JP3505344B2 - 冷蔵庫の異常検出装置 - Google Patents
冷蔵庫の異常検出装置Info
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Description
え、このファンモータに印加する電圧を調節して回転数
制御を実行する制御装置を備えた冷蔵庫に関するもので
ある。
ば特開平8−247606号公報(F25D17/0
6)に示される如く、断熱箱体の庫内に冷凍室や冷蔵
室、野菜室などを構成し、冷凍室の背方に設けた冷却器
からの冷気をファンモータによって駆動される庫内ファ
ン(冷気循環用送風機)により各室に循環して冷却して
いる。
れており、この機械室内には前記冷却器と共に冷媒回路
を構成する圧縮機や凝縮器が設置されている。そして、
この機械室内にも圧縮機や凝縮器を空冷するためにファ
ンモータにて駆動されるコンデンシングファン(凝縮器
用送風機)が設置されている。
内ファンのファンモータに印加する電圧を調節し、或い
は、凝縮器や圧縮機の温度に基づいてコンデンシングフ
ァンのファンモータに印加する電圧を調節することによ
って、各ファンモータの回転数制御を行い、各温度に応
じた適切な冷気循環、或いは、空冷を実現する冷蔵庫も
開発されている。
ファンやコンデンシングファンは、各ファンモータの回
転軸にバネなどによって固定されているものであるが、
経年劣化や氷或いは異物の噛み込みなどによって回転軸
から脱落してしまう場合がある。また、ファンモータ自
体も断線故障を来す場合がある。
ファンが脱落し、或いは、ファンモータの断線が発生し
て停止すると、庫内に冷気が循環されなくなり、或い
は、凝縮器や圧縮機の空冷が損なわれるため、何れにし
ても庫内の冷却能力が著しく低下してしまう。そのた
め、従来では係る異常が発生した場合、庫内温度や圧縮
機の温度上昇によって異常を検出していたが、直接的な
検出ではないため、どうしても遅れが生じてしまう問題
があった。
るために成されたものであり、ファンモータを備えてこ
のファンモータに印加する電圧を調節することにより回
転数制御を実行する制御装置を備えた冷蔵庫において、
ファンの脱落やファンモータの断線を的確に検出して警
報することができる異常検出装置を提供するものであ
る。
出装置は、ファンモータを備え、このファンモータに印
加する電圧を調節して回転数制御を実行する制御装置を
備えた冷蔵庫において、制御装置は、ファンモータに流
れる電流を検知する電流検知手段と、報知手段とを備
え、ファンモータへの印加電圧が最小とされた場合に当
該ファンモータに流れる電流値を設定値データとし、フ
ァンモータへの印加電圧が最大とされた場合に当該ファ
ンモータに流れる電流値と前記設定値データとの差より
も少許小さい値を偏差データとしてそれぞれ保有すると
共に、電流検知手段の出力に基づき、ファンモータに流
れる電流値が設定値データよりも小さい状態が一定期間
経過した場合、当該電流値を記憶し、且つ、ファンモー
タへの印加電圧を最大とすると共に、その後ファンモー
タに流れる電流値が前記記憶された電流値に前記偏差デ
ータを加えた値よりも小さい状態が所定期間経過した場
合は、異常であると判断し、報知手段を動作させる異常
検出動作を実行するものである。
ァンモータからファンが脱落すると負荷が減少するため
にファンモータに流れる電流は著しく低下する。また、
ファンモータが断線すると電流は流れなくなるが、ファ
ンモータに流れる電流はこれらの異常時以外にも起動時
や周囲温度によっても種々変化する。
モータに流れる電流を検知する電流検知手段と、報知手
段とを備えており、ファンモータへの印加電圧が最小と
された場合に当該ファンモータに流れる電流値を設定値
データとし、ファンモータへの印加電圧が最大とされた
場合に当該ファンモータに流れる電流値と前記設定値デ
ータとの差よりも少許小さい値を偏差データとしてそれ
ぞれ保有すると共に、電流検知手段の出力に基づき、フ
ァンモータに流れる電流値が設定値データよりも小さい
状態が一定期間経過した場合、当該電流値を記憶し、且
つ、ファンモータへの印加電圧を最大とすると共に、そ
の後ファンモータに流れる電流値が前記記憶された電流
値に前記偏差データを加えた値よりも小さい状態が所定
期間経過した場合は、異常であると判断し、報知手段を
