JP3505820B2 - 位置検出方法 - Google Patents

位置検出方法

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JP3505820B2
JP3505820B2 JP29081294A JP29081294A JP3505820B2 JP 3505820 B2 JP3505820 B2 JP 3505820B2 JP 29081294 A JP29081294 A JP 29081294A JP 29081294 A JP29081294 A JP 29081294A JP 3505820 B2 JP3505820 B2 JP 3505820B2
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位置検出方法に係り、
さらに詳しくは、半導体ウエハや液晶ディスプレー用の
プレート等の基板のアライメントの際に、当該基板上に
形成されたアライメントマークから生じる光情報を電気
光学的走査装置によって光電検出し、この光電信号を処
理することによって当該アライメントマークの相対走査
方向の位置を検出する位置検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体ウエハや液晶ディスプ
レー用のプレート等の基板の位置合わせ(アライメン
ト)においては、それら基板上の所定位置に形成された
アライメントマークを顕微鏡対物レンズを介して光電検
出することが、一般的になされている。
【0003】かかる光電検出方式にも大別して2種類が
あり、レーザビーム等のスポット光でアライメントマー
クを相対走査し、当該マークで生じる散乱光や回折光を
フォトマルチプライヤやフォトダイオード等で受光する
光ビーム走査方式と、一様照明されたマークの拡大像を
テレビカメラ(ビジコン管やCCD)で撮像して、その
画像信号を利用する方式とがある。いずれの方式の場合
にも、得られた光電信号に所定の波形処理を施し、所定
の演算手法によりアライメントマークの中心位置が求め
られるようになっている。
【0004】ところで、このようなアライメントマーク
の位置検出に際しては、従来は、比較的S/N比が大き
くとれるという理由等から、走査ビーム又はマーク照明
光として単色光が用いられていたが、露光装置で扱うウ
エハでは、通常ウエハ全面に0.5μm〜2μm程度の
厚みでフォトレジスト層(以下、適宜「レジスト層」と
略述する)が形成されており、このため、単色照明光
(又はビーム)を使った場合、当該レジスト層によるい
わゆる薄膜干渉現象が生じ、これが、マーク位置検出の
誤検出の要因となったり、マークの画像を不鮮明にした
りする要因となっていた。
【0005】かかる問題点を改善すべく、最近では、レ
ジスト層による薄膜干渉現象を低減させる手法として照
明光の多波長化、あるいは広帯域化が提案されるように
なった。例えば撮像方式の電気光学的走査装置(Electr
ical-Optical Scanner)において、照明光をハロゲンラ
ンプ等から作り、その波長帯域幅を300nm程度(レ
ジスト層への感光域を除く)にすると、レジスト層の表
面とウエハの表面とで反射した光同士の干渉性が殆どな
くなり、鮮明な画像検出が可能になる。従って、撮像方
式では照明光を白色化(広帯域化)するとともに、結像
光学系を色消ししておくだけで、レジストに影響されな
い極めて高精度なアライメントセンサが得られることに
なった。
【0006】上述の如く、照明光の多色化、又は白色化
で干渉縞の発生が押さえられ、鮮明な画像検出が出来る
ようになると、いままで埋もれていた微小な誤差要因が
クローズアップされるようになった。即ち、アライメン
トマークの段差構造がより鮮明に捕らえられることか
ら、マークエッジのプロフィールのわずかな差異が検出
精度やアライメント精度を左右するようになった。
【0007】このようなマークエッジのプロフィールの
変化を考慮し、総合的なアライメント精度を向上させる
ことを目的とした発明として、本願と同一出願人に係る
特開平4−65603号公報に記載された「基板のアラ
イメント方法」がある。ここで、図17を参照しつつ、
この公報に記載された発明について説明する。図17
(A)には、表面にレジスト層PRが一様に塗布され、
ウエハW上に形成された凸状のマークMKの断面構造が
示されている。このマークMKの両端のエッジEG1,
EG2を横切る様な走査線に沿って当該マークMKの像
をテレビカメラで撮像すると、同図(B)に示されるよ
うな、ビデオ信号VSが得られる。このビデオ信号VS
は、マークMKの両端のエッジEG1,EG2の位置で
極小値となるようなボトム波形部分BW1,BW2を有
する。これらのボトム波形部分BW1とBW2の間の波
形レベルはマークMK自体の反射率によって変化し、ボ
トム波形部分BW1の左側の波形レベルと、ボトム波形
部分BW2の右側の波形レベルとは、ウエハ下地の反射
率によって変化する。
【0008】ボトム波形部分BW1は、同図(C)に拡
大して示されるように、走査が進行するにつれて、ボト
ムレベルBT1まで落ち込むダウンスロープ部DSL1
と、ボトムレベルBT1から立ち上がるアップスロープ
部USL1とを有する。同様に、ボトム波形部分BW2
も、同図(C)に拡大して示されるように、ボトムレベ
ルBT2まで落ち込むダウンスロープ部DSL2と、ボ
トムレベルBT2から立ち上がるアップスロープ部US
L2とを有する。そして、この発明では、マークMKの
両エッジEG1,EG2の夫々に対応したボトム波形部
分BW1,BW2のスロープ部DSL1,USL1,D
SL2,USL2を選択的に使用することでマークMK
の走査方向に関する中心位置を決定するようにしてい
た。
【0009】これを更に詳述すると、一方のボトム波形
部分BW1で、ダウンスロープ部DSL1の肩の部分の
ピーク値とボトムレベルBT1との間を所定の比(例え
ば50%)で分割するスライスレベルS1とスロープ部
DSL1とが一致する走査位置P1、及びアップスロー
プ部USL1の肩の部分のピーク値とボトムレベルBT
1との間を所定の比で分割するスライスレベルS2とス
ロープ部USL1とが一致する走査位置P2を求める。
同様に他方のボトム波形部分BW2に対しても、ダウン
スロープ部DSL2をスライスレベルS3で比較して求
めた位置P3と、アップスロープ部USL2をスライス
レベルS4で比較して求めた位置P4とを決定する。
【0010】そして、マークMKの中心位置Pmの算出
は、基本的に以下の3つの式のいずれか1つに従って行
われる。 Pm=(P2+P3)/2 (1) Pm=(P1+P4)/2 (2) Pm=(P1+P2+P3+P4)/4 (3) そして、この発明では、例えば実際のウエハをアライメ
ントしたときの精度が最もよくなる決定法を選んで、ウ
