JP3501712B2 - 光伝送装置 - Google Patents
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Description
入された光ファイバーケーブルを内部に保持された光素
子と光結合させて光伝送を行い、AV機器や光データ伝
送機器等に搭載される光伝送装置に関する。
送が、民生機器に浸透している。それらに用いられる光
ファイバケーブルの送信/受信部には、光ファイバケ−
ブルを用いて伝送を行わない非使用時に、受発光部と光
ファイバケーブルプラグ部との光学的/機械的接合部分
へのほこりの侵入、基板組立時のフラックスなどの侵
入、異物の侵入等に対する保護のために保護する機構が
設けられている。
用いる第1の従来の光伝送装置の概略構造を、図8,9
に示す。なお、図8は保護キャップを挿入した状態(保
護キャップ閉状態)を示し、(a)は側面図、(b)は
プラグ挿入口側から見た正面図である。また、図9は保
護キャップを外した状態(保護キャップ開状態)を示
し、(a)はプラグ挿入口側から見た正面図、(b)は
側面図である。
装置は、発光又は受光の少なくともいずれかを行う光素
子がホルダー100内部に保持されており、非使用時に
光伝送装置のプラグ挿入孔102に保護キャップ101
を挿入する、つまり図9(b)の矢印方向に保護キャッ
プ101の挿入/抜取を行うものである。これにより、
光伝送装置のプラグ挿入孔102に光ファイバーケーブ
ルのプラグ部が挿入されていない非使用時には、保護キ
ャップ101によって光伝送装置のプラグ挿入孔は完全
に密閉され、外部からの異物等の侵入を防ぐことができ
る。
は、形状的に保護キャップ101のもち手突き出し部分
の必要であるので外形が大きくなるとともに、光ファイ
バケーブル使用時に、保護キャップ101を取り外すと
いう行為が必要となる。更に、取り外された保護キャッ
プ101は、プラグ非使用時に再度装着のため保管の必
要性があり、保管場所を誤ると子供が飲み込む危険性が
あった。
して、図10,11に概略構造を示すような、保護キャ
ップ101を使用しない外開きシャッター付の光伝送装
置がある。なお、図10はシャッター閉状態を示し、
(a)は側面図、(b)はプラグ挿入口側から見た正面
図である。また、図11はシャッター開状態を示し、
(a)はプラグ挿入口側から見た正面図、(b)は側面
図である。
ともいずれかを行う光素子がホルダー200内部に保持
されており、非使用時に光伝送装置のプラグ挿入孔20
2を外開きシャッター201で塞ぎ保護する、つまり図
11(b)に示すように、矢印X方向での光ファイバー
ケーブル203のプラグ部203aの挿入/抜取に伴
い、矢印Y方向に外開きシャッター201を開閉するも
のである。
けることで、光ファイバケーブル使用時に保護キャップ
を取り外すという行為は不必要となり、シャッター20
1が光伝送装置に付属しており保管の必要性はなく、安
心して使用できるようになる。
く行為は必要になり、上記第1の従来技術と大差はな
い。また、場合によれば、プラグ部を抜取した後にシャ
ッター201が開いたままだと閉じる行為も必要とされ
る。また、装置サイズとしては、シャッター201の開
閉のためのもち手が少なからず必要であり、多少大きく
なる。
図12,13に概略構造を示すような、保護キャップ1
01を使用しない内開きシャッター付の光伝送装置があ
る。なお、図12はシャッター閉状態を示し、(a)は
側面断面図、(b)はプラグ挿入口側から見た正面図で
ある。また、図13はシャッター開状態を示し、(a)
はプラグ挿入口側から見た正面図、(b)は側面断面図
である。
ともいずれかを行う光素子304がホルダー300内部
に保持されており、非使用時に光伝送装置のプラグ挿入
