JP3499039B2 - ガンマ補正のある受像管駆動装置 - Google Patents

ガンマ補正のある受像管駆動装置

Info

Publication number
JP3499039B2
JP3499039B2 JP09888195A JP9888195A JP3499039B2 JP 3499039 B2 JP3499039 B2 JP 3499039B2 JP 09888195 A JP09888195 A JP 09888195A JP 9888195 A JP9888195 A JP 9888195A JP 3499039 B2 JP3499039 B2 JP 3499039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
picture tube
cathode
capacitor
amplifier
gamma correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09888195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07303194A (ja
Inventor
ヴェルナー ケラー アントーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RCA Licensing Corp
Original Assignee
RCA Licensing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RCA Licensing Corp filed Critical RCA Licensing Corp
Publication of JPH07303194A publication Critical patent/JPH07303194A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3499039B2 publication Critical patent/JP3499039B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/645Beam current control means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response
    • H04N5/202Gamma control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/68Circuits for processing colour signals for controlling the amplitude of colour signals, e.g. automatic chroma control circuits
    • H04N9/69Circuits for processing colour signals for controlling the amplitude of colour signals, e.g. automatic chroma control circuits for modifying the colour signals by gamma correction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は一般的にテレビジョン装
置に係り、特に、ガンマ補正を提供する装置を有する受
像管カソード駆動装置に関する。 【0002】 【従来の技術】理想的なテレビジョン装置において、受
像管によって発生される光の出力は撮像管に印加された
光に線形に関係する。実際の装置では、撮像管或いは受
像管は何れも線形の装置ではない。換言すると、撮像管
によって発生される信号電圧は検出された光に線形に関
係することはなく、受像管によって発生される光はそこ
に印加されるカソード駆動電圧に線形に関係することは
ない。撮像管の光入力と信号出力との関係、及び、受像
管の信号入力と光出力との関係は、共に一般的に用語
「ガンマ」で表わされる。「ガンマ」とは、簡単に説明
すると、入力関数(X)が出力関数(Y)を発生するた
め増加させられる巾指数又は「巾乗」である。例えば、
入力関数Xが出力関数を発生するため1次の巾乗(ガン
マ=1)で増加させられる場合に、二つの関数は線形の
関係にあると言える。出力が入力関数の平方として変化
する場合に、巾指数(ガンマ)の値は「2」に一致す
る。出力が入力関数の平方根で変化する場合に、「ガン
マ」又は巾指数は、0.5ガンマに一致し、換言する
と、「ガンマ」は伝達関数の曲率の測度にすぎない。 【0003】図1はビデオ信号伝送システムの種々の面
におけるガンマを示す図であり、曲線100は送信側の
伝達特性を表わし、曲線102は画像管(受像管又は
「CRT」)の伝達特性を表わし、曲線104は全体の
伝達特性を表わす。NTSC方式、PAL方式及びSE
CAM方式のテレビジョン標準規格の伝送ビデオ信号は