エハのアライメントを実行するようになっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ウエハ上に形成された
アライメントマークの位置を検出する場合、当該アライ
メントマークを走査して得られるビデオ信号の波形、こ
の微分波形、又は両者を用いてアライメントマーク(通
常、所定間隔で配置された複数本のバーマークから成
る)を構成する各マークのエッジ位置を決定することが
なされる。この際、例えば、ビデオ信号波形及びこの微
分波形を用いる場合、微分波形中の全てのピーク点及び
ボトム点の中からマークの本数に対応した数のボトム点
及びピーク点を選ぶ必要があるが、上記公報記載の発明
を含め、従来技術では、このボトム点及びピーク点の選
択に際し、微分波形データ中のボトム位置に対応した絶
対値と、当該ボトム位置に対応するビデオ信号波形中の
レベルとを求め、これらを用いて所定の演算式によりコ
ントラスト値を算出し、このようなコントラスト値の算
出を指標マーク部分及びアライメントマーク部分で行な
い、両者のコントラスト値の比であるコントラスト比が
所定の比以下になるか否かを判断することにより、所定
数のボトム点及びピーク点を選択し、マークエッジ位置
を決定していた。
【0012】しかしながら、かかる手法では、マークの
走査により得られるビデオ信号の波形が明確なシングル
波形(1本のマークから1つのボトム波形のみが明確に
得られる場合の波形)や図17(C)に示されるような
明確なダブル波形の場合には、当然に微分波形上には明
確なピーク点やボトム点が出現するので、問題はない
が、プロセス工程によりマーク自体の反射率が所期のも
のから大きく変化し、このため、シングル波形とダブル
波形の中間の波形になることがあり、かかる場合に、シ
ングル波形とダブル波形を正確に判断することが困難で
あるという不都合があった。
【0013】ところで、上記公報には、信号処理のアル
ゴリズム上、アライメントマークのエッジ部から明確な
シングル波形、ダブル波形のいずれでもない波形が得ら
れた場合の対策であって、シングル波形とダブル波形と
の判別にも応用できそうな手法が開示されている。ここ
で、これについて簡単に説明する。ここでは、例えば図
18のような波形が得られ、ダウンスロープ位置SWD
(n)が求まっているものとして説明する。
【0014】まず、図18の波形中のSWD(n)から
左右に一定距離の位置でのコントラスト値(レベル)C
l とCVr を求める。この一定距離はエッジでの正常
なボトム波形の幅と同程度、若しくはそれよりも少し長
めにしておく。そして、このコントラスト値CVl とC
r との差を計算し、その差値が一定の値以上であるか
否かを判断することにより、当該波形がダブル波形(エ
ッジ部のみに対応した正常な波形)かシングル波形(こ
の場合は、異常な波形)かを見分けようとするものであ
る。図18の場合には、一番目(同図における左側)の
ボトム波形はダブル波形の一部(正常な波形)、二番目
のボトム波形はシングル波形(異常な波形)と判断され
ることになる。
【0015】しかしながら、この手法をシングル波形と
ダブル波形の判別にそのまま使用した場合には、ダウン
スロープ位置から一定距離の位置でのコントラスト値C
lとCVr との差に基づいて波形を判別することとな
ることから、プロセス工程によってマークが太くなった
り、細くなったりした場合に、シングル波形とダブル波
形の判断を間違え、オペレータが指定した波形検出モー
ド(シングル波形モード又はダブル波形モード)及びマ
ーク本数に対応する数のピーク点(ボトム点)が検出で
きず、アライメントエラーが生じたり、マークエッジで
ない点の波形をマークエッジの波形として検出し、アラ
イメント精度の低下を招いたりするという不都合が生じ
るおそれがあった。
【0016】本発明は、かかる従来技術の有する不都合
に鑑みてなされたもので、その目的は、プロセス工程に
おけるアライメントマークの太さ、反射率等の変化によ
り明確なシングル波形やダブル波形が得られない場合
に、アライメントエラーの発生率を低下させ、しかもア
ライメント精度の向上を図り得る位置検出方法を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
基板上に幾何学的又は光学的な差異を伴って形成された
アライメントマークから生じる光情報を電気光学的走査
装置によって光電検出し、前記アライメントマークの相
対走査方向に関して強度変化する時系列的な光電信号を
処理することによって当該アライメントマークの相対走
査方向の位置を検出する位置検出方法であって、前記ア
ライメントマークの相対走査により得られる前記光電信
号を前記電気光学的走査装置から得る第1の工程と、前
記第1の工程で得られた光電信号を微分した微分信号の
波形データ中の全てのピーク点及びボトム点を求める第
2の工程と、前記第2の工程で求めたピーク点及びボト
ム点のレベル値を予め定めた少なくとも2段階の閾値と
それぞれ比較する第3の工程と、前記第3の工程の比較
の結果得られるピーク点,ボトム点のレベル値と前記各
閾値との大小関係を利用して所定の基準に従って検出す
べき波形がシングル波形かダブル波形かを決定する第4
の工程と、この決定後に、予め設定された数だけピーク
点又はボトム点を選んでマークエッジを決定する第5の
工程と、を含む。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の位
置検出方法において、前記アライメントマークが、複数
本のバーマークから成るマルチマークであり、前記第4
の工程において、前記第3の工程の比較の結果得られる
ピーク点,ボトム点のレベル値と前記各閾値との大小関
係を利用して所定の基準に従って波形検出モードが、1
つのバーマークから一つのボトム波形を検出するシング
ルモードか、1つのバーマークから2つのボトム波形を
検出するダブルモードかを決定することにより、検出す
べき波形がシングル波形かダブル波形かを決定し、前記
第5の工程において、モード及びマーク数に応じて予め
設定された数だけピーク点又はボトム点を選んでマーク
エッジを決定することを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明に係る位置検出方法は、例えば、基板の
アライメントの際に実行される。以下、本発明の作用を
工程毎に説明する。 《第1工程》まず、基板上に幾何学的又は光学的な差異
を伴って形成されたアライメントマークから生じる光情
報を電気光学的走査装置(例えば、テレビカメラやスキ
ャニングレーザ等)によって光電検出する。
【0020】このアライメントマークの相対走査により
得られるアライメントマークの相対走査方向に関して強
度変化する時系列的な光電信号を電気光学的走査装置か
ら得る。例えば、図1(A)に示されるようなアライメ
ントマークの走査により、同図(B)のような波形の光
