JP3504730B2 - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JP3504730B2
JP3504730B2 JP16690294A JP16690294A JP3504730B2 JP 3504730 B2 JP3504730 B2 JP 3504730B2 JP 16690294 A JP16690294 A JP 16690294A JP 16690294 A JP16690294 A JP 16690294A JP 3504730 B2 JP3504730 B2 JP 3504730B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等の撮影装置に
内蔵若しくは組み合わせて使用する補助光を発する装置
に係り、特にMCTを利用して発光の制御を行うストロ
ボ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発光量を制御したり、自動調光し
たりする際、放電管を流れる電流を強制的に停止させる
ための素子として、サイリスタやIGBTなどが使用さ
れてきた。特にIGBTは簡単な回路を組むだけで、発
光を制御でき、急速に普及してきている。
【0003】これらの公知な例として、特開昭64−1
7033号公報に、IGBTのゲートの印加電圧を制御
し、連続発光を行うストロボ装置や、特開平1−124
838号公報には、IGBTを使用して発光デューティ
を変えられるFP発光可能なフラッシュ装置が開示され
ている。
【0004】また、新たな制御素子として、MCT(Mo
s Controlled Thyristor)という半導体スイッチング素
子が提供されている。この半導体スイッチング素子を使
用すれば、素子電流通路の単位面積当たりでIGBTよ
りも大きな電流を制御することが可能になる。しかもス
イッチング速度は、IGBTと同等であるため、有望な
スイッチング素子として、ストロボ装置等の発光素子の
制御用スイッチング素子として利用されることが期待で
きる。
【0005】このMCTにおいて、シンボル図を図11
に、等価回路図を図12に、及び断面構造を図13に示
す。このMCTは、カソード側からN形半導体層1、そ
の上にP形半導体層2、その表面にN形半導体層3、P
形半導体層4、N形半導体層5の積層構造に周知の薄膜
形成技術を用いて形成された素子である。
【0006】このP形半導体層2とP形半導体層4に挟
まれたN形半導体層3の表面領域が、オン−FETチャ
ネル領域となり、上記N形半導体層3とN形半導体層5
ではさまれたP形半導体層4の表面領域が、オフ−FE
Tチャネル領域になる。これらのチャネル領域の上には
ゲート酸化膜6を介してゲート電極7が形成される。
【0007】さらに、このゲート電極7の上方には絶縁
膜8を介して、アノード9が形成される。アノード−カ
ソード間は、基本的にPNPNのサイリスタ構造となっ
ている。
【0008】このMCTは、ゲート電極7にアノード9
の電位に対して、負となる電圧を与えると、上記オン−
FETチャネルが形成され、アノード9からP形半導体
層2、N形半導体層1、カソード10へ電流が流れ、結
果アノード−カソード間はサイリスタ動作で電流が流れ
る。
【0009】しかし、ゲート電極7にアノード9の電位
に対して正の電圧を与えると、上記オフ−FETチャネ
ルが形成され、アノード9とN形半導体層3がシャント
された形になり、結果サイリスタ動作から逸脱し、アノ
ード−カソード間の電流が流れなくなる。
【0010】図14には、MOSFET、ダーリントン
バイポーラTR、IGBT、MCT各素子のチップ単位
面積通過電流に対する電圧降下の特性を示す。図からわ
かるようにMCTは、MOSFET、バイポーラTR、
IGBTより電圧降下が小さく、チップ面積が同じであ
ればMCTは、他素子と比較して非常に大きな電流を流
すことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述したIGBTを利
用して発光を制御する場合には、発光量の大きなストロ
ボ装置においては、IGBTの容量を大きくするか、あ
るいはIGBTを複数個設けなくてはならない。そのた
め、十分な光量を与えるストロボ装置が巨大化・高コス
ト化する。
【0012】また一般にIGBTは、ゲート・エミッタ
間に20〜40Vの電圧を印加するとオンし、ゲート・
エミッタ間を同電位にするとオフする。これをMCTに
変換しようとすると、MCTはサイリスタの一種である
ため、オフ制御する場合に逆バイアス電圧を印加しなけ
ればならず、従来のIGBTのゲート制御回路をそのま
ま活用することはできない。
【0013】一方、従来のサイリスタは、逆バイアスを
印加することにより発光制御するという点では、MCT
の制御に類するが、MCTの制御は従来のサイリスタ制
御に比べて条件が厳しく、オン又はオフするための電
圧、あるいはオン状態からオフ状態に移行させるための
電圧変化にかかる時間を所定条件内に抑えなくてはなら
ない。
【0014】例えば、ハリス社製のMCTV75P60
E1,MCTA75P60E1(いずれもP−MOS
