JP3501085B2 - キャビネット - Google Patents
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Description
ットに関するものである。さらに詳しくは、この出願の
発明は、従来の台輪仕様の側板と同一の側板を使用して
キャビネット本体の最下段に位置せる引出し部から台輪
部にかけて引出しを形成することができ、キッチンキャ
ビネット等として有用なキャビネットに関するものであ
る。
ネットにおいては、例えば、図15に例示したように、
キャビネット本体(1)を構成する側板(2)の前端縁
部下端に形成せる台輪取付用の切欠部(3)正面に台輪
(4)を取り付けてキャビネット本体(1)の基部全周
を囲んでキャビネットを形成している。
収納スペースを拡大するために、上記キャビネット本体
(1)の台輪(4)部の内側空間を収納スペースとして
活用できるキャビネットの出現が切望されていた。
(1)の台輪(4)部の内側空間を収納スペースとして
活用するため、側板(2)の台輪取付用の切欠部(3)
正面に取り付けた台輪(4)を使用しないようにした場
合、切欠部(3)に切欠バリ等が露出して美観が損わ
れ、さらに、台輪(4)を使用しない部分を埋め合わせ
る必要があり、実用に供し得るキャビネットが得られな
いという問題があった。
みてなされたものであり、上記の問題点を解消し、キャ
ビネット本体の台輪部の内側空間を収納スペースとして
活用すべく、従来の台輪仕様のキャビネットと同一の側
板を使用してキャビネット本体の最下段に位置せる引出
し部から台輪部にかけて引出しを形成することができる
キャビネットを提供することを目的としている。
の課題を解決するためになされたものであって、第1の
発明は、キャビネット本体を構成する側板の前端縁部下
端に形成せる台輪取付用の切欠部正面に柱状カバーを被
着し、かつ柱状カバーの内側面後端縁部全長にわたって
隠ぺい片を突設すると共に、キャビネット本体の最下段
に位置せる引出し部から台輪部にかけて引出しを形成し
て成ることを特徴とするキャビネットを提供する。
L形カバーを被着して成る前記のキャビネットを提供す
る。
特徴をもつものであるが、以下、その実施の形態につい
て説明する。
実施形態を例示し、図1はキャビネットの要部斜視図、
図2はキャビネットの要部正面図、図3はキャビネット
の全体斜視図、図4は引き出しの拡大側面図、図5はカ
バーの被着状態を示す要部拡大分解斜視図、図6はカバ
ーの横断面図、図7はカバーの側面図、図8はカバーの
背面図である。
ば、図1〜図8に例示したように、キッチンキャビネッ
ト等のキャビネットのキャビネット本体(1)を構成す
る側板(2)の前端縁部下端に打ち抜き加工を施して台
輪取付用の切欠部(3)を形成し、該切欠部(3)正面
に合成樹脂等からなるカバー(5)を当接し、接着剤等
により固着して被着すると共に、キャビネット本体
(1)の最下段に位置せる引出し部(6)から台輪部
(7)にかけて引出し(8)を形成して成るキャビネッ
トに関するものである。
ット本体の最下段に位置せる引出し部から台輪部にかけ
て引出しを形成する場合には、例えば、図1、図3およ
び図4に例示したように、キャビネット本体(1)の最
下段に位置せる引出し部(6)の前面板(9)に比して
台輪部(7)の前面板(10)は通常奥部に引っ込んで
いるため、図4に例示したように、引出し部(6)の前
面板(9)と台輪部(7)の前面板(10)を連結金具
(11)を介して連結一体化することによって引出し部
(6)から台輪部(7)にかけて収納箱体よりなる引出
し(8)を形成すれば良い。
うに、引出し部(6)の前面板(9)両側端縁部はキャ
ビネット本体(1)の側板(2)前端面部に当接するよ
うに幅広の前面板(9)を使用すると共に台輪部(7)
の前面板(10)はキャビネット本体(1)の側板
(2)間に嵌合するように幅狭の前面板(10)を使用
する。
構成においては、キャビネット本体(1)を構成する側
板(2)の前端縁部下端に形成せる台輪取付用の切欠部
(3)正面にカバー(5)を被着しているので、従来の
ように切欠部(3)に切欠バリ等が露出して美観が損わ
れるおそれがなく、さらに、切欠部(3)の台輪(4)
を使用しない部分をカバー(5)で埋め合わせることが
でき、従って、従来の台輪仕様のキャビネットと同一の
側板(4)を使用してキャビネット本体(1)の最下段
に位置せる引出し部(6)から台輪部(7)にかけて引
出し(8)を形成することができ、台輪部(7)の内側
空間を収納スペースとして活用できる。
一要部としては、例えば、図1および図5〜図8に例示
したように、上記第1の発明において、切欠部(3)正
面に被着するカバー(5)として合成樹脂等からなる角