電信号が得られたものとする。 《第2工程》次に、上で得られた光電信号を微分した微
分信号の波形データ中の各ピーク点又はボトム点を求め
る。これにより、図1(C)に示されるような微分波形
中のピーク点及びボトム点と共にこれらの点の位置が求
められる。 《第3工程》次いで、上で求めた各ピーク点及びボトム
点のレベル値を予め定めた2段階の閾値である第1の閾
値、第2の閾値とそれぞれ比較する。これにより、例え
ば図1(C)の場合、第1の閾値(例えば、微分信号の
最大値(MAXレベル)を100%としたときの75%
のスライスレベル)と、第2の閾値(例えば、MAXレ
ベルを100%したときの25%のスライスレベル)と
各ピーク点及びボトム点がそれぞれ比較される。 《第4工程》そして、上の比較の結果得られる各ピーク
点,ボトム点のレベル値と各閾値との大小関係を利用し
て所定の基準に従って検出すべき波形がシングル波形か
ダブル波形かを決定する。例えば、走査範囲a,c部分
の波形に着目して説明すれば、これらの部分は図1
(A)を参照すると、周囲と極端に反射率の異なる1本
のバーマークから得られる波形だから、それぞれの走査
範囲から得られる光電信号は本来的に一つのボトム波
形、即ちシングル波形であり、その微分波形としては一
つのピーク点と一つのボトム点を持つものが得られる筈
である。従って、例えば、「所定の基準として第1の閾
値以上となるピーク点(ボトム点)の数が1、第2の閾
値以上となるピーク点(ボトム点)の数が2以下であれ
ば、シングル波形」という基準を所定の基準としておけ
ば、これらの走査範囲については正しくシングル波形と
決定できる。但し、この基準では、走査範囲bの部分に
ついては、第1の閾値以上となるピーク点(ボトム点)
の数が2であるから、正しくシングル波形と決定できな
いことになる。しかしながら、この場合であっても、第
1の閾値を例えば95%のスライスレベルにすれば、上
記の基準がそのまま適用できる。
【0021】このように各波形がシングル波形かダブル
波形かを波形毎に決定する場合には、閾値の設定によっ
ては、上記走査範囲bの場合のように波形を正しく決定
できない場合がある。そこで、これに代えて、請求項2
記載の発明のように、図1(A)のようなマルチマーク
の場合に、比較の結果得られるピーク点,ボトム点のレ
ベル値と各閾値との大小関係を利用して所定の基準に従
って波形検出モードが、1つのバーマークから一つのボ
トム波形を検出するシングルモードか、1つのバーマー
クから2つのボトム波形を検出するダブルモードかを決
定することにより、検出すべき波形がシングル波形かダ
ブル波形かを決定してもよい。例えば図2の図表に示さ
れるような基準に従って検出すべき波形モードがシング
ルモードかダブルモードかを決定する。
【0022】マーク本数をm、第1の閾値以上の絶対値
を持つピーク点(ボトム点)の数をE75、第1の閾値
よりは小さいが第2の閾値以上の絶対値をもつピーク点
(ボトム点)の数をE25とする。図1(C)の場合
は、m=3<E75=4<2m,m=3<E25=5<
2mなので、例えば図2のような基準により、シングル
モードと決定される。この場合は、図1(A),(B)
からも判るように、マーク自体は本来反射率が低く、明
確なシングル波形が得られる筈であったものが、プロセ
ス工程の影響によりマーク表面の反射率が変化した結
果、シングル波形とダブル波形の中間のような波形にな
ったものである。従って、本来的にシングルモードで検
出すべきであったものを、正しくシングルモードと決定
している。 《第5工程》次に、上記の決定後に、予め設定された
(請求項2の場合は、モード及びマーク数に応じて設定
された)数だけピーク点又はボトム点を選んでマークエ
ッジを決定する。
【0023】図1(C)の場合は、シングルモードの場
合であり、m=3個だけ大きいものから順番にピーク点
(ボトム点)が選択される。具体的には、ピーク点
2 ,P 4 ,P6 (ボトム点B1 ,B3 ,B5 )が選択
される。この選択されたピーク点(ボトム点)は図1
(B),(A)より、正しくマークエッジ位置に対応し
ていることがわかる。
【0024】このように、本発明の方法によれば、アラ
イメントマークの太さ、反射率等の変化により明確なシ
ングル波形やダブル波形が得られない場合にも、検出す
べき波形がシングル波形かダブル波形か(又は波形検出
モードがシングルモードかダブルモードか)を自動的に
決定することができ、この結果に基づいてマークエッジ
位置を正確に検出することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図3ないし図16
に基づいて説明する。図3には、本発明に係る基板アラ
イメント用マーク位置検出方法を実施するのに好適な投
影露光装置の構成が概略的に示されている。この投影露
光装置60は、レチクルRと、このレチクルR上のパタ
ーン領域PAに形成されたパターンを基板としてのウエ
ハW上に投影する投影レンズPLと、前記ウエハWが載
置されたステージSTと、ウエハW上のアライメントマ
ークとしてのダイ・バイ・ダイ用のウエハマークのみを
オフ・アクシス方式で検出する電気光学的走査装置とし
てのウエハアライメントセンサ70と、このウエハアラ
イメントセンサ70のための照明系80と、を有してい
る。
【0026】レチクルRは、正方形のガラス板(石英ガ
ラスから成る)の裏面周辺の部分を除く中央の部分にク
ロム層から成る半導体回路のパターンが形成され、この
パターンの周囲の部分には所定幅の正方形の遮光体(ス
トリートライン)が形成されている。パターン領域PA
のX軸方向の両脇の部分には、レチクルアライメントマ
ークRM1,RM2が形成されている。これらのレチク
ルアライメントマークRM1,RM2は、当該マークR
M1,RM2をレチクルアライメント顕微鏡RAS1,
RAS2に対して位置決めすることで、装置(投影レン
ズPLの光軸)に対してレチクルRをアライメントする
ためのマークである。また、パターン領域PAの周囲の
前記ストリートライン相当領域内には、ダイ・バイ・ダ
イアライメント用のマーク(窓)が形成されており、当
該各マーク(窓)は、ウエハW上の1つのショット領域
に付随した前記ダイ・バイ・ダイ用のウエハマーク(こ
れについては、後述する)とともに、TTR(スルーザ
レチクル)方式のアライメント顕微鏡DAS1,DAS
2,DAS3,DAS4によって検出されるように構成
されている。
【0027】前記投影レンズPLは、実際にはレンズホ
ルダーに保持された複数枚の凸レンズ、凹レンズから成
る組み合わせレンズから成り、投影レンズPLを介して
レチクルR上のパターン領域PAのパターンの像がウエ
ハW上に投影され結像されるように構成されている。前
記ステージSTは、投影レンズPLの光軸に直交する直
交二軸であるX軸,Y軸に沿って二自由度で往復移動可
能に構成されたステージであり、このステージST上に
