JP3506005B2 - 電話回線網の加入者回路 - Google Patents
電話回線網の加入者回路Info
- Publication number
- JP3506005B2 JP3506005B2 JP14339198A JP14339198A JP3506005B2 JP 3506005 B2 JP3506005 B2 JP 3506005B2 JP 14339198 A JP14339198 A JP 14339198A JP 14339198 A JP14339198 A JP 14339198A JP 3506005 B2 JP3506005 B2 JP 3506005B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- line
- communication
- circuit
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
- Interface Circuits In Exchanges (AREA)
Description
者回路に係わり、特にその線間電圧を補償する発明に関
する。
オフトーク通信などのハイインピーダンスの端末への通
信機能を有するように構成されている。このような加入
者回路は、一般的にトランスを使用して音声信号を送出
している。この場合、直流バイアスは高抵抗で行われて
いるため、通信線の線間電圧は電源電圧で決まる。近
年、装置の小型化などにより整流器における電圧降下が
なくなり、そのままでは線間電圧が規格を満足しなくな
っている。
し、従来の回路は、規格を満足するために、ダイオード
を数段電源に接続し、電源電圧を見かけ上下げていた。
このため、電源側とアース側のバランスが悪くなり対地
不平衡減衰量が大きくなっていた。また、交流誘導によ
る非線型歪みが生じないように、交流誘導電流よりも大
きい電流をバイアス電流として流す必要があった。
たもので、対地不平衡減衰量が大きくならず、かつ線間
電圧の規格を満足することが可能な線間電圧補償回路の
提供を目的としている。
に、本発明では、第1の手段として、通信端末と音声信
号送出回路とを1対の通信線で接続すると共に、該各通
信線に抵抗を介して直流電力を給電するように構成され
た加入者回路において、前記通信線の線間直流電圧が所
定の規格電圧を満足しない場合に、前記抵抗に電流を付
加することにより通信線の線間直流電圧が所定の規格電
圧となるように補償する線間電圧補償手段を備えるとい
う手段を採用する。
て、通信線に流れる電流に基づいて発呼監視状態または
ハイインピーダンス通信状態を検出する電流検出回路を
備え、線間電圧補償手段は、電流検出回路の検出結果に
基づいて発呼監視状態またはハイインピーダンス通信状
態のときにのみ、通信線の線間直流電圧を補償するとい
う手段を採用する。
段において、抵抗に接続されたオン/オフ機能付きの定
電流源を備え、線間電圧補償手段は、通信線の線間直流
電圧が所定の規格電圧を満足しない場合は定電流源をオ
ン状態とし、通信線の線間直流電圧が所定の規格電圧を
満足する場合には定電流源をオフ状態として信線の線間
直流電圧を補償するという手段を採用する。
の加入者回路の一実施形態について、図面を参照して説
明する。
ある。この図において、符号1は通信端末、2は音声信
号送出回路、3,4は通信端末1と音声信号送出回路2
とを接続する通信線、5,6は通信線に電源を供給する
給電抵抗、7は直流電源である。通信線4には直流電源
7の直流電圧が給電抵抗6を介して供給され、一方、通
信線3は給電抵抗5を介して接地されるようになってい
る。これらの各構成要素は、当業者に広く知られている
ので、ここでは詳しい説明を省略する。
電源電圧監視回路8、電流検出回路9、電流制御回路1
0、定電流源11、スイッチ12及び直流電源13から
なる線間電圧補償手段を備える点を特徴としている。こ
のうち、電源電圧監視回路8は、基準電圧8aと比較器
8bとから構成されており、比較器8bによって直流電
源7の電源電圧を基準電圧8aと比較し、基準電圧8a
より低い場合に電流制御回路10に制御信号を送出す
る。なお、基準電圧8aの出力電圧は、比較器8bの出
力に応じて調整されるようになっている。
られており、通信端末1に流れる電流を検出する。電流
検出回路9は、通信端末1に流れる電流が設定値以下の
場合に電流制御回路10に制御信号を送出する。電流制
御回路10は、上記電源電圧監視回路8から入力される
制御信号及び電流検出回路9から入力される制御信号に
基づいてスイッチ12を制御する。
に接続されており、一方の選択節点は接地され、もう一
方の選択節点は通信線4に接続されるようになってい
る。このように接続されたスイッチ12は、電流制御回
路10から出力される操作信号に基づいて上記いずれか
の選択節点に定電流源11を接続する。なお、該定電流
源11には直流電源13から電力が供給されるようにな
っている。
動作について、図2に示す通信線の電源電圧−線間電圧
特性を参照して説明する。例えば、直流電源7の直流電
圧の出力範囲は−55V〜−43Vに設定されている。
通信線3,4の間の線間電圧は、発呼監視時またはハイ
インピーダンス通信中においては通信端末1がハイイン
ピーダンスのため、ほぼ直流電源7の直流電圧となる。
このため、線間電圧の規格(42V〜53V)を満足する
ために直流電源7の直流電圧が−55V〜−53Vの場
合には補償が必要となる。
たはハイインピーダンス通信中について行うため、発呼
