JP3499779B2 - トンネル工事用プロテクタおよび設備 - Google Patents
トンネル工事用プロテクタおよび設備Info
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Description
る既設の山岳トンネルの補修または拡幅のために前記ト
ンネル内に設置され該トンネルの長手方向へ伸びる通路
空間を規定するプロテクタ、および、山岳トンネルの拡
幅工事に供される設備に関する。
拡張(拡幅)を図るべく、機械装置や発破を用いて前記
トンネルの破砕およびその周囲地盤の掘削を行った後、
その掘削跡に前記既設トンネルより大きい断面を有する
新たなトンネルを構築し、これにより既設トンネルを新
たなトンネルに置き換えることが行われている。
掘削に際しては、前記トンネル内の通行とその安全とを
確保するため、前記トンネル内に通路空間を規定するプ
ロテクタが準備され、また、ブレーカ、削岩機、削孔機
等からなる破砕・掘削装置(機械装置)が据付けられる
架台を前記プロテクタと組み合わせてなる設備が準備さ
れる。
の補強のためにその路盤中にインバートを設置する補修
工事の際、前記トンネル内に通路空間を確保するために
用いられる。
を直列に接続してなる直線状のものであり、カーブを描
く曲線状の既設山岳トンネルには適用することができな
かった。
または拡幅の対象である、直線状および曲線状に伸びる
既設山岳トンネルのいずれについても適用可能であるプ
ロテクタを提供することにある。また、本発明の他の目
的は、補修または拡幅の対象である、直線状および曲線
状に伸びる既設山岳トンネルのいずれについても適用可
能であるトンネル拡幅用設備を提供することにある。
幅される既設の山岳トンネル内に配置され通路用空間を
規定する、直列に接続された複数のユニットからなるプ
ロテクタに関し、互いに隣接する両ユニットが互いに他
の一方に対して鉛直軸線の周りに揺動可能である。
有する鍔部からなる一端部と半円形の平面形状を有する
切り欠きを備える他端部とを備える天板を備え、互いに
隣接する両ユニットが互いに他の一方に対して鉛直軸線
の周りに揺動可能であるように、一方のユニットの天板
の鍔部が他方のユニットの天板の切り欠きに同心的に受
け入れられ、また両ユニットの天板の頂面が1の平坦面
上にある。
本体と、該本体上に載置されかつ取り外し可能に固定さ
れた天板とからなるものとすることができる。前記本体
は互いに相対する両側部を有し、これらの両側部が互い
に他の一方に向けて近接可能であるように相互連結され
かつ各側部が上下方向へ伸縮可能であり、また、互いに
隣接する両ユニットの天板は、これらの両ユニットが互
いに他の一方に対して鉛直軸線の周りに揺動可能である
ように互いに重なり合う端部を有する。
幅するために行われる前記トンネルの破砕およびその周
囲地盤の掘削に供される設備を提供する。この設備は、
前記山岳トンネル内に配置され通路用空間を規定するプ
ロテクタであって直列に接続された複数のユニットから
なり、各ユニットは、全体に半円形の平面形状を有する
鍔部からなる一端部と半円形の平面形状を有する切り欠
きを備える他端部とを備える天板を備え、互いに隣接す
る両ユニットが互いに他の一方に対して鉛直軸線の周り
に揺動可能であるように、一方のユニットの天板の鍔部
が他方のユニットの天板の切り欠きに同心的に受け入れ
られ、また両ユニットの天板の頂面が1の平坦面上にあ
るプロテクタと、前記山岳トンネルの破砕およびその周
囲地盤の掘削に用いられる装置が据え付けられる架台で
あって前記プロテクタ上に配置され該プロテクタ上を走
行可能である架台と、該架台の前部に支持された、前記
山岳トンネルの破砕片および前記周囲地盤の掘削片を前
記プロテクタ上から排除するための排土板とを含む。前
記排土板は、前記プロテクタの横断方向へ伸びる軸線の
周りに揺動可能であるものとすることができる。
を構成する互いに隣接する両ユニットについて、これら
が互いに他の一方に対して鉛直軸線の周りに揺動可能と
したことから、これらのユニットを揺動させまたは揺動
させないことにより、曲線的または直線的に伸びるプロ
テクタとすることができる。したがって、プロテクタ
は、曲線的または直線的に伸びる、補修または拡幅対象
の既設山岳トンネル内への設置が可能であり、該トンネ
ル内に歩行者や車両の安全を確保するための通路用空間
を規定することができる。前記ユニットは、その揺動量