孔302を内開きシャッター301で塞ぎ保護しするも
のである。
306に取り付けられた一対の腕部を備えたスプリング
305の両腕部を、それぞれシャッター301裏面とホ
ルダー300の上方の内面に当接させて、光ファイバー
ケーブル303のプラグ部303aの挿入/抜取に伴
い、自動的に内開きシャッター301が回転して開閉す
るものとなっている。
02を塞ぐように閉じていて、プラグ部303aを挿入
しようとシャッター301を押すことで、軸部305を
回転軸としてホルダー300内部に向かい回転移動して
シャッター301が開き、また、プラグ部303aを抜
取した後は、スプリング305の復帰力(弾性力)によ
り、シャッター301は自動的にもとのように閉じる。
外開きシャッター201の不具合点である、開/閉行為
とサイズの拡大はなくなる。
3の従来技術では、未だ以下のような課題があった。
上記に図示したものは角型プラグ部であり、一対の半円
形の帯状突起部がガイド突起部(図13(b)の303
b)として設けられている。そして、図14に示すよう
に、これに対応して、光伝送装置のプラグ挿入孔302
の内面には、一対の半円形の対向する溝部がガイド溝部
307として形成されている。したがって、このガイド
溝部307にガイド突起部303bを沿わせて、プラグ
部303aを所定位置まで挿入することにより、ホルダ
ー300内に保持された光素子304と光ファイバーケ
ーブルのプラグ部303a先端の出射端面(又は入射端
面)との間で、光結合させることができる。なお、図1
4は上記第3の従来技術におけるプラグ挿入口側から見
た正面図であり、(a)はシャッター閉状態、(b)は
シャッター開状態をそれぞれ示す。
の従来技術では、ガイド溝部307とそのガイド溝部3
07に対向するプラグ挿入孔302の内面の部分を結ぶ
直線、即ちこの例では対向するガイド溝部307を結ぶ
直線に対して、略平行方向を回転軸としてシャッター3
01が上方向に開くもの(縦開き)であるため、プラグ
挿入孔302の両側面のガイド溝部307を、シャッタ
ーにより塞ぐことができない。したがって、シャッター
閉状態において、非使用時に完全にプラグ挿入孔302
を閉じることができず、ガイド溝部307に隙間ができ
るため、異物の侵入を防止するなどの効果が充分に得ら
れない。
を大きくすると、ガイド溝部307をプラグ挿入孔30
2の奥行き方向に延ばして形成することができず、ガイ
ド溝部307がプラグ挿入口近傍にしか形成できないこ
とになり、光ファイバーケーブル303のプラグ部30
3aを所定の位置に挿入できず、光素子304との光結
合が良好に行えなくなる。
7を塞ぐ部分を形成すると、ホルダー300は一般的に
樹脂材料を金型により成形して形成するが、そのための
溝部をプラグ挿入孔の内面に形成しなければならず、成
形用金型の構造が複雑となり、コストアップを招くこと
になる。さらに、そのようにシャッター301にガイド
溝部閉塞部分を形成すると、その閉塞部分用のプラグ挿
入孔302内面の溝部がガイド溝部306と分岐するよ
うな形状となり、プラグ部303aが所定の位置に挿入
されず、光素子304との光結合が困難になったり、溝
部の破損さえ起こり得る。
15に示すようにスプリング305の回転軸がシャッタ
ー301の回転軸である軸部306に一致しており、ま
た図13(a)に示すように、プラグ挿入口側から見
て、その軸部306の手前に位置するシャッター301
の表面部分が露出している。なお、図15は上記第3の
従来技術における側面断面図であり、(a)はプラグ部
303aが完全に挿入された状態、(b)はプラグ部3
03aが途中まで挿入又は抜取された状態をそれぞれ示
す。
3a先端のシャッター301を押す部分が、プラグ挿入
口側から見て、軸部306の手前に位置するシャッター
301の部分を押し開けようとすると、軸部306に過
