えたことを
特徴とするアレイ導波路格子デバイスの製造方法を提供
する。
【0024】また、請求項12の発明は、請求項11に
記載のアレイ導波路格子デバイスの製造方法において前
記第1ステップにおいて、第3の光デバイスをさらに前
記光導波型デバイスと対向させて保持し、前記第1のス
ラブ導波路の前記入射面と対向させてさらに第2のモニ
タ手段を配置し前記第1ステップの後に、さらに前記保
持された第3の光デバイスに、前記出力用光導波路によ
り選択される信号光と前記入力用光導波路による遮断光
を含む帯域の第2の入力光を入射する第4ステップと前
記第2のモニタ手段により検出したモニタ光を所定レベ
ルとするように前記第1または第3の光デバイスの位置
および向きを可変制御することで、前記第1の光デバイ
スと前記第3の光デバイスを調心接続する第5ステップ
とを備えたことを特徴とするアレイ導波路格子デバイス
の製造方法を提供する。
【0025】また、請求項13の発明は、請求項11ま
たは12に記載のアレイ導波路格子デバイスの製造方法
において、前記第3ステップにおいてさらに、前記第1
のモニタ手段により検出したモニタ光のS/Nが所定値
以上となるように前記第1のモニタ手段の位置を調整制
御し、または、前記第5ステップにおいてさらに、前記
第2のモニタ手段により検出したモニタ光のS/Nが所
定値以上となるように前記第2のモニタ手段の位置を調
整制御することを特徴とするアレイ導波路格子デバイス
の製造方法を提供する。
【0026】
【作用】上記構成とされた本発明によれば、アレイ導波
路格子のフィルタ機能によって遮断された光をモニタ光
として調心するため、調心に必要な強度を容易に得るこ
とができる。
【0027】また、アレイ導波路格子は、出力側の第2
のスラブ導波路に配置されている出力用光導波路の位置
によって、所望の波長を選択的に取り出している。逆
に、アレイ導波路格子で遮断された波長の光は、出力用
光導波路に結合することなく放射されることになる。こ
の遮断された光はほぼ直線的に伝搬し、屈曲部などから
の放射光と比べて指向性が良いため、出力側の第2のス
ラブ導波路の出射面と対向してモニタ手段を配置するこ
とで、調心時のSN比を大きく取ることができる。ここ
で、アレイ導波路格子が1つのスラブ導波路から構成さ
れていても、同様の作用を奏することができる。
【0028】モニタ光の波長は、光通信に用いられる赤
外光のみでなく、その他の帯域の波長であっても同様の
作用を奏することができる。ただし、モニタ手段には使
用する波長に応じたものを選択する必要がある。
【0029】さらに、アレイ導波路格子が、一つのスラ
ブ導波路と当該スラブ導波路の入射面に接続された入力
用導波路と当該スラブ導波路の出射面に接続されたアレ
イ導波路と当該アレイ導波路の出射端に配置された反射
板からなる構成においても、当該反射板から反射して当
該スラブ導波路から放射する遮断光を検出可能な位置に
モニタ手段を配置することによって、同様の作用を奏す
ることができる。
【0030】また、アレイ導波路格子の出力用光導波路
により選択される信号光とモニタ光(遮断光)を含む広
帯域入力光を調心時に使用することによって、モニタ光
による調心と、信号光による光デバイスの挿入損失の測
定を同時に行うことができる。
【0031】また、モニタ手段として、信号光の出射フ
ィールド径よりも大きな受光面を有する光検出器を使用
することによって、モニタ手段のアライメント精度を緩
和することができる。
【0032】また、アレイ導波路格子のフィルタ機能に
よって遮断されたスラブ導波路からのモニタ光を検出す
るためのモニタ手段を例えば2つ有することによって、
2箇所のモニタ光を検出することができる。したがっ
て、アレイ導波路格子を含む光デバイスと入出力両端の
光デバイスの調心を同時に行え、調心時間を短縮するこ
とができる。
【0033】また、モニタ手段の位置を調整制御するこ
とによって、1個のモニタ手段で複数箇所の調心が可能
であり、装置構成の簡略化、低コスト化を実現すること
ができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0035】(実施形態1)図1は、本発明に係るアレ
イ導波路格子デバイス製造装置の実施形態1を概路的に
示す構成図である。
【0036】本実施の形態に係る装置は、アレイ導波路
格子を有する光デバイス111が光デバイス(光導波
