JP3498031B2 - ディジタル多重化装置およびその方法 - Google Patents

ディジタル多重化装置およびその方法

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JP3498031B2 JP2000015219A JP2000015219A JP3498031B2 JP 3498031 B2 JP3498031 B2 JP 3498031B2 JP 2000015219 A JP2000015219 A JP 2000015219A JP 2000015219 A JP2000015219 A JP 2000015219A JP 3498031 B2 JP3498031 B2 JP 3498031B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル多重化装
置およびその方法に関し、特に複数のMPEG−2(Mo
ving picture Experts Group Phase 2)規格のTS(ト
ランスポートストリーム)パケット形式入力信号等のパ
ケットデータ信号を多重化するパケット多重化方式に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】MPEG−2規格(ISO/IEC13
818−1)の複数のTSを、TSパケット形式の伝送
スロットで構成された多重フレームに多重化し伝送する
方法には、従来、映像情報メディア学会技術報告ROF
T99−71(1999年7月27日)「ケーブルテレ
ビ複数MPEG−TS多重方式の一提案」に示された方
法がある。
【0003】この文献に示された方法においては、入力
するTSの伝送レートに応じて伝送スロット数を予め固
定数Nで割り当て、多重フレーム内の伝送スロットに各
TSのTSパケットを配置して伝送する。このとき、入
力の伝送レートと固定数Nによる送出レートとの速度差
はヌルパケットを挿入し調整している。固定数N個が割
り当てられた伝送スロットの配置については、多重フレ
ーム内の固定された位置に常に配置されるものと考えら
れる。
【0004】この従来の多重化では、伝送スロット数を
固定数で割り当てているため、入力するTSに対して、
割り当てた伝送スロット数による伝送帯域が予め与えら
れると共に、与えられた帯域を超過した伝送レートでT
Sが入力した場合は、多重化が制限される。なお、この
ような多重フレーム内に伝送スロットを固定数割当して
多重化伝送する方法は、放送サービス用のTS伝送以外
にも、通信分野においては電話サービスやデータ伝送サ
ービスのディジタル多重伝送方式におけるサービス回線
設定方法として、パケット形式信号の多重化に限ること
なく従来より使用されているものである。
【0005】図16はこのような従来のパケット多重化
装置のブロック図である。図では、3個のTSパケット
形式の入力ストリームを多重化して伝送する例を示して
いる。図16において、バッファメモリ21aには、入
力ストリームAが入力され、バッファメモリ21bに
は、入力ストリームBが入力され、バッファメモリ21
cには、入力ストリームCが入力されている。バッファ
メモリ21a、21b、21cの出力はそれぞれスロッ
ト多重回路23の入力に接続されている。
【0006】また、バッファメモリ21aのUF端子か
らはアンダーフローを示す信号がANDゲート18aの
一方の入力端子に出力されており、バッファメモリ21
bのUF端子からはアンダーフローを示す信号がAND
ゲート18bの一方の入力端子に出力されており、バッ
ファメモリ21cのUF端子からはアンダーフローを示
す信号がANDゲート18cの一方の入力端子に出力さ
れている。
【0007】読み出しパルス発生回路24には、スロッ
ト割当情報が入力されており、読み出しパルス発生回路
24はスロット割当情報に従って読み出しパルスを発生
し、バッファメモリ21a、21b、21cの読み出し
制御端子REおよびORゲート19の一つの入力端子に
出力している。また、バッファメモリ21aの読み出し
制御端子REに入力されている読み出しパルスは、AN
Dゲート18aの他方の入力端子にも入力されており、
バッファメモリ21bの読み出し制御端子REに入力さ
れている読み出しパルスは、ANDゲート18bの他方
の入力端子にも入力されており、バッファメモリ21c
の読み出し制御端子REに入力されている読み出しパル
スは、ANDゲート18cの他方の入力端子にも入力さ
れている。
【0008】ANDゲート18a、18b、18cの出
力はそれぞれORゲート19の他の入力端子に入力され
ており、ORゲートの出力はスタッフィングパケットメ
モリ26の読み出し制御端子REに入力されており、ス
タッフィングパケットメモリ26の出力はスロット多重
回路23の入力に接続されている。スロット多重回路2
3はバッファメモリ21a、21b、21cおよびスタ
ッフィングパケットメモリ26の出力を多重し、パケッ
ト多重フレーム生成回路27に出力する。
【0009】パケット多重フレーム生成回路27には、
スロット割当情報が入力されており、パケット多重フレ
ーム生成回路27はスロット割当情報を伝送するヘッダ
パケットを作成すると共に、スロット多重回路23の出
力にヘッダパケットを多重してパケット多重フレームを
生成し出力している。
【0010】このような、図16の従来のパケット多重
化装置の動作について説明する。従来技術の図16のパ
ケット多重化装置においては、予め作成された1パケッ
ト多重フレーム分のスロット割当情報が読み出しパルス
発生回路24およびパケット多重フレーム生成回路27
に与えられている。スロット割当情報には、パケット多
重フレーム内の伝送スロット単位に多重する入力ストリ
ームを示す情報あるいはスタッフィングのためのヌルパ
ケットの多重を示す情報が記されている。
【0011】読み出しパルス発生回路24は、パケット
多重フレーム周期毎に、スロット割当情報に従って読み
出しパルスを発生し、バッファメモリ21a、21b、
21cの各読み出し制御端子REまたはORゲート19
へ繰り返し出力する。ORゲート19に入力された読み
出しパルスはORゲート19を通過してスタッフィング
パケットメモリ26の読み出し制御端子REに入力され
ている。このとき、読み出しパルス発生回路24から出
力されるそれぞれの読み出しパルスの数と位置、すなわ
ち、各メモリの読み出し制御端子REに与えられる読み
出しパルスの数と位置はスロット割当情報に従って定ま
っており、かつパケット多重フレーム周期毎に同一であ
る。
【0012】バッファメモリ21a、21b、21cに
は、接続されている入力ストリームのTSパケットが書
き込まれて蓄積され、各バッファメモリからは、読み出
しパルスが読み出し制御端子REに入力される毎に、T
Sパケットが1個ずつ取り出されてスロット多重回路2
3に出力される。スタッフィングパケットメモリ26に
は予めヌルパケットが蓄積されており、読み出しパルス
が読み出し制御端子REに入力される毎に読み出され
て、スロット多重回路23に出力される。
【0013】バッファメモリのUF端子からは、未読み
出しのTSパケットが存在するときは値‘0’が出力さ
れ、未読み出しのTSパケットがないときは値‘1’が
出力される。また、バッファメモリは、未読み出しのT
Sパケットがないときは、読み出し制御端子REに読み
出しパルスが入力されても出力しないように構成されて
いる。バッファメモリ内に未読み出しのTSパケットが
ないときは、UF端子からはアンダーフローを示す信号
値‘1’がANDゲートに出力されている。
【0014】したがって、このとき、入力した読み出し
パルスはANDゲートを通過してORゲート19に入力
され、ORゲート19を通ってスタッフィングパケット
メモリ26の読み出し制御端子REに与えられる。この
とき、スタッフィングパケットメモリ26からはヌルパ
ケットが読み出されてスロット多重回路23に出力さ
れ、ヌルパケットは、さらに、スロット多重回路23を
経てパケット多重フレーム生成回路27に入力される。
【0015】したがって、図16のパケット多重化装置
においては、1パケット多重フレーム時間毎に、各入力
ストリームのTSパケットおよびスタッフィングのため
のヌルパケットが、予め作成されたスロット割当情報に
て割り当てられている数だけ多重化されて送出される。
また、入力ストリームにおいて、1パケット多重フレー
ム時間当たりに入力するTSパケット数が、予め作成さ
れたスロット割当情報にて割り当てられている数よりも
少ないときは、入力ストリームのTSパケットの代わり
にヌルパケットが挿入されてパケット多重フレームに多
重化される。
【0016】また、1パケット多重フレーム時間当たり
に入力されるTSパケット数が、予め作成されたスロッ
ト割当情報にて割り当てられている数よりも多いとき
は、スロット割当情報にて割り当てられている数だけし
かバッファメモリから読み出されないので、当該入力ス
トリームに対するバッファメモリはオーバーフローす
る。したがって、スロット割当情報に記された、各入力
ストリームを示す情報のそれぞれの個数は、多重化にお
いて許容される各入力ストリームそれぞれの最大伝送帯
域を表すものであり、しかもそれらは予め作成されたス
ロット割当情報によって定められている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディジタル多重化装置では、各入力ストリー
ムには、伝送スロット1個分の伝送帯域を単位として、
最大伝送帯域がその整数倍で割り当てられるため、各入
力ストリームの実際の伝送レートに対して伝送帯域を細
かく設定できないという問題があり、各入力ストリーム