MCT)では、オンするためのゲート・アノード間電圧
を−7〜−20V、オフするためのゲート・アノード間
電圧を+18V〜+20Vの範囲で設定しなければなら
ず、また、オン状態からオフ状態に移行させるためには
200nsec以内にゲート・アノード間電圧を切り換
えなければならない。しかし、従来のサイリスタ回路で
は、この様な制御が困難であった。そこで本発明は、発
光制御をMCTからなるスイッチング素子で行い、大光
量(大電流)を高速で制御するストロボ装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、メインコンデンサに蓄えられた充電電荷に
よって放電される放電管と、上記メインコンデンサの放
電ループ中に介挿されたMCT(Mos Controlled Thy
ristor)と、このMCTのゲート電極を正電圧及び負電
圧を用いて制御するためのコンプリメンタリ構成ドライ
バを有するゲート制御回路とで構成されたストロボ装置
を提供する。 さらに、電源電池を正電圧と負電圧にそれ
ぞれ昇圧する昇圧回路を含む電源回路と、上記電源回路
によって昇圧された正電圧若しくは負電圧を充電するメ
インコンデンサと、このメインコンデンサによって、充
電された電荷によって放電される放電管と、この放電管
の放電ループ中に介挿されたMCTと、上記正電圧と上
記負電圧とを用いて、上記MCTのオン及びオフを制御
するためのコンプリメンタリ構成ドライバを有するMC
Tゲート制御回路と、上記MCTのゲートに対して制御
信号を発生する信号発生回路とで構成されたストロボ装
置を提供する。
【0016】
【作用】以上のような構成のストロボ装置は、MCTを
オンおよびオフさせるためのゲート電圧を発生させる手
段をそれぞれ設け、これらの電圧によってMCTのゲー
ト電圧を設定するMCTゲート制御手段を設け、正確に
MCTを駆動するためのゲート電圧が設定される。但
し、MCTのゲート−アノード間容量もしくはゲート−
カソード間容量が比較的大きい場合には、高速にゲート
電圧を切り換えられるように、MCTを高速でオフする
ためのコンプリメンタリ構成ドライバとなる高速スイッ
チング素子が設られる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には、本発明による第1実施例として
のストロボ装置の構成を示し説明する。
【0018】このストロボ装置においては、低電圧の電
源電池11より正電源VGOFFおよび負電源−VMCを発生
する電源回路12と、電源回路12の負電源−VMCによ
り充電されるメインコンデンサMCと、メインコンデン
サMCに蓄積された電位により発光する発光部XEと、
後述するトリガ回路部13と、ダイオードD1をはさん
で、XE管、MCと放電ループを構成しているP−MO
SタイプのMCTと、MCTを駆動するためのMCTゲ
ート制御回路部14と、カメラとの電気接点X,TT
L,FPからの信号をうけて、STON,STOFFを
制御する信号発生回路15とで構成される。
【0019】この信号発生回路15は、カメラとの電気
接点X,TTL,FPからの信号をうけて、STON,
STOFFを制御する信号発生回路15である。ここで
Xは発光開始信号をカメラより入力する端子であり、T
TLは発光停止信号を入力する端子である。FPは連続
小発光を開始させる信号および停止させる信号をカメラ
より入力する端子である。
【0020】上記トリガ回路部13は、トリガトランス
T1、トリガコンデンサC1およびT1の1次巻線とC
1とをショートするためのサイリスタSCR1、サイリ
スタSCR1をオンさせるための抵抗R1〜R7および
トランジスタTR1〜TR2とからなる。STONに
“L”→“H”→“L”のワンショット出力が入るとト
ランジスタTR2がオンし、さらにトランジスタTR1
がオンすることにより、SCR1がオンするため、C1
の−VMCの電荷はトランスT1の1次側を瞬時に流れ
る。
【0021】その結果、T1の2次側には高電圧が発生
し、発光部XEを励起する。上記MCTゲート制御回路
部14は、抵抗R8〜R12、トランジスタTR3〜T
R4、定電圧ダイオードZD1とで構成される。このM
CTゲート制御回路14においては、STOFF信号が
“L”の場合には、トランジスタTR4,TR3はオフ
となり、MCTのゲート電圧はZD1に発生する電圧に
なる。例えばVGOFFを+19Vとし、ZD1がその両端
に30Vの電位差を発生するとすれば、−11VがMC
Tのゲートに印加していることになる。
【0022】このMCTにおいて、例えばハリス社のM
CTV75P60E1を例にとると、アノード−ゲート
間電圧VGAが−7〜−20Vの時にONし、+18V〜
+20Vの時にOFFする。そのため、STOFFが
“L”の時には、MCTはオンしている。一方、STO
FF信号を“H”にすると、トランジスタTR4,TR
3がオンとなり、MCTのゲート電圧VGAは+19Vに
なる。従って、MCTはオフする。
【0023】図2には、前述した電源回路12の具体的
な回路構成を示す。この電源回路12は、自己発振型の
昇圧回路構成され、トランスT2の1次側に電流が流れ
ると、2次側には逆向きの電流が流れ、トランジスタT