路)固定手段142に把持されて所定位置に保持され、
光ファイバ部品121が光デバイス(光ファイバ部品)
固定手段142により把持され、調心機構(図示せず)
によって当該固定手段を図中x,y,z各軸方向に移動
し、かつ、これらx,y,z軸を回転中心とする3通り
の回転方向に回転させることで光ファイバ部品121と
アレイ導波路格子を有する光デバイス111の調心を行
える構成になっている。ここでは、一例として、xz面
と直交するy軸を回転中心とする回転方向θのみ図示し
た。
【0037】さらに、アレイ導波路格子を有する光デバ
イス111中の第2スラブ導波路115の出射面とほぼ
対向する位置に受光器134が配置される。受光器13
4は受光器移動手段143によって直交する2方向、X
およびZ方向に移動可能で、かつXZ面と直交するY軸
を回転中心としてΘ方向に回転可能に構成されている。
受光器134の受光面は、出力光導波路113から出射
される信号光152の出射フィールド径よりも大きい。
調心機構と受光器移動手段143の制御は制御装置14
4が司る。
【0038】以下、上記構成の装置を使用して、アレイ
導波路格子を有する光デバイス111と光ファイバテー
プ122を整列した光ファイバ部品121の調心方法を
実施してアレイ導波路格子デバイスを製造する例につい
て、その手順を説明する。
【0039】まず、光デバイス111を光デバイス(光
導波路)固定手段142により把持し、光ファイバ部品
121を光デバイス(光ファイバ部品)固定手段142
により把持する。
【0040】次に、広帯域光源(図示せず)からの入射
光150を光ファイバテープ122に入射し、入力光導
波路112との調心を行う。入射光150の帯域は、ア
レイ導波路格子の光導波路113により選択される信号
光と選択されない遮断光の各帯域を含んでいる。当該調
心により光ファイバテープ122と入力光導波路112
の光軸がほぼ一致すると、入射光150は、第1スラブ
導波路114,アレイ導波路116を介して第2スラブ
導波路115に伝搬される。アレイ導波路116は長さ
の異なる複数の光導波路よりなる。入射光150は第2
スラブ導波路115で分光され、出力光導波路113に
よって選択された光が信号光152として出射される。
【0041】一方、出力光導波路113により選択され
なかった遮断光はモニタ光151となり、受光器134
に入射する。当該入射光を受光器134で検出すると検
出結果が制御装置144に入力され、制御装置144
は、受光器出力を所望の値とするように調心機構を制御
して光デバイス(光ファイバ部品)固定手段142を
x,y,z各軸方向、および前述した3通りの回転方向
(θ他)に調心する。
【0042】ここで、光ファイバテープ122から直進
してきた迷光が受光器134に直接入射するため、調心
時のSN比が不十分な場合は、受光器移動手段143に
よって迷光の影響を受けない位置まで受光器134を移
動させることで調心精度を維持することが可能である。
【0043】また、出力光導波路113と光ファイバ部
品121を調心する際には、第1スラブ導波路114か
らのモニタ光を検出できる位置まで受光器134を受光
器移動手段143によって移動させることで、一つの受
光器134によって入力光導波路112と光ファイバ部
品121の調心、および出力光導波路113と光ファイ
バ部品(図示せず)の調心が可能である、したがって、
装置を簡略化することができる。
【0044】図2は本実施形態の装置を使用してアレイ
導波路格子の調心方法を行ってアレイ導波路格子デバイ
スを製造した場合の特徴を説明するための模式図、図3
は当該調心方法における光強度を概略的に示す特性図で
ある。以下、当該調心方法が屈曲部からの放射光を用い
た従来の調心方法と大きく異なる点を、図2および図3
を参照して説明する。
【0045】図2において、215はアレイ導波路格子
の出力側の第2スラブ導波路を示しており、第2スラブ
導波路215からは信号光252とモニタ光251が出
射される。第2スラブ導波路215で分光された光のう
ち出力光導波路213に集光された波長の光は、信号光
252として出射される。これに対して、出力光導波路
213と結合しなかった光は放射光となる。本実施形態
の装置を使用した調心方法では、この放射光をモニタ光
251として利用している。
【0046】第2スラブ導波路215からのモニタ光2
