JP3501450B2 - キーボードスイッチ - Google Patents

キーボードスイッチ

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JP3501450B2
JP3501450B2 JP2001500403A JP2001500403A JP3501450B2 JP 3501450 B2 JP3501450 B2 JP 3501450B2 JP 2001500403 A JP2001500403 A JP 2001500403A JP 2001500403 A JP2001500403 A JP 2001500403A JP 3501450 B2 JP3501450 B2 JP 3501450B2
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switch
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sheet
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修 神島
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SMK Corp
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/70Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F1/1616Constructional details or arrangements for portable computers with several enclosures having relative motions, each enclosure supporting at least one I/O or computing function with folding flat displays, e.g. laptop computers or notebooks having a clamshell configuration, with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
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    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、キートップを覆う蓋が備えられたノート
型パソコンなどのキーボードスイッチに関し、特に、蓋
を閉じた際にキートップが収納のために下降するキーボ
ードスイッチに関するものである。
背景技術 キートップが収納のために下降するキーボードスイッ
チは、従来から知られている。第7図乃至第9図は、こ
の従来のキーボードスイッチ100の要部を示すもの
で、多数のキートップ102を支持する支持板107と
各キートップ102との間に、第1のリンク部材101
aと第2のリンク部材101bからなるクロスリンク1
01が設けられている。
第1のリンク部材101aと第2のリンク部材101
bは、それぞれコの字形に成形されたもので、中間の回
動支点101cで、互いに回動自在に連結されている。
第7図に示すように、第1のリンク部材101aの支持
板107側の一端は、支持板107の支持突起に軸架さ
れたヒンジ端部110となり、キートップ102側の他
端は、キートップ102の背面に設けられたガイド部1
05に係合することによって、左右に移動自在かつ回動
自在の移動端部111となっている。また、第2のリン
ク部材101bの支持板107側の一端は、係合長孔に
軸架された移動端部112となり、キートップ102側
の他端は、キートップ102の背面に回動自在に連結さ
れたヒンジ端部113となっている。
キートップ102が押圧されていない状態の第7図に
示す待機位置において、キートップ102の下方には、
復帰バネとして作用する倒椀状ゴム弾性部114が配置
され、キートップ102の底面から垂設された押圧部1
06の下面に当接している。
倒椀状ゴム弾性部114は、スイッチシート103上
に積層されたラバーシート104に一体に形成され、倒
椀状ゴム弾性部114の更に下方のスイッチシート10
3には、メンブレンスイッチ部103aが形成されてい
る。これらのラバーシート104とスイッチシート10
3は、一体で支持板10上をスライドできるようになっ
ている。
キートップ102を上方から押圧すると、キートップ