を適宜に設定することにより、適用されるトンネルの曲
率に適合させることができる。
の周りに揺動可能とすべく、平面形状が全体に半円形で
ある鍔部および平面形状が半円形である切り欠き有する
天板を設け、互いに隣接するユニットの一方の天板の鍔
部が他方の天板の切り欠きに同心的に受け入れられるよ
うにしたことから、プロテクタをトンネルのカーブに沿
って滑らかに湾曲させることができ、これにより、トン
ネル壁面とプロテクタとの間に充分な作業空間を確保す
ることができる。また、互いに隣接する両ユニットの天
板の頂面が1の平坦面上にあるようにしたことから、ユ
ニット相互間に段差がなく、このため、プロテクタ上に
おける作業の安全性の向上を図ることができる。
いてこれを中空の本体と、該本体上に載置されかつ取り
外し可能に固定された天板とからなるものとしたことか
ら、前記本体および前記天板を分離して運搬することが
できる。また、前記本体についてこれが互いに相対する
両側部を有し、これらの両側部が互いに他の一方に向け
て近接可能であるように連結されかつ各側部が上下方向
へ伸縮可能であるものとしたことから、例えば、最後尾
のユニットを分離し、該ユニットの本体を折り畳んだ状
態にしてその幅および高さを減少させ、これをプロテク
タの内部を通して、該プロテクタの前方に移動させ、さ
らに元の状態に戻すことにより、これを前記プロテクタ
の最前部のユニットとすることができる。したがって、
トンネルの拡幅または工事の進捗状況に合わせて、トン
ネルの長手方向に関する前記プロテクタの位置を実質的
にまた容易に変更することができる。さらに、天板につ
いて、互いに隣接する両ユニットの天板が、前記互いに
重なり合う端部を有するものとしたことから、前方へ移
動させた後の前記本体上に載置される天板と、その後方
の天板とを互いに揺動可能に連結することができ、これ
により、プロテクタの曲直を任意に設定することができ
る。
備に係る本発明によれば、平坦な頂面を有するプロテク
タ上をこれに沿って走行可能の架台を作業台として、真
っ直ぐにまたは湾曲して伸びるいずれのトンネルについ
ても、前記トンネルの拡幅のための該トンネルの破砕お
よびその周囲地盤の掘削を行うことができる。このと
き、前記架台の前部に支持された排土板により、走行の
妨げとなる破砕片および掘削片を平坦な頂面上からその
両側方へ排除することができる。前記排土板について、
前記プロテクタの横断方向軸線の周りに揺動可能とする
ときは、これを揺動させて水平状態から垂直状態とする
ことにより、発破による掘削の際に飛び散ることがある
掘削片に対する盾とすることができ、これにより、前記
架台上の作業員の危険防止を図ることができる。
は拡幅工事の対象とされる馬蹄形の既設の山岳トンネル
10の一部と、工事中のトンネル10内に歩行者や車両
のための移動空間を規定するためにトンネル10の路面
11上に配置されたプロテクタ12とが示されている。
0の路面11を規定する底盤を掘削して該底盤中にイン
バートを設置することにより行われる。また、トンネル
10の拡幅は、トンネル10すなわちその覆工を破砕
し、さらにその周囲地盤を掘削した後、掘削壁面に沿っ
て、さらに大きい断面の新たなトンネルを構築すること
により行われる。
所、または、トンネル10の破砕およびその周囲地盤の
掘削箇所における安全な通行を確保するために配置され
る。
のユニット14からなり(図2、図3および図4参
照)、互いに隣接する両ユニット14が互いに他の一方
に対して鉛直軸線の周りに揺動可能である。ユニット1
4を揺動させることにより、直線状の形態にあるプロテ
クタ12を全体に湾曲した形態(図6参照)とすること
ができる。
箇所、より詳細には前記補修箇所およびその前後にわた
って配置され、補修工事の進捗に合わせて、トンネル1
0内を移動される。図1に示すプロテクタ12は、トン
ネル10の入口の近傍における補修のため、トンネル1
0の内外にわたって配置されている。
た架台16と組み合わされ、トンネル10の拡幅のため
にその覆工の破砕およびその周囲地盤の掘削に供される
設備18をなす(図5および図6参照)。この場合もま
た、トンネル10の入口または出口の近傍での破砕およ
び掘削に際しては、プロテクタ12はトンネル10の内
外にわたって伸びるように配置される。
ル10内の路面11上に載置された中空の本体20と、
本体20上に載置されかつこれに取り外し可能に固定さ
