JP3503848B2 - モアレキャンセル回路 - Google Patents

モアレキャンセル回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管(以下CRT
という)を用いた表示装置において、表示画面上のモア
レ現象を軽減するモアレキャンセル回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機またはコンピュータ
の表示端末等に用いられるラスタスキャン方式の表示装
置は、水平方向への電子ビームの走査を繰り返し、この
走査線を垂直方向へ動かすことにより、画像を表示して
いる。CRTを用いた表示装置では、シャドウマスクの
ピッチにより発光する蛍光体のドットピッチが決まるた
め、例えば垂直方向に1ライン毎に表示のオンオフを繰
り返す映像パターンを表示すると、映像表示パターンの
ピッチとシャドウマスクの垂直方向のピッチとの相互干
渉による縞模様、いわゆるモアレ現象が画面上に現れ
る。特に近年、コンピュータ用の表示装置は多様な表示
ドット数への対応が要求されるようになってきている
が、特定のドット数を表示した時に、モアレ現象が気に
なる場合が多い。
【0003】以下、このようなモアレ現象を軽減するた
めの従来例を図面を参照しながら説明する。図4は従来
のモアレキャンセル回路を含む表示装置の垂直偏向関連
部分のブロック構成図であり、図4において、20は垂直
偏向回路、21は垂直画面位置シフト回路、22は垂直偏向
コイル、23はD/A変換器、24は第1の抵抗器、25は第
2の抵抗器、26はモアレキャンセル回路である。
【0004】次にその動作について説明する。垂直偏向
回路20は入力された垂直同期信号に基づき鋸歯状波電流
を発生し、これを垂直偏向コイル22へ出力する。また、
垂直偏向回路20は直流電圧により制御可能な垂直画面位
置シフト回路21を含み、通常D/A変換器23から出力さ
れる直流電圧により垂直画面位置が決定される。ここで
モアレキャンセル回路26は、例えば垂直同期信号の2倍
の周期を有する波形のパルスを発生し、このパルスによ
り第2の抵抗器25を介して垂直画面位置シフト回路21に
入力される直流電圧を変調することにより、画像の垂直
画面位置が垂直周期ごとにシフトして、多少の解像度の
低下を伴うものの、モアレ現象のコントラストが弱くな
り表示画面上のモアレ現象が軽減されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、垂直画面位置のシフト量は、第1の抵抗
器24と第2の抵抗器25の抵抗値により決定されるので、
様々な表示モードを考慮してこれらの抵抗値を決定する
ことになるが、このようにしても、垂直画面位置のシフ
ト量は固定であるため、全ての表示モードで解像度の低
下を最小限に抑えたままモアレ現象を有効に軽減させる
ことはできない。また、表示モードに応じて垂直画面位
置のシフト量を最適に変化させようとすると、モアレキ
ャンセル回路26が非常に複雑なものになる。
【0006】本発明は上記課題を解決するものであり、
全ての表示モードにおいて、有効にモアレ現象を軽減さ
せ、かつ解像度の低下を最小限に抑え、またその実現回
路の設計を容易にしたモアレキャンセル回路を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のモアレキャンセル回路は、入力される垂直
同期信号および水平同期信号の周波数を検出して制御信
号を出力する中央演算装置と、入力される前記水平同期
信号の周波数に対して十分高い周波数の基準クロックを
生成するように前記中央演算装置からの制御信号により
制御されるクロック発生回路と、前記基準クロックと
垂直同期信号を入力し、前記中央演算装置によりパル
ス幅もしくは位相の制御された第1のリセット信号と第
2のリセット信号としての垂直周期のパルスを生成する
パルス発生回路と、前記パルス発生回路から出力される
第1のリセット信号と第2のリセット信号を交互に出力
するセレクタと、前記セレクタにより選択された前記
1のリセット信号と第2のリセット信号によりリセット
制御されて垂直同期信号に対して垂直周期毎に位相の異
なる鋸歯状波を発生する積分回路と、前記鋸歯状波の鋸
歯状波電圧で交互にドライブされる垂直偏向回路とを備
え、入力信号の周波数に応じて垂直画面位置のシフト量
の調整を可変に制御できるようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明の上記した構成によれば、所定時間位相
のずれた複数の鋸歯状電圧で交互に垂直偏向回路を動作
させるため、垂直画面位置が垂直周期ごとにシフトし、
しかもそのシフト量は中央演算装置により表示モードご
とに最適に調整されているから、様々な表示モードにお
ける映像表示パターンのピッチとシャドウマスクのピッ
チとの相互干渉によるモアレ現象は、解像度の低下を最
小限に抑えたまま有効に軽減される。
【0009】
【実施例】以下本発明モアレキャンセル回路の一実施例
について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明
のモアレキャンセル回路の一実施例を含む表示装置の垂
直偏向関連部分の回路ブロック構成図であり、図2は本
発明のモアレキャンセル回路におけるパルス発生回路の
動作説明のためのタイミングチャート、図3は本発明の
モアレキャンセル回路より得られる鋸歯状波のタイミン
グチャートである。図1において、1は中央演算装置、
2はクロック発生回路、3は演算増幅器(以下オペアン
プという)、4はコンデンサ、5はスイッチ、6は電流
源、7はパルス発生回路、8はセレクタ、9は分周回
路、10は垂直偏向回路、11は垂直偏向コイルである。
【0010】次に図1乃至図3を用いてその動作につき
説明する。まず、中央演算装置1は垂直および水平同期
信号が入力されると、その周波数を検出し、また、クロ
ック発生回路2は水平周波数に対して十分高い周波数を
持つ基準クロックを発生させる。一方、オペアンプ3,
コンデンサ4,スイッチ5は電流源6を含め積分回路を
構成しており、スイッチ5がオフの間は電流源6の電流
量に応じてコンデンサ4が充電され、オペアンプ3の出
力は上昇し、スイッチ5がオンの期間はコンデンサ4が
放電され、オペアンプ3の出力はその非反転入力に与え
られた電圧まで下降する。従ってスイッチ5を垂直周期
でオンオフすることによりコンデンサ4の充放電が繰り
返され、オペアンプ3の出力端に鋸歯状波を発生し、こ
れに基づき垂直偏向回路10がドライブされる。
【0011】ここで、パルス発生回路7には、垂直同期
信号および基準クロックが入力されており、図2に示す
ように、同図(a)の垂直同期信号の立上りから、dのパ
ルス幅を有する同図(b)の第1のリセットパルスと、d
+tのパルス幅を有する同図(c)の第2のリセットパル
スを発生する。なお、パルス幅の制御は中央演算装置1
により行われ、基準クロック単位で、かつ表示モードに
対応した形で任意に設定される。これら第1のリセット
パルスと第2のリセットパルスは、垂直同期信号を分周
回路9によって分周した信号により制御されたセレクタ
8に入力され、このセレクタ8は前記の第1のリセット
パルスと第2のリセットパルスを交互に出力してスイッ
チ5をオンオフ制御する。ここでスイッチ5はパルス発
生回路7からのリセットパルスがハイレベルの期間オン
するように設定されており、図3に示すように、第1の
リセットパルスでコンデンサ4を放電した場合と、第2
のリセットパルスでコンデンサ4を放電した場合とで、
時間tだけずれた鋸歯状波P1,P2が現れ、オペアンプ
3の出力端には時間tだけずれた鋸歯状波が交互に出力
されることになる。そのため垂直偏向コイル11に流れる
偏向電流も垂直周期ごとに時間tだけずれ、垂直画面位
置が垂直周期ごとにシフトする。
【0012】以上のことから、映像信号のパターンと、
シャドウマスクのピッチとの干渉が緩和され、モアレ現
象が軽減される。ここで時間tは、走査線の上下関係が
垂直画面位置のシフトにより逆転することのない1水平
周期に満たない短い時間であり、上述のように基準クロ
ック単位で中央演算装置1により任意に設定される。ま
た時間tを大きくするとモアレ現象軽減効果は大きくな
るが、表示の解像度は低下することになり、両者の兼ね
合いを考慮しつつ、それぞれの表示モードでのモアレ現
象の発生状態に応じた最適値を選定すれば良い。このよ
うにすれば複雑な回路設計や検討を要することなく、様