の伝送レートが、割り当てた伝送スロット数に基づく最
大伝送帯域と一致しないときは、1入力ストリーム当た
り最大で1伝送スロット未満の伝送帯域の無駄が生じ
る。このため、多重化効率が悪くなるという問題があ
る。すなわち、1パケット多重フレーム時間に入力する
TSパケット数が、スロット割当情報により割り当てら
れた1パケット多重フレーム時間内の伝送スロット数よ
りも小さく、両方の数が一致しないときは、パケット多
重化フレーム構造を維持するために、その差に応じてヌ
ルパケットがTSパケットの代わりに割り当てた伝送ス
ロットの中に挿入される。このとき、他の入力ストリー
ムは、ヌルパケットがTSパケットの代わりに挿入され
た伝送スロットを伝送に使用することができない。
【0018】また、伝送スロット1個分の伝送帯域を小
さくし、入力ストリームに対する最大伝送帯域を細かく
設定しようとすると、フレーム長(1パケット多重化フ
レームの伝送スロット総数)を大きくしなければなら
ず、バッファメモリ容量を多く必要とし、かつ受信にお
けるフレーム同期時間が増大するという問題がある。
【0019】さらに、予め各入力ストリームに対する最
大伝送帯域が、割り当てた伝送スロット数に基づき固定
されているため、伝送レートが変化する入力ストリーム
に対しては最大伝送レートに対応した最大伝送帯域を予
め設定して与えておかなければならず、与えた最大伝送
帯域よりも少ない伝送レートで入力している間は伝送帯
域に大きな無駄が生じるという問題がある。また、その
ときの最大伝送帯域と実際の入力ストリームの伝送レー
トとの差分の帯域は他の入力ストリームに融通すること
ができないという問題がある。したがって、可変レート
のディジタルサービスを伝送する入力ストリームを多重
化する場合には、多重化効率が大きく低下するという問
題がある。
【0020】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、各入力信号に対して伝送帯域を保証すると
共に、多重化出力帯域に余裕が生じたときは、各入力信
号が余裕帯域を使用できるディジタル多重化装置および
その方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によるディジタル
多重化装置は、複数の固定長パケット形式入力信号を複
数の伝送スロットで構成された多重化フレームに多重化
し送出するに際して、前記固定長パケット形式入力信号
のパケットの入力時点に応じて前記パケットを前記多重
化フレームの伝送スロットに割り当てる多重化手段と、
前記入力信号のパケットの入力毎に、前記入力信号の帯
域と該入力信号に対する保証帯域との大小を検出する保
証帯域検出手段と、前記多重化手段により割当てられた
伝送スロット数と伝送される伝送スロット数との差を検
出してこの差が閾値を越えたときに、前記複数の入力信
号の帯域の合計値が多重化出力帯域を超過したことを検
出する多重化出力帯域超過検出手段と、前記複数の入力
信号の帯域の合計値が前記多重化出力帯域を超過したこ
とを検出したときに、入力信号の帯域が保証帯域より大
きいことが検出された前記入力信号に対しては多重化を
阻止する多重化阻止手段とを含むことを特徴とする。
【0022】そして、前記多重化手段は、固定長パケッ
ト形式入力信号のパケットの入力時点に応じて前記パケ
ットを前記多重化フレームの伝送スロットに割り当てる
と共に、前記入力信号のパケットが割り当てられなかっ
た伝送スロットにはヌルパケットを割り当てる手段と、
複数の前記入力信号のパケットおよびヌルパケットに対
する割当に従って、前記伝送スロットに前記入力信号の
各々のパケットおよびヌルパケットを多重化し送出する
手段とを有することを特徴とする。
【0023】また、前記保証帯域検出手段は、入力信号
のパケットが入力する毎にアップカウントし、保証帯域
に基づく発生頻度のパルスによってダウンカウントする
アップダウンカウンタを有することを特徴とする。更
に、前記多重化出力帯域超過検出手段は、前記割り当て
られた伝送スロット数と伝送される伝送スロット数との
差を検出する手段と、前記差が閾値を越えたことを検出
する手段とを有することを特徴とする。更に、前記保証
帯域検出手段は、前記アップダウンカウンタのカウント
値と閾値との大小を比較する手段を有することを特徴と
する。更にはまた、前記多重化阻止手段は、前記入力信
号のうちの特定のパケットのみを選択して阻止するよう
構成されており、特に入力信号のパケット識別子の値に
応じて選択阻止をなすよう構成されていることを特徴と
する。
【0024】 本発明によるディジタル多重化方法は、
複数の固定長パケット形式入力信号を複数の伝送スロッ
トで構成された多重化フレームに多重化し送出するに際
して、前記固定長パケット形式入力信号のパケットの入
力時点に応じて前記パケットを前記多重化フレームの伝
送スロットに割り当てる多重化ステップと、前記入力信
号のパケットの入力毎に、前記入力信号の帯域と該入力
信号に対する保証帯域との大小を検出する保証帯域検出
ステップと、前記多重化ステップにより割当てられた伝
送スロット数と伝送される伝送スロット数との差を検出
してこの差が閾値を越えたときに、前記複数の入力信号
の帯域の合計値が多重化出力帯域を超過したことを検出
する多重化出力帯域超過検出ステップと、前記複数の入
力信号の帯域の合計値が前記多重化出力帯域を超過した
ことを検出したときに、入力信号の帯域が保証帯域より
大きいことが検出された前記入力信号に対しては多重化
を阻止する多重化阻止ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0025】また、前記多重化ステップは、固定長パケ
ット形式入力信号のパケットの入力時点に応じて前記パ
ケットを前記多重化フレームの伝送スロットに割り当て
ると共に、前記入力信号のパケットが割り当てられなか
った伝送スロットにはヌルパケットを割り当てるステッ
プと、複数の前記入力信号のパケットおよびヌルパケッ
トに対する割当に従って、前記伝送スロットに前記入力
信号の各々のパケットおよびヌルパケットを多重化し送
出するステップとを有することを特徴とする。更に、前
記保証帯域検出ステップは、入力信号のパケットが入力
する毎に、アップダウンカウンタをアップカウントし、
保証帯域に基づく発生頻度のパルスによって前記アップ
ダウンカウンタをダウンカウントすることを特徴とす
る。更にはまた、前記多重化出力帯域超過検出ステップ
は、前記割り当てられた伝送スロット数と伝送される伝
送スロット数との差を検出するステップと、前記差が閾
値を越えたことを検出するステップとを有することを特
徴とする。更に、前記保証帯域検出ステップは、前記ア
ップダウンカウンタのカウント値と閾値との大小を比較
するステップを有することを特徴とし、また前記多重化
阻止ステップは、前記入力信号のうちの特定のパケット
のみを選択して阻止するようにし、特に入力信号のパケ
ット識別子の値に応じて選択阻止をなすようにしたこと
を特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の上記および他の目的、特
徴および利点を明確にすべく、以下添付した図面を参照
しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。本発明の実施形態のディジタル多重化装置では、各
入力信号のTSパケットの入力時点に応じてパケット多
重フレームでの伝送スロットを割り当てると共に、各入
力信号の個々の入力TSパケットレートと合計レートを
それぞれ監視し、合計レートが多重化出力帯域を超過し
たときにおいて、個々の保証帯域を超過して入力されて
いる入力信号があったときは、保証帯域を超過して入力
されている入力信号の入力TSパケットレートを制限す
るという動作が行われる。
【0027】図1は本発明の実施形態におけるディジタ
ル多重化装置の構成例を示したブロック図である。具体
的には、本実施形態における多重回路20、個別帯域監
視回路30a、30b、30cおよび合計帯域監視回路
40にて構成されたディジタル多重化装置の構成例が示
されており、入力ストリームA、入力ストリームB、入
力ストリームCの3個のTSパケット形式の入力信号を
多重化し送出する場合について図示している。
【0028】図1において、入力ストリームAは個別帯
域監視回路30aを通って多重回路20の内部に備えら
れたバッファメモリ21aに入力され、入力ストリーム
Bは個別帯域監視回路30bを通って多重回路20の内
部に備えられたバッファメモリ21bに入力され、入力
ストリームCは個別帯域監視回路30cを通って多重回
路20の内部に備えられたバッファメモリ21cに入力
されている。
【0029】多重回路20の構成と動作は、本願の発明
者により提案され出願中の特願平11−200970号
の「ディジタル多重伝送装置、ディジタル多重伝送シス
テム、およびディジタル多重伝送方法」(平成11年7
月14日出願)に示されたもの(上記出願明細書に添付
の図8の送信装置20)と同じである。多重回路20に
おいて、バッファメモリ21aは個別帯域監視回路30
aを通過した入力ストリームAのTSパケットを蓄積
し、バッファメモリ21bは個別帯域監視回路30bを
通過した入力ストリームBのTSパケットを蓄積し、バ
ッファメモリ21cは個別帯域監視回路30cを通過し
た入力ストリームCのTSパケットを蓄積する。スタッ
フィングパケットメモリ26はスタッフィング用のヌル
パケットを予め蓄積している。
【0030】読み出しパルス発生回路24はスロット割
当情報生成回路50から出力されるスロット割当情報に
従って読み出しパルスを発生し、バッファメモリ21
a、バッファメモリ21b、バッファメモリ21cおよ