動作させる異常検出動作を実行するようにしたので、周
囲温度などの影響による一時的な変化を排除し、ファン
モータからのファンの脱落やファンモータの断線による
電流値の低下を的確に検出・判断し、報知手段によって
迅速に報知することができるようになるものである。
ファンモータを備え、これらファンモータに印加する電
圧をそれぞれ調節して回転数制御を実行する制御装置を
備えた冷蔵庫において、制御装置は、各ファンモータに
流れる電流の合計を検知する電流検知手段と、報知手段
とを備え、各ファンモータへの印加電圧が最小とされた
場合に各ファンモータに流れる電流の合計値を設定値デ
ータとし、各ファンモータへの印加電圧が最大とされた
場合に各ファンモータに流れる電流の合計値と前記設定
値データとの差よりも少許小さい値を偏差データとして
それぞれ保有すると共に、電流検知手段の出力に基づ
き、各ファンモータに流れる電流の合計値が前記設定値
データよりも小さい状態が一定期間経過した場合、当該
電流の合計値を記憶し、且つ、各ファンモータへの印加
電圧を最大とすると共に、その後各ファンモータに流れ
る電流の合計値が前記記憶された電流の合計値に前記偏
差データを加えた値よりも小さい状態が所定期間経過し
た場合は、異常であると判断し、報知手段を動作させる
異常検出動作を実行するものである。
ータを備えた冷蔵庫において、単一の異常検出装置によ
り、二個のファンモータの内の何れかからのファンの脱
落や何れかのファンモータの断線を検出することができ
るようになる。これにより、少なくとも二個のファンモ
ータを備えた冷蔵庫において、単一の異常検出装置でフ
ァンモータの異常を検出でき、コストの削減を図ること
が可能となるものである。
装置は、上記において制御装置は、一個のファンモータ
が正常である場合に当該ファンモータに流れる電流値を
第2の設定値データとして有し、異常であると判断した
場合、一方のファンモータを停止させると共に、電流検
知手段の出力に基づき、他方のファンモータに流れる電
流値が前記第2の設定値データよりも小さいときは、他
方のファンモータが異常である旨の警報を報知手段にて
行い、大きいときは一方のファンモータが異常である旨
の警報を報知手段にて行うものである。
御装置は、一個のファンモータが正常である場合に当該
ファンモータに流れる電流値を第2の設定値データとし
て有し、異常であると判断した場合、一方のファンモー
タを停止させると共に、電流検知手段の出力に基づき、
他方のファンモータに流れる電流値が前記第2の設定値
データよりも小さいときは、他方のファンモータが異常
である旨の警報を報知手段にて行い、大きいときは一方
のファンモータが異常である旨の警報を報知手段にて行
うので、二個のファンモータの内の何れのファンモータ
のファンが脱落し、或いは、ファンモータの断線が生じ
ているかを区別して報知することができるようになる。
二個のファンモータそれぞれの異常を検出して報知する
ことが可能となり、修理時の作業性が向上するものであ
る。
は、上記各発明において制御装置は、異常検出動作を一
定の周期で繰り返し行うものである。
えて制御装置は異常検出動作を一定の周期で繰り返し行
うようにしたので、途中停電などが発生しても修理が成
されるまで繰り返し異常が報知されると共に、修理され
てファンの脱落やファンモータの断線異常が解消されれ
ば、自動的に正常状態に復帰できるようになるので、確
実性と使用性の双方を向上させることができるようにな
るものである。
形態を詳述する。図1は本発明の冷蔵庫の異常検出装置
1の電気回路図、図2、図3は異常検出装置1のマイク
ロコンピュータ2のプログラムを示すフローチャートで
ある。
用のマイクロコンピュータであり、このマイクロコンピ
ュータ2の出力ポートにはそれぞれ抵抗3、4、5、6
を介してトランジスタ7、8、9、10のベースが接続
されている。各トランジスタ7、8、9、10のエミッ
タは接地されており、トランジスタ7のコレクタは、抵
抗11を介してDC15V電源に接続されている。
には、12V用のツェナーダイオード12と、10V用
のツェナーダイオード13とトランジスタ8の直列回路
と、9V用のツェナーダイオード14とトランジスタ9
の直列回路と、8V用のツェナーダイオード15とトラ
ンジスタ10の直列回路との並列回路が接続されると共
