JP3504292B2 - X線検査装置 - Google Patents
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05G—X-RAY TECHNIQUE
- H05G1/00—X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
- H05G1/08—Electrical details
- H05G1/60—Circuit arrangements for obtaining a series of X-ray photographs or for X-ray cinematography
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/56—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof provided with illuminating means
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/30—Transforming light or analogous information into electric information
- H04N5/32—Transforming X-rays
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検査対象即ち人体の
画像を形成する画像形成スクリーン、画像を電気信号に
変換するピックアップ面よりなる画像ピックアップ装
置、及び該ピックアップ面を照射する少なくとも一つの
照射素子よりなるX線検査装置に係る。
画像を形成する画像形成スクリーン、画像を電気信号に
変換するピックアップ面よりなる画像ピックアップ装
置、及び該ピックアップ面を照射する少なくとも一つの
照射素子よりなるX線検査装置に係る。
【0002】
【従来の技術】この種のX線検査装置は米国特許第4,
359,759号によって知られている。この文献では
X線放射を生成するX線源よりなり、これにより被検査
患者の部位が照射されるX線検査装置が記載されてい
る。このようにして形成された影画像は影画像を画像形
成スクリーン上に光学的に描写する画像増幅器によって
受けられる。光学的描写は、光学システムを介してテレ
ビカメラのピックアップ面に転送され、その後画像が信
号処理器によって処理され得、及び/又はモニタ上に表
示され得る。テレビカメラのピックアップ面の応答時間
はX線源の動作の後しばらくしてから初めて得られる。
これによって、患者に対する、診断に役立つ画像が得ら
れることの無い照射負荷が生ずる。テレビカメラがX線
源のスイッチが入れられた際に既に所望の応答時間を有
することを達成するために、既知の装置は画像増幅器か
らテレビカメラへの光路の付近のプレキシガラスリング
に配置された多数の発光ダイオード(LED)よりな
る。テレビカメラに面したプレキシガラスリングの面は
光の散乱及びそれによるテレビカメラのピックアップ面
の均一な照射を達成するために粗面にされている。
359,759号によって知られている。この文献では
X線放射を生成するX線源よりなり、これにより被検査
患者の部位が照射されるX線検査装置が記載されてい
る。このようにして形成された影画像は影画像を画像形
成スクリーン上に光学的に描写する画像増幅器によって
受けられる。光学的描写は、光学システムを介してテレ
ビカメラのピックアップ面に転送され、その後画像が信
号処理器によって処理され得、及び/又はモニタ上に表
示され得る。テレビカメラのピックアップ面の応答時間
はX線源の動作の後しばらくしてから初めて得られる。
これによって、患者に対する、診断に役立つ画像が得ら
れることの無い照射負荷が生ずる。テレビカメラがX線
源のスイッチが入れられた際に既に所望の応答時間を有
することを達成するために、既知の装置は画像増幅器か
らテレビカメラへの光路の付近のプレキシガラスリング
に配置された多数の発光ダイオード(LED)よりな
る。テレビカメラに面したプレキシガラスリングの面は
光の散乱及びそれによるテレビカメラのピックアップ面
の均一な照射を達成するために粗面にされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなLEDのリ
ングはテレビカメラのピックアップ面上の均一な光の半
分を得るのにそれ程適するものではないことが分った。
既知の装置の第2の欠点は、LEDから発された光がピ
ックアップ面に入射することを確実にするために、プレ
キシガラスリングをテレビカメラから充分離して配置し
なければならないということである。これは画像増幅器
及び画像ピックアップ装置間の光学システムに関して制
限を課す。これによってX線装置のこの部分の非常にコ
ンパクトな構造の実現が著しく困難となる。他の欠点は