重が加わり、軸部306を破損するおそれがある。
03aには、プラグ挿入孔302に挿入されて所定位置
に固定されるための一対の嵌合フック凸部303cが、
ガイド突起部303bが形成されていない両側面に設け
られている。そして、プラグ挿入孔302内面には、嵌
合フック凸部303cに嵌合する嵌合フック凹部308
が形成されている。
は、嵌合フック凸部303cの一方に嵌合する嵌合フッ
ク凹部308をシャッター301表面に形成しなければ
ならない。すると、図15(b)に示すように、シャッ
ター302には、矢印X方向にプラグ部303aを挿入
/抜取するたびに、プラグ部303aの嵌合フック凸部
303cによる荷重が加わりることになる。特に、プラ
グ抜取時には、嵌合フック凸部303cによる移動荷重
方向(図15(b)の矢印Y方向)が、本来のシャッタ
ー302の回転方向と異なるため、軸部306に負担が
掛かることとなる。よって、上記のような負担による軸
部306の破損を防ぐため、軸部305は、硬質の金属
製等の強固な材料にて構成する必要がある。
ラグ部303aの抜取に伴いシャッター301を自動的
に閉じるためのスプリング305は、別部品で構成され
ざる得ない軸部306に巻き付けるように取り付け、ス
プリング305の両腕部がシャッター301の裏面とホ
ルダー300とに当接される。よって、図16の回転軸
構造図に示すように、金属製等の軸部306にスプリン
グ305を通すように取り付け、スプリング305を取
り付けた軸部306を更にシャッター301にはめ込む
ことでスプリング付シャッター部品を完成させる必要が
あり、組立に手間が掛かる構成を余儀なくされる。
異なるため、組立の際方向を誤ると、機能し難い構造に
なってしまう。
取り付けるため、プラグ挿入口近傍におけるホルダー3
00の側面視凸形状部の大きさ(図14(a)のL)
が、軸部306及びスプリング305の収納部分だけ大
きくなってしまう。したがって、上記第1の従来技術の
保護キャップ101を用いた光伝送装置(図8,9)よ
りも、プラグ挿入口近傍におけるホルダー300の側面
視凸形状部の大きさが大きくなると、光伝送装置を搭載
する機器において、そのホルダー300の側面視凸形状
部を覗かせる(外部に露出させる)穴部の形状を変更し
なければならないという弊害も生じる。
めになされたものであって、取り外して保管が必要な保
護キャップを用いることなく、プラグ挿入孔からの異物
の侵入等に対する保護を確実に行える光伝送装置を提供
することを目的とする。
め、本発明は、受光又は発光の少なくともいずれかを行
う光素子と、該光素子を保持して光ファイバーケーブル
のプラグ部がプラグ挿入孔に挿入されると光結合可能と
させる保持体とを備えた光伝送装置において、光ファイ
バーケーブルのプラグ部側面の帯状突起部に対応する溝
部が前記プラグ挿入孔の内面に形成され、該プラグ挿入
孔の溝部と該溝部に対向する前記プラグ挿入部の内面の
部分とを結ぶ直線に対して略垂直方向を回転軸とし前記
プラグ挿入孔内部にて開閉するシャッターが設けられ、
前記回転軸は前記溝部と対向し、前記シャッターは閉じ
た状態で前記溝部を塞ぐことを特徴とする。
溝部に対向するプラグ挿入部の内面の部分とを結ぶ直線
に対して略垂直方向を回転軸としプラグ挿入孔内部にて
開閉するシャッターが設けられるので、取り外して保管
が必要な保護キャップを用いることなく、シャッターが
閉じた状態でプラグ挿入孔の溝部を塞ぐことができ、プ
ラグ挿入孔からの異物の侵入等に対する保護を確実に行
うことが可能となる。
いて、前記シャッターが閉じた状態で前記溝部を塞ぐこ
とを特徴とする。
で溝部を塞ぐので、プラグ挿入孔からの異物の侵入等に
対する保護を確実に行うことが可能となる。
て、前記シャッターに前記溝部が形成されることを特徴
