JP3495823B2 - 表示装置用駆動回路 - Google Patents

表示装置用駆動回路

Info

Publication number
JP3495823B2
JP3495823B2 JP18425995A JP18425995A JP3495823B2 JP 3495823 B2 JP3495823 B2 JP 3495823B2 JP 18425995 A JP18425995 A JP 18425995A JP 18425995 A JP18425995 A JP 18425995A JP 3495823 B2 JP3495823 B2 JP 3495823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
reference voltage
counter electrode
display device
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18425995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0933885A (ja
Inventor
勝也 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP18425995A priority Critical patent/JP3495823B2/ja
Publication of JPH0933885A publication Critical patent/JPH0933885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3495823B2 publication Critical patent/JP3495823B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス型の表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリスク型液晶表示装置
(以下、液晶表示装置という)は、対向電極と画素電極
に挟まれた液晶を、対向電極と画素電極の電位差(液晶
印加電圧)で制御することによって表示を行っている。
そして、この液晶印加電圧保持特性が充分に得られない
場合には、Cs電極を設けることによって電位低下を補
う。
【0003】図10は、液晶表示装置における電流及び
電圧の供給のラインを示したブロック図である。
【0004】液晶表示装置で使用する電源電圧は、パソ
コン本体等の表示装置に対して外部にある外部電源回路
102から送られてくる外部電源電圧と、内部電源電圧
を使用している。この内部電源電圧は、外部電源電圧を
液晶表示装置100内部におけるスイッチングレギュレ
ータ等で構成された電力変換部104で作っている。
【0005】電力変換部104によって変換された電圧
は、制御部106、信号線ドライバ回路108、走査線
ドライバー回路110、対向電極駆動部112及びCs
電極駆動部114に供給されている。
【0006】制御部106には、例えば3Vの電圧が供
給され、また、信号線ドライバー回路108には信号線
駆動用電圧が供給され、走査線ドライバー回路110に
は、ゲート線を駆動させるためのON電圧とOFF電圧
の2種類の電圧が供給されている。さらに、対向電極駆
動部112及びCs電極駆動部114には、対向電極電
圧及びCs電極電圧をかけるための電圧が供給されてい
る。また、制御部には表示データ信号及び基準制御信号
が入力され、信号線ドライバー回路108及び走査線ド
ライバー回路110にそれぞれ所望の信号を出力する。
【0007】ところで、対向電極116に書き込まれる
対向電極電圧やCs電極に書き込まれるCs電極電圧
は、液晶表示装置の多階調化が進むにつれ、近年ますま
す液晶表示装置の画質に大きく影響するようになった。
そのため、対向電極電圧及びCs電極電圧の設定には高
い精度が要求されている。
【0008】また、対向電極とCs電極には、それぞれ
多種多様の容量が存在しており、この容量を充放電する
際に対向電極とCs電極にそれぞれ大きな充放電電流が
流れ、液晶表示装置の低消費電力化の妨げとなってい
る。例えば、一水平走査期間等の所定期間毎に基準電位
に対して対向電極電圧の極性を反転するHコモン反転駆
動を採用した12.1“XGAのTFT−LCDでは、
対向電極とCs電極共に500mA程度の最大瞬間電流
が流れる。
【0009】対向電極に対向電極電圧を書き込む対向電
極駆動部112は、対向電極電圧の基準電圧を作る基準
電圧発生部、基準電圧の電圧増幅を行う基準電圧増幅
部、対向電極に流れる充放電電流を供給する電流増幅器
及びその他の構成要部から構成されている。