R5およびTR6をオフする。トランジスタTR6がオ
フすると、トランスT2の1次電流が遮断され、2次側
には前回とは逆向の電流が流れる。
【0024】この時、トランジスタTR5がオンするた
め、トランジスタTR6もオンし、再び1次電流が流れ
始める。こうして、メインコンデンサMCは、−VMC
充電され、その電位差も徐々に大きくなってゆく。
【0025】そして、−VMCが所定値に達するとネオン
管NEが点灯し、以後、−VMCは一定値に保たれる。一
方、VGOFFはダイオードD3、トランジスタTR7、抵
抗R15、定電圧ダイオードZD2によりコンデンサC
2がZD2に発生する電圧とほぼ同じ電圧に充電され、
安定した正電圧を供給する。
【0026】図18には、図2に示した構成に充電動作
を停止させる充電停止回路を付加した変形例を示す。こ
の変形例では、−VMCが所定の電圧値よりも小さい場
合、ネオン管NEは、オフ状態であり、トランジスタT
R102のベース電圧は、電池電圧を抵抗R102とR
101で分圧した値となる。従って、トランジスタTR
102がオンし、抵抗R103,R104に電流が流れ
て、トランジスタTR101をオンさせる。この状態で
は、前述した昇圧回路の動作が行われるのであるが、−
MCが所定の電圧値に達すると、この昇圧回路は動作を
停止する。すなわち、−VMCが所定電圧値になった所
で、ネオン管NEがオンとなり、抵抗R101,R16
に電流が流れる。この時、トランジスタTR102のベ
ース電位は負となるので、トランジスタTR102はオ
フとなり、その結果、トランジスタTR101もオフす
る。そのため、昇圧回路の動作が停止する。
【0027】図3,4を参照して、このように構成され
たストロボ装置の動作について説明する。図3に示す信
号波形は、図示しないカメラからの発光を指示するX信
号により発光を開始し、TTL調光信号により発光停止
させる閃光発光制御の一例である。この時、FP端子は
終始“H”を保持している。
【0028】まず、X端子が“L”になると、信号発生
回路15は、その信号を反転してSTONに出力する。
すると、トリガ回路部13が動作を開始し、発光部XE
が励起され、メインコンデンサの充電電荷を放電開始し
て発光を始める。
【0029】その後、TTL端子から“L”の信号が入
ると、信号発生回路15は所定時間STOFFを“H”
にする。この所定時間とは、MCTを完全にオフし、そ
の後、発光部の励起状態が終焉し再び、MCTをオンし
ても発光しない状態になるまで十分な時間である。
【0030】図4に示す信号波形は、連続小発光を繰り
返す例である。特にフォーカルプレーンシャッタが全開
しない写真撮影、つまり同調秒時より速いシャッタース
ピードでの撮影においてもストロボ装置を使えるよう工
夫したダイナミック型ストロボ発光に関するものであ
る。
【0031】カメラ側の動作は、図示しないシャッタ先
幕を走らせると同時にFP端子を“L”にし、シャッタ
後幕が走行終了すると同時に“H”にする。この間、X
およびTTL端子は“H”のままである。
【0032】本実施例のストロボ装置は、FP端子が
“L”になると信号発生回路15は、まず最初に、ST
ONを“H”にして、発光部XEを励起させ発光を開始
させる。そして、所定時間t1 後、STOFFを“H”
にしてMCTのゲート−アノード間電圧VGAを+19V
にして、MCTをオフする。また所定時間t2 後に、S
TOFFを“L”にして、VGAを−11Vに切換え、再
びMCTをオンする。MCTをオフしていた時間t2
ごく短い時間なので、発光部XEはまだ励起状態であ
り、そのために再び発光を開始する。この様に、STO
FFを所定時間T1,t2 毎にL−Hを切換えて小発光
を繰り返す。
【0033】FP端子が“L”→“H”に切換わると、
信号発生回路15はSTOFFが“L”でも“H”で
も、すぐに“H”に切換え、所定時間その状態を保つ。
この所定時間とは、MCTを完全にオフし、その後発光
部の励起状態が終焉し、再びMCTをオンしても発光し
ない状態になるまで、十分な時間である。
【0034】以上の回路構成は、比較的MCTのゲート
−アノード間容量が小さい場合である。高耐圧のMCT
は必然的にゲート−アノード間容量が大きくなり、その
ため、この実施例ではオフするためのゲート電圧の切換
に時間がかかるため、オフ制御ができなくなる。
【0035】これを解決するものとして、図5に示すよ
うな第2実施例としてのストロボ装置の構成を示し説明
する。このストロボ装置は、低電圧の電池21より正電
源VGOFFおよび負電源−VGON ,−VMCを発生する電源
回路22と、電源回路22の負電源−VMCにより充電さ
れるメインコンデンサMCと、発光部XEと、後述する
トリガ回路部23と、ダイオードD1を挟んで発光部X
E、メインコンデンサMCと放電ループを構成するP−
MOSタイプのMCTと、MCTゲート制御回路部2
4、信号発生回路25とで構成される。
【0036】上記トリガ回路部23は、トリガトランス
T1、トリガコンデンサC1および倍圧用コンデンサC
2、抵抗R0〜R2(R1<<R0,R2)で構成され
る。このトリガ回路部23は、MCTがオンすると、同
