JP3499972B2 - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
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Description
着脱自在な電気回路カートリッジが設けられた内視鏡に
関する。
像素子を内蔵したいわゆる電子内視鏡等においては、内
視鏡検査室に備えられる全ての内視鏡の各々に全電子部
品を搭載するとコストがかかる。
ッジを内視鏡本体に対して着脱自在に設けて、一つの回
路カートリッジを複数の内視鏡本体に対して使用できる
ようにしたものがある(特開平4−126126号)。
ら、検査に使用した内視鏡を滅菌消毒する必要がある
が、完全な滅菌消毒を行うためには、内視鏡本体から回
路カートリッジを取り外して、各々を高圧蒸気滅菌装置
で滅菌消毒することが望ましい。
うな高圧蒸気滅菌を行うことを想定していなかったの
で、高圧蒸気滅菌装置内に置かれると内部に蒸気が侵入
し、故障してしまうことが多かった。
自在に設けられた電気回路カートリッジを高圧蒸気滅菌
することができる内視鏡を提供することを目的とする。
め、本発明の内視鏡は、内視鏡に用いられる電気回路を
構成する電気部品が収容されて内視鏡本体に対して着脱
自在な電気回路カートリッジを、滅菌消毒のための高温
高圧の蒸気中に放置されたときに内部と外部との間が通
じない耐蒸気シール構造に形成したことを特徴とする。
視鏡本体の各々に、接続の適合関係を表示するための指
標が設けられていてもよく、上記内視鏡の挿入部先端に
は内視鏡観察画像を撮像するための固体撮像素子が内蔵
されていて、上記指標が、上記固体撮像素子と上記電気
回路カートリッジとの間を結ぶ信号線の長さ又は上記挿
入部の長さに対応していてもよい。
本発明の第1の実施例の内視鏡を示しており、挿入部1
の先端に固体撮像素子2を内蔵し、対物光学系3によっ
て結像される内視鏡観察画像を電子信号として伝送する
いわゆる電子内視鏡である。
れた操作部5に連結されていて、図示されていないビデ
オプロセッサ兼光源装置に着脱自在に接続されるコネク
タ部10と操作部5との間が、可撓性ケーブル6によっ
て連結されている。
は、固体撮像素子2を駆動するための駆動回路等を内蔵
した電気回路カートリッジ20であり、プラスチック製
の外ケース21で外装されて、コネクタ本体11に対し
て着脱自在に取り付けられている。
ロセッサ兼光源装置に差し込み接続される照明用ライト
ガイドファイババンドルの入射端部12が、細長いロッ
ド13に支持されて突設されている。それと平行に、電
気回路カートリッジ20には、ビデオプロセッサ兼光源
装置に接続される信号コネクタ23が前蓋22から突設
されている。
ド13の正面側から見た図3にも示されるように、信号
コネクタ23内には複数の接点ピン23aが配置されて
おり、信号コネクタ23の外面には、接続時の位置決め
用ピン23bが突設されている。14と24は、コネク
タ本体11側と電気回路カートリッジ20側とに互いに
係合するように形成されたガイドレールとレール溝であ
る。
像素子2を駆動するための駆動回路等を搭載した回路基
板26が、金属製フレーム27に固定されて内蔵されて
いる。28は、フレーム27を外ケース21に固定する
固定ボルトである。
コネクタ本体11に設けられた信号コネクタ16に接続
される信号コネクタ29が突設されている。29aはそ
の接点ピンである。
ジ20は、高圧蒸気滅菌装置内の高温高圧(一般に12
0℃〜140℃で3気圧程度の圧力差がかかる)の蒸気
中に放置されても内部と外部との間が通じない耐蒸気シ
ール構造に形成されている。
22その他全ての部品が上述程度の高温高圧の蒸気中に
放置されても変質及び変形しない材質(例えばポリサル
ホン等)で形成されている。
間は、上述程度の高温高圧の蒸気によっては変質及び変
形しない材質(例えばシリコンゴム、フッ素ゴム等)で
形成されたOリング31〜34又は接着剤(例えばシリ
コン系、エポキシ系等)によってシールされている。
カートリッジ20を蒸気滅菌装置内に入れて滅菌消毒し
ても、電気回路カートリッジ20の内部に高温高圧の蒸
気が侵入しないので、内部の回路を破損することなく完
全な滅菌消毒を行うことができる。
ための高温高圧の蒸気中に放置されても内部と外部との
間が通じない耐蒸気シール構造に形成されている。その
信号コネクタ16部分は、電気回路カートリッジ20の
信号コネクタ29が接続されるとOリング35によって
シールされ、内部に蒸気が入らないようになっている。
ース21外面の溝36に係合するロックレバーであり、
電気回路カートリッジ20がコネクタ本体11から離脱
しないように電気回路カートリッジ20をコネクタ本体