に、トランジスタ7のコレクタ(各ツェナーダイオード
12、13、14、15)は、トランジスタ16のベー
スに接続されている。
C15V電源に接続され、エミッタはDCモータから成
る庫内ファンモータ17の一端に接続されている。この
庫内ファンモータ17は図示しない冷蔵庫の庫内冷気循
環を行う庫内ファンを駆動するものであり、その他端は
抵抗30を介して接地されている。これら庫内ファンモ
ータ17やトランジスタ7、8、9、10、ツェナーダ
イオード12、13、14、15などによって庫内ファ
ンモータ駆動回路31が構成されている。
ランジスタ7がON(導通)されるとトランジスタ16
のベースが接地されるので、トランジスタ16はOFF
(不導通)となり、庫内ファンモータ17は停止(OF
F)する。従って、マイクロコンピュータ2によってト
ランジスタ7がOFFされると庫内ファンモータ17は
駆動可能となり、以下の電圧制御が行われる。
されているときは、トランジスタ16のベースにはツェ
ナーダイオード12の端子電圧が印加され、この場合庫
内ファンモータ17にはDC12Vが印加される。ま
た、トランジスタ8のみがONされているときは、トラ
ンジスタ16のベースにはツェナーダイオード13の端
子電圧が印加され、この場合庫内ファンモータ17には
DC10Vが印加される。
るときは、トランジスタ16のベースにはツェナーダイ
オード14の端子電圧が印加され、この場合庫内ファン
モータ17にはDC9Vが印加される。また、トランジ
スタ10のみがONされているときは、トランジスタ1
6のベースにはツェナーダイオード15の端子電圧が印
加され、この場合庫内ファンモータ17にはDC8Vが
印加される。
0V、8V、9V、10V及び12Vの直流電圧が段階
的に印加可能とされている。マイクロコンピュータ2は
図示しない冷蔵庫の庫内温度(冷凍室や冷蔵室の温度)
に基づき、例えば、温度が設定温度よりも著しく高い場
合には庫内ファンモータ17に印加する電圧を上昇(1
2Vなど)させ、庫内ファンモータ17を最高速で回転
させて庫内を急速に冷却すると共に、温度が設定温度に
近づくと庫内ファンモータ17に印加する電圧を順次低
下させ(例えば12V→10V→9Vなど)、庫内ファ
ンモータ17の回転数を徐々に低下させて行き、例えば
設定温度より低くなると最低の8Vとして庫内ファンモ
ータ17を最低速で回転させる四段階の速度制御を実行
する。それによって、庫内を設定温度に冷却するもので
ある。
ポートにはそれぞれ抵抗18、19を介してトランジス
タ20、24のベースが接続されている。各トランジス
タ20、24のエミッタは接地されており、トランジス
タ20のコレクタは、抵抗21を介してDC15V電源
に接続されている。
間には、12V用のツェナーダイオード22と、10V
用のツェナーダイオード23とトランジスタ24の直列
回路との並列回路が接続されると共に、トランジスタ2
0のコレクタ(各ツェナーダイオード22、23)は、
トランジスタ25のベースに接続されている。
C15V電源に接続され、エミッタはDCモータから成
るコンデンシングファンモータ26の一端に接続されて
いる。このコンデンシングファンモータ26は図示しな
い冷蔵庫の機械室に設置された圧縮機や凝縮器の空冷を
行うコンデンシングファンを駆動するものであり、その
他端は前記抵抗30を介して接地される。これらコンデ
ンシングファンモータ26やトランジスタ20、24、
ツェナーダイオード22、23などによってコンデンシ
ングファンモータ駆動回路32が構成されている。
ランジスタ20がON(導通)されるとトランジスタ2
5のベースが接地されるので、トランジスタ25はOF
F(不導通)となり、コンデンシングファンモータ26
は停止(OFF)する。従って、マイクロコンピュータ
2によってトランジスタ20がOFFされるとコンデン
シングファンモータ26は駆動可能となり、以下の電圧
制御が行われる。
るときは、トランジスタ25のベースにはツェナーダイ
オード22の端子電圧が印加され、この場合コンデンシ
ングファンモータ26にはDC12Vが印加される。ま
た、トランジスタ24のみがONされているときは、ト
ランジスタ25のベースにはツェナーダイオード23の
端子電圧が印加され、この場合コンデンシングファンモ
ータ26にはDC10Vが印加される。
