JP3497771B2 - 交通管制支援システム - Google Patents

交通管制支援システム

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JP3497771B2
JP3497771B2 JP14169399A JP14169399A JP3497771B2 JP 3497771 B2 JP3497771 B2 JP 3497771B2 JP 14169399 A JP14169399 A JP 14169399A JP 14169399 A JP14169399 A JP 14169399A JP 3497771 B2 JP3497771 B2 JP 3497771B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管制官が高速道路
上や一般道路上において事故が発生した場合に実行すべ
き交通管制を設定する時に支援する交通管制支援システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、事故が発生すると、その事故発
生状況が路肩に設置された非常電話等にて直ちに道路管
理者に通報される。道路管理者のうちの管制官は、電話
で事故の発生場所や、発生状況(発生規模)を聴いて、
さらに、該当位置における該当時間帯における通常の交
通状況(車両通行量、混雑度)等を参考にして、この事
故発生に起因して、どの程度の渋滞が発生するのかを予
測する。
【0003】そして、管制官は、事故発生を電光掲示板
や電波媒体を用いて運転者に対して、事故発生場所や事
故発生による渋滞発生予測を報知する。また、管制官
は、予想した渋滞の程度が許容できる場合は特に管制指
示を出すことはないが、予想した渋滞の程度が許容でき
ない場合は何らかの管制指示を出す。
【0004】この管制指示の具体例としては、高速道路
上の事故の場合、事故の発生位置より上流側の入口を閉
鎖したり、車線規制を実施する。また、一般道路上の事
故の場合、事故発生現場に向かう車の量(通行量)を制
御するために、事故発生現場近傍の各信号機のうち、事
故現場方向の赤(停止)期間と青(進行)期間との時間
(スプリットタイム)を変更する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、事故が
発生して、そのままであると許容できない程度の渋滞が
発生すると予測された場合に管制官が実施する具体的管
制は、管制官の長年の経験に基づいて設定していた。し
たがって、たとえ同一規模程度の事故であったとして
も、各管制官毎に実施する具体的な管制内容に大きなバ
ラツキが発生する懸念があった。また、交通管制業務に
不慣れな者は、常に、最適な交通管制を実施できなかっ
た。
【0006】さらに、実施した交通管制が最適であった
か否かを定量的に把握する術がなかったので、交通管制
実施後に渋滞が解消されたか否かを感覚的に判断して、
実施した交通管制が適正であったか否かを感覚的に判断
していた。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、過去に実施された交通管制を事故の発生状
況とともに記憶保持することにより、新規事故発生時に
近似した過去の事故発生時における交通管制を参照する
ことができ、たとえ管制業務に不慣れな者であっても、
短時間でかつ最適な交通管制を実施できる交通管制支援
システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明の交通管制支援システムにおいては、道路網の
各道路における交通状況を監視する交通監視部と、この
交通監視部で得られた各時刻における交通状況を交通状
況ファイルに書込む交通状況書込手段と、事故発生毎に
該当事故に対して操作入力された各道路における交通管
制を実施する交通管制部と、この交通管制部が実施した
各事故毎の交通管制を管制データファイルへ書込む交通
管制書込手段と、交通管制部が実施した交通管制に対応
する各事故における発生時刻及び交通状況ファイルから
読出された該当時刻の交通状況を含む事故発生状況を事
故発生状況ファイルへ書込む事故状況書込手段と、交通
