JP3499684B2 - 電子写真プリンタの現像装置 - Google Patents

電子写真プリンタの現像装置

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JP3499684B2
JP3499684B2 JP19482496A JP19482496A JP3499684B2 JP 3499684 B2 JP3499684 B2 JP 3499684B2 JP 19482496 A JP19482496 A JP 19482496A JP 19482496 A JP19482496 A JP 19482496A JP 3499684 B2 JP3499684 B2 JP 3499684B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プリンタ
の現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プリンタにおいては、表
面を一様にかつ均一に帯電させた感光体ドラムに光を照
射して静電潜像を形成し、該静電潜像にトナーを付着さ
せてトナー像にし、該トナー像を印刷用紙に転写して定
着するようにしている。図2は従来の電子写真プリンタ
の概略図である。
【0003】図において、11は感光体ドラム、12は
該感光体ドラム11と対向させて配設され、感光体ドラ
ム11の表面を一様にかつ均一に帯電させる帯電ローラ
である。また、13は前記感光体ドラム11の回転方向
における帯電ローラ12より下流側に配設され、前記感
光体ドラム11に光を照射して露光し、静電潜像を形成
する印刷ヘッド、14は前記感光体ドラム11の回転方
向における印刷ヘッド13より下流側に配設され、静電
潜像を現像してトナー像にする現像装置、15は前記感
光体ドラム11の回転方向における現像装置14より下
流側に配設され、前記感光体ドラム11に圧接させられ
るとともに、感光体ドラム11との間に搬送された印刷
用紙16に前記トナー像を転写する転写ローラである。
【0004】前記感光体ドラム11は図における反時計
回りに、帯電ローラ12及び転写ローラ15は図におけ
る時計回りにそれぞれ回転させられる。また、前記現像
装置14は、現像ローラ21、スポンジローラ22、ト
ナーカートリッジ24、トナー攪拌(かくはん)シャフ
ト25及び現像ブレード26を有し、前記現像ローラ2
1及びスポンジローラ22は図における時計回りに回転
させられる。
【0005】前記トナーカートリッジ24は、二重のパ
イプ構造を有していて、外側パイプ24aに形成された
開口部と内側パイプ24bに形成された開口部とを合わ
せることによって、内部に収容された図示しないトナー
を矢印方向に落下させることができる。前記トナーカー
トリッジ24の下方には、トナー攪拌シャフト25が配
設され、トナーカートリッジ24から落下したトナーを
攪拌する。また、現像ブレード26は一定の圧力によっ
て前記現像ローラ21に圧接される。
【0006】前記構成の電子写真プリンタにおいて、図
示しないメインモータが回転を開始すると、現像装置1
4の現像ローラ21及びスポンジローラ22が矢印方向
に回転させられ、トナー攪拌シャフト25は矢印方向に
揺動させられる。これと同時に、現像ローラ21及びス
ポンジローラ22に電圧が印加される。そして、前記ト
ナーカートリッジ24から落下したトナーは、トナー攪
拌シャフト25によってスポンジローラ22に供給され
る。該スポンジローラ22には負の極性の電圧が印加さ
れていて、供給されたトナーは、スポンジローラ22の
表面に付着し帯電させられる。
【0007】次に、前記スポンジローラ22の表面に付
着したトナーは、スポンジローラ22に印加された電圧
より絶対値が小さい負の極性の電圧が印加された現像ロ
ーラ21の表面に付着する。そして、該現像ローラ21
の表面に付着したトナーは、現像ブレード26によって
薄層化され、現像ローラ21の表面に薄いトナー層を形
成する。
【0008】一方、前記メインモータが回転を開始する
と同時に、前記帯電ローラ12に負の電極の電圧が印加
され、該帯電ローラ12と接触している感光体ドラム1
1の表面が、一様にかつ均一に負の極性に帯電させられ
る。続いて、前記印刷ヘッド13によって感光体ドラム
11に光が照射されると、光が照射された部分の帯電レ
ベルが0〔V〕の付近まで低下し、感光体ドラム11の