約0.45乃至0.5のガンマを有し、一方、カラーテ
レビジョンの画像管(受像管)は約2.8乃至3.1の
ガンマを有する。このため、全体の伝達曲線(撮像管へ
の光入力と撮像管からの光出力)は線形ではなく、全体
のガンマは、実際的には単位(1.0)ガンマではなく
1.35である。このことは撮像管の指数関数的な伝達
特性は十分には補償されず、表示の暗い像の部分が圧縮
されることを意味する。かかる圧縮により黒色の近傍の
像のディテールは失われ、色の付いた領域は黒色の方で
消失する。同時に、黒色の部分に対し白色は屡々撮像管
の飽和及びブルーミングに達するまで著しく増幅される
ことがある。 【0004】黒色圧縮の問題を回避する全体的な線形の
伝達特性は、テレビ受像機内の赤色、緑色、及び青色
(R、G及びB)の各信号処理回路における約0.8の
追加的なガンマ補正によって得ることができる。しか
し、画像管の光出力のダイナミックレンジはかなり狭
く、このダイナミックレンジを拡大させるとブルーミン
グを生じる画像管の飽和に達する。従って、暗い像領域
の増幅を増大させるためのガンマ補正は、大きい信号の
白色の信号圧縮を発生させ得る。このことは部分的にガ
ンマ補正がなされたランプ信号を示す図2の(A)に例
示的に示され、同図において黒色レベルの近傍の信号に
対する利得は増大させられている。しかし、ピークの白
色は、画像管のブルーミングを防止するため補正のない
場合と同様に点線で示されたレベルに維持されることが
望ましい。このため、ランプ信号の上部の傾斜は同図の
(B)に示す如く減少させてもよい。これは、「ブルー
ミング」(過剰な白色)の問題を回避すると共に黒色圧
縮の問題を是正する。 【0005】しかしながら、ブルーミングの防止のため
ランプ信号の高い部分を低下させることは別の問題を生
ずる。低下した信号は、灰色と白色の像領域のコントラ
ストが不足し表示中画像の「色が失われている」と見る
人によって認識される。かかる場合に、画像の低輝度の
部分のコントラストのガンマ補正による改良は、高輝度
のコントラストの劣化を犠牲にして得られる。 【0006】一般的に、従来2種類のガンマ補正法があ
る。第1の方法は、例えば、1992年1 月21日に発行され
たハーフェル(Haferl)他による米国特許第5,083,198 号
明細書に例示されている如くの駆動回路において、ビデ
オ信号に非線形処理を加えることである。ハーフェル他
の一実施例の装置において、ビデオ信号は低い振幅部分
と高い振幅部分とに分割され、後者は高域通過フィルタ
リングされ、原信号と、低い振幅部分と、高域通過フィ
ルタリングされた高い振幅部分は、受像管に印加するた
め合わされる。表示された画像は、黒色から灰色の像領
域のガンマ補正と、灰色から白色の像領域の増幅された
ディテールとを含む。 【0007】ガンマ補正に関する第2の方法は、例え
ば、1989年8 月15日に発行されたファーレイ(Furrey)に
よる米国特許第4,858,015 号明細書に例示されている如
く、ビデオ信号に線形処理を加え、ガンマ補正のための
受像管カソードの非線形インピーダンス特性に依存して
行われる。ファーレイの装置の一実施例において、ビデ
オ信号は線形的に増幅され、その出力が抵抗と容量の並
列結合を介して受像管カソードに結合された電圧フォロ
ワーに印加される。抵抗はカソードのインピーダンスの
非線形抵抗部と組み合わされて、以下に説明する如くガ
ンマ補正を提供する。しかし、カソードの漂遊容量と組
み合わされた抵抗は、周波数応答の極をかなり低い周波
数に生成する(即ち、低域通過フィルタとして機能す
る)。これによって、表示された画像の高周波のディテ
ールが低下する傾向が生ずる。バイパス容量を含むこと
によって、低域通過フィルタリングの影響を除去し高周
波応答を改善する傾向が得られる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上述のガンマ補正に関
する2通りの方法において、非線形処理法によってかな
り低いインピーダンスの受像管用駆動増幅器が得られる
ので、カソードに関係する漂遊容量のフィルタリングの
影響は除去され、比較的均一かつ安定な高周波応答が得
られる。一方、非線形処理法はかなり複雑である。 【0009】線形処理法は、(少ない数の回路素子しか
必要としないことに起因して)単純さ、経済性及び改善
された信頼性の効果が得られる。しかし、たとえバイパ
ス容量を用いても高周波応答は不安定であり、かつ、ル
ミナンス信号レベルと共に変化する傾向があることが分
かっている。かかる不所望の変化は、以下に詳細に説明
する如く、ビーム電流の変化に伴う受像管のダイナミッ
クインピーダンスの実際の(抵抗)成分の変化によって
発生するものに起因して発生し、以下では、かかる変化
の要因を「輝度に依存する極移動」と呼ぶ。視覚的効果
は、シーンの輝度の変化と共に表示された画像の高周波
(ディテール)の変化として現われる。 【0010】本発明は、線形処理を採用する装置の比較
的単純な特性と共に非線形処理を採用する装置の比較的
安定な高周波応答特性の利点を有するガンマ補正された