れた天板22とからなる。このため、各ユニット14は
本体20と天板22とを分離した状態でトンネル10内
を運搬し、その後、組み立てて再使用に供することがで
きる。
断面形状を有し、互いに相対する一対の側部24と、両
側部24をこれらの頂部において相互に連結する複数の
連結部材26とからなる。
上部分と組み合わされ、上部分28に対して上下動可能
である下部分30とを含み、上下両部分28,30は上
下方向へ伸びる複数の液圧ジャッキ40を介して相互に
連結されている。これによれば、液圧ジャッキ40を作
動させると、上部分28に対して下部分30が昇降動作
をし、これにより、側部24は上下方向に関して伸縮さ
れる。
2および複数の縦部材34とからなる。これらの縦部材
34は、横部材32の長手方向へ互いに間隔をおいて平
行に配置されかつ横部材32に固定されている。各縦部
材34は、横部材32から下方に向けて、前記トンネル
内の路面の上方位置まで伸びている。
れらの内方側に配置された上下一対の板状の連結部材3
7により、相互連結されている。
6からなり、上部分28を前記トンネル内の路面上に支
持している。これらの縦部材36は上部分の縦部材34
間に配置され縦部材34間を上下方向へ移動可能であ
る。これらの縦部材36はこれらに接する板状体38に
より互いに連結され、これにより一体化されている。板
状体38は、両側部24の外方側、すなわち両側部24
の互いに相対する内方側と反対の側に配置されている。
縦部材34および下部分の縦部材36が、それぞれ、H
形鋼からなる。
て、下部分30の縦部材36と、上部分28の横部材3
2とに連結されている。液圧ジャッキ40の収縮動作に
より、下部分30の縦部材36が板状体38と共に上昇
する。上昇は、下部分の縦部材36の下端が上部分の縦
部材34の下端と同一のレベルに達するまで行う。この
とき、ユニット14の全高が最小となる。この状態にあ
るユニット14が図2および図3において左方に示され
ており、また、図4において中央に示されている。液圧
ジャッキ40を伸張動作させれば、反対に、下部分30
を下降させることができる。
に、その上部分28の外方側に接する板状のスペーサ4
2と、該スペーサの外方側に接する板状体44とを有す
る。
に固定され横部材32から下方へ伸び、下部分30の板
状体38と間隔をおいて相対している。また、板状体4
4はスペーサ42に固定され横部材32から下方へ伸び
かつ下部分30の板状体38とその外方側において部分
的に重なり合っている。
下部分30を上昇させるとき、下部分30はその板状体
38がスペーサ42に当接するまで上昇可能であり、上
昇の間、下部分30の板状体38と上部分28の板状体
44との重複範囲が漸増する。互いに重複するこれらの
板状体38,44は、前記通路空間を規定すると共に、
トンネル工事の際に生じる掘削土砂等が縦部材34、3
6相互間から前記通路空間内に侵入することを防止す
る。
図示の例では管部材からなり、その両端部において、ベ
アリング46を介して、両側部24の横部材32に枢着
されている。このため、横部材32と各連結部材26と
は鉛直軸線の周りに相対的に揺動可能であり、揺動によ
り、両側部24相互間の間隔を減少させること、すなわ
ち両側部24を互いに近接させることができる。このと
き、本体20は、その平面(図2)で見て、両側部の横
部材32と連結部材26とにより規定された長方形が平
行四辺形に変形し、折り畳み状態となる。
し、また、前記折り畳みにより幅を小さくした本体20
は、プロテクタ12内を通して、移動することができ
る。これによれば、プロテクタ12の一端部(最後部)
をなすユニット14を分離してその本体20をプロテク
タ12を通してその他端部(最前部)へ移動することが
できる。本体20から分離された天板22も、また、プ
ロテクタ12内で運搬、移動することができる。
を元の大きさに戻し、これをプロテクタ12の最前部の
ユニット14の一部として使用することができる。した
がって、これにより、前記トンネルの工事の進行または
進捗状況に合わせて、前記トンネル内におけるプロテク
タ12の位置を実質的に変更することができる。
0の収縮完了後または収縮完了の前に、各側部24に、
トンネル10内の路面上を転動可能である一対の車輪4
8を取り付けることが望ましい。車輪48は、本体の上
部分の縦部材34相互を連結する下方の連結部材37に
ボルト・ナット組立体50により取り外し可能に取り付