びスタッフィングパケットメモリ26のいずれかの読み
出しイネーブル端子REに出力する。バッファメモリ2
1a、バッファメモリ21b、バッファメモリ21c
は、読み出し制御端子REに読み出しパルスが入力され
る毎に、蓄積しているTSパケットをスロット多重回路
23に出力する。
【0031】スタッフィングパケットメモリ26は、読
み出し制御端子REに読み出しパルスが入力される毎
に、予め蓄積しているヌルパケットをスロット多重回路
23に出力する。スロット多重回路23には、バッファ
メモリ21a、バッファメモリ21b、バッファメモリ
21cおよびスタッフィングパケットメモリ26の出力
が接続されており、スロット多重回路23は、読み出し
パルスによって出力されたTSパケットまたはヌルパケ
ットを伝送スロットに多重化し、パケット多重フレーム
生成回路27へ出力する。このスロット多重回路23は
データバスまたはシフトレジスタとセレクタ回路等で構
成でき、当業者にとって容易に構成できるものであるた
め、その詳細な構成は省略する。
【0032】パケット多重フレーム生成回路27は、ス
ロット割当情報生成回路50から出力されたスロット割
当情報を伝送する多重化情報パケットMIPを生成する
と共に、スロット多重回路23の出力と合わせて、図2
に示すパケット多重フレームを生成し出力する。このパ
ケット多重フレーム生成回路27はシフトレジスタとセ
レクタ回路等で構成でき、当業者にとって容易に構成で
きるものであるため、その詳細な構成は省略する。な
お、スタッフィング用のヌルパケットは図2のペイロー
ド部分にデータが存在しないパケットのことであり、よ
ってヌルパケットと称される。
【0033】パケット入力検出回路28aはバッファメ
モリ21aへのTSパケットの入力を監視し、パケット
入力検出回路28bはバッファメモリ21bへのTSパ
ケットの入力を監視し、パケット入力検出回路28cは
バッファメモリ21cへのTSパケットの入力を監視
し、それぞれ、1個のTSパケットがバッファメモリに
入力完了する毎に、スロット割当情報生成回路50に対
して検出信号を出力する。スロット割当情報生成回路5
0は、検出信号の入力に応じて、伝送スロットに多重化
するTSパケットがいずれの入力ストリームのものであ
るかを示す情報、またはスタッフィングメモリから読み
出したヌルパケットであることを示す情報であるスロッ
ト割当情報を生成し、読み出しパルス発生回路24およ
びパケット多重フレーム生成回路27に出力する。
【0034】すなわち、スロット割当情報生成回路50
は、検出信号が発生したとき、該信号を発生したパケッ
ト入力検出回路が監視しているTSパケットの属する入
力ストリームを示す情報をスロット割当情報として記憶
し、いずれのパケット入力検出回路からも検出信号の発
生が無かったときは、その時点までに割り当てたスロッ
ト割当情報数がそのときまでに伝送されるパケット多重
フレームの伝送スロットの数よりも少ない場合は、スタ
ッフィングを示す情報をスロット割当情報として記憶す
る。
【0035】スロット割当情報生成回路50は、前回の
1パケット多重フレームの伝送時間中に記憶し終えた1
パケット多重フレーム分のスロット割当情報を、次のパ
ケット多重フレームの伝送時間中において、読み出しパ
ルス発生回路24およびパケット多重フレーム生成回路
27に出力する。
【0036】したがって、本実施形態における多重回路
20では、個別帯域監視回路から出力される各入力スト
リームのTSパケット数に応じて、各入力ストリームに
対する1パケット多重フレーム中の伝送スロット数が自
動的に割り当てられ、しかも入力ストリームに割り当て
られる伝送スロットの1パケット多重フレーム内の位置
は、個別帯域監視回路から出力される各入力ストリーム
のTSパケットが各バッファメモリに入力した時点に対
応して定まるという動作が行われる。
【0037】図3には、本発明の一実施の形態として、
多重回路20におけるスロット割当情報生成回路50の
ブロック図が示されている。このスロット割当情報生成
回路50の構成と動作は、上述した特願平11−200
970号明細書に添付の図4から図7と同じである。
【0038】図3において、リタイミング回路51a、
リタイミング回路51b、リタイミング回路51cに
は、パケット入力検出回路からの検出信号D1、D2、
D3がそれぞれ入力される。リタイミング回路51a、
51b、51cは各検出信号をスロットクロック信号に
てリタイミングし、論理積ゲート53a、53b、53
cの一方の入力端子に出力する。
【0039】パルス発生回路52はスロットクロック信
号を元に、図4に示すように、パルス発生位置の異なる
パルス信号φ0、φ1、φ2、φ3、φ4を生成し、論
理積ゲート58の一方の入力端子にパルス信号φ0を出
力し、論理積ゲート53aの他方の入力端子にパルス信
号φ1を出力し、論理積ゲート53bの他方の入力端子
にパルス信号φ2を出力し、論理積ゲート53cの他方
の入力端子にパルス信号φ3を出力し、論理積ゲート5
3dの一方の入力端子にパルス信号φ4を出力する。
【0040】論理積ゲート53aの出力はストリーム番
号エンコーダ54および論理和ゲート55に接続され、
同様に、論理積ゲート53b、53c、53dの出力も
ストリーム番号エンコーダ54および論理和ゲート55
にそれぞれ接続される。ストリーム番号エンコーダ54
はストリームを識別する情報を入力に応じて生成し、メ
モリ60のデータ入力端子Dinに出力する。
【0041】論理和ゲート55は、論理積ゲート53
a、53b、53c、53dの各出力の論理和を論理和
ゲート56の一方の入力端子およびメモリ60の書込イ
ネーブル端子WEに出力する。論理和ゲート56は、論
理和ゲート55の出力と論理積ゲート58の出力との論
理和を書込アドレスカウンタ57に出力する。
【0042】書込アドレスカウンタ57は、5ビットの
2進カウンタにて構成されており、論理和ゲート56の
出力に生じるパルスをカウントして、カウント値の最上
位ビットb4(MSB)をメモリ60の書込アドレス端
子WAHおよびフリップフロップ61のデータ入力端子
Dに出力し、カウント値の下位4ビットb3〜b0をメ
モリ60の書込アドレス端子WAL、論理積ゲート58
の他方の入力端子および大小比較回路59の一方の入力
端子Xに出力する。
【0043】論理積ゲート58は書込アドレスカウンタ
57のカウント値の下位4ビットb3〜b0とパルス信
号φ0との論理積を、論理和ゲート56の他方の入力端
子に出力する。スロット番号カウンタ64は書込アドレ
スカウンタ57より1ビット少ない4ビットの2進カウ
ンタで構成されており、スロットクロック信号をカウン
トして、カウント値b3〜b0をメモリ60の読み出し
アドレス端子RALおよび大小比較回路59の他方の入
力端子Yに出力すると共に、キャリー信号CRを論理反
転ゲート63の入力端子に出力する。スロット番号カウ
ンタ64は、カウント値b3〜b0が最大値‘111
1’のとき、キャリ−信号CRとして‘1’の値を出力
し、カウント値b3〜b0が最大値以外のときは‘0’
の値を出力する。
【0044】大小比較回路59は、入力端子Xに入力し
ている書込アドレスカウンタ57のカウント値の下位4
ビットの値と、入力端子Yに入力しているスロット番号
カウンタ64のカウント値4ビットの値との大小を比較
し、Xに入力している値がYに入力している値未満(例
えばX=Y−1)であるときは真値‘1’を出力し、X
に入力している値がYに入力している値と同一またはそ
れ以上であるときは偽値‘0’を出力し、論理積ゲート
53dの他方の入力端子に与える。
【0045】論理反転ゲート63は入力を論理反転して
フリップフロップ61のクロック端子CLKに与える。
フリップフロップ61は、クロック端子CLKに与えら
れた値が‘0’から‘1’に変化した時点におけるデー
タ入力値を読み込んで保持すると共に、論理反転ゲート
62の入力端子に出力する。論理反転ゲート62は、入
力を論理反転してメモリ60の読み出しアドレス端子R
AHに出力する。
【0046】メモリ60は、ストリーム番号エンコーダ
54の出力を書込アドレスカウンタ57のカウント値に
より示されるアドレスに書き込んで記憶すると共に、論
理反転ゲート62の出力とスロット番号カウンタ64の
カウント値とにより示されるアドレスに記憶されている
データを読み出し、スロット割当情報として出力する。
以下、図3に示されるスロット割当情報生成回路50の
動作について詳細に説明する。
【0047】図3のスロット割当情報生成回路50おけ
るスロット番号カウンタ64のビット数は、多重化情報
パケットMIPを伝送する伝送スロットを含む1パケッ
ト多重フレームの伝送スロット数に対応して定めてあ
り、ビット数4はパケット多重フレームを2の4乗個す
なわち16個の伝送スロットで構成した場合に対応して
いる。
【0048】なお、1パケット多重フレームの伝送スロ
ット数は16に限定されるものではなく、また、2のn
乗(nは正整数)に限定されるものではなく、任意のm
(mは正整数)でよい。その場合、スロット番号カウン
タ64はm進法のカウンタであって、かつカウント値を
2進数形式で出力するカウンタとし、一方、書込アドレ
スカウンタ57はスロット番号カウンタ64よりも1桁
多いm進法のカウンタであって、かつカウント値を2進
数形式で出力するカウンタとし、上位桁は1ビットで出
力する。
【0049】図4はパルス発生回路52の動作を示すタ
イミング図であり、パルス発生回路52はスロットクロ
ック信号の1サイクル毎に、パルス発生位置の異なる5
個のパルス信号φ0、φ1、φ2、φ3、φ4を発生す
る。このとき、パルス信号φ4はパルス信号φ1、φ
2、φ3よりも後方に発生させ、また、パルス信号φ0