受像管駆動増幅器の存在が必要とされることを認識する
ことに一部帰する。本発明は上記の必要性に適合する装
置の提供を目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明による受像管駆動
装置は、ビデオ入力信号を受け、増幅されたビデオ信号
を受像管の電極に印加する線形増幅器を含む。上記線形
増幅器は上記受像管によって表示された画像にガンマ補
正を加えるのに充分な大きさではあるが、カソードに印
加された増幅されたビデオ信号の帯域幅を減少させる傾
向のある出力インピーダンスが設けられている。駆動増
幅器には上記増幅されたビデオ信号の帯域幅を復元する
キャパシタが含まれる。その上、表示された画像の輝度
の関数としてキャパシタの値を変える回路手段が設けら
れている。 【0012】キャパシタの容量を表示された画像の輝度
の関数として変えることにより、上述の「輝度に依存す
る極移動」の不所望な影響は最小限に抑えられ、かなり
安定的な高周波(ディテール)特性を伴う表示された画
像が得られる利点がある。本発明による受像管にガンマ
補正を加える方法は、(i)受像管のカソードに印加す
るビデオ入力信号を線形増幅し;(ii)上記受像管に
よって表示された画像にガンマ補正を加えるのに充分な
大きさがあるが、カソードに電極に結合された増幅され
たビデオ信号の帯域幅を減少させる傾向のある出力イン
ピーダンスの抵抗成分を線形増幅器を設け;(iii)
カソード電極に加えられた増幅されたビデオ信号の帯域
幅を復元するキャパシタを増幅器の回路の点に結合し;
(iv)表示された画像の輝度の関数として上記キャパ
シタの値を変える段階とからなる。 【0013】上記本発明の方法の後半の特徴は、像の輝
度レベルの変化に対し増幅器の帯域幅を安定化させる利
点がある。本発明による受像管駆動装置は、「能動負
荷」素子を有する形の増幅器と共に使用するのに適して
いるのでかなり低い出力インピーダンスが得られ、ある
種の変形のある場合には、「受動負荷」素子を有する形
の増幅器と共に使用し得るのでかなり高い出力インピー
ダンスが得られる。 【0014】 【実施例】本発明の前述及び更なる特徴は、類似の素子
は類似の参照符号によって表わされている添付図面に例
示的に示されている。図3のテレビジョン受像機10
は、例えば、放送、有線、VCR(ビデオカセットレコ
ーダ)等の適当なソースからRF(無線周波)入力信号
S1を受けるRF入力端子14を有するチューナ・IF
(中間周波増幅器)・検出器ユニット12を含む。かか
るチューナ・IF・検出器ユニット12は、受像管20
による表示用の成分赤色(R)、緑色(G)及び青色
(B)のビデオ出力信号を発生するクロミナンス/ルミ
ナンス信号処理ユニット16にベースバンドビデオ出力
信号S2を供給する。高電圧駆動信号を受像管20のカ
ソードK1、K2及びK3に供給するため、R、G及び
B駆動信号は夫々の受像管駆動増幅器30、40及び5
0を介して各々のカソードに印加される。上記駆動増幅
器は同一であるので、一つの駆動増幅器(30)の細部
だけを示す。 【0015】駆動増幅器30は、ビデオ入力信号(この
場合には、赤色成分)を受ける入力端子31と、(反
転)線形増幅器32とを含む。増幅器の利得は入力抵抗
33と帰還抵抗34の比によって定まる。高周波の昇圧
は入力抵抗33と並列にある抵抗35及びキャパシタ3
6の直列結合によって得られる。一例として、昇圧成分
は、黒色から灰色の領域に加えられたガンマ補正により
生ずる灰色から白色の領域のディテールの損失を補償す
るため、(例えば、4MHzの領域にある)ルミナンス
信号帯域の上端で増大した高周波応答を得るよう選択す
ることができる。 【0016】増幅器32の帰還ループは閉成しているの
で、増幅器の出力インピーダンスは非常に低く、その出
力は本質的に入力信号Rの値に比例する電圧を有する電
圧源である。ガンマ補正を得るために増幅器の出力イン
ピーダンスの抵抗成分は、受像管20のカソードK1の
並列共振インピーダンスの抵抗成分の最大値と最小値の
間の値まで増加させられる。かかるインピーダンスの増
加は、増幅器32の出力39を駆動増幅器30の出力端
子38に結合する抵抗37によって得られる。出力端子
38は受像管20のカソードK1に更に結合される。抵
抗37の値は受像管駆動増幅器30の出力インピーダン
スの抵抗成分を定める。 【0017】抵抗37の値は受像管20によって表示さ
れた画像にガンマ補正を加えるため充分に高くなるよう
選択される。このため、抵抗37は、受像管20のカソ
ードK1により表わされる並列共振抵抗の最大値と最小
値の間に値を持つよう選択される。カソードの最大並列
共振抵抗は、カソードが黒色レベルの画像を発生するよ
うカットオフ電位に駆動されるとき生ずる。カソードK
1の抵抗の最小値は、カソードが受像管20にピーク白
色の出力画像を発生するよう駆動されるときに生ずる。
図5の(A)は受像管に対するカソード電流と電圧の非
線形な関係を示し、同図の(B)は、カソードインピー
ダンスの実部(抵抗)の変化に関するかかる非線形性の
影響を示す。カソードインピーダンスの虚部は、カソー