とする。
されるので、その溝部が光ファイバーケーブルのプラグ
部の帯状突起部に対するガイド溝として機能し、光ファ
イバーケーブルのプラグ部を所定位置に挿入させて光素
子と光結合させることできるが、このとき上記第3の従
来技術のように嵌合フック凹部がシャッターに形成され
ものと比較して、シャッターの回転軸の軸部材への負担
を大幅に低減することが可能となる。
て、前記シャッターの回転軸周辺部分が、前記プラグ挿
入孔のプラグ挿入口よりも前記保持体内部に収納される
ことを特徴とする。
部分が、プラグ挿入孔のプラグ挿入口よりも保持体内部
に収納されるので、上記第3の従来技術のようにシャッ
ターの回転軸周辺部分がプラグ挿入口に露出することに
起因して、光ファイバーケーブルのプラグ部挿入により
シャッターの回転軸部材への荷重が加わることを防止で
きる。こよにより、その軸部材の破損が大幅に抑止で
き、軸部材を比較的弱い強度の材料により構成できる。
いて、前記シャッターと該シャッターの回転軸の軸部と
が一体成形されてなることを特徴とする。
の回転軸の軸部が、樹脂材料等により、一体成形されて
なるので、部品点数の削減を図り、価格低減を図ること
が可能となる。
て、光ファイバーケーブルのプラグ部挿入により開いた
状態の前記シャッターを、光ファイバーケーブルのプラ
グ部抜取に伴い閉じる弾性体を備えることを特徴とす
る。
プラグ部挿入により開いた状態のシャッターを、光ファ
イバーケーブルのプラグ部抜取に伴い閉じる弾性体を備
えるので、光ファイバーケーブルのプラグ部の挿入抜取
により、自動的にシャッターを開閉することが可能とな
る。
いて、前記弾性体は、一方が前記シャッターの裏面に当
接すると共に他方が前記保持体に当接する一対の腕部を
備えたスプリングからなることを特徴とする。
ターの裏面に当接すると共に他方が保持体に当接する一
対の腕部を備えたスプリングからなるので、光ファイバ
ーケーブルのプラグ部の挿入抜取によるシャッターの自
動的開閉を容易に実現することが可能となる。
いて、前記スプリングの両腕部の長さが略等しいことを
特徴とする。
さが略等しいので、上記第3の従来技術のように組み立
て時にスプリングの方向を誤ることがなく、製造を容易
とすると共に不良品の発生を防止することが可能とな
る。
て、前記スプリングは、前記シャッターの回転軸と異な
る回転軸にて前記腕部が回転することを特徴とする。
の回転軸と異なる回転軸にて腕部が回転するので、比較
的強固な構造を要したり、スプリングの取付部分により
大型化してしまうスプリングの回転軸をシャッターの回
転軸よりも保持体内部に配置することができ、上記第3
の従来技術のように、プラグ挿入口近傍における保持体
(ホルダー)の側面視凸形状部の大きさ(図13(a)
のL)が大きくなることを阻止できる。さらに、上記第
3の従来技術のように、金属製等の軸部にスプリングを
通し、そのスプリングを通した軸部をシャッターにはめ
込むことでスプリング付シャッター部品を完成させる必
要がなく、スプリングとシャッターの組立が作業の手間
がより削減できる。
て、前記シャッター裏面に当接する前記スプリングの腕
部の先端がアール形状であることを特徴とする。
るスプリングの腕部の先端がアール形状であるので、光
ファイバーケーブルのプラグ部挿入に伴うシャッターの
開閉時に、シャッターとそれに当接するスプリング椀部
とが滑らかにスライドし、スムーズで良好な操作性を実
現できる。さらに、組み立て時には、スプリングの両椀
部の方向を誤っても、アール形状が逆となり、組み立て
不良を容易に発見でき、製造を容易とすると共に不良品
の発生を防止することが可能となる。
て、前記シャッター裏面に当接する前記スプリングの腕
部がスライドしやすいように、前記シャッタ裏面が加工
されることを特徴とする。