時に発光部XEにトランスT1に発生する2次高電圧を
印加すると共に、コンデンサC2により発光開始時に発
光部XEに倍電圧を印加するものである。
【0037】例えば、MCTがOFFの時、コンデンサ
C1,C2はそれぞれ片方の端子がGND、もう片方が
−VMCの電位になる。MCTがオンになるとコンデンサ
C1はGND〜−VMCの状態でチャージされていた電荷
がMCT,T1の1次側の閉ループでショートされる。
そのため、1次側に一瞬電流が流れ、その結果T1の2
次側には高電圧が発生し、これにより発光部XEを励起
する。
【0038】一方、コンデンサC2はMCTのオンによ
り、それまで−VMCであった片方の端子はGNDの電位
に変化する。そのため、コンデンサC2のGND側の端
子は、そのまま+VMCの電位に一瞬押し上げられる。そ
のため、発光部XEには一瞬2VMCの電位がかかること
になり、発光開始しやすくなる。要するに、MCTがオ
フからオン状態に変化することで、発光部XEは発光開
始することができる。
【0039】また上記MCTゲート制御回路部24は、
MCTのゲート−アノード間電圧VGAを−VGON にセッ
トし、MCTをオンさせるための抵抗R3〜R8、トラ
ンジスタTR1〜TR3からなるMCTオン制御回路部
24aと、MCTのVGAを+VGOFFにセットしオフさせ
るための抵抗R9〜R13、トランジスタTR4〜TR
5、サイリスタSCR1からなるMCTオフ制御回路2
4bとで構成される。上記MCTオン制御回路部24a
は、STONから“H”の信号が出力されると、TR3
がオンになり、トランジスタTR2,TR1が順にオン
するので、VGAを−VGON にする。また上記MCTオフ
制御回路部24bは、STOFFから“H”の信号が出
力されると、トランジスタTR5がオンし、トランジス
タTR4,SCR1が順にオンするので、VGAを+V
GOFFにする。
【0040】なお、STON,STOFFの両方からの
信号がない時、すなわち、非操作状態の時に、MCTを
オフ状態にするため、抵抗R14によりMCTのゲート
を+VGOFFにプルアップしている。
【0041】次に図6には、前述した電源回路22の具
体的な構成を示し説明する。この電源回路22におい
て、図2と異なるのは、トランジスタTR9、ツェナー
ダイオードZD2、抵抗R18、ダイオードD3、コン
デンサC4からなる負電圧−VGON を発生する部分が付
け加えられている点だけである。すなわち、この電源回
路22は、ツェナーダイオードZD2の定電圧特性を利
用した電源発生回路を有している。
【0042】また、図19には、図6に示した電源回路
22に充電動作を停止させる充電停止回路を付加した変
形例を示す。この変形例の動作は、図18に示した構成
の動作と同等であり、ここでの説明を省略する。
【0043】次に図7,8を参照して、このように構成
されたストロボ装置の動作について説明する。図7に示
す信号波形は、カメラからのX信号により発光開始し、
TTL調光信号により発光停止させる閃光発光を制御す
る例である。この時、FP端子は終始“H”を保持す
る。
【0044】まず、X端子が“L”になると信号発生回
路25は、その信号を反転してSTONを“H”にす
る。この時、MCTのゲート−アノード間電圧VGAが−
GONとなり、MCTがオンする。但し、ゲート−アノ
ード間容量があるため、やや遅れてオンする。STON
が“L”になるとトランジスタTR1がオフするが、一
度MCTがオンするとMCTのゲートに逆バイアスがか
からない限りオフしない。ここで、プルアップ抵抗R1
4は十分大きい値であり、MCTのゲート−アノード間
容量をチャージして、MCTをオフするのに必要な電位
に達するまで数msecかかる。つまり、発光部がフル
発光するのに必要な期間は、MCTはオフしない。
【0045】MCTがオンした後、TTL端子から
“L”の信号が入ると、信号発生回路25は所定時間S
TOFFを“H”にする。すると、サイリスタSCR1
がONし、MCTのゲート−アノード間電圧VGAは急激
に立上ってVGOFFになり、MCTを瞬時にオフする。
【0046】次に図8に示す信号波形は連続小発光を繰
り返す例である。ここで、カメラ側の動作は第1実施例
と全く同じである。ストロボ装置は、FP端子が“L”
になると、信号発生回路25からは交互にMCTのオン
・オフ信号が出力される。すなわち、図に示すように、
STON,STOFFからパルス信号が出力される。そ
の周期は、発光開始から発光停止までは、t1 、発光停
止から次の発光開始までt2 である(実際には、時間の
経過と共に小発光1回当りの光量が低下するため、t1
を長くしたりあるいはt2 を短くしたりする)。
【0047】この信号により、発光部XEは、小発光を
連続して発光することができる。次にFP端子が“H”
に戻ると、信号発生回路25はSTON,STOFFの
パルス信号出力を停止する。
【0048】以上の回路構成では発光開始信号STON
と発光停止信号STOFFを信号発生回路が出力する形
になっているが、これらの信号を一括して制御すること
もできる。その回路を図15に示す。なお、電源回路に
ついては、図6と同等である。但し、図6のGNDが図
