JP3497143B2 - クレアチン飲料 - Google Patents
クレアチン飲料Info
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Description
とする健康ドリンク剤或いは栄養ドリンク剤に関する。
共に急速に需要を増大してきた。また、その種類も従来
からの炭酸飲料や果汁の他に、水質の悪化に伴なってミ
ネラルウォータや天然水或いは健康又は栄養ドリンク剤
へと拡大しつつある。中でも健康ドリンク剤はその成分
の選定と効用により、新たな人気製品として需要を期待
できる。
るには、有効成分として何を選び、どのような調合でそ
の効用を高めるかに掛り、また、自動販売機で大量に販
売するには低コストで製造することが必要であり、更
に、流通期間中成分品質が安定していることが要求され
る。
ではスポーツ選手が薬の形で常用し、運動能力を人為的
に高めることを禁止しており、IOC指定の禁止薬物は
現在120種類を超えている。クレアチンは脊椎動物の
体内で合成されるアミノ酸の1種で、体内クレアチンの
95〜98%は筋肉内に存在し、筋肉細胞内の急激なエ
ネルギー運搬を促す役割りを持つ。骨格筋での高クレア
チン量は運動を継続していく上で重要であり、筋肉疲労
を感じ始める時間を延ばすことができる。同様に心筋に
おいては心臓にストレスを生じるあらゆる状況において
心筋疲労を防ごうとする。このクレアチンは上記IOC
禁止薬物には入っておらず、バルセロナ五輪で服用した
英国陸上選手団の中から男子100メートル及び女子4
00メートルと2人の優勝者が誕生し、脚光を浴びた。
が筋肉に存在する(生筋肉1Kg当り約4g)ことから
食肉から摂取できるが、必要な補給量に対して多量の食
肉が必要となり高価なものとなるのみならず、肉の貯蔵
期間や調理時の加熱等によってクレアチン量は減少する
傾向にある。従って、スポーツ選手等のように、短期間
に筋肉を増強する必要がある場合には、合成されたクレ
アチンの錠剤又は粉末1〜3gを適度な温水に入れて撹
拌しながら溶解し、10分以内に飲むようにし、これを
1日2回ずつ実施するようにしている。しかし、クレア
チンは中性水溶液中でクレアチニンという物質に変化
し、このクレアニチンは筋肉細胞内での機能を持たず尿
として排泄されるものであるため、クレアチン水溶液は
保存できず、溶かしてすぐに飲まなければ効力を失って
しまう。
あり、本発明の目的は、クレアチンを主成分とし、保存
期間中に効力が失われることがなく、そして低コストで
製造できる健康ドリンク剤を提供することにある。
主成分とする健康ドリンク剤に関するものであり、本発
明の上記目的は、pH10までの弱アルカリ性に調整し
た水を加温し、この温水100ccに対してクレアチン
の結晶粉末を1〜3gの割合になるように前記温水に投
入し、撹拌しながら溶解してクレアチン水溶液とし、こ
の水溶液に栄養又は味覚用添加剤を加えてクレアチン飲
料とした後、除菌フィルタを通して除菌処理して得られ
るクレアチン飲料によって達成される。この場合におい
て、前記クレアチン飲料を缶や瓶に詰めたものであって
もよく、前記添加剤が、果実糖類、アミノ酸類、カルシ
ウム、マグネシウム、ビタミン類の1つ以上を含むもの
であってもよい。
し、100℃で水分子を放出して無水酸となる。クレア
チン水溶液は中性から酸性側では時間の経過と共に分解
してクレアチニンに変化する。しかし、アルカリ性側で
は上記分解を起こさないので、アルカリ性水溶液とする
ことによってその効力を失うことなく保存される。
内へ吸収できる限度を超えた場合にはそれ以上の補給は
無益であり、逆に余り低い補給量では補給の効果が得ら
れない。本発明においては、現在までに発表された研究
結果を基に、1回分の容器当りクレアチン含有量を1〜
4.5gの範囲の所定量とすることによって体内への吸
収率を高め、併せて成分の無駄を省きコストの引下げを
可能にする。なお、各種添加剤は栄養源として筋力の活
性化を助け、また飲料としての味覚を改善するものであ
る。
を具体例を用いて詳細に説明する。原料クレアチンは、
化1に示される構造式をもった化合物の1水化物として
結晶をなし、化成品として、例えば商品名アーゴマック
ス(AMS社、英国ヨークシャ州ハル)を使用すること
ができる。
容器にとり、アルカリ規定液を用いてpH7〜9の間の
所定のpHになるよう調整し、20〜99℃の温度に加
温する。次に、この温水100重量部に対しクレアチン
1〜3重量部の割合でクレアチン粉末を入れ、撹拌しな
がら溶解する。ここで、pHとしてはアルカリ性であれ
ば良いが、眼球及び胃腸に対する生理的な影響を考慮す
るとpH9以下が望ましい。
に、ドリンク剤としての味覚を改善し、かつ、補助的栄
養源としての果実糖類、その他のアミノ酸類、カルシウ
ムやマグネシウム等のミネラル類及びビタミン類を適宜
添加してクレアチン飲料を製造する。このクレアチン飲
料から製造過程で混入する雑菌を除き、保存期間中の変
質を防止するため、0.2ミクロンの除菌フィルタを通
して除菌した後、容量100〜150ccの瓶又は缶に
封入して製品とする。容量100ccの場合クレアチン
含有量は1〜3g、150ccの場合1.5〜4.5g
の範囲のそれぞれ所定量とする。なお、加熱殺菌は成分
の一部の分解、変質を伴なうもので好ましくない。
飲料の製造方法によれば、筋肉疲労を回復し運動を継続
させる物質であるクレアチンを、ドリンク剤として安定
な形で保存、提供することができ、しかも容器当りのク
レアチン含有量を、1回の摂取での吸収可能限度に見合
う量としているため、原料の配合に無駄がなく安価に提
供することができた。また、添加される各種添加剤の作
用と相俟って更にその効果を高めることが可能である。
Claims (4)
- 【請求項1】 pH10までの弱アルカリ性に調整した
水を加温し、この温水100ccに対してクレアチンの
結晶粉末を1〜3gの割合になるように前記温水に投入
し、撹拌しながら溶解してクレアチン水溶液とし、この
水溶液に栄養又は味覚用添加剤を加えてクレアチン飲料
とした後、除菌フィルタを通して除菌処理して得られる
ことを特徴とするクレアチン飲料。 - 【請求項2】 前記クレアチン飲料を缶に詰めたもので
ある請求項1に記載のクレアチン飲料。 - 【請求項3】 前記クレアチン飲料を瓶に詰めたもので
ある請求項1に記載のクレアチン飲料。 - 【請求項4】 前記添加剤が、果実糖類、アミノ酸類、
カルシウム、マグネシウム、ビタミン類の1つ以上を含
むものである請求項1乃至3のいずれか1項に記載のク
レアチン飲料。
Priority Applications (1)
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JP2001136890A JP3497143B2 (ja) | 2001-05-08 | 2001-05-08 | クレアチン飲料 |
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JP05265794A Division JP3213666B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | クレアチン飲料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3497143B2 true JP3497143B2 (ja) | 2004-02-16 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3497143B2 (ja) |
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2001
- 2001-05-08 JP JP2001136890A patent/JP3497143B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001321134A (ja) | 2001-11-20 |
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