51は、ほぼ直進するため、図1において第2スラブ導
波路115の出射面の延長線上に受光器134を配置す
ることによって、本実施形態における受光器134は調
心用出力としてモニタ光151を容易に検出することが
できる。これに対して、屈曲部からの放射光は広範囲に
放射されるため、従来方法では当該放射光によって十分
な光強度を得ることは困難であった。
【0047】図3は、入力光導波路から入射された光強
度(入射強度)から信号光352として伝搬する光強度
を引いたものが、モニタ光351として検出されること
を示している。したがって、信号光352以外の波長の
光強度を増大させることによって調心時のSN比を大き
くとることができ、これにより調心精度を向上させるこ
とができる。これに対して、従来方法において屈曲部か
らの放射光を大きくした場合、同時に信号光の損失も大
きくなるため、モニタ光の強度を増大させることが困難
であった。
【0048】このように本実施形態によれば、光ファイ
バ部品121と入力光導波路112の調心を高精度、高
速に行うことができるため、低コストでアレイ導波路格
子デバイスを製造することができる。
【0049】なお、ここでは光導波路を有する光デバイ
スと光ファイバ部品間の調心に本実施の形態の装置を使
用する例について記述したが、光導波路を有する光デバ
イス間の調心に本実施の形態の装置を使用しても同様の
作用・効果を得ることができる。
【0050】(実施形態2)図4は、本発明に係るアレ
イ導波路格子デバイス製造装置の実施形態2を概路的に
示す構成図である。図4において、図1中の要素と同一
要素の参照番号は下二桁を同一としてある。
【0051】本実施の形態に係る装置は、図1の構成に
加えてさらに入力側受光器435と、出力側光デバイス
(光ファイバ部品)固定手段445と、出力側入射光4
53を発生する別の広帯域光源(図示せず)とを備え、
これにより、出力側光ファイバテープ424を整列した
出力側光ファイバ部品423とアレイ導波路格子を有す
る光デバイス411の調心をさらに行えるようにした構
成とされている。出力側入射光453の帯域は、入力側
光導波路412により選択される信号光と入力側光導波
路412により遮断される光の各帯域を含んでいる。
【0052】入力側光ファイバテープ422を整列した
入力側光ファイバ部品421とアレイ導波路格子を有す
る光デバイス411の調心を行えるのは実施形態1と同
様である。
【0053】出力側光ファイバ部品423は出力側光デ
バイス(光ファイバ部品)固定手段445により把持さ
れ、実施形態1と同様の調心機構(図示せず)によって
当該固定手段を図中x,y,z各軸方向に移動し、か
つ、これらx,y,z軸を回転中心とする3通りの回転
方向(ここでは、θ方向のみ図示)に回転させることで
出力側光ファイバ部品423とアレイ導波路格子を有す
る光デバイス411の調心をさらに行える。
【0054】さらに、アレイ導波路格子を有する光デバ
イス411中のフィルタ機能を有する第1スラブ導波路
414の入射面とほぼ対向する位置に受光器435が配
置される。
【0055】入力側受光器435の受光面は、第1スラ
ブ導波路414で分光され入力側光導波路から出射され
る信号光の出射フィールド径よりも大きい。受光器43
5は受光器移動手段443によってΘ方向に回転可能に
構成されている。受光器移動手段443は、受光器43
4と435に対して独立に回転方向にのみ移動させる。
【0056】以下、上記機構を備えた製造装置によって
アレイ導波路格子デバイスを製造する例について、その
手順を説明する。
【0057】まず、光デバイス411を光デバイス(光
導波路)固定手段441により把持し、入力側光ファイ
バ部品421を入力側光デバイス(光ファイバ部品)固
定手段442により把持し、出力側光デバイス423を
出力側光デバイス(光導波路)固定手段445により把
持する。
【0058】次に、広帯域光源(図示せず)からの入力
側入射光450を入力側光ファイバテープ422に入射
し、入力光導波路412との調心を行う。当該調心によ
り入力側光ファイバテープ422と入力光導波路412
の光軸がほぼ一致すると、入力側入射光450は、第1
スラブ導波路414およびアレイ導波路416を介して
第2スラブ導波路415に伝搬される。アレイ導波路4
16は長さの異なる複数の光導波路よりなる。入力側入
射光450は第2スラブ導波路415で分光され、出力