タ26には0V、10V及び12Vの直流電圧が段階的
に印加可能とされている。マイクロコンピュータ2は図
示しない凝縮器或いは圧縮機の温度に基づき、例えば、
温度が設定温度よりも著しく高い場合にはコンデンシン
グファンモータ26に印加する電圧を上昇(12V)さ
せ、コンデンシングファンモータ26を高速で回転させ
て凝縮器や圧縮機を急速に空冷すると共に、温度が設定
温度に近づくとコンデンシングファンモータ26に印加
する電圧を低下させ(12V→10V)、コンデンシン
グファンモータ26の回転数を低下させる二段階の速度
制御を実行する。それによって、圧縮機や凝縮器の異常
温度上昇を防止するものである。
基づいて圧縮機をON−OFF制御しており(図示せ
ず)、圧縮機がONされた状態で上記各ファンモータ1
7、26の速度制御を実行すると共に、OFFされた状
態ではトランジスタ7、20をONさせて各ファンモー
タ17、26を停止する。また、マイクロコンピュータ
2は図示しない冷蔵庫の冷凍室の扉が開放された場合に
はトランジスタ7をONして庫内ファンモータ17を強
制的に停止するものである。
接続された前記抵抗30の端子電圧はOPアンプ27の
+入力端子に接続され、−入力端子と接地間には抵抗2
9が接続される。尚、28は負帰還抵抗である。そし
て、このOPアンプ27の出力端子はマイクロコンピュ
ータ2のA/D変換入力ポートに接続されている。
ファンモータ17、26を流れる合計の電流値を抵抗3
0により電圧に変換し、マイクロコンピュータ2に入力
するものであり、これらによって電流検知回路(電流検
知手段)33を構成している。
トには抵抗38を介してトランジスタ36のベースが接
続され、トランジスタ36のエミッタは接地されると共
に、コレクタとDC5V電源間には発光ダイオード34
と抵抗35の直列回路が接続されている。マイクロコン
ピュータ2はトランジスタ36をONして発光ダイオー
ド34を発光させ、警報表示を行う。そして、これらト
ランジスタ36、発光ダイオード34などによって報知
手段37が構成される。尚、発光ダイオード34は庫内
ファンモータ17用とコンデンシングファンモータ26
用の複数のダイオードから成るものとする。
ながらマイクロコンピュータ2によるファン脱落(ファ
ンレス)・ファンモータ断線異常検出動作を説明する。
マイクロコンピュータ2はステップS1で何れかのファ
ンモータ17、26が動作(ON)しているか否か判断
し、動作している場合にはステップS2で2個ファンモ
ータ17、26の双方が動作しているか否か判断する。
ップS3で電流値Aとして設定値データamp1を設定
し、片方のファンモータ17或いは26が動作している
場合には、ステップS4で電流値Aとして第2の設定値
データamp2を設定する。
のファンモータ17、26に最小電圧DC8V(庫内フ
ァンモータ17)、DC10V(コンデンシングファン
モータ26)を印加した際に各ファンモータ17、26
に流れる電流の合計値であり、予めマイクロコンピュー
タ2に記憶されている。また、第2の設定値データam
p2は一方のファンモータ17、或いは、26が正常
(ファンが取り付けられている状態)である場合に流れ
る電流値であり、これも予めマイクロコンピュータ2に
記憶されている。
しているものとすると、ステップS3で電流値Aとして
設定値データamp1を設定し、次ぎに、マイクロコン
ピュータ2はステップS5で図3の電流値比較サブルー
チンを実行する。この電流値比較サブルーチンでは、マ
イクロコンピュータ2はステップS20で電流LOWフ
ラグ(FL)をリセットし、ステップS21で自らが機
能として有するタイマーに2秒を設定する。
の出力に基づき、各ファンモータ17、26に流れる電
流の合計値が前記設定値Aよりも小さい(低い)か否か
判断し、大きい(高い)場合には図2のメインフローに
戻る。ここで、庫内ファン或いはコンデンシングファン
が脱落するとファンモータ17或いは26の負荷が軽く
なるため、流れる電流は低下する。また、ファンモータ
17或いは26が断線した場合には、電流は流れなくな
るので何れの場合にも最低印加電圧時の上記合計値(a
mp1)である設定値Aよりも低くなる。
ーチンのステップS22で合計の電流値(合計値)が設
定値Aよりも小さくなった場合には、ステップS23で