102は、クロスリンク101に案内され、大きく傾斜
することなく略平行状態を保ちながら下降し、その結
果、キートップ102の押圧部106が、第8図に示す
ように、倒椀状ゴム弾性部114を屈曲させ、メンブレ
ンスイッチ部103aをオン動作させる。
このキーボードスイッチが取り付けられる機器ケース
には、複数のキートップ102全体を覆う蓋115が回
動自在に連結されている。第9図に示すように、蓋11
5の閉じると、その閉じ操作に連動して、ラバーシート
104とスイッチシート103が、キートップ102を
支持する支持板107に対して相対的に図中左方へスラ
イドし、倒椀状ゴム弾性部114は、キートップ102
の収納凹部116下方に退避する。倒椀状ゴム弾性部1
14が退避することによって、キートップ102とクロ
スリンク101は、自重で落下し、全体が低くなり、ま
た、キートップ102が落下しても、メンブレンスイッ
チ部103aはオン動作しない。
このように、蓋115を閉じた際に、倒椀状ゴム弾性
部114をキートップ102の収納凹部116内に退避
させれば、ノートパソコンを使用しない長時間にわた
り、復帰バネである倒椀状ゴム弾性部114を屈曲状態
とすることがなく、また、蓋115を閉じた状態でノー
トパソコンの薄型化が図れる。
しかしながら、このような構造のキーボードスイッチ
においては、蓋115を閉じた状態で、復帰バネ(倒椀
状ゴム弾性部)114をキートップ102の押圧部10
6との干渉を避ける位置(収容凹部)116に退避させ
るだけなので、支持板107とキートップ102との間
隔は、倒椀状ゴム弾性部114の自由状態の高さ以下と
することができず、薄型化の限界の要因となっていた。
また、キートップ102底面に押圧部106と収容凹
部116を形成するため、キートップ102が大型化
し、キーボードスイツチ100全体が大型化し、更に、
復帰バネ114を、退避位置の収容凹部116まで移動
させるには、長い距離をスライドさせる必要があり、蓋
115と連動させる機構が大型、複雑化する。
更に、復帰バネ114を一体に備えるラバーシート1
04とスイッチシート103の全体を一体にスライドさ
せるには、大きな操作力を要していた。この為、復帰バ
ネ114を備えたラバーシート104のみを、スイッチ
シート103に対してスライドさせるものも知られてい
るが、メンブレンスイッチ103のスイッチ部103a
が誤動作する恐れがあり、また、ラバーシート104と
スイッチシート103との摩擦を避けるため、ポリエス
テルシートなどを介在させる必要があり、高価なものと
なっていた。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされ
たものであり、蓋を閉じた際に、復帰バネを圧縮せずに
薄型化できるキーボードスイッチを提供することを目的
とする。
また、簡単な構成で、復帰バネを退避位置まで移動さ
せることができ、軽操作力で蓋を開閉できるキーボード
スイッチを提供することを目的とする。
発明の開示 本発明に係るキーボードスイッチは、機器ケース内に
収容された支持板と、支持板の支持突起とキートップの
間に取り付けられ、キートップを上下動自在に案内する
クロスリンクと、支持突起を避けて支持板上にスライド
自在に配置され、キートップの下降により動作するスイ
ッチ部が形成されたスイッチシートと、キートップ又は
クロスリンクに一体に取り付けられ、スイッチシートに
当接し、下降したキートップを上方へ復帰させる復帰バ
ネと、キートップを覆う蓋の閉じ操作に連動し、スイッ
チシートと支持板のいずれか一方を、他方に対し、待機
位置から退避位置へ相対的にスライドさせるとともに、
キートップを下降させた状態とする連動機構とを備え、
待機位置でキートップの下降により動作するスイッチ部
を、キートップを下降させた状態としても動作しない退
避位置までスライドさせるキーボードスイッチであっ
て、 退避位置で、復帰バネが当接するスイッチシートの部
位に退避孔を形成し、復帰バネの一部を退避孔内に収容
することを特徴とする。
待機位置で、キートップを押圧すると、キートップの
下降によりスイッチ部が動作し、また、押圧を解くと復
帰バネにより、キートップが上昇し、スイッチ部の動作
が解除する。
蓋の閉じ操作を行うと、スイッチ部は、退避位置に相
対的にスライドし、閉じ操作に連動してキートップを下
降させた状態としても、動作しない。また、復帰バネの
一部は、スイッチシートの退避孔に落ち込み、退避孔内
に収容される。復帰バネは、当接位置が下降し、キート
ップが下降した状態となっても、待機位置の状態を保つ