光導波路413によって選択された波長の光が入力側信
号光452として出射される。
【0059】一方、出力光導波路413により選択され
なかった遮断光は入力側モニタ光451となり、受光器
434に入射する。当該入射光を受光器434で検出す
ると検出結果が制御装置444に入力され、制御装置4
44は、受光器出力を所望の値とするように調心機構を
制御して入力側光デバイス(光ファイバ部品)固定手段
442をx,y,z各軸方向、および前述した3通りの
回転方向(θ他)方向に調心する。
【0060】同様に、別の広帯域光源からの出力側入射
光453を出力側光ファイバテープ424に入射し、出
力光導波路413との調心を行う。当該調心により出力
側光ファイバテープ424と出力光導波路413の光軸
がほぼ一致すると、出力側入射光453は、第2スラブ
導波路415およびアレイ導波路416を介して第1ス
ラブ導波路414に伝搬される。出力側入射光453は
第1スラブ導波路414で分光され、入力光導波路41
2によって選択された波長の光が入力側光ファイバテー
プ422より出射される。
【0061】一方、入力光導波路412により選択され
なかった遮断光は出力側モニタ光454となり、入力側
受光器435に入射する。当該入射光を入力側受光器4
35で検出すると検出結果が制御装置444に入力さ
れ、制御装置444は、受光器出力を所望の値とするよ
うに調心機構を制御して光デバイス(光ファイバ部品)
固定手段445をx,y,z各軸方向、および前述した
3通りの回転方向(θ他)に調心する。
【0062】このように本実施形態の装置を使用した製
造方法によってアレイ導波路格子デバイスを製造するこ
とにより、光デバイス411と入力側光ファイバ部品4
21の調心、および光デバイス411と出力側光ファイ
バ部品423の調心を同時に行うことが可能なため、調
心精度を向上できる他に、調心時間をより削減して製造
時間をより一層短縮することができる。このため、より
低コストでアレイ導波路格子デバイスを製造することが
できる。
【0063】さらに、モニタ光451と454にしたが
って調心した後、入力側または出力側から出射する信号
光、例えば出力側からの入射側信号光452の出力を検
出して、所望の光学特性を得るように調心することが可
能となる。
【0064】なお、モニタ光を検出する受光器をさらに
増やすことも考えられる。
【0065】(実施形態3)図5は、本発明に係るアレ
イ導波路格子デバイス製造装置の実施の形態3を概路的
に示す構成図である。図5において、図1中の要素と同
一要素の参照番号は下二桁を同一としてある。
【0066】本実施の形態に係る装置は、図1の構成に
加えてさらに、光デバイス511がPD素子561を備
えている。
【0067】以下、上記構成を備えた製造装置によって
アレイ導波路格子デバイスを製造する例について、その
手順を説明する。
【0068】まず、光デバイス511を光デバイス(光
導波路)固定手段541により把持し、光ファイバ部品
521を光デバイス(光ファイバ部品)固定手段542
により把持する。
【0069】次に、広帯域光源(図示せず)からの入力
側入射光550を光ファイバテープ522に入射し、入
力光導波路512との調心を行う。当該調心により光フ
ァイバテープ522と入力光導波路512の光軸がほぼ
一致すると、入射光550は、第1スラブ導波路514
およびアレイ導波路516を介して第2スラブ導波路5
15に伝搬される。アレイ導波路516は長さの異なる
複数の光導波路よりなる。入射光550は第2スラブ導
波路515で分光され、出力光導波路513によって選
択された波長の光がPD素子561に入射する。
【0070】一方、出力光導波路513により選択され
なかった遮断光はモニタ光551となり、受光器534
に入射する。当該入射光を受光器534で検出すると検
出結果が制御装置544に入力され、制御装置544
は、受光器出力を所望の値とするように調心機構を制御
して光デバイス(光ファイバ部品)固定手段542を
x,y,z各軸方向、および前述した3通りの回転方向
(θ他)に調心する。
【0071】このように本実施形態の装置を使用した製
造方法によってアレイ導波路格子デバイスを製造するこ
とにより、PD素子561に通電動作させることなく光
デバイス511と光ファイバ部品521の調心が可能な
ため、調心を高速化して製造時間をより一層短縮するこ
