JP3500333B2 - 電子カメラ及び電子カメラの制御方法 - Google Patents

電子カメラ及び電子カメラの制御方法

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JP3500333B2
JP3500333B2 JP23706399A JP23706399A JP3500333B2 JP 3500333 B2 JP3500333 B2 JP 3500333B2 JP 23706399 A JP23706399 A JP 23706399A JP 23706399 A JP23706399 A JP 23706399A JP 3500333 B2 JP3500333 B2 JP 3500333B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望の画像を撮像
し、この画像情報を記録・表示することが可能な電子カ
メラ及び電子カメラの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子カメラにおいては、撮影された被写
体の画像は一旦内蔵メモリに画像データとして格納さ
れ、その画像データを使用して画像処理を行うことによ
って、画像がLCDなどの表示装置に表示されたり、或
いは着脱可能なメモリなどの外部記憶装置に記録され
る。しかし、この電子カメラにおいては、画像処理を行
った場合に、様々な中間画像データも併せて内蔵メモリ
に記憶されている。例えば、CCDなどの撮像素子から
出力されるアナログ信号を撮像回路を経てデジタル信号
に変換された画像処理前の第1の画像データや、第1の
画像データをRGB化した第2の画像データや、第2の
画像データをYC化した第3の画像データや、第3の画
像データを拡大或いは縮小等の画像処理を施した第4の
画像データなどを全て一時的に記録している。また、記
録の場合には、第4の画像を圧縮処理した後の、例え
ば、JPEGデータも記録が終了するまで記憶されてい
ることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電子カ
メラにおいては、上記のように内蔵メモリに第1の画像
データから第4の画像データ、更にはJPEGデータも
処理毎に一時的に格納されているので、これらを全て一
時記憶するのに十分なメモリ容量を必要としている。従
って、より高画質になるに従い処理に必要なメモリ容量
も増加していくので、コストが増加するという問題があ
る。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、効率的なメモリ利用を可能にした電子カ
メラ及び電子カメラの制御方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような手段を講じた。
【0006】本発明の一局面に係る電子カメラは、撮影
して得られた画像情報を一時的に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段から前記画像情報を読み出して所定の画像
処理を行う画像処理手段と、前記記憶手段に画像情報を
記憶するときに、記憶アドレスを含む記憶制御を行う制
御手段とを備え、前記記憶手段は、少なくとも、前記画
像処理手段で画像処理を行う画像の中で最もデータ量の
多い画像を記憶可能な記憶容量と前記画像処理を行う際
に必要な記憶容量とを含む記憶領域を備え、前記制御手
段は、画像処理前の第1の画像情報を前記記憶手段に記
憶する際には、前記記憶手段の前記記憶領域の開始アド
レスに所定のオフセットを加えたアドレスから前記第1
の画像情報を記憶し、前記画像処理手段による画像処理
後の第2の画像情報を前記記憶手段に記憶する際には、
前記第1の画像情報が記憶された領域のうち、以降の画
像処理に使用する画像情報が記憶された記憶領域には前
記第2の画像情報を上書きせず、以降の画像処理に不要
な画像情報が記憶された記憶領域には前記第2の画像情
報を上書きするように、前記第1の画像情報の記憶開始
アドレスにオフセット量を加えて前記第2の画像情報の
記憶開始アドレスを設定することを特徴とする。これに
より、画像処理前の画像情報のうち既に不要となった画
像データの格納されていた部分に画像処理後のデータを
上書き可能となるので、前記記憶手段の有効利用が可能
となる。更に、記憶手段の記憶容量が少なくて済むの