は、実際には、ウエハWを保持する図示しないウエハホ
ルダを投影レンズPLの光軸方向に沿って往復移動させ
る図示しないZステージが設けられているが、本発明の
要旨とは無関係なので、これについての説明は省略す
る。
【0028】そして、このステージSTが、いわゆるス
テップアンドリピート方式、又はステップアンドスキャ
ン方式で移動する際に、その移動位置に対応する(X,
Y)座標位置が、干渉計IFX,IFYで計測されるよ
うになっている。前記ウエハアライメントセンサ70
は、投影レンズPLの下部真近に配置されたミラー1
0、対物レンズ12、ビームスプリッタ14、結像レン
ズ16、共役指標板18、撮像レンズ20、及び2次元
撮像素子(以下、「CCD」という)22によって構成
されるている。また、ウエハアライメントセンサ70の
ための照明系80は、ハロゲンランプ又は高輝度多色L
ED等からの広帯域波長の光を導くオプチカルファイバ
24、コンデンサーレンズ26、照明視野絞り28、ミ
ラー29、レンズ系30、及び先のビームスプリッタ1
4とで構成され、ウエハW上のマーク領域を照明するよ
うになっている。
【0029】ここで、ウエハWは、対物レンズ12と結
像レンズ16との合成系に関して指標板18と光学的に
共役な位置に配置され、指標板18とCCD22の受光
面とは撮像用拡大レンズ20に関して光学的に共役な位
置に配置されている。このため、CCD22により、ウ
エハW上のマークの拡大像と指標板18上の固定(参
照)マークの拡大像とが同時に撮像されるようになって
いる。
【0030】また、照明光学系のオプチカルファイバ2
4の射出端面は2次光源像として、対物レンズ12とレ
ンズ系30との間の瞳面(開口絞り位置)にリレーさ
れ、ウエハWに対してケーラ照明を行うように構成され
ている。さらに、視野絞り28は対物レンズ12とレン
ズ系30との合成系によってウエハWと光学的に共役に
なっており、視野絞り28のアパーチャ像(開口像)が
ウエハWと共役になっており、これにより、視野絞り2
8のアパーチャ像がウエハW上に投影されるようになっ
ている。
【0031】なお、本実施例では、少なくとも対物レン
ズ12、結像レンズ16、撮像用レンズ20の夫々に対
して色消しがなされており、色収差による結像特性の劣
化を押さえる工夫が施されているものとする。さらに、
本実施例の装置では、ステージST上に基準マークFM
が設けられ、ウエハアライメントセンサ70内の指標板
18上の指標マークのウエハWへの投影点と、レチクル
R上のレチクルアライメントマークRM1,RM2ある
いはダイ・バイ・ダイ用のマークの投影点との間の距離
(ベースライン)を計測するのに使われるようになって
いる。
【0032】次に、図3中のCCD22からのビデオ信
号の処理回路90について図4に基づいて説明する。図
4に示される処理回路90は、前処理回路40、アナロ
グ−デジタル変換器(ADC)42、メモリ(RAM)
43、制御回路44、比較部46、アドレスカウンタ4
8及びプロセッサ50を含んで構成されている。
【0033】前処理回路40は、周波数フィルタやAG
C(オート・ゲイン・コントロール回路)等を含んで構
成され、2次元撮像素子であるCCD22から出力され
る水平同期信号と垂直同期信号とが混同したコンポジッ
トビデオ信号(以下、単に、「ビデオ信号」という)を
入力してゲイン調整等の所定の信号処理を施し、アナロ
グ−デジタル変換器42に出力する。なお、CCD22
には、水平走査方向と垂直走査方向とに画素(ピクセ
ル)が配列されるが、本実施例のCCD22では、ウエ
ハW上のマークのエッジを横切る方向を水平走査方向に
一致させるものとする。
【0034】ADC42は、アナログ信号であるビデオ
信号を入力し、これをデジタル変換する。制御回路44
は、同期信号分離回路やクロック発生回路等を含んで構
成され、CCD22の水平同期信号に基づいて1画素の
電気走査(読み出し走査)あたり1つのクロックパルス
となるようなクロック信号SCLを出力する。
【0035】比較部46は、クロック信号SCLを受
け、CCD22の電気的走査が1フレーム中のサンプリ
ング範囲(水平走査線の垂直方向の本数)になったか否
かを検出する。アドレスカウンタ48は、比較部46の
出力を受け、クロック信号SCLを計数してRAM43
に対してアドレス値を出力する。
【0036】従って、RAM43内には、CCD22の
所定の水平走査線から指定された本数分だけのデジタル
波形データが記憶されることになる。前記プロセッサ5
0には、アドレスバスA−BUSとデータバスD−BU
Sとを介してRAM43が接続されており、このプロセ
ッサ50は、RAM43内の波形データをA−BUSと
D−BUSを介して読み込み、後述するような所定の波
形処理演算を行なうようになっている。
【0037】更に、本実施例では、プロセッサ50に、
A−BUS及びD−BUSを介してステージSTを制御
するためのステージコントローラ52が接続されてお
り、このステージコントローラ52には、干渉計IF
X,IFYの座標計測値が入力されるようになってい
る。また、このステージコントローラ52の出力端に
は、ステージSTの駆動モータ54が接続されている。
このため、干渉計IFX,IFYの座標計測値がステー
ジコントローラ52を介してプロセッサ50に読み込ま
れ、所定のアルゴリズム(このアルゴリズムは、プロセ
ッサ内の図示しないROMに格納されている)に従って
ステージSTの制御命令がステージコントローラ52に
送られ、当該ステージコントローラ52によって駆動モ
ータ54が駆動され、これによりステージSTの移動位
置が制御されるようになっている。
【0038】図5には、レチクルRのパターン領域PA
の投影像に対しそれぞれアライメントされるウエハW上
のショット領域SAの配列が示されている。露光時に
は、各ショット領域SAの中心CCがレチクルRのパタ
ーン領域PAの中心と一致するようにアライメントが行
なわれる。なお、この中心CCで直交する中心線はステ
ージSTの移動位置を計測する干渉計IFX,IFYで
規定される直行座標系のX軸、Y軸と平行になる。
【0039】各ショット領域SAにはダイ・バイ・ダイ
用のウエハマークMD1,MD2,MD3,MD4が形
成されている。本実施例では、これらのウエハマーク
(アライメントマーク)MD1〜MD4の全てないし一
部をオフ・アクシス方式のウエハアライメントセンサ7
0で検出するものとする。本実施例では、各マークMD
nとして、同一間隔で平行に配置された同一大きさ、同
一形状の複数本のバーマークから成るマルチマークが使
用されているが、いわゆるシングルマークを使用しても
よい。以下の説明では、一例として、図6(A)に示さ
れるように、各マークMDnは、同一大きさ、同一形状
の4本のバーマークBPM1,BPM2,BPM3,B
PM4から構成されているものとする。また、図6
(B)に示されるように、バーマークBPMnはウエハ