るスプリングの腕部がスライドしやすいように、シャッ
タ裏面が溝加工や鏡面仕上げ等加工されるので、光ファ
イバーケーブルのプラグ部挿入に伴うシャッターの開閉
時に、シャッターとそれに当接するスプリング椀部とが
滑らかにスライドし、スムーズで良好な操作性を実現で
きる。
て、前記スプリングの腕部の回転を制限する回転制限部
が前記保持体に設けられることを特徴とする。
を制限する回転制限部が保持体に設けられるので、組み
立て時にスプリングの腕部が回転して逆転するようにな
り組み立て不良が発生するのを防止でき、製造を容易と
すると共に不良品の発生を防止することが可能となる。
さらに、光ファイバープラグのプラグ部挿入時に、それ
に伴うシャッターの開きも制限できるので、光ファイバ
ーケーブルのプラグ部が斜め方向に挿入されても、シャ
ッターに無理な荷重が与えられることなく、プラグ部を
所定位置に挿入することが可能となる。
いて、図面を参照して説明する。
1〜4に示す。なお、図1は側面図、図2(a)はプラ
グ挿入口側から見たシャッター閉状態の正面図、図2
(b)はプラグ挿入口側から見たシャッター開状態の正
面図、図3(a)は図1の切断線A−Aにおけるシャッ
ター閉状態の上面断面図、図3(b)は図1の切断線A
−Aにおけるシャッター開状態の上面断面図、図4
(a)は図2(a)の切断線B−Bにおけるシャッター
開状態の側面断面図、図4(b)は図2(a)のスプリ
ングの巻部を切断する切断線におけるシャッター閉状態
の側面断面図である。
の少なくともいずれかを行う光素子14と、光素子14
を保持して光ファイバケーブル13のプラグ部13aが
プラグ挿入孔12に挿入されると光結合可能とさせる保
持体であるホルダー(主ホルダー10a,副ホルダー1
0b)とを備え、プラグ部13a側面の帯状突起部であ
るガイド突起部13bに対応する溝部であるガイド溝部
17がプラグ挿入孔12の内面に形成され、ガイド溝部
17とガイド溝部17に対向するプラグ挿入部12の内
面の部分とを結ぶ直線に対して略垂直方向を回転軸(軸
部16)としプラグ挿入孔12内部にて開閉するシャッ
ター11が設けられる構成である。
ーブル13のプラグ部13aが角型プラグとなってお
り、その断面視四角形の互いに反対側に位置する一方の
一対の面(左右の面)にガイド突起部13bが形成され
ており、他方の一対の面(上下の面)に嵌合フック凸部
13cが形成されている。したがって、ガイド突起部1
3bに対応するガイド溝部17も、シャッター11開状
態で一対の対向する面にそれぞれ形成されている。よっ
て、本実施形態の場合、シャッター11の回転軸となる
軸部16は、プラグ挿入孔12の対向する内面に形成さ
れた一対のガイド溝部17を結ぶ直線に略垂直方向とな
る。そして、嵌合フック凸部13cに対応する嵌合フッ
ク凹部18は、ガイド溝部17が形成されない他方の対
向するプラグ挿入孔12の内面に、一対形成されてい
る。
ホルダーは、光素子14を保持する主ホルダー10a
と、プラグ挿入孔12が形成され主ホルダー10aの前
方から嵌合される副ホルダー10bとから構成される。
子14のリード端子部14aが露出するようになる。
(a)に示すように、シャッター11が閉じた状態でガ
イド溝部17を塞ぐものである。
(a),図4(b)に示すように、シャッター11にガ
イド溝部11aが形成される。
示すように、シャッター11の回転軸である軸部16の
周辺部分が、プラグ挿入孔12のプラグ挿入口よりも副
ホルダー10b内部に収納される。すなわち、プラグ挿
入口側から見て、シャッター11の軸部16の前面が、
副ホルダー10bにて覆われて保護されている。これに
より、プラグ部13aの挿入時に、上記第3の従来技術
のように、プラグ部13aの先端が軸部16を押すよう
にして、負荷が与えられることなく、軸部16を保護す