ことができる。
また、キーボードスイッチは、更に、スイッチシート
に、クロスリンクに一体に連設された従動爪片を挿入さ
せる係合孔を形成し、スイッチシートは支持板のいずれ
か一方が退避位置へスライドする際に、相対移動する係
合孔の周縁を従動爪片に当接させて、クロスリンクを沈
み込ませ、キートップを下降させるものであってもよ
い。
スイッチシート又は支持板が待機位置から退避位置へ
移動すると、係合孔の周縁が従動爪片に当接し、クロス
リンクを沈み込ませ、キートップを下降させる。従っ
て、スイッチシートとクロスリンクを加工するだけで、
キートップを下降させた状態とする連動機構を構成でき
る。
また、キーボードスイッチは、更に、復帰バネが、キ
ートップ又はクロスリンクに片持ち支持された細長板バ
ネであり、待機位置にある復帰バネの自由端が、キート
ップの下降によりスイッチシートのスイッチ部を押圧
し、スイッチ部を連動させるものであってもよい。
スイッチ部を押圧し動作させるアクチュエータを、復
帰バネで兼ねるので、部品数が削減され、キーボードス
イッチの構成が単純化される。待機位置においても、復
帰バネ上にアクチュエータが重ねられるものではないの
で、キーボードスイッチが薄型化される。
また、キーボードスイッチは、更に、スイッチシート
が、蓋の開閉操作に連動し、支持板に対し、待機位置と
退避位置との間でスライドするものであってもよい。
スイッチシートには、スイッチ部が形成されているだ
けなので、軽操作力で待機位置から退避位置へスライド
させることができる。
また、キーボードスイッチは、更に、スイッチシート
に、スライド方向を長手方向とするスリットを形成し、
支持板の支持突起をスリットに遊嵌させて、支持突起に
よりスイッチシートのスライドを案内させるものであっ
てもよい。
スイッチシートは、スリットに支持突起が遊嵌するこ
とによって、別に案内部材を設けずに、スライド方向に
案内される。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の一実施形態のキーボードスイッチ
1の待機位置にあるキースイッチ10の要部断面図であ
り、第2図は、第1図の待機位置からキートップ2が押
し下げられた状態を示すキースイッチ10の要部断面
図、第3図は、退避位置にあるキースイッチ10の要部
断面図である。
また、第4図は、キースイッチ10の各構成部品を示
す分解斜視図、第5図は、蓋29を開いたキーボードス
イッチ1の平面図、第6図は、第5図の連動機構を拡大
した要部平面図である。
第7図乃至第9図は、従来のキーボードスイッチ10
0を示すもので、第7図は、待機位置にあるキーボード
スイッチ100の要部縦断面図、第8図は、待機位置か
らキートップ102が押圧された状態を示す要部縦断面
図、第9図は、キーボードスイッチ100の収納時を示
す要部縦断面図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明の一実施形態に係るキーボードスイッチ
1を、第1図乃至第6図で説明する。本実施の形態に係
るキーボードスイッチ1は、第1図乃至第4図に示すキ
ースイッチ10を、金属板、合成樹脂板などで構成した
支持板18上に多数配列してなるもので、各キースイッ
チ10は、第4図に示すように、キートップ2と、クロ
スリンク13と、メンブレンスイッチ部3aが形成され
たスイッチシート3と、支持板18で構成されている。
本実施の形態に係るキーボードスイッチは、ノートパソ
コンのキー入力デバイスとして用いられるもので、第5
図に示すノートパソコンの機器ケース14に取り付けら
れ、ノートパソコンを使用しない収納時には、機器ケー
ス14に対して回動自在に取り付けられた蓋29の閉じ
操作で、各キースイッチ10のキートップ2が覆われる
ようになっている。
キートップ2は、ABS樹脂などの合成樹脂の成型品
からなり、このキートップ2の底面の後方(第1図にお
いて、右方)に、内側リンク7の後方を回動自在に支持
する一対のU字軸受け部6が、前方(第1図において、
左方)に、外側リンク8の前方を回動かつ摺動自在に案
内する一対のガイド受け部5が、それぞれ一体に形成さ
れている。
クロスリンク13は、それぞれ両側に平行な腕部7
a、8aを一体に備えた一組の合成樹脂製内側リンク7
及び外側リンク8とからなり、両者は、両腕部7a、8
aの中央で交差した状態で回動自在に連結されている。
このクロスリンク13は、前述のキートップ2底面
と、支持板18から切り起こされた支持突起11、12
間に取り付けられるもので、それぞれのリンク7、8の