リングの内側縁がテレビカメラによりピックアップされ
た画像において人為的なものを生じさせる場合がある好
ましからざる反射源となる場合があるということであ
る。
ングはテレビカメラのピックアップ面上の均一な光の半
分を得るのにそれ程適するものではないことが分った。
既知の装置の第2の欠点は、LEDから発された光がピ
ックアップ面に入射することを確実にするために、プレ
キシガラスリングをテレビカメラから充分離して配置し
なければならないということである。これは画像増幅器
及び画像ピックアップ装置間の光学システムに関して制
限を課す。これによってX線装置のこの部分の非常にコ
ンパクトな構造の実現が著しく困難となる。他の欠点は
リングの内側縁がテレビカメラによりピックアップされ
た画像において人為的なものを生じさせる場合がある好
ましからざる反射源となる場合があるということであ
る。
【0004】応答時間がピックアップ面への光投射を均
一光配分で実行することによって改良され、コンパクト
サイズの光学システムが実現され得、好ましからざる反
射の危険性が最小限にされるX線検査用装置を提供する
ことが特に本発明の目的である。
一光配分で実行することによって改良され、コンパクト
サイズの光学システムが実現され得、好ましからざる反
射の危険性が最小限にされるX線検査用装置を提供する
ことが特に本発明の目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的の達成のため、
本発明によるX線検査用装置は少なくとも一つの照射素
子によって出射された光をピックアップ面に反射する反
射装置が画像形成スクリーンとピックアップ面との間の
光路内に配置されていることを特徴とする。その結果、
照射素子から出射される光の光路が折り曲げられ、光学
システムのコンパクト構造が可能となる。そのようにし
て充分に均一な光分布が達成され得ることが分った。
本発明によるX線検査用装置は少なくとも一つの照射素
子によって出射された光をピックアップ面に反射する反
射装置が画像形成スクリーンとピックアップ面との間の
光路内に配置されていることを特徴とする。その結果、
照射素子から出射される光の光路が折り曲げられ、光学
システムのコンパクト構造が可能となる。そのようにし
て充分に均一な光分布が達成され得ることが分った。
【0006】
【実施例】一実施例において、反射装置からの画像増幅
器から発せられた光の反射は、反射装置が画像増幅器及
び画像ピックアップ装置間の光ビーム内又はその近くに
反射縁を有しないため防止される。本発明によるこの装
置の実施例は、反射装置が画像形成スクリーンに面する
入口面及びピックアップ面に面する出口面を有する透明
素子よりなり、光路はピックアップ面への少なくとも1
つの照射素子から入口面からの反射を介して延在するこ
とを特徴とする。他の実施例は反射装置は入口面及び出
口面を有する透明素子よりなり、少なくとも一つの照射
素子からのピックアップ面への光路は透明素子の側面か
らの反射を介して延在することを特徴とする。透明素子
は、例えばガラス又は透明合成材で製造される。
器から発せられた光の反射は、反射装置が画像増幅器及
び画像ピックアップ装置間の光ビーム内又はその近くに
反射縁を有しないため防止される。本発明によるこの装
置の実施例は、反射装置が画像形成スクリーンに面する
入口面及びピックアップ面に面する出口面を有する透明
素子よりなり、光路はピックアップ面への少なくとも1
つの照射素子から入口面からの反射を介して延在するこ
とを特徴とする。他の実施例は反射装置は入口面及び出
口面を有する透明素子よりなり、少なくとも一つの照射
素子からのピックアップ面への光路は透明素子の側面か
らの反射を介して延在することを特徴とする。透明素子
は、例えばガラス又は透明合成材で製造される。
【0007】望ましくは、本発明によるX線検査用装置
は又、透明素子は少なくとも一つの凹所よりなり、照射
素子は凹所内に配置されることを特徴とする。このよう
にして透明素子の入口面に関する照射素子の適当な光学
的位置が得られ、照射素子の別の機械的サスペンション
が不要となる。本発明によるX線検査用装置の他の実施
例は、少なくとも一つの凹所には照射素子によって出射
された光を入口面に反射する鏡が設けられていることを
特徴とする。この実施例では、構造的及び光学的要求が
より良く組み合わされている。鏡を使用することによっ
て、凹所は構造的見地から最も魅力的な方法で設けら
れ、照射素子の光は透明素子の入口面上に最適に向けら
れうる。
は又、透明素子は少なくとも一つの凹所よりなり、照射
素子は凹所内に配置されることを特徴とする。このよう
にして透明素子の入口面に関する照射素子の適当な光学
的位置が得られ、照射素子の別の機械的サスペンション
が不要となる。本発明によるX線検査用装置の他の実施
例は、少なくとも一つの凹所には照射素子によって出射
された光を入口面に反射する鏡が設けられていることを