ドの駆動に伴って変わることのない一定値の漂遊容量よ
りなることに注意すべきである。同図に示す如く、抵抗
はビーム電流が減少すると共に増加し、ビーム電流カッ
トオフレベルで最大の抵抗値になり、ピーク白色レベル
で最小の抵抗値になる。 【0018】ガンマ補正は、受像管20のカソードイン
ピーダンスの並列共振抵抗成分の最小値と最大値の間に
ある駆動増幅器30の出力インピーダンスの出力抵抗成
分の値を選択することにより得られる。上記の範囲の値
に対し、駆動増幅器は、カソードインピーダンスがかな
り高い場合(黒色レベル信号)に本質的に電圧源として
機能するので、黒色と灰色の画像領域でコントラストを
増加させるビーム電流の相対的な昇圧が得られる。逆
に、駆動増幅器は、カソードインピーダンスが比較的低
い場合(白色レベル信号)に電流源として機能する。増
加したインピーダンスはかかるレベルでビーム電流の相
対的な低下を生じさせるので、表示された画像のコント
ラストの圧縮が得られる傾向がある。上記の圧縮は、以
下に説明する如く、比較的明るい画像の高周波(ディテ
ール)を昇圧することによって補償される。 【0019】図3の例においてカソードK1に関係する
漂遊容量と組み合わされガンマ補正を提供する抵抗37
は、漂遊容量の値と、抵抗37の値と、受像管20のカ
ソードK1の並列共振インピーダンスの抵抗成分とによ
って定まる極又は「折点(コーナー)」周波数を有する
1次の低域通過フィルタを形成する。典型的には、フィ
ルターの極配置又は「折点周波数」は、非常に小さく、
数百キロヘルツ程度である。カソードの並列共振インピ
ーダンスの抵抗成分はカソードの駆動レベルと共に変わ
るので極配置も同様に変わり、表示装置全体(駆動増幅
器及び関係する受像管)の帯域幅は輝度レベルの変化と
共に変わる傾向がある。 【0020】前述の問題が生じる理由は、並列共振カソ
ードインピーダンスの実部(抵抗)はカソード電流と共
に変わり、虚部(容量)は変わらないからである。上記
問題の解決法は、駆動増幅器30の出力に結合されてい
る増幅されたビデオ信号の帯域幅を復元するキャパシタ
60を設け、キャパシタ60の容量を表示された画像の
輝度の関数として変えることである。例えば、キャパシ
タ60は、抵抗37と並列に接続され、線形増幅器32
の出力39に結合される。 【0021】より詳細には、図3の例において、キャパ
シタ60の値は、表示された画像の輝度レベルの変化と
反対方向に変えられる。一例として、駆動レベルが白色
レベルに近づくにつれて容量は減少させられる。逆に、
黒色レベルに近づく信号に対し容量は増加する。輝度レ
ベルが変わる際に、かかる変化は表示装置(駆動増幅器
30及び受像管20)の帯域幅全体を安定させる傾向が
ある。 【0022】前述のキャパシタ60の影響は以下の分析
によって更に実証される。説明の便宜上、カソード抵抗
はRkにより表わされ、カソードに関係する漂遊容量は
Csによって表わされる。カソード抵抗Rkが一定値で
あるならば、結合回路の応答は以下の抵抗と容量の関
係: R37/Rk=Cs/C60 (1) に対し周波数に依存しない。 【0023】しかし、カソード抵抗Rkは一定値ではな
い。それどころか抵抗Rkは図5の(B)に示す如く電
圧依存抵抗として動作する。同図に示される如く、抵抗
はカットオフ付近では100キロオームを上回り、ピー
ク白色の付近で10キロオーム未満に降下する。かかる
変化を考慮することにより式(1)は以下の式: R37/Rk(Vc)=Cs/C60(Vc) (2) に書き改めることができる。 【0024】添字「Vc」は、カソード抵抗成分Rk及
びバイパスキャパシタ60の値が共に共通の可変制御電
圧Vcの関数であることを示している。このことから、
キャパシタC60の値は以下の式: C60(Vc)=(Cs)(Rk(Vc))/R37 (3) によって知ることができる。 【0025】上記のようにして、キャパシタC60はカ
ソード抵抗と同様に同一電圧Vcに依存するので、帯域
幅はカソード抵抗の変化(受像管駆動レベル)に対し安
定させられる。抵抗37を通る電流(カソード電流)は
Vcの測量であるので(図5の(A)を参照のこと)、
かかる電流はキャパシタ60の値を制御するために使用
される。この制御は種々の方法で行うことが可能であ
る。例えば、適当な制御信号Vcを発生させるため受像
管カソード電圧(又は電流)を検出し、かかる制御信号
を電圧依存キャパシタ又は可変周波数高域通過フィルタ
の制御入力のいずれかに印加してもよい。 【0026】本発明によるキャパシタ制御手段の好まし
い一実施例を示す図4の例において、キャパシタ60は
抵抗37と並列に結合された可変容量又は「バリキャッ
プ」ダイオードとして実装される。ダイオードは、増幅
器32の出力に接続されたアノード71と、受像管20
のカソードK1に接続されたカソード72を具備してい
る。ダイオードの非線形性は、所望のカソード駆動電流
範囲に亘るカソード抵抗の非線形性を近似するよう選択
すべきである。 【0027】動作時に受像管駆動電流が明るい方のシー
ンに対し増加する際に、ダイオード70の容量値を減少