一方をヒンジ端部、他方を移動端部として取り付けられ
る。
すなわち、内側リンク7の後方は、腕部7a、7a間
を連結する枢軸7bがキートップ2のU字軸受け部6に
回動自在に係合し、前方は、腕部7a、7aの側方に突
設された摺動突起7cが前方支持突起11に穿設された
長孔11aに遊嵌され、回動かつ前後方向に摺動自在に
支持される。また、外側リンク8の前方は、両腕部8a
間を連結する連結板22の両側に突設された摺動突起8
bがキートップ2のガイド受け部5に回動かつ前後方向
に摺動自在に係合し、後方は、腕部8a、8aの側方に
突設された枢軸8cが後方支持突起12に穿設された円
形孔12aに遊嵌され、回動自在に支持される。
このように、キートップ2底面と、支持板18から切
り起こされた支持突起11、12間にクロスリンク13
を連結することによって、キートップ2は、水平状態を
維持したまま、クロスリンク13により上下動自在に案
内される。
内側リンク7の腕部7a、7aの前方には、前方支持
突起11によって支持される位置より更に斜め下方に従
動爪片15が円弧状に連設されている。
また、外側リンク8の連結板22の中央には、細長帯
状の板バネ片24が斜め下方に一体に連設されている。
この板バネ片24は、連結板22の後方に片持ち支持さ
れ、下端となる自由端側の底面には、スイッチシート3
の表面に弾性接触する円錐形の当接部24aが打ち出し
形成されている。
第1図に示す待機位置で、当接部24aが当接するス
イッチシート3の位置には、メンブレンスイッチ部3a
とその上方に載置された皿バネ4からなるスイッチ部が
形成されている。
メンブレンスイッチ部3aは、上下の可撓性シート上
に印刷された可動接点と固定接点からなり、上下の可撓
性シートが絶縁スペーサを介して積層されることによっ
て、互いにわずかな間隙をおいて対向している。皿バネ
4は、弾性金属板を円板皿状に折り曲げたもので、その
周囲を可撓性シートに接着することによって、メンブレ
ンスイッチ部3a上に固着している。
第4図に示すように、スイッチシート3は、支持板1
8上に支持板18に対して前後方向にスライド自在に配
置されるもので、支持板18から上方に切り起こされた
前方支持突起11及び後方支持突起12と干渉せずにス
ライドするように、前方支持突起11及び後方支持突起
12の突出する位置に案内スリット19が穿設されてい
る。案内スリット19は、前方支持突起11と後方支持
突起12の厚さよりやや広い幅で、前後方向を長手方向
として形成されるもので、これによって、スイッチシー
ト3は、支持突起11、12に案内され、前後方向にス
ライドする。
前方支持突起11が挿通する案内スリット19の内側
には、内側リンク7の従動爪片15を挿通させる係合孔
16が案内スリット19に連続して穿設されている。従
動爪片15は、スイッチシート3が前方へ(退避位置
へ)スライドする際に、係合孔16の後方縁16aに当
接して上方へ押し上げられ、内側リンク7の腕部7a、
7aを、摺動突起7cを中心に沈み込ませる方向に回転
させる。
また、スイッチシート3が前方にスライドした退避位
置で、板バネ片24の当接部24aが弾性接触するスイ
ッチシート3の部位、すなわち、メンブレンスイッチ部
3aのやや後方の位置には、円形の退避孔17が穿設さ
れ、退避位置での板バネ片24の一部を収容している。
支持板18は、機器ケース14内に固定して収容され
るもので、各キースイッチ10毎にその対応部位に、前
述の前方支持突起11と後方支持突起12が各一対切り
起こされている。この前方支持突起11を打ち抜いて形
成される抜き孔11bには、第1図のように待機位置
で、係合孔16を挿通した内側リンク7の従動爪片15
の先端が収容されている。
第5図、第6図に示すように、スイッチシート3は、
機器ケース14の蓋29との連結部に設けられた変換機
構によって、蓋の開閉操作に連動して、前後方向にスラ
イドするようになっている。
この変換機構は、蓋29を回転自在に支持する枢軸と
一体に回転する円柱カム25を有し、円柱カム25に穿
設されたクランク状のカム溝25aに、スライダー26
のフォロアー26aをその内方から遊嵌させている。ス
ライダー26には、金属薄板を逆L字状に成形したスラ
イドアングル27が固着され、このスライドアングル2
7の内側に沿った折曲溝内にスイッチシート3の図中上
方と左方の縁を挟持して固定し、可撓性のスイッチシー
ト3をスライドアングルとともにスライドさせている。
その結果、蓋29が開閉操作によって回転すると、スラ
イダー26は、前後(図中左右)に往復直線運動を行う