はパルス信号φ1、φ2、φ3、φ4の後方に発生させ
ている。パルス信号φ1、φ2、φ3はそれぞれ論理積
ゲート53a、53b、53cにおいてリタイミング回
路51a、51b、51cの出力によって通過が制御さ
れる。論理積ゲート53a、53b、53cを通過した
パルス信号φ1、φ2、φ3は、ストリーム番号エンコ
ーダ54および論理和ゲート55に与えられる。
【0050】図5はリタイミング回路51a、51b、
51cの一構成例を示す図であり、1回路分が示されて
いる。図6はリタイミング回路51a、51b、51c
の動作を示すタイミング図である。
【0051】パケット入力検出回路28a、28b、2
8cから出力される検出信号はパルス信号形式となって
おり、TSパケットがバッファメモリに1個入力する毎
に検出信号が発生し、リタイミング回路に入力する。こ
の検出信号によってフリップフロップF1はプリセット
されて出力は‘1’となる。スロットクロック信号によ
ってフリップフロップF1の出力はフリップフロップF
2に読み込まれ、フリップフロップF2の出力は‘1’
となる。同時に、フリップフロップF1は‘0’を読み
込んでその出力は‘0’となる。入力検出信号による新
たなプリセットがフリップフロップF1になされなけれ
ば、スロットクロック信号の次のサイクルにおいてフリ
ップフロップF2はフリップフロップF1の出力‘0’
を読み込んでその出力は‘0’となる。
【0052】このようにして、検出信号に生じた1個の
パルスはリタイミング回路によってスロットクロック信
号1サイクルの時間、すなわち伝送スロット1個の伝送
時間幅に変換されて出力する。したがって、検出信号が
発生する毎に、その直後のスロットクロック信号1サイ
クルの時間中は、論理積ゲート53a、53b、53c
のうちの、発生した検出信号が入力したリタイミング回
路の出力が接続されている論理積ゲートが開き、パルス
発生器52からのパルス信号がストリーム番号エンコー
ダ54に与えられ、同時に、パルス信号は論理和ゲート
55を通ってメモリ60の書込イネーブル端子WEおよ
び論理和ゲート56に与えられる。
【0053】このときパルス信号はさらに論理和ゲート
56を通って書込アドレスカウンタ57に入力する。書
込アドレスカウンタ57は、論理和ゲート55、論理和
ゲート56を通って与えられたパルス信号をカウントし
てカウント値を1つ増やし、メモリ60に新たな書込ア
ドレス値を出力する。このとき、ストリーム番号エンコ
ーダ54には、検出信号が発生した入力ストリームに対
応した論理積ゲートからパルス信号が与えられるので、
ストリーム番号エンコーダ54では該当する入力ストリ
ームを示す情報(ストリーム番号)を発生してメモリ6
0のデータ入力端子Dinに出力する。したがって、メ
モリ60には検出信号が発生する毎に該当する入力スト
リームを示す番号が順次書き込まれて記憶される。
【0054】また、複数の検出信号がスロットクロック
信号1サイクルの時間中において発生したときは、パル
ス発生回路52から論理積ゲートに与えられる各パルス
信号のパルス発生位置は、図4に示すように異なってい
るため、ストリーム番号エンコーダ54にはパルス発生
位置の異なるパルス信号が、異なる論理ゲートから入力
し、書込アドレスカウンタ57には論理和ゲート55、
論理和ゲート56を通過した複数のパルス信号が入力す
る。したがって、メモリ60にはそれぞれの入力ストリ
ームを示す番号が異なるアドレスに順次書き込まれて記
憶される。
【0055】一方、検出信号が発生しないときは、論理
積ゲートからはパルス信号が与えられないので、入力ス
トリームを示す番号はメモリ60に書き込まれず、ま
た、パルス信号φ1、φ2、φ3のいずれかによる書込
アドレスカウンタ57のカウント値の更新は行われな
い。スロット番号カウンタ64はスロットクロック信号
の1サイクル毎にカウント値を増す4ビットの2進カウ
ンタであり、そのカウント値はパケット多重フレームを
構成する各伝送スロットのスロット番号に対応してい
る。ここで、スロット番号とは、パケット多重フレーム
の先頭の伝送スロットから伝送順に0、1、2、という
ように、本動作説明のため便宜的に名付けるものであ
る。
【0056】大小比較回路59は、スロット番号カウン
タ64の4ビット出力値と書込アドレスカウンタ57の
下位4ビット出力値との大小を比較しており、書込アド
レスカウンタ側が小さいときは真値‘1’を論理積ゲー
ト53dの一方の入力端子に出力する。このとき、論理
積ゲート53dのゲートが開いてパルス発生器52から
のパルス信号φ4がストリーム番号エンコーダ54に与
えられ、同時に、論理和ゲート55を通ってメモリ60
の書込イネーブル端子WEおよび論理和ゲート56にも
与えられる。このときパルス信号φ4はさらに論理和ゲ
ート56を通って書込アドレスカウンタ57に入力す
る。
【0057】ストリーム番号エンコーダ54は、論理積
ゲート53dを通過したパルス信号φ4を受けたとき
は、スタッフィングを示す番号を発生してメモリ60の
データ入力端子Dinに出力する。したがって、図3に
示されるスロット割当情報生成回路50では、検出信号
の発生による書込アドレスカウンタ57のカウンタ値の
歩みがスロット番号カウンタ64のカウント値の歩みに
満たないときは、自動的に書込アドレスカウンタ57の
カウント値がスロット番号カウンタ64のカウント値に
追従するとともに、スタッフィングを示す番号がメモリ
60に書き込まれて記憶されるという動作が行われる。
【0058】また、図3に示されるスロット割当情報生
成回路50では、検出信号が発生したとき、検出信号の
発生した直後に伝送される伝送スロットのスロット番号
に下位アドレスが相当する、メモリ60のアドレスに、
その前に発生した検出信号によって該アドレスにすでに
記憶がなされていないときは、検出信号の発生した入力
ストリームを示すストリーム番号が記憶されるという動
作が行われる。
【0059】また、伝送スロット1個の伝送時間中に複
数の入力検出信号が発生したときは、パルス信号φ1、
φ2、φ3のパルス位置をスロットクロック信号の1サ
イクル中の異なった位置に配置していることにより、メ
モリ60へのそれぞれのストリーム番号の書き込みが書
込アドレスを更新しながらスロットクロック信号の同一
サイクル中に順次行われ、検出信号の発生した直後に伝
送される伝送スロットのスロット番号とさらにその直後
に続く伝送スロットのスロット番号に下位アドレスが対
応するアドレスに、それら検出信号の発生した各入力ス
トリームのストリーム番号がそれぞれ記憶されるという
動作が行われる。
【0060】また、検出信号の発生のないときは、その
直後に伝送される伝送スロットのスロット番号に等しい
下位アドレスを持つアドレスにスタッフィングを示す番
号が記憶されるという動作が行われる。書込アドレスカ
ウンタ57の下位4ビット出力値が最大値‘1111’
になると、パルス信号φ0は論理積ゲート58を通過し
て論理和ゲート56に与えられ、さらに論理和ゲート5
6を通って書込アドレスカウンタ57に与えられる。こ
のとき、書込アドレスカウンタ57のカウント値は1つ
進んで0になる。しかし、メモリ60の書込イネーブル
端子WEにはパルス信号が与えられないため、メモリ6
0の下位アドレス0のアドレスにはスロットを割り当て
る情報は書き込まれない。
【0061】メモリ60の読み出しアドレス端子RAL
にはスロット番号カウンタ64の4ビットのカウント値
が与えられており、読み出しアドレス端子RAHにはフ
リップフロップ61の出力を論理反転した値が与えられ
ている。メモリ60に読み出しイネーブル信号を常時連
続して加える(図3ではこの信号の記述は省略してい
る)ことにより、メモリ60からの記憶された番号の読
み出しは、メモリ60に与えられた読み出しアドレスに
従って、データ出力端子Doutから常時連続して行わ
れる。
【0062】メモリ60において、読み出しアドレス端
子RALと書込アドレス端子WALは同一桁であり、読
み出しアドレス端子RAHと書込アドレス端子WAHは
同一桁である。スロット番号カウンタ64のキャリー信
号CRは論理反転ゲート63により論理反転されてフリ
ップフロップ61のクロック端子に与えられている。こ
のため、スロット番号カウンタ64のカウント値が最大
値‘1111’(16進数表記ではF)から初期値‘0
000’(16進数表記では0)にもどる毎に、その時
点の書込アドレスカウンタの最上位ビットb4の値がフ
リップフロップ61に読み込まれて保持されるととも
に、その論理反転値が読み出しアドレス端子RAHに与
えられる。
【0063】したがって、読み出しアドレス端子RAH
には、前回のパケット多重フレームの送出中においてメ
モリ60に記憶し終えた1パケット多重フレーム分のス
ロット割当情報がメモリ60に書き込まれていた際に、
書込アドレス端子WAHに入力されていた値が与えられ
る。
【0064】このため、メモリ60からは前回のパケッ
ト多重フレームの伝送スロットの送出中に書き込まれた
入力ストリームを示すストリーム番号またはスタッフィ
ングを示す番号がスロット割当情報として読み出され、
出力される。したがって、図3のスロット割当情報生成
回路50によって、伝送スロットへの各入力ストリーム
のTSパケットの多重化またはヌルパケットの多重化を
割り当てるためのスロット割当情報が自動的に作成され
て、多重回路20の内部に備えた読み出しパルス発生回
路24およびパケット多重フレーム生成回路27に出力
されるという動作が得られる。
【0065】このとき、メモリ60の下位アドレス0の
アドレスにはスロット割当を示す情報は書き込まれてい
ないため、メモリ60から読み出されたスロット割当情
報を受けた読み出しパルス発生回路24は、スロット番
号0の時点においては読み出しパルスを発生しない。こ
のため、スロット番号0の伝送スロットへのTSパケッ
トの多重化は行われない。
【0066】スロット番号0の時間中には、1パケット
多重フレーム分のスロット割当情報がメモリ60から読
み出されてパケット多重フレーム生成回路27に対して
のみ出力される。パケット多重フレーム生成回路27
は、このとき、多重化情報パケットMIPを生成し、パ
ケット多重フレームのスロット番号0の伝送スロットへ
多重化する。なお、図3では、スロット番号0の伝送ス
ロットの伝送時間中において1パケット多重フレーム分
のスロット割当情報を一度、バースト的に読み出してパ
ケット多重フレーム生成回路27に対してのみ出力する
ためのデータセレクタ、および読み出しアドレス端子R
AH、RALにバースト的に与える読み出しアドレス信
号を発生する回路、バースト的に発生させた読み出しア
ドレス信号とスロット番号カウンタ64のカウント値出
力とを切り替えてメモリ60の読み出しアドレス端子R
AH、RALに与える切替回路は記載を省略している。
【0067】図3のスロット割当情報生成回路50によ
って、個別帯域監視回路から出力されるTSパケットの
バッファメモリへの入力時点に応じて伝送スロットが割
り当てられるため、各入力ストリームに対して割り当て
られる伝送スロット数は、それぞれの個別帯域監視回路
から出力されるTSパケットのレートに対応して自動的
に割り当てられるという動作が得られる。
【0068】したがって、本実施形態における多重回路
20では、個別帯域監視回路から出力される各入力スト
リームのTSパケット数に応じて、各入力ストリームに
対する1パケット多重フレーム中の伝送スロット数が自
動的に割り当てられ、しかも、各入力ストリームに割り
当てられる伝送スロットの1パケット多重フレーム内の
位置は、個別帯域監視回路から出力される各入力ストリ
ームのTSパケットが各バッファメモリに入力した時点
に対応して定まるという動作が行われる。
【0069】書込アドレスカウンタ57のビット数はス
ロット番号カウンタ64のビット数より1ビット多くな
っており、カウント範囲はスロット番号カウンタ64の
2倍となっている。このため、入力するTSパケットの
レートが変動して、1パケット多重フレーム時間中に割
り当てられる各入力ストリームのTSパケットの合計数
が1パケット多重フレームの多重化情報パケットMIP
が伝送されるスロットを除く伝送スロット数を一時的に
上回ったときでも、スロット割当情報が作成され記憶さ
れる。
【0070】このとき、1パケット多重フレームでのT
Sパケットの伝送に使用される伝送スロット数を超過し
てメモリ60に記憶されたスロット割当情報は、後続す
るパケット多重フレームの伝送時間に読み出される。し
たがって、1パケット多重フレーム時間当たりの各入力
ストリームからのTSパケット入力数の合計値の平均が
1パケット多重フレームでのTSパケットの伝送に使用
される伝送スロット数以下であれば、一時的に超過して
バッファメモリに入力したTSパケットは損失すること
なく読み出されて多重化されるという動作が得られる。
【0071】図7は、図1に示す本発明の実施形態にお
ける多重回路20の動作を示すタイミング図である。以
下、図7を用いて詳細に説明する。図7は、パケット多
重フレームが16個の伝送スロットで構成されている場
合の動作を示しており、したがって、スロット割当情報
生成回路50の内部に備えるスロット番号カウンタ64
は4ビットの2進カウンタとなっており、スロットクロ
ック信号によってカウント値は0からF(図7ではカウ
ント値を16進数で表記している)までを周期的に繰り
返す。このカウント値はパケット多重フレームにおける
伝送スロットのスロット番号に対応している。
【0072】入力ストリームA、入力ストリームB、入
力ストリームCからは異なるレートでTSパケットが入
力しており、したがって、図7で示すように、TSパケ
ットが入力する時間間隔はそれぞれ異なっている。ま
た、入力ストリームAおよび入力ストリームCでは、図
7で示す時間範囲の前半ではTSパケットの入力レート
が高いが、途中で変化し、中盤以降ではTSパケットの
入力レートが低くなっている例を示している。
【0073】パケット入力検出回路28aは、個別帯域
監視回路30aを通過した入力ストリームAのTSパケ
ットがバッファメモリ21aに入力完了する毎に検出信
号D1にパルスを発生させる。このとき、スロット割当
情報生成回路50の内部のリタイミング回路51aは、
スロットクロック信号の1サイクル時間幅のパルスを図
7に示す時点に出力する。
【0074】入力ストリームB、入力ストリームCのT
Sパケットに対しても同様の動作が行われ、各入力スト
リームのTSパケットが各バッファメモリに入力を完了
する毎にリタイミング回路51b、リタイミング回路5
1cからはそれぞれ図7に示す時点にスロットクロック
信号の1サイクル時間幅のパルスが出力する。
【0075】なお、図7においては、説明のために、個
別帯域監視回路を通過した入力ストリームA、入力スト
リームB、入力ストリームCのTSパケットがバッファ
メモリに入力した時点の検出時点順に、1から42の番
号をTSパケットに付している。スロット割当情報生成
回路50の内部では、ストリーム番号エンコーダ54
は、論理積ゲート53a、53b、53cを各リタイミ
ング信号によって制御されて通過したパルス信号を受け
て、伝送スロットに割り当てる入力ストリームを示す情
報であるストリーム番号(図7ではそれぞれA、B、C
と表記)を生成しメモリ60に出力する。
【0076】同時に、メモリ60の書込アドレスを発生
している書込アドレスカウンタ57は前記パルス信号を
受ける毎に書込アドレス値を1つ進める。いずれの入力
ストリームにおいてもバッファメモリにTSパケットの
書込がないときは、パルス信号が入力しないので書込ア
ドレス値の更新は行われなくなる。
【0077】しかし、大小比較回路59がスロット番号
カウンタ64のカウント値と書込アドレスカウンタ57
のカウント値b3〜b0との大小を比較しており、大小
比較回路59からは図7に示すように、書込アドレスカ
ウンタ57のカウント値のほうが小さいときは‘1’が
出力され、該出力が行われる毎に論理積ゲート53dを
パルス信号φ4が通過して書込アドレスカウンタ57に
与えられるので、書込アドレス値は1つ進む。同時に、
論理積ゲート53dを通過したパルス信号φ4はストリ
ーム番号エンコーダ54にも与えられ、ストリーム番号
エンコーダ54は、このとき、スタッフィングを示す情
報(図7ではnと表記)をメモリ60に出力する。
【0078】このようにして、メモリ60には、図7に
示す書込アドレスに、図7に示すスロットの割当を示す
情報(ストリーム番号エンコーダ54の出力)が書き込
まれる。しかも、このように各入力ストリームからのT
Sパケットに対するスロットの割当を示す情報が書き込
まれたアドレスは、各入力ストリームからのTSパケッ
トがバッファメモリへの入力を完了した時点にスロット
番号カウンタ64が示していた値、すなわち、入力完了
時点において伝送中の伝送スロットのスロット番号に対
応して定められることは、図7に示した実施形態より明
らかである。
【0079】また、検出信号が、複数の入力ストリーム
において同一伝送スロットの伝送中に同時に発生した場
合、例えばスロット番号カウンタ64のカウント値が0
のときに入力完了したA1およびB2の番号を付したT
Sパケットは、連続するアドレス(01、02)に書き
込まれることも、図7より明らかである。さらに、この
ような、TSパケットが入力した時点に対応してスロッ
トの割当を示す情報が書き込まれたアドレス以外のアド
レスには、スタッフィングパケットの割当を示す情報
(nと表記)が書き込まれることも図7より明らかであ
る。
【0080】したがって、各入力ストリームのTSパケ
ットが1パケット多重フレーム時間当たりにバッファメ
モリに入力した個数に応じて伝送スロット数が自動的に
割り当てられ、しかも割り当られる伝送スロットのスロ
ット番号は、TSパケットがそれぞれバッファメモリへ
の入力を完了した時点に対応して定められることは図7
より明らかである。
【0081】スロット番号カウンタ64のカウント値が
Fから0に戻る毎に、書込アドレスカウンタ57の最上
位桁b4の値はフリップフロップ61によって保持さ
れ、さらに論理反転されてメモリ60の読み出しアドレ
ス値の最上位桁として与えられる。したがって、メモリ
60からは、図7に示すように前回のパケット多重フレ
ームの伝送時間中に作成し終えた1パケット多重フレー
ム分のスロット割当情報が、今回のパケット多重フレー
ムの伝送時間において読み出され出力される。
【0082】読み出しパルス発生回路24は、このスロ
ット割当情報にしたがってバッファメモリ21a、21
b、21cまたはスタッフィングパケットメモリ26の
いずれかの読み出し制御端子REに対して読み出しパル
スを出力し、スロット多重回路23は、バッファメモリ
21a、21b、21cから出力されたTSパケット、
またはスタッフィングパケットメモリ26から出力され
たヌルパケットを図7に示すように各伝送スロットに多
重化し、パケット多重フレーム生成回路27は、スロッ
ト割当情報を収容した多重化情報パケットMIPを作成
し、スロット番号0の位置に多重化してパケット多重フ
レームを生成し送出する。
【0083】図7においては、k−1番目のパケット多
重フレームの送出時間にはA1からB18までの18個
のTSパケットがバッファメモリに入力されている。ま
た、k番目のパケット多重フレームの送出時間にはA1
9からA30までの12個のTSパケットが入力され、
k+1番目のパケット多重フレームの送出時間にはB3
1からA41までの11個のTSパケットが入力されて
いる。
【0084】1パケット多重フレームの伝送スロット数
は、多重化情報パケットMIPの伝送に使用される第0
の伝送スロットを除いて15個であるため、k−1番目
のパケット多重フレームの送出時間中には前記18個の
うちの15個がk番目のパケット多重フレームでの伝送
に割り当てられ、残りの3個はk+1番目のパケット多
重フレームでの最初の3個の伝送スロットに割り当てら
れている。
【0085】k番目のパケット多重フレームの送出時間
に入力した12個のTSパケットは、その内の11個が
前記3個の伝送スロットに続く伝送スロットに割り当て
られ、残り1個はk+2番目のパケット多重フレームで
の最初の伝送スロットに割り当てられている。k+1番
目のパケット多重フレームの送出時間に入力した11個
のTSパケットは、前記最初の伝送スロットに続く伝送
スロットに全てが割り当てられている。
【0086】このように、図7においては、3つのパケ
ット多重フレーム送出時間内に入力完了した合計41個
のTSパケット全てと4個のスタッフィングのためのヌ
ルパケットが、3つのパケット多重フレームでの、多重
化情報パケットMIPの伝送に使用される伝送スロット
を除く3×15=45個の伝送スロットに多重化されて
送出されている。
【0087】したがって、図7の本発明の実施形態にお
いては、1パケット多重フレームの送出時間当たりに入
力するTSパケットの合計数が、1パケット多重フレー
ムでの多重化情報パケットMIPの伝送に使用される伝
送スロットを除く伝送スロット数(以下、実効伝送スロ
ット数と表記する)を一時的に超過する場合でも、前記
合計数の平均が実効伝送スロット数以下であれば、入力
するTSパケットは全て多重化され伝送されることが可
能である。
【0088】本実施形態では、書込アドレスカウンタ5
7のビット数はスロット番号カウンタ64のビット数よ
り1ビット多くなっているため、一時的に有効伝送スロ
ット数の2倍未満の入力があった場合でも、入力するT
Sパケットは全て多重化され伝送されることが可能であ
る。
【0089】1パケット多重フレームの送出時間中にバ
ッファメモリに入力するTSパケットの合計数が、実効
伝送スロット数を超過した場合、図7の前半時間部分に
示すように、1パケット多重フレーム分のスロット割当
情報はそのパケット多重フレームの終了時点より前に作
成、記憶し終わる。このスロット割当情報が作成、記憶
し終わった時点は、その時点でのスロット番号カウンタ
64のカウント値を得ることによって知ることができ
る。
【0090】スロット割当情報が作成され記憶し終わっ
た時点でのスロット番号カウンタ64のカウント値は、
1パケット多重フレームの送出時間中にバッファメモリ
に入力するTSパケットの合計数が実効伝送スロット数
以下のときは、FまたはF以下のF近辺の値となるが、
実効伝送スロット数を超過する入力が生じると小さな値
となる。
【0091】したがって、スロット割当情報が作成され
記憶し終わった時点でのスロット番号カウンタ64のカ
ウント値を監視することにより、実効伝送スロット数に
対するTSパケット入力合計数の超過状態(多重化出力
帯域に対する入力合計帯域の超過状態)の発生の有無を
知ることができる。なお、図8は、図7に示した動作タ
イミングチャートと同一の動作例に関して、パケット多
重フレーム出力の固定のフレーム遅延分を除いて、パケ
ットの入力完了スロット番号と出力スロット番号との差
をより分かり易く示したものである。
【0092】図9は本実施形態におけるディジタル多重
化装置の合計帯域監視回路の一構成例を示すブロック図
である。図9において、合計帯域監視回路40はレジス
タ41、大小比較回路42およびデコーダ43にて構成
されている。レジスタ41は、デコーダ43の出力が
‘0’から‘1’に変化した時点において、多重回路2
0の内部のスロット番号カウンタ64の出力値を読み込
んで保持し、大小比較回路42の入力Xに出力する。
【0093】大小比較回路42は、入力Yに与えられて
いるしきい値1と入力Xに与えられているレジスタ41
の出力値とを比較し、入力Xの値が入力Yの値よりも小
さいときは真値‘1’を、入力Xの値が入力Yの値以上
のときは偽値‘0’を合計帯域超過検出信号として出力
する。この合計帯域超過検出信号は、図10に示したよ
うに各々の個別帯域監視回路のNANDゲート32の一
方の入力に与えられる。なお、しきい値1は、スロット
番号カウンタ64のカウント範囲である0からFまでの
間の途中の値、例えば4とする。
【0094】デコーダ43には、多重回路20の内部の
書込アドレスカウンタ57の下位桁出力b3−b0が入
力され、デコーダ43は、書込アドレスカウンタ57の
下位桁の値が0のとき論理値‘1’を出力し、書込アド
レスカウンタ57の下位桁の値が1からFまでの間は論
理値‘0’を出力する。このデコーダは4入力のNOR
ゲート回路などで構成できる。
【0095】したがって、図9の合計帯域監視回路40
によれば、多重化出力帯域に対する入力合計帯域の超過
状態の発生の有無を知ることができる。すなわち、超過
状態が発生したときは、合計帯域超過検出信号の出力値
は‘1’となり、超過状態が発生していないとき、また
は、超過状態が解消されたときは出力値は‘0’とな
る。
【0096】図10は本実施形態におけるディジタル多
重化装置の個別帯域監視回路の一構成例を示すブロック
図である。図10において、個別帯域監視回路は、AN
Dゲート31、NANDゲート32、大小比較回路3
3、アップダウンカウンタ34および割当パルス発生回
路35などにて構成されている。ANDゲート31に
は、入力ストリームとNANDゲート32の出力とが入
力され、ANDゲート31の出力は多重回路20の内部
のバッファメモリに入力される。
【0097】NANDゲート32には、大小比較回路3
3の出力と、合計帯域超過検出回路40から出力される
合計帯域超過検出信号とが入力され、NANDゲート3
2の出力はANDゲート31の一方の入力に接続されて
いる。大小比較回路33には、入力Xにアップダウンカ
ウンタ34の出力が接続され、入力Yにはしきい値2が
与えられており、大小比較回路33は、入力Xの値が入
力Yの値以上のときは真値‘1’を、入力Xの値が入力
Yの値未満のときは偽値‘0’をNANDゲート32の
一方の入力に出力する。
【0098】アップダウンカウンタ34には、UP入力
には多重回路20の内部のパケット入力検出回路から出
力される検出信号が入力され、DOWN入力には割当パ
ルス発生回路35の出力とが入力されており、アップダ
ウンカウンタ34は、UP入力(検出信号)にパルスが
生じる毎にカウント値を1つ上げ、DOWN入力(割当
パルス発生回路35の出力)にパルスが生じる毎にカウ
ント値を1つ下げて、大小比較回路33の入力Xに出力
する。
【0099】アップダウンカウンタ34は、カウント値
が最大値のときにUP入力にパルスが入力したときは最
大値を維持し、最小値0のときにDOWN入力にパルス
が入力したときは最小値0を維持する。アップダウンカ
ウンタ34のCLR入力には、アドレス0検出回路36
の出力が接続されており、アドレス0検出回路36の出
力値が‘1’のとき、アップダウンカウンタ34のカウ
ント値はクリアされて0になる。
【0100】スロット0検出回路38には、多重回路2
0の内部のスロット番号カウンタ64の出力b3−b0
が接続され、スロット0検出回路38の出力はレジスタ
37に接続されている。スロット0検出回路38は、ス
ロット番号カウンタ64の出力値が0であることを検出
したとき‘1’を出力する。このスロット0検出回路3
8は4入力のNORゲート等で構成できる。
【0101】レジスタ37の入力には、書込アドレスカ
ウンタ57の出力の下位桁b3−b0が接続され、レジ
スタ37の出力はアドレス0検出回路36に接続されて
いる。レジスタ37は、スロット0検出回路38の出力
が‘0’から‘1’に変化した時点において入力値を読
み込んで保持し、アドレス0検出回路36に出力する。
アドレス0検出回路36は、レジスタ37の出力値が0
であることを検出したとき、アップダウンカウンタ34
のCLR入力に対して‘1’を出力する。このアドレス
0検出回路36は4入力のNORゲート等で構成でき
る。
【0102】割当パルス発生回路35には、多重回路2
0の内部のスロット番号カウンタ64の出力b3−b0
が接続され、割当パルス発生回路35はスロット番号カ
ウンタの出力値に対応してパルスを発生してアップダウ
ンカウンタ34に出力する。この割当パルス発生回路3
5は論理ゲートを組み合わせた回路等で構成できる。図
10に示す本発明の実施形態の個別帯域監視回路におい
ては、しきい値2はアップダウンカウンタ34のカウン
ト値範囲内の非零の値(例えば5)とする。アップダウ
ンカウンタ34のビット数は最大カウント範囲を定める
ものであり、パケット多重フレームの有効伝送スロット
数以下(例えば3ビット)でよく、その場合カウント範
囲は0から7までとなる。
【0103】図10に示す本発明の実施形態の個別帯域
監視回路においては、割当パルス発生回路35がスロッ
ト番号カウンタ64の出力値に対応して発生するパルス
数は、入力ストリームのTSパケットのレートを識別す
るパラメータになっている。例えば、スロット番号カウ
ンタ64の出力値が2およびAのときにパルスが発生す
るようにしたときは、入力されるTSパケットが1パケ
ット多重フレーム時間当たり2個未満のレートで入力さ
れている場合は、アップダウンカウンタ34の出力値は
0または0付近の値となる。入力されるTSパケットが