下地に対して凸上に形成されているものとする。このマ
ークMDnの中心Clは、バーマークBPM2とBPM
3との間に存在する。
【0040】また、図7には、共役指標板18上の2組
の指標マークTL,TR、及びTU,TDの配置が示さ
れており、指標マークTL,TR及びTU,TDの夫々
は透明ガラス板の上にクロム層で形成された2本の細線
から成る。アライメントの際は、2つの指標マークT
L,TR(又はTU,TD)の間にマークMDnを挟み
込むようにステージSTを位置決めする。なお、指標マ
ークTU,TDと指標マークTL,TRとは、共役指標
板18の中心に関し90度の位置ずれがあるのみで、全
く同様に構成されており、その役目も同様であるから、
以下においては指標マークTL,TRのみを取り上げて
説明する。
【0041】このようにして得られるビデオ信号波形の
一例が図8に示されている。図8(A)には、指標マー
クTL,TRにウエハマークMDnが挟み込まれた様子
が示され、この図によれば、ウエハマークMDnの中心
Clと指標マークTL,TRの中心Ctとがわずかにず
れている。図8(B)に示されるように、CCD22の
水平走査線SLに沿って得られるビデオ信号波形は、広
帯域照明光を使ってレジスト層での薄膜干渉現象を低減
させているため、各マークのエッジ位置でのみボトム
(極小値)になる。指標マークTL,TRはそれぞれ微
細な2本のバーマークであるため、そのバーマーク1本
について1つのボトム波形BL1,BL2,BR1,B
R2を生じる。またウエハマークMDnの4本のバーマ
ークBPM1〜BPM4の左右各エッジ位置で、計8つ
のボトム波形WL1,WR1,WL2,WR2,WL
3,WR3,WL4,WR4が得られる。但し、ウエハ
マークMDnの反射率が周囲部分と極端に異なるとき
は、ボトム波形は4つしか得られない(これについては
後述する)。
【0042】しかしながら、指標マークTL,TRの位
置で現れるボトム波形と、ウエハマークMDnの各エッ
ジ位置で現れるボトム波形とでは、同様の形状を示す
が、その原因となる光学的な現象は全く異なっている。
即ち、指標マークTL,TRは、ウエハW表面で反射し
た照明光によって透過照明されるために、CCD22上
では暗部として撮像される。これに対してウエハマーク
の各エッジは、照明光が対物レンズ12等の開口数
(N.A.)よりも大きな角度で散乱されて、CCD2
2への結像光路内に戻ってこないために暗部(暗線)と
して撮像されるのである。
【0043】なお、図8(B)の信号波形は、同図
(A)に示されるように、N本の走査線SLに沿って得
られた信号波形を垂直方向の画素列で加算平均したもの
である。この加算平均はプロセッサ50がRAM43か
らN本分の波形データを読み出して実行する。次に、本
発明に係る位置検出方法を含むアライメント方法を説明
するが、その前提として、いくつかのパラメータが予め
オペレータにより設定され、プロセッサ50内の図示し
ない内部メモリに格納されているものとする。そのパラ
メータの代表的なものは以下の通りである。 指標マークTLとTRの中心アドレス値ACC 指標マークTLとTRのウエハ上での間隔Lt(μ
m) 指標マークTL,TRの夫々の本数Kt ウエハマークMDnの本数Km 指標マークTL,TRの中心アドレス値ACCからの
ポイント(番地)数HL,HR 指標マークTL,TRの各処理幅のポイント(番地)
数Pt ウエハマークMDnの中心アドレス値ACCからの処
理幅のポイント(番地)数Pm これらのパラメータのうち、ポイント数HL,HR,P
t,Pmの意味については図8(A)中に図示してあ
る。
【0044】また本実施例では、ウエハWのグローバル
アライメントが完了した後に、ウエハアライメントセン
サ70を用いてよりファインな位置検出を行うことを前
提としている。従ってグローバルアライメント後にウエ
ハW上のショット配列の設計値のみに基づいてステージ
STを位置決めして指標マークTL,TRとウエハマー
クMDnとを検出すると、グローバルアライメント時の
残留誤差(=1μm以下)分、ショット配列の僅かな不
規則性、又はウエハWの伸縮分等を含んだアライメント
誤差ΔXが存在する。このアライメント誤差ΔXが、図
8中に示される中心位置ClとCtの差である。
【0045】プロセッサ50はCCD22で撮像された
走査線N本分の波形データがRAM43に取り込まれる
と、図9のフローチャートに示される手順で波形処理を
実行する。そこで以下、図9のフローチャートに沿って
ステップ毎に説明する。 [ステップ100]ここでは、RAM43に取り込まれ
たN本分の原波形データから任意の本数を選んで垂直方
向に画素毎の加算平均を行い、1本の平均波形データを
作る。作られた平均波形データはRAM43内に一時的
に記憶される。
【0046】なお、加算平均すべき走査線は垂直方向に
連続している必要はなく、1本おき、又は2本おきでも
よい。 [ステップ102]次にプロセッサ50は、平均波形デ
ータをスムージングする。このスムージングは平均波形
データを数値フィルターに通すことによって行われる。
【0047】図10(A)には、RAM43内の平均波
形データの一例が示されており、この図において、横軸
はRAM43のアドレスポイント、縦軸は平均波形デー
タのレベルを表す。この波形に対して同図(B)のよう
な数値フィルターFNaをかけると、平均波形データ中
に存在する高周波成分が除去されたスムージング波形デ
ータR(n)が得られる。この波形データR(n)もR
AM43内に一時的に記憶される。 [ステップ104]次に、プロセッサ50は平均波形デ
ータを微分する。なお、これに代えて、スムージング波
形データを微分してもよい。この微分は図9(C)に示
されるような傾きが一定の数値フィルターFNbに平均
波形データを通すことによって行われる。これによって
図9(A)のようなボトム波形は同図(D)のような微
分波形データP(n)になる。なお、この微分波形デー
タP(n)もRAM43内に一時的に記憶される。
【0048】この微分波形データP(n)上でボトム点
となるアドレスポイントPXDは、平均波形データ(又
はスムージング波形データ)上のダウンスロープ部DW
Sの中点位置と一致し、微分波形データ上でピーク点と
なるアドレスポイントPXUは、平均波形データ(又は
スムージング波形データ)上でのアップスロープ部UP
Sの中点位置と一致している。
【0049】従って、微分処理を行うことによって、平
均波形データ(又はスムージング波形データ)上での全
てのスロープ位置が特定できることになる。なお、図1
0(D)においてアドレスポイントPXDとPXUの間
で微分波形が零クロスする点は、同図(A)の波形中で
のボトム点に一致している。 [ステップ106]次に、プロセッサ50は、この微分
波形データP(n)中の全てのピーク点とボトム点、及
びそれらの位置を抽出する。この場合、図10(D)に