を検出する必要がある。電流検出回路9は、通信線3の
検出電流を予め設定された設定電流値と比較し、検出電
流が当該設定電流値以下の場合に発呼監視時またはハイ
インピーダンス通信中を知らせる制御信号を電流制御回
路10に出力する。
監視回路8によって監視され、直流電源7の直流電圧が
基準電圧8aよりも低い場合には制御信号が電流制御回
路10に出力される。基準電圧8aは、比較器8bの出
力に応じて基準電圧Iと基準電圧IIとが切り替えられる
ようになっている。すなわち、電流制御回路10は、電
流検出回路9及び電源電圧監視回路8から各々の制御信
号が入力されたときのみ、つまり発呼監視時またはハイ
インピーダンス通信中であり、かつ直流電源7の直流電
圧が基準電圧8aよりも低い場合にのみ、定電流源11
を通信線4に接続するようにスイッチ12を操作する。
の電源電圧が基準電圧IIまで下がると線間電圧が上昇す
るように補償され、一方、直流電源7の電源電圧が基準
電圧Iまで上がると線間電圧は下降するように補償され
て、規格値を満足する。なお、電流検出回路9及び電源
電圧監視回路8から各々の制御信号が入力されない場合
には、定電流源11は接地側に接続されて抵抗6には電
流が付加されない。
接続した場合、定電流源11から給電抵抗6に電流が流
れ込み電圧降下が生じる。この電圧降下によって通信線
4の電位が上昇して、該通信線4と通信線3との間の線
間電圧が押し下げられ、線間電圧が規格を満足するよう
に補償される。ここで、定電流源11の電流値は、上記
線間電圧を満足するように必要な電圧を給電抵抗6の抵
抗値で割った値となっている。
成を示す回路図である。この図に示すように、当該実施
形態の構成は、基本的には上記図1に示した構成と同様
であるが、出力電流のオン/オフ機能を付加した定電流
源11’を採用することにより、上記スイッチ12を削
除したものである。定電流源11’をオン状態として線
間電圧を補償し、一方、線間電圧補償の必要ない場合に
は定電流源11’をオフ状態とすることにより、電力消
費を抑えている。この構成によれば、スイッチ12を必
要としないため、図1に示した構成に比較して部品点数
を削減し、回路構成を単純化することができる。
話回線網の加入者回路によれば、以下のような効果を奏
する。 (1)通信端末と音声信号送出回路とを1対の通信線で
接続すると共に、該各通信線に抵抗を介して直流電力を
給電するように構成された加入者回路において、前記通
信線の線間直流電圧が所定の規格電圧を満足しない場合
に、前記抵抗に電流を付加することにより通信線の線間
直流電圧が所定の規格電圧となるように補償する線間電
圧補償手段を備えるので、電源側とアース 側の通信線
のインピーダンスが同じなので、対地不平衡減衰量を悪
化させることなく線間電圧を所定の規格電圧範囲内に設
定することができる。 (2)通信線に流れる電流に基づいて発呼監視状態また
はハイインピーダンス通信状態を検出する電流検出回路
を備え、線間電圧補償手段は、電流検出回路の検出結果
に基づいて発呼監視状態またはハイインピーダンス通信
状態のときにのみ、通信線の線間直流電圧を補償するの
で、発呼監視またはハイインピーダンス通信中の通信線
の線間電圧を規定の範囲にすることができる。 (3)抵抗に接続されたオン/オフ機能付きの定電流源
を備え、線間電圧補償手段は、通信線の線間直流電圧が
所定の規格電圧を満足しない場合は定電流源をオン状態
とし、通信線の線間直流電圧が所定の規格電圧を満足す
る場合には定電流源をオフ状態として信線の線間直流電
圧を補償する、すなわち定電流源を直接制御して線間直
流電圧を補償するので、線間電圧補償手段を構成する部
品点数を削減して構成を単純化することができる。
実施形態の構成を示す回路図である。
実施形態に係わり、通信線の電源電圧−線間電圧特性を
示すグラフである。
の実施形態の構成を示す回路図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 通信端末と音声信号送出回路とを1対の
通信線で接続すると共に、該各通信線に抵抗を介して直
流電力を給電するように構成された加入者回路におい
て、前記通信線に流れる電流に基づいて発呼監視状態または
ハイインピーダンス通信状態を検出する電流検出回路を
備え、該電流検出回路の検出結果に基づいて発呼監視状
態またはハイインピーダンス通信状態である場合で、か
つ、 前記通信線の線間直流電圧が所定の規格電圧を満足
しない場合に、 前記抵抗に電流を付加することにより通信線の線間直流
電圧が所定の規格電圧となるように補償する線間電圧補
償手段を備えることを特徴とする電話回線網の加入者回
路。 - 【請求項2】 抵抗に接続されたオン/オフ機能付きの
定電流源を備え、線間電圧補償手段は、通信線の線間直
流電圧が所定の規格電圧を満足しない場合は定電流源を
オン状態とし、通信線の線間直流電圧が所定の規格電圧
を満足する場合には定電流源をオフ状態として信線の線
間直流電圧を補償することを特徴とする請求項1記載の
電話回線網の加入者回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14339198A JP3506005B2 (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 電話回線網の加入者回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14339198A JP3506005B2 (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 電話回線網の加入者回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11341527A JPH11341527A (ja) | 1999-12-10 |