とができて低コストで製造でき、また、装置の簡素化・
低コスト化を実現することができる。
【0072】なお、以上の実施の形態ではフィルタ機能
を有する光導波路としてアレイ導波路格子を用いたが、
他のフィルタ機能を有する光導波路であっても、本発明
により同様の効果を奏することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るアレ
イ導波路格子デバイス製造装置またはアレイ導波路格子
デバイスの製造方法によって、光の波長または偏波また
は位相のフィルタ機能を有する主導波路を含む光デバイ
スを少なくとも1つ含む光デバイス間の調心を行ってア
レイ導波路格子デバイスを製造することで、調心を高精
度、高速に行うことができ、これにより、低コストでア
レイ導波路格子デバイスを製造できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアレイ導波路格子デバイス製造装
置の実施形態1を概路的に示す構成図である。
【図2】本発明に係るアレイ導波路格子デバイスの製造
方法の実施形態1における調心を説明するための概略図
である。
【図3】本発明に係るアレイ導波路格子デバイスの製造
方法の実施形態1における調心を説明するための光強度
概略図である。
【図4】本発明に係るアレイ導波路格子デバイス製造装
置の実施形態2を概路的に示す構成図である。
【図5】本発明に係るアレイ導波路格子デバイス製造装
置の実施形態3を概路的に示す構成図である。
【図6】従来のアレイ導波路格子デバイス製造装置の一
例を概路的に示す構成図である。
【符号の説明】
111,411,611 アレイ導波路格子を有する光
デバイス 112,412,512 入力光導波路 113,413,513 出力光導波路 114,414,514,614 第1スラブ導波路 115,215,415,515,615 第2スラブ
導波路 116,516,616 アレイ導波路 121,521,621 光ファイバ部品 122,522 光ファイバテープ 134,534,634 受光器 141,441,541 光デバイス(光導波路)固定
手段 142,542 光デバイス(光ファイバ部品)固定手
段 143,443,543 受光器移動手段 144,444,544, 制御装置 150,250,550,650 入射光 151,251,351,551,651 モニタ光 152,252,352 信号光 213 出力光導波路 421 入力側光ファイバ部品 422 入力側光ファイバテープ 423 出力側光ファイバ部品 424 出力側光ファイバテープ 434 出力側受光器 435 入力側受光器 442 入力側光デバイス(光ファイバ部品)固定手段 445 出力側光デバイス(光ファイバ部品)固定手段 450 入力側入射光 451 入力側モニタ光 452 入力側信号光 453 出力側入射光 454 出力側モニタ光 511 アレイ導波路格子とPD素子を有する光デバイ
ス 561 PD素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 靖之 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 塙 文明 東京都渋谷区桜丘町20番1号 エヌ・テ ィ・ティ エレクトロニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−23896(JP,A) 特開2001−21742(JP,A) 特開 平10−227936(JP,A) 特開 平10−227934(JP,A) 特開 平10−90550(JP,A) 特開 平9−289348(JP,A) 特開 平8−313744(JP,A) 特開 平5−224044(JP,A) 英国特許出願公開2341456(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/28 - 6/30 G02B 6/12 - 6/14 G02F 1/00 - 1/313

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のスラブ導波路と、前記
    第1のスラブ導波路の入射面に接続された入力用光導波
    路と、前記第2のスラブ導波路の出射面に接続された出
    力用光導波路と、一端を前記第1のスラブ導波路の出射