で、機器のコストを低減することができる。
【0007】上記の電子カメラにおいて、前記所定のオ
フセット量は、画像処理の種類や、処理前及び処理後の
画像情報のデータ量、データ転送速度、データ処理速度
等に応じて設定されることを特徴とする。このようにす
ることで、前記記憶手段の使用効率を最適化し、必要最
小限の容量に抑えることができる。
【0008】更に、前記オフセット量を、前記少なくと
も2つの画像情報のうち、1つの画像情報には前記画像
処理手段で処理された画像を上書きしないように、画像
処理の種類や、処理前及び処理後の画像情報のデータ量
に応じて設定したので、必要な画像情報が上書きされる
ことなく前記記憶手段にそのまま残るので、必要な画像
情報の再利用が可能になる。
【0009】また、上記の電子カメラにおいて、前記画
像処理は、3次以上の高次多項式の近似式による補間処
理による画像処理を含むことを特徴とする。高精度かつ
高速な補間処理により、高性能かつ安価な電子カメラが
提供できる。本発明の他の局面に係る電子カメラの制御
方法は、撮影して得られた画像情報を一時的に記憶部に
記憶し、前記記憶部から前記画像情報を読み出して所定
の画像処理を行い、画像処理後の画像情報を前記記憶部
に再度記憶する際には、前記画像処理前の画像情報が記
憶された領域のうち、以降の画像処理に使用するデータ
が記憶された記憶領域には前記画像処理後の画像情報を
上書きせず、以降の画像処理に不要なデータが記憶され
た記憶領域には前記画像処理後の画像情報を上書きする
ように、前記画像処理前の画像情報の記憶開始アドレス
にオフセット量を加えて前記画像処理後の画像情報の記
憶開始アドレスを設定することを特徴とする。これによ
り、画像処理前の画像情報のうち既に不要となった画像
データの格納されていた部分に画像処理後のデータを上
書き可能となるので、前記記憶手段の有効利用が可能と
なる。更に、記憶手段の記憶容量が少なくて済むので、
機器のコストを低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施形態に係る電子カ
メラのシステム構成を示す概略ブロック図である。図1
を参照して本発明に係る電子カメラの概略構成を説明す
る。
【0012】撮影レンズ系11を通過した被写体の画像
は、撮像素子12で電気信号に変換される。撮像素子1
2で変換された電気信号は、撮像回路13でアナログ画
像信号に変換された後に、A/D変換器14によってデ
ジタル画像信号に変換される。そして、このデジタル画
像信号は、所定の処理を経て、例えば、外部メモリであ
る着脱可能な着脱メモリ20(例えば、フラッシュメモ
リ、スマートメディア等)にインターフェース(I/
F)21を介して記録される。なお、着脱メモリ20は
通常カードスロット22に装着される。また、電子カメ
ラは、高速な内蔵メモリ30(例えば、ランダムアクセ
スメモリ(RAM)等)を有しており、各画像処理にお
ける作業用メモリとして、或いは一時的な画像記憶手段
としての高速バッファとして使用される。
【0013】画像処理回路40は、A/D変換器14に
よりデジタル化された画像データからRGB信号への変
換、画素数の変換、データの圧縮、伸長などの処理を行
う。
【0014】また、電子カメラには、通常画像表示用の
LCD50(液晶表示装置)が搭載されており、このL
CD50は、着脱メモリ20に記録された画像の確認
や、撮影しようとする画像を表示する。このLCD50
に表示される画像は内蔵メモリ30からの画像情報を一
旦ビデオメモリ51に取り込み、次に、ビデオ出力回路
52で、ビデオ画像に変化して、画像表示LCD50に
画像が表示可能となっている。また、ビデオ出力回路5
2の出力はビデオ出力用の外部端子53を介して外部表
示装置にビデオ画像が出力できるようになっている。
【0015】シスコン70は、電子カメラの各機器の全
体の制御を行うもので、その機能の詳細は後述する。シ
スコン70は、レリーズからなる操作部73からの入力
を受け付けて、レリーズの操作によって撮像を行った
り、画像処理を図示しない画像処理回路40に依頼した
りする。また、シスコン70は、被写体の撮像時におけ
る光量が不足している場合には、ストロボ発光部71に
依頼してストロボをオンにして撮影するように制御す
る。また、シスコン70には図示しない撮影距離検出部
があり、被写体との距離を検出する機能を有する。ま
た、操作部73は、各種モードの設定も行うことができ