前記タイマーをカウントする。そして、ステップS24
でタイマーのカウントが2秒経過したか否か判断し、否
であればステップS22に戻ってこれを繰り返す。
いる状態で2秒経過した場合には、ステップS25で電
流LOWフラグをセットし、メインフローに戻る。
Wフラグがセットされているか否か判断し、ここではセ
ットされているので、マイクロコンピュータ2はステッ
プS7で現在の電流値(設定値Aよりも低下して2秒経
過した時点の値)を電流値Mとして記憶(セット)し、
次ぎに、ステップS8で各ファンモータ17、26に印
加する電圧を前述の方法によって最大値とする。
流値M+偏差を設定する。この偏差は、各ファンモータ
17、26への印加電圧が最大とされた場合に流れる合
計の電流値と前記設定値データamp1との差よりも少
許小さい値の偏差データであり、マイクロコンピュータ
2に予め記憶されているものである。
プS10で前記電流値比較サブルーチンに再び移行す
る。尚、この場合には電流値Aは上述の電流値M+偏差
とされている。そして、この場合にも電流値A(電流値
M+偏差)よりもファンモータ17、26を流れる合計
の電流値が低い状態が2秒経過した場合には電流LOW
フラグがセットされてメインフローに戻る。
プS11で再び電流LOWフラグセットされているか否
か判断し、ここではセットされているからステップS1
2でコンデンシングファンモータ26を停止する(OF
F)。そして、ステップS13で電流値Aに前記第2の
設定値データamp2をセットし、ステップS14で再
び電流値比較サブルーチンに移行する。
データamp2とされている。そして、この場合にも電
流値A(amp2)よりも庫内ファンモータ17(コン
デンシングファンモータ26は停止されている)を流れ
る電流値が低い状態が2秒経過した場合には電流LOW
フラグがセットされてメインフローに戻る。
プS15で再び電流LOWフラグセットされているか否
か判断し、ここではセットされているからステップS1
6でトランジスタ36をONし、庫内ファンモータ17
用の発光ダイオード34によって庫内ファンモータ17
のファン脱落或いは断線を報知する。
れる合計の電流値がamp1よりも2秒間低下した場
合、印加電圧を最大とした場合の合計の電流値が電流値
M+偏差よりも2秒間低い場合には、何れかのファンモ
ータ17或いは26に異常が生じたものと判断し、マイ
クロコンピュータ2は先ずコンデンシングファンモータ
26を停止させる。そして、庫内ファンモータ17のみ
を流れる電流値がamp2よりも低い状態が2秒間経過
した場合は、庫内ファンモータ17のファン脱落か断線
と判断して警報を報知する。
がリセットされている場合は、ステップS17でトラン
ジスタ36をONし、コンデンシングファンモータ26
用の発光ダイオード34によってコンデンシングファン
モータ26のファン脱落或いは断線を報知する。
れる合計の電流値がamp1よりも2秒間低下した場
合、印加電圧を最大とした場合の合計の電流値が電流値
M+偏差よりも2秒間低い場合には、何れかのファンモ
ータ17或いは26に異常が生じたものと判断し、マイ
クロコンピュータ2は先ずコンデンシングファンモータ
26を停止させる。そして、庫内ファンモータ17のみ
を流れる電流値がamp2よりも低い状態が2秒間経過
しなかった場合(正常)は、コンデンシングファンモー
タ26のファン脱落か断線と判断して警報を報知するも
のである。
周期(例えば10分など)で上記異常検出動作を繰り返
し実行する。
7或いは26のみ動作している場合には、ステップS4
で電流値Aに第2の設定値データamp2が設定され、
以下の動作では何れか一方のファンモータを流れる電流
値の異常判断が成される。但し、その場合の偏差は片方
のファンモータのみのamp1と最大電圧印加時のより
も少許小さい値とされる。この場合にもステップS12
以降の動作で何れのファンモータが異常かが検知される
ものである。
ば、周囲温度などの影響による一時的な変化を排除し、
ファンモータ17、26からのファンの脱落やファンモ
ータの断線による電流値の低下を的確に検出・判断し、
発光ダイオード34によって報知することができるよう
になる。
のファンモータ17、26の内の何れかからのファンの
脱落や何れかのファンモータの断線を検出することがで
