JP3500409B2 - チャック装置 - Google Patents

チャック装置

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JP3500409B2
JP3500409B2 JP01737993A JP1737993A JP3500409B2 JP 3500409 B2 JP3500409 B2 JP 3500409B2 JP 01737993 A JP01737993 A JP 01737993A JP 1737993 A JP1737993 A JP 1737993A JP 3500409 B2 JP3500409 B2 JP 3500409B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、主軸の先端に取付けら
れ、ワークをクランプするチャック装置に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来、主軸の先端に取付けられ、ワーク
をクランプするチャック装置には、例えば、実公昭54
─22623号公報に記載されているものがある。この
ものは、2組のラチェットホイールのうち、一方のラチ
ェットホイールに偏心カムを円周上略3等分割位置に旋
回可能に枢支し、前記他方のラチェットホイールから突
出した係合ピンを前記偏心カムに係合させ、一方のラチ
ェットホイールをスプリングによって他方のラチェット
ホイールに対して相対回動させることにより前記偏心カ
ムをワークをクランプする方向に回動付勢し、主軸台前
面部に取付けた直動シリンダ装置により進退作動される
制止軸の一方のラチェットが前記一方のラチェットホイ
ールに係合して一方のラチェットホイールを回り止め
し、制止軸の他方のラチェットが他方のラチェットホイ
ールに係合して前記スプリングによる回転付勢方向とは
逆方向に一方のラチェットホイールを他方のラチェット
ホイールに対して相対回転させることにより前記偏心カ
ムを開き方向に旋回してアンクランプ状態で工作物の脱
着を行うものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記の従来装置では、
前記一方のラチェットホイールを回転拘束し、他方のラ
チェットホイールを回転させる制止軸およびラチェット
と、制止軸を進退駆動する直動シリンダ装置等が主軸台
前面に設置されているため、これがスペースを広くと
り、定寸装置、端面測定装置、仮受台等のツーリング部
品の設置の邪魔になっている。 【0004】また、2組のラチェットホイールが必要と
なり、構造が複雑で組付に時間がかかる問題があった。
さらに、構造が複雑なために部品点数が多くなり、ワー
クを挟持する際、チャック装置の自重によりワーク支持
中心がずれるおそれがあり、加工精度不良の要因となっ
ていた。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のチャック装置
は、上述した問題を解決するためになされたもので、主
軸台の主軸の先端に取付けられたシリンダハウジング
と、このシリンダハウジング内に主軸回転軸線方向に摺
動可能に嵌挿され、作動流体によって主軸回転軸線方向
に進退する、前記シリンダハウジングに対して相対回転
可能なピストンと、このピストンの外周もしくは前記シ
リンダハウジング内周に主軸回転軸線に対して一定の傾
斜角度を有して設けられた傾斜長溝と、前記シリンダハ
ウジングの内周もしくは前記ピストンの外周に突設さ
れ、前記傾斜長溝に係合する固定ピンと、前記シリンダ
ハウジングに対して一体的に設けられた面板と、この面
板の円周上複数の位置に主軸回転軸線と平行な軸線回り
に旋回可能に枢支され、ワークをクランプする爪部材
と、各爪部材に爪部材の旋回方向に係合し、前記ピスト
ンに固着された係合ピンとを備えたことを特徴とするも
のである。 【0006】 【作用】上記のように構成されたチャック装置は、前記
シリンダに作動流体が供給されると、前記ピストンが前
記主軸の前方もしくは後方に移動される。この時、前記
傾斜長溝と前記固定ピンの係合により前記ピストンが一
方向もしくは他方向に回転される。これにより、前記係
合ピンを介して前記爪部材がワークをクランプする方向
もしくはアンクランプする方向に旋回され、ワークをク
ランプもしくはアンクランプする。 【0007】以上のように、ワークのクランプ、アンク
ランプを行えるようにしたので、爪部材をアンクランプ
状態に作動する直動シリンダ装置等が主軸台前面から排
除され、主軸台前方のスペースを確保できる。また、部
品点数の削減となり、コスト低減ならびにチャック装置