15のPGNDと接続し、図6の−VGON が図15のS
GNDと接続する。
【0049】図15と図5の回路図を比較すると信号発
生回路のグランド端子としてSGNDを使用している点
が、まず、異なっている。また、MCTのゲート端子に
電圧を加えてオン・オフ制御するドライバ回路の構成が
異なっている。その他の回路については、同等である。
【0050】まず、MCTのゲートドライバ回路につい
て説明する。信号発生回路から出力される発光信号ST
ONが“H”(例えば、SGNDを基準として、+5
V)の時、トランジスタTR4はオンする。そのため、
抵抗R6,R7に電流が流れてトランジスタTR3がオ
ンする。すると、トランジスタTR1,TR2のベース
にはVGOFFの電圧が印加するので、トランジスタTR1
がオン、トランジスタTR2がオフとなり、MCTのゲ
ートにかかる電圧VGAは、VGOFFとなる。従って、MC
Tはオフする。
【0051】一方、発光信号STONがL(すなわちS
GNDレベル)の時には、トランジスタTR4がオフす
るので、トランジスタTR3もオフし電圧VGAは、トラ
ンジスタTR1,TR2のゲートにはSGNDの電圧が
加わる。従って、トランジスタTR1がオフし、トラン
ジスタTR2がオンするので、VGAはSGND(=−V
GON )となる。
【0052】ここで、トランジスタRT1,TR2は、
特性が対象的なNPN及びPNP形のトランジスタ対で
あり、この回路はいわゆるコンプリメンタリ方式のプッ
シュプル回路である。従って、MCTのゲート容量が大
きくなっても高速でスイッチングすることが可能にな
る。なお、抵抗R7と並列に入っているコンデンサC3
は、スピードアップコンデンサであって、さらに高速な
スイッチングを実現させている。
【0053】信号発生回路は、閃光発光時には、図16
に示すように、また、FP発光時には、図17に示すよ
うに、信号を出力する。すなわち、閃光発光時は、X信
号が入力するとSTON“H”から“L”にし、TTL
信号が入力した所で、STONを“L”から“H”に切
換える。一方、FP発光時は、FP端子が“L”になる
と、STONから“L”のパルス信号を所定間隔で出力
する。
【0054】次に図9に本発明による第3実施例として
のストロボ装置の構成を示し説明する。このストロボ装
置は、N−MOSタイプのMCTを使用した例である。
このストロボ装置は、低電圧の電池31より正電源
MC,VGON 、および負電源−VGOFFを発生する電源回
路32と、電源回路32の正電源VMCにより充電される
メインコンデンサMCと、発光部XEと、トリガ回路部
33と、ダイオードD1を挟んで発光部XE,メインコ
ンデンサMCと直列の放電ループを構成しているN−M
OSタイプのMCTと、MCTゲート制御回路部34
と、第1実施例と同等な信号発生回路35とで構成され
る。
【0055】上記トリガ回路部33は、トリガトランス
T1、トリガコンデンサC1および倍圧用コンデンサC
2、抵抗R0,R12,R13(R13<<R0,R1
2)よりなり、基本的には第2実施例と同等であり、こ
こでは説明を省略する。
【0056】上記MCTゲート制御回路部34は、MC
Tのゲート−カソード間電圧VGKをVGON にセットし、
MCTをオンさせるための抵抗R1〜R4、トランジス
タTR1〜TR2からなるMCTオン制御回路部34a
と、MCTのゲート−カソード間電圧VGKをVGOFFにセ
ットしMCTをオフさせるための抵抗R5〜R10、ト
ランジスタTR3〜TR4、サイリスタSCR1からな
るMCTオフ制御回路部34bとで構成される。
【0057】上記MCTオン制御回路部34aは、ST
ONから“H”の信号が出力されると、トランジスタT
R2がオンし、つづいてトランジスタTR1がオンする
ので、VGKを+VGON の電位になる。また、上記MCT
オフ制御回路部34bはSTOFFから“H”の信号が
出力されると、トランジスタTR4がオンし、つづいて
トランジスタTR3,SCR1がオンする。そのため、
GKは−VGOFFの電位になる。
【0058】なお、STON,STOFFの両方からの
信号がない時には、MCTをオフ状態にするため抵抗R
11によりMCTのゲートを−VGOFFにプルダウンして
いる。
【0059】図10には、前述した電源回路32の具体
的な回路構成を示し説明する。この電源回路32は、正
電圧+VMC,+VGON および負電圧−VGOFFを発生させ
るための回路である。この電源回路32は図6に示した
電源回路に対して、トランスT2の2次側の極性を逆に
し、それに伴ってダイオードの向きを変え、PNPトラ
ンジスタとNPNトランジスタとを一部置きかえたもの
であり、基本的な回路構成は同等であるため、詳細な説
明は省略する。
【0060】このように構成されたストロボ装置の動作
は、前述した第2実施例と同等である。ただし、ゲート
−カソード間に印加する電圧VGKの波形は第2実施例で
のMCTのゲート−アノード間電圧VGAの波形をひっく
り返した形となる。すなわち、VGKが+11Vの時にM
CTがオンし、−19Vの時にMCTはオフする。
【0061】以上、説明したようにMCTをオンするた
めの信号発生部と、MCTをオフするための信号発生部