ることができる。
ター11とシャッター11の回転軸の軸部16とが一体
成形されてなる。なお、図4(b)に示すように、軸部
16が副ホルダー10bに形成された軸受部に嵌合され
て、シャッター11が保持される。
イバーケーブル13のプラグ部13a挿入により開いた
状態のシャッター11を、プラグ部13抜取に伴い閉じ
る弾性体であるスプリング15を備える。そして、その
スプリング15は、一方がシャッター11の裏面に当接
すると共に他方が副ホルダー10bに当接する一対の腕
部を備えるものである。さらに、そのスプリング15の
両腕部の長さは略等しい。
に、シャッター11の回転軸の軸部16と略平行で異な
る回転軸の軸部6にて腕部が回転する。さらに、シャッ
ター11裏面に当接するスプリング15の腕部の先端は
アール形状であり、他方の副ホルダー10bに当接する
スプリング15の腕部の先端もアール形状である。
主ホルダー10a内部に光素子14が保持され、副ホル
ダー10bに形成されたプラグ挿入孔12が非使用時に
はシャッター11により閉じられており、光ファイバー
ケーブル13のプラグ部13aのプラグ挿入孔12への
挿入により、横開き方向にシャッター11が開かれる。
そして、プラグ部13a側面の一対のガイド突起部13
bとプラグ挿入孔12内面のガイド溝部17及びシャッ
ター11表面のガイド溝部11aによって所定位置に導
かれ、プラグ部13aの他の側面の一対の嵌合フック凸
部13cとプラグ挿入孔12の対向する内面の嵌合フッ
ク凹部18とが嵌合して、プラグ部13aが所定位置に
固定される。このようにして、光素子14とプラグ部1
3a先端の光出射端面(又は入射端面)とが光結合可能
となる。
のプラグ部13aを抜取すると、スプリング15のシャ
ッター11裏面に当接した腕部が軸部6を回転軸として
回転する復帰力(弾性力)により、シャッター11が軸
部16を回転軸として回転し、シャッタ11が副ホルダ
ー10bの内壁の一部に当接して、自動的にプラグ挿入
孔12が閉塞される。
13のプラグ部13aのプラグ挿入孔12への挿入/抜
取に伴い、シャッター11を自動的に開閉することがで
きる。
2を閉塞した状態では、ガイド溝部17を塞ぐので、上
記第3の従来技術のようにその部分に隙間が生じず、受
発光部と光ファイバケーブル13のプラグ部13aとの
光学的/機械的接合部分へのほこりの侵入、基板組立時
のフラックスなどの侵入、異物の侵入等に対する保護を
確実に行うことが可能となる。
リング15の取付部分により大型化してしまうスプリン
グ15の軸部6は、主ホルダー10aの内部に配置され
るので、上記第3の従来技術のように、プラグ挿入口近
傍のホルダーの側面視凸形状部の大きさが大きくなら
ず、上記第1の従来技術の保護キャップを除いた程度の
大きさで構成できる。
1aを形成しているが、上記第3の従来技術のように嵌
合フック凹部が形成されないので、プラグ部13aの挿
入/抜取時のシャッター11の軸部16への負荷は大き
く低減され、スムーズなプラグ部13aの挿入/抜取と
共に軸部16の破損を防止できる。
ール形状(湾曲形状)であるが、これは、スムーズなプ
ラグ部13aの挿入/抜取を得るためのものである。す
なわち、スプリング15の回転軸である軸部6がシャッ
ター11の回転軸である軸部16と一致しておらず、シ
ャッター11裏面に当接するスプリング15の腕部の先
端が当接部分にてシャッター11裏面をスライドするこ
とになるので、その形状をアール形状とすることによ
り、引っ掛からずに滑らかにスライドさせて、スムーズ
なプラグ部13aの挿入/抜取が実現できるのである。
抜取のために、シャッター11裏面において、スプリン
グ15の腕部のスライド部分を、スライド溝の形成を行
ったり、鏡面仕上げするなどの加工を施しても良い。
