JP3495876B2 - 文字出力装置および文字出力方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

文字出力装置および文字出力方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JP3495876B2
JP3495876B2 JP08254897A JP8254897A JP3495876B2 JP 3495876 B2 JP3495876 B2 JP 3495876B2 JP 08254897 A JP08254897 A JP 08254897A JP 8254897 A JP8254897 A JP 8254897A JP 3495876 B2 JP3495876 B2 JP 3495876B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スケーラブルフォ
ントデータを展開して文字パターンを生成出力可能な文
字出力装置および文字出力方法およびコンピュータが読
み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の文字出力装置を適用した
印刷システムにおいては、スケーラブルフォントの印字
品位向上のために小さい文字を印字する場合には、線と
線の間が潰れないように、パターンの展開時に文字の線
幅を細めるという処理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、あらかじめ決められたサイズの時に線幅を細
くする処理を行うだけなので、書体によっては、小さい
サイズではバランスのよい線幅でも、大きいサイズにな
ると線が細く、貧弱に見えるという問題点があった。
【0004】また、同じ書体、例えば明朝体で、ストロ
ークウェイトが異なる場合はそれぞれが別書体として扱
われるので、書体毎に膨大なデータをROMやハードデ
ィスクに記憶している必要があるという問題点があっ
た。
【0005】さらに、フォントのデータが同じでも、ト
ナーの種類の違いによって、また、同一のトナーでも使
いはじめは太く濃く印字されていたものが、トナーの残
量が減ってくると細く薄くなり、さらに、印刷する用紙
の種類によって印字結果が異なって見えるという問題点
があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、印刷条件によらず輪
郭のバランスのよい文字パターンを生成することができ
る文字出力装置および文字出力方法およびコンピュータ
が読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、スケーラブルフォントデータを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶されるスケーラブルフォントデ
ータを展開して印刷すべき文字パターンを生成する展開
手段と、前記展開手段により展開された文字パターンを
出力する出力手段と、トナーの残量が基準値以下か否か
判別する判別手段と、前記判別手段によりトナーの残量
が基準値以下であると判別された場合、前記展開手段が
展開すべき文字パターンが太くなるように輪郭を調整す
る制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】本発明に係る第2の発明は、スケーラブル
フォントデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶されるスケーラブルフォントデータを展開して印刷
すべき文字パターンを生成する展開手段と、前記展開手
段により展開された文字パターンを出力する出力手段
と、インクの残量が基準値以下であるか否かを判別する
判別手段と、前記判別手段によりインクの残量が基準値
以下であると判別された場合、前記展開手段が展開すべ
き文字パターンが太くなるように輪郭を調整する制御手
段とを有することを特徴とする。
【0009】本発明に係る第3の発明は、スケーラブル
フォントデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶されるスケーラブルフォントデータを展開して印刷
すべき文字パターンを生成する展開手段と、前記展開手
段により展開された文字パターンを出力する出力手段
と、トナーがのりにくい用紙であるか否かを判別する判
別手段と、前記判別手段によりトナーがのりにくい用紙
であると判別された場合、前記展開手段が展開すべき文
字パターンが太くなるように輪郭を調整する制御手段と
を有することを特徴とする。
【0010】本発明に係る第4の発明は、スケーラブル
フォントデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶されるスケーラブルフォントデータを展開して印刷
すべき文字パターンを生成する展開手段と、前記展開手
段により展開された文字パターンを出力する出力手段
と、トナーがにじみやすい用紙であるか否かを判別する
判別手段と、前記判別手段によりトナーがにじみやすい
用紙であると判別された場合、前記展開手段が展開すべ
き文字パターンが細くなるように輪郭を調整する制御手
段とを有することを特徴とする。
【0011】本発明に係る第5の発明は、スケーラブル
フォントデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶されるスケーラブルフォントデータを展開して印刷
すべき文字パターンを生成する展開手段と、前記展開手
段により展開された文字パターンを出力する出力手段
と、インクがにじみやすい用紙であるか否かを判別する
判別手段と、前記判別手段によりインクがにじみやすい
用紙であると判別された場合、前記展開手段が展開すべ
き文字パターンが細くなるように輪郭を調整する制御手
段とを有することを特徴とする。
【0012】本発明に係る第6の発明は、記憶手段に記
憶されるスケーラブルフォントデータを展開して印刷す
べき文字パターンを生成する展開工程と、前記展開工程
により展開された文字パターンを出力する出力工程と、
トナーの残量が基準値以下か否か判別する判別工程と、