示されるように、本来のボトム,ピーク以外の小さなボ
トム,ピークDup,Dubも抽出され得る。 [ステップ108]そこで、プロセッサ50は、これら
小さなボトム,ピークDup,Dubは小さい順に切り捨て
て、指標マークの本数Ktとウエハマークの本数Kmと
に対応した数のボトム点とピーク点を選ぶのだが、本実
施例では、ウエハマークのプロセス工程による特性の変
化を考慮し、これに先立ち、波形検出モードがシングル
モードかダブルモードかを決定する。具体的には、以下
のようである。
【0050】まず、ウエハマークのエッジ検出(マーク
エッジに対応する微分波形中のピーク点、ボトム点の特
定)の基準として使用する基準レベルを決定する。この
ため、ウエハマーク信号の中での微分信号の最大値、最
小値の絶対値を求め、これを各基準レベルとする。次
に、上述した各基準レベルを100%としたとき75
%,25%に対応する絶対値レベルをプラス側、マイナ
ス側それぞれ第1の閾値CL1,第2の閾値CL2とし
て処理幅2Pm内の微分波形中のウエハマーク部分の各
ピーク点、ボトム点とCL1,CL2とを比較する。次
に、各比較結果を用いて図11の表に示されるような基
準に従って検出すべき波形のモードがシングルモードか
ダブルモードかを決定する共に、マークエッジ位置を検
出するためのボトム点又はピーク点を決定する。なお、
図11の表は、パラメータKmが入力された時点で、テ
ーブルの形でプロセッサ50の内部で作成され、内部メ
モリに格納されている。
【0051】ここで、図11の表中の各記号の意味につ
いて説明すると、以下の通りである。 E1 :第1の閾値CL1以上となるピーク(ボトム)の
数、 E2 :第2の閾値CL2以上となるピーク(ボトム)の
数、 S25:第2の閾値CL2の基準を超えたピーク(ボト
ム)から大きい順にKm個選ぶ。 S75:第1の閾値CL1の基準を超えたピーク(ボト
ム)から大きい順にKm個選ぶ。 D25:第2の閾値CL2の基準を超えたピーク(ボト
ム)から大きい順に2Km個選ぶ。 D75:第1の閾値CL1の基準を超えたピーク(ボト
ム)から大きい順に2Km個選ぶ。
【0052】図11中のS25、S75がシングルモードで
あり、D25、D75がダブルモードである。従って、先に
作用の欄で説明したように、シングルモード又はダブル
モードの別を判別し、その後、各モードとパラメータK
mとに応じて定まる数(Km又は2Km)だけ大きい順
からピーク(ボトム)を選ぶようにすることも可能であ
る。
【0053】ところで、上記の表は、種々実験を行なっ
た結果得られた、以下の〜に示されるような経験的
に事実に基づいて定めたものである。 きれいなダブル波形の場合 CL1、CL2以上のピーク値(ボトム値)は、設定さ
れているマーク数Km×2個検出できる。また、ノイズ
等も検出してしまった場合は、Km×2個以上検出する
ことも考えられるが、CL1、即ち基準の75%を超え
るレベルのノイズは殆どあり得ない。 シングル波形の場合 この場合、CL1,CL2以上のピーク値、ボトム値は
共にKm個となる。ノイズの影響でCL2以上となるも
のがKm個より大きくなることもあり得る。 ダブルとシングルの中間波形の場合 この場合はCL1以上のピーク値(ボトム値)は、Km
個だが、CL2以上となるピーク値(ボトム値)はKm
×2個検出できる。但し、中間の程度によっては、CL
1以上のピーク値(ボトム値)が、KmとKm×2との
間の個数であることもあり得る。また、ノイズ等の影響
でCL2以上となるものがKm×2個より大きくなるこ
ともあり得る。
【0054】ここで、図12ないし図14を用いて、具
体的な場合について上記の表に従ってマークエッジ位置
検出のためのピーク点(ボトム点)の決定について詳述
する。図12に示されるような、Km=4本のウエハマ
ークMDnから同図(B)に示されるような正常なダブ
ル波形のスムージング波形データ及び同図(C)に示さ
れるような微分波形データが得られた場合には、E1
2 =8=2Kmとなって表中のD75に該当し、CL1
以上のピーク点(ボトム点)がKm×2=8個選択され
る。この結果、ピーク点p1〜p8(ボトム点b1〜b
8)が選択される。
【0055】また、図13に示されるような、Km=4
本のウエハマークMDnから同図(B)に示されるよう
な正常なシングル波形(この波形は、周囲と極端に反射
率の異なるマークや線幅が細いマークの場合は正常な波
形である)のスムージング波形データ及び同図(C)に
示されるような微分波形データが得られた場合には、E
1 =E2 =4=Kmとなって表中のS75に該当し、CL
1以上のピーク点(ボトム点)がKm=4個選択され
る。この結果、ピーク点p1〜p4(ボトム点b1〜b
4)が選択される。
【0056】更に、本来図13(A)のような状態であ
る筈のウエハマークMDnがプロセス工程によって反射
率が変化し、図14(A)のような状態となったことに
より、このマークMDnから同図(B)に示されるよう
な異常な波形(この波形は、正常なダブル波形と正常な
シングル波形の中間の波形である)のスムージング波形
データ及び同図(C)に示されるような微分波形データ
が得られた場合には、Km<E1 =5<2Km,Km<
2 =7<2Kmとなって表中のS75に該当し、CL1
以上のピーク点(ボトム点)がKm=4個選択される。
この結果、ピーク点p2,p4,p6,p8(ボトム点
b1,b3,b5,b8)が選択される。ここで、図1
4(A),(B),(C)を比較して見れば、波形検出
モードとしてシングルモードが正しく決定され、しかも
本来検出されるべきエッジ位置に対応するピーク点(ボ
トム点)が正しく選択されたことがわかる。
【0057】これまでの処理により、全てのマークエッ
ジに対応するピーク点及びボトム点が、換言すれば、全
てのマークエッジに対応するスムージング波形上の各ス
ロープの中心位置が決定できたことになる。 [ステップ110]次に、プロセッサ50はスムージン
グ波形中の各スロープ部を所定のスライスレベルと比較
してその交点を求める。このステップ110は、場合に
よっては省略してもよい。それは、上で求められたスム
ージング波形上の各スロープの中心位置をそのまま以後
の処理に使えることもあるからである。
【0058】さて、このステップ110では、各スロー
プ毎に最適なスライスレベルを決めるのだが、以下の説
明では、便宜上、これまでの処理で図15(A)に示さ
れるようなスムージング波形、及び同図(B)に示され
るようなその微分波形が得られたものとして説明する。
このスライスレベルの決定にあたっては、指標マークの
アップスロープ位置RU(1)〜RU(4)、ダウンス
ロープ位置RD(1)〜RD(4)、ウエハマークのア
ップスロープ位置WU(1)〜WU(8)、ダウンスロ
ープ位置WD(1)〜WD(8)の夫々を使う。
【0059】そこで具体的な一例を図16によって説明