の組付時間の短縮をすることができる。 【0008】さらに、ワークにかかる重量は面板と爪部
材のみとなり、軽量化され、加工精度不良発生の可能性
が激減される。 【0009】 【実施例】本発明の実施例について、図面に基づき説明
する。図1において、1は主軸台本体で、この主軸台本
体1内に主軸2が回転可能に軸承されている。この主軸
2の先端にはセンタ3が主軸回転軸線と同心に嵌着され
ている。また、主軸2の後端にはプーリ4が結合され、
このプーリ4はベルト5等を介して主軸台本体1に設け
られたモータ6によって回転駆動されるようになってい
る。 【0010】前記主軸2の先端にはシリンダハウジング
7が固設され、このシリンダハウジング7内にピストン
8が主軸回転軸線方向に摺動可能に嵌挿され、シリンダ
ハウジング7とピストン8とでシリンダ室9が形成され
ている。また、前記主軸2内には流体供給通路10が形
成されており、この流体供給通路10の一端は前記シリ
ンダ室9に開口しており、他端は主軸2の後方に設けら
れたディストリビュータ11を介してエアーポンプ12
に連通している。エアーポンプ12とディストリビュー
タ11との間には方向切換弁13が設けられ、この方向
切換弁13はシリンダ室9へのエアーの供給を行う供給
ポート13aと、エアーの供給を遮断する遮断ポート1
3bとから構成されている。 【0011】ピストン8の外周には、図1、図3に示す
ように、主軸回転軸線に対して一定の傾斜角度を有する
傾斜長溝14が設けてあり、また、前記シリンダハウジ
ング7内に突起し、前記傾斜長溝14に係合する固定ピ
ン15が前記シリンダハウジング7に螺着されている。
これにより、ピストン8は摺動する際に所定量回転する
ことになる。 【0012】ここで、他の変形例として、傾斜長溝14
をシリンダハウジング7の内周に設け、傾斜長溝14に
係合する固定ピン15をピストン8の外周に突起して設
けても良い。前記シリンダハウジング7の前面には図3
に示すようにセンタ3を挿通する固定部材16が固着さ
れており、この固定部材16の前面に同様にセンタ3を
挿通する面板17がボルト18により固着されている。
この面板17の円周上略3等分割位置に中空円筒状の支
持部材19が各々固着され、この支持部材19にブッシ
ュ20を介して爪部材21が主軸回転軸線と平行な軸線
回りに旋回可能に枢支されている。この3つの爪部材2
1が旋回することにより、ワークWをクランプ、アンク
ランプするようになっている。 【0013】前記ピストン8の前面には各爪部材21と
対応する位置で係合ピン22が主軸回転軸線回りと平行
に突出して圧入されており、この係合ピン22に爪部材
21の旋回方向に係合する係合溝23が前記爪部材21
に設けられている。前記ピストン8が回転することによ
って係合ピン22を介して爪部材21がワークWをクラ
ンプもしくはアンクランプする方向に旋回されるように
なっている。 【0014】前記固定部材16の後面側には段部16a
が形成されており、この段部16aにスラストワッシャ
24が取り付けられており、前記ピストン8とスラスト
ワッシャ24との間にスプリング25が介挿され、この
スプリング25によりピストン8を主軸回転軸線方向の
後方に付勢している。このスプリング25の付勢力によ
り、ピストン8、係合ピン22を介して前記爪部材21
がワークWをクランプする方向に旋回されるようになっ
ている。つまり、スプリング25の付勢力がワークWを
クランプするクランプ力となっている。 【0015】なお、図2中、一点鎖線で示される26は
ワークWのアンクランプ時の爪部材21の作動位置を表
している。次に、上記の構成における作動を説明する。
図1、図3に示すように、ピストン8が後退端に位置し
た状態で、3つの爪部材21はスプリング25の付勢力
によりワークWをクランプしている。 【0016】この状態で、モータ6によりプーリ4を介
してワークWをクランプしたチャック装置と主軸2を一
体的に回転させることで、ワークWを回転駆動し、図示
しない加工装置によりワークWの加工を行う。加工終了
後、モータ6を停止させ、ワークWをアンクランプ状態
にするには、方向切換弁13を遮断ポート13bから供
給ポート13aに切り換え、エアーポンプ12からディ
ストリビュータ11、流体供給通路10を介してシリン
ダ室9にエアーを供給する。これによって、ピストン7
が主軸2の前方に移動されるとともに、固定ピン15と
傾斜長溝14の係合により回転される。このピストン8
の回転によって係合ピン22を介して爪部材21がワー
クWをアンクランプする方向に図2に示す作動位置26
まで旋回され、ワークWをアンクランプする。 【0017】次に、作業者によってワークWを交換し、