11に固定している。
9の付勢力に抗して押し下げれば、溝36との係合が外
れ、電気回路カートリッジ20の信号コネクタ29をコ
ネクタ本体11側の信号コネクタ16から抜いて、図4
に示されるように、電気回路カートリッジ20をコネク
タ本体11から取り外すことができる。なお、ロックレ
バー18に代えて、どのようなロック機構を用いてもよ
い。
と電気回路カートリッジ20の外表面には、各々に指標
41,42が取り付けられている。この実施例において
は、指標41,42は共に、信号コネクタ16と固体撮
像素子2との間を結ぶ信号線の長さを表示している。
線の長さに対応して遅延時間を相違させてあるので、適
合しない電気回路カートリッジ20をコネクタ部10に
取り付けないように、信号線の長さ毎に識別できるよう
にしたものである。
に区別可能な色や記号等を用いて、それを信号線の長さ
に対応して変えてもよい。また、可撓性ケーブル6の長
さが各機種によって相違しなければ、挿入部1の長さを
指標41,42に表示してもよい。
コネクタ部10の信号コネクタ16には、図5に示され
るように防水キャプ50を被せることができ、その状態
で内視鏡全体を高圧蒸気滅菌装置で滅菌消毒することが
できる。なお、信号コネクタ16と電気回路カートリッ
ジ20の信号コネクタ23とを同形状に形成しておけ
ば、各々に共通の防水キャップを被せることができる。
ッジ20に内蔵される電気回路とは広義であって、内視
鏡に用いられる各種の電気回路及び電子回路を含む概念
である。
脱自在な電気回路カートリッジを、滅菌消毒のための高
温高圧の蒸気中に放置されたときに内部と外部との間が
通じない耐蒸気シール構造に形成したので、カートリッ
ジを高圧蒸気滅菌装置内に入れて、内部の回路が故障す
ることなく完全な滅菌消毒を行うことができ、水洗いや
薬液への浸漬も可能である。
の各々に、接続の適合関係を表示するための指標を設け
ることにより、内視鏡本体に対して適合するカートリッ
ジを誤りなく取り付けることができる。
る。
された状態のコネクタ部の側面図である。
状態のコネクタ部の側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】内視鏡に用いられる電気回路を構成する電
気部品が収容されて内視鏡本体に設けられたレールに沿
ってスライドさせることにより上記内視鏡本体に対して
脱着自在な電気回路カートリッジを、滅菌消毒のための
高温高圧の蒸気中に放置されたときに内部と外部との間
が通じない耐蒸気シール構造に形成し、上記電気回路カ
ートリッジが上記内視鏡本体に取り付けられる方向に上
記レールに沿ってスライドされたときに上記内視鏡本体
と電気的に接続される第1の信号コネクタを、上記電気
回路カートリッジの上記スライド方向における先端壁部
分に前方に向けて突設すると共に、光源装置に接続する
ための第2の信号コネクタを上記電気回路カートリッジ
の上記スライド方向における後端壁部分に後方に向けて
突設したことを特徴とする内視鏡。 - 【請求項2】上記電気回路カートリッジと上記内視鏡本
体の各々に、接続の適合関係を表示するための指標が設
けられている請求項1記載の内視鏡。 - 【請求項3】上記内視鏡の挿入部先端には内視鏡観察画
像を撮像するための固体撮像素子が内蔵されていて、上
記指標が、上記固体撮像素子と上記電気回路カートリッ
ジとの間を結ぶ信号線の長さ又は上記挿入部の長さに対
応している請求項2記載の内視鏡。
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JP16212495A JP3499972B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 内視鏡 |
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Family Applications (1)
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JP16212495A Expired - Fee Related JP3499972B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 内視鏡 |
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-
1995
- 1995-06-28 JP JP16212495A patent/JP3499972B2/ja not_active Expired - Fee Related
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