けられている。
トのような固定手段(図示せず)で両側部24に取り外
し可能に固定された天板22は、その平面で見て(図
2)、本体20を覆う覆部52と、覆部52に連なりか
つ該覆部から突出する鍔部54とからなる。覆部52は
矩形の平面形状を有し、また、鍔部54は覆部52の幅
寸法より小さい直径を有する全体に半円形の平面形状、
より詳細には、半円形56とこれに連なる矩形58とか
らなる平面形状を有する。
見て左右方向)に関して部分的に重ね合わされた一対の
板60,62(図3および図4参照)からなり、上方の
板60の前部が鍔部54を規定し、また、上方の板60
の後部と下方の板62の前部との重合部が覆部52を規
定する。
き64を有し、このため下方の板62の後部が露出して
いる。この切り欠き64は、天板の鍔部54における前
記半円形の部分よりわずかに大きい曲率半径を有する。
互に連結されるとき、鍔部54の一部を受け入れる。よ
り詳細には、互いに連結される一対のユニット14に関
し、前方のユニット14の天板22の切り欠き64が、
これに隣接する後方のユニット14の天板の鍔部54の
半円形56の部分を同心的に受け入れる。このとき、鍔
部54は下方の板62上に載り、両天板22の頂面は同
一の平坦面上にある。
突起68が設けられ、また、各鍔部54を受け入れる各
切り欠き64の下方に露出する下方の板62には、突起
68を受け入れ可能である半円筒形の穴70が設けられ
ている。突起68は半円形56の中心に設けられ、ま
た、穴70は切り欠き64を規定する前記半円形の中心
に設けられている。鍔部54が切り欠き64に受け入れ
られるとき、突起68が穴70に受け入れられ、切り欠
き64とこれより小径の鍔部54との間に隙間66が生
じる。
結され、突起68および穴70の軸線すなわち鍔部54
の前記半円形の中心および切り欠き64の前記半円形の
中心の双方を経て伸びる鉛直軸線の周りに一方のユニッ
ト14を他方のユニット14に対して水平方向へ揺動さ
せることができる。ユニット14を揺動させることによ
り、カーブを描いて伸びるトンネル内において該トンネ
ルの曲率に合わせてまたこれに沿って滑らかにプロテク
タ12を湾曲させることができる(図6参照)。
規定する上方の板60が、他方の天板の覆部52および
鍔部54相互間の境界である各肩部72に突き当たるま
での範囲である。
する図示の例に代えて、一枚の板で構成してもよい。一
枚の板からなる場合には、これに凹所を設けることによ
り前記切り欠きとすることができる。
ンネル10の拡幅のためにその覆工の破砕およびその周
囲地盤の掘削(発破による掘削を含む)に供される設備
18について説明する。
す架台16は、プロテクタ12の平坦な頂面を規定する
各ユニット14の天板22上を走行可能である。ユニッ
ト14相互間に段差を生じさせない前記平坦な頂面は、
プロテクタ12上での作業の安全性を向上させ、また、
プロテクタ12上における架台16の走行を円滑にす
る。
る台板74を有する。
る矩形の平面形状を有する。また、台板74はプロテク
タ12より大きい幅寸法すなわちトンネル10の横断方
向長さを有する。
(図1参照)の破砕、その周囲地盤(図示せず)の掘
削、該周囲地盤中への装薬等を行うために用いられるブ
レーカ、削岩機、掘削機、削孔機等からなる破砕・掘削
用装置(図示せず)が据え付けられる。これらの装置は
台板74上での操作により、その前方に位置する覆工7
6および前記地盤に対して破砕・掘削作用を及ぼすこと
ができる。
板22に接してこれをその長手方向に転動可能である複
数の走行用車輪(図示せず)が取り付けられている。
置された一対の側部材78を有する。各側部材78は、
台板74から下方へ伸びかつ路面11に接しない高さ位
置で終端している。
部24に接してその長手方向へ転動可能である複数の車
輪(図6にはこれらを概略的にボックスで示した。)8
0が取り付けられている。車輪80は、台板74がプロ
テクタ12に沿って移動するように、プロテクタ12の
幅方向に関する台板74の移動を制限する。また、図6
に示すように、プロテクタ12がトンネル10に沿って
カーブを描いて伸びる場合、プロテクタ12に沿っての
台板74の移動が可能であるように、台板74の幅寸法
および両側部材78の相互間隔が広めに設定されてい
る。
リガー82が取り付けられている。アウトリガー82
は、その下端部を下方へ伸長動作させて路面11に接地