新しいワークWをクランプする場合、ワークWをセンタ
3と図示しない心押台の心押センタによって挟持した
後、方向切換弁13を供給ポート13aから遮断ポート
13bに切り換え、エアーポンプ12からシリンダ室9
へのエアーの供給を停止させる。エアーの供給の停止に
よって、ピストン8はスプリング25の付勢力により後
方に移動されるとともに、アンクランプ時とは逆方向に
回転される。このピストン8の回転によって係合ピン2
2を介して爪部材21がワークWをクランプする方向に
旋回され、ワークWをクランプする。 【0018】以上のように、ワークWのクランプ、アン
クランプを行えるようにしたので、爪部材21をアンク
ランプ状態に作動する直動シリンダ装置等が主軸台前面
から排除され、主軸台前方のスペースを確保できる。ま
た、部品点数の削減となり、コスト低減ならびにチャッ
ク装置の組付時間の短縮をすることができる。 【0019】さらに、ワークWにかかる重量は面板17
と爪部材21のみとなり、軽量化され、加工精度不良発
生の可能性が激減される。ここで、他の変形例として、
作動流体によるピストン8の摺動により爪部材21がク
ランプ方向に旋回され、スプリング25の付勢力による
ピストン8の摺動により爪部材21がアンクランプ方向
に旋回されるように構成しても良い。 【0020】また、爪部材21のクランプ、アンクラン
プを行うピストンの摺動を共に作動流体によって行うよ
うに構成にしても良い。 【0021】 【発明の効果】以上述べたように本発明のチャック装置
は、主軸台の主軸の先端に取付けられたシリンダハウジ
ングと、このシリンダハウジング内に主軸回転軸線方向
に摺動可能に嵌挿され、作動流体によって主軸回転軸線
方向に進退する、前記シリンダハウジングに対して相対
回転可能なピストンと、このピストンの外周もしくは前
記シリンダハウジング内周に主軸回転軸線に対して一定
の傾斜角度を有して設けられた傾斜長溝と、前記シリン
ダハウジングの内周もしくは前記ピストンの外周に突起
して設けられ、前記傾斜長溝に係合する固定ピンと、前
記シリンダハウジングに対して一体的に設けられた面板
と、この面板の円周上複数の位置に主軸回転軸線と平行
な軸線回りに旋回可能に枢支され、ワークをクランプす
る爪部材と、各爪部材に爪部材の旋回方向に係合し、前
記ピストンに固着された係合ピンとを備えた構成である
ので、爪部材をアンクランプ状態に作動する直動シリン
ダ装置等が主軸台前面から排除され、主軸台前方のスペ
ースを確保でき、また、部品点数の削減となり、コスト
低減ならびにチャック装置の組付時間の短縮をすること
ができ、さらに、ワークにかかる重量は面板と爪部材の
みとなり、軽量化され、加工精度不良発生の可能性が激
減される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例であるチャック装置の縦断面図
である。 【図2】本発明の実施例であるチャック装置の正面図で
ある。 【図3】本発明の実施例であるチャック装置の要部拡大
断面図である。 【符号の説明】 W ワーク 1 主軸台本体 2 主軸 7 シリンダハウジング 8 ピストン 14 傾斜長溝 15 固定ピン 17 面板 21 爪部材 22 係合ピン 23 係合溝
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 31/12 B23B 31/103 B23B 33/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】【請求項1】 主軸台の主軸の先端に取付けられたシリ
    ンダハウジングと、このシリンダハウジング内に主軸回
    転軸線方向に摺動可能に嵌挿され、作動流体によって主
    軸回転軸線方向に進退する、前記シリンダハウジングに
    対して相対回転可能なピストンと、このピストンの外周
    もしくは前記シリンダハウジング内周に主軸回転軸線に
    対して一定の傾斜角度を有して設けられた傾斜長溝と、
    前記シリンダハウジングの内周もしくは前記ピストンの
    外周に突設され、前記傾斜長溝に係合する固定ピンと、
    前記シリンダハウジングに対して一体的に設けられた面
    板と、この面板の円周上複数の位置に主軸回転軸線と平
    行な軸線回りに旋回可能に枢支され、ワークをクランプ
    する爪部材と、各爪部材に爪部材の旋回方向に係合し、
    前記ピストンに固着された係合ピンとを備えたことを特
    徴とするチャック装置。
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