【0010】Cs電極にCs電極電圧を書き込むCs電
極駆動部114も同様に、Cs電極電圧の基準電圧を作
る基準電圧発生部、基準電圧の電圧増幅を行う基準電圧
増幅部、Cs電極に流れる充放電電流を供給する電流増
幅部及びその他の構成要部から構成されている。
【0011】そして、対向電極駆動部112やCs電極
駆動部114の構成要部である基準電圧発生部、基準電
圧増幅部及び電流増幅部には、所定の対向電極電圧及び
Cs電極電圧が得られるようにしつつ、かつ、できるだ
け低い絶対値の電圧を供給するようにしている。
【0012】また、基準電圧発生部、基準電圧増幅部、
電流増幅部の高電位側には、プリント回路基板(PC
B)の設計のしやすさや電源電圧数の削減による低コス
ト化等から同じ電圧が供給されている。それぞれ低電位
側にもPCBの設計のしやすさや電源電圧数の削減によ
る低コスト化等から同じ電圧が供給されている。このよ
うな回路としては、例えば、「トランジスター回路の設
計」(鈴木著 CQ出版社)の90頁及び「OPアンプ
回路の設計」(岡村著 CQ出版社)の259頁に記載
されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、対向電極駆
動部112及びCs電極駆動部114に電圧を供給する
場合において、外部電源電圧を電力変換部104で変換
して内部電源電圧を作る場合には、電力変換損失が生じ
る。
【0014】一方、外部電源電圧を対向電極駆動部11
2及びCs電極駆動部114に直接使用した場合には、
外部電源電圧には、一般的に、約±10%の電圧のバラ
ツキが存在する。例えば、外部電源電圧の標準値がDC
5Vならば、外部電源電圧の値は4.5V〜5.5Vと
なり、±0.5Vのバラツキが生じている。そして、こ
のバラツキは、液晶表示装置100の外部のバラツキで
あるので、装置内部においてそのバラツキを調整するこ
とは不可能であった。もし仮に、このバラツキによる誤
差を調整しようとした場合、液晶表示装置100を使う
利用者自らが、電圧誤差を調整しなくてはならず、利用
者が簡単に利用できるその調整機能を新たに設ける必要
がある。
【0015】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、液晶
表示装置において画質劣化防止と低消費電力化及び軽薄
短小化を確立するものを提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の請求項
1の表示装置用駆動回路は、外部電源から供給される電
圧によって内部電源電圧を発生させる電力変換手段と、
前記電力変換手段から供給される内部電源電圧によって
基準電圧を発生させる基準電圧出力手段と、前記基準電
圧出力手段によって発生した基準電圧に応じて表示装置
の表示手段に供給する電流または電圧を前記外部電源電
圧から発生する増幅手段とからなり、前記増幅手段の電
流または電圧を前記表示装置の前記表示手段に供給する
ものである。
【0017】請求項1の表示装置用駆動回路であると、
電力変換手段から供給される内部電源電圧によって基準
電圧出力手段が基準電圧を発生させ、この基準電圧に応
じて表示装置の表示手段に供給する電流または電圧を前
記外部電源電圧から発生する。
【0018】これによって、基準電圧は基準電圧出力手
段によって発生しているため、増幅手段が出力電流また
は出力電圧を外部電源から供給される外部電源電圧から
発生しても、出力される電流または電圧にバラツキが生
じることがない。
【0019】請求項2の表示装置用駆動回路は、請求項
1のものにおいて、前記基準電圧出力手段が、基準電圧
発生手段と基準電圧変換手段とよりなり、また、出力帰
還手段を有し、前記基準電圧発生手段は、前記電力変換
手段から供給される外部電源電圧から基準電圧を発生す
るものであり、前記基準電圧変換手段は、前記基準電圧
発生手段の基準電圧と、前記出力帰還手段の帰還出力で
制御されるものであり、前記出力帰還手段は、前記増幅
手段の出力を前記基準電圧変換手段へ帰還させてフィー
ドバック制御を行い、前記基準電圧変換手段と前記出力
帰還手段とで、基準電圧の電圧増幅を行う電圧増幅部を
構成するものである。
【0020】これによって、より安定した前記増幅手段
の出力を得ることができる。
【0021】請求項3の表示装置用駆動回路は、請求項
1のものにおいて、前記基準電圧出力手段が、前記電力
変換手段から供給される内部電源電圧を抵抗素子で分圧
調整して直流の基準電圧を出力するものである。
【0022】請求項4の表示装置用駆動回路は、請求項
1のものにおいて、前記基準電圧出力手段が、前記表示
装置の表示手段を制御する駆動信号に応じた制御信号に
よって制御されるスイッチング素子を有し、このスイッ