表面に静電潜像が形成される。この場合、前記現像ロー
ラ21の表面のトナーは負の極性に帯電させられている
ので、前記感光体ドラム11の表面に形成された静電潜
像に付着する。一方、光が照射されない部分は、トナー
よりも高いレベルで負の極性に帯電させられているの
で、トナーは付着しない。
【0009】このように、感光体ドラム11の表面に形
成された静電潜像は、トナーが付着することによって現
像されてトナー像になる。そして、印刷用紙16が感光
体ドラム11と転写ローラ15との間を通過するとき
に、転写ローラ15にトナーの極性とは逆の正の極性の
電圧を印加することによって、感光体ドラム11のトナ
ー像を印刷用紙16に転写することができる。
【0010】その後、該印刷用紙16に転写されたトナ
ー像は図示しない定着器によって印刷用紙16に定着さ
れる。なお、転写後、感光体ドラム11の表面に残留し
たトナーは図示しないクリーニング装置によって除去さ
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電子写真プリンタにおいては、前記電子写真プリン
タの電源がオンになると、ウォームアップ状態になり、
感光体ドラム11の表面電位が安定し、定着器のヒート
ローラの表面温度が上昇して設定温度になり、かつ、安
定するまでの間は、前記感光体ドラム11に静電潜像が
形成されず、現像装置14の現像ローラ21及びスポン
ジローラ22はそれぞれ電圧が印加された状態で空転さ
せられる。このとき、現像ローラ21の表面に形成され
るトナー層のトナー及びスポンジローラ22の表面に付
着させられるトナーの帯電量が高くなる。
【0012】したがって、ウォームアップ状態が終了し
たときに印刷デューティが高い印刷を行うと、前記感光
体ドラム11の静電潜像に多くのトナーが付着する。そ
して、その後に、現像ローラ21の表面に形成されるト
ナー層のトナー及びスポンジローラ22の表面に付着さ
せられるトナーの帯電量が低くなると、前記感光体ドラ
ム11の静電潜像に付着するトナーの量が少なくなる。
【0013】このように、ウォームアップ状態が終了し
たときに印刷デューティが高い印刷を行うと、現像ロー
ラ21及びスポンジローラ22が1回転するまでは印刷
濃度が高く、それ以降は印刷濃度が低くなるので、画像
に濃度むらが生じて画像品位が低下してしまう。本発明
は、前記従来の電子写真プリンタの現像装置の問題点を
解決して、画像に濃度むらが生じることがなく、画像品
位を向上させることができる電子写真プリンタの現像装
置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の電
子写真プリンタの現像装置においては、像担持体と対向
させて配設され、該像担持体を帯電させる帯電手段と、
前記像担持体と対向させて配設され、該像担持体の静電
潜像を現像する現像ローラと、該現像ローラに接触させ
て配設され、現像ローラにトナーを供給するトナー供給
手段と、前記現像ローラに圧接させて配設され、トナー
を薄層化するトナー規制部材と、前記現像ローラに接触
させて配設され、導電性材料によって形成され、前記現
像ローラのトナーを帯電させるトナー帯電部材とを有す
る。そして、ウォーミングアップ状態が終了したときに
印刷デューティが高い印刷を行う場合、前記帯電手段に
よる帯電が開始され、前記現像ローラが1回転した後、
前記トナー帯電部材に絶対値が前記現像ローラの電圧よ
り高い電圧が印加される。
【0015】 本発明の他の電子写真プリンタの現像装
置においては、像担持体と対向させて配設され、該像担
持体の静電潜像を現像する現像手段と、該現像手段に接
触させて配設され、現像手段にトナーを供給するトナー
供給手段と、前記現像手段に圧接させて、かつ、現像装
置においてトナーを収容する部分とその外側との間に配
設され、トナーを薄層化する現像ブレードと、前記現像
手段の回転方向における前記現像ブレードが配設される
位置より下流側で、かつ、前記現像手段と像担持体とが
対向する位置より上流側に、現像手段に接触させて配設
され、導電性材料によって形成され、前記現像手段のト
ナーを帯電させるトナー帯電部材とを有する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における電子写真プリンタの概略図で
ある。図において、11は像担持体としての感光体ドラ
ム、12は該感光体ドラム11と対向させて配設され、