特徴とする。この実施例では、構造的及び光学的要求が
より良く組み合わされている。鏡を使用することによっ
て、凹所は構造的見地から最も魅力的な方法で設けら
れ、照射素子の光は透明素子の入口面上に最適に向けら
れうる。
【0008】本発明によるX線検査用装置の望ましい実
施例は、透明素子は画像形成スクリーン及びピックアッ
プ面間の光路内に配置されたプリズムであり、プリズム
の入口面はプリズムの出口面に対してある角度を成し、
凹所は入口面内に設けられていることを特徴とする。プ
リズムを使用することで、画像ピックアップ装置は、画
像増幅器に関して、例えば直角に延在されるように、あ
る角度で配置され得る。これはX線装置の光学システム
の非常にコンパクトな構造を可能にする。この実施例に
おいて、照射素子は画像増幅器に面するプリズムの側上
に設けられプリズムの光学的厚さは画像ピックアップ装
置のピックアップ面上の均一な光配分を達成するために
使用される。プリズムの形での透明素子の使用は又ピッ
クアップ面を照射するのに付加的な要素を装置内に設け
る必要がないという効果を提供する。
施例は、透明素子は画像形成スクリーン及びピックアッ
プ面間の光路内に配置されたプリズムであり、プリズム
の入口面はプリズムの出口面に対してある角度を成し、
凹所は入口面内に設けられていることを特徴とする。プ
リズムを使用することで、画像ピックアップ装置は、画
像増幅器に関して、例えば直角に延在されるように、あ
る角度で配置され得る。これはX線装置の光学システム
の非常にコンパクトな構造を可能にする。この実施例に
おいて、照射素子は画像増幅器に面するプリズムの側上
に設けられプリズムの光学的厚さは画像ピックアップ装
置のピックアップ面上の均一な光配分を達成するために
使用される。プリズムの形での透明素子の使用は又ピッ
クアップ面を照射するのに付加的な要素を装置内に設け
る必要がないという効果を提供する。
【0009】本発明によるX線検査用装置の実施例は又
画像形成スクリーン及びピックアップ面間の光路の付近
に規則的に分布された位置に配置された発光ダイオード
(LED)の形の4つの照射素子を含むことを特徴とす
る。光路の付近に配置された4つの照射素子の数は充分
に均一な照射を提供することが分った。LEDは、小さ
く、短い応答時間を有し、殆ど熱を発せず、狭い波長範
囲で光を発するため、照射素子として非常に適当であ
る。このようにして照射はピックアップ素子のスペクト
ル的感知性に適合され速いスイッチングが可能である。
画像形成スクリーン及びピックアップ面間の光路の付近
に規則的に分布された位置に配置された発光ダイオード
(LED)の形の4つの照射素子を含むことを特徴とす
る。光路の付近に配置された4つの照射素子の数は充分
に均一な照射を提供することが分った。LEDは、小さ
く、短い応答時間を有し、殆ど熱を発せず、狭い波長範
囲で光を発するため、照射素子として非常に適当であ
る。このようにして照射はピックアップ素子のスペクト
ル的感知性に適合され速いスイッチングが可能である。
【0010】本発明は又、本発明によるX線検査用装置
に使用され得るプリズム等の透明素子に関する。このよ
うな透明素子は照射素子を収容する少なくとも一つの凹
所が設けられた入口面よりなる。
に使用され得るプリズム等の透明素子に関する。このよ
うな透明素子は照射素子を収容する少なくとも一つの凹
所が設けられた入口面よりなる。
【0011】
【実施例】これらの及び他の本発明の更に詳細な面を、
例示によって、図面を参照して詳述する。図1はX線検
査用装置の概略図である。X線源10は、例えば患者2
2が位置され得る検査空間20の一側に置かれる。検査
空間の他の側にはX線源と対向して画像増幅器30が置
かれる。画像増幅器30は入口スクリーン31及び画像
形成スクリーン32よりなる。画像形成スクリーン32
の後に、画像ピックアップ装置50,例えばピックアッ
プ面51よりなるテレビカメラが続いている。画像形成
スクリーンは、例えば光学システム33によってピック
アップ面に映し出される。画像ピックアップ装置50は
信号処理部60及びモニタ61に接続されている。画像
形成スクリーンピックアップ装置及び信号処理部を他の
画像形成スクリーン処理装置、例えば記録媒体に接続す
ることも又可能である。この装置は又、図示されない電
源部及び制御部よりなる。
例示によって、図面を参照して詳述する。図1はX線検
査用装置の概略図である。X線源10は、例えば患者2
2が位置され得る検査空間20の一側に置かれる。検査
空間の他の側にはX線源と対向して画像増幅器30が置
かれる。画像増幅器30は入口スクリーン31及び画像
形成スクリーン32よりなる。画像形成スクリーン32
の後に、画像ピックアップ装置50,例えばピックアッ
プ面51よりなるテレビカメラが続いている。画像形成
スクリーンは、例えば光学システム33によってピック
アップ面に映し出される。画像ピックアップ装置50は