1パケット多重フレーム時間当たり2個を超えるレート
で入力されている場合は、アップダウンカウンタ34の
出力値は増加して最大値または最大値付近の値となる。
【0104】入力されるTSパケットが1パケット多重
フレーム時間当たり平均2個のレートで入力されている
場合は、アップダウンカウンタ34の出力値は増減せ
ず、ほぼ同じ値を出力し続けるが、1パケット多重フレ
ーム時間当たりに入力される各入力ストリームのTSパ
ケットの合計数がパケット多重フレームの有効伝送スロ
ット数以下であるときは、図7に示すようにパケット多
重フレームの開始時点であるスロット番号カウンタ値が
Fから0に変化した時点においては書込アドレスカウン
タ57の出力の下位桁値は0であるため、アドレス0検
出回路36からは‘1’が出力し、アップダウンカウン
タ34はクリアされて出力値は0になる。このため、ア
ップダウンカウンタ34の出力値は0または0付近の値
となる。したがって、大小比較回路33からは、入力す
るTSパケットが1パケット多重フレーム時間当たり2
個以下のレートで入力されている場合には‘0’が出力
され、2個を超えるレートで入力されている場合には
‘1’が出力される。
【0105】このように、図10に示す本発明の実施形
態の個別帯域監視回路によれば、入力されるTSパケッ
トのレートが割当パルス発生回路35が発生するパルス
のレート以下であるか超過しているかを監視し、監視結
果を大小比較回路33の出力より得ることができる。
【0106】NANDゲート32には、大小比較回路3
3の出力と合計帯域監視回路40から出力された合計帯
域超過検出信号とが入力されている。したがって、多重
化出力帯域に対する入力ストリームの合計帯域の超過状
態が発生し、かつ個別帯域監視回路を通って多重回路2
0のバッファメモリに入力されるTSパケットのレート
が割当パルス発生回路35が発生するパルスのレートを
超過している場合は、NANDゲート32の出力値は
‘0’となり、NANDゲート32の出力を受けたAN
Dゲート31は入力ストリームの通過を阻止する。
【0107】したがって、図1に示す個別帯域監視回路
30a、30b、30cの内部に備えたそれぞれの割当
パルス発生回路35が1パケット多重化フレーム当たり
発生するパルス数の合計値が、パケット多重化フレーム
の有効伝送スロット数以下になるよう、それぞれの割当
パルス発生回路35を構成ないしは設定することによ
り、各入力ストリームが、各割当パルス発生回路35が
1パケット多重化フレーム当たり発生するパルス数に相
当する帯域を超過しなければ入力は阻止されないから、
各入力ストリームは、各割当パルス発生回路35が1パ
ケット多重化フレーム当たり発生するパルス数に相当す
る帯域までの伝送ができる。
【0108】また、ある単数または複数の入力ストリー
ムにおいて、割当パルス発生回路35が1パケット多重
化フレーム当たり発生するパルス数に相当する帯域を超
過して入力した場合でも、そのときの各入力ストリーム
の合計帯域が多重化出力帯域を超えていなければ入力は
阻止されないから、TSパケットは損失なく多重化され
伝送される。このとき他の入力ストリームにおいても入
力は阻止されないから、それら他の入力ストリームのT
Sパケットも損失なく多重化され伝送される。
【0109】一方、ある単数または複数の入力ストリー
ムにおいて、割当パルス発生回路35が1パケット多重
化フレーム当たり発生するパルス数に相当する帯域を超
過して入力し、かつ、各入力ストリームの合計帯域が多
重化出力帯域を超過した場合は、割当パルス発生回路3
5が1パケット多重化フレーム当たり発生するパルス数
に相当する帯域を超過して入力した入力ストリームに対
してのみ個別帯域監視回路が通過を阻止する。このと
き、バッファメモリ21a、21b、21cに入力する
TSパケットのレートの合計は多重化出力帯域以下に抑
えられ、また、割当パルス発生回路35が1パケット多
重化フレーム当たり発生するパルス数に相当する帯域以
下で入力している他の入力ストリームに対しては個別帯
域監視回路が通過を阻止しないから、他の入力ストリー
ムのTSパケットは損失なく多重化され伝送される。
【0110】上記のように、各割当パルス発生回路35
が発生するパルスのレート(1パケット多重化フレーム
当たり発生するパルス数)は、該レートの合計値が有効
伝送スロットのレート(1パケット多重化フレーム当た
りの有効伝送スロット数)以下、すなわち多重化出力帯
域以下に設定されているときは、各入力ストリームを損
失なく多重化し伝送できる帯域、すなわち保証帯域を示
している。
【0111】したがって、図1の本発明の実施の形態の
ディジタル多重化装置によれば、各入力ストリームは、
伝送帯域が保証され、保証帯域を超過にて入力された場
合でも各入力ストリームの合計帯域が多重化出力帯域以
下であれば損失なく伝送され、合計帯域が多重化出力帯
域以上であっても、保証帯域以下で入力されている入力
ストリームは損失なく伝送されるという動作が得られ
る。
【0112】さらに、各入力ストリームの合計帯域が多
重化出力帯域を一時的に超過した場合でも、多重回路2
0においては損失なく多重化でき、かつ合計帯域監視回
路40においてしきい値1をスロット番号カウンタのカ
ウント範囲の途中の値にしているので、合計帯域が多重
化出力帯域を一時的に超過しても、超過度が数10%以
下であれば合計帯域超過検出信号の発生は抑えられるか
ら、各入力ストリームは損失なく多重化され伝送される
という動作を得ることができる。
【0113】したがって、図1の本発明の実施の形態の
ディジタル多重化装置によれば、多重化出力帯域の全部
を各入力ストリームが動的に分け合って使用できると同
時に、各入力ストリームに伝送帯域を保証するという動
作が得られる。
【0114】各割当パルス発生回路35の構成は、スロ
ット番号カウンタ64の出力値を入力として発生させる
という上記実施例に限定されるものでなく、スロットク
ロック信号を入力としたフェーズロックループ(PL
L)形式のパルス発生回路等でも構成できる。
【0115】図11は本発明の実施形態の個別帯域監視
回路の別の構成例を示すブロック図である。図11で
は、図10におけるANDゲート31の代わりにPID
(パケット識別子)フィルタ39を用いている以外は図
10と同じであるため、同じ部分の説明は省略する。図
11においては、PIDフィルタ39には入力ストリー
ムとNANDゲート32の出力とが接続され、PIDフ
ィルタ39は、NANDゲート32の出力値が‘1’の
ときは入力ストリームをそのまま通過させてバッファメ
モリに出力する。NANDゲート32の出力値が‘0’
のときは、入力ストリーム中の特定のパケット識別子
(PID)の値が付けられたTSパケットのみを通過さ
せ、他のPID値のTSパケットの通過を阻止する。
【0116】このPIDフィルタ39は、シフトレジス
タと論理ゲートの組み合わせ回路等で構成でき、当業者
においては容易に実現できるものであるから詳細な説明
は省略する。
【0117】テレビジョン放送番組のストリームを入力
する場合、入力ストリームの帯域の大半は映像信号を伝
送するTSパケットで占められ、残りの帯域は低階層の
映像信号や音声信号、伝送制御信号、電子番組案内等の
データを伝送するTSパケットで占められる。したがっ
て、入力しているテレビジョン放送番組のストリームの
レートが送出信号源の障害あるいは入力伝送システムの
障害等で運用中変化し保証帯域を超過し、かつ入力合計
帯域を超過した場合において、PIDフィルタ39にて
音声信号や伝送制御信号を伝送するTSパケット等のみ
を通過させることで、合計帯域の超過を防止しつつ、
聴者に最低限のサービスを伝送し続けることができる。
【0118】なお、図12〜図15には、本発明の実施
の形態により、多重化出力帯域の全部を各入力ストリー
ムが動的に分け合って使用すると共に、各入力ストリー
ムに伝送帯域を保証するという動作を、ケース1〜4と
して、各ケース毎にそれぞれ示している。なお、本発明
が上記各実施例に限定されず、本発明の技術思想の範囲
内において、各実施例は適宜変更され得ることは明らか
である。
【0119】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、各入力ストリームは伝送帯域が保証され、保
証帯域を超過して入力した場合でも、各入力ストリーム
の合計帯域が多重化出力帯域以下であれば損失なく伝送
され、合計帯域が多重化出力帯域以上であっても、他の
保証帯域以下で入力している入力ストリームは損失なく
伝送される。
【0120】また、各入力ストリームの合計帯域が多重
化出力帯域を一時的に超過した場合でも、各入力ストリ
ームは損失なく多重化され伝送されることができる。ま
た、多重化出力帯域の全部を各入力ストリームが動的に
分け合って使用できるので多重化効率が高く、かつ各入
力ストリームには伝送帯域が保証されるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル多重化装置の一実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるディジタル多重化
装置のパケット多重フレームの一構成例を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態におけるディジタル多重化
装置のスロット割当情報生成回路の一構成例を示す図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態におけるスロット割当情報
生成回路の内部に備えるパルス発生器の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図5】本発明の実施の形態におけるスロット割当情報
生成回路の内部に備えるリタイミング回路の一構成例を
示す図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるリタイミング回路
の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の実施の形態におけるディジタル多重化
装置の多重回路の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図8】本発明の実施の形態におけるディジタル多重化
装置の多重回路の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図9】本発明の実施の形態におけるディジタル多重化
装置の合計帯域監視回路の一構成例を示すブロック図で
ある。
【図10】本発明の実施の形態におけるディジタル多重
化装置の個別帯域監視回路の一構成例を示すブロック図
である。
【図11】本発明の実施の形態におけるディジタル多重
化装置の個別帯域監視回路の別の構成例を示すブロック
図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるディジタル多重
化装置の帯域保証の様子の一例を動的に示す図である。
【図13】本発明の実施の形態におけるディジタル多重
化装置の帯域保証の様子の他の例を動的に示す図であ
る。
【図14】本発明の実施の形態におけるディジタル多重
化装置の帯域保証の様子の別の例を動的に示す図であ
る。
【図15】本発明の実施の形態におけるディジタル多重
化装置の帯域保証の様子の更に別の例を動的に示す図で
ある。
【図16】従来技術におけるディジタル多重化装置の構
成例を示す図である。
【符号の説明】
20 多重回路 21a、21b、21c バッファメモリ 23 スロット多重回路 24 読み出しパルス発生回路 26 スタッフィングパケットメモリ 27 パケット多重フレーム生成回路 28a、28b、28c パケット入力検出回路 30a、30b、30c 個別帯域監視回路 31、32 ANDゲート 33、42、59 大小比較回路 34 アップダウンカウンタ 35 割当パルス発生回路 36 アドレス0検出回路 37、41 レジスタ 38 スロット0検出回路 39 PIDフィルタ 40 合計帯域監視回路 43 デコーダ 50 スロット割当情報生成回路 51a、51b、51c リタイミング回路 52 パルス発生回路 53a、53b、53c、53d、58 論理積ゲート 54 ストリーム番号エンコーダ 55、56 論理和ゲート 57 書込アドレスカウンタ 60 メモリ 61 フリップフロップ 62、63 論理反転ゲート 64 スロット番号カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04J 3/00 - 3/26 H04N 7/24

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の固定長パケット形式入力信号を複
    数の伝送スロットで構成された多重化フレームに多重化
    し送出するに際して、前記固定長パケット形式入力信号
    のパケットの入力時点に応じて前記パケットを前記多重
    化フレームの伝送スロットに割り当てるようにした多重
    化手段と、前記入力信号のパケットの入力毎に、前記入
    力信号の帯域と該入力信号に対する保証帯域との大小を
    検出する保証帯域検出手段と、前記多重化手段により割
    当てられた伝送スロット数と伝送される伝送スロット数
    との差を検出してこの差が閾値を越えたときに、前記複
    数の入力信号の帯域の合計値が多重化出力帯域を超過し
    たことを検出する多重化出力帯域超過検出手段と、前記
    複数の入力信号の帯域の合計値が前記多重化出力帯域を
    超過したことを検出したときに、入力信号の帯域が保証
    帯域より大きいことが検出された前記入力信号に対して
    は多重化を阻止する多重化阻止手段とを含むことを特徴
    とするディジタル多重化装置。
  2. 【請求項2】 前記多重化手段は、前記入力信号のパケ
    ットが割り当てられなかった伝送スロットにはスタッフ
    ィング用のヌルパケットを割り当てる手段と、複数の前
    記入力信号のパケットおよびヌルパケットに対する割当
    に従って、前記伝送スロットに前記入力信号の各々のパ
    ケットおよびヌルパケットを多重化し送出する手段とを
    有することを特徴とする請求項1記載のディジタル多重
    化装置。
  3. 【請求項3】 前記保証帯域検出手段は、入力信号のパ
    ケットの入力毎にアップカウントし、保証帯域に基づく
    発生頻度のパルスによってダウンカウントするアップダ
    ウンカウンタを有することを特徴とする請求項1または
    2記載のディジタル多重化装置。
  4. 【請求項4】 前記保証帯域検出手段は、前記アップダ
    ウンカウンタのカウント値と閾値との大小を比較する比
    較手段を有することを特徴とする請求項3記載のディジ
    タル多重化装置。
  5. 【請求項5】 前記多重化阻止手段は、前記多重化出力
    帯域超過検出手段が前記多重化出力帯域の超過を検出
    し、かつ前記保証帯域検出手段により前記アップダウン
    カウンタのカウント値が前記閾値より大となったことが
    検出された場合に、対応する入力信号の通過を阻止する
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載のディジタル
    多重化装置。
  6. 【請求項6】 前記多重化阻止手段は、前記入力信号の
    うちの特定のパケットのみを選択して阻止するようにし
    たことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のディジ
    タル多重化装置。
  7. 【請求項7】 前記多重化阻止手段は、前記入力信号の
    パケット識別子の値に応じて選択阻止をなすようにした
    ことを特徴とする請求項6記載のディジタル多重化装
    置。
  8. 【請求項8】 複数の固定長パケット形式入力信号を複
    数の伝送スロットで構成された多重化フレームに多重化
    し送出するに際して、前記固定長パケット形式入力信号
    のパケットの入力時点に応じて前記パケットを前記多重
    化フレームの伝送スロットに割り当てる多重化ステップ
    と、前記入力信号のパケットの入力毎に、前記入力信号
    の帯域と該入力信号に対する保証帯域との大小を検出す
    る保証帯域検出ステップと、前記多重化ステップにより
    割当てられた伝送スロット数と伝送される伝送スロット
    数との差を検出してこの差が閾値を越えたときに、前記
    複数の入力信号の帯域の合計値が多重化出力帯域を超過
    したことを検出する多重化出力帯域超過検出ステップ
    と、前記複数の入力信号の帯域の合計値が前記多重化出
    力帯域を超過したことを検出したときに、入力信号の帯
    域が保証帯域より大きいことが検出された前記入力信号
    に対しては多重化を阻止する多重化阻止ステップとを含
    むことを特徴とするディジタル多重化方法。
  9. 【請求項9】 前記多重化ステップは、前記入力信号の
    パケットが割り当てられなかった伝送スロットにはスタ
    ッフィング用のヌルパケットを割り当てるステップと、
    複数の前記入力信号のパケットおよびヌルパケットに対
    する割当に従って、前記伝送スロットに前記入力信号の
    各々のパケットおよびヌルパケットを多重化し送出する
    ステップとを有することを特徴とする請求項8記載のデ
    ィジタル多重化方法。
  10. 【請求項10】 前記保証帯域検出ステップは、アップ
    ダウンカウンタを使用して、入力信号のパケットの入力
    毎にアップカウントせしめ、保証帯域に基づく発生頻度
    のパルスによってダウンカウントせしめることを特徴と
    する請求項9記載のディジタル多重化方法。
  11. 【請求項11】 前記保証帯域検出ステップは、前記ア
    ップダウンカウンタのカウント値と閾値との大小を比較
    するステップを有することを特徴とする請求項10記載
    のディジタル多重化方法。
  12. 【請求項12】 前記多重化阻止ステップは、前記多重
    化出力帯域超過検出ステップが前記多重化出力帯域の超
    過を検出し、かつ前記保証帯域検出ステップにより前記
    アップダウンカウンタのカウント値が前記閾値より大と
    なったことが検出された場合に、対応する入力信号の通
    過を阻止するようにしたことを特徴とする請求項11記
    載のディジタル多重化方法。
  13. 【請求項13】 前記多重化阻止ステップは、前記入力
    信号のうちの特定のパケットのみを選択して阻止するよ
    うにしたことを特徴とする請求項8〜12いずれか記載
    のディジタル多重化方法。
  14. 【請求項14】 前記多重化阻止ステップは、前記入力
    信号のパケット識別子の値に応じて選択阻止をなすよう
    にしたことを特徴とする請求項13記載のディジタル多
    重化方法。
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映像情報メディア学会技術報告ROFT99−71

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