管制部が実施した各事故毎の交通管制を、該当交通管制
を実施してからの渋滞の解消状況に基づいて評価する交
通管制評価手段と、新規の事故発生検出に応じて、事故
発生状況ファイルから事故発生状況が近似又は一致する
事故を検索するとともに、事故発生状況ファイルに発生
状況が一致する事故が複数記憶されていた場合は高い評
価の事故を検索する事故検索手段と、この事故検索手段
にて検索された事故に対応する交通管制を前記管制デー
タファイルから読出して表示出力する管制案内出力手段
とを備えている。
【0009】このように構成された交通管制支援システ
ムにおいては、管制官が実施した各事故毎の管制は管制
データファイルに累積記憶される。一方、管制官が実施
した各交通管制に対応する各事故における発生時刻及び
該当発生時刻の交通状況が事故発生状況ファイルに書込
まれる。すなわち、管制データファイル及び事故発生状
況ファイルには現在までに発生した各事故における事故
発生状況及び実行された交通管制が累積記憶される。
【0010】そして、新規に事故が発生すると、事故発
生状況ファイルから事故発生状況が近似又は一致する事
故が検索され、この検索された事故に対して実施された
交通管制が表示出力される。したがって、管制官は、こ
の表示された過去に実施した交通管制を参照しながら今
回の事故に対する交通管制を実施(設定)できるので、
管制官による変動がなく、事故発生状況毎に均一した高
い水準の交通管制を実施できる。
【0011】
【0012】 さらに、交通管制部が実施した各事故毎
の交通管制が交通渋滞の解消状況に基づいて評価され
る。そして、同一事故に対しては評価の高い側の交通管
制が検索されて表示されるので、管制官は過去のより高
い水準の交通管制を参照しながら今回の事故に対する交
通管制を実施できる。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】 また、別の発明の交通管制支援システム
においては、道路網の各道路における交通状況を監視す
る交通監視部と、この交通監視部で得られた各時刻にお
ける交通状況を交通状況ファイルに書込む交通状況書込
手段と、事故発生毎に該当事故に対して操作入力された
各道路における交通管制を実施する交通管制部と、この
交通管制部が実施した各事故毎の交通管制を管制データ
ファイルへ書込む交通管制書込手段と、交通管制部が実
施した交通管制に対応する各事故における発生時刻及び
交通状況ファイルから読出された該当時刻の交通状況を
含む事故発生状況を事故発生状況ファイルへ書込む事故
状況書込手段と、新規の事故発生検出に応じて、事故発
生状況ファイルから事故発生状況が近似又は一致する事
故を検索する事故検索手段と、この事故検索手段にて検
索された事故に対応する交通管制を管制データファイル
から読出して表示出力するとともに、事故が一般道路上
で発生した事故の場合、管制データファイルから読出さ
れた該当事故に近似する事故に対する管制が指示する信
号機制御を基に、事故発生状況ファイルから読出した該
当事故の発生位置や発生時刻の交通状況に基づいて制御
すべき信号機及びスプリットタイムを補正したのち表示
出力する管制案内出力手段とを備えている。
【0017】 このように構成された交通管制支援シス
テムにおいては、今回発生した事故と同一の事故が事故
発生状況ファイルに記憶されていない場合、近似した事
故の交通管制が自動的に今回の事故に対応するように補
正された後、表示出力される。特に、一般道路上におい
て事故が発生した場合は、事故発生位置の上流側に設置
された信号機のスプリットタイムが制御される。よっ
て、管制官は、今回発生した事故に対してより対応した
交通管制を参照できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は実施形態の交通管制支援システ
ムの概略構成を示すブロック図である。この交通管制支
援システムは例えば大規模なコンピユータシステムで構
成されている。
【0019】交通監視部1は、高速道路や一般道路の各
地点に設置された監視カメラや交通流測定器から得られ
た情報に基づいて高速道路や一般道路の各地点における
平均速度、オキュパンシティ、渋滞度等の交通状況を算
出する。さらに、この交通状況に影響を及ぼす上記各地
点における気温や天候等の気象情報も同時に監視する。
【0020】この交通監視部1で監視された高速道路や
一般道路の各地点における交通状況及び気象状況は、交
通状況書込部2にて、例えば、1分毎に読取られて交通
状況ファイル3へ時系列的に書込まれる。
【0021】さらに、交通監視部1は、高速道路や一般
道路の各地点に設置された非常電話や一般公衆電話や警
察等からの事故発生状況を受ける機能を有している。こ
の事故発生状況とは、事故発生位置、事故発生時刻、事
故の規模、人身事故か否か等の情報である。交通監視部
1で受信した事故発生状況は事故発生検出部4で事故と
して検出され、事故状況書込部12及び近似事故検索部
5へ送出される。
【0022】事故状況書込部12は、交通監視部1で受
信した事故発生状況を事故発生状況ファイル9の新規領
域へ書込む。
【0023】交通管制部6は、事故発生毎に、該当事故
に対して管制官7が操作部8を介して操作入力された各
道路に対する交通管制を実施する。
【0024】事故発生状況ファイル9内には、図2に示
すように、交通管制部6が交通管制を実施した各事故の
事故発生状況が時系列的に記憶されている。なお、時系
列的に最も新しい新規領域に書込まれている事故に対し
ては、まだ交通管制が実施されていない場合もある。具
体的には、図示するように、事故を特定する事故番号毎
に、発生時刻、発生場所、発生時の気象状況、事故規
模、高速/一般等の事故発生位置種別、発生時の交通状
況等が記憶されている。
【0025】また、管制データファイル10内には、交
通管制部6が各事故に対して実施した交通管制の具体的
内容が前述した事故番号に対応して記憶されている。具
体的には、高速道路上の事故に対しては、例えば、この
事故の発生位置の上流側に位置する各入口における閉鎖
した入口及び該当入口の閉鎖時間等であり、また、場合
によっては車線規制も含む。一方、一般道路上の事故に
対しては、この事故の発生位置近傍の各信号機における
事故発生位置方向の赤(停止)期間と青(進行)期間と
の時間(スプリットタイム)である。
【0026】近似事故検索部5は、事故発生検出部4か
ら新規発生事故が入力されると、該当事故の事故発生状
況が一致又は近似する、新規領域以外の交通管制実施済
みの事故を事故発生状況ファイル9内から検索して、最
適管制選択部11へ送出する。なお、当然、事故発生位
置、事故発生時刻、事故規模、事故発生時の気象状況が
完全に一致する事故は存在しないので、上述した各項目
毎に、許容範囲を設け、新規発生事故の事故発生状況が
この許容範囲に入れば両者は一致していると判断する。
【0027】最適管制選択部11は、近似事故検索部5
で検索された一致又は近似する事故に対して実施された
交通管制を管制データファイル10から読出す。最適管
制選択部11は、事故が一致した交通管制が存在する場
合は、管制表示出力部13を介して該当交通管制を表示
出力する。なお、一致する事故が複数存在する場合は評
価値Pの高い方の交通管制を表示出力する。
【0028】管制補正部14は、事故が一致した交通管
制が存在しなくて、近似した事故の交通管制が存在した
場合、補正用テーブル15を用いて、読出した近似した
事故の交通管制を補正する。次に、この具体的な補正手
法を図3、図6を用いて説明する。
【0029】図6(a)は、高速道路上にて今回事故が
発生した時点における交通状況を示す模式図である。そ
して交通管制として、事故発生位置の上流側の入口を閉
鎖しその閉鎖時間Tを求める場合を想定する。この場
合、事故発生位置から上流側に距離kの渋滞が発生し、
車両がこの渋滞を通過するのに時間tを有したとする。
この場合、渋滞中の平均速度vは下式となる。
【0030】v=k/tそして、事故発生状況ファイル
9内には、今回事故と同一の交通状況の事故が記憶され
ていなくて、近似事故が記憶されており、この近似事故
は、今回の事故に対して平均時速vのみが異なり、その
値がv0 であり、該当事故(近似事故)の管制データフ
ァイル10に記憶されている入口閉鎖時がT0 であった
とする。
【0031】この場合の近似事故からの平均速度増加量
Δvは下式となる。
【0032】Δv=v―v0 そして、この平均速度増加量Δvと、入口閉鎖時の近似
事故の入口閉鎖時T0からの増加時間(補正閉鎖時間)
ΔT(=T―T0 )が図3(a)の補正用テーブル15
に補正特性Aとして記憶されている。なお、この補正特
性Aは実験的に求められた特性であり、管制官は任意に
変更できる。
【0033】したがって、平均速度増加量Δvから補正
閉鎖時間ΔTを求めて、近似事故の入口閉鎖時T0 に加
算することによって、今回の事故に対する補正後の閉鎖
時間Tを求める。
【0034】T=T0 +ΔT 同様に、図6(b)は、一般道路上にて今回事故が発生
した時点における交通状況を示す模式図である。そして
事故発生位置の上流側の信号機を制御しそのスプリット
タイムTを求める場合を想定する。この場合、事故発生
位置から上流側に距離kの渋滞が発生し、車両がこの渋
滞を通過するのに時間tを有したとする。この場合、渋
滞中の平均速度vは下式となる。
【0035】v=k/t そして、事故発生状況ファイル9内には、同一の交通状
況の事故が記憶されていなくて、近似事故が記憶されて
おり、この近似事故は、平均時速vのみが異なり、その
値がv0 であり、該当事故(近似事故)の管制データフ
ァイル10に記憶されているスプリットタイムがT0
あったとする。
【0036】この場合の近似事故からの平均速度増加量
Δvは下式となる。
【0037】Δv=v―v0 そして、この平均速度増加量Δvと、信号制御時の近似
事故のスプリットタイムT0 からの増加時間(補正閉鎖
時間)ΔT(=T―T0 )が図3(b)の補正用テーブ
ル15に補正特性Bとして記憶されている。なお、この
補正特性Bは実験的に求められた特性であり、管制官は
任意に変更できる。
【0038】したがって、平均速度増加量Δvから補正
閉鎖時間ΔTを求めて、近似事故のスプリットタイムT
0 に加算する事によって、今回の事故に対する補正後の
スプリットタイムTを求める。
【0039】T=T0 +ΔT 管制補正部14は、このようにして補正した交通管制を
管制表示出力部13を介して表示出力する。
【0040】管制官7は、操作部8を介して表示された
交通管制を参照しながら今回の事故に対する交通管制を
入力する。具体的には変更点のみを入力する。
【0041】管制決定指示部16は、管制官7が操作部
8を介して入力された交通管制を交通管制部6へ指示す
るとともに、管制データファイル10へ事故を特定する
事故番号とともに書込む。
【0042】管制終了検出部17は、交通管制部6が一
つの事故に対する交通管制が終了したことを検出する
と、管制評価部18を起動する。管制評価部18は、交
通状況ファイル3に記憶されている事故発生直後からの
交通管制終了時点までの各時刻における事故発生位置近
傍の交通状況における渋滞の解消状況に基づいて実施し
た交通管制の評価を実施する。
【0043】次に、この交通管制の具体的評価方法を説
明する。
【0044】例えば、図6(a)(b)を例にして説明
する。図示するように、事故発生時点において、渋滞距
離がkであり、渋滞通過時間がtである。そして、例え
ば、10分等の単位時間ta経過する毎の渋滞距離kを
求め、一つの単位期間前に求めた渋滞距離との偏差(差
分)距離Δk1 、Δk2 、Δk3 、Δk4 、…を求め
る。同様に、10分等の単位時間ta経過する毎の渋滞
通過時間tを求め、一つの単位期間前に求めた渋滞通過
時間tとの偏差(差分)時間Δt1 、Δt2 、Δt3
Δt4 、…を求める。
【0045】そして、求めた各偏差距離、各偏差時間に
対して、前記単位時間taが経過する毎に軽減されてい
く重み係数K1 、K2 、K3 、K4 、…(K1 >K2
3>K4 >…)を乗算しさらに加算していくことによ
り渋滞距離毎及び渋滞通過時間毎の評価値Tb、Vbを
得る。
【0046】 Tb=(K1Δk1+K2Δk2+K3Δk3+K4Δk4 +…)/(データ数) Vb=(K1Δt1+K2Δt2+K3Δt3+K4Δt4 +…)/(データ数) そして、全体の評価値Pはこれらの平均とする。
【0047】P=(Tb+Vb)/2 このようにして算出した評価値Pは評価値書込部19に
よって管制データファイル10内の該当交通管制の領域
に書き込まれる。
【0048】このように構成された交通管制支援システ
ムの全体動作を図4、図5の流れ図を用いて説明する。
【0049】図5の流れ図に示すように、例えば1分等
の単位時間が経過する毎に(Q1)、交通監視部1から
道路網の各位置の交通状況を読取り(Q2)、交通状況
ファイル3へ読取時刻(現在時刻)を付して時系列的に
書込む(Q3)。
【0050】また、図4に示すように、事故発生が検出
されると(S1)、事故発生状況を事故発生状況ファイ
ル9に書込む(S2)。次に、事故発生状況ファイル9
を検索して(S3)、今回書込んだ以外に同一(同一条
件)の事故が既に記憶されていた場合(S4)、管制デ
ータファイル10から該当事故の交通管制のデータを読
出す(S5)。同一(同一条件)の事故が複数存在する
場合(S6)、評価値Pの高い交通管制のデータを読出
す(S7)。そして、この読出した交通管制のデータを
表示出力する(S8)。
【0051】今回書込んだ以外に同一(同一条件)の事
故が記憶されていない場合(S4)、最も近似した事故
を読出し(S9)、管制データファイル10から該当事
故の交通管制のデータを読出す(S10)。そして、読
出した交通管制のデータを今回発生した事故に対応する
ように補正する(S11)。補正後の交通管制のデータ
を表示出力する(S8)。
【0052】管制官7により表示した交通管制のデータ
に修正指示があれば(S12)、表示した交通管制のデ
ータを修正した後に(S13)、この表示した交通管制
のデータを交通管制部6へ送出する(S14)。さら
に、交通管制部6へ送出した交通管制のデータを管制デ
ータファイル10へ書込む。
【0053】また、一つの事故に対する交通管制が終了
すると(S16)、この実施された交通管制の定量的な
評価を実施する(S17)。そして、算出された評価値
Pを管制データファイル10へ書込む。
【0054】このように構成された交通管制支援システ
ムにおいては、管制官7が実施した各事故毎の交通管制
は管制データファイル10に交通管制の元となる事故と
ともに時系列的に記憶保持される。一方、管制官7が実
施した各高越管制の各事故における発生時刻及び該当発
生時刻の交通状況が事故発生状況ファイル9に書込まれ
る。そして、新規に事故が発生すると、事故発生状況フ
ァイル9から事故発生状況が近似又は一致する事故が検
索され、この検出された事故に対して実施された交通管
制が表示出力される。
【0055】したがって、管制官7は、この表示された
過去に実施した交通管制を参照しながら今回の事故に対
する管制を実施(設定)できる。よって、管制官7によ
る変動がなく、事故発生状況毎に均一した高い水準の交
通管制を実施できる。
【0056】また、交通管制部が実施した各事故毎の交
通管制が事故発生時刻以降における実際の交通渋滞の解
消状況に基づいて評価される。そして、同一事故に対し
ては評価値Pの高い側の交通管制が検索されて表示され
るので、管制官7は過去のより高い水準の交通管制を参
照しながら今回の事故に対する交通管制を実施できる。
その結果、管制官7が実施する交通管制精度をさらに向
上できる。
【0057】さらに、今回発生した事故と同一の事故が
事故発生状況ファイル9に記憶されていない場合、近似
した事故の交通管制が自動的に今回の事故に対応するよ
うに補正された後、表示出力される。よって、管制官7
は、今回発生した事故に対してより対応した交通管制を
参照できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の交通管制
支援システムにおいては、過去に実施された交通管制を
事故の発生状況とともに記憶保持している。
【0059】したがって、新規の事故が発生した時に同
一又は近似した過去の事故発生時における交通管制を参
照して、今回の事故に対する交通管制を設定することが
でき、たとえ管制業務に不慣れな者であっても、短時間
でかつ最適な交通管制を実施できる。
【0060】また新規に発生した事故と同一の事故が記
憶されていない場合、近似した事故の交通管制が自動的