    面に接続され、他端を前記第2のスラブ導波路の入射面
    に接続された長さの異なる複数の光導波路を含んだアレ
    イ導波路とから構成されるアレイ導波路格子を基板上に
    形成された第1の光デバイスを第2の光デバイスと接続
    するアレイ導波路格子デバイス製造装置であって、 前記第1の光デバイスを所定位置に保持する第1の保持
    手段と、 前記保持された第1の光デバイスと対向させて前記第2
    の光デバイスを保持する第2の保持手段と、 前記第1または第2の光デバイスの位置および向きを可
    変して、前記第1の光デバイスと前記第2の光デバイス
    との調心を行う第1の調心手段と、 前記保持された第1の光デバイスが含む前記第2のスラ
    ブ導波路の前記出射面と対向し、前記第1のスラブ導波
    路と前記アレイ導波路を介して前記第2のスラブ導波路
    に伝播し前記第2のスラブ導波路から出射する遮断光を
    モニタ光として検出する第1のモニタ手段と、 前記検出したモニタ光にしたがって前記第1の調心手段
    の調心動作を制御して、前記モニタ光を所定レベルとす
    る制御手段とを備えたことを特徴とするアレイ導波路格
    子デバイス製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアレイ導波路格子デバ
    イス製造装置において、 前記第1のモニタ手段は前記第1または第2の保持手段
    に対して移動自在とされ、 前記モニタ光のS/Nが所定値以上となるように前記第
    1のモニタ手段の位置を調整制御することを特徴とする
    アレイ導波路格子デバイス製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のアレイ導波路格子デバ
    イス製造装置において、 前記出力用光導波路により選択される信号光と前記遮断
    光を含む帯域の光を前記第2の光デバイスに入射する第
    1の光源をさらに備えたことを特徴とするアレイ導波路
    格子デバイス製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のアレイ導波路格子デバ
    イス製造装置において、 前記第1のモニタ手段は、前記出力用光導波路からの出
    射フィールド径よりも大きな受光面を有することを特徴
    とするアレイ導波路格子デバイス製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のアレイ導波路格子デバ
    イス製造装置において、 前記保持された第1の光デバイスと対向させて第3の光
    デバイスを保持する第3の保持手段と、 前記第1または第3の光デバイスの位置および向きを可
    変して、前記第1の光デバイスと前記第3の光デバイス
    との調心を行う第2の調心手段とをさらに備え、 前記第1のモニタ手段は、前記保持された第1の光デバ
    イスが含む前記第1のスラブ導波路の前記入射面と対向
    する位置に移動して前記第1のスラブ導波路からの遮断
    光を検出し、 前記制御手段は、さらに前記第2の調心手段の調心動作
    を制御することを特徴とするアレイ導波路格子デバイス
    製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のアレイ導波路格子デバ
    イス製造装置において、 前記出力用光導波路により選択される信号光と前記遮断
    光を含む帯域の光を前記第2の光デバイスに入射する第
    2の光源をさらに備えたことを特徴とするアレイ導波路
    格子デバイス製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のアレイ導波路格子デバ
    イス製造装置において、 前記保持された第1の光デバイスが含む前記第1のスラ
    ブ導波路の前記入射面と対向し、前記第1のスラブ導波
    路からの遮断光を検出する第2のモニタ手段をさらに備
    え、 前記制御手段は、さらに前記第2のモニタ手段により検
    出したモニタ光にしたがって前記第2の調心手段の調心
    動作を制御することを特徴とするアレイ導波路格子デバ
    イス製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のアレイ導波路格子デバ
