JP3502658B2 - 尻栓脱落防止構造 - Google Patents
尻栓脱落防止構造Info
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Description
も元竿から脱落することがない尻栓脱落防止構造に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来の尻栓(34)は、図3に示す様に元竿
(31)の握り部(32)の内周面に螺設されている雌螺子部(3
3)に螺着されるだけであった。従って、魚がかかり、元
竿(31)の握り部(32)を腹部にあてがい、元竿(31)を両手
で操作する場合には尻栓(34)に元竿(31)の操作力がかか
り、元竿(31)の操作方向によっては尻栓(34)が次第に緩
むことがある。釣り人は釣りに夢中になっている為に尻
栓(34)が元竿(31)から緩んでいる事に気づかず、その
間、釣りを続ける事になる。 【0003】その結果、竿をふるって投げ釣りを行った
り、釣り糸を巻き取ったりしている間に尻栓(34)が元竿
(31)から脱落してしまう事がある。釣りを行う場所は、
一般的には足場の悪い岸壁や岩場等が多いので、脱落
し、一旦、岩の下に落ち込んでしまうと、尻栓(34)を捜
し出す事は不可能であり、脱落したが最後尻栓(34)は確
実に失われてしまうという問題があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、釣り
中に尻栓が緩んで螺子部が離脱したとしても、元竿から
尻栓が脱落してしまう事のない尻栓脱落防止構造を提供
するにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の尻栓脱落防止構
造は、 [1] 握り部(2)の端部の内周に、内周面の内径より細径
で内側に突出する雌螺子部(3)を有する元竿本体(1)と、 [2] 握り部(2)の端部に装着される尻栓本体(4)及び尻
栓本体(4)から突出した挿入筒部 (4a) とで構成された尻
栓 (B) とで構成され、前記挿入筒部 (4a) の基部外周に前
記雌螺子部 (3) と螺合する雄螺子部 (4c) が形成され、 [3] 元竿本体 (1) の握り部 (2) の端部に装着された尻栓
本体 (1) の挿入筒部 (4a) の雄螺子部 (4c) が元竿本体 (1) の
雌螺子部 (3) から螺脱した場合に前記雌螺子部(3)に係合
する係合凸部(5)が挿入筒部 (4a) の外側面に形成されて
いる係合舌片 (6) に突設されている事を特徴とする。 【0006】 これによれば、釣り中に何らかの原因で
尻栓(B)が緩み、これに気が付かず釣りを続けている内
に尻栓(B)の雄螺子部(4c)が元竿本体(1)の雌螺子部(3)
から螺脱しても係合舌片(6)の係合凸部(5)が雌螺子部
(3)に係合し、そのまま尻栓本体(4)が元竿本体(1)から
脱落してしまうという事がなく、尻栓(B)を紛失する事
がない。 【0007】 【実施例】図1は本発明に係る元竿(A)部分の断面図
で、(1)は円筒状の元竿本体で、その握り部(2)の内周に
螺子筒(7)が固着されており、元竿本体(1)と螺子筒(7)
とで元竿(A)が形成されている。螺子筒(7)の螺子筒本体
(7b)は元竿本体(1)の内周に合わせて形成された円筒状
のもので、その一端の内周がテーパ部(7a)に形成されて
おり、他端の内周には雌螺子部(3)が形成されている。
雌螺子部(3)の内径は螺子筒本体(7b)の内径より小さ
く、雌螺子部(3)は螺子筒本体(7b)の内周から内側に突
出している。本実施例では、前述のように元竿(A)を元
竿本体(1)と螺子筒(7)とで構成される例を示している
が、これに限られず、螺子筒(7)なしで元竿本体(1)の握
り部(2)側の内周に細径の雌螺子部(3)を形成してもよ
い。 【0008】尻栓本体(4)は元竿本体(1)の握り部(2)の
端部を閉塞するためのもので、元竿本体(1)との当接面
に円筒状の挿入筒部(4a)が突設されていて、尻栓(B)は
前記尻栓本体(4)と挿入筒部(4a)とで構成されている。
挿入筒部(4a)の基部外周には螺子筒(7)の雌螺子部(3)に
螺合する雄螺子部(4c)が形成されている。挿入筒部(4a)
の側壁にコ字状溝(4b)が複数箇所穿設され、係合舌片
(6)が形成されている。本実施例では係合舌片(6)は4箇
所形成されているが、もちろんこれに限らず2箇所でも
よいし、3箇所でもよいし、4箇所以上であってもよい
事は言うまでもない。 【0009】 係合舌片(6)の形成方向は図1から分か
る様に、係合舌片(6)の自由端が元竿本体(1)の先端側を
向くように形成されている。係合舌片(6)の外側面には
係合凸部(5)が突設されている。係合凸部(5)の突設高さ
は雄螺子部(4c)の山の高さより、高いか少なくとも同じ
高さに形成され、雄螺子部(4c)を雌螺子部(3)から螺脱
した時に係合凸部(5)が雌螺子部(3)に係合する様になっ
ている。尻栓本体(4)の中心には細径の水抜孔(12)が穿
設されている。 【0010】(8)は取付部材で、例えば弾性部材(ゴ
ム、樹脂、発泡体など)の成形品で、その突出部(8a)が
尻栓本体(4)の挿入筒部(4a)の挿入先端に挿入されてお
り、その鍔部(8b)が挿入筒部(4a)の挿入先端に当接して
おり、両者は接着固定されている。(8c)は取付部材(8)
の中央に穿設された通孔である。 【0011】しかして、釣竿をふるって投げ釣りを行う
のであるが、魚が釣り針にかかり、これを手繰り寄せる
場合に、魚の引きが強い場合片手で竿を操る事が出来な
い場合がある。この場合は竿尻を腹に当て、竿尻を支点
として両手で釣竿を操作して大物の魚を釣り上げる事に
なるのであるが、魚を釣り上げるまでには竿を引っ張っ
たり緩めたり、又、魚の動きに合わせて各種の方向に竿
を操作しなければならない。 【0012】 この時、腹部に当てている竿尻に回転方
向に力がかかり、尻栓(B)が緩む場合がある。魚を釣り
上げる間は、通常に釣り上げる事のみに神経が集中して
しまい、尻栓(B)が緩んでいる事についてほとんど気が
付かない。そして魚を釣り上げ、ビクに入れ、餌を釣り
針に装着して次の遠投を行うのであるが、尻栓(B)が緩
んでしまっている事に気がつかない事が多く、尻栓(B)
からほとんど脱落しそうになっていても気づかず釣りを