を設け、MCTのゲート電圧をMCTゲート制御部によ
りMCTのオン・オフ電圧に切換える構成としたので、
MCTのゲートには、発光開始又は発光停止するのに必
要な電圧が加えられ確実に発光する。また、このMCT
のゲートに過大な電圧を加えて素子を破壊することもな
い。
【0062】さらに、ゲート容量が大きいMCTの場合
には、瞬時に電圧を切り換えられるように高速スイッチ
ング素子を用いることにより、大電流を高速に制御する
ことが可能になった。
【0063】また、図20には、図10に示した電源回
路32に充電動作を停止させる充電停止回路を付加した
変形例を示す。この変形例は、図18に示した充電停止
回路と同等の動作を行い、ここでの説明は省略する。
【0064】次に図21には、本発明による第4実施例
としてのストロボ装置の構成を示し説明する。この第4
実施例は、PチャネルのMCTを使用した発光制御回路
の構成を示す。
【0065】コントロール端子STCは、CPUがMC
Tを制御するための端子であり、“H”の時にMCTを
オン、“L”の時にMCTをオフとする。STCが
“H”の時には、インバータINV101によって信号
Lとなり、トランジスタTR101がオフし、その結
果、トランジスタTR102もオフする。従って、コン
プリメンタリ型の2つのトランジスタTR103とTR
104のベース電位は、−VGON レベルになるので、ト
ランジスタTR104がオンし、トランジスタTR10
3はオフとなる。
【0066】従って、MCTのゲートには、−VGON
ベルの電圧が印加するのでMCTはオンとなる。一方、
STCが“L”の時には、インバータINV101によ
って信号“H”となり、トランジスタTR101がオン
となり、その結果、トランジスタTR102もオンとな
る。そのため、トランジスタTR103とトランジスタ
TR104のベースには、+VGOFFが加わり、トランジ
スタTR103はオンし、トランジスタTR104はオ
フする。従って、MCTのゲートには、電圧+VGOFF
印加し、MCTはオンする。
【0067】発光回路は、メインコンデンサMC,放電
管Xe、ダイオードD101、MCTからなる直列回路
と、トリガコンデンサC104、トリガトランスT10
1からなるトリガ回路と、抵抗R106〜R108とコ
ンデンサC103からなる倍圧回路から構成されてい
る。この回路は、スイッチング素子であるMCTをオン
すると、トリガコンデンサC101の電荷がトリガトラ
ンスT101の1次側を流れ、該トリガトランスT10
1の2次側に高電圧が発生し、放電管Xeを励起するよ
うになっている。この時、倍圧回路の働きによって、放
電管XeとダイオードD101の接続部が一瞬+VMC
なるので、放電管には、+VMC−(−VMC)の2VMC
印加され、発光し易くなっている。
【0068】すなわち、この第4実施例による発光制御
回路では、MCTを制御するだけで発光開始、発光停止
を制御できる。次に図21に示すストロボ装置内のMC
Tを駆動可能な電源回路の構成を図22に示す。
【0069】この電源回路は、MCTを駆動するため
に、−VGON 及び+VGOFFを出力し、尚かつ、メインコ
ンデンサMCを充電することの出来る電源回路である。
この回路は昇圧トランスT111の1次側は、低電圧電
源の昇圧動作を許可・禁止する回路と、昇圧トランスT
111の1次側をオン,オフするスイッチング部分から
なっている。前者はトランジスタTR111〜TR11
3と抵抗R111〜R116から構成されている。抵抗
R112の片端がGNDレベルの時には、トランジスタ
TR111がオフし、従って、TR112〜TR113
がオンとなり、昇圧動作を許可する。R112の片端が
負電位になると、逆にトランジスタTR111がオン、
トランジスタTR112〜TR113がオフするので、
昇圧動作を禁止する。
【0070】また抵抗R117〜R119、トランジス
タTR114〜TR115、定電圧ダイオードZD11
1、ダイオードD111、コンデンサC111と昇圧ト
ランスT111は、電圧の昇圧部である。
【0071】この回路動作は、最初、抵抗R119から
トランジスタTR114のベースに電流が流れることか
ら始まる。トランジスタTR114はオンし、トランジ
スタTR115もオンとなる。トランジスタTR115
に電流が流れると、トランスT111の1次側に電流が
流れ、2次側に高電圧が発生する。
【0072】この時、トランスT111と抵抗R119
との接点には、負の電圧が発生し、トランジスタTR1
14をオフさせる。するとトランジスタTR115がオ
フして、それまで流れていた電流を停止させる。再度、
抵抗R119の電圧値は元に戻るので、抵抗R119を
通してトランジスタTR114に電流が流れてオンす
る。この繰り返しを行うことで昇圧回路が動作する。
【0073】2次側に発生する高電圧は、整流ダイオー
ドD113を通して、メインコンデンサMCに接続して
おり、時間と共に充電されていく。そして、所定電圧ま
でMCが充電すると(例えば、−300V)、ネオン管
NEがオンし、抵抗R121と抵抗R112が接続して
いる点がマイナス電圧となるので、トランジスタTr1
11をオンさせ、昇圧動作は終了する。