させるバイアス電流があるならば、抵抗37の両端の電
圧は増加する。逆に、カソード電流のより小さい暗い方
のシーンに対し、抵抗R37の両端の電圧も下がり、ダ
イオード70の容量値は増加する。かかる変化によって
前述の極配置の安定化は助けられ、これによって、表示
装置全体20、30、40及び50に対し一層均一な帯
域幅が得られる。 【0028】前述の例において関心のある更なるパラメ
ータは、ここでRで表わされる駆動増幅器の「利得比」
である。かかる関数はビデオ信号に加えられるガンマ補
正の量を制御する。上記利得比Rは最小利得によって分
割された最大利得に一致し、以下の式: R dB =20×log(1/(1+Smax ×R37)) (4) を用いて計算し得る。 【0029】式(4)において、パラメータ“Smax
=ΔIc/ΔVcは、白色レベル付近の受像管カソード
の相互コンダクタンスを表わす。この情報は特定の管に
対する撮像管データシートで入手可能である。相互コン
ダクタンスの典型的な値は約1ボルト当たり約50マイ
クロアンペアである。利得比の係数Rは、黒色レベルか
らピーク白色までの6dBの変化に亘って図5の(C)
に示されている。黒色から白色への6dBの低下は、同
図の(D)に示す如く、黒色から灰色領域のコントラス
トを拡大し、灰色から白色領域のコントラストを縮小す
る。高い方の駆動レベルにおけるコントラストの低下
は、抵抗35及びキャパシタ36によって与えられる改
善されたディテールにより補償され、かかる抵抗35及
びキャパシタ36は、前述の如く、ルミナンス信号帯域
(例えば、約4MHz)の上端に高周波のピークを発生
させる。 【0030】図6はAKB(自動受像管バイアス)制御
装置と駆動増幅器30の詳細な回路の一例を示す。この
ため、ルミナンス及びクロミナンス信号プロセッサ16
は、受像管駆動増幅器30、40及び50によって供給
されるカソードK1、K2及びK3のカソード電流I
1、I2及びI3のサンプルを受けるAKB制御ユニッ
ト17が設けられている。 【0031】駆動増幅器30においてPNPトランジス
タ600は、エミッタ負荷抵抗として機能する抵抗60
6と、ポテンショメータ602及び抵抗604を含みト
ランジスタ600への入力信号レベルの調節を提供する
減衰器と共にエミッタフォロワーとしての役割を果た
す。トランジスタ616及び622はエミッタフォロワ
ーによって供給される信号を増幅し、トランジスタ63
4と抵抗636及び638から構成される能動負荷イン
ピーダンスに出力電流を供給する。利得は抵抗639に
よりトランジスタ616のベースに与えられる負帰還に
よって安定させられる。全体の利得は、帰還抵抗639
と、抵抗612及び614(直流結合)と、入力抵抗6
12と並列にある高周波バイパス回路網(キャパシタ6
08と直列にある抵抗610)からなる入力結合回路網
のトランジスタ616に対するソースインピーダンスと
の比によって定まる。この高周波バイパス回路網は、低
下したコントラスト像のディテールを補償するためルミ
ナンス帯域の上端で高周波昇圧を与える。能動負荷(ト
ランジスタ634のエミッタ)の出力は、(ベース・エ
ミッタ接合の間にバイパスダイオード642を有するエ
ミッタフォロワートランジスタを含む)AKB電流検出
回路と、可変容量644及び固定抵抗646の並列接続
とによって出力端子38に結合される。受像管アーク保
護抵抗をこの経路に追加してもよい。容量644と抵抗
646は前述の如く、抵抗646と受像管20の漂遊容
量とによって形成された低周波の極の補償と共に、受像
管20によって表示された画像のガンマ補正を提供する
よう機能する。容量644の公称容量値は約22ピコフ
ァラッドのオーダである。AKB検出トランジスタ64
0によって供給されるコレクタ電流は、抵抗648及び
650から構成される減衰器に印加され、かかる減衰器
の出力(電流I3)はルミナンス・クロミナンスプロセ
ッサ16のAKB回路17に印加される。 【0032】図7は図6を変形した一例を示す図であ
り、ガンマ補正素子644及び646がAKB検出トラ
ンジスタ640の前に置かれている。かかる構成に対し
回路の値の一例が示されている。抵抗646の値は前述
の例における値よりも小さいので、公称容量値は比例的
に増加させるべきである。そうしなければ、回路の動作
は前述の例と同じである。図示され説明される受像管駆
動装置は、駆動増幅器内に非線形回路素子を必要とする
ことなくガンマ補正を提供し、ここで、白色圧縮は妨げ
られ、暗いシーンに対し改善されたディテールと、明る
いシーンに対し維持されたディテールと、安定した全周
波数応答とを表わす受像管駆動装置全体を提供するた
め、周波数応答の極は白色圧縮補償キャパシタの変化に
よってビーム電流の変化に対し安定させられる。
【図面の簡単な説明】 【図1】テレビジョン送信機と、テレビジョン受像機
と、送信機及び受像機を含む全テレビジョン装置に対し
伝達特性とガンマ値を例示するグラフである。 【図2】(A)及び(B)はガンマ補正を例示するグラ
フである。 【図3】本発明の一実施例の受像管駆動増幅器を備えた