てについて、上面断面図である図5,6を参照して説明
する。
ー10aには、光素子14を取り付け、軸部6にスプリ
ング15の巻部を差し込むようにして挿入する。ここ
で、スプリング15の両腕部の長さが略等しいので、軸
部6への挿入の際に、上記第3の従来技術のように、腕
部の長さを誤って挿入することはない。なお、軸部6
は、金属製等の別部材を用いても良いし、主ホルダー1
0aと共に樹脂材料等により一体形成しても良い。
一体形成されたシャッター11を、副ホルダー10bに
設けられた軸受部にその軸部を嵌めるようにして、矢印
X方向から取り付ける。
ルダー10bを、矢印Y方向から主ホルダー10aに嵌
合させて取り付ける。
するような構成では、スプリング15の両椀部が逆転す
るようになり、正しい方向で取り付けができない。
の腕部の回転を制限する回転制限部20を、主ホルダー
10aのスプリング15両腕部の間となる位置に設けて
いる。これによると、図5(b)に示すように、シャッ
ター11の内面に当接するスプリング15の腕部が、回
転制限部20に当接して回転が制限され、スプリング1
5の両椀部が逆転するようなことなく、スプリング15
が正規の方向で主ホルダー10aに副ホルダー10bを
嵌合取り付けすることができる。
ー11の開状態で、シャッター11の開きを制限する機
能も兼ねている。すなわち、プラグ部13aの挿入によ
りシャッター11が押し開けられると、シャッター11
裏面に当接するスプリング15の腕部がこの回転制限部
20に当接してその回転が制限され、シャッター11の
開きがその位置で制限される。これにより、光ファイバ
ーケーブル13のプラグ部13aが斜め方向に挿入され
ても、シャッター11に無理な荷重が与えられることな
く、プラグ部13aを所定位置に挿入することが可能と
なる。
が正しく取り付けられないこともあり得るが、副ホルダ
ー10bを主ホルダー10aに挿入組立時、副ホルダー
10bの側面の壁がスプリング15のアール形状先端に
引っかかったり、シャッター11が閉まらない等、明ら
かに間違っていることが解り、シャッター機能が不充分
な製品の製造を未然に食い止めることが可能である。
ーケーブル13のプラグ部13aが角型プラグでガイド
溝部が一対のものについて説明したが、本発明はこれに
限定されるものではない。
面概念図に示すように、丸型プラグに適用され、ガイド
溝部27が単一のものでも良い。この場合では、ガイド
溝部27とガイド溝部27に対向するプラグ挿入部22
の内面の部分とを結ぶ直線に対して略垂直方向となる回
転軸26a又は26bによりシャッターが回転させるよ
うにし、シャッター表面をプラグ挿入孔の丸型形状に対
応させて曲面形状とすると共に、シャッター閉状態でプ
ラグ挿入孔のシャッターと接触する内壁をシャッターに
より隙間なく閉塞されよう曲面形状とし、その他は上記
実施形態とほぼ同様にして光伝送装置を構成すれば良
い。
形状についても、上記実施形態のように半円形に限定さ
れるものではなく、V字形状や多角形状などでも良い。
して保管が必要な保護キャップを用いることなく、シャ
ッターが閉じた状態でプラグ挿入孔の溝部を塞ぐことが
でき、プラグ挿入孔からの異物の侵入等に対する保護を
確実に行うことが可能となる。
す側面図である。
見た概略構造を示す正面図であり、(a)はシャッター
閉状態、(b)はシャッター開状態を示す図である。
り、(a)はシャッター閉状態、(b)はシャッター開
状態を示す図である。
ャッター開状態の側面断面図、(b)は図2(a)のス
プリングを切断する切断線におけるシャッター閉状態の
側面断面図である。
ための上面断面図である。
ための上面断面図である。
のプラグ挿入口側から見た正面概念図である。
図である。
図である。
す図である。
す図である。
す図である。
す図である。
す図である。
す図である。