柱形の柱状カバー(12)を被着して成るキャビネット
に関するものである。
図5〜図8に例示した角柱形の柱状カバー(12)の代
りに、円柱形等、所望の形状の柱状カバーを使用しても
良い。
構成における一要部においては、切欠部(3)正面に被
着するカバー(5)として柱状カバー(12)を使用し
ているので、切欠部(3)正面の美観向上およびカバー
(5)取付作業が簡単、迅速に行える。
異った要部としては、例えば、図5〜図8に例示したよ
うに、上記一要部において、柱状カバー(12)の内側
面後端縁部全長にわたって長尺板片状の隠ぺい片(1
3)を一体に突出形成して突設して成るキャビネットに
関するものである。
ば、図5〜図7に例示したように、柱状カバー(12)
の内側面部全長にわたって軟質合成樹脂等からなる長尺
舌片状の密封舌片(14)を突出形成すると、柱状カバ
ー(12)と引出し(8)との間隙の密封性が向上する
ので最適である。
構成における異った要部においては、柱状カバー(1
2)の内側面後端縁部全長にわたって隠ぺい片(13)
を突設しているので、切欠部(3)の切欠バリ等を隠ぺ
い片(13)によって確実に隠ぺいして美観を向上させ
ることができる。
ば、図5〜図7に例示したように、柱状カバー(12)
の厚さ(A)および色柄(着色、模様等)を、該柱状カ
バー(12)と隣接する図3に例示したような台輪
(4)と同等に形成しておくのが好ましい。
よび色柄を台輪(4)と同等に形成する場合には、柱状
カバー(12)と台輪(4)との表面に段差を生ずるこ
となく面一に揃えると共に色柄が異って違和感を与える
ことがないように柱状カバー(12)の厚さ(A)およ
び色柄を可及的に同一に形成するのが好ましい。
(A)および色柄を台輪(4)と同等に形成した場合に
は、柱状カバー(12)と台輪(4)との表面に段差を
生じたり、色柄が異って違和感を与えたりするおそれが
なく、美感を向上させることができる。
一実施形態を例示し、図9は断面L形カバーの被着状態
を示す要部拡大分解斜視図、図10は断面L形カバーの
平面図、図11は断面L形カバーの側面図、図12は断
面L形カバーの正面図、図13は断面L形カバーの要部
拡大縦断面図、図14は断面L形カバーにおける取付ダ
ボの拡大正面図である。
図14に例示したように、上記第1の発明において、側
板(2)の切欠部(3)天井面に合成樹脂、金属等から
なる断面L形カバー(15)を当接、固着して被着して
成るキャビネットに関するものである。
板(2)の切欠部(3)天井面に断面L形カバー(1
5)を被着する場合には、例えば、図9〜図14に例示
したように、外周胴部長手方向に複数本の突条(16)
を突設した取付ダボ(17)を断面L形カバー(15)
の直立片(18)内側面部に突設すると共に側板(2)
の切欠部(3)近傍の内側面部にダボ穴(19)を穿設
し、図9に例示したように、側板(2)のダボ穴(1
9)に断面L形カバー(15)の取付ダボ(17)を強
制的に嵌挿して突条(16)にて押圧固定することによ
って側板(2)の切欠部(3)天井面に断面L形カバー
(15)を被着すれば良い。
に、断面L形カバー(15)の直立片(18)の周端面
部(20)にアールを付けると引出し(8)の出し入れ
を円滑に行うことができるので最適である。
ては、切欠部(3)天井面に断面L形カバー(15)を
被着しているので、切欠部(3)の正面と共に天井面も
カバーでき、切欠部(3)の内周面部全面の美感を向上
させることができる。
(22)は流し台のシンクである。もちろん、この出願
の発明は、以上の実施形態によって限定されるものでは
ない。キャビネット本体の形状および構造、カバーの形
状、引出しの形状および構造等の詳細については様々な
実施形態が可能であることは勿論である。
明によって、従来の台輪仕様のキャビネットと同一の側
板を使用してキャビネット本体の最下段に位置せる引出
し部から台輪部にかけて引出しを形成することができ
る。
トの要部斜視図である。
である。
被着状態を示す要部拡大分解斜視図である。
ある。
カバーの被着状態を示す要部拡大分解斜視図である。
平面図である。
る。
正面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 キャビネット本体を構成する側板の前端
縁部下端に形成せる台輪取付用の切欠部正面に柱状カバ
ーを被着し、かつ柱状カバーの内側面後端縁部全長にわ
たって隠ぺい片を突設すると共に、キャビネット本体の
最下段に位置せる引出し部から台輪部にかけて引出しを
形成して成ることを特徴とするキャビネット。 - 【請求項2】 切欠部天井面に断面L形カバーを被着し
て成る請求項1記載のキャビネット。
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