ものであり、スライダー26とともにスイッチシート3
が前後にスライドする。
このように構成されたキーボードスイッチ1の動作を
以下に説明する。
第1図は、蓋29を開き、キートップ2に押圧力を加
えていない待機位置を示し、キースイッチの入力操作を
待機している状態を示している。
この待機位置で、板バネ片24の当接部24aは、皿
バネ4に弾性接触し、外側リンク8を上方へ引き上げて
いる。その結果、キートップ2は、クロスリンク13に
よって最も高い位置に支持される。
キートップ2を押圧すると、キートップ2は、クロス
リンク13により水平な状態を保ちながら下降し、第2
図に示すように、板バネ片24の当接部24aが皿バネ
4を押圧して屈曲させる。この皿バネ4の屈曲により、
メンブレンスイッチ部3aの可動接点は固定接点に接触
し、スイッチ部がオン動作する。
キートップ2の押圧を解くと、皿バネ4は自らの弾性
で復帰し、スイッチ部は、オフとなる。また、クロスリ
ンク13は、復帰しようとする板バネ片24に付勢され
て引き上げられ、第1図の待機位置に、キートップ2が
復帰する。
このキーボードスイッチ1を機器ケース14内に収容
するため、蓋29を閉じ操作すると、蓋29の閉回転に
より、スライダー26とともに左方に移動するスイッチ
シート3は、第5図において、破線で示す待機位置から
実線で示す最も左方の退避位置までスライドする。
このとき、スイッチシート3は、支持板18に取り付
けられたクロスリンク13に対して左方に移動するの
で、係合孔16の後方縁16aは、従動爪片15に当接
し、内側リンク7の腕部7aを、第3図において、摺動
突起7cを中心に時計回りに回転させる。その結果、ク
ロスリンク13は沈み込み、キートップ2が下降し、蓋
29でキートップ2を覆った機器ケース14の全体を薄
型化できる。
第3図の退避位置において、板バネ片24の当接部2
4aは、スイッチシート3の退避孔17内に収容され
る。その結果、板バネ片24を、略その自由状態で機器
ケース14内に収容することができ、弾性変形させたま
ま板バネ片24を収容することがないので、疲労若しく
は塑性変形が生じない。
また、板バネ片24の当接部24aにあった皿バネ4
とメンブレンスイッチ部3aは、スイッチシート3の左
方へのスライドによって左方に退避するので、スイッチ
部がキートップ2の下降で誤動作することがない。
キーボードスイッチ1を使用するため、蓋29を開く
と、スライダー26とスイッチシート3は、第5図にお
いて、実線で示す退避位置から破線で示す待機位置へ右
方にスライドする。
その結果、従動爪片15に当接していた係合孔16の
後方縁16aは、右方に後退し、従動爪片15への拘束
が解かれる。同時に、スイッチシート3のスライドによ
って、板バネ片24の自由端は、退避孔17から脱し
て、当接部24aがスイッチシート3上に弾性接触す
る。その結果、板バネ片24の弾性によって、クロスリ
ンク13が引き上げられ、キートップ2は、待機位置へ
復帰する。また、スイッチシート3のスライドによっ
て、皿バネ4とメンブレンスイッチ部3aは板バネ片2
4の当接部24aの下方に戻り、キースイッチ10全体
が第1図の待機位置に復帰する。
本発明は上述の実施形態に限定されることなく種々変
更が可能であり、例えば、蓋の開閉操作で、スイッチシ
ート3を移動させているが、スイッチシートに対して支
持板18を移動させてもよい。
また、キートップ2を復帰させる板バネ片24は、ス
イッチ部を動作させるアクチュエータを兼ねるものであ
ったが、復帰バネとして作用する板バネ片24と別に、
キートップ2若しくはクロスリンク13にスイッチ部を
押圧するアクチュエータを設けてもよい。
また、上述の実施の形態では、メンブレンスイッチ部
3aのON動作を維持するため反転する皿バネ4を用い
ているが、必ずしもスイッチ部に設ける必要はない。
更に、上述の実施の形態では、蓋の開閉操作に連動し
てスイッチシートをスライドさせる連動機構として、円
柱カム25とフォロアー26を用いているが、傘歯車な
どを用いた他の連動機構を用いてもよい。
以上説明したように、この発明によれば、機器ケース
14内にキートップ2を収容させる際に、復帰バネ24
を自由状態に近い状態でキートップ2の下方に退避させ
ることができ、キーボードスイッチの寿命を長くするこ
とができる。
また、キーボードスイッチの機器ケース14への収納
時に、特に複雑な構成を設けることなく、スライドする
スイッチシート3若しくは支持板18を利用してキート
ップ2を下降させた状態とすることができるので、キー
トップ2が閉じられた蓋29に干渉することがなく、蓋