感光体ドラム11の表面を一様にかつ均一に帯電させる
帯電ローラである。また、13は前記感光体ドラム11
の回転方向における帯電ローラ12より下流側に配設さ
れ、前記感光体ドラム11に光を照射して露光し、静電
潜像を形成する印刷ヘッド、14は前記感光体ドラム1
1の回転方向における印刷ヘッド13より下流側に配設
され、静電潜像を現像してトナー像にする現像装置、1
5は前記感光体ドラム11の回転方向における現像装置
14より下流側に配設され、前記感光体ドラム11に圧
接させられるとともに、感光体ドラム11との間に搬送
された印刷用紙16に前記トナー像を転写する転写ロー
ラである。なお、前記現像装置14においては、一成分
非磁性トナーが使用される。
【0017】前記感光体ドラム11は図における反時計
回りに、帯電ローラ12及び転写ローラ15は図におけ
る時計回りにそれぞれ回転させられる。また、前記現像
装置14は、感光体ドラム11と対向させて配設された
現像手段としての現像ローラ21、該現像ローラ21に
接触させて配設された導電性材料、例えば、金属によっ
て形成されたトナー帯電部材としてのトナー帯電シャフ
ト27、前記現像ローラ21に接触させて配設され、現
像ローラ21にトナーを供給するトナー供給手段として
のスポンジローラ22、トナーカートリッジ24、トナ
ー攪拌シャフト25、及びトナー規制部材としての現像
ブレード26を有し、前記現像ローラ21及びスポンジ
ローラ22は図における時計回りに、トナー帯電シャフ
ト27は図における反時計回りにそれぞれ回転させられ
る。
【0018】前記トナーカートリッジ24は、外側パイ
プ24a及び内側パイプ24bから成る二重のパイプ構
造を有していて、図示しないレバーを操作して内側パイ
プ24bだけを回転させ、外側パイプ24aに形成され
た開口部と内側パイプ24bに形成された開口部とを合
わせることによって、内部に収容された図示しないトナ
ーを矢印方向に落下させることができる。そして、トナ
ーカートリッジ24内のトナーがすべて落下すると、前
記トナーカートリッジ24は新しいものに交換される。
【0019】また、前記トナーカートリッジ24の下方
にはトナー攪拌シャフト25が配設され、トナーカート
リッジ24から落下したトナーを攪拌するとともに、前
記スポンジローラ22に供給する。そして、前記現像ロ
ーラ21には、板ばねによって形成された現像ブレード
26が、撓(たわ)みを生ずるように一定の圧力で現像
ローラ21に押し付けられる。
【0020】前記構成の電子写真プリンタにおいて、図
示しない電源をオンにすると、図示しないメインモータ
が回転を開始し、帯電ローラ12、感光体ドラム11、
並びに現像装置14の現像ローラ21、スポンジローラ
22及びトナー帯電シャフト27がそれぞれ矢印方向に
回転させられ、トナー攪拌シャフト25は矢印方向に揺
動させられる。これと同時に、帯電ローラ12、感光体
ドラム11、現像ローラ21、スポンジローラ22及び
トナー帯電シャフト27に図示しない各高圧電源から負
の極性の電圧がそれぞれ印加される。
【0021】また、前記メインモータが回転することに
よって、前記感光体ドラム11の表面が帯電ローラ12
によって一定の表面電位になるように帯電させられると
ともに、図示しない定着器のヒートローラはウォームア
ップ状態になり、表面が一定の設定温度になるように制
御される。ところで、前述したように、現像ローラ2
1、スポンジローラ22及びトナー帯電シャフト27に
は、いずれも負の極性の電圧が印加され、例えば、前記
現像ローラ21に印加される電圧、すなわち、現像ロー
ラバイアスDB は−300〔V〕に、スポンジローラ2
2に印加される電圧、すなわち、スポンジローラバイア
スSB は−450〔V〕に、前記トナー帯電シャフト2
7に印加される電圧、すなわち、トナー帯電シャフトバ
イアスTB は−450〔V〕〜−1〔kV〕、好ましく
は−600〔V〕にそれぞれ設定される。
【0022】そして、前記現像ローラバイアスDB 、ス
ポンジローラバイアスSB 及びトナー帯電シャフトバイ
アスTB の関係を絶対値で表すと、 |DB |<|SB | |DB |≦|TB | のようになる。
【0023】この場合、スポンジローラ22に付着した
トナーは、スポンジローラ22と現像ローラ21との電
位差によって現像ローラ21に供給される。そして、該
現像ローラ21に供給されたトナーは、現像ブレード2
6によって薄層化されるが、前記ウォームアップ状態に
おいては、現像ローラ21の表面のトナーは消費され
ず、現像ローラ21の空転によって前記スポンジローラ
22との接触部に至り、該スポンジローラ22によって
掻(か)き落とされ、再び現像ローラ21に付着させら
れるというサイクルを繰り返す。
【0024】したがって、トナーは、現像ローラ21と
感光体ドラム11との間、及び現像ローラ21とスポン
ジローラ22との間の摩擦によって帯電させられ、現像
ローラ21及びスポンジローラ22の表面には帯電量の
高いトナーが集まり、それ以外の領域のトナーとの帯電
量に差が生じてしまう。そして、ウォームアップ状態が
終了したときに印刷デューティが高い印刷を行うと、前
記現像ローラ21及びスポンジローラ22が1回転する
まではトナーの帯電量が高くなる。
【0025】この場合、前記感光体ドラム11において
は、印刷ヘッド13によって光が照射された画像部の表
面電位は0〔V〕の付近であり、光が照射されない非画
像部の表面電位はウォームアップ状態の値を保つ。そし
て、トナーは前記感光体ドラム11の画像部に付着させ
られるので、帯電量の高いトナーは自らの電位と画像部
の電位との差が大きいほど付着しやすくなる。
【0026】したがって、前記現像ローラ21及びスポ
ンジローラ22が1回転するまではトナーの帯電量が高
いので、感光体ドラム11の画像部に付着するトナーの
量が多くなり、印刷濃度が高くなる。次に、ウォームア
ップ状態が終了し、現像ローラ21及びスポンジローラ
22の空転がなくなり、帯電量の高いトナーが消費され
ると、現像ローラ21及びスポンジローラ22に供給さ
れるトナーの帯電量は低くなり、トナーの電位と画像部
の電位との差が小さくなる。
【0027】ところが、トナー帯電シャフト27に電圧
が印加され、該トナー帯電シャフト27と現像ローラ2
1との間の微小な隙(すき)間領域において放電が発生
させられるので、現像ローラ21及びスポンジローラ2
2の空転がなくなった後のトナーの帯電量が高くなり、
現像ローラ21及びスポンジローラ22に付着している
トナーの帯電量とそれ以外の領域のトナーの帯電量との
差を少なくすることができる。
【0028】したがって、ウォームアップ状態が終了し
たときに印刷デューティが高い印刷を行う場合、現像ロ
ーラ21及びスポンジローラ22が1回転するまでと1
回転した後とで印刷濃度を同じにすることができるの
で、画像に濃度むらが生じることがなく、画像品位を向
上させることができる。また、前記隙間領域における放
電によってトナーが帯電させられるので、トナーの帯電
量のばらつきが少なくなり、トナーを均一に帯電させる
ことができる。したがって、かぶりの少ない印刷を行う
ことができる。
【0029】次に、トナー帯電シャフト27に電圧を印
加するタイミングについて説明する。図3は本発明の第
1の実施の形態におけるトナー帯電シャフトに電圧を印
加するタイミングを説明する図、図4は本発明の第1の
実施の形態における電子写真プリンタの現像装置のタイ
ムチャートである。なお、図1と同じ構造を有するもの
については、同じ符号を付与することによってその説明
を省略する。
【0030】図に示すように、電子写真プリンタの電源
がオンにされると、帯電ローラ12に負の極性の帯電電
圧VA が印加され、この時点で感光体ドラム11におけ
る帯電ローラ12と接触している点aが、現像ローラ2
1と接触する点bに到達するまでの時間T1の間は、現
像ローラ21に正の極性の現像ローラバイアスDB が、
トナー帯電シャフト27に正の極性のトナー帯電シャフ
トバイアスTB がそれぞれ印加される。
【0031】そして、時間T1が経過すると、前記現像
ローラ21に負の極性の現像ローラバイアスDB が印加
される。その後、さらに、現像ローラ21における感光
体ドラム11と接触する点cがトナー帯電シャフト27
と接触する点dに到達するまでの時間T2が経過する
と、トナー帯電シャフト27に負の極性のトナー帯電シ
ャフトバイアスTB が印加される。そして、該トナー帯
電シャフト27へのトナー帯電シャフトバイアスT B
印加は、帯電ローラ12への帯電電圧VA 及び現像ロー
ラ21への現像ローラバイアスDB の印加が終了するの
と同時に終了される。
【0032】本実施の形態においては、トナー帯電シャ
フト27は現像ローラ21と逆方向に回転させられてい
るが、トナー帯電シャフト27が金属製のローラによっ
て形成される場合は、現像ローラ21と同方向にトナー
帯電シャフト27を回転させることができ、また、トナ
ー帯電シャフト27を停止させておくこともできる。次
に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0033】図5は本発明の第2の実施の形態における
電子写真プリンタの概略図である。なお、第1の実施の
形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付
与することによってその説明を省略する。この場合、現
像装置14は、像担持体としての感光体ドラム11と対
向させて配設された現像手段としての現像ローラ21、
該現像ローラ21に接触させて配設されたトナー供給量
規制手段としてのトナー規制シャフト51、前記現像ロ
ーラ21に接触させて配設され、現像ローラ21にトナ
ーを供給するトナー供給手段としてのスポンジローラ2
2、トナーカートリッジ24、トナー攪拌シャフト2
5、及びトナー規制部材としての現像ブレード26を有
する。そして、前記トナー規制シャフト51は、トナー
を正規摩擦帯電させる帯電列に位置する絶縁材料から成
る。なお、前記トナー規制シャフト51を導電性材料に
よって形成することもできる。
【0034】前記構成の電子写真プリンタにおいて、図
示しない電源をオンにすると、第1の実施の形態と同様
に、図示しないメインモータが回転を開始し、帯電ロー
ラ12、感光体ドラム11、並びに現像装置14の現像
ローラ21、スポンジローラ22及びトナー規制シャフ
ト51がそれぞれ矢印方向に回転させられ、トナー攪拌
シャフト25は矢印方向に揺動させられる。これと同時
に、帯電ローラ12、現像ローラ21及びスポンジロー
ラ22には図示しない高圧電源から負の極性の電圧が印
加される。
【0035】そして、前記現像ローラ21に印加される
電圧、すなわち、現像ローラバイアスDB は−300
〔V〕、スポンジローラ22に印加される電圧、すなわ
ち、スポンジローラバイアスSB は−450〔V〕に設
定され、現像ローラバイアスD B 及びスポンジローラバ
イアスSB の関係を絶対値で表すと、 |DB |<|SB | のようになる。
【0036】また、前記トナーカートリッジ24から落
下したトナーは、トナー攪拌シャフト25によってスポ
ンジローラ22に供給される。その後、該スポンジロー
ラ22に供給されたトナーは、スポンジローラ22と現
像ローラ21との電位差によって現像ローラ21に供給
され、トナー規制シャフト51によって供給量が規制さ
れ、現像ブレード26によって現像ローラ21の表面上
で薄層化される。
【0037】このように、前記現像ブレード26へのト
ナーの供給量がトナー規制シャフト51によって規制さ
れるので、ウォームアップ状態において、現像ローラ2
1及びスポンジローラ22が空転させられ、トナーの帯
電量が高くなっても、現像ブレード26によるトナーの
薄層化の段階でトナーの現像ブレード26への供給量を
少なくし、トナー層のトナー充填(てん)率を低くする
ことができる。
【0038】したがって、ウォームアップ状態が終了し
たときに印刷デューティが高い印刷を行う場合、現像ロ
ーラ21及びスポンジローラ22が1回転するまでと1
回転した後とで印刷濃度を同じにすることができるの
で、画像に濃度むらが生じることがなく、画像品位を向
上させることができる。また、現像ローラ21の表面か
ら余分なトナーを除くことができるので、トナーの帯電
効率が高くなる。したがって、かぶりの少ない印刷を行
うことができる。
【0039】ところで、前記現像ローラ21の回転方向
における現像ブレード26より上流側においては、すべ
てのトナーが負の極性に帯電させられているわけではな
く、負の極性に帯電させられていないトナーもある。し
たがって、前記各実施の形態のように、前記現像ローラ
21の回転方向における現像ブレード26より上流側に
トナー帯電シャフト27又はトナー規制シャフト51を
配設した場合、トナーを均一に帯電させることができな
いことがある。
【0040】そこで、トナーを確実に均一に帯電させる
ことができるようにした、本発明の第3の実施の形態に
ついて説明する。図6は本発明の第3の実施の形態にお
ける電子写真プリンタの概略図である。なお、第1の実
施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号
を付与することによってその説明を省略する。