信号処理部60及びモニタ61に接続されている。画像
形成スクリーンピックアップ装置及び信号処理部を他の
画像形成スクリーン処理装置、例えば記録媒体に接続す
ることも又可能である。この装置は又、図示されない電
源部及び制御部よりなる。
【0012】X線源10がスイッチオンされた際、それ
はX線を検査空間内の患者22に向けて出射する。患者
の体の密度変化によって、X線影画像が画像増幅器30
の入口スクリーン31上に形成される。画像増幅器はこ
の影画像をその画像形成スクリーン32に転送し、ここ
でX線影画像の画像が可視光で形成される。画像ピック
アップ装置50はこの画像を電気信号に変換しその電気
信号は信号処理部60に印加される。信号処理部60で
の処理の後又はその後でなくとも、その画像はモニタ6
1に表示され及び/又は記録媒体に記録され得る。
はX線を検査空間内の患者22に向けて出射する。患者
の体の密度変化によって、X線影画像が画像増幅器30
の入口スクリーン31上に形成される。画像増幅器はこ
の影画像をその画像形成スクリーン32に転送し、ここ
でX線影画像の画像が可視光で形成される。画像ピック
アップ装置50はこの画像を電気信号に変換しその電気
信号は信号処理部60に印加される。信号処理部60で
の処理の後又はその後でなくとも、その画像はモニタ6
1に表示され及び/又は記録媒体に記録され得る。
【0013】テレビカメラ等の画像ピックアップ装置に
おいて、その応答時間は画像ピックアップ装置によって
少し前に遮られた光の強度に依存する場合がある。その
結果、X線源がスイッチオンされた際、画像ピックアッ
プ装置がその最適応答時間に達する前にいくらか時間が
かかる。この間、診断のためになんら役立たない画像し
かピックアップされ得ないにもかかわらず、患者は放射
負荷に曝される。この「無意味な時間」を避けるため
に、画像ピックアップ装置50のピックアップ面51
が、画像増幅器30及び画像ピックアップ装置50間に
配置された反射装置40を介して照射される。照射は画
像増幅器30の画像形成スクリーン32上に画像が存在
する前及び/又はその間になされる。(図示しない)回
路を介して、反射システム40を介した照射はX線源1
0のスイッチオンされるや否やスイッチオフされ得る。
画像の存在において照射のスイッチオンされた際、例え
ばピックアップされた強度から一定値が減算されること
によって修正がなされる。 本発明によれば、照射シス
テムは、画像増幅器30に面する前面42及び画像ピッ
クアップ装置50に面する後面43を有する透明素子4
1の形の反射装置40よりなる。透明素子41は画像増
幅器と画像ピックアップ装置との間の光路に配置される
が、画像増幅器からの光はそれによって妨げられない。
素子41は一又はそれ以上の凹所44よりなり、その凹
所の中には照射素子45,例えばLEDが設けられてい
る。照射素子から発せられる光は後方から前面42上に
投射され画像ピックアップ装置50のピックアップ面5
1へ反射される。この光がそれに対する直角よりも大き
い角度で前面42に投射されるため、その光の多くの部
分は反射され又は完全内部反射さえ起こる。前面からの
反射の代わりに要素41の側面からも又反射がなされ
得、又は側面からと同様に前面から反射がなされ得る。
これらの側面が磨かれていない場合、所定の度合いの散
乱反射が生じ、このようにしてピック面を横切った光配
分の均一さが増加する。図示の如くに、凹所44は透明
素子41の後方における窪みであればよいが、その素子
の全厚さを貫通して延設された穴として形成されても又
よいし、又はその素子の縁における凹所として形成され
てもよい。
おいて、その応答時間は画像ピックアップ装置によって
少し前に遮られた光の強度に依存する場合がある。その
結果、X線源がスイッチオンされた際、画像ピックアッ
プ装置がその最適応答時間に達する前にいくらか時間が
かかる。この間、診断のためになんら役立たない画像し
かピックアップされ得ないにもかかわらず、患者は放射
負荷に曝される。この「無意味な時間」を避けるため
に、画像ピックアップ装置50のピックアップ面51
が、画像増幅器30及び画像ピックアップ装置50間に
配置された反射装置40を介して照射される。照射は画
像増幅器30の画像形成スクリーン32上に画像が存在
する前及び/又はその間になされる。(図示しない)回
路を介して、反射システム40を介した照射はX線源1
0のスイッチオンされるや否やスイッチオフされ得る。
画像の存在において照射のスイッチオンされた際、例え
ばピックアップされた強度から一定値が減算されること
によって修正がなされる。 本発明によれば、照射シス
テムは、画像増幅器30に面する前面42及び画像ピッ
クアップ装置50に面する後面43を有する透明素子4
1の形の反射装置40よりなる。透明素子41は画像増
幅器と画像ピックアップ装置との間の光路に配置される
が、画像増幅器からの光はそれによって妨げられない。