JP3506005B2 true JP3506005B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=15337685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14339198A Expired - Fee Related JP3506005B2 (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 電話回線網の加入者回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3506005B2 (ja) |
-
1998
- 1998-05-25 JP JP14339198A patent/JP3506005B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11341527A (ja) | 1999-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0615375B1 (en) | Subscriber line interface circuit | |
JP2934502B2 (ja) | アース平衡のすぐれた過電圧過電流保護回路 | |
JP2850126B2 (ja) | ラインインタフェース回路 | |
US5619567A (en) | Variable DC feed characteristic in a subscriber line interface circuit | |
EP0600175A1 (en) | Subscriber line interface circuit for controlling AC and DC output impedance | |
JPH1065805A (ja) | 二重電圧の電話線の監視回路 | |
JP2562757B2 (ja) | ライン・インタフェース回路 | |
US5600715A (en) | Integrated loop current detector apparatus for a PSTN modem | |
JPS63169864A (ja) | 電話インタフェース回路のための直流制御回路 | |
US5020102A (en) | Semi-floating AC/DC active termination circuit with current sink | |
US4538032A (en) | Interface circuit with impedance adaptation means | |
JPH05145627A (ja) | リングトリツプ検出回路 | |
JP3506005B2 (ja) | 電話回線網の加入者回路 | |
US20070003052A1 (en) | Subscriber Line Interface Circuitry with Common Base Audio Isolation Stage | |
US4176255A (en) | Adjustable impedance battery feed circuit | |
JPH07297886A (ja) | 電話線インターフェース回路 | |
EP0130553A2 (en) | Improvements in telephone instruments | |
US6377681B1 (en) | Signal line driving circuit with self-controlled power dissipation | |
US4358645A (en) | Loop sensing circuit for use with a subscriber loop interface circuit | |
US5337354A (en) | Tip-ring voltage correction circuit | |
JPH0821995B2 (ja) | 積分増幅器用補償回路 | |
JPS60237751A (ja) | ライン給電回路及び付勢電流供給方法 | |
KR100263659B1 (ko) | 후크-오프(hook-off) 검출기회로를 가진 전화기 회로 조립체 | |
JP3763580B2 (ja) | 呼出し信号発生方法及び装置 | |
GB2066026A (en) | Active speech network for a telephone set |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030513 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20031125 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031208 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |