JP3503587B2 - ローラガイド - Google Patents

ローラガイド

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JP3503587B2 JP2000328926A JP2000328926A JP3503587B2 JP 3503587 B2 JP3503587 B2 JP 3503587B2 JP 2000328926 A JP2000328926 A JP 2000328926A JP 2000328926 A JP2000328926 A JP 2000328926A JP 3503587 B2 JP3503587 B2 JP 3503587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被圧延材を圧延加
工する圧延機の入側に設置し、被圧延材を圧延ロールに
案内するローラガイドに関する。本発明は、特に、断面
形状が丸、楕円、正方形、長方形等の被圧延材(以下、
素材ともよぶ。)の圧延を行う場合に好適に適用され、
さらには、熱間圧延に好適に適用される。
【0002】
【従来の技術】一般的に、長尺の被圧延材の熱間圧延に
おいて、その素材は加熱炉にて所定温度まで加熱され、
その後、形状を粗く整える粗圧延と、仕上げ寸法に徐々
に近づける中間圧延が行われ、最後に製品寸法とする仕
上げ圧延が行われる。上記の各圧延工程において、素材
が圧延機入側でねじれたまま送入されて圧延されると、
圧延後の製品の寸法精度が悪化することになる。そのた
め、圧延機入側の圧延ロール直近において、素材の姿勢
を拘束することが必要である。
【0003】圧延機入側での素材の拘束には、一般に、
ローラで素材を挟み、圧延ロールに案内するローラガイ
ドが用いられる。図4に、従来のローラガイドの断面模
式図を示す。被圧延材(図示せず)を圧延ロールRに案
内するローラ18は、圧延ロールRの直近に設ける必要が
ある。そのため、ローラ18を具備するローラガイド1aを
圧延ハウジング内に組み込むことが好適とされ、ローラ
ガイド1aは圧延機M入側のハウジング内部にはめ込むよ
うに設置される。
【0004】ここで、被圧延材をローラ18で拘束する力
は、素材である被圧延材のサイズや形状毎に最適条件と
なるように設定することが必要である。そこで、この拘
束力を可変にするため、ローラガイド1a内に圧縮ばね7a
が組み込まれ、その圧縮ばねの反力を可変とすることで
拘束力の調整を可能とする。なお、圧縮ばね7aは、アー
ム3を支えるアーム軸16を支点として、ローラ18とは反
対側に配設することを好適とする。
【0005】ここで、ばねとしては、図示のコイルばね
でも良いし、皿ばねやたけのこばね等を適用してもよい
ことはいうまでもない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ローラガイドには、次のような問題があった。すなわ
ち、ローラガイド全体を圧延機内部の狭い空間に組み込
むことが必要であった。そのため、被圧延材を拘束する
拘束力の発生源であるばねそのものも狭い空間に組み込
むことになり、必然的に強力なばねを適用してばねの長
さを短くすることが必須となる。一方、ばねの長さが短
く、その撓み代が小さいということは、微小な撓み代の
変化でばね反力が大きく変化することを意味する。その
ため、ローラガイドの組み立て誤差やばねの設定誤差等
の微小誤差が拘束力の誤差変動に大きく影響することに
なり、拘束力の調整が非常に難しくなる。
【0007】また、ばね調整ナット等のばねの調整機構
そのものも圧延機内部に位置することになり、調整作業
時には、ローラガイド本体を圧延機内部から取り出すこ
とが必要になる。そのため、サイズ替えに要する作業員
の手間も大きく、また、時間もかかることから、作業員
の省力化やラインの停機時間短縮に対する大きな阻害要
因となっていた。
【0008】本発明は、被圧延材の拘束力の調整を容
易、かつ、簡便としたローラガイドを提供し、作業員の
省力化とラインの停機時間の短縮の実現を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧延機に組み
込んだ状態で拘束力の設定・調整を可能としたローラガ
イドを提供することで上記課題を解決した。すなわち、
本発明は、圧延機に進入する被圧延材を拘束し、圧延ロ
ールに案内するローラガイドであって、圧延機に固定さ
れるフレームと、前記被圧延材を拘束する一対のローラ
と、支軸を介して揺動自在に前記フレームに支持される
とともに一方の端にローラ軸を介して前記ローラを支持
する一対のアームと、該アームに係設する受座と、一端
側にねじ切りしたばね支持軸と、前記受座と対応した形
状をなし、滑動自在に嵌合し前記ばね支持軸に装着され
たナットあるいは金具と、該ナットあるいは金具を直線
的に押拡し、ばね支持軸が挿通したばねと、を有し、前
受座間を押拡して前記ローラ対に拘束力を生じさせる
ばね機構と、該ばね機構に装着され、前記ばねの押拡力
を調整するばね調整ナットと、を有し、前記ばね機構が
前記フレームの外部に設けられ、前記ばね調整ナットを
調整することで前記ローラの拘束力を圧延機外部から調
整可能であることを特徴とするローラガイドである。
【0010】
【0011】 また、本発明は、前記受座が球面受けで
あり、前記ナットあるいは金具が球面ナットあるいは球
面金具であることを好適とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜3に基づき、本発明のロー
ラガイドの好適な実施の形態を説明する。図1は、本発
明のローラガイド1を圧延機Mの本体に組み込んだ状態
を示す正面模式図である。また、図2にそのA−A視断
面模式図を示し、図3にB−B視断面模式図を示す。
【0013】ローラガイド1はフレーム2を圧延機Mに
ねじ止めする事で固定している。本発明のローラガイド
1においては、図2に示すように、一対のローラ18を圧
延機ロールRの直近に配設する一方で、そのローラ18に
拘束力を与えるばね7をフレーム2(つまり圧延機M)
の外部に配設し、ローラガイド1のローラ側を組み込ん
だままで、ばね調整ナット8を用いてばね7の撓み代を
調整できるようにしたことを特徴とする。
【0014】すなわち、ばね7を圧延機Mの外部に配設
したことで、拘束力の発生源であるばねの長さを長くす
ることが可能となり、その撓み代を大きくしたことでば
ね調整時の調整誤差の影響を受けにくくしたのである。
また、図3に示すように、ローラ18を支持するアーム3
の動作範囲を制限する開限調整ねじ5と閉限調整ねじ6
も同様に圧延機Mの外部に配設するようにし、ローラ18
の作動範囲の調整も、ローラガイド1を組み込んだまま
で行えるようにすることを好適とする。
【0015】ここで、図3では、閉限調整ねじ6で規制
されるローラ18とアーム3の位置、すなわち、被圧延材
の進入前の初期状態での位置を実線で示し、一方、開限
調整ねじ5で規制される最大拡開位置であるローラ18と
アーム3の位置を2点鎖線で示している。アーム3は、
アーム軸(支軸)16でフレーム2に支持されている。す
なわち、ローラ18対は、初期状態では、ばね7によって
発生する拘束力に基づき、実線で示す状態となってお
り、そこに図示しない被圧延材が円筒ガイド4を経て進
入すると、被圧延材によってローラ18が押し拡げられ、
被圧延材が拘束される。そして、被圧延材をローラ18で
拘束しつつ圧延ロールRに送入することで、被圧延材の
ねじれを防止する。
【0016】図2に示すように、ローラ18の拘束力は、
ばね7で与えられる。また、ばね7の力は、ばね調整ナ
ット8を調整することで容易に調整することができる。
ところで、ローラ18の間隔の設定は、拘束する被圧延材
のサイズ毎に行う必要がある。しかし、ローラ18の間隔
を変化させると、そのままでは、ばね7の反力の作用部
と作用力受け部の相対角度が変化し、ばね7の中心軸で
あるばね支持軸9に対し作用力の受け部が直角でなくな
り、ばね7が曲げられ、安定した拘束ができなくなる。
【0017】そのため、本発明では、ばね7の反力の作
用部と作用力受け部を滑動自在に嵌合することで、ばね
7が曲げられることなく、安定して拘束可能とすること
を特徴のひとつとする。滑動自在な受け部の形状とし
て、たとえば、球面が好適である。以下、受座15が球面
受け、ナット13が球面ナット、金具14が球面金具の場合
を例にとって説明する。
【0018】ばね7を挿通して支持するばね支持軸9は
一端側をねじ切りすることを好適とする。そのばね支持
軸9の一端に、ばね支持軸が貫通し、軸方向に移動可能
な孔をもつ球面金具14を装着し、その反対側のねじ部に
球面ナット13を装着し、その間にばねを設けておく。そ
して、球面ナット13と球面金具14のそれぞれに形状を対
応させた球面受け15を滑動自在に嵌合させる構造とす
る。ここで、球面受け15はアーム3に係設されており、
また、ばね支持軸が貫通した上、球面受けが滑動可能な
ルーズな孔が空いていることが好適である。こうして、
ばね7の力がアーム3を介して拘束力としてローラ18に
伝達される。
【0019】このようにすることで、広範囲のローラ間
隔設定が可能となり、広範囲のサイズの被圧延材を拘束
することが可能となる。また、(反力/撓み)で定義さ
れるばね定数が小さく、かつ、長いばねを使用すること
ができ、ローラガイドの組立誤差や、ばね長さの設定誤
差の影響を極小化することが可能となる。なお、球面ナ
ット13と球面金具14の形状と、球面受け15の形状とは、
一方を凸状とすれば他方を凹状とするようにし、互いに
嵌合させて配置する。
【0020】嵌合部は、球面以外にも、円筒面や、円錐
面なども可能である。ここで、図1において、2はロー
ラガイド1のフレームであり、10は円筒ガイド4用の円
筒ガイドフレームである。また、11、12はそれぞれの取
付用ボルトである。なお、以上の説明では、ばねをコイ
ルばねとして説明したが、本発はこれに限定されるもの
ではなく、ばねとして皿ばね、板ばね等の他のばねを適
用できるものであることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】本発明のローラガイドを適用すること
で、圧延機内にローラガイドを組み込んだままでサイズ
替えを行うことが可能となり、また、その調整も極めて
容易に行うことができるようになった。その結果、本発
明のローラガイドによって、作業員の省力化とラインの
停機時間の短縮を実現することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローラガイドの正面模式図である。
【図2】図1のA−A視断面図である。
【図3】図1のB−B視断面図である。
【図4】従来のローラガイドの断面模式図である。
【符号の説明】
1 ローラガイド 2 フレーム 3 アーム 4 円筒ガイド 5 開限調整ねじ 6 閉限調整ねじ 7、7a ばね 8 ばね調整ナット 9 ばね支持軸 10 円筒ガイド用フレーム 11、12 ボルト 13 (球面)ナット 14 (球面)金具 15 球面受け(受座) 16 アーム軸(支軸) 17 ローラ軸 18 ローラ M 圧延機 R 圧延ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 39/14 - 39/16 F16C 13/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機に進入する被圧延材を拘束し、圧
    延ロールに案内するローラガイドであって、 圧延機に固定されるフレームと、 前記被圧延材を拘束する一対のローラと、 支軸を介して揺動自在に前記フレームに支持されるとと
    もに一方の端にローラ軸を介して前記ローラを支持する
    一対のアームと、 該アームに係設する受座と、一端側にねじ切りしたばね支持軸と、前記受座と対応し
    た形状をなし、滑動自在に嵌合し前記ばね支持軸に装着
    されたナットあるいは金具と、該ナットあるいは金具を
    直線的に押拡し、ばね支持軸が挿通したばねと、を有
    し、前記 受座間を押拡して前記ローラ対に拘束力を生じ
    させるばね機構と、 該ばね機構に装着され、前記ばねの押拡力を調整する
    ね調整ナットと、 を有し、 前記ばね機構が前記フレームの外部に設けられ、前記ば
    ね調整ナットを調整することで前記ローラの拘束力を圧
    延機外部から調整可能であることを特徴とするローラガ
    イド。
  2. 【請求項2】 前記受座が球面受けであり、前記ナット
    あるいは金具が球面ナットあるいは球面金具であること
    を特徴とする請求項1に記載のローラガイド。
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