々な表示モードにおいてモアレ現象を適切に軽減するこ
とが可能である。なお、本実施例においては、パルス発
生回路7からはパルス幅の異なる2種のリセット用の信
号を出力するようにしたが、位相を変えたパルスを出力
するようにしても良い。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、所定時間位相の
ずれた複数の鋸歯状波で交互に垂直偏向回路を動作させ
るため、垂直画面位置が垂直周期ごとにシフトし、しか
もそのシフト量は中央演算装置により表示モードごとに
最適に調整されているから、全ての表示モードにおける
映像表示パターンのピッチとシャドウマスクのピッチと
の相互干渉によるモアレ現象は、解像度の低下を最小限
に抑えたまま有効に軽減され、また、複雑な設計や多く
の検討も要しない優れたモアレキャンセル回路を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモアレキャンセル回路の一実施例を含
む表示装置の垂直偏向関連部分の回路ブロック構成図で
ある。
【図2】本発明のモアレキャンセル回路の一実施例にお
けるパルス発生回路の動作説明のためのタイミングチャ
ートである。
【図3】本発明のモアレキャンセル回路の一実施例によ
り得られる鋸歯状波を示すタイミングチャートである。
【図4】従来のモアレキャンセル回路を含む表示装置の
垂直偏向関連部分の一例を示す回路ブロック構成図であ
る。
【符号の説明】
1…中央演算装置、 2…クロック発生回路、 3…演
算増幅器(オペアンプ)、 4…コンデンサ、 5…スイ
ッチ、 6…電流源、 7…パルス発生回路、8…セレ
クタ、 9…分周回路、 10…垂直偏向回路、 11…垂
直偏向コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−275284(JP,A) 特開 平4−20175(JP,A) 特開 平6−197231(JP,A) 特開 平7−336551(JP,A) 特開 平6−14217(JP,A) 特開 平6−90388(JP,A) 特開 平6−113177(JP,A) 特開 昭54−148423(JP,A) 特開 平6−237391(JP,A) 特開 昭56−168473(JP,A) 特開 平1−220592(JP,A) 特開 平5−289627(JP,A) 特開 平5−165419(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 3/16 - 3/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される垂直同期信号および水平同期
    信号の周波数を検出して制御信号を出力する中央演算装
    置と、 入力される前記水平同期信号の周波数に対して十分高い
    周波数の基準クロックを生成するように前記中央演算装
    置からの制御信号により制御されるクロック発生回路
    と、 前記基準クロックと前記垂直同期信号を入力し、前記中
    央演算装置によりパルス幅もしくは位相の制御された
    1のリセット信号と第2のリセット信号としての垂直周
    期のパルスを生成するパルス発生回路と、前記パルス発生回路 から出力される第1のリセット信号
    と第2のリセット信号を交互に出力するセレクタと、 前記セレクタにより選択された前記第1のリセット信号
    と第2のリセット信号によりリセット制御されて垂直同
    期信号に対して垂直周期毎に位相の異なる鋸歯状波を発
    生する積分回路と、 前記鋸歯状波の鋸歯状波電圧で交互にドライブされる垂
    直偏向回路とを備え、 入力信号の周波数に応じて垂直画面位置のシフト量の調
    整を可変に制御できるようにしたことを特徴とするモア
    レキャンセル回路。
  2. 【請求項2】 積分回路を、演算増幅器と、前記演算増
    幅器の出力と反転入力端子間に接続されたコンデンサ
    と、前記コンデンサに並列に接続されたスイッチにより
    構成したことを特徴とする請求項1記載のモアレキャン
    セル回路。
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