する。まず図16(A)のようにスムージング波形上の
1つのボトム波形WL1のダウンスロープ位置WD
(1)から一定のポイント数(アドレス)分だけ波形デ
ータを前後にサーチする。そしてダウンスロープ下部の
最小値BTとダウンスロープの肩の部分の最大値SPd
とを求め、図12(B)に示すように最小値BTと最大
値SPdとの間を所定の比率で分割するところにスライ
スレベルS1を決定する。
【0060】ここでその比率をa(%)とすると、スラ
イスレベルS1は次式で演算される。 S1=(SPd−BT)×(a/100)+BT 次にこのスライスレベルS1と一致するダウンスロープ
部のレベルの位置を求める。この際、スライスレベルS
1と一致するレベルがサンプリング点の間に存在する場
合は、直線補間等の手法で、交点位置SWD(1)を求
める。この位置SWD(1)は、例えばアドレスポイン
トの間を1/10で補間した実数で表すものとする。
【0061】以上と同様にして、スムージング波形上の
ボトム波形WL1のアップスロープについても、位置W
U(1)から前後にサーチ(ここでは最小値BTが分か
っているので、サーチは一方向のみでもよい)を行い、
次式によってスライスレベルS2を決定する。 S2=(SPu−BT)×(a/100)+BT そして、このスライスレベルS2と一致するアップスロ
ープ部の位置SWU(1)を実数で演算する。
【0062】以下、同様にしてスムージング波形中の各
ボトム波形について最適なスライスレベルを決めて、そ
の交点位置SRU(1)〜SRU(4)、SRD(1)
〜SRD(4)、SWU(1)〜SWU(8)、SWD
(1)〜SWD(8)を求める。 [ステップ112]次に、プロセッサ50は、ウエハア
ライメントセンサの光学系の倍率誤差等をキャンセルす
るために、CCD22の1画素(スムージング波形デー
タサンプリング間隔)がウエハ面上で何μmに相当する
のかを算出して、その換算値UNT(μm/ポイント)
を実数で求めておく。ここでは、安定性のよい指標マー
クTL,TRの設計上の間隔Lt(μm)を用いるもの
とする。間隔Ltはウエハ面上の値として登録されてい
るので、次式によって換算値UNTを演算する。
【0063】なお、指標マークTL,TRはともにKt
本(本実施例ではKt=2)とする。
【0064】
【数1】
【0065】[ステップ114]次に、プロセッサ50
は指標マークTLとTRの間の中心位置Ct(μm)を
次式に基づいて実数で求める。
【0066】
【数2】
【0067】[ステップ116]ここでは予め指定され
た処理モードに従ってウエハマークの中心位置Clの演
算アルゴリズムを選択する。このステップ116から次
にどのステップ(118,120,122のいずれか)
に進むかはオペレータによって指定されたり、或いはオ
ートセットアップシステムによって自動的に切り換えら
れる。 [ステップ118]ここでは内スロープ検出法によって
ウエハマークの中心位置Cl(μm)を実数で算出す
る。即ち、前述した従来例の式(1)の如く、内スロー
プの加算平均を出し、これに換算値UNTを乗じてウエ
ハマークの中心位置Cl(μm)を算出する。 [ステップ120]ここでは外スロープ検出法によって
ウエハマークの中心位置Cl(μm)を実数で算出す
る。即ち、前述した従来例の式(2)の如く、外スロー
プの位置の加算平均を出し、これに換算値UNTを乗じ
てウエハマークの中心位置Cl(μm)を算出する。 [ステップ122]ここでは両スロープ検出法によって
ウエハマークの中心位置Cl(μm)を実数で算出す
る。即ち、前述した従来例の式(3)の如く、内・外両
スロープの加算平均を出し、これに換算値UNTを乗じ
てウエハマークの中心位置Cl(μm)を算出する。 [ステップ124]次に、プロセッサ50は、上記ステ
ップ118〜ステップ122のいずれかで算出された指
標マークの中心位置Ctとウエハマークの中心位置Cl
との差を算出してアライメント誤差ΔA(μm)を決定
する。
【0068】このアライメント誤差ΔA(μm)は、R
AM43にビデオ信号波形を取り込んだ時のウエハステ
ージSTの残留アライメント誤差であり、以後のステー
ジSTの位置決めにあたっては、グローバルアライメン
トによって決定されたステージ位置決め座標の設計値を
ΔAだけオフセットさせればよい。以上説明した本実施
例によると、上記ステップ108で詳細に説明したよう
に、微分波形中のマークエッジに対応するピーク点及び
ボトム点を決定する(選択する)に際し、2段階の閾値
である第1の閾値と第2の閾値とを用いるようにしたこ
とから、これらと各ピーク点及びボトム点の大小関係を
利用して図11に示されるような基準に従って波形検出
モードがシングルモードかダブルモードかを決定するこ
とができ、これによりウエハW上のウエハマークがプロ
セス工程の影響を受け、その表面反射率が変化する等の
原因により、明確なシングル波形と明確なダブル波形と
の中間のようなビデオ信号波形が得られた場合であって
も略確実にマークエッジ位置を検出することができる。
この場合において、オペレータは、パラメータとしてウ
エハマークの数のみを入力するだけで、波形検出モード
がプロセッサ50により自動的に決定されるので、オペ
レータの入力が緩和されるという利点もある。
【0069】なお、上記実施例中のD25、D75に相当す
る波形処理、即ちダブルモードの場合は、ユーザの指定
に従って内スロープ検出法、外スロープ検出法、両スロ
ープ検出法を実行すればよいが、S25、S75に相当する
波形処理の場合は、マーク数によっては、内スロープの
数が外スロープの数より少なくなるので(図1参照)、
内スロープ検出法を採用することは好ましくなく、オー
トセットアップシステムによって外スロープ検出法のみ
を自動的に選択するようにすることが望ましい。一方、
マークが凹状マークである場合は、内スロープ検出法の
みを自動的に選択するようにすればよい。しかしなが
ら、バーニア形状により、マーク形状が非対称となった
場合には、このような選択ができないおそれもあるの
で、かかる場合には、特開平4−65603号公報に開
示されているように、凸状バーマークを凹状バーマーク
に変える(あるいはこの反対にする)ことによって、バ
ーニア形状に基づいて決定される最適なスロープ検出法
を利用することが可能となる。
【0070】また、上記実施例では、ウエハマークとし
てマルチマークを使用する場合を例示したが、本発明の
適用範囲は、マルチマークに限られるものでなく、シン
グルマークにも適用できることは勿論である。また、上
記実施例では、マルチマークの全走査範囲について図1
1の基準によって波形検出モードを決定することによ
り、結果的に波形がシングル波形かダブル波形かを決定
し、これに基づいて各マークのエッジ位置を検出する場
合を例示したが、各マークの走査範囲毎に所定の基準に
従ってシングル波形かダブル波形かを決定するようにし
てもよい。