るようになっており、そのモード設定はモードLCDに
表示される。
【0016】外部インターフェース(外部I/F)61
は、外部入出力端子60に接続されて、外部機器とのデ
ータの入出力を行う。この外部入出力端子60には、例
えば、パーソナルコンピュータ等が接続されて、着脱メ
モリ20内の画像をパーソナルコンピュータ等に転送し
たり、パーソナルコンピュータ等から画像データを入力
したりする。
【0017】また、電子カメラの各部は基本的に電池に
より駆動するようになっており、電源部80を介してカ
メラ電池81からの電力によってカメラの各部が駆動す
るようになっている。また、カメラ電池81は電源部8
0の制御により充電可能なものとなっている。
【0018】図1に示した内蔵メモリ30に格納される
データの管理について図2を参照して説明する。図2
は、メモリ30のデータ格納領域の各データマッピング
を示す図であり、図2の(a)は従来のメモリマップを
示し、図2の(b)及び(c)は本発明に係るメモリマ
ップを示す図である。なお、この動作に係る制御は全て
シスコン70で行われるので、特にシスコン70に係る
動作である旨の説明は以下の説明では省略する。
【0019】図2(a)に示すように、従来では、撮影
データ、RGB化したデータ(「RGBデータ」と称す
る)、RGBデータをYC化したデータ(「YCデー
タ」と称する)、YCデータの画像処理(例えば、画像
処理)後のデータ、JPEGデータなどが、その処理が
終了する毎に、前のデータのすぐ後のメモリ領域に追加
記録されている。例えば、撮影データのすぐ後にはRG
Bデータが書かれ、そのすぐ後には、YCデータが書か
れている。このように、メモリ上に処理後のデータを追
加記録していく方法では、各画像処理毎に作成される画
像データに応じたメモリ量を加えたメモリの容量が必要
になる。従って、今後、更に高画質になるに従って1つ
の画像データに必要なメモリ量が増加するので、全体の
処理に必要なメモリ量は飛躍的に増大することになり、
メモリの効率的な利用が要求される。
【0020】図2の(b)は、本発明に係るメモリ管理
方法を説明するための図である。図2の(b)画像処理
後のデータを画像処理前のデータに上書きすることによ
って、メモリの効率的な利用を可能としている。すなわ
ち、通常メモリにデータを書き込む場合に、ユーザエリ
アの最初のアドレス(例えば「000」とする)からデ
ータが書き込まれていく。図2の(b)においては、例
えば、撮影データの開始アドレスをユーザエリアの最初
の「000」からでなく、まず、撮影データの全てのデ
ータがメモリに記憶できるような領域のアドレスから開
始する(例えば、「500」から「800」とする。な
お、この操作を「オフセット」と称する)。次に、撮影
データをRGB化するときに、その開始アドレスを「4
00」とし、「750」までデータが書かれるものとす
る。このようにすると、RGBデータを作成していると
きに、撮影データの一部(上書き部分1)がRGBデー
タで上書きされて失われることになるが、撮影データと
RGBデータの両者で、従来は、300+350=65
0番地分のアドレスが必要であったが、本発明では40
0から800の400番地分の容量を用意すればよいこ
とになる。以下同様に、例えば、YCデータを例えば3
00番地から書き込み、画像処理後のデータを200番
地から書き込み、JPEGデータを100番地から書き
込むようにすれば、処理に必要のなくなったデータに処
理後のデータが上書きされていくので、必要とされるメ
モリ量を減少させることが可能である。すなわち、本発
明では、メモリ容量として要求されるのは、画像処理を
行う画像の中で最もデータ量の多い画像を記憶できるよ
うなメモリ容量に、上書き作業に必要なメモリ容量を加
えたメモリ容量のみである。従って、電子カメラに高画
質が要求されて画像情報のデータ量が増加した場合であ
っても、画質の向上分のメモリ容量の増加を見込めばよ
いので、従来のように、画質の向上に伴うメモリ容量の
非常に大きな増加は必要がなくなる。
【0021】図2の(b)のようなメモリ管理方法が可
能な理由を撮影データからRGBデータを作成する場合
を例にとって簡単に説明する。
【0022】撮影データからRGBデータを作成する場
合に、撮影データを全て読み込んで一括して処理するこ
とは非常に処理効率が悪い。本発明の実施形態では、内
蔵メモリ30から、例えば、1ブロック(例えば、8×