チング素子をON/OFFすることによって前記電力変
換手段から供給される内部電源電圧から交流の基準電圧
を出力するものである。
【0023】これにより、液晶表示装置のHコモン反転
駆動に用いることができる対向電極駆動部を比較的単純
に構成できる。
【0024】請求項5の表示装置用駆動回路は、請求項
1のものにおいて、対向電極と画素電極とによって挟ま
れた液晶を、前記対向電極と前記画素電極との電位差に
よって制御する表示装置において前記増幅手段を前記対
向電極に接続し、前記増幅手段からの電流または電圧に
よって、対向電極に対向電極電圧を印加する。
【0025】これにより、外部電源電圧のバラツキによ
る対向電極電圧の誤差と、外部電源電圧から内部電源電
圧をつくる際に生じる電力変換損失の増加が同時に発生
することを防ぐことが可能である。このため、画質劣化
防止と消費電力削減の液晶表示装置を得ることができ
る。
【0026】請求項6の表示装置用駆動回路は、請求項
1のものにおいて、対向電極と画素電極とによって挟ま
れた液晶を、前記対向電極と前記画素電極との電位差に
よって制御すると共に、前記画素電極側にCs電極を設
けた表示装置において、前記増幅手段を前記Cs電極に
接続し、前記増幅手段からの電流または電圧によって、
Cs電極にCs電極電圧を印加する。
【0027】これにより、外部電源電圧のバラツキによ
るCs電極電圧の誤差と、外部電源電圧から内部電源電
圧をつくる際に生じる電力変換損失の増加が同時に発生
することを防ぐことが可能である。このため、画質劣化
防止と消費電力削減の液晶表示装置を得ることができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】第1の実施例 以下、本発明の第1の実施例を図1〜図6に基いて説明
する。
【0029】なお、以下に示す実施例は、いずれも対向
電極駆動部について述べているが、Cs電極駆動部にも
対向電極駆動部に関する実施例がそのまま適用できる。
すなわち、対向電極とCs電極を入れ換える。また、対
向電極とCs電極を短絡させて同時に駆動する場合にも
適用できる。
【0030】図1は、第1の実施例に係るアクティブマ
トリクス型液晶表示装置における対向電極駆動部と、電
力変換部を示すブロック図である。
【0031】符号1は、電力変換部を示しており、外部
(例:パソコン本体)から入力される電源電圧VPUから
表示装置の内部電源電圧であるVDU、VDLを作り出力し
ている。但し、電力変換部1における入出力のグラウン
ドはショートされており、VDUは+の電源電圧であり、
VDLは−の電源電圧であり、CNT22,CNT25は
電力変換部1の制御信号である。
【0032】電力変換部1の具体的構成を図2に示す。
【0033】符号21,26はコイルであり、符号2
2,25はそれぞれCNT22,CNT25で制御され
るスイッチを示す。なお、スイッチ22,25は、トラ
ンジスター等の電子部品はもちろんのこと機械部品でも
よくその制御方法も適宜変更可能である。
【0034】符号23,27はダイオードを示してお
り、ショットキーバリアダイオードのように順電圧が小
さく逆回復時間が速いものが望ましい。
【0035】符号24,28はコンデンサーである。図
2に示した回路は、所謂スイッチングレギュレータと呼
ばれる周知の電源回路である(参考例「改訂スイッチン
グ・レギュレータ設計ノウハウ」長谷川彰著 CQ出版
社)。
【0036】対向電極駆動部6は、対向電極に対向電極
電圧を書き込む回路であり、基準電圧発生部2、基準電
圧変換部3、電流増幅部4、出力帰還部5を備えてい
る。各構成部分、例えば電流増幅部4や基準電圧変換部
3は、抵抗やコンデンサー、トランジスター等の電子部
品や機械部品はもちろんのこと、それぞれ専用のICと
しても構成して構わない。また、各構成部分の組合せ、
例えば電流増幅部4と基準電圧変換部3の組合せや基準
電圧発生部2と基準電圧変換部3と電流増幅部4の組合
せをそれぞれ1つの専用ICとしても構わない。なお、
本実施例における対向電極駆動部を、Cs電極にCs電
極電圧を書き込む回路として使っても構わない。
【0037】基準電圧発生部2は、高電位側の電源端子
VRHと低電位側の電源端子VRLを持ち、VRHとVRLに供
給される電圧から対向電極電圧Vcom の基準電圧VREF
を発生する回路である。
【0038】基準電圧変換部3は、VREF 及びVFDで制
御される回路であり、高電位側の電源端子VOPH と低電
位側の電源端子VOPL を持ち、電流増幅部4を制御する
電圧VDRを出力する。
【0039】出力帰還部5は、対向電極駆動部6の出力
電圧であるVcom を対向電極駆動部6に帰還する回路で
あり、基準電圧変換部3に帰還電圧VFDを出力する。ま