びスプリングの回転軸構造を示す側面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 受光又は発光の少なくともいずれかを行
う光素子と、該光素子を保持して光ファイバーケーブル
のプラグ部がプラグ挿入孔に挿入されると光結合可能と
させる保持体とを備えた光伝送装置において、 光ファイバーケーブルのプラグ部側面の帯状突起部に対
応する溝部が前記プラグ挿入孔の内面に形成され、該プ
ラグ挿入孔の溝部と該溝部に対向する前記プラグ挿入部
の内面の部分とを結ぶ直線に対して略垂直方向を回転軸
とし前記プラグ挿入孔内部にて開閉するシャッターが設
けられ、前記回転軸は前記溝部と対向し、前記シャッタ
ーは閉じた状態で前記溝部を塞ぐことを特徴とする光伝
送装置。 - 【請求項2】 受光又は発光の少なくともいずれかを行
う光素子と、該光素子を保持して光ファイバーケーブル
のプラグ部がプラグ挿入孔に挿入されると光結合可能と
させる保持体とを備えた光伝送装置において、 光ファイバーケーブルのプラグ部側面の帯状突起部に対
応する溝部が前記プラグ挿入孔の内面に形成され、該プ
ラグ挿入孔の溝部と該溝部に対向する前記プラグ挿入部
の内面の部分とを結ぶ直線に対して略垂直方向を回転軸
とし前記プラグ挿入孔内部にて開閉するシャッターが設
けられ、前記シャッターに前記溝部が形成され、前記シ
ャッターは閉じた状態で前記プラグ挿入孔の内面に形成
された前記溝部を塞ぐことを特徴とする光伝送装置。 - 【請求項3】 前記シャッターの回転軸周辺部分が、前
記プラグ挿入孔のプラグ挿入口よりも前記保持体内部に
収納されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光
伝送装置。 - 【請求項4】 前記シャッターと該シャッターの回転軸
の軸部とが一体成形されてなることを特徴とする請求項
3に記載の光伝送装置。 - 【請求項5】 光ファイバーケーブルのプラグ部挿入に
より開いた状態のシャッターを、光ファイバーケーブル
のプラグ部抜取に伴い閉じる弾性体を備えることを特徴
とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光伝送装
置。 - 【請求項6】 前記弾性体は、一方が前記シャッターの
裏面に当接すると共に他方が前記保持体に当接する一対
の腕部を備えたスプリングからなることを特徴とする請
求項5に記載の光伝送装置。 - 【請求項7】 前記スプリングの両腕部の長さが略等し
いことを特徴とする請求項6に記載の光伝送装置。 - 【請求項8】 前記スプリングは、前記シャッターの回
転軸と異なる回転軸にて前記腕部が回転することを特徴
とする請求項6又は7に記載の光伝送装置。 - 【請求項9】 前記シャッター裏面に当接する前記スプ
リングの腕部の先端がアール形状であることを特徴とす
る請求項6から8のいずれか1項に記載の光伝送装置。 - 【請求項10】 前記シャッター裏面に当接する前記ス
プリングの腕部がスライドしやすいように、前記シャッ
ター裏面が加工されることを特徴とする請求項6から9
のいずれか1項に記載の光伝送装置。 - 【請求項11】 前記スプリングの腕部の回転を制限す
る回転制限部が前記保持体に設けられることを特徴とす
る請求項6から10のいずれか1項に記載の光伝送装
置。
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001235659A JP2001235659A (ja) | 2001-08-31 |
JP3501712B2 true JP3501712B2 (ja) | 2004-03-02 |
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