【0074】+VGOFFは、トランスT111がMCを充
電させる途中の過程で作り出される。整流ダイオードD
112とトランジスタTr116、抵抗R120、定電
圧ダイオードD112、コンデンサC112によって所
定の正電圧、例えば+20Vといった電圧値を発生させ
る。
【0075】また、−VGON は、メインコンデンサMC
にチャージされた電荷を利用して、定電圧ダイオードZ
D113と抵抗R123、そしてコンデンサC113に
より例えば、−10Vといった電圧が作り出される。
【0076】なお、本発明の上記実施態様によれば、以
下如き構成が得られる。 (1)メインコンデンサによって蓄えられた充電電荷に
よって放電される放電管と、上記メインコンデンサの放
電ループ中に介挿されたMCT(Mos Controlled Tyhri
stor)と、このMCTのゲート電極を正電圧及び負電圧
を用いて制御するゲート制御回路と、を具備したことを
特徴とするストロボ装置。
【0077】これにより上記(1)に記載のストロボ装
置によれば、MCTを用いてストロボを制御することが
できるので、大容量の電流の制御が可能となる。 (2)上記メインコンデンサを充電する充電電圧を電源
電池の電圧を昇圧する昇圧回路を有し、この昇圧回路は
正電圧と負電圧の昇圧電圧を出力する上記(1)に記載
のストロボ装置。
【0078】これにより上記(2)に記載のストロボ装
置によれば、電源電池の電圧を昇圧回路によって昇圧す
るので、乾電池のような低電圧源であっても使用するこ
とができる。
【0079】(3)上記ゲート制御回路で使用される上
記正電圧及び負電圧のいずれか一方は、上記メインコン
デンサの充電電圧を使用する上記(1)または(2)に
記載のストロボ装置。
【0080】これにより上記(3)の記載のストロボ装
置によれば、メインコンデンサの充電電圧を使用するの
で、構成が簡単となる。 (4)上記メインコンデンサを充電するための第1昇圧
電圧と、上記MCTのゲートを制御する上記正電圧の第
2昇圧電圧と、上記MCTのげーとを制御する上記負電
圧の第3昇圧電圧とを出力する昇圧回路を有する上記
(1)または(2)に記載のストロボ装置。
【0081】これにより上記(4)に記載のストロボ装
置によれば、MCTのゲート制御用の電圧を生成するの
で、そのままの電圧でゲートを制御することができる。 (5)上記ゲート制御回路は、上記正電圧及び負電圧の
いずれか一方と上記MCTのゲート電極を接続する高速
スイッチング素子を有する上記(1)乃至(4)に記載
のストロボ装置。
【0082】これにより上記(5)に記載のストロボ装
置によれば、MCTのゲート・アノード間容量が大きく
てもMCTのスイッチングを確実に行うことができる。 (6)上記MCTのゲートに対して、上記MCTをオン
とするオン信号と上記MCTをオフとするオフ信号とを
それぞれ別々に発生する信号発生手段を有する上記
(1)乃至(5)に記載のストロボ装置。
【0083】これにより上記(6)に記載のストロボ装
置によれば、MCTのオン・オフを確実に制御すること
ができる。 (7)上記MCTのゲートに対して、上記MCTのオン
・オフをハイレベル信号とローレベル信号とによって制
御信号を出力する信号発生手段を有する上記(1)乃至
(5)に記載のストロボ装置。
【0084】これにより上記(7)に記載のストロボ装
置によれば、信号ラインが1本で可能となり、構成が簡
単である。 (8)電源回路と、この電源回路によって充電されるメ
インコンデンサと、このメインコンデンサの充電電荷に
よって放電される放電管と、この放電管を励起するトリ
ガ回路と、上記メコンコンデンサの放電ループ中に介挿
されたMCT(Mos Controlled Tyhristor)と、このM
CTのオン・オフを制御するMCTゲート制御回路と、
このゲート制御回路に対して、制御信号を出力する信号
発生手段と、を具備したフラッシュ発光制御装置。
【0085】これにより上記(8)に記載のフラッシュ
発光制御装置によれば、MCTを用いてストロボを制御
することができるので、大容量の電流の制御が可能とな
る。 (9)上記MCTは、P−MOSタイプのMCTであ
り、上記電源回路が、上記メイオコンデンサを充電する
ための負電圧を発生する手段と、上記MCTをオフする
ために上記MCTのゲートに印加する正電圧を発生する
手段とを有し、上記MCTをオンするために上記ゲート
に印加する負電圧を発生する手段を上記電源回路または
上記MCTゲート制御回路とが有する上記(8)に記載
のフラッシュ発光制御装置。
【0086】これにより上記(9)に記載のフラッシュ
発光制御装置によれば、P−MOSタイプのMCTにお
いて、最適な制御を行うことができる。 (10)上記MCTは、N−MOSタイプのMCTであ
り、上記電源回路が、上記メインコンデンサを充電する
ための正電圧を発生する手段と、上記MMCTをオフす
るために上記MCTのゲートに印加する負電圧を発生す
る手段とを有し、上記MCTをオンするために上記ゲー
トに印加する正電圧を発生する手段を上記電源回路また
は上記MCTゲート制御回路とが有する上記(8)に記
載のフラッシュ発光制御装置。