させることができ、これにより、前記破砕・掘削作業を
行う間における台板74の安定性を維持すると共に前記
走行車輪およびプロテクタ12に及ぼされる負荷を軽減
する。
上)に落下し、堆積した破砕片または掘削片を、架台7
4がプロテクタ12上をその長手方向へ移動するときに
プロテクタ12の両側に掻き落とす。これにより、プロ
テクタ12上における架台74の走行を確保することが
できる。
されかつ台板74の前部に支持されている。排土板84
は、前方に向けて山形に突出する鋤形部材86を有す
る。
るとき、プロテクタ12上の破砕片または掘削片を掬い
ながら、プロテクタ12上からその両側へ前記破砕片ま
たは掘削片を排除する。
て、プロテクタ12またはトンネル10の横断方向に伸
びる軸線(横断方向軸線)の周りに揺動可能に台板74
の前部に支持されている。
を向いている図示の水平状態と、その前端が上方を向く
垂直状態との間で揺動可能である。鋤形部材86を前記
垂直状態におくときは、前記周囲地盤を発破により掘削
するときの掘削片の飛来から台板74上の作業員および
前記装置を守る盾とすることができる。鋤形部材86の
揺動運動は、人力または例えば液圧ジャッキ(図示せ
ず)の作動により生じさせることができる。
破砕片または掘削片が落下して生じる衝突音の低下を図
るべく、図3および図4に示すように、複数層からなる
ものとすることが望ましい。図示の例では、天板22は
3層からなる。すなわち、鉄板88と、鉄板88の両面
に貼り付けられた合成樹脂板90とからなる。
互間に生じる隙間を塞ぐためための板材92を便宜的に
配置することができる。
れに適用されるプロテクタとを示す斜視図である。
ある。
ある。
概略的な斜視図である。
架台とを概略的に示す平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 補修または拡幅される既設の山岳トンネ
ル内に配置され通路用空間を規定するプロテクタであっ
て、該プロテクタが、直列に接続された複数のユニット
からなり、 各ユニットは、全体に半円形の平面形状を有する鍔部か
らなる一端部と半円形の平面形状を有する切り欠きを備
える他端部とを備える天板を備え、互いに隣接する両ユ
ニットが互いに他の一方に対して鉛直軸線の周りに揺動
可能であるように、一方のユニットの天板の鍔部が他方
のユニットの天板の切り欠きに同心的に受け入れられ、
また両ユニットの天板の頂面が1の平坦面上にある、プ
ロテクタ。 - 【請求項2】 補修または拡幅される既設の山岳トンネ
ル内に配置され通路用空間を規定するプロテクタであっ
て、該プロテクタが、直列に接続された複数のユニット
からなり、 各ユニットは中空の本体と、該本体上に載置されかつ取
り外し可能に固定された天板とからなり、前記本体は互
いに相対する両側部を有し、これらの両側部が互いに他
の一方に向けて近接可能であるように相互連結されかつ
各側部が上下方向へ伸縮可能であり、また、互いに隣接
する両ユニットの天板は、これらの両ユニットが互いに
他の一方に対して鉛直軸線の周りに揺動可能であるよう
に互いに重なり合う端部を有する、プロテクタ。 - 【請求項3】 既設の山岳トンネルを拡幅するために行
われる前記トンネルの破砕およびその周囲地盤の掘削に
供される設備であって、 前記山岳トンネル内に配置され通路用空間を規定するプ
ロテクタであって直列に接続された複数のユニットから
なり、各ユニットは、全体に半円形の平面形状を有する
鍔部からなる一端部と半円形の平面形状を有する切り欠
きを備える他端部とを備える天板を備え、互いに隣接す
る両ユニットが互いに他の一方に対して鉛直軸線の周り
に揺動可能であるように、一方のユニットの天板の鍔部
が他方のユニットの天板の切り欠きに同心的に受け入れ
られ、また両ユニットの天板の頂面が1の平坦面上にあ
るプロテクタと、 前記山岳トンネルの破砕およびその周囲地盤の掘削に用
いられる装置が据え付けられる架台であって前記プロテ
クタ上に配置され該プロテクタ上を走行可能である架台
と、該架台の前部に支持された、前記山岳トンネルの破
砕片および前記周囲地盤の掘削片を前記プロテクタ上か
ら排除するための排土板とを含む、設備。 - 【請求項4】 前記排土板は、前記プロテクタの横断方
向へ伸びる軸線の周りに揺動可能である、請求項3に記
載の設備。
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