素子41は一又はそれ以上の凹所44よりなり、その凹
所の中には照射素子45,例えばLEDが設けられてい
る。照射素子から発せられる光は後方から前面42上に
投射され画像ピックアップ装置50のピックアップ面5
1へ反射される。この光がそれに対する直角よりも大き
い角度で前面42に投射されるため、その光の多くの部
分は反射され又は完全内部反射さえ起こる。前面からの
反射の代わりに要素41の側面からも又反射がなされ
得、又は側面からと同様に前面から反射がなされ得る。
これらの側面が磨かれていない場合、所定の度合いの散
乱反射が生じ、このようにしてピック面を横切った光配
分の均一さが増加する。図示の如くに、凹所44は透明
素子41の後方における窪みであればよいが、その素子
の全厚さを貫通して延設された穴として形成されても又
よいし、又はその素子の縁における凹所として形成され
てもよい。
【0014】図2は本発明によるX線検査用装置の第2
実施例を示す。この実施例は又X線源10、画像増幅器
30,画像ピックアップ装置50,信号処理部60及び
モニタ61よりなる。これらの部品は既述した実施例の
ものと同様であり、それ故、再び説明しない。本実施例
では、画像ピックアップ装置50のピックアップ面51
が画像増幅器30の画像形成スクリーン32に対して傾
斜されている。画像増幅器30及び画像ピックアップ装
置50間の光路において、傾斜した側面が鏡として作用
するプリズム141が配置されている。そのプリズムは
レンズ33及び34よりなるように又示された光学シス
テムの要素となってもよい。この構造の効果は、装置の
縦軸に沿ってはより少ない空間しか必要とされず、よっ
てX線装置の全体の寸法が減少され得るという事実に帰
する。画像増幅器30に面したプリズム142の入口面
142には凹所144が設けられ、その凹所中には、照
射素子、例えばLEDが配置されている。これらの照射
素子から発せられた光は、プリズム141の入口面14
2及び傾斜した面からの反射の後、出口面143から現
れ、画像ピックアップ装置50のピックアップ面に投射
される。入口面142からの反射の代わりに又はそれに
加えてプリズム141の側面147からの反射が又起こ
り得る。図1を参照して既述した如く、画像ピックアッ
プ装置の応答時間はX線源10が動作していない際にそ
のように所望のレベルに調節され又はそのレベルに維持
される。
実施例を示す。この実施例は又X線源10、画像増幅器
30,画像ピックアップ装置50,信号処理部60及び
モニタ61よりなる。これらの部品は既述した実施例の
ものと同様であり、それ故、再び説明しない。本実施例
では、画像ピックアップ装置50のピックアップ面51
が画像増幅器30の画像形成スクリーン32に対して傾
斜されている。画像増幅器30及び画像ピックアップ装
置50間の光路において、傾斜した側面が鏡として作用
するプリズム141が配置されている。そのプリズムは
レンズ33及び34よりなるように又示された光学シス
テムの要素となってもよい。この構造の効果は、装置の
縦軸に沿ってはより少ない空間しか必要とされず、よっ
てX線装置の全体の寸法が減少され得るという事実に帰
する。画像増幅器30に面したプリズム142の入口面
142には凹所144が設けられ、その凹所中には、照
射素子、例えばLEDが配置されている。これらの照射
素子から発せられた光は、プリズム141の入口面14
2及び傾斜した面からの反射の後、出口面143から現
れ、画像ピックアップ装置50のピックアップ面に投射
される。入口面142からの反射の代わりに又はそれに
加えてプリズム141の側面147からの反射が又起こ
り得る。図1を参照して既述した如く、画像ピックアッ
プ装置の応答時間はX線源10が動作していない際にそ
のように所望のレベルに調節され又はそのレベルに維持
される。
【0015】図3の(A),(B)は図2に示す装置に
使用されるプリズムの詳細を示す。図3の(A)は斜視
図であり、図3の(B)はB−B’線に沿った断面図で
ある。プリズムは透明材の半立方体によって形成され
る。入口面142及び出口面143はこの立方体の側面
である。立方体の対角線の一つに沿った傾斜された面で
は、入口面142を介した光投射がそこに設けられた反
射層又は全体内部反射によって出口面143に反射され
る。入口面142の4つの角の近辺には凹所が設けら
れ、その凹所の中には照射素子145が設けられてい
る。その照射素子に隣接して、照射素子145から発せ
られた光を入口面142の方向に反射する反射器146
が設けられている。既述した如くに、この光はそこで入
口面及び反射する傾斜された面から出口面143及びピ
ックアップ装置へ反射される。
使用されるプリズムの詳細を示す。図3の(A)は斜視
図であり、図3の(B)はB−B’線に沿った断面図で
ある。プリズムは透明材の半立方体によって形成され
る。入口面142及び出口面143はこの立方体の側面