きるので、少なくとも二個のファンモータを備えた冷蔵
庫において、コストの削減を図ることが可能となる。
の何れのファンモータのファンが脱落し、或いは、ファ
ンモータの断線が生じているかを区別して報知すること
ができるので、修理時の作業性が向上する。
一定の周期で繰り返し行うので、途中停電などが発生し
ても修理が成されるまで繰り返し異常が報知されると共
に、修理されてファンの脱落やファンモータの断線異常
が解消されれば、自動的に正常状態に復帰する。従っ
て、確実性と使用性の双方を向上させることができるよ
うになる。
ば、制御装置が、ファンモータに流れる電流を検知する
電流検知手段と、報知手段とを備えており、ファンモー
タへの印加電圧が最小とされた場合に当該ファンモータ
に流れる電流値を設定値データとし、ファンモータへの
印加電圧が最大とされた場合に当該ファンモータに流れ
る電流値と前記設定値データとの差よりも少許小さい値
を偏差データとしてそれぞれ保有すると共に、電流検知
手段の出力に基づき、ファンモータに流れる電流値が設
定値データよりも小さい状態が一定期間経過した場合、
当該電流値を記憶し、且つ、ファンモータへの印加電圧
を最大とすると共に、その後ファンモータに流れる電流
値が前記記憶された電流値に前記偏差データを加えた値
よりも小さい状態が所定期間経過した場合は、異常であ
ると判断し、報知手段を動作させる異常検出動作を実行
するようにしたので、周囲温度などの影響による一時的
な変化を排除し、ファンモータからのファンの脱落やフ
ァンモータの断線による電流値の低下を的確に検出・判
断し、ファンモータの異常を直接検出して報知手段によ
り迅速に報知することができるようになるものである。
個のファンモータを備えた冷蔵庫において、単一の異常
検出装置により、二個のファンモータの内の何れかから
のファンの脱落や何れかのファンモータの断線を検出す
ることができるようになる。これにより、少なくとも二
個のファンモータを備えた冷蔵庫において、単一の異常
検出装置でファンモータの異常を検出でき、コストの削
減を図ることが可能となるものである。
御装置は、一個のファンモータが正常である場合に当該
ファンモータに流れる電流値を第2の設定値データとし
て有し、異常であると判断した場合、一方のファンモー
タを停止させると共に、電流検知手段の出力に基づき、
他方のファンモータに流れる電流値が前記第2の設定値
データよりも小さいときは、他方のファンモータが異常
である旨の警報を報知手段にて行い、大きいときは一方
のファンモータが異常である旨の警報を報知手段にて行
うので、二個のファンモータの内の何れのファンモータ
のファンが脱落し、或いは、ファンモータの断線が生じ
ているかを区別して報知することができるようになる。
二個のファンモータそれぞれの異常を検出して報知する
ことが可能となり、修理時の作業性が向上するものであ
る。
えて制御装置は異常検出動作を一定の周期で繰り返し行
うようにしたので、途中停電などが発生しても修理が成
されるまで繰り返し異常が報知されると共に、修理され
てファンの脱落やファンモータの断線異常が解消されれ
ば、自動的に正常状態に復帰できるようになるので、確
実性と使用性の双方を向上させることができるようにな
るものである。
ある。
ラムを示すフローチャートである。
ーチンのプログラムを示すフローチャートである。
スタ 12、13、14、15、22、23 ツェナーダイオ
ード 17 庫内ファンモータ 26 コンデンシングファンモータ 27 OPアンプ 34 発光ダイオード
Claims (4)
- 【請求項1】 ファンモータを備え、このファンモータ
に印加する電圧を調節して回転数制御を実行する制御装
置を備えた冷蔵庫において、 前記制御装置は、前記ファンモータに流れる電流を検知
する電流検知手段と、報知手段とを備え、前記ファンモ
ータへの印加電圧が最小とされた場合に当該ファンモー
タに流れる電流値を設定値データとし、前記ファンモー
タへの印加電圧が最大とされた場合に当該ファンモータ
に流れる電流値と前記設定値データとの差よりも少許小
さい値を偏差データとしてそれぞれ保有すると共に、前
記電流検知手段の出力に基づき、前記ファンモータに流
れる電流値が前記設定値データよりも小さい状態が一定
期間経過した場合、当該電流値を記憶し、且つ、前記フ