テレビジョン受像機の略ブロック線図である。 【図4】図3の受像機の変形例を示す図である。 【図5】(A)乃至(D)は図3及び4の受像管駆動増
幅器の動作を示す応答曲線である。 【図6】本発明の一実施例の受像管駆動増幅器の詳細な
系統線図である。 【図7】本発明の他の実施例の受像管駆動増幅器の詳細
な系統線図である。 【符号の説明】 10 テレビジョン受像機 12 チューナ・IF・検出器ユニット 14 RF入力端子 16 クロミナンス/ルミナンス信号処理ユニット 17 AKB制御ユニット 20 受像管 30,40,50 受像管駆動増幅器 31 入力端子 32 線形増幅器 33 入力抵抗 34,639 帰還抵抗 35,37,604,606,610,612,61
4,636,638,648,650 抵抗 36,60,608 キャパシタ 38 出力端子 39 増幅器の出力 70,642 ダイオード 71 ダイオードのアノード 72 ダイオードのカソード 100,102,104 伝達特性曲線 600 PNPトランジスタ 602 ポテンショメータ 616,622,634 トランジスタ 640 エミッタフォロワー(AKB検出)トランジス
タ 644 可変容量 646 固定抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−11067(JP,A) 実開 昭59−169167(JP,U) 実開 昭57−19673(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/14 - 5/217

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ビデオ入力信号を受け増幅されたビデ
    オ信号を受像管のカソードに印加する線形増幅器が設け
    られ、 該線形増幅器は、 該受像管によって表示された画像にガ
    ンマ補正を加えるのに十分な大きさあるが該カソード
    に印加された該増幅されたビデオ信号の帯域幅を減少さ
    せる傾向のある出力インピーダンスを有し、 該増幅器の出力に接続され該増幅されたビデオ信号の
    該帯域幅を復元するキャパシタが設けられ、 該キャパシタの容量を表示された画像の輝度の関数とし
    て変える回路手段が設けられている、 受像管駆動装置。
JP09888195A 1994-04-28 1995-04-24 ガンマ補正のある受像管駆動装置 Expired - Fee Related JP3499039B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/234,025 US5455635A (en) 1994-04-28 1994-04-28 Kinescope driver with gamma correction and brightness dependent capacitor coupling
US234025 1999-01-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07303194A JPH07303194A (ja) 1995-11-14
JP3499039B2 true JP3499039B2 (ja) 2004-02-23

Family

ID=22879560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09888195A Expired - Fee Related JP3499039B2 (ja) 1994-04-28 1995-04-24 ガンマ補正のある受像管駆動装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5455635A (ja)
EP (1) EP0680227B1 (ja)
JP (1) JP3499039B2 (ja)
KR (1) KR100338232B1 (ja)
CN (1) CN100380989C (ja)
DE (1) DE69514952T2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000016553A (ko) * 1997-04-07 2000-03-25 요트.게.아. 롤페즈 감마 보정 회로
JP3801790B2 (ja) * 1998-09-28 2006-07-26 Necディスプレイソリューションズ株式会社 画像表示装置
JP4670172B2 (ja) * 2001-04-20 2011-04-13 ソニー株式会社 画像表示装置
EP1304886A1 (en) * 2001-10-10 2003-04-23 Deutsche Thomson-Brandt Gmbh Saturation suppression of CRT output amplifiers
CN1682524A (zh) * 2002-09-18 2005-10-12 皇家飞利浦电子股份有限公司 电子束电流测量