【0041】この場合、現像装置14は、像担持体とし
ての感光体ドラム11と対向させて配設された現像手段
としての現像ローラ21、該現像ローラ21に接触させ
て配設されたトナー帯電部材としてのトナー帯電シャフ
ト53、前記現像ローラ21に接触させて配設され、現
像ローラ21にトナーを供給するトナー供給手段として
のスポンジローラ22、トナーカートリッジ24、トナ
ー攪拌シャフト25、及びトナー規制部材としての現像
ブレード26を有する。
【0042】前記トナー帯電シャフト53は、現像ロー
ラ21の回転方向における現像ブレード26より下流側
で、かつ、感光体ドラム11より上流側に配設され、現
像ローラ21と異なる周速で矢印方向に回転させられ
る。なお、トナー帯電シャフト53を図に示す矢印方向
と逆の方向に回転させることもできる。また、前記トナ
ー帯電シャフト53には、感光体ドラム11の表面電位
とほぼ等しい電圧が印加される。
【0043】前記構成の現像装置14において、現像ブ
レード26によってトナーが薄層化され、負の極性に帯
電させられた後に、トナー帯電シャフト53によって更
に帯電させられる。したがって、前記現像ローラ21の
回転方向における現像ブレード26より上流側におい
て、負の極性に帯電させられていないトナーが存在して
も、トナーを確実に均一に帯電させることができる。
【0044】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、これらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、電子写真プリンタの現像装置においては、像担持
体と対向させて配設され、該像担持体を帯電させる帯電
手段と、前記像担持体と対向させて配設され、該像担持
体の静電潜像を現像する現像ローラと、該現像ローラに
接触させて配設され、現像ローラにトナーを供給するト
ナー供給手段と、前記現像ローラに圧接させて配設さ
れ、トナーを薄層化するトナー規制部材と、前記現像ロ
ーラに接触させて配設され、導電性材料によって形成さ
れ、前記現像ローラのトナーを帯電させるトナー帯電部
材とを有する。そして、ウォーミングアップ状態が終了
したときに印刷デューティが高い印刷を行う場合、前記
帯電手段による帯電が開始され、前記現像ローラが1回
転した後、前記トナー帯電部材に絶対値が前記現像ロー
ラの電圧より高い電圧が印加される。
【0046】この場合、トナー供給手段から現像ローラ
に供給されたトナーは、現像ローラの回転に伴って移動
し、トナー帯電部材によって帯電させられる。したがっ
て、ウォームアップ状態における現像ローラ及びトナー
供給手段の空転がなくなった後のトナーの帯電量が高く
なり、現像ローラ及びトナー供給手段に付着しているト
ナーの帯電量とそれ以外の領域のトナーの帯電量との差
を少なくすることができる。
【0047】その結果、ウォームアップ状態が終了した
ときに印刷デューティが高い印刷を行う場合、現像ロー
ラ及びトナー供給手段が1回転するまでと1回転した後
とで印刷濃度を同じにすることができるので、画像に濃
度むらが生じることがなく、画像品位を向上させること
ができる。また、隙間領域における放電によってトナー
が帯電させられるので、トナーの帯電量のばらつきが少
なくなり、トナーを均一に帯電させることができる。し
たがって、かぶりの少ない印刷を行うことができる。
【0048】 本発明の他の電子写真プリンタの現像装
置においては、像担持体と対向させて配設され、該像担
持体の静電潜像を現像する現像手段と、該現像手段に接
触させて配設され、現像手段にトナーを供給するトナー
供給手段と、前記現像手段に圧接させて、かつ、現像装
置においてトナーを収容する部分とその外側との間に配
設され、トナーを薄層化する現像ブレードと、前記現像
手段の回転方向における前記現像ブレードが配設される
位置より下流側で、かつ、前記現像手段と像担持体とが
対向する位置より上流側に、現像手段に接触させて配設
され、導電性材料によって形成され、前記現像手段のト
ナーを帯電させるトナー帯電部材とを有する。
【0049】 この場合、トナーは、現像ブレードによ
って薄層化され、負の極性に帯電させられた後に、トナ
ー帯電部材によって更に帯電させられる。したがって、
現像手段の回転方向における現像ブレードより上流側に
おいて、負の極性に帯電させられていないトナーが存在