続けている事が多い。 【0013】 その結果、遠投時を始め、釣り途中で尻
栓(B)が元竿本体(1)から脱落してしまう事があるが、本
発明に係る尻栓(B)の雄螺子部(4c)が元竿本体(1)の雌螺
子部(3)から螺脱しても図2に示すように、係合舌片(6)
の係合凸部(5)が雌螺子部(3)に係合し、そのまま尻栓本
体(4)が元竿本体(1)から脱落してしまうという事がな
い。従って尻栓(B)の紛失を防止する事が出来るもので
ある。 【0014】 例えば、元竿本体(1)の内部を清掃する
為に尻栓(B)を元竿本体(1)から外したい場合には、尻栓
(B)の挿入筒部(4a)を緩めて元竿本体(1)から外し、その
まま引っ張ると係合舌片(6)が内側に撓んで係合凸部(5)
が雌螺子部(3)から外れ、尻栓(B)を元竿本体(1)から抜
き取る事が出来る。 【0015】 逆に挿入する場合も簡単で、挿入筒部(4
a)を元竿本体(1)の握り部(2)の開口端に力をいれて挿入
すると、係合舌片(6)が内側に撓み、係合凸部(5)が雌螺
子部(3)の上を滑って元竿本体(1)の内部に挿入される事
になる。然る後、雄螺子部(4c)を雌螺子部(3)に螺入す
る事によって尻栓(B)を元竿本体(1)の握り部(2)の端部
に取り付ける事が出来る。 【0016】 【発明の効果】本発明にあっては、尻栓本体から係合舌
片を突出し、係合舌片の外面に元竿本体の握り部の内部
にて元竿本体の内径より細径の雌螺子部に係合する係合
凸部を突設しているので、尻栓の雄螺子部が前記雌螺子
部から螺脱して元竿本体の握り部の端部から外れたとし
ても、係合凸部が握り部の内周に形成された雌螺子部に
係合するため、尻栓が脱落してしまうというような事が
ない。
いる場合の要部断面図。 【図2】本発明に係る尻栓が釣り竿の握り部から螺脱
し、係合凸部が雌螺子部に係合している状態の要部断面
図。 【図3】従来例の断面図 【符号の説明】 (1)…元竿本体 (2)…握り部 (3)…雌螺子部 (4)…尻栓本体 (5)…係合凸部 (6)…係合舌片
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】握り部の端部の内周に、内周面の内径より
細径で内側に突出する雌螺子部を有する元竿と、握り部
の端部に装着される尻栓本体及び尻栓本体から突出した
挿入筒部とで構成された尻栓とで構成され、前記挿入筒
部の基部外周に前記雌螺子部と螺合する雄螺子部が形成
され、元竿本体の握り部の端部に装着された尻栓本体の
挿入筒部の雄螺子部が元竿本体の雌螺子部から螺脱した
場合に前記雌螺子部に係合する係合凸部が挿入筒部の外
側面に形成されている係合舌片に突設されている事を特
徴とする尻栓脱落防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08733194A JP3502658B2 (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 尻栓脱落防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08733194A JP3502658B2 (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 尻栓脱落防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07274777A JPH07274777A (ja) | 1995-10-24 |
JP3502658B2 true JP3502658B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=13911898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08733194A Expired - Fee Related JP3502658B2 (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 尻栓脱落防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3502658B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10124190B2 (en) | 2010-12-16 | 2018-11-13 | Koninklijke Philips N.V. | Radiation therapy planning and follow-up system with large bore nuclear and magnetic resonance imaging or large bore CT and magnetic resonance imaging |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5570184B2 (ja) * | 2009-11-10 | 2014-08-13 | 株式会社シマノ | 釣り竿 |
KR200481565Y1 (ko) * | 2014-02-18 | 2016-10-17 | 이수정 | 낚시뜰채용 뜰채자루 |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP08733194A patent/JP3502658B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10124190B2 (en) | 2010-12-16 | 2018-11-13 | Koninklijke Philips N.V. | Radiation therapy planning and follow-up system with large bore nuclear and magnetic resonance imaging or large bore CT and magnetic resonance imaging |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07274777A (ja) | 1995-10-24 |
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