である。立方体の対角線の一つに沿った傾斜された面で
は、入口面142を介した光投射がそこに設けられた反
射層又は全体内部反射によって出口面143に反射され
る。入口面142の4つの角の近辺には凹所が設けら
れ、その凹所の中には照射素子145が設けられてい
る。その照射素子に隣接して、照射素子145から発せ
られた光を入口面142の方向に反射する反射器146
が設けられている。既述した如くに、この光はそこで入
口面及び反射する傾斜された面から出口面143及びピ
ックアップ装置へ反射される。
【0016】図3の(B)は二つの照射素子を有する実
施し得る凹所を示す。凹所144はプリズム内に延設さ
れた穴であり凹所144’に関してはプリズムの角が除
去されており;この凹所は入口面142側のみでなくプ
リズムの隣接した側の一又は両方にも開放されている。
照射素子145から発せられた光が可能な限り凹所の壁
に垂直に投射されることを確実にするために、凹所は円
形断面を有することが望ましい。
施し得る凹所を示す。凹所144はプリズム内に延設さ
れた穴であり凹所144’に関してはプリズムの角が除
去されており;この凹所は入口面142側のみでなくプ
リズムの隣接した側の一又は両方にも開放されている。
照射素子145から発せられた光が可能な限り凹所の壁
に垂直に投射されることを確実にするために、凹所は円
形断面を有することが望ましい。
【図1】本発明によるX線検査用装置の第1実施例の図
である。
である。
【図2】本発明によるX線検査用装置の第2実施例の図
である。
である。
【図3】(A),(B)はプリズムの形での本発明によ
る透明素子及びその詳細の図である。
る透明素子及びその詳細の図である。
10 X線源
20 検査空間
22 患者
30 画像増幅器
31 入口スクリーン
32 画像形成スクリーン
33 光学システム
33,34 レンズ
40 反射装置
41 透明素子
42 前面
43 後面
44 凹所
50 画像ピックアップ装置
60 信号処理部
61 モニタ
141 プリズム
142 入口面
143 出口面
144、144’ 凹所
145 照射素子
146 反射器
147 側面
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ルドルフ マリア スノエレン
オランダ国 5621 ビーエー アインド
ーフェン フルーネヴァウツウェッハ
1番地
(72)発明者 アントニウス ヨハネス フランシスク
ス ファン ブセル
オランダ国 5621 ビーエー アインド
ーフェン フルーネヴァウツウェッハ
1番地
(56)参考文献 特開 昭57−53745(JP,A)
特開 昭63−178499(JP,A)
特開 昭56−166682(JP,A)
特開 昭58−181372(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A61B 6/00 - 6/14
H04N 5/321
Claims (8)
- 【請求項1】 被検査対象即ち人体の画像を形成する画
像形成スクリーンと、前記画像を電気信号に変換するピ
ックアップ面よりなる画像ピックアップ装置と、前記ピ
ックアップ面を照射する少なくとも一つの照射素子とよ
りなるX線検査装置であって、前記少なくとも一つの照
射素子によって出射された光を前記ピックアップ面に反
射する反射装置が前記画像形成スクリーンと前記ピック
アップ面との間の光路内に配置されていることを特徴と
するX線検査装置。 - 【請求項2】 前記反射装置は前記画像形成スクリーン
に面する入口面及び前記ピックアップ面に面する出口面
を有する透明素子よりなり、光路は前記少なくとも1つ
の照射素子から前記入口面からの反射を介して前記ピッ
クアップ面へ延在することを特徴とする請求項1記載の
X線検査装置。 - 【請求項3】 前記反射装置は、画像形成スクリーンに
面する入口面、ピックアップ面に面する出口面、並びに
側面を有する透明素子よりなり、前記 少なくとも一つの照射素子から前記ピックアップ面
への光路は前記側面での反射を介して前記ピックアップ
面に向かって延在していることを特徴とする請求項1又
は2記載のX線検査装置。 - 【請求項4】 前記透明素子は少なくとも一つの凹所よ
りなり、前記照射素子は前記凹所内に配置されることを
特徴とする請求項2又は3に記載のX線検査装置。 - 【請求項5】 前記少なくとも一つの凹所には前記照射
素子によって出射された光を前記入口面に反射する鏡が
設けられていることを特徴とする請求項4に記載のX線
検査装置。 - 【請求項6】 前記透明素子は前記画像形成スクリーン
及びピックアップ面間の光路内に配置されたプリズムで
あり、前記プリズムの入口面は前記プリズムの出口面に
対してある角度を成し、前記凹所は前記入口面内に設け
られていることを特徴とする請求項2,3,4又は5に
記載のX線検査装置。 - 【請求項7】 前記画像形成スクリーン及びピックアッ