8バイト、32×32バイト)毎にデータを読み込ん
で、RGB化してRGBデータを撮影データの次の領域
に書き込む。以下同様に、次の1ブロックのデータを読
み出してRGB化したRGBデータを先に処理したデー
タの後ろに書き込んでいく。本発明では、撮影データか
らRGBデータを作成して、RGBデータを書き込む際
に、RGBデータが撮影データからできるように、撮影
データの開始アドレスにオフセット量を加えたアドレス
を開始アドレスとして与え、撮影データにRGBデータ
を上書きしていく。この場合に、RGBデータが全て作
成できるように未処理撮影データ上にRGBデータを書
き込まないようにオフセット量が選ばれる。このオフセ
ット量は、画像処理後の予測データ量を算出することに
よって容易に知ることが可能である。他の画像処理後の
データの書き込み(上書き)については、上記と同様で
あるので、省略する。
【0023】上記の動作によって、メモリ上には、完全
なデータとしては、最終的には、例えば、画像処理後の
表示用のデータ或いは記録用のJPEGデータしか残ら
ないことになるが、基本的に、他のデータは必要としな
いデータであるので、消去しても構わない。従って、上
記のメモリ管理によって、効率的なメモリ利用が可能と
なる。
【0024】なお、例えば、上記のように全ての画像処
理前のデータが上書きされるのでは問題がある場合、例
えば、撮影データを処理の都合上で残したい場合が考え
られる。すなわち、表示と記録の両方で撮影データを使
用したい場合が考えられる。この場合には、図2の
(c)に示すように、残しておきたい撮影データは上書
きしないようにしておき、他のメモリ領域で、上記のよ
うなメモリ管理を行えばよい。
【0025】また、このメモリ領域は、画像処理に3次
以上の高次多項式を用いた近似式による補間を行うため
のメモリとしても使用可能であって、この補間方法は、
高精度かつ高速な補間方法として有用である。図3及び
図4を用いて、3次多項式を用いた近似式による補間に
よる画像処理の概要について説明する。
【0026】図3は、1次元の補間モデルを示す図であ
る。図3の(a)に示すように、従来では、2点間を結
ぶ直線によって所望の位置における出力値を計算する直
線補間が一般的であった。このようにすると、計算に必
要な既知の出力値を有する位置は2点でよいが、あくま
でも2点間の比例平均の出力値を求めることになるの
で、例えば、その2点間に最大値又は最小値がある場合
でも、検出できないことになる。本発明では、この補間
精度を上げるために、少なくとも3次以上の多次多項式
による近似式を用いて所望の位置における出力値を得て
いる。図3では、4点の値から3次多項式の係数を求め
て、求められた3次多項式による近似式に位置データを
入れて出力を得ている例を示す。なお、この3次多項式
による近似式による補間は「Cubic補間」とも称す
る。図3において、位置n−1、n、n+1、n+2の
4点の出力値から3次多項式の係数を求め、その3次多
項式から位置x′における出力値を求めることによって
所望の位置における補間値が得られることになる。これ
を例えば、直線補間で行った場合を考慮すると、最大値
を有する位置はn+1になるので、本発明の場合と異な
り、正確な位置が得られないことが明らかである。
【0027】図4は、本発明に適用される補間演算回路
90のブロック図である。補間演算回路90は補間位置
算出部91と、補間位置修正部92と、補間係数テーブ
ル93と、補間演算部94と、バッファメモリ31とか
らなる。なお、補間位置算出部91から補間演算部94
の機能はシスコン70で行われる。具体的には、補間演
算回路90は次のような動作を行う。
【0028】内蔵メモリ30からの元画像データが補間
位置算出部91と補間演算部94とに入力する。補間位
置算出部91は、入力データに基づいて、例えば、図3
(b)における、n点とn+1点との間の補間位置x′
を算出する。次に、補間位置修正部92は、演算を簡略
化するために、例えば、n点とn+1点との間を16等
分した場合におけるx′点に最も近い点に補間位置をメ
モリ領域31からのデータに基づいて修正する。このよ
うに補間位置を修正することにより、予め用意された補
間係数テーブル93を用いて修正された補間位置におけ
る出力を算出することができるので、複雑な計算を行う
ことなく、高速に補間位置における出力値が算出可能と
なる。なお、この補間位置の修正による誤差について