ァンモータへの印加電圧を最大とすると共に、その後フ
ァンモータに流れる電流値が前記記憶された電流値に前
記偏差データを加えた値よりも小さい状態が所定期間経
過した場合は、異常であると判断し、前記報知手段を動
作させる異常検出動作を実行することを特徴とする冷蔵
庫の異常検出装置。 - 【請求項2】 二個のファンモータを備え、これらファ
ンモータに印加する電圧をそれぞれ調節して回転数制御
を実行する制御装置を備えた冷蔵庫において、 前記制御装置は、前記各ファンモータに流れる電流の合
計を検知する電流検知手段と、報知手段とを備え、前記
各ファンモータへの印加電圧が最小とされた場合に各フ
ァンモータに流れる電流の合計値を設定値データとし、
前記各ファンモータへの印加電圧が最大とされた場合に
各ファンモータに流れる電流の合計値と前記設定値デー
タとの差よりも少許小さい値を偏差データとしてそれぞ
れ保有すると共に、前記電流検知手段の出力に基づき、
前記各ファンモータに流れる電流の合計値が前記設定値
データよりも小さい状態が一定期間経過した場合、当該
電流の合計値を記憶し、且つ、前記各ファンモータへの
印加電圧を最大とすると共に、その後各ファンモータに
流れる電流の合計値が前記記憶された電流の合計値に前
記偏差データを加えた値よりも小さい状態が所定期間経
過した場合は、異常であると判断し、前記報知手段を動
作させる異常検出動作を実行することを特徴とする冷蔵
庫の異常検出装置。 - 【請求項3】 制御装置は、一個のファンモータが正常
である場合に当該ファンモータに流れる電流値を第2の
設定値データとして有し、異常であると判断した場合、
一方のファンモータを停止させると共に、電流検知手段
の出力に基づき、他方のファンモータに流れる電流値が
前記第2の設定値データよりも小さいときは、前記他方
のファンモータが異常である旨の警報を前記報知手段に
て行い、大きいときは前記一方のファンモータが異常で
ある旨の警報を前記報知手段にて行うことを特徴とする
請求項2の冷蔵庫の異常検出装置。 - 【請求項4】 制御装置は、異常検出動作を一定の周期
で繰り返し行うことを特徴とする請求項1、請求項2又
は請求項3の冷蔵庫の異常検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8576697A JP3505344B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 冷蔵庫の異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8576697A JP3505344B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 冷蔵庫の異常検出装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10259981A JPH10259981A (ja) | 1998-09-29 |
JP3505344B2 true JP3505344B2 (ja) | 2004-03-08 |
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Family Applications (1)
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JP8576697A Expired - Fee Related JP3505344B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 冷蔵庫の異常検出装置 |
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JP (1) | JP3505344B2 (ja) |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP8576697A patent/JP3505344B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10259981A (ja) | 1998-09-29 |
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