プ面間の光路の付近に規則的に分布された位置に配置さ
れた発光ダイオード(LED)の形の4つの照射素子を
含むことを特徴とする請求項2,3,4又は5に記載の
X線検査装置。 - 【請求項8】 照射素子を収容する少なくとも一つの凹
所を設けられた入口面よりなる請求項2,3,4,5,
6又は7の何れかに記載のX線検査装置に使用される透
明素子。
Applications Claiming Priority (2)
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---|---|---|---|
EP92202191 | 1992-07-17 | ||
NL92202191:0 | 1992-07-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06165034A JPH06165034A (ja) | 1994-06-10 |
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Family
ID=8210787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17437493A Expired - Fee Related JP3504292B2 (ja) | 1992-07-17 | 1993-07-14 | X線検査装置 |
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---|---|
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JP (1) | JP3504292B2 (ja) |
DE (1) | DE69318631T2 (ja) |
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DE69731061T2 (de) * | 1996-07-08 | 2005-10-06 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Röntgenstrahluntersuchungsvorrichtung mit halbleiterröntgendetektor |
US9823919B2 (en) * | 2015-12-30 | 2017-11-21 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Controlled deployment of application feature in mobile environment |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4359759A (en) * | 1980-04-21 | 1982-11-16 | Technicare Corporation | Bias lighting in a radiographic apparatus and method |
JPS5753745A (ja) * | 1980-09-18 | 1982-03-30 | Toshiba Corp | Jidoroshutsuseigyoki |
JPS5818372A (ja) * | 1981-07-28 | 1983-02-02 | Ube Ind Ltd | 1,1′−パ−オキシジシクロヘキシルアミンの製法 |
FR2590436B1 (fr) * | 1985-11-15 | 1995-02-10 | Thomson Cgr | Installation de radiologie a camera video a tube image |
JPH0754756B2 (ja) * | 1987-01-20 | 1995-06-07 | 興和株式会社 | X線観察装置 |
-
1993
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- 1993-07-14 JP JP17437493A patent/JP3504292B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-07-19 US US08/094,276 patent/US5418831A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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DE69318631T2 (de) | 1999-01-28 |
JPH06165034A (ja) | 1994-06-10 |
US5418831A (en) | 1995-05-23 |
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