    イス製造装置において、 前記第2のモニタ手段は前記第1または第3の保持手段
    に対して移動自在とされ、 第2のモニタ手段により検出したモニタ光のS/Nが所
    定値以上となるように前記第2のモニタ手段の位置を調
    整制御することを特徴とするアレイ導波路格子デバイス
    製造装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のアレイ導波路格子デバ
    イス製造装置において、 前記第2のモニタ手段は、前記入力用光導波路からの出
    射フィールド径よりも大きな受光面を有することを特徴
    とするアレイ導波路格子デバイス製造装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    アレイ導波路格子デバイス製造装置において、 前記第2および第3の保持手段は、光ファイバまたは光
    ファイバアレイまたは光導波路を保持することを特徴と
    するアレイ導波路格子デバイス製造装置。
  11. 【請求項11】 第1および第2のスラブ導波路と、前
    記第1のスラブ導波路の入射面に接続された入力用光導
    波路と、前記第2のスラブ導波路の出射面に接続された
    出力用光導波路と、一端を前記第1のスラブ導波路の
    射面に接続され、他端を前記第2のスラブ導波路の入射
    面に接続された長さの異なる複数の光導波路を含んだア
    レイ導波路とから構成されるアレイ導波路格子を基板上
    に形成された第1の光デバイスと第2の光デバイスを対
    向させて保持するとともに、前記第2のスラブ導波路の
    前記出射面と対向させて第1のモニタ手段を配置する第
    1ステップと、 前記保持された第1の光デバイスに、前記出力用光導波
    路により選択される信号光と前記遮断光を含む帯域の第
    1の入力光を入射する第2ステップと、前記第1のスラブ導波路と前記アレイ導波路を介して前
    記第2のスラブ導波路に伝播し前記第2のスラブ導波路
    から出射する前記遮断光を 前記第1のモニタ手段により
    モニタ光として検出し、該検出したモニタ光を所定レベ
    ルとするように前記保持された第1または第2の光デバ
    イスの位置および向きを可変制御することで、前記第1
    の光デバイスと前記第2の光デバイスを調心接続する第
    3ステップとを備えたことを特徴とするアレイ導波路格
    子デバイスの製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のアレイ導波路格子
    デバイスの製造方法において、 前記第1ステップにおいて、第3の光デバイスをさらに
    前記光導波型デバイスと対向させて保持し、前記第1の
    スラブ導波路の前記入射面と対向させてさらに第2のモ
    ニタ手段を配置し、 前記第1ステップの後に、さらに、 前記保持された第3の光デバイスに、前記出力用光導波
    路により選択される信号光と前記入力用光導波路による
    遮断光を含む帯域の第2の入力光を入射する第4ステッ
    プと、 前記第2のモニタ手段により検出したモニタ光を所定レ
    ベルとするように前記第1または第3の光デバイスの位
    置および向きを可変制御することで、前記第1の光デバ
    イスと前記第3の光デバイスを調心接続する第5ステッ
    プとを備えたことを特徴とするアレイ導波路格子デバイ
    スの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項11または12に記載のアレイ
    導波路格子デバイスの製造方法において、 前記第3ステップにおいてさらに、前記第1のモニタ手
    段により検出したモニタ光のS/Nが所定値以上となる
    ように前記第1のモニタ手段の位置を調整制御し、また
    は、 前記第5ステップにおいてさらに、前記第2のモニタ手
    段により検出したモニタ光のS/Nが所定値以上となる
    ように前記第2のモニタ手段の位置を調整制御すること
    を特徴とするアレイ導波路格子デバイスの製造方法。
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