た、基準電圧変換部3と出力帰還部5とで、VREF の電
圧増幅を行う。
【0040】電流増幅部4は、対向電極に流れる対向電
極電流を供給し、対向電極電圧Vcom を出力する回路で
あり、高電位側の電源端子VBH、低電位側の電源端子V
BLを持ち、VDRで制御される。
【0041】対向電極駆動部6の具体的な回路構成例を
図3に示す。
【0042】基準電圧発生部2は、抵抗31,33と可
変抵抗32で構成され、抵抗31,32,33でVRHと
VRLに供給される電圧の電位差を抵抗分圧することによ
ってVREF を出力する。また、可変抵抗32でVREF を
調整し所望のVcom を得ることが可能である。抵抗3
1,33には、金属皮膜抵抗のように精度がよく温度特
性に優れたものが望まれ、可変抵抗32には半固定抵抗
等が望ましい。
【0043】基準電圧変換部3は、非反転入力端子にV
REF が反転入力端子にVFDが入力されて、VDRを出力す
るオペアンプ34で構成されている。オペアンプ34は
高電位側の電源端子VOPH と低電位側の電源端子VOPL
を持つ。オペアンプ34には、低消費電力、低オフセッ
ト電圧、低バイアス電流、高速セトリング時間、高スル
ーレート、レールトゥーレール出力、広帯域幅等の特徴
を持ったものが望ましく、特に、より低消費電力のもの
が望ましい。
【0044】出力帰還部5は、抵抗37で構成されてお
り、Vcom を受け帰還電圧VFDをオペアンプ34に入力
する。
【0045】なお、本実施例では、基準電圧変換部3と
出力帰還部5でボルテージフォロワーを構成している。
【0046】電流増幅部4は、NPN型のトランジスタ
ー35とPNP型のトランジスター36で構成されてお
り、トランジスター35,36のエミッタ、トランジス
ター35,36のベースがそれぞれ接続されている。ト
ランジスター35のコレクターには、高電位側の電源電
位が、トランジスター36のエミッタには、低電位側の
電源電位が供給される。なお、トランジスター35,3
6には、コレクター飽和電圧が低いものが望ましい。
【0047】対向電極駆動部6において、対向電極電圧
の基準電圧を電力変換部1の内部電源電圧から発生さ
せ、対向電極に流れる充放電電流を供給する電流増幅部
4に外部電源電圧及びグラウンドを給電する。その場合
の対向電極駆動部6の要部構成と電力変換部を図4に、
対向電極駆動部6の回路構成例を図5に示す。
【0048】図4では、基準電圧発生部2及び基準電圧
変換部3に内部電源電圧であるVDU,VDLが供給され、
電流増幅部4には外部電源電圧VPUが供給されている。
【0049】なお、電力変換部1から出力されるVDU,
VDLは、表示装置の他の回路にも供給される。具体的に
は、VDU(10V)は、信号線ドライバー回路に供給さ
れ、信号線駆動用電圧となり、VDL(−5V)は、走査
線ドライバー回路に供給され、ゲート線OFFレベルの
電圧となっている。
【0050】対向電極駆動部6の具体的な回路構成例で
示したのが図5である。
【0051】ここで、VPU=5V、VDU=10V、VDL
=−5V、抵抗値31=2kΩ、抵抗値33=3kΩ、
可変抵抗値32=3kΩ、抵抗値37=10kΩとし、
VREF =3Vとなるように可変抵抗32を調整する。
【0052】すると、オペアンプ34、NPN型のトラ
ンジスター35、PNP型のトランジスター36のそれ
ぞれの動作から明らかなように、対向電極電圧Vcom =
3Vとなり、対向電極に3Vが書き込まれる。但し、オ
ペアンプ34の入力オフセット電流や入力オフセット電
圧や入力バイアス電流が原因であるようなVcom の微小
誤差や電流増幅部のクロスオーバー歪は無視した。
【0053】このとき、外部(例:パソコン本体)から
送られる外部電源電圧VPUに−0.5V〜+0.5Vの
バラツキがあっても、基準電圧VREF を内部電源電圧で
あるVDU、VDLから作っているので、基準電圧VREF は
外部電源電圧VPUの影響を受けない。また、トランジス
ター35のコレクターにVPUが供給されているが、トラ
ンジスター35が順方向動作領域で使われている限り、
VPUはVcom の値には影響しない(但し、VPUにリプル
がある場合、VPUはVcom の値に交流的に多少影響する
が、トランジスターの特性を考慮すると、それはほとん
ど無視できるほど小さい)。
【0054】また、仮にオペアンプ34の電源電圧とし
て外部電源電圧を使ったとしても、オペアンプが外部電
源電圧範囲内でその動作が充分保証されていれば、VPU
はVcom の値には影響しない。よって、本実施例によれ
ば、対向電極電圧を外部電源電圧の値にかかわらず高い
精度で設定できるので、表示装置の画質劣化を防止する
ことができる。
【0055】一方、上述した対向電極駆動部を10.