前記判別工程によりトナーの残量が基準値以下であると
判別された場合、前記展開手段が展開すべき文字パター
ンが太くなるように輪郭を調整する制御工程とを有する
ことを特徴とする。
【0013】本発明に係る第7の発明は、記憶手段に記
憶されるスケーラブルフォントデータを展開して印刷す
べき文字パターンを生成する展開工程と、前記展開工程
により展開された文字パターンを出力する出力工程と、
インクの残量が基準値以下であるか否かを判別する判別
工程と、前記判別工程によりインクの残量が基準値以下
であると判別された場合、前記展開工程が展開すべき文
字パターンが太くなるように輪郭を調整する制御工程と
を有することを特徴とする。
【0014】本発明に係る第8の発明は、記憶手段に記
憶されるスケーラブルフォントデータを展開して印刷す
べき文字パターンを生成する展開工程と、前記展開工程
により展開された文字パターンを出力する出力工程と、
トナーがのりにくい用紙であるか否かを判別する判別工
程と、前記判別工程によりトナーがのりにくい用紙であ
ると判別された場合、前記展開工程が展開すべき文字パ
ターンが太くなるように輪郭を調整する制御工程とを有
することを特徴とする。
【0015】本発明に係る第9の発明は、記憶手段に記
憶されるスケーラブルフォントデータを展開して印刷す
べき文字パターンを生成する展開工程と、前記展開工程
により展開された文字パターンを出力する出力工程と、
トナーがにじみやすい用紙であるか否かを判別する判別
工程と、前記判別工程によりトナーがにじみやすい用紙
であると判別された場合、前記展開工程が展開すべき文
字パターンが細くなるように輪郭を調整する制御工程と
を有することを特徴とする。
【0016】本発明に係る第10の発明は、記憶手段に
記憶されるスケーラブルフォントデータを展開して印刷
すべき文字パターンを生成する展開工程と、前記展開工
程により展開された文字パターンを出力する出力工程
と、インクがにじみやすい用紙であるか否かを判別する
判別工程と、前記判別工程によりインクがにじみやすい
用紙であると判別された場合、前記展開工程が展開すべ
き文字パターンが細くなるように輪郭を調整する制御工
程とを有することを特徴とする。
【0017】本発明に係る第11の発明は、第6〜第1
0の発明のいずれかの文字出力方法をコンピュータが読
み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したことを特
徴とする。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】本実施形態の構成を説明する前
に、本実施形態を適用するに好適なレーザビームプリン
タの構成について図1を参照して説明する。なお、本実
施形態を適用するプリンタは、レーザビームプリンタお
よびインクジェットプリンタに限られるものではなく、
他のプリント方式のプリンタでもよいことはいうまでも
ない。
【0030】図1は、本発明を適用可能な出力装置の構
成を説明する断面図であり、例えばレーザビームプリン
タ(LBP)の場合を示す。
【0031】図において、1000はLBP本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるい
はマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの
情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン
等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
1012は操作パネルで、各種モードを設定するための
スイッチおよびプリンタ状態を表示するLED表示器お
よびLCD表示器等が配されている。
【0032】1001はプリンタ制御ユニットで、後述
するホストコンピュータからの印刷情報を受信する通信
処理、受信した印刷情報を解析してプリンタエンジンが
印刷可能な出力イメージを生成する等の画像処理等を制
御する。該プリンタ制御ユニット1001は、主に文字
情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレ
ーザドライバ1002に出力する。
【0033】レーザドライバ1002は半導体レーザ1
003を駆動するための回路であり、入力されたビデオ
信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレー
ザ光1004をオン・オフ切り換えする。レーザ光10
04は回転多面鏡1005で左右方向に振られて静電ド
ラム1006上を走査露光する。これにより、静電ドラ
ム1006上には文字パターンの静電潜像が形成される
ことになる。この潜像は、静電ドラム1006周囲に配
設された現像ユニット1007により現像された後、記
録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用
い、カットシート記録紙はLBP本体1000に装着し
た用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ100
9および搬送ローラ1010と搬送ローラ1011とに
より、装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供
給される。
【0034】また、LBP本体1000には、図示しな
いカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォ
ントに加えてオプションカード、言語系の異なる制御カ
ード(エミュレーションカード)を接続できるように構
成されている。
【0035】〔第1実施形態〕図2は、本発明の第1実
施形態を示す文字出力装置を適用可能な印刷システムの
構成を説明するブロック図である。ここでは、レーザビ
ームプリンタを例にして説明する。なお、本発明の機能
が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数
の機器からなるシステムであっても、LAN等のネット
ワークを介して処理が行われるシステムであっても本発
明を適用できることは言うまでもない。
【0036】図において、3000はホストコンピュー
タで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書
処理プログラム等に基づいて図形,イメージ,文字,表
(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するC
PU1を備え、システムデバイス4に接続される各デバ
イスをCPU1が総括的に制御する。
【0037】また、このROM3のプログラム用ROM
には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3
のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフ
ォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMは
上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶す
る。2はRAMで、CPU1の主メモリ,ワークエリア
等として機能する。5はキーボードコントローラ(KB
C)で、キーボード9や不図示のポインティグデバイス
からのキー入力を制御する。
【0038】6はCRTコントローラ(CRTC)で、
CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。
7はメモリコントローラ(MC)で、ブートプログラ
ム,種々のアプリケーション,フォントデータ,ユーザ
ファイル,編集ファイル等を記憶するハードディスク
(HD),フロッピーディスク(FD)等の外部メモリ
11とのアクセスを制御する。8はプリンタコントロー
ラ(PRTC)で、所定の双方向性インタフェース(イ
ンタフェース)21を介してプリンタ1500に接続さ
れて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示
情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタラ
イズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYG
を可能としている。
【0039】また、CPU1は、CRT10上の不図示
のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登
録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を
実行する。
【0040】プリンタ1500において、1012は操
作パネルで、操作のためのスイッチおよびLED表示器
等が配されている。1001はプリンタ制御ユニット
で、LBP本体1000全体の制御およびホストコンピ
ュータから供給される印刷情報を解析する。
【0041】プリンタ制御ユニット1001において、
12はプリンタCPUで、ROM13のプログラム用R
OMに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ
14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステム
バス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを総
括的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続
される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報とし
ての画像信号を出力する。
【0042】また、このROM13のプログラム用RO
Mには、図3〜図7のフローチャートで示されるような
CPU12の制御プログラム等を記憶する。ROM13
のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使
用するフォントデータ等を記憶し、ROM13のデータ
用ROMにはハードディスク等の外部メモリ14がない
プリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用され
る情報等を記憶している。
【0043】CPU12は入力部18を介してホストコ
ンピュータ3000との通信処理が可能となっており、
プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通
知可能に構成されている。19は前記CPU12の主メ
モリ,ワークエリア等として機能するRAMで、図示し
ない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメ
モリ容量を拡張することができるように構成されてい
る。
【0044】なお、RAM19は、出力情報展開領域,
環境データ格納領域,NVRAMに用いられる。前述し
たハードディスク(HD),ICカード等の外部メモリ
14は、オプションとして接続され、フォントデータ,
エミュレーションプログラム,フォームデータ等を記憶
する。また、操作パネル1012には操作のためのスイ
ッチおよびLED表示器等が配されている。
【0045】また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていてもよい。さらに、図示
しないNVRAMを有し、操作パネルから、あるいはホ
ストコンピュータからコマンドで設定されたプリンタモ
ード設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0046】以下、本実施形態の特徴的構成について図
2を参照して説明する。
【0047】上記のように構成された文字出力装置であ
って、スケーラブルフォントデータを記憶する記憶手段
(ROM13のフォント用ROM)と、前記記憶手段に
記憶されるスケーラブルフォントデータを展開して印刷
すべき文字パターンを生成する展開手段(CPU12が
ROM13のプログラム用ROM,外部メモリ14等の
記憶媒体に記憶された制御プログラムを実行してRAM
19上に確保される印字バッファ上にパターン展開処理
する)と、前記展開手段が展開する前記文字パターンに
対する印刷条件を解析する解析手段(CPU12がRO
M13のプログラム用ROM,外部メモリ14等の記憶
媒体に記憶された制御プログラムを実行してRAM19
上に確保される受信バッファ上の印刷コマンドを解析す
る)と、前記解析手段の解析結果に基づいて前記展開手
段が展開すべき文字パターンの輪郭を調整する制御手段
(CPU12がROM13のプログラム用ROM,外部
メモリ14等の記憶媒体に記憶された制御プログラムを
実行してRAM19上に確保される印字バッファ上に展
開する文字パターンに所定の輪郭処理を施す)とを有す
るので、印刷条件によらず輪郭のバランスのよい文字パ
ターンを生成することができる。
【0048】また、前記印刷条件は、前記文字パターン
に設定された文字サイズとするので、大きさに左右され
ないバランスのとれた文字パターンを生成することがで
きる。
【0049】さらに、前記印刷条件は、前記文字パター
ンに設定された文字修飾とするので、輪郭の一部を強調
した文字パターンを生成することができる。
【0050】また、スケーラブルフォントデータを記憶
する記憶手段(ROM13のフォントROM)と、前記
記憶手段に記憶されるスケーラブルフォントデータを展
開して印刷すべき文字パターンを生成する展開手段(C
PU12がROM13のプログラム用ROM,外部メモ
リ14等の記憶媒体に記憶された制御プログラムを実行
してRAM19上に確保される印字バッファ上にパター
ン展開処理する)と、前記展開手段が展開する前記文字
パターンに対する印刷条件を解析する解析手段(CPU
12がROM13のプログラム用ROM,外部メモリ1
4等の記憶媒体に記憶された制御プログラムを実行して
RAM19上に確保される受信バッファ上の印刷コマン
ドを解析する)と、前記展開手段により展開された文字
パターンを出力する出力手段(印刷部17)と、前記出
力手段の資源状態を判別する判別手段(CPU12がR
OM13のプログラム用ROM,外部メモリ14等の記
憶媒体に記憶された制御プログラムを実行して出力資源
状態を監視する各種センサを備える印刷部17の図示し
ないコントローラと通信して判別する)と、前記解析手
段の解析結果および前記判別手段が判別する資源状態に
基づいて前記展開手段が展開すべき文字パターンの輪郭
を調整する制御手段(CPU12がROM13のプログ
ラム用ROM,外部メモリ14等の記憶媒体に記憶され
た制御プログラムを実行してRAM19上に確保される
印字バッファ上に展開する文字パターンに所定の輪郭処
理を施す)とを有するので、印刷条件および印刷資源の
状態によらず輪郭のバランスのよい文字パターンを生成
しながら同一品位の文字パターンを出力することができ
る。
【0051】さらに、前記出力手段(印刷部17)は、
補給可能な現像剤により可視化される文字パターンを記
録媒体に形成するので、印刷条件および印刷資源の状態
によらず輪郭のバランスのよい文字パターンを生成しな
がら同一品位の文字パターンを記録媒体に出力すること
ができる。なお、印刷部は、インクジェットプリンタエ
ンジンを備えるものであってもよい。さらに、出力手段
は、プリンタに限らず、表示装置であってもよい。
【0052】また、CPU12は、補給可能な現像剤に
より可視化される文字パターンを記録媒体に形成する印
刷部17の現像剤残量を判別するので、印刷条件および
出力手段の現像剤残量の状態によらず輪郭のバランスの
よい文字パターンを生成しながら同一品位の文字パター
ンを出力することができる。
【0053】さらに、CPU12は、補給可能な現像剤
により可視化される文字パターンを記録媒体に形成する
印刷部17の記録媒体種別を判別するので、印刷条件お
よび出力手段が出力する記録媒体の種別によらず輪郭の
バランスのよい文字パターンを生成しながら同一品位の
文字パターンを出力することができる。
【0054】また、CPU12は、補給可能な現像剤に
より可視化される文字パターンを記録媒体に形成する印
刷部17の現像剤種別を判別するので、印刷条件および
出力手段の現像剤の種類によらず輪郭のバランスのよい
文字パターンを生成しながら同一品位の文字パターンを
出力することができる。
【0055】図3は、本発明に係る文字出力装置の第1
のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、
文字のサイズによって文字パターン全体の線幅を細めた
り、太めたりして、文字パターンを出力する処理に対応
する。なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0056】先ず、CPU12はRAM19に確保され
る受信バッファに記憶されたデータが文字データである
かどうかを判定し(1)、文字データであると判定した
場合には、その文字のサイズを調べて、あらかじめ決め
た準備値より大きいサイズかどうかを判定し(2)、N
Oすなわち、準備値より小さいサイズであると判定した
場合は、文字パターンの線幅を細める画像処理を行う
(3)。なお、上記基準値を、例えば20ポイントとし
た場合は、20ポイント以下の文字パターンを細める画
像処理を行う。
【0057】一方、ステップ(2)で、基準値以上のサ
イズであると判定された場合は、逆に文字パターンの線
幅を太める画像処理を行う(4)。その後、出力処理を
行って(5)、印刷部17により可視画像を形成する印
刷処理を行い(6)、ステップ(1)に戻る。
【0058】一方、ステップ(1)で、受信したデータ
が文字データではないと判定した場合は、通常の印刷処
理を行って、中間データを作成して(7)、ステップ
(5)へ進み、上記同様に出力処理を行って(5)、印
刷部17により可視画像を形成する印刷処理を行い
(6)、ステップ(1)へ戻る。
【0059】なお、上記第1実施形態では、細め処理と
太め処理とを振分ける文字パターンの大きさの基準値を
20ポイントとする場合について説明したが、処理を3
通りに分けて、あるサイズでは線幅の調整をしないよう
にしてもよい。例えば、20ポイント以下は細め処理、
20ポイントから100ポイントまでは調整なし、10
0ポイント以上は太め処理を行うように構成してもよ
い。
【0060】また、線幅の細め/太めの処理方法につい
ては、どのような方法でもよいので詳しくは説明しない
が、例えば以下のような方法がある。
【0061】スケーラブルフォントのマスタデータから
所望のサイズへの展開は、通常、一次変換によって行
う。線幅を細めるには、一次変換によって求めた各点の
値を内側にずらすことによって行う。
【0062】逆に線幅を太くする場合は、各点の値を外
側にずらすことによって行う。なお、内側,外側の判断
は、輪郭の向きを調べることによって行う。すなわち、
マスタデータ輪郭点列の順番が右回りか左回りかはあら
かじめ決まっていて、文字が鏡文字のように反転する場
合は、マスタデータとは輪郭の向きが逆になり、通常の
文字(文字として読める向き。回転はしてもよい)の場
合は、マスタデータと同じ向きになる。一次変換の行列
の行列式の値は、鏡文字のように反転すると負になり、
通常の場合は、正の値をとるという性質があるので、こ
の行列式の値を調べれば輪郭の向きを判断することがで
きる。
【0063】例えばマスタの輪郭の向きは左回りで、印
字したい文字が通常の向きの文字の場合、印字したい文
字の輪郭の向きは左回りなので、輪郭の向きに対して左
側が内側、右側が外側となる。
【0064】〔第2実施形態〕第1実施形態では、条件
に応じて文字パターンを全体的に細めたり太めたりして
文字品位の劣化を補正する場合について説明したが、本
文字のパターンの一部を細めたり太めたりする様に構成
してもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0065】図4は、本発明に係る文字出力装置の第2
のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0066】先ず、CPU12はRAM19に確保され
る受信バッファに記憶されたデータが文字印字命令であ
るかどうかを判定し(1)、文字印字命令であると判定
した場合には、印字しようとしている文字に修飾指定
(例えば線の強調や横線の強調など、部分的に太くした
り細くしたりする指定や、ボールド指定,ライト指定な
ど、全体を太くしたり細くしたりする指定のことを言
う。これらの修飾指定命令は、修飾の種類、太くする
(または細くする)量などをパラメータとする)がある
かどうかを判定し(2)、修飾指定があると判定した場
合には、印字したい文字の座標点列を操作してパターン
の線幅を調整する輪郭処理を行う(4)。なお、調整方
法は第1実施形態で説明した通りである。
【0067】その後、出力処理を行い(5)、印刷部1
7により印刷処理を行って、可視画像を形成し(6)、
ステップ(1)へ戻る。
【0068】一方、ステップ(2)で修飾指定がないと
判定した場合は、通常の処理を行って(3)、その後、
出力処理を行い(5)、印刷部17により印刷処理を行
って、可視画像を形成し(6)、ステップ(1)へ戻
る。
【0069】一方、ステップ(1)で、文字印字命令で
ないと判定された場合には、通常の処理を行って
(7)、その後、出力処理を行い(5)、印刷部17に
より印刷処理を行って、可視画像を形成し(6)、ステ
ップ(1)へ戻る。
【0070】これにより、同一書体でストロークの異な
る文字パターンを少ないスケーラブル(アウトライン)
フォント資源から生成でき、フォント資源に確保すべき
メモリ容量を大幅に削減することができる。
【0071】〔第3実施形態〕上記実施形態では、受信
したデータに基づいて文字の細め/太めの処理を行う場
合について説明したが、トナーやインクの性質によって
文字の細め/太めの処理を行って、良好な印字結果を得
るように構成してもよい。
【0072】図5は、本発明に係る文字出力装置の第3
のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0073】先ず、CPU12は現像剤、例えばトナー
がシート材に対してのりにくい機種かどうかを判断する
(1)。これは、トナーカートリッジの種類とトナーの
性質を対応付けるテーブルをあらかじめROM13また
は外部メモリ14等に用意しておき、セットされている
トナーカートリッジの種類を調べて、このテーブルを参
照することによって判断する。また、この判断を印刷デ
ータを受信するたびに行っているが、電源投入時のみ、
あるいはトナーカートリッジをセットした時のみにして
もよい。さらに、テーブルは後からテーブルを更新でき
るように、外部からダウンロードして図2に示したRA
M19内に記憶するようにしてもよい。
【0074】ステップ(1)で、トナーののりにくい機
種であると判定された場合は、受信したデータが文字印
字に関係する命令かどうかを判定して(2)、文字印字
に関する命令であると判定した場合は、印字しようとし
ている文字に輪郭処理を行って文字全体を太くする処理
を行う(4)。その後、出力処理を行い(5)、印刷部
17により印刷処理を行って、可視画像を形成して
(6)、ステップ(1)へ戻る。
【0075】一方、ステップ(2)で文字印字に関する
命令ではないと判定した場合は、通常の処理を行って
(3)、その後、出力処理を行い(5)、印刷部17に
より印刷処理を行って、可視画像を形成して(6)、ス
テップ(1)へ戻る。
【0076】一方、ステップ(1)で、トナーののりに
くい機種ではないと判定した場合は、通常の処理を行っ
て(7)、その後、出力処理を行い(5)、印刷部17
により印刷処理を行って、可視画像を形成して(6)、
ステップ(1)へ戻る。
【0077】なお、上記実施形態ではトナーがのりにく
い機種かどうかに基づいて輪郭処理を実行する場合につ
いて説明したが、逆に、トナーやインクがにじんでしま
うような性質を持っている場合には文字の線幅を細める
処理を行うように構成してもよい。
【0078】〔第4実施形態〕上記実施形態ではトナー
がのりにくい機種かどうかに基づいて輪郭処理を実行す
る場合について説明したが、トナーやインクの残量によ
って文字の細め/太めの処理を行って、良好な印字結果
を得るように構成してもよい。
【0079】図6は、本発明に係る文字出力装置の第4
のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0080】まず、CPU12ははじめに現像剤、例え
ばトナーの残量を調べ、基準値以下かどうかを判定する
(1)。なお、本実施形態では該判断を印刷データを受
信するたびに行っているが、電源投入時のみにしてもよ
い。また、基準値はあらかじめ図2に示したROM13
内に持っていてもよいし、任意に変更できるように、外
部からダウンロードしてRAM19内に記憶するように
構成してもよい。
【0081】ステップ(1)で、基準値以下であると判
定した場合は、受信したデータが文字印字に関係する命
令かどうかを判定し(2)、文字印字に関する命令であ
ると判定した場合は、印字しようとしている文字に輪郭
処理を行って文字全体を太くする処理を行う(4)。そ
の後、出力処理を行い(5)、印刷部17により印刷処
理を行って、可視画像を形成して(6)、ステップ
(1)へ戻る。
【0082】一方、ステップ(2)で、文字印字に関す
る命令ではないと判定した場合には、通常の処理を行っ
て(3)、その後、出力処理を行い(5)、印刷部17
により印刷処理を行って、可視画像を形成して(6)、
ステップ(1)へ戻る。
【0083】一方、ステップ(1)で、トナーの残量が
基準値以上であると判定した場合は、通常の処理を行っ
て(7)、その後、出力処理を行い(5)、印刷部17
により印刷処理を行って、可視画像を形成して(6)、
ステップ(1)へ戻る。
【0084】〔第5実施形態〕上記実施形態では、トナ
ー残量に基づいて輪郭処理を実行する場合について説明
したが、用紙の種類に応じて文字の細め/太めの処理を
行って、良好な印字結果を得るように構成してもよい。
【0085】図7は、本発明に係る文字出力装置の第5
のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0086】まず、CPU12は、はじめに用紙の種類
を判断する(1)。これは、用紙の種類とその性質を対
応付けるテーブルをあらかじめ用意しておき、セットさ
れている用紙の種類を図示しないセンサ(用紙カセット
等に設ける)からの出力から調べて、このテーブルを参
照することによって判断する。
【0087】また、該判断を印刷データを受信するたび
に行っているが、電源投入時のみ、あるいは用紙をセッ
トした時のみにしてもよい。また、テーブルはあらかじ
め図2に示したROM13内に持っていてもよいし、後
からテーブルを更新できるよに、外部からダウンロード
して図2に示したRAM19内に記憶するよにしてもよ
い。
【0088】ステップ(1)で、トナーののりにくい用
紙であると判定した場合は、受信したデータが文字印字
に関係する命令かどうかを判定して(2)、文字印字に
関する命令であると判定した場合は、印字しようとして
いる文字に輪郭処理を行って文字全体を太くする処理を
行う(4)。その後、出力処理を行い(5)、印刷部1
7により印刷処理を行って、可視画像を形成して
(6)、ステップ(1)へ戻る。
【0089】一方、ステップ(2)で文字印字に関する
命令ではないと判定した場合は通常の処理を行って
(3)、その後、出力処理を行い(5)、印刷部17に
より印刷処理を行って、可視画像を形成して(6)、ス
テップ(1)へ戻る。
【0090】一方、ステップ(1)でトナーののりにく
い用紙ではないと判定した場合は、通常の処理を行って
(7)、その後、出力処理を行い(5)、印刷部17に
より印刷処理を行って、可視画像を形成して(6)、ス
テップ(1)へ戻る。
【0091】なお、上記実施形態では、トナーがのりに
くい場合の説明をしたが、逆に、トナーやインクがにじ
んでしまうような性質を持っている場合には文字の線幅
を細める処理を行うよう構成してもよい。
【0092】上記第1〜第5実施形態では文字に限って
輪郭処理を実行する場合について説明したが、図形や罫
線などに適用してもよいことは言うまでもない。また、
第1〜第5実施形態の処理を複数組み合わせれば、さま
ざまな状況に応じて適切な処理を行うことによって、よ
り良好な印字結果を得ることができる。
【0093】以下、本実施形態の特徴的構成について図
3〜図7等を参照して説明する。
【0094】上記のように、記憶されるスケーラブルフ
ォントデータを展開して印刷すべき文字パターンを生成
する文字出力方法であって、あるいは記憶されるスケー
ラブルフォントデータを展開して印刷すべき文字パター
ンを生成するコンピュータが読み出し可能なプログラム
を格納した記憶媒体であって、前記文字パターンに対す
る印刷条件を解析する解析工程(図3,図4のステップ
(2))と、該解析結果に基づいて文字パターンの輪郭
を調整する調整工程(図3,図4のステップ(4))と
を有するので、印刷条件によらず輪郭のバランスのよい
文字パターンを生成することができる。
【0095】また、前記印刷条件は、前記文字パターン
に設定された文字サイズ(図3のステップ(2))とす
るので、大きさに左右されないバランスのとれた文字パ
ターンを生成することができる。
【0096】さらに、前記印刷条件は、前記文字パター
ンに設定された文字修飾(図4のステップ(2))とす
るので、輪郭の一部を強調した文字パターンを生成する
ことができる。
【0097】また、記憶されるスケーラブルフォントデ
ータを展開して印刷すべき文字パターンを生成して出力
手段から出力する文字出力方法であって、あるいは記憶
されるスケーラブルフォントデータを展開して印刷すべ
き文字パターンを生成して出力手段から出力させるコン
ピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒
体であって、前記文字パターンに対する印刷条件を解析
する解析工程(図5〜図7のステップ(2))と、前記
出力手段の資源状態を判別する判別工程(図5〜図7の
ステップ(1))と、該解析結果および該判別する資源
状態に基づいて展開すべき文字パターンの輪郭を調整す
る調整工程(図5〜図7のステップ(4))とを有する
ので、印刷条件および印刷資源の状態によらず輪郭のバ
ランスのよい文字パターンを生成しながら同一品位の文
字パターンを出力することができる。
【0098】さらに、前記判別工程(図6のステップ
(1))は、補給可能な現像剤により可視化される文字
パターンを記録媒体に形成する出力手段の現像剤残量を
判別するので、印刷条件および出力手段の現像剤残量の
状態によらず輪郭のバランスのよい文字パターンを生成
しながら同一品位の文字パターンを出力することができ
る。
【0099】また、前記判別工程(図7のステップ
(1))は、補給可能な現像剤により可視化される文字
パターンを記録媒体に形成する出力手段の記録媒体種別
を判別するので、印刷条件および出力手段が出力する記
録媒体の種別によらず輪郭のバランスのよい文字パター
ンを生成しながら同一品位の文字パターンを出力するこ
とができる。
【0100】さらに、前記判別工程(図5のステップ
(1))は、補給可能な現像剤により可視化される文字
パターンを記録媒体に形成する出力手段の現像剤種別を
判別するので、印刷条件および出力手段の現像剤の種類
によらず輪郭のバランスのよい文字パターンを生成しな
がら同一品位の文字パターンを出力することができる。
【0101】〔第6実施形態〕第5実施形態では、用紙
の種類に応じて文字パターンの線幅を調整する例である
が、それ以外にも、例えばカラープリンタの場合、用紙
の種類、地の色などを調べて、用紙にあわせて色の調整
を行うことによって、ホストコンピュータのモニタに表
示されている色とのマッチングがとれるWYSIWYG
を実現できるように構成してもよい。
【0102】〔第7実施形態〕上記第1〜第6実施形態
では、ホストコンピュータから受信したコマンドを印刷
装置側で解析し、受信した文字コードの文字パターンを
印刷装置側で展開する例について説明したが、ホスト側
で文字や図形をラスタライズし、生成したイメージを印
刷装置に送信して印刷する場合でも適用できる。
【0103】例えば、双方向通信が可能なシステム構成
であれば、印刷装置のトナーの種類や残量の情報をホス
ト側に送ることによってホスト側ではトナーの状態を知
ることができるので、この情報に基づいてラスタライズ
を行うようにすればよい。
【0104】以下、図8に示すメモリマップを参照して
本発明に係る文字出力装置で読み出し可能なデータ処理
プログラムの構成について説明する。
【0105】図8は、本発明に係る文字出力装置で読み
出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒
体のメモリマップを説明する図である。
【0106】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0107】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0108】本実施形態における図3〜図7に示す機能
が外部からインストールされるプログラムによって、ホ
ストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0109】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0110】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0111】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0112】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0113】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印刷条件いよらず輪郭のバランスのよい文字パターンを
生成することができるという効果を奏する。
【0115】
【0116】
【0117】
【0118】
【0119】
【0120】
【0121】
【0122】
【0123】
【0124】
【0125】
【0126】
【0127】
【0128】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な出力装置の構成を説明する
断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す文字出力装置を適
用可能な印刷システムの構成を説明するブロック図であ
る。
【図3】本発明に係る文字出力装置の第1のデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る文字出力装置の第2のデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る文字出力装置の第3のデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る文字出力装置の第4のデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る文字出力装置の第5のデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る文字出力装置で読み出し可能な各
種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマ
ップを説明する図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 8 プリンタコントローラ 12 CPU 13 ROM 19 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 5/44 B41J 5/30 G06F 3/12

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スケーラブルフォントデータを記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されるスケーラブルフォントデータ
    を展開して印刷すべき文字パターンを生成する展開手段
    と、 前記展開手段により展開された文字パターンを出力する
    出力手段と、 トナーの残量が基準値以下か否か判別する判別手段と、 前記判別手段によりトナーの残量が基準値以下であると
    判別された場合、前記展開手段が展開すべき文字パター
    ンが太くなるように 輪郭を調整する制御手段と、 を有することを特徴とする文字出力装置。
  2. 【請求項2】 スケーラブルフォントデータを記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されるスケーラブルフォントデータ
    を展開して印刷すべき文字パターンを生成する展開手段
    と、 前記展開手段により展開された文字パターンを出力する
    出力手段と、 インクの残量が基準値以下であるか否かを判別する判別
    手段と、 前記判別手段によりインクの残量が基準値以下であると
    判別された場合、前記展開手段が展開すべき文字パター
    ンが太くなるように輪郭を調整する制御手段と、 を有することを特徴とする文字出力装置。
  3. 【請求項3】 スケーラブルフォントデータを記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されるスケーラブルフォントデータ
    を展開して印刷すべき文字パターンを生成する展開手段
    と、 前記展開手段により展開された文字パターンを出力する
    出力手段と、 トナーがのりにくい用紙であるか否かを判別する判別手
    段と、 前記判別手段によりトナーがのりにくい用紙であると判
    別された場合、前記展開手段が展開すべき文字パターン
    が太くなるように輪郭を調整する制御手段と、 を有することを特徴とする文字出力装置。
  4. 【請求項4】 スケーラブルフォントデータを記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されるスケーラブルフォントデータ
    を展開して印刷すべき文字パターンを生成する展開手段
    と、 前記展開手段により展開された文字パターンを出力する
    出力手段と、 トナーがにじみやすい用紙であるか否かを判別する判別
    手段と、 前記判別手段によりトナーがにじみやすい用紙であると
    判別された場合、前記展開手段が展開すべき文字パター
    ンが細くなるように輪郭を調整する制御手段と、 を有することを特徴とする文字出力装置。
  5. 【請求項5】 スケーラブルフォントデータを記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されるスケーラブルフォントデータ
    を展開して印刷すべき文字パターンを生成する展開手段
    と、 前記展開手段により展開された文字パターンを出力する
    出力手段と、 インクがにじみやすい用紙であるか否かを判別する判別
    手段と、 前記判別手段によりインクがにじみやすい用紙であると
    判別された場合、前記展開手段が展開すべき文字パター
    ンが細くなるように輪郭を調整する制御手段と、 を有することを特徴とする文字出力装置。
  6. 【請求項6】 記憶手段に記憶されるスケーラブルフォ
    ントデータを展開して印刷すべき文字パターンを生成す
    る展開工程と、 前記展開工程により展開された文字パターンを出力する
    出力工程と、 トナーの残量が基準値以下か否か判別する判別工程と、 前記判別工程によりトナーの残量が基準値以下であると
    判別された場合、前記展開手段が展開すべき文字パター
    ンが太くなるように輪郭を調整する制御工程と、 を有することを特徴とする文字出力方法。
  7. 【請求項7】 記憶手段に記憶されるスケーラブルフォ
    ントデータを展開して印刷すべき文字パターンを生成す
    る展開工程と、 前記展開工程により展開された文字パターンを出力する
    出力工程と、 インクの残量が基準値以下であるか否かを判別する判別
    工程と、 前記判別工程によりインクの残量が基準値以下であると
    判別された場合、前記展開工程が展開すべき文字パター
    ンが太くなるように輪郭を調整する制御工程と、 を有することを特徴とする文字出力方法。
  8. 【請求項8】 記憶手段に記憶されるスケーラブルフォ
    ントデータを展開して印刷すべき文字パターンを生成す
    る展開工程と、 前記展開工程により展開された文字パターンを出力する
    出力工程と、 トナーがのりにくい用紙であるか否かを判別する判別工
    程と、 前記判別工程によりトナーがのりにくい用紙であると判
    別された場合、前記展開工程が展開すべき文字パターン
    が太くなるように輪郭を調整する制御工程と、を有する
    ことを特徴とする文字出力方法。
  9. 【請求項9】 記憶手段に記憶されるスケーラブルフォ
    ントデータを展開して印刷すべき文字パターンを生成す
    る展開工程と、 前記展開工程により展開された文字パターンを出力する
    出力工程と、 トナーがにじみやすい用紙であるか否かを判別する判別
    工程と、 前記判別工程によりトナーがにじみやすい用紙であると
    判別された場合、前記展開工程が展開すべき文字パター
    ンが細くなるように輪郭を調整する制御工程と、 を有することを特徴とする文字出力方法。
  10. 【請求項10】 記憶手段に記憶されるスケーラブルフ
    ォントデータを展開して印刷すべき文字パターンを生成
    する展開工程と、 前記展開工程により展開された文字パターンを出力する
    出力工程と、 インクがにじみやすい用紙であるか否かを判別する判別
    工程と、 前記判別工程によりインクがにじみやすい用紙であると
    判別された場合、前記展開工程が展開すべき文字パター
    ンが細くなるように輪郭を調整する制御工程と、 を有することを特徴とする文字出力方法。
  11. 【請求項11】 請求項6〜10のいずれかの文字出力
    方法に記載のコンピュータが読み出し可能なプログラム
    を格納したことを特徴とする記憶媒体。
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