は、テーブルで補間係数を与えるようにしているため
に、細かくしすぎるとテーブルのデータ量が増えるので
現実的ではないが、ある程度、例えば上記のように16
等分した位置とすれば精度的には十分であるし、データ
量もさほど多くならないので、現実的といえる。
【0029】本発明は、上記の発明の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々変形して実施できるのは勿論である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られ
る。
【0031】本発明の一局面に係る電子カメラは、撮影
して得られた画像情報を一時的に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段から前記画像情報を読み出して所定の画像
処理を行う画像処理手段と、前記記憶手段に画像情報を
記憶するときに、記憶アドレスを含む記憶制御を行う制
御手段とを備え、前記記憶手段は、少なくとも、前記画
像処理手段で画像処理を行う画像の中で最もデータ量の
多い画像を記憶可能な記憶容量と前記画像処理を行う際
に必要な記憶容量とを含む記憶領域を備え、前記制御手
段は、画像処理前の第1の画像情報を前記記憶手段に記
憶する際には、前記記憶手段の前記記憶領域の開始アド
レスに所定のオフセットを加えたアドレスから前記第1
の画像情報を記憶し、前記画像処理手段による画像処理
後の第2の画像情報を前記記憶手段に記憶する際には、
前記第1の画像情報が記憶された領域のうち、以降の画
像処理に使用する画像情報が記憶された記憶領域には前
記第2の画像情報を上書きせず、以降の画像処理に不要
な画像情報が記憶された記憶領域には前記第2の画像情
報を上書きするように、前記第1の画像情報の記憶開始
アドレスにオフセット量を加えて前記第2の画像情報の
記憶開始アドレスを設定するようにした。これにより、
画像処理前の画像情報のうち既に不要となった画像デー
タの格納されていた部分に画像処理後のデータを上書き
可能となるので、前記記憶手段の有効利用が可能とな
る。更に、記憶手段の記憶容量が少なくて済むので、機
器のコストを低減することができる。
【0032】また、上記の所定のオフセット量は、画像
処理の種類や、処理前及び処理後の画像情報のデータ量
に応じて設定されるようにしたので、前記記憶手段の使
用効率を最適化し、必要最小限の容量に抑えることがで
きる。
【0033】更に、前記オフセット量を、前記少なくと
も2つの画像情報のうち、1つの画像情報には前記画像
処理手段で処理された画像を上書きしないように、画像
処理の種類や、処理前及び処理後の画像情報のデータ量
に応じて設定したので、必要な画像情報が上書きされる
ことなく前記記憶手段にそのまま残るので、必要な画像
情報の再利用が可能になる。
【0034】更に、前記画像処理を、3次以上の高次多
項式の近似式による補間処理によって行うようにしたの
で、高精度かつ高速な補間処理により、高性能かつ安価
な電子カメラが提供できる。本発明の他の局面に係る電
子カメラの制御方法は、撮影して得られた画像情報を一
時的に記憶部に記憶し、前記記憶部から前記画像情報を
読み出して所定の画像処理を行い、画像処理後の画像情
報を前記記憶部に再度記憶する際には、前記画像処理前
の画像情報が記憶された領域のうち、以降の画像処理に
使用するデータが記憶された記憶領域には前記画像処理
後の画像情報を上書きせず、以降の画像処理に不要なデ
ータが記憶された記憶領域には前記画像処理後の画像情
報を上書きするように、前記画像処理前の画像情報の記
憶開始アドレスにオフセット量を加えて前記画像処理後
の画像情報の記憶開始アドレスを設定することを特徴と
する。これにより、画像処理前の画像情報のうち既に不
要となった画像データの格納されていた部分に画像処理
後のデータを上書き可能となるので、前記記憶手段の有
効利用が可能となる。更に、記憶手段の記憶容量が少な
くて済むので、機器のコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子カメラのシステ
ム構成を示す概略ブロック図。
【図2】メモリ管理マップを示す図。
【図3】1次元の補間モデルを示す図。
【図4】本発明に適用される補間演算回路90のブロッ
ク図。
【符号の説明】