4”VGA 64階調TFT−LCDに採用したとこ
ろ、図6(a)に示した対向電極電流Icom が対向電極
に流れた。すなわち、対向電極には、多種多様の容量が
多数存在しており、液晶印加電圧の極性を反転する際、
その容量に蓄積された電荷を充放電しなくてはならず、
対向電極に図6(a)に示す大きな対向電極電流Icom
が流れるのである。
【0056】ここで、対向電極駆動部6が、対向電極電
流Icom を供給するメカニズムを図6(b)を使って説
明する。
【0057】IB1,IC1,IE1はそれぞれトランジスタ
ー35のベース電流、コレクタ電流、エミッタ電流であ
り、IE1=IB1+IC1の関係がある。
【0058】IB2,IC2,IE2はそれぞれトランジスタ
ー36のベース電流、コレクタ電流、エミッタ電流であ
り、IE2=IB2+IC2の関係がある。オペアンプ34の
入力抵抗が非常に大きいため、抵抗37に流れる電流は
無視できる程小さい。そこで、抵抗37に流れる電流を
無視すると次式が成立つ。
【0059】 Icom =IE1−IE2 [A] (1) トランジスターの電流増幅度は、一般に100程度ある
(東芝1992年度版半導体データブック「パワートラ
ンジスター編」、東芝1990年度版半導体データブッ
ク「小信号トランジスター編」)ので、ベース電流はコ
レクタ電流に比べ無視できる程小さい。そこで、ベース
電流を無視すると式(1)は次式のようになる。
【0060】 Icom =IC1−IC2 [A] (2) また、トランジスター35,36の動作から明らかなよ
うに、Icom が+の時はトランジスター35がIcom を
供給し、Icom が−の時はトランジスター36がIcom
を供給する。したがって、Icom が+の時のみのIcom
の平均電流をIcom +、Icom が−の時のみのIcom の
平均電流をIcom −とし、IC1及びIC2の平均電流をそ
れぞれIC1A 、IC2A とすると、 Icom +=|IC1A | [A] (3) Icom −=|IC2A | [A] (4) が成立つ。但し、ベース電流を無視した。
【0061】よって、本実施例における対向電極駆動部
6が、対向電極に対向電極電圧を書込むために生じる消
費電力(Pcom )は次式のようになる。
【0062】 Pcom =|VPU×IC1A |+Pロス [W] (5) Pロス=|VPU×IC1A |×(100/α−1)[W] (6) 但し、Pロスは、外部電源電圧から内部電源電圧をつく
る際に生じる電力変換損失であり、電力変換効率α
[%]を使って式(6)のようになる。また、式(5)
において、基準電圧発生部2、基準電圧変換部3、出力
帰還部5の消費電力は無視できるほど少ないので、これ
らの消費電力は無視した。
【0063】このように、対向電極駆動部6が、対向電
極に対向電極電圧を書き込むために生じる消費電力は、
電流増幅部4の消費電力が大部分を占める。本実施例の
ように、電流増幅部の電源電圧に外部電源電圧を供給し
た場合、α=100%であり、実効的にPロス=0
[W]である。また、電流増幅部4の電源電圧として、
VDUとVDLを使った場合、IC1A =40mA、IC2A =
40mAであったので(本実施例における対向電極駆動
部を10.4”VGA 64階調TFT−LCDに採用
した結果)、Pロス=(10V×40mA+5V×40
mA)×(100/70−1)より、Pロス=約257
mWにもなる。
【0064】以上説明したように、本実施例によれば、
対向電極電圧の基準電圧を内部電源電圧から発生し、対
向電極に流れる充放電電流を供給する電流増幅部4に外
部電源電圧及びグラウンドを給電するので、外部電源電
圧の対向電極電圧Vcom への影響がなく、対向電極駆動
部6が、対向電極に対向電極電圧を書き込む際に生じる
電力変換損失の増大を防ぐことができる。なお、本実施
例における対向電極駆動部を、Cs電極にCs電極電圧
を書き込むCs電極駆動部として使っても構わない。し
たがって、Cs電極駆動部についても、本実施例が適用
できる。また、本実施例における対向電極駆動部で、対
向電極とCs電極を同時に駆動することが可能である。
なお、本実施例における対向電極駆動部を、ドライバー
ICの階調用電圧源(参考文献:電子情報通信学会論文
誌C−II Vol.J76−C−II No.5 p
p.204−210 1993年5月「TFT−LCD
駆動用LSIの現状と将来」、IDY93−68 p2
7