しても、トナーを確実に均一に帯電させることができ
る。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電子写真プ
リンタの概略図である。
【図2】従来の電子写真プリンタの概略図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるトナー帯電
シャフトに電圧を印加するタイミングを説明する図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態における電子写真プ
リンタの現像装置のタイムチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態における電子写真プ
リンタの概略図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における電子写真プ
リンタの概略図である。
【符号の説明】
11 感光体ドラム 14 現像装置 21 現像ローラ 22 スポンジローラ 26 現像ブレード 27、53 トナー帯電シャフト 51 トナー規制シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−64392(JP,A) 実開 昭64−49860(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 504 G03G 15/08 501 G03G 15/08 507

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)像担持体と対向させて配設され、
    該像担持体を帯電させる帯電手段と、 (b)前記像担持体と対向させて配設され、該像担持体
    の静電潜像を現像する現像ローラと、 (c)該現像ローラに接触させて配設され、現像ローラ
    にトナーを供給するトナー供給手段と、 (d)前記現像ローラに圧接させて配設され、トナーを
    薄層化するトナー規制部材と、 (e)前記現像ローラに接触させて配設され、導電性材
    料によって形成され、前記現像ローラのトナーを帯電さ
    せるトナー帯電部材とを有するとともに、 (f)ウォーミングアップ状態が終了したときに印刷デ
    ューティが高い印刷を行う場合、前記帯電手段による帯
    電が開始され、前記現像ローラが1回転した後、前記ト
    ナー帯電部材に絶対値が前記現像ローラの電圧より高い
    電圧が印加されることを特徴とする電子写真プリンタの
    現像装置。
  2. 【請求項2】 前記トナー帯電部材、現像ローラ及びト
    ナー供給手段にそれぞれ電圧を印加する高圧電源を有す
    る請求項1に記載の電子写真プリンタの現像装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー帯電部材に印加される電圧の
    絶対値は、現像ローラに印加される電圧の絶対値以上に
    設定される請求項1に記載の電子写真プリンタの現像装
    置。
  4. 【請求項4】 (a)像担持体と対向させて配設され、
    該像担持体の静電潜像を現像する現像手段と、 (b)該現像手段に接触させて配設され、現像手段にト
    ナーを供給するトナー供給手段と、 (c)前記現像手段に圧接させて、かつ、現像装置にお
    いてトナーを収容する部分とその外側との間に配設さ
    れ、トナーを薄層化する現像ブレードと、 (d)前記現像手段の回転方向における前記現像ブレー
    が配設される位置より下流側で、かつ、前記現像手段
    と像担持体とが対向する位置より上流側に、現像手段に
    接触させて配設され、導電性材料によって形成され、前
    記現像手段のトナーを帯電させるトナー帯電部材とを有
    することを特徴とする電子写真プリンタの現像装置。
  5. 【請求項5】 前記トナー帯電部材、現像手段及びトナ
    ー供給手段にそれぞれ電圧を印加する高圧電源を有する
    請求項4に記載の電子写真プリンタの現像装置。
  6. 【請求項6】 前記トナー帯電部材に印加される電圧の
    絶対値は、現像手段に印加される電圧の絶対値以上に設
    定される請求項4に記載の電子写真プリンタの現像装
    置。
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