11…撮影レンズ系、 12…撮像素子、 13…撮像回路、 14…A/D変換器、 20…着脱メモリ、 21…インターフェース(I/F)、 22…カードスロット、 30…内蔵メモリ、 31…補間処理用のメモリ領域、 40…画像処理回路、 50…LCD、 51…ビデオメモリ、 52…ビデオ出力回路、 53…外部端子、 70…シスコン 73…操作部、 71…ストロボ発光部、 61…外部インターフェース(外部I/F)、 80…電源部、 81…カメラ電池、 90…補間演算回路。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 5/225 - 5/243 H04N 101:00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影して得られた画像情報を一時的に
    憶する記憶手段と、 前記記憶手段から前記画像情報を読み出して所定の画像
    処理を行う画像処理手段と 前記記憶手段に画像情報を記憶するときに、記憶アドレ
    スを含む記憶制御を行う制御手段と を備え、前記記憶手段は、少なくとも、 前記画像処理手段で画像
    処理を行う画像の中で最もデータ量の多い画像を記憶可
    能な記憶容量と前記画像処理を行う際に必要な記憶容量
    とを含む記憶領域を備え、 前記制御手段は、画像処理前の第1の画像情報を前記記
    憶手段に記憶する際には、前記記憶手段の前記記憶領域
    の開始アドレスに所定のオフセットを加えたアドレスか
    ら前記第1の画像情報を記憶し、前記画像処理手段によ
    る画像処理後の第2の画像情報を前記記憶手段に記憶す
    る際には、前記第1の画像情報が記憶された領域のう
    ち、以降の画像処理に使用する画像情報が記憶された記
    憶領域には前記第2の画像情報を上書きせず、以降の画
    像処理に不要な画像情報が記憶された記憶領域には前記
    第2の画像情報を上書きするように、前記第1の画像情
    報の記憶開始アドレスにオフセット量を加えて前記第2
    の画像情報の記憶開始アドレスを設定する ことを特徴と
    する電子カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子カメラにおいて、前
    記所定のオフセット量は、画像処理の種類や、処理前及
    び処理後の画像情報のデータ量に応じて設定されること
    を特徴とする電子カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子カメラにおいて、前
    記記憶手段は、少なくとも2つの画像情報を記憶可能で
    あり、前記オフセット量は、前記少なくとも2つの画像
    情報のうち、1つの画像情報には前記画像処理手段で処
    理された画像を上書きしないように、画像処理の種類
    や、処理前及び処理後の画像情報のデータ量に応じて設
    定されることを特徴とする電子カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電子カメラにおいて、前
    記画像処理は、3次以上の高次多項式の近似式による補
    間処理による画像処理を含むことを特徴とする電子カメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電子カメラにおいて、前
    記第2の画像情報の記憶開始アドレスは、前記第1の画
    像情報の記憶開始アドレスよりも小さいことを特徴とす
    る電子カメラ。
  6. 【請求項6】 撮影して得られた画像情報を一時的に記
    憶部に記憶し、 前記記憶部から前記画像情報を読み出して所定の画像処
    理を行い、 画像処理後の画像情報を前記記憶部に再度記憶する際に
    は、前記画像処理前の画像情報が記憶された領域のう
    ち、以降の画像処理に使用するデータが記憶された記憶
    領域には前記画像処理後の画像情報を上書きせず、以降
    の画像処理に不要なデータが記憶された記憶領域には前
    記画像処理後の画像情報を上書きするように、前記画像
    処理前の画像情報の記憶開始アドレスにオフセット量を
    加えて前記画像処理後の画像情報の記憶開始アドレスを
    設定することを特徴とする電子カメラの制御方法
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