【0071】上記実施例では、第1、第2の閾値を決定
する際の基準となる100%について、微分信号の最大
値(又は最小値)を100%にする場合を例示したが、
微分波形中の絶対値が最大のものでなく、2番目に大き
い波形の値を100%としても良い。これは、プロセス
工程によって、マーク表面の状態変化により微分波形中
の最大ピーク波形(又はボトム波形)の絶対値に比較し
て2番目以下のピーク波形(又はボトム波形)の絶対値
が極端に小さくなるように変化する場合も考えられ、こ
のような場合に、実際のマークエッジの波形であるにも
拘らず、第1、第2の閾値よりも小さくなってマークエ
ッジの検出ができなくなってしまうことが考えられるた
めである。このような場合に、2番目に大きい波形の値
を100%としておけば、正確にマークエッジを検出す
ることが可能となり、有効な措置となる。
【0072】なお、上記実施例で説明した第1の閾値、
第2の閾値及び図11の基準は例示であって、本発明が
これらに限定されるものでないことは勿論である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アライメントマークの太さ、反射率等の変化により明確
なシングル波形やダブル波形が得られない場合にも、検
出すべき波形がシングル波形かダブル波形かを自動的に
決定することができ、この結果に基づいてマークエッジ
位置を正確に検出することができるので、プロセスの乱
れによって波形がロット内、ウエハ内等で変わっても、
アライメントエラーの発生率を低下させ、しかもアライ
メント精度の向上を図ることができるという従来にない
優れた効果がある。
【0074】特に、請求項2記載の発明によれば、波形
検出モードがシングルモードかダブルモードかを決定す
ることにより、検出すべき波形がシングル波形かダブル
波形かを決定するので、これを露光装置等に適用した場
合に、シングルモード、ダブルモードの指定のためのパ
ラメータの入力が不要となり、オペレータ(ユーザ)の
入力負担が軽減されるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を説明するための図であって、
(A)はアライメントマークの一例を示す平面図、
(B)は(A)のアライメントマークの走査により得ら
れる光電信号の波形を示す図、(C)は(B)の信号の
微分信号の波形を第1、第2の閾値と共に示す図であ
る。
【図2】上記作用説明中で波形検出モードがシングルモ
ードかダブルモードかの決定に使用される所定の基準の
一例を示す図表である。
【図3】本発明の位置検出方法を実施するのに好適な一
実施例に係る投影露光装置の構成を示す概略斜視図であ
る。
【図4】図3の装置を構成するCCDの出力信号の処理
回路の構成を示すブロック図である。
【図5】ウエハ上のショット配列とマーク配置を示す平
面図である。
【図6】ウエハマーク(アライメントマーク)の一例を
示す図であって、(A)は平面図、(B)は断面構造を
示す図である。
【図7】指標板上のマーク配置を示す平面図である。
【図8】(A)は指標マークとウエハマークとのアライ
メント時の配置を示す平面図、(B)は(A)のマーク
を走査した際にCCDから出力されるビデオ信号の波形
を示す図である。
【図9】本発明の位置検出方法を含むアライメント方法
の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】図9の処理手順中におけるスムージング処
理、及び微分処理を説明するための線図である。
【図11】図9の処理手順中における波形検出モードの
決定及びピーク点(ボトム点)の選択に使用される基準
の一例を示す図表である。
【図12】波形検出モードの決定、及びピーク点(ボト
ム点)の選択の具体例を説明するための図である。
【図13】波形検出モードの決定、及びピーク点(ボト
ム点)の選択の他の具体例を説明するための図である。
【図14】波形検出モードの決定、及びピーク点(ボト
ム点)の選択のその他の具体例を説明するための図であ
る。
【図15】(A)は図9の処理手順中に得られたスムー
ジング信号の波形の一例を示す図、(B)は(A)の微
分信号の波形を示す図である。
【図16】図15(A)の信号波形中の各スロープ部を
比較するためのスライスレベルの決定方法を説明するた
めの図である。
【図17】従来例の説明図である。
【図18】発明が解決しようとする課題を説明するため
の図である。
【符号の説明】
W ウエハ(基板) MD1〜MD4 アライメントマーク 70 ウエハアライメントセンサ(電気光学的走査装
置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に幾何学的又は光学的な差異を伴
    って形成されたアライメントマークから生じる光情報を
    電気光学的走査装置によって光電検出し、前記アライメ
    ントマークの相対走査方向に関して強度変化する時系列
    的な光電信号を処理することによって当該アライメント
    マークの相対走査方向の位置を検出する位置検出方法で
    あって、 前記アライメントマークの相対走査により得られる前記
    光電信号を前記電気光学的走査装置から得る第1の工程
    と、 前記第1の工程で得られた光電信号を微分した微分信号
    の波形データ中の全てのピーク点及びボトム点を求める
    第2の工程と、 前記第2の工程で求めたピーク点及びボトム点のレベル
    値を予め定めた少なくとも2段階の閾値とそれぞれ比較
    する第3の工程と、 前記第3の工程の比較の結果得られるピーク点,ボトム
    点のレベル値と前記各閾値との大小関係を利用して所定
    の基準に従って検出すべき波形がシングル波形かダブル
    波形かを決定する第4の工程と、 この決定後に、予め設定された数だけピーク点又はボト
    ム点を選んでマークエッジを決定する第5の工程と、 を含む位置検出方法。
  2. 【請求項2】前記アライメントマークが、複数本のバー
    マークから成るマルチマークであり、 前記第4の工程において、前記第3の工程の比較の結果
    得られるピーク点,ボトム点のレベル値と前記各閾値と
    の大小関係を利用して所定の基準に従って波形検出モー
    ドが、1つのバーマークから一つのボトム波形を検出す
    るシングルモードか、1つのバーマークから2つのボト
    ム波形を検出するダブルモードかを決定することによ
    り、検出すべき波形がシングル波形かダブル波形かを決
    定し、 前記第5の工程において、モード及びマーク数に応じて
    予め設定された数だけピーク点又はボトム点を選んでマ
    ークエッジを決定することを特徴をした請求項1記載の
    位置検出方法。
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