に今回の事故に対応するように補正された後、表示出力
される。よって、管制官は、今回発生した事故に対して
より対応した交通管制を参照できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる交通管制支援シス
テムの概略構成を示すブロック図
【図2】同交通管制支援システムに組込まれた事故発生
状況ファイルの記憶内容を示す図
【図3】同交通管制支援システムに組込まれた補正テー
ブルの記憶内容を示す図
【図4】同交通管制支援システムの全体動作を示す流れ
【図5】同交通管制支援システムの交通監視処理動作を
示す流れ図
【図6】同交通管制支援システムにおける交通管制の補
正方法を説明するための図
【符号の説明】
1…交通管制部 2…交通情報書込部 3…交通情報ファイル 4…事故発生検出部 5…近似事故検出部 6…交通管制部 7…管制官 8…操作部 9…事故発生状況ファイル 10…管制データファイル 11…最適管制選択部 12…事故状況書込部 13…管制表示出力部 14…管制補正部 15…補正用テーブル 16…管制決定指示部 17…管制終了検出部 18…管制評価部 19…評価書込部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路網の各道路における交通状況を監視
    する交通監視部と、この交通監視部で得られた各時刻に
    おける交通状況を交通状況ファイルに書込む交通状況書
    込手段と、 事故発生毎に該当事故に対して操作入力された各道路に
    おける交通管制を実施する交通管制部と、 この交通管制部が実施した各事故毎の交通管制を管制デ
    ータファイルへ書込む交通管制書込手段と、 前記交通管制部が実施した交通管制に対応する各事故に
    おける発生時刻及び前記交通状況ファイルから読出され
    た該当時刻の交通状況を含む事故発生状況を事故発生状
    況ファイルへ書込む事故状況書込手段と、前記交通管制部が実施した各事故毎の交通管制を、該当
    交通管制を実施してからの渋滞の解消状況に基づいて評
    価する交通管制評価手段と、 新規の事故発生検出に応じて、前記事故発生状況ファイ
    ルから事故発生状況が近似又は一致する事故を検索する
    とともに、前記事故発生状況ファイルに発生状況が一致
    する事故が複数記憶されていた場合は前記高い評価の事
    故を検索する事故検索手段と、 この事故検索手段にて検索された事故に対応する交通管
    制を前記管制データファイルから読出して表示出力する
    管制案内出力手段とを備えた交通管制支援システム。
  2. 【請求項2】 道路網の各道路における交通状況を監視
    する交通監視部と、 この交通監視部で得られた各時刻における交通状況を交
    通状況ファイルに書込む交通状況書込手段と、 事故発生毎に該当事故に対して操作入力された各道路に
    おける交通管制を実施する交通管制部と、 この交通管制部が実施した各事故毎の交通管制を管制デ
    ータファイルへ書込む交通管制書込手段と、 前記交通管制部が実施した交通管制に対応する各事故に
    おける発生時刻及び前記交通状況ファイルから読出され
    た該当時刻の交通状況を含む事故発生状況を事故発生状
    況ファイルへ書込む事故状況書込手段と、 新規の事故発生検出に応じて、前記事故発生状況ファイ
    ルから事故発生状況が近似又は一致する事故を検索する
    事故検索手段と、 この事故検索手段にて検索された事故に対応する交通管
    制を前記管制データファイルから読出して表示出力する
    とともに、前記事故が一般道路上で発生した事故の場
    合、前記管制データファイルから読出された該当事故に
    近似する事故に対する管制が指示する信号機制御を基
    に、前記事故発生状況ファイルから読出した該当事故の
    発生位置や発生時刻の交通状況に基づいて制御すべき信
    号機及びスプリットタイムを補正したのち表示出力する
    管制案内出力手段とを備えた交通管制支援システム。
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