【0087】これにより上記(10)に記載のフラッシ
ュ発光制御装置によれば、N−MOSタイプのMCTに
おいて、最適な制御を行うことができる。 (11)上記MCTゲート制御回路は、上記MCTをオ
フするための高速スイッチング素子を有する上記(8)
乃至(10)に記載のフラッシュ発光制御装置。これに
より上記(11)に記載のストロボ装置によれば、MC
Tのゲート・アノード間容量が大きくてもMCTのスイ
ッチングを確実に行うことができる。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、発
光制御をMCTからなるスイッチング素子で行い、大光
量(大電流)を高速で制御するストロボ装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例としてのストロボ装置
の構成を示す図である。
【図2】図1に示した電源回路の具体的な回路構成を示
す図である。
【図3】第1実施例のストロボ装置の閃光発光を制御す
る例としての信号波形を示す図である。
【図4】第1実施例のストロボ装置の連続小発光を繰り
返す例としての信号波形を示す図である。
【図5】本発明による第2実施例としてのストロボ装置
の構成を示す図である。
【図6】図5に示した電源回路の具体的な回路構成を示
す図である。
【図7】第2実施例のストロボ装置の閃光発光を制御す
る例としての信号波形を示す図である。
【図8】第2実施例のストロボ装置の連続小発光を繰り
返す例としての信号波形を示す図である。
【図9】本発明による第3実施例としてのストロボ装置
の構成を示す図である。
【図10】図9に示した電源回路の具体的な回路構成を
示す図である。
【図11】MCT(MOS Controlled T
hyristor)のシンボルを示す図である。
【図12】MCTの等価回路を示す図である。
【図13】MCTの断面構造を示す図である。
【図14】MOSFET、ダーリントンバイポーラT
r、IGBT、MCT各素子のチップ単位面積通過電流
に対する電圧降下の特性を示す図である。
【図15】発光開始信号STONと発行停止信号STO
FFを一括して制御するMCTのドライバ回路を示す図
である。
【図16】図15に示した信号発生回路の閃光発光時の
出力信号の波形を示す図である。
【図17】図15に示した信号発生回路のFP発光時の
出力信号の波形を示す図である。
【図18】図2に示した電源回路に充電動作を停止させ
る充電停止回路を付加した変形例を示す図である。
【図19】図6に示した電源回路に充電動作を停止させ
る充電停止回路を付加した変形例を示す図である。
【図20】図10に示した電源回路に充電動作を停止さ
せる充電停止回路を付加した変形例を示す図である。
【図21】本発明による第4実施例としてのストロボ装
置の構成を示す図である。
【図22】本発明による第5実施例としてのストロボ装
置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,3,5…N形半導体層、2,4…P形半導体層、6
…ゲート酸化膜、7…ゲート電極、8…絶縁膜、9…ア
ノード、10…カソード、11…電源電池、12…電源
回路、13…トリガ回路部、14…MCTゲート制御回
路部、15…信号発生回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/32 G03B 15/05

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインコンデンサに蓄えられた充電電荷
    によって放電される放電管と、 上記メインコンデンサの放電ループ中に介挿されたMC
    T(Mos ControlledThyristor)と、 このMCTのゲート電極を正電圧及び負電圧を用いて制
    御するためのコンプリメンタリ構成ドライバを有する
    ート制御回路と、 を具備することを特徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】 上記メインコンデンサを充電し、上記放
    電管に放電電流を流すための第1昇圧電圧と、上記MC
    Tのゲートを制御する上記正電圧の第2昇圧電圧と、上
    記MCTのゲートを制御する上記負電圧の第3昇圧電圧
    とを出力する昇圧回路を有する請求項1記載のストロボ
    装置。
  3. 【請求項3】 電源電池を正電圧と負電圧にそれぞれ昇
    圧する昇圧回路を含む電源回路と、 上記電源回路によって昇圧された正電圧若しくは負電圧
    を充電するメインコンデンサと、 このメインコンデンサによって、充電された電荷によっ
    て放電される放電管と、 この放電管の放電ループ中に
    介挿されたMCTと、 上記正電圧と上記負電圧とを用いて、上記MCTのオン
    及びオフを制御するためのコンプリメンタリ構成ドライ
    バを有するMCTゲート制御回路と、 上記MCTのゲートに対して制御信号を発生する信号発
    生回路と、 を具備することを特徴とするストロボ装置。
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