29の裏側に配置された液晶ディスプレーを破損させた
り、逆に、蓋29によって、キートップ2が破損すると
いうことがない。
また、スイッチ部を押圧し動作させるアクチュエータ
を、復帰バネで兼ねるので、部品数が削減され、キーボ
ードスイッチの構成が単純化される。
また、スイッチシートをスライドするだけで、復帰バ
ネを退避させることができるので、軽操作力で蓋を開閉
することができる。
また、別に案内部材を設けずに、スイッチシートをス
ライド方向に案内できる。
産業上の利用可能性 以上のように、本発明に係るキーボードスイッチは、
ノート型パソコン、携帯電話機など薄型化が要求される
ポータブル電子機器に備えられる入力装置として利用で
きる。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器ケース(14)内に収容された支持板
    (18)と、 支持板(18)の支持突起(11)(12)とキートッ
    プ(2)の間に取り付けられ、キートップ(2)を上下
    動自在に案内するクロスリンク(13)と、 支持突起(11)(12)を避けて支持板(18)上に
    スライド自在に配置され、キートップ(2)の下降によ
    り動作するスイッチ部(3a)が形成されたスイッチシ
    ート(3)と、 キートップ(2)又はクロスリンク(13)に一体に取
    り付けられ、スイッチシート(3)に当接し、下降した
    キートップ(2)を上方へ復帰させる復帰バネ(24)
    と、 キートップ(2)を覆う蓋(29)の閉じ操作に連動
    し、スイッチシート(3)と支持板(18)のいずれか
    一方を、他方に対し、待機位置から退避位置へ相対的に
    スライドさせるとともに、キートップ(2)を下降させ
    た状態とする連動機構(25)(26)とを備え、 待機位置でキートップ(2)の下降により動作するスイ
    ッチ部(3a)を、キートップ(2)を下降させた状態
    としても動作しない退避位置までスライドさせるキーボ
    ードスイッチであって、 退避位置で、復帰バネ(24)が当接するスイッチシー
    ト(3)の部位に退避孔(17)を形成し、復帰バネ
    (24)の一部を退避孔(17)内に収容することを特
    徴とするキーボードスイッチ。
  2. 【請求項2】スイッチシート(3)に、クロスリンク
    (13)に一体に連設された従動爪片(15)を挿入さ
    せる係合孔(16)を形成し、スイッチシート(3)又
    は支持板(18)のいずれか一方が退避位置へスライド
    する際に、相対移動する係合孔(16)の周縁(16
    a)を従動爪片(15)に当接させて、クロスリンク
    (13)を沈み込ませ、キートップ(2)を下降させる
    ことを特徴とする請求項1記載のキーボードスイッチ。
  3. 【請求項3】復帰バネ(24)は、キートップ(2)又
    はクロスリンク(13)に片持ち支持された細長板バネ
    であり、待機位置にある復帰バネ(24)の自由端(2
    4a)が、キートップ(2)の下降によりスイッチシー
    ト(3)のスイッチ部(3a)を押圧し、スイッチ部
    (3a)を動作させることを特徴とする請求項1記載の
    キーボードスイッチ。
  4. 【請求項4】復帰バネ(24)は、キートップ(2)又
    はクロスリンク(13)に片持ち支持された細長板バネ
    であり、待機位置にある復帰バネ(24)の自由端(2
    4a)が、キートップ(2)の下降によりスイッチシー
    ト(3)のスイッチ部(3a)を押圧し、スイッチ部
    (3a)を動作させることを特徴とする請求項2記載の
    キーボードスイッチ。
  5. 【請求項5】スイッチシート(3)が、蓋(29)の開
    閉操作に連動し、支持板(18)に対し、待機位置と退
    避位置との間でスライドすることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか1項記載のキーボードスイッチ。
  6. 【請求項6】スイッチシート(3)に、スライド方向を
    長手方向とするスリット(19)を形成し、支持板(1
    8)の支持突起(11)(12)をスリット(19)に
    遊嵌させて、支持突起(11)(12)によりスイッチ
    シート(3)のスライドを案内させることを特徴とする
    請求項5記載のキーボードスイッチ。
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