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2921131A (en) * 1955-11-21 1960-01-12 Philco Corp Television receivers
US3633121A (en) * 1969-09-05 1972-01-04 Motorola Inc Gamma control circuit
CA1069209A (en) * 1975-11-25 1980-01-01 Rca Corporation Video amplifier
US4126814A (en) * 1976-12-09 1978-11-21 Rca Corporation Electron gun control system
JPS60174580A (ja) * 1984-02-20 1985-09-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガンマ補正回路
US4858015A (en) * 1988-03-28 1989-08-15 Thomson Consumer Electronics, Inc. Video display driver coupling circuit
GB8925438D0 (en) * 1989-11-10 1989-12-28 Rca Licensing Corp Non-linear rgb video signal processing
US5317240A (en) * 1992-06-29 1994-05-31 Rca Thomson Licensing Corporation Kinescope driver apparatus with contrast enhancement

Also Published As

Publication number Publication date
KR100338232B1 (ko) 2002-10-18
CN100380989C (zh) 2008-04-09
EP0680227A2 (en) 1995-11-02
KR950035309A (ko) 1995-12-30
JPH07303194A (ja) 1995-11-14
DE69514952D1 (de) 2000-03-16
CN1112342A (zh) 1995-11-22
US5455635A (en) 1995-10-03
EP0680227A3 (en) 1997-01-02
EP0680227B1 (en) 2000-02-09
DE69514952T2 (de) 2000-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5003394A (en) Dynamic video system including automatic contrast and "white-stretch" processing sections
JPS61157177A (ja) ガンマ制御装置
US4980756A (en) Control signal generator for a television system
CA1048635A (en) Television receiver with picture level control
CA2145901C (en) Kinescope driver apparatus with gamma correction
US5083198A (en) Nonlinear RGB video signal processing
JP3499039B2 (ja) ガンマ補正のある受像管駆動装置
US5317240A (en) Kinescope driver apparatus with contrast enhancement
US5453798A (en) Black compensation circuit for a video display system
CA2027337C (en) Nonlinear rgb video signal processing
JP3498995B2 (ja) 映像入力信号処理装置
KR100311767B1 (ko) 키네스코프구동용증폭기장치
US5519455A (en) Kinescope driver with output load resistor coupled to kinescope cathode via two paths including a further resistor and a series coupled buffer amplifier and capacitor
US3600514A (en) Solid-state luminance channel for color television receiver
JPH0741257Y2 (ja) テレビジョン受像機の輝度信号補正回路
JPH0444492A (ja) 画質調整回路
JPH09116786A (ja) ビデオカメラの信号処理回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees