JP3495845B2 - 情報処理装置及びその方法、プリンタシステム - Google Patents

情報処理装置及びその方法、プリンタシステム

Info

Publication number
JP3495845B2
JP3495845B2 JP13834096A JP13834096A JP3495845B2 JP 3495845 B2 JP3495845 B2 JP 3495845B2 JP 13834096 A JP13834096 A JP 13834096A JP 13834096 A JP13834096 A JP 13834096A JP 3495845 B2 JP3495845 B2 JP 3495845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printer
physical
virtual
data
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13834096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09319533A (ja
Inventor
聡 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP13834096A priority Critical patent/JP3495845B2/ja
Publication of JPH09319533A publication Critical patent/JPH09319533A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3495845B2 publication Critical patent/JP3495845B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプリンタを
管理する情報処理装置及びその方法、プリンタシステム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のプリンタを共有するプリン
タシステムにおいて、例えば、ある情報処理装置上で作
成された出力データを分割して各プリンタに出力するこ
とができる。このような出力を行うことで出力データの
印刷速度の向上を図ることができる。また、出力データ
の出力をプリンタシステムに属する高解像度の印刷能力
を持つプリンタに限定して行うことで、記録品質の良い
出力データを高速で印刷することができる。そして、実
際に出力データを各プリンタに分割して出力する場合に
は、共有されている各プリンタの処理状態や処理能力を
判断し、その判断に基づいて出力データの分割を手作業
で設定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプリンタシステムでは、手作業による出力データの
分割の設定が面倒であるばかりでなく、共有されている
各プリンタの処理状態に応じた適切な出力データの分割
が困難であった。本発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、ユーザの所望する特色を持つプリンタを
グループ化した仮想プリンタを作成しておき、その仮想
プリンタを構成するプリンタを用いることで、ユーザの
所望する特色を持つ最適なプリンタに出力データの分割
を自動的に行うことができる情報処理装置及びその方
法、プリンタシステムを提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、複数の物理プリンタを管理する情報処理装置であ
って、前記複数の物理プリンタを1つの仮想プリンタと
してグループ化する指示を行う指示手段と、前記指示手
段の指示に従って、前記複数の物理プリンタをグループ
化した仮想プリンタとして、前記複数の物理プリンタの
登録情報をまとめた仮想プリンタ構造体を管理する管理
手段と、入力されるデータが前記管理手段で管理された
仮想プリンタに対しての出力である場合に、前記管理手
段により管理される仮想プリンタ構造体に基づいて、
仮想プリンタに属する各物理プリンタから同じ解像度
の物理プリンタを選定する選定手段と、前記選定手段に
より選定された同じ解像度の物理プリンタに、出力すべ
きデータを分配する分配手段とを備える。
【0005】 また、好ましくは、前記仮想プリンタ構
造体は、仮想プリンタに関する情報を管理する仮想プリ
ンタ情報セクションと、その仮想プリンタに登録されて
いる物理プリンタに関する情報を管理する物理プリンタ
情報セクションから構成されている
【0006】 また、好ましくは、前記管理手段によっ
て管理されている仮想プリンタに対して、該仮想プリン
タのグループに属する各プリンタに出力すべきデータを
分配する際の基準となる優先度を設定する設定手段を
に備え、前記設定手段で設定された優先度は、前記仮想
プリンタ構造体に格納される。優先度を設定すること
で、ユーザが所望するプリンタから出力データを出力さ
せることができるからである。また、好ましくは、前記
仮想プリンタ構造体には、前記物理プリンタに対応する
プリンタドライバの絶対パスが格納されている
【0007】 また、好ましくは、前記管理手段により
管理される仮想プリンタを、物理プリンタと並べてアイ
コン表示する表示手段を更に備える。また、好ましく
は、複数の物理プリンタに出力すべきデータを分配する
に際し、対応する各プリンタドライバに対して、予め設
定されているデバイスフォントを使用しないように設定
する
【0008】
【0009】 また、好ましくは、前記選定手段は、前
記設定手段によって設定された優先度と、各物理プリン
タの単位時間当たりのプリント枚数に基づいて、各物理
プリンタの処理比率を決定する。また、好ましくは、
記選定手段は、仮想プリンタの各物理プリンタの内、ス
プールしている出力データのない物理プリンタに対し
て、各物理プリンタの処理比率を決定する
【0010】 上記の目的を達成するための本発明によ
る情報処理方法は以下の構成を備える。即ち、複数の
プリンタを管理する情報処理方法であって、前記複数
物理プリンタを1つの仮想プリンタとしてグループ化
する指示を行う指示工程と、前記指示工程の指示に従っ
て、前記複数の物理プリンタをグループ化した仮想プリ
ンタとして、前記複数の物理プリンタの登録情報をまと
めた仮想プリンタ構造体を管理する管理工程と、入力さ
れるデータが前記管理工程で管理された仮想プリンタ
対しての出力である場合に、前記管理工程により管理さ
れる仮想プリンタ構造体に基づいて、当該仮想プリンタ
に属する各物理プリンタから同じ解像度の物理プリンタ
を選定する選定工程と、前記選定工程により選定された
同じ解像度の物理プリンタに、出力すべきデータを分配
する分配工程とを備える。
【0011】 また、好ましくは、前記仮想プリンタ構
造体は、仮想プリンタに関する情報を管理する仮想プリ
ンタ情報セクションと、その仮想プリンタに登録されて
いる物理プリンタに関する情報を管理する物理プリンタ
情報セクションから構成されている。また、好ましく
は、前記管理工程によって管理されている仮想プリンタ
に対して、該仮想プリンタのグループに属する各プリン
タに出力すべきデータを分配する際の基準となる優先度
を設定する設定工程を更に備え、前記設定工程で設定さ
れた優先度は、前記仮想プリンタ構造体に格納される
【0012】 また、好ましくは、前記仮想プリンタ構
造体には、前記物理プリンタに対応するプリンタドライ
バの絶対パスが格納されている。また、好ましくは、
記管理工程により管理される仮想プリンタを、物理プリ
ンタと並べてアイコン表示する表示工程を更に備える
【0013】 また、好ましくは、複数の物理プリンタ
に出力すべきデータを分配するに際し、対応する各プリ
ンタドライバに対して、予め設定されているデバイスフ
ォントを使用しないように設定する
【0014】 また、好ましくは、前記選定工程は、前
記設定工程により設定された優先度と、各物理プリンタ
の単位時間当たりのプリント枚数に基づいて、各物理プ
リンタの処理比率を決定する
【0015】 また、好ましくは、前記選定工程は、仮
想プリンタの各物理プリンタの内、スプールしている出
力データのない物理プリンタに対して、各物理プリンタ
の処理比率を決定する
【0016】 上記の目的を達成するための本発明によ
るプリンタシステムは以下の構成を備える。即ち、複数
物理プリンタから構成されるプリンタシステムであっ
て、前記複数の物理プリンタを1つの仮想プリンタとし
グループ化する指示を行う指示手段と、前記指示手段
の指示に従って、前記複数の物理プリンタをグループ化
た仮想プリンタとして、前記複数の物理プリンタの登
録情報をまとめた仮想プリンタ構造体を管理する管理手
段と、入力されるデータが前記管理手段で管理された
想プリンタに対しての出力である場合に、前記管理手段
により管理される仮想プリンタ構造体に基づいて、当該
仮想プリンタに属する各物理プリンタから同じ解像度の
物理プリンタを選定する選定手段と、前記選定手段によ
り選定された同じ解像度の物理プリンタに、出力すべき
データを分配する分配手段とを備える。
【0017】 上記の目的を達成するための本発明によ
る情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、複数の
プリンタにそれぞれ対応する複数のプリンタドライバ
を管理する情報処理装置であって、前記複数の物理プリ
ンタを1つの仮想プリンタとしてグループ化する指示を
行う指示手段と、前記指示手段の指示に従って、前記複
数の物理プリンタをグループ化した仮想プリンタとし
て、前記複数の物理プリンタの登録情報をまとめた仮想
プリンタ構造体を管理する管理手段と、入力されるデー
タが前記管理手段で管理された仮想プリンタに対しての
出力である場合に、前記管理手段により管理される仮想
プリンタ構造体に基づいて、当該仮想プリンタに属する
物理プリンタから、スプールしている出力データのな
い物理プリンタを選定する選定手段と、前記選定手段に
より選定された物理プリンタの単位時間当たりのプリン
ト枚数に基づいて各物理プリンタの処理比率を決定し、
出力すべきデータを、それぞれ対応する複数のプリンタ
ドライバに出力する分配手段とを備える。また、好まし
くは、前記入力されるデータを一旦印刷キューとしてメ
モリに保存する保存手段を更に備え、前記分配手段は、
印刷キューに保存されているデータから取得される総ペ
ージ数をもとに、各プリンタで出力すべきデータの分配
を行う。また、好ましくは、前記分配手段は、各プリン
タの処理能力、プリンタに対する他のデータのスプール
を考慮して、各プリンタで出力すべきデータの分配が可
能である。また、好ましくは、前記分配手段は、前記管
理手段で管理されたグループに属する各プリンタの中で
指定される設定に沿う複数のプリンタに対して、出力す
べきデータの分配が可能である。また、好ましくは、プ
リンタドライバに対してデバイスフォントを使用しない
よう設定する設定手段を更に備える。
【0018】 上記の目的を達成するための本発明によ
る情報処理方法は以下の構成を備える。即ち、複数の
プリンタにそれぞれ対応する複数のプリンタドライバ
を管理する情報処理方法であって、前記複数の物理プリ
ンタを1つの仮想プリンタとしてグループ化する指示を
行う指示工程と、前記指示工程の指示に従って、前記複
数の物理プリンタをグループ化した仮想プリンタとし
て、前記複数の物理プリンタの登録情報をまとめた仮想
プリンタ構造体を管理する管理工程と、入力されるデー
タが前記管理工程で管理された仮想プリンタに対しての
出力である場合に、前記管理工程により管理される仮想
プリンタ構造体に基づいて、当該仮想プリンタに属する
物理プリンタから、スプールしている出力データのな
い物理プリンタを選定する選定工程と、前記選定工程に
より選定された物理プリンタの単位時間当たりのプリン
ト枚数に基づいて各物理プリンタの処理比率を決定し、
出力すべきデータを、それぞれ対応する複数のプリンタ
ドライバに出力する分配工程とを備える。また、好まし
くは、前記入力されるデータを一旦印刷キューとしてメ
モリに保存する保存工程を更に備え、前記分配工程は、
印刷キューに保存されているデータから取得される総ペ
ージ数をもとに、各プリンタで出力すべきデータの分配
を行う。また、好ましくは、前記分配工程は、各プリン
タの処理能力、プリンタに対する他のデータのスプール
を考慮して、各プリンタで出力すべきデータの分配が可
能である。また、好ましくは、前記分配工程は、前記管
理工程で管理されたグループに属する各プリンタの中で
指定される設定に沿う複数のプリンタに対して、出力す
べきデータの分配が可能である。また、好ましくは、プ
リンタドライバに対してデバイスフォントを使用しない
よう設定する設定工程を更に備える。上記の目的を達成
するための本発明によるプリンタシステムは以下の構成
を備える。即ち、それぞれが対応するプリンタドライバ
によって管理される複数の物理プリンタから構成される
プリンタシステムであって、前記複数の物理プリンタを
1つの仮想プリンタとしてグループ化する指示を行う指
示手段と、前記指示手段の指示に従って、前記複数の
プリンタをグループ化した仮想プリンタとして、前記
複数の物理プリンタの登録情報をまとめた仮想プリンタ
構造体を管理する管理手段と、入力されるデータが前記
管理手段で管理された仮想プリンタに対しての出力であ
る場合に、前記管理手段により管理される仮想プリンタ
構造体に基づいて、当該仮想プリンタに属する各物理
リンタから、スプールしている出力データのない物理プ
リンタを選定する選定手段と、前記選定手段により選定
された物理プリンタの単位時間当たりのプリント枚数に
基づいて各物理プリンタの処理比率を決定し、出力すべ
きデータを、それぞれ対応する複数のプリンタドライバ
に出力する分配手段とを備える。
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を詳細に説明する。 <実施形態1>図1は本発明の実施形態を実現するプリ
ンタシステムの構成を示すブロック図である。
【0022】図1において、1はクライアントPCであ
り、CPU1aで動作する様々なアプリケーションを使
って、プリンタに出力する出力データ1bを作成し、ネ
ットワーク回線を介して共有されているサーバPC2上
の仮想プリンタ2bに出力データの出力を要求する。2
はサーバPCであり、本発明で説明される処理を実行す
る動作プログラムを実行するものである。実行する際に
は、記憶装置2h(ハードディスク、FD、ROM等の
記憶媒体)にファイルとして格納されている動作プログ
ラムをメモリ2g(RAM)にロードし、CPU2aに
対して種々の命令を実行させることになるが、概念的に
CPU2a上で実行されているものとする。
【0023】仮想プリンタ2bは、後述する仮想プリン
タ作成処理部2cで実行される処理によって、サーバP
C2のサーバOS2eやネットワークアダプタ4を介し
て共有されたネットワーク回線上の物理プリンタ3(図
のプリンタ1、プリンタ2)をまとめた論理プリンタと
いえる。仮想プリンタ作成処理部2cで実行される処理
は、動作プログラムの1つである。例えば、図3の
(a)に示す「9.仮想プリンタの作成」ダイアログを
使って、ユーザが所望する特色を持つ物理プリンタ3
(例えば、カラー印刷を行う物理プリンタ等)毎にグル
ープ化した物理プリンタ3群を仮想プリンタ2bとして
作成し、その作成された仮想プリンタ2bを用いて、通
常の物理プリンタと同じような印刷処理を振る舞うよう
な印刷処理をクライアントPC1に対して実行する。
【0024】キュー分配処理部2dで実行されるキュー
分配処理も動作プログラムの1つであり、仮想プリンタ
2bに対してクライアントPC1から出力された出力デ
ータ1bを、一旦記憶装置2hに印刷キューとして格納
する。次に、仮想プリンタ2aの優先度や、各物理プリ
ンタ3(実施形態1では、プリンタ1とプリンタ2)の
動作状況を判断して各物理プリンタに分配する最適なペ
ージ数を決定する。
【0025】この分配された印刷キューは、メモリ2g
に貯えられ、実際にサーバPC2に接続されている物理
プリンタ3(プリンタ1)の印刷キュー3aや、サーバ
OS2eやネットワークアダプタ4を介して接続されて
いる物理プリンタ3(プリンタ2)の印刷キュー3bと
して、各プリンタ1、2に分配される。その後、プリン
タ1、2から通知される印刷結果を、仮想プリンタ2b
からの印刷結果として、クライアントPC1に通知され
る。
【0026】2iはキーボード、2kはポインティング
デバイス(P.D.)であり、これらの操作を操作する
ことによって、本発明で説明される処理の実行や各種設
定を行う。2jは表示装置であり、本発明で説明される
処理の実行や各種設定を行うためのウインドウを表示し
たり、本発明で説明される処理によって実行される印刷
処理の経過状態を表示する。
【0027】次に、仮想プリンタ2bにおける各種設定
を実行するために、サーバPC2の表示装置2jに表示
される「6.仮想プリンタ設定」ダイアログについて、
図2を用いて説明する。図2は実施形態1のサーバPC
2の表示装置2jに表示される「6.仮想プリンタ設
定」ダイアログの表示例を示す図である。
【0028】図2において、「6.仮想プリンタの設
定」ダイアログには、ユーザが指示できるコマンドとし
て、“作成”、“追加”、“修正”、“削除”、“終
了”からなるメニューコマンドを有している。そして、
それぞれのコマンドはキーボード2i、P.D.2kを
操作することで、所望のコマンドの選択・実行がなされ
る。
【0029】「6.仮想プリンタ設定」ダイアログ内に
は、上述した「9.仮想プリンタの作成」ダイアログを
使って作成された仮想プリンタ2bを示すアイコンとそ
の名称、物理プリンタ3を示すアイコンとその名称が表
示されいる。また、仮想プリンタ2bと物理プリンタ3
を区別するために、物理プリンタ3を示すアイコンには
影がついている。
【0030】つまり、図2においては、アイコンの名称
が「7.1物理プリンタ」と「printerA」であ
るアイコンが物理プリンタ3を示しており、共有されて
いる実際に接続されているプリンタである。一方、アイ
コンの名称が「モノクロ印刷」、「高速印刷」、「7.
カラー印刷」であるアイコンが仮想プリンタ2bとそを
示しており、この仮想プリンタ2bの名称がクライアン
トPC1に対しては共有プリンタの名称となる。
【0031】図2の右下に示すウインドウは、仮想プリ
ンタ2bとして「7.カラー印刷」を示すアイコンが選
択された状態(図2に示すように、アイコンの後ろに矩
形の影が入っている状態)で“修正”メニューコマンド
を選択、あるいは「7.カラー印刷」を示すアイコンを
P.D.2kを使ってダブルクリックした時に表示され
る、「7.カラー印刷」に登録されている物理プリンタ
3を一覧する仮想プリンタウインドウである。
【0032】また、図に示すように、ウインドウのタイ
トルバーには、仮想プリンタ2bを示すアイコンの名称
が表示され、ここでは“カラー印刷”という文字列が表
示される。また、「7.カラー印刷」に登録されている
物理プリンタ3として、3種類の物理プリンタ3が登録
されていることが図から判断される。一方、“作成”メ
ニューコマンドを選択した場合は、図3の(a)に示す
ような「9.仮想プリンタの作成」ダイアログが表示さ
れる。「9.仮想プリンタの作成」ダイアログでは、仮
想プリンタの名称や仮想プリンタの特色となる優先度を
設定することができる。
【0033】一方、“追加”メニューコマンドを選択し
た場合は、図2に示すようなプルダウンメニューが表示
される。ここには、現在利用可能な物理プリンタ3の名
称が列挙されている。そして、列挙されている物理プリ
ンタ3のいずれかを選択すると、図3の(b)に示すよ
うな「10.プリンタ登録」ダイアログが表示される。
「10.プリンタ登録」ダイアログでは、物理プリンタ
3の名称、設置場所、物理プリンタ3の能力を示す解像
度(dpi)、単位時間当りのプリント枚数(枚/
分)、カラー(色)の種類数を設定することができる。
ここで、設定された内容は、仮想プリンタウインドウ
(例えば、図2の「8.カラー印刷」)が表示されてい
る状態である場合は、その仮想プリンタウインドウ上に
表示され、仮想プリンタウインドウ上が表示されていな
い状態である場合は、「6.仮想プリンタ設定」ダイア
ログ上に表示される。
【0034】一方、“削除”メニューコマンドを選択し
た場合は、仮想プリンタウインドウ上で選択されている
物理プリンタを示すアイコン、あるいは「6.仮想プリ
ンタ設定」ダイアログ上で選択されている物理プリンタ
を示すアイコンあるいは仮想プリンタを示すアイコンが
削除される。一方、“ログ”メニューコマンドを選択し
た場合は、図3の(c)に示すような「11.プリント
出力ログ」ウインドウが表示される。ここでは、出力デ
ータの出力を要求したユーザ名や、キュー分配処理部2
dにて、実際に分配された印刷キューの状況等をスプレ
ッドシート上に表示される。
【0035】一方、“終了”メニューコマンドを選択し
た場合は、表示されている「6.仮想プリンタ設定」ダ
イアログが閉じられる。次に、仮想プリンタ設定処理部
2cで実行される処理について、図4のフローチャート
を用いて説明する。図4は実施形態1の仮想プリンタ設
定処理部で実行される処理の処理フローを示すフローチ
ャートである。
【0036】尚、図4で説明されるフローチャートは、
オペレータがキーボード2i、P.D.2kの操作によ
って発行されるイベント(例えば、実施形態1で説明さ
れる処理の起動/終了時に発行されるイベント、あるい
は「6.仮想プリンタ設定」ダイアログのメニューコマ
ンドが選択されることによって発行されるイベント等)
によって処理が振り分けられるイベント駆動型であり、
図中のイベント分岐処理がウインドウシステムを示して
いる。以下、このフローチャートにおいて、イベントの
種別を示すために、発行された各イベントを{イベント
名}という形で表記する。
【0037】図4のフローチャートにおいて、実施形態
1を実行する動作プログラムが起動されたならば、{起
動}イベントが通知される。そして、ステップS401
にて、記憶装置2hに格納されているプリンタ情報ファ
イル(図5の(b)で詳述)から、仮想プリンタ構造体
(図5の(a)で詳述)をメモリ2g上に展開し、仮想
プリンタ構造体オブジェクト(以下、プリンタオブジェ
クトと呼ぶ)を復元する。このとき、後述する{作成}
{追加}イベントの処理を実行することで、物理プリン
タ3との連携を実現している。また、「6.仮想プリン
タ設定」ダイアログが表示される。
【0038】ここで、仮想プリンタ構造体とプリンタ情
報ファイルの詳細について、図5の(a)、(b)を用
いて説明する。図5の(a)は実施形態1の仮想プリン
タ構造体の構成を示す図であり、(b)はプリンタ情報
ファイルの構成を示す図である。図5の(b)に示され
るプリンタ情報ファイルは、仮想プリンタ2bに関する
情報を管理する[仮想プリンタ情報]セクションと、そ
の仮想プリンタに登録されている物理プリンタ3に関す
る情報を管理する[物理プリンタ情報]セクションから
構成されている。[仮想プリンタ情報]セクションに
は、上述した「9.仮想プリンタの作成」ダイアログで
作成された内容と、その仮想プリンタ2bに登録されて
いる物理プリンタ3の数を示す物理プリンタ登録数から
構成されいる。また、[物理プリンタ情報]セクション
には、上述した「10.プリンタ登録」ダイアログで登
録された内容から構成されており、物理プリンタ登録数
に応じた数分の[物理プリンタn情報]セクション(n
は自然数)が存在する。
【0039】また、図5の(a)に示される仮想プリン
タ構造体は、プリンタ情報ファイルに基づいて、[仮想
プリンタ情報]セクションの内容(図のAが示す部分、
以下、この部分をVirtual_Printer構造
体と呼ぶ)をコード化したものであり、INT Cou
ntの後に、線形リストオブジェクトとして[物理プリ
ンタn情報]セクションの内容(図のBが示す部分、以
下、この部分をPhysical_Printer構造
体と呼ぶ)をコード化した物理プリンタ構造体が、物理
プリンタ登録数分構成されている。尚、1つの物理プリ
ンタ構造体が、次の物理プリンタ構造体の参照するため
の参照アドレス(図のNext Printer)を格
納している。このように、各物理プリンタ構造体が仮想
プリンタ構造体のメンバーとして含んでいる。
【0040】次に、ステップS402にて、復元された
プリンタオブジェクトより、現在登録されている物理プ
リンタ3と仮想プリンタ2bの名称を獲得し、それぞれ
を示すアイコンと名称を表示する。また、選択されてい
る仮想プリンタ2bがある場合には、仮想プリンタウイ
ンドウ(例えば、図の「8.カラー印刷」ウインドウ)
も表示される。
【0041】次に、ステップS403にて、物理プリン
タ3の出力結果を定期的にクライアントPC1に通知す
るためのタイマー処理が実行できるように、タイマーを
設定する。ここまでの処理によって、表示装置2jに図
2に示されるような表示状態が得られる。一方、キーボ
ード2i、P.D.2kの操作によって、“作成”メニ
ューコマンドを選択した場合、{作成}イベントが通知
され、ステップS404にて、図3の(a)に示した
「仮想プリンタ作成」ダイアログをオープンする。この
ダイアログの“仮想プリンタ名称”は、任意の文字列を
入力できる入力フィールドであり、80文字までの文字
の入力を受け付ける。ここに、入力する仮想プリンタの
名称が、「6.仮想プリンタ設定」ダイアログに表示さ
れる仮想プリンタ2bを示すアイコンの名称になる。
【0042】このダイアログの“優先度”はチェックボ
ックスであり、“品質”あるいは“速度”の項目が選択
可能である。そして、選択されている項目にはチェック
マークが表示される。(図では“品質”が選択されてい
る)。尚、このチェックマークは排他制御されており、
両方を同時に選択することはできない。また、“品質”
あるいは“速度”の項目は、共有されている各物理プリ
ンタ3の印刷品質、あるいは印刷速度に基づいて、出力
データを分配する物理プリンタ3の優先度を決定するも
のであり、“品質”を選択すると各物理プリンタ3の印
刷品質に基づいて出力データが分配される。一方、“速
度”を選択すると各物理プリンタ3の印刷速度に基づい
て出力データが分配される。
【0043】このダイアログのCANCELボタンが押
下されたならば、このダイアログがクローズされ設定が
無効になる。一方、OKボタンが押下されたならば、各
項目の内容を格納する仮想プリンタ構造体のVirtu
al_Printer構造体がメモリ2g上に確保さ
れ、Virtual_Printer構造体のName
に仮想プリンタの名称が最大80文字分格納され、Qu
alityに品質のON/OFFがブール値で格納さ
れ、Speedに速度のON/OFFがブール値で格納
される。このとき、新規仮想プリンタの作成になるため
物理プリンタ構造体であるPhysical_Prin
ter構造体はメンバーとして存在していない。
【0044】次に、ステップS405にて、その仮想プ
リンタ構造体より復元されるプリンタオブジェクトに対
して、プリンタドライバとして印刷結果を通知する機能
を持った仮想プリンタ2bを作成し、これを表すアイコ
ンと登録されている物理プリンタの一覧を示す仮想プリ
ンタウインドウを表示する。一方、キーボード2i、
P.D.2kの操作によって、“追加”メニューコマン
ドを選択した場合、{追加}イベントが通知され、ステ
ップS406にて、図2に示すようなプルダウンメニュ
ーが表示され、現在利用可能な物理プリンタの名称が列
挙される。ここで列挙される物理プリンタ3は、市販さ
れているサーバOS2eによって、共有されているプリ
ンタである。
【0045】次に、ステップS407にて、プルダウン
メニューから物理プリンタ3を選択すると、図3に示し
た「10.プリンタ登録」ダイアログを表示し、そのダ
イアログを用いて物理プリンタ3の特性を登録する。こ
のダイアログの“プリンタ名称”、“設置場所”は任意
の文字列を入力できる入力フィールドであり、80文字
までの文字の入力を受け付ける。このダイアログの“ド
ライバ”はリストボックスになっており、サーバPC2
にインストールされているプリンタドライバが列挙さ
れ、物理プリンタに適切なプリンタドライバを選択でき
る。“解像度”、“枚数”、“カラー”は任意の数値を
入力するフィールドである。
【0046】このダイアログのCANCELボタンが押
下されたならば、このダイアログがクローズされ設定が
無効になる。一方、OKが押下されたならば、各項目の
設定値を格納する仮想プリンタ構造体の線形リストとな
るPhysical_Printer構造体がメモリ2
g上に確保される。Physical_Printer
構造体Nameには、物理プリンタ3の名称が最大80
文字分格納される。Driverには、インストールさ
れているプリンタドライバの絶対パス名が格納される。
Positionには、物理プリンタ3の設置場所を説
明した文章が最大80文字分格納される。Resolu
tionには、解像度を示すdpi値がINT型の数値
で格納される。Pagesには、毎分のプリント枚数が
INT型の数値で格納される。Colorには、カラー
出力が可能な場合、その出力色数をINT型の数値で格
納される。尚、モノクロの場合、Colorには0が格
納される。
【0047】また、複数の物理プリンタ3が登録される
場合には、ステップS406、ステップS407を繰り
返すことで、Physical_Printer構造体
に設定した操作が繰り返され、各Physical_P
rinter構造体の後のNext_Printer
に、Physical_Printer構造体と同じ構
造体のメモリ2g上に確保されたアドレスが格納され
る。更に、登録された物理プリンタ3の数はVirtu
al_Printer構造体のCountに格納され
る。
【0048】この結果、Physical_Print
er構造体によって、物理プリンタ3を示すアイコン
が、仮想プリンタウインドウが表示されている場合は、
仮想プリンタウインドウ上に、仮想プリンタウインドウ
が表示されていない場合は、「6.仮想プリンタ設定」
ダイアログ上に物理プリンタ3を示すアイコンが表示さ
れる。これによって、オペレータは所望の物理プリンタ
3が登録されたことを把握することができる。また、既
に「6.仮想プリンタ設定」ダイアログ上に表示された
物理プリンタ3を、仮想プリンタウインドウにP.D.
2kを操作してドラッグ&ドロップ(アイコンを掴ん
で、仮想アプリンタウインドウ上で離す)することで、
仮想プリンタ2bに登録することもできる。
【0049】一方、キーボード2i、P.D.2kの操
作によって、“修正”メニューコマンドを選択した場
合、{修正}イベントが通知され、ステップS408に
て、選択されたアイコン(この場合、仮想プリンタ2b
を示すアイコン、あるいは物理プリンタ3を示すアイコ
ン)から、仮想プリンタウインドウまたは「10.プリ
ンタ登録」ダイアログをオープンし内容を修正する。こ
の操作は、選択されたアイコン上でP.D.2kをダブ
ルクリックしても実行される。
【0050】尚、仮想プリンタ2bを示すアイコンが選
択された場合は、仮想プリンタウインドウに加えて、更
に「9.仮想プリンタの作成」ダイアログが表示され、
仮想プリンタ2bの登録内容の修正を行う。実際には、
動作プログラムによって{作成}イベントを発生させ、
作成処理を実行することになる。一方、物理プリンタ3
を示すアイコンが選択された場合、「10.プリンタ登
録」ダイアログが表示され、設定内容の修正を行う。実
際には、動作プログラムによって{追加}イベントを発
生させ、追加処理を実行することになる。
【0051】一方、キーボード2i、P.D.2kの操
作によって、“削除”メニューコマンドを選択した場
合、{削除}イベントが通知され、ステップS409に
て、選択されている仮想プリンタ2b、あるいは物理プ
リンタ3を削除する。そして、削除した仮想プリンタ2
bあるいは物理プリンタ3に関する情報として、メモリ
2gに確保された領域が解放される。
【0052】一方、タイマー処理が起動されたならば、
{タイマー}イベントが通知され、ステップS410に
て、印刷キューを分配した物理プリンタ3からの出力状
況(印刷中、待ち)を取得する。ステップS411に
て、取得した印刷状況を「11.プリント出力ログ」ウ
インドウに示すような形式(状態、文書名、所有者、プ
リンタ名、説明、部数をタブで区切っている)のデータ
に編集し、メモリ2g上に保存する。このデータは、ク
ライアントPC1からの印刷結果を問い合わせる要求に
対する返却データとして、クライアントPC1に通知さ
れる。また、「11.プリント出力ログ」ウインドウが
表示中ならば、「11.プリント出力ログ」ウインドウ
の内容を更新する。一方、キーボード2i、P.D.2
kの操作によって、“ログ”メニューコマンドを選択し
た場合、{ログ}イベントが通知され、ステップS41
2にて、「11.プリント出力ログ」ウインドウを表示
する。次に、ステップS413にて、{タイマー}イベ
ントで取得した出力結果をメモリ2gから取り出し、
「11.プリント出力ログ」の内容を更新する。
【0053】一方、キーボード2i、P.D.2kの操
作によって、“終了”メニューコマンドを選択した場
合、{終了}イベントが通知され、ステップS414に
て、これまでに設定されたプリンタオブジェクトの実体
である、仮想プリンタ構造体の設定内容をプリンタ情報
ファイルに示す形式のファイルとして、記憶装置2hに
保存する。まず、仮想プリンタとしての設定部分Vir
tual_Printer構造体の内容が[仮想プリン
タ情報]セクションに書き込まれ、物理プリンタとして
の設定部分Physical_Printer構造体の
内容が[物理プリンタ情報]セクションに書き込まれ、
複数の物理プリンタが登録されている場合には、Vir
tual_Printer構造体のCountが示す数
だけ[物理プリンタ情報]セクションの書込が繰り返さ
れる。次に、ステップS415にて、「仮想プリンタ設
定」ダイアログがクローズされ、仮想プリンタ設定処理
部2cで実行される処理が終了する。
【0054】次に、キュー分配処理部2dで実行される
処理について、図4のフローチャートを用いて説明す
る。図6は実施形態1のキュー分配処理部で実行される
処理の処理フローを示すフローチャートである。クライ
アントPC1から出力データ1bが送られてきたなら
ば、ステップS601にて、仮想プリンタ2bに対して
の出力であるか否かを判断する。判断の結果、仮想プリ
ンタ2bに対しての出力でない場合(ステップS601
でNO)、つまり、物理プリンタ3に対しての出力の場
合、キュー分配処理は何も行わずに終了する。一方、仮
想プリンタ2bに対しての出力の場合(ステップS60
1でYES)、ステップS602に進む。
【0055】ステップS602にて、出力データを一旦
印刷キューとして、メモリ2g上に保存する。このと
き、印刷キューの総ページ数を取得し、メモリ2g上の
作業変数に格納する。ステップS603にて、仮想プリ
ンタ2bに登録されている物理プリンタの動作状態(出
力データのスプール状態)を、各物理プリンタ3のプリ
ンタドライバ2fから取得する。ステップS604に
て、各物理プリンタ3の処理能力(Physical_
Printer構造体のPagesに設定されている枚
数/分の値)をもとに、スプールされている出力データ
量をすべて出力し終わるまでの時間であるスプール時間
を算出する。
【0056】ステップS605にて、Virtual_
Printer構造体のQualityに品質を優先す
る情報が設定されているか否かを判断する。品質を優先
する情報が設定されている場合(ステップS605でY
ES)、ステップS607に進む。一方、品質を優先す
る情報が設定されていない場合(ステップS605でN
O)、ステップS606に進む。
【0057】ステップS607にて、各物理プリンタ3
によって文字フォントに違いが出ないように、プリンタ
ドライバ2fに対して、各物理プリンタ3にあらかじめ
設定されているデバイスフォントを使用しないように設
定する。次に、ステップS608にて、Physica
l_Printer構造体のResolutionに同
じ解像度が設定されている物理プリンタ3を選定し、選
定された物理プリンタ3の処理比率に応じて印刷キュー
を分配する。尚、解像度が同じ物理プリンタ3がない場
合には、解像度の高い順に処理比率を求め、その処理比
率に応じて印刷キューを各物理プリンタ3に分配する。
【0058】 一方、ステップS606にて、Virt
ual_Printer構造体のSpeedに速度を優
先する情報が設定されているか否かを判断する。速度を
優先する情報が設定されている場合(ステップS606
でYES)、ステップS609に進む。一方、速度を優
先する情報が設定されていない場合(ステップS606
でNO)、ステップS610に進む。
【0059】ステップS610にて、スプールしている
出力データのない物理プリンタ3に対して、ステップS
604で算出したスプール時間分だけの印刷キューを、
スプールしている出力データのない物理プリンタ3の処
理比率に応じて分配する。この時点では、印刷ページが
ばらばらになるため、実際に印刷キューの分配は行わ
ず、各物理プリンタ3のプリンタドライバ2fに送ると
きにまとめて送るようにする。
【0060】次に、ステップS611にて、仮想プリン
タに登録された物理プリンタ3全てを対象に、Phys
ical_Printer構造体のPagesに設定さ
れている枚数/分の値をもとに処理能力に応じた処理比
率を求め、ステップS610で分配された印刷キュー以
外の残りの印刷キューを、求めた処理比率に応じて各物
理プリンタ3に分配する。ここで分配された枚数に、ス
テップS610で分配された枚数を加えた印刷キュー
が、プリンタドライバ2fに送る分配された印刷キュー
となる。
【0061】一方、ステップS609にて、スプールし
ている出力データのない物理プリンタ3に、均等に印刷
キューを分配する。次に、ステップS612にて、分配
が完了した印刷キューを、それぞれのプリンタドライバ
に送る。この結果、クライアントPC1から送られてき
た出力データ1bが、仮想プリンタ2bによって最適に
分配されたページが各物理プリンタ3へ出力される。
【0062】以上説明したように、実施形態1によれ
ば、プリンタの特色に基づいて、仮想プリンタを作成す
ることで、ユーザが所望する特色に応じた出力データの
出力を自動的に行えることができる。例えば、印刷能力
の高いプリンタを集めた仮想プリンタを作成すること
で、大量のドキュメントを高速に出力できる。また、カ
ラープリンタを集めた仮想プリンタを作成することで、
カラードキュメントを高品質で出力することができる。
【0063】また、既に旧式と化したプリンタを集め
て、1つの仮想プリンタにまとめることで、新式のプリ
ンタと同等、またはそれ以上の印刷能力を発揮するプリ
ンタとして利用することができ、資源の有効活用につな
がる。 <実施形態2>実施形態2では、仮想プリンタとして、
カラープリンタとモノクロプリンタの物理プリンタを登
録しておき、クライアントPC1の出力データの内容を
ページ単位で解析し、カラーデータが含まれる場合は、
カラープリンタの印刷キューとして分配し、モノクロデ
ータのみの場合は、モノクロプリンタの印刷キューとし
て分配する処理を行う。これによって、出力データの出
力におけるスループットを向上することができる。
【0064】尚、実施形態2で説明される処理を実現す
るプリンタシステムは、実施形態1の図1で説明したプ
リンタシステムで実現可能である。そこで、実施形態2
における説明は、図1に示されるプリンタシステムを用
いて説明する。また、実施形態2で説明される処理を実
行することで、表示装置2jに表示される各種ダイアロ
グ、ウインドウは、実施形態1で説明された各種ダイア
ログ、ウインドウとほぼ同様の構成を有し、同じものに
ついては、実施形態1で説明したものを用いて説明し、
異なるものについては、適宜説明を加えている。
【0065】図7は実施形態2のサーバPC2の表示装
置2jに表示される「6.仮想プリンタ設定」ダイアロ
グの表示例を示す図である。図2に示した「6.仮想プ
リンタ設定」ダイアログと異なる点は、仮想プリンタ2
bであるカラー印刷を示すアイコンの仮想プリンタウイ
ンドウの中に、カラープリンタとモノクロプリンタが登
録されている点である。
【0066】図8の(a)〜(c)は、図3の(a)〜
(c)に相当するものであり、図8の(a)に示される
「9.仮想プリンタの作成」ダイアログには、仮想プリ
ンタの名称を設定することができる。図8の(b)に示
される「10.プリンタ登録」ダイアログは図3の
(b)で説明した「10.プリンタ登録」ダイアログと
同様のものである。図8の(c)に示される「11.プ
リント出力ログ」ダイアログも、図3の(c)で説明し
た「11.プリント出力ログ」ウインドウと同様のもの
であるが、この場合は、仮想プリンタにカラープリンタ
とモノクロプリンタの物理プリンタが登録されているの
で、カラー印刷とモノクロ印刷の印刷状況がスプレッド
シート上に表示される。
【0067】次に、実施形態2の仮想プリンタ設定処理
部2cで実行される処理は、実施形態1の図4のフロー
チャートで説明した処理と基本的には同じであるが、実
施形態2の仮想プリンタ設定部2cで実行される処理に
用いるプリンタ情報ファイルと、仮想プリンタ構造体
は、実施形態1のそれと多少異なるものを用いる。そこ
で、実施形態2の仮想プリンタ設定処理部2cで実行さ
れる処理の説明は省略る。
【0068】次に、実施形態2で用いる仮想プリンタ構
造体とプリンタ情報ァイルの詳細について、図9の
(a)、(b)を用いて説明する。図9の(a)は実施
形態2の仮想プリンタ構造体の構成を示す図であり、
(b)はプリンタ情報ファイルの構成を示す図である。
図9の(b)に示されるプリンタ情報ファイルは、実施
形態1の図3の(b)に示されるプリンタ情報ファイル
と同様に[仮想プリンタ情報]セクションと、[物理プ
リンタ情報]セクションから構成されている。特に、実
施形態2の[仮想プリンタ情報]セクションは、実施形
態1の[仮想プリンタ情報]セクションの“品質”と
“速度”の項目を除外したものであり、それ以外は同等
の機能を果たす。また、[物理プリンタ情報]セクショ
ンは、実施形態1の[物理プリンタ情報]セクションと
全く同じものであり、それ以外は同等の機能を果た
す。。
【0069】また、図9の(a)に示されるプリンタ情
報ファイルは、実施形態1の図3の(a)に示されるプ
リンタ情報ファイルのVirtual_Printer
構造体のQualityとSpeedを除外したもので
あ、それ以外は同等の機能を果たす。このようなプリン
タ情報ファイルと、仮想プリンタ構造体を用いて、実施
形態2の仮想プリンタ設定処理部2cの処理が、実施形
態1の図4のフローチャートに従って実行される。
【0070】次に、実施形態2のキュー分配処理部2d
で実行される処理について、図10のフローチャートを
用いて説明する。図10は実施形態2のキュー分配処理
部で実行される処理の処理フローを示すフローチャート
である。クライアントPC1から出力データ1bが送ら
れてきたならば、ステップS801にて、仮想プリンタ
2bに対しての出力であるか否かを判断する。判断の結
果、仮想プリンタ2bに対しての出力でない場合(ステ
ップS801でNO)、つまり、物理プリンタ3に対し
ての出力の場合、キュー分配処理は何も行わずに終了す
る。一方、仮想プリンタ2bに対しての出力の場合(ス
テップS801でYES)、ステップS802に進む。
【0071】ステップS802にて、出力データを一旦
印刷キューとして、メモリ2g上に保存する。このと
き、印刷キューの総ページ数を取得し、メモリ2g上の
作業変数に格納する。ステップS803にて、印刷キュ
ーからページ毎にカラーデータが存在するかどうかを検
索し、カラーデータの有無を設定することで、カラーペ
ージ印刷キューとモノクロページ印刷キューを振り分け
る。そして、次の処理のためにキュー分配処理対象の印
刷キューをモノクロページ印刷キューに設定する。ステ
ップS804にて、仮想プリンタ2bに登録されている
物理プリンタの動作状態(出力データのスプール状態)
を、各物理プリンタ3のプリンタドライバ2fから取得
する。
【0072】ステップS805にて、キュー分配処理対
象となる印刷キューを出力する場合に、仮想プリンタ2
に登録されている物理プリンタ3のいずれかに、スプー
ルされている出力データがあるか否かを判断する。スプ
ールされている出力データがある場合(ステップS80
5でYES)、ステップS806に進む。一方、スプー
ルされている出力データがない場合(ステップS805
でNO)、ステップS812に進む。
【0073】尚、ステップS803で分割対象の印刷キ
ューがモノクロページ印刷キューが設定されているた
め、以下、ステップS805〜ステップS808の処理
は、モノクロページ印刷キューに対して行われる。続い
て、ステップS809の判断において、カラーページ印
刷キューが存在する場合は、ステップS805〜ステッ
プS808の処理が、カラーページ印刷キューに対して
行われる ステップS806にて、各物理プリンタ3の処理能力
(Physical_Printer構造体のPage
sに設定されている枚数/分の値)をもとに、スプール
されている出力データ量をすべて出力し終わるまでの時
間であるスプール時間を算出する。
【0074】ステップS807にて、スプールしている
出力データのない物理プリンタ3に対して、ステップS
806で算出したスプール時間分だけの印刷キューを、
スプールしている出力データのない物理プリンタ3の処
理比率に応じて分配する。この時点では、印刷ページが
ばらばらになるため、実際に印刷キューの分配は行わ
ず、各物理プリンタ3のプリンタドライバ2fに送ると
きにまとめて送るようにする。
【0075】次に、ステップS808にて、仮想プリン
タに登録された物理プリンタ3全てを対象に、Phys
ical_Printer構造体のPagesに設定さ
れている枚数/分の値をもとに処理能力に応じた処理比
率を求め、ステップS807で分配された印刷キュー以
外の残りの印刷キューを、求めた処理比率に応じて各物
理プリンタ3に分配する。ここで分配された枚数に、ス
テップS807で分配された枚数を加えた印刷キュー
が、プリンタドライバ2fに送る分配された印刷キュー
となる。
【0076】一方、ステップS812にて、仮想プリン
タに登録された物理プリンタ3全てを対象に、Phys
ical_Printer構造体のPagesに設定さ
れている枚数/分の値をもとに処理能力に応じた処理比
率を求め、求めた処理比率に応じて印刷キューを各物理
プリンタ3に分配する。次に、ステップS809にて、
印刷キューにカラーページが存在するかどうかを判断す
る。判断の結果、カラーページが存在する場合(ステッ
プS809でYES)、ステップS810に進む。一
方、カラーページが存在しない場合(ステップS809
でNO)、ステップS811に進む。
【0077】ステップS810にて、キュー分配処理対
象の印刷キューをカラーページ印刷キューに変更し、ス
テップS805〜ステップS808の処理を、カラーペ
ージ印刷キューに対して行う。尚、この処理を行う時点
で、カラーページ印刷キューがなくなったことを示す情
報を設定し、ステップS809における判断で、カラー
ページが存在しないと判断されるようにすることで、こ
の処理の無限ループを防ぐことができる。
【0078】次に、ステップS811にて、分配が完了
した印刷キューを、それぞれのプリンタドライバに送
る。この結果、クライアントPC1から送られてきた出
力データ1bが、仮想プリンタ2bによって最適に分配
されたページが各物理プリンタ3へ出力される。以上説
明したように、実施形態1によれば、カラープリンタと
モノクロプリンタが登録される仮想プリンタを作成する
ことで、カラーデータとモノクロデータが混在する出力
データの出力を自動的に行えることができる。
【0079】また、印刷能力の高いモノクロプリンタと
低速なカラープリンタを組み合わせてカラー仮想プリン
タを作成することで、カラーデータを含むドキュメント
をカラーページとモノクロページに分けて出力すること
ができ、印刷のスループットを高速にすることができ
る。尚、実施形態1、2では、ネットワーク回線で共有
される周辺機器をプリンタとしているが、ネットワーク
回線で接続されたプリント出力言語解析能力を持つ周辺
機器、例えば、複合コピー機、複合ファックス機があれ
ば、より自由度のある仮想プリンタを提供することがで
きる。
【0080】尚、本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ
等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器
からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)
に適用してもよい。また、本発明の目的は、前述した実
施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコー
ドを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読出し実行することによっても、達成されること
は言うまでもない。
【0081】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディ
スク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモ
リカード、ROMなどを用いることができる。
【0082】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0084】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図11のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくと
も「指示モジュール」、「管理モジュール」、「指定モ
ジュール」および「分配モジュール」の各モジュールの
プログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0085】尚、「指示モジュール」は、複数のプリン
タを所望するプリンタ毎にグループ化する指示を行う。
「管理モジュール」は、指示に従って、複数のプリンタ
をグループ化して管理する。「指定モジュール」は、管
理されたグループのいずれかを指定する。「分配モジュ
ール」は、指定するグループに属する各プリンタに、出
力すべきデータを分配する。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザの所望する特色を持つプリンタをグループ化した
仮想プリンタを作成しておき、その仮想プリンタを構成
するプリンタを用いることで、ユーザの所望する特色を
持つ最適なプリンタに出力データの分割を自動的に行う
ことができる情報処理装置及びその方法、プリンタシス
テムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を実現するプリンタシステム
の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態1のサーバPC2の表示装置2jに表
示される「6.仮想プリンタ設定」ダイアログの表示例
を示す図である。
【図3】(a)は実施形態1の「9.仮想プリンタの作
成」ダイアログを示す図であり、(b)は「10.プリ
ンタ登録」ダイアログを示す図であり、(c)は「1
1.プリント出力ログ」ウインドウを示す図である。
【図4】実施形態1の仮想プリンタ設定処理部で実行さ
れる処理の処理フローを示すフローチャートである。
【図5】(a)は実施形態1の仮想プリンタ構造体の構
成を示す図であり、(b)はプリンタ情報ファイルの構
成を示す図である。
【図6】実施形態1のキュー分配処理処理部で実行され
る処理の処理フローを示すフローチャートである。
【図7】実施形態2のサーバPC2の表示装置2jに表
示される「6.仮想プリンタ設定」ダイアログの表示例
を示す図である。
【図8】(a)は実施形態2の「9.仮想プリンタの作
成」ダイアログを示す図であり、(b)は「10.プリ
ンタ登録」ダイアログを示す図であり、(c)は「1
1.プリント出力ログ」ウインドウを示す図である。
【図9】(a)は実施形態2の仮想プリンタ構造体の構
成を示す図であり、(b)はプリンタ情報ファイルの構
成を示す図である。
【図10】実施形態2のキュー分配処理処理部で実行さ
れる処理の処理フローを示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態を実現するプログラムコー
ドを格納した記憶媒体のメモリマップの構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 クライアントPC 1a CPU 1b 出力データ 2 サーバPC 2a CPU 2b 仮想プリンタ 2c 仮想プリンタ設定処理部 2d キュー分配処理部 2e サーバOS 2f プリンタドライバ 2g メモリ 2h 記憶装置 2i キーボード 2j 表示装置 2k P.D. 3 物理プリンタ 3a 印刷キュー 4 ネットワークアダプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12 B41J 29/00 G06F 13/10 330

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の物理プリンタを管理する情報処理
    装置であって、 前記複数の物理プリンタを1つの仮想プリンタとして
    ループ化する指示を行う指示手段と、 前記指示手段の指示に従って、前記複数の物理プリンタ
    をグループ化した仮想プリンタとして、前記複数の物理
    プリンタの登録情報をまとめた仮想プリンタ構造体を
    理する管理手段と、 入力されるデータが前記管理手段で管理された仮想プリ
    ンタに対しての出力である場合に、前記管理手段により
    管理される仮想プリンタ構造体に基づいて、当該仮想プ
    リンタに属する各物理プリンタから同じ解像度の物理プ
    リンタを選定する選定手段と、 前記選定手段により選定された同じ解像度の物理プリン
    に、出力すべきデータを分配する分配手段とを備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記仮想プリンタ構造体は、仮想プリン
    タに関する情報を管理する仮想プリンタ情報セクション
    と、その仮想プリンタに登録されている物理プリンタに
    関する情報を管理する物理プリンタ情報セクションから
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記管理手段によって管理されている
    想プリンタに対して、該仮想プリンタのグループに属す
    る各プリンタに出力すべきデータを分配する際の基準と
    なる優先度を設定する設定手段を更に備え、 前記設定手段で設定された優先度は、前記仮想プリンタ
    構造体に格納される ことを特徴とする請求項1または2
    に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記仮想プリンタ構造体には、前記物理
    プリンタに対応するプリンタドライバの絶対パスが格納
    されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1項に記載の特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記管理手段により管理される仮想プリ
    ンタを、物理プリンタと並べてアイコン表示する表示手
    段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1項に記載の特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 複数の物理プリンタに出力すべきデータ
    を分配するに際し、対応する各プリンタドライバに対し
    て、予め設定されているデバイスフォントを使用しない
    ように設定することを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか1項に記載の特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記選定手段は、前記設定手段によって
    設定された優先度と、各物理プリンタの単位時間当たり
    のプリント枚数に基づいて、各物理プリンタの処理比率
    を決定することを特徴とする請求項に記載の情報処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記選定手段は、仮想プリンタの各物理
    プリンタの内、スプールしている出力データのない物理
    プリンタに対して、各物理プリンタの処理比率を決定す
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 複数の物理プリンタを管理する情報処理
    方法であって、 前記複数の物理プリンタを1つの仮想プリンタとして
    ループ化する指示を行う指示工程と、 前記指示工程の指示に従って、前記複数の物理プリンタ
    をグループ化した仮想プリンタとして、前記複数の物理
    プリンタの登録情報をまとめた仮想プリンタ構造体を
    理する管理工程と、 入力されるデータが前記管理工程で管理された仮想プリ
    ンタに対しての出力である場合に、前記管理工程により
    管理される仮想プリンタ構造体に基づいて、当該仮想プ
    リンタに属する各物理プリンタから同じ解像度の物理プ
    リンタを選定する選定工程と、 前記選定工程により選定された同じ解像度の物理プリン
    に、出力すべきデータを分配する分配工程と を備えることを特徴とする情報処理方法。
  10. 【請求項10】 前記仮想プリンタ構造体は、仮想プリ
    ンタに関する情報を管理する仮想プリンタ情報セクショ
    ンと、その仮想プリンタに登録されている物理プリンタ
    に関する情報を管理する物理プリンタ情報セクションか
    ら構成されていることを特徴とする請求項9に記載の情
    報処理方法。
  11. 【請求項11】 前記管理工程によって管理されている
    仮想プリンタに対して、該仮想プリンタのグループに属
    する各プリンタに出力すべきデータを分配する際の基準
    となる優先度を設定する設定工程を更に備え、 前記設定工程で設定された優先度は、前記仮想プリンタ
    構造体に格納される ことを特徴とする請求項9または1
    0に記載の情報処理方法。
  12. 【請求項12】 前記仮想プリンタ構造体には、前記物
    理プリンタに対応するプリンタドライバの絶対パスが格
    納されていることを特徴とする請求項9乃至11のいず
    れか1項に記載の特徴とする情報処理方法。
  13. 【請求項13】 前記管理工程により管理される仮想プ
    リンタを、物理プリンタと並べてアイコン表示する表示
    工程を更に備えることを特徴とする請求項9乃至12の
    いずれか1項に記載の特徴とする情報処理方法。
  14. 【請求項14】 複数の物理プリンタに出力すべきデー
    タを分配するに際し、対応する各プリンタドライバに対
    して、予め設定されているデバイスフォントを使用しな
    いように設定することを特徴とする請求項9乃至13の
    いずれか1項に記載の特徴とする情報処理方法。
  15. 【請求項15】 前記選定工程は、前記設定工程により
    設定された優先度と、各物理プリンタの単位時間当たり
    のプリント枚数に基づいて、各物理プリンタの処理比率
    を決定することを特徴とする請求項11に記載の情報処
    理方法。
  16. 【請求項16】 前記選定工程は、仮想プリンタの各物
    理プリンタの内、スプールしている出力データのない物
    理プリンタに対して、各物理プリンタの処理比率を決定
    することを特徴とする請求項15に記載の情報処理方
    法。
  17. 【請求項17】 複数の物理プリンタから構成されるプ
    リンタシステムであって、 前記複数の物理プリンタを1つの仮想プリンタとして
    ループ化する指示を行う指示手段と、 前記指示手段の指示に従って、前記複数の物理プリンタ
    をグループ化した仮想プリンタとして、前記複数の物理
    プリンタの登録情報をまとめた仮想プリンタ構造体を
    理する管理手段と、 入力されるデータが前記管理手段で管理された仮想プリ
    ンタに対しての出力である場合に、前記管理手段により
    管理される仮想プリンタ構造体に基づいて、当該仮想プ
    リンタに属する各物理プリンタから同じ解像度の物理プ
    リンタを選定する選定手段と、 前記選定手段により選定された同じ解像度の物理プリン
    に、出力すべきデータを分配する分配手段とを備える
    ことを特徴とするプリンタシステム。
  18. 【請求項18】 複数の物理プリンタにそれぞれ対応す
    る複数のプリンタドライバを管理する情報処理装置であ
    って、 前記複数の物理プリンタを1つの仮想プリンタとして
    ループ化する指示を行う指示手段と、 前記指示手段の指示に従って、前記複数の物理プリンタ
    をグループ化した仮想プリンタとして、前記複数の物理
    プリンタの登録情報をまとめた仮想プリンタ構造体を
    理する管理手段と、 入力されるデータが前記管理手段で管理された仮想プリ
    ンタに対しての出力である場合に、前記管理手段により
    管理される仮想プリンタ構造体に基づいて、当該仮想プ
    リンタに属する各物理プリンタから、スプールしている
    出力データのない物理プリンタを選定する選定手段と、 前記選定手段により選定された物理プリンタの単位時間
    当たりのプリント枚数に基づいて各物理プリンタの処理
    比率を決定し、 出力すべきデータを、それぞれ対応する
    複数のプリンタドライバに出力する分配手段とを備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  19. 【請求項19】 前記入力されるデータを一旦印刷キュ
    ーとしてメモリに保存する保存手段を更に備え、 前記分配手段は、印刷キューに保存されているデータか
    ら取得される総ページ数をもとに、各プリンタで出力す
    べきデータの分配を行うことを特徴とする請求項18に
    記載の情報処理装置。
  20. 【請求項20】 前記分配手段は、各プリンタの処理能
    力、プリンタに対する他のデータのスプールを考慮し
    て、各プリンタで出力すべきデータの分配が可能である
    ことを特徴とする請求項18または19に記載の情報処
    理装置。
  21. 【請求項21】 前記分配手段は、前記管理手段で管理
    されたグループに属する各プリンタの中で指定される設
    定に沿う複数のプリンタに対して、出力すべきデータの
    分配が可能であることを特徴とする請求項18または1
    9に記載の情報処理装置。
  22. 【請求項22】 プリンタドライバに対してデバイスフ
    ォントを使用しないよう設定する設定手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項18乃至21のいずれか1項に
    記載の情報処理装置。
  23. 【請求項23】 複数の物理プリンタにそれぞれ対応す
    る複数のプリンタドライバを管理する情報処理方法であ
    って、 前記複数の物理プリンタを1つの仮想プリンタとして
    ループ化する指示を行う指示工程と、 前記指示工程の指示に従って、前記複数の物理プリンタ
    をグループ化した仮想プリンタとして、前記複数の物理
    プリンタの登録情報をまとめた仮想プリンタ構造体を
    理する管理工程と、 入力されるデータが前記管理工程で管理された仮想プリ
    ンタに対しての出力である場合に、前記管理工程により
    管理される仮想プリンタ構造体に基づいて、当該仮想プ
    リンタに属する各物理プリンタから、スプールしている
    出力データのない物理プリンタを選定する選定工程と、 前記選定工程により選定された物理プリンタの単位時間
    当たりのプリント枚数に基づいて各物理プリンタの処理
    比率を決定し、 出力すべきデータを、それぞれ対応する
    複数のプリンタドライバに出力する分配工程とを備える
    ことを特徴とする情報処理方法。
  24. 【請求項24】 前記入力されるデータを一旦印刷キュ
    ーとしてメモリに保存する保存工程を更に備え、 前記分配工程は、印刷キューに保存されているデータか
    ら取得される総ページ数をもとに、各プリンタで出力す
    べきデータの分配を行うことを特徴とする請求項23に
    記載の情報処理方法。
  25. 【請求項25】 前記分配工程は、各プリンタの処理能
    力、プリンタに対する他のデータのスプールを考慮し
    て、各プリンタで出力すべきデータの分配が可能である
    ことを特徴とする請求項23または24に記載の情報処
    理方法。
  26. 【請求項26】 前記分配工程は、前記管理工程で管理
    されたグループに属する各プリンタの中で指定される設
    定に沿う複数のプリンタに対して、出力すべきデータの
    分配が可能であることを特徴とする請求項23または2
    4に記載の情報処理方法。
  27. 【請求項27】 プリンタドライバに対してデバイスフ
    ォントを使用しないよう設定する設定工程を 更に備えることを特徴とする請求項23乃至26のいず
    れか1項に記載の情報処理方法。
  28. 【請求項28】 それぞれが対応するプリンタドライバ
    によって管理される複数の物理プリンタから構成される
    プリンタシステムであって、 前記複数の物理プリンタを1つの仮想プリンタとして
    ループ化する指示を行う指示手段と、 前記指示手段の指示に従って、前記複数の物理プリンタ
    をグループ化した仮想プリンタとして、前記複数の物理
    プリンタの登録情報をまとめた仮想プリンタ構造体を
    理する管理手段と、 入力されるデータが前記管理手段で管理された仮想プリ
    ンタに対しての出力である場合に、前記管理手段により
    管理される仮想プリンタ構造体に基づいて、当該仮想プ
    リンタに属する各物理プリンタから、スプールしている
    出力データのない物理プリンタを選定する選定手段と、 前記選定手段により選定された物理プリンタの単位時間
    当たりのプリント枚数に基づいて各物理プリンタの処理
    比率を決定し、 出力すべきデータを、それぞれ対応する
    複数のプリンタドライバに出力する分配手段とを備える
    ことを特徴とするプリンタシステム。
JP13834096A 1996-05-31 1996-05-31 情報処理装置及びその方法、プリンタシステム Expired - Fee Related JP3495845B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13834096A JP3495845B2 (ja) 1996-05-31 1996-05-31 情報処理装置及びその方法、プリンタシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13834096A JP3495845B2 (ja) 1996-05-31 1996-05-31 情報処理装置及びその方法、プリンタシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09319533A JPH09319533A (ja) 1997-12-12
JP3495845B2 true JP3495845B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=15219636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13834096A Expired - Fee Related JP3495845B2 (ja) 1996-05-31 1996-05-31 情報処理装置及びその方法、プリンタシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3495845B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8228529B2 (en) 2005-06-15 2012-07-24 Canon Kabushiki Kaisha Adapter for communicating with image supply device and printing device and method of controlling the same

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001077808A1 (fr) 2000-04-07 2001-10-18 Seiko Epson Corporation Commande d'impression decentralisee par des imprimantes
JP3757749B2 (ja) * 2000-04-07 2006-03-22 セイコーエプソン株式会社 分散印刷制御装置および分散印刷制御方法並びに記録媒体
US7408657B2 (en) 2000-09-19 2008-08-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Image input and output system, method and recording medium having a common initiation portion
JP4603717B2 (ja) * 2001-04-26 2010-12-22 キヤノン株式会社 情報処理装置、分散印刷システム、分散印刷制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2003022170A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Canon Inc 分散印刷制御装置、分散印刷システム、分散印刷方法、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びコンピュータプログラム
US7894083B2 (en) 2001-09-14 2011-02-22 Canon Kabushiki Kaisha Print control with interfaces provided in correspondence with printing methods
JP3634784B2 (ja) 2001-09-14 2005-03-30 キヤノン株式会社 情報処理方法及び印刷制御装置
US7804607B2 (en) 2001-09-14 2010-09-28 Canon Kabushiki Kaisha Group printer for multiple member printers
JP4313995B2 (ja) * 2002-08-09 2009-08-12 株式会社リコー プリンタ機器情報設定方法、サーバ及びプログラム
JP2004078282A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Ricoh Co Ltd プリンタ機器情報設定方法、画像印刷装置及びプログラム
JP4133392B2 (ja) 2003-02-05 2008-08-13 シャープ株式会社 集線装置および外部機器、並びにこれらを備えた情報処理システム、情報処理システムの管理方法
WO2004114118A1 (ja) 2003-06-23 2004-12-29 Sharp Kabushiki Kaisha 情報処理装置、集線装置、集線装置を備えたネットワーク情報処理システム、情報処理プログラムおよび記録媒体
WO2005029782A1 (ja) 2003-09-22 2005-03-31 Sharp Kabushiki Kaisha 集線装置、中継制御方法、中継制御プログラム、中継制御プログラムを記録した記録媒体、情報処理装置、dhcpサーバ、dhcp処理方法、dhcp処理プログラム、dhcp処理プログラムを記録した記録媒体、および情報処理システム
JP2005122275A (ja) 2003-10-14 2005-05-12 Canon Inc 情報処理装置及び方法及びプログラム
JP4537040B2 (ja) * 2003-11-19 2010-09-01 キヤノン株式会社 文書処理装置および文書処理方法
JP4604837B2 (ja) * 2005-05-23 2011-01-05 富士ゼロックス株式会社 印刷装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8228529B2 (en) 2005-06-15 2012-07-24 Canon Kabushiki Kaisha Adapter for communicating with image supply device and printing device and method of controlling the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09319533A (ja) 1997-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3495845B2 (ja) 情報処理装置及びその方法、プリンタシステム
US6393441B1 (en) System and method for printing ordered sections having different file formats
US5128878A (en) Remote plotting of integrated circuit layout in a network computer-aided design system
US7295336B2 (en) Document-management printing system having a displaying unit, and its control method
US5699495A (en) Point-and-print in a distributed environment
US6145031A (en) Multiple insertion point queue to order and select elements to be processed
US5978559A (en) User interface for distributed printing system
CN101398750B (zh) 信息处理装置及其控制方法
US7426046B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, information processing program, and storage medium
US7999961B2 (en) Information processing apparatus, distributed printing controlling method, storing medium and program
US6335795B1 (en) Method for customizing print attribute choices based on selected model, media, and printer
CN100368982C (zh) 信息处理装置及图像形成系统
US6639687B1 (en) Progress indicator for multiple actions
US8264720B2 (en) Printing control apparatus and printing control method that can prompt a user to set additional information which is effective later as a part of a print log
JP4938691B2 (ja) 印刷システムにおいて複数の印刷ジョブを実行する方法および印刷システム
US20020163666A1 (en) Control of distributed printers
US20030184787A1 (en) Program, recording medium, information processing apparatus, and printing data processing method
JP2519001B2 (ja) タスク制御サブシステム及びタスクの処理の調整方法
US6980305B2 (en) Job set manager
US20020159092A1 (en) Method and apparatus for embodying documents
US7233993B2 (en) Information processing apparatus, distributed printing controlling method, program for causing information processing apparatus to execute distributed printing controlling method, and computer-readable recording medium storing program
JP3456411B2 (ja) 印刷情報処理システム
JPH11143661A (ja) 印刷システム
JP3823534B2 (ja) 印刷システム
JP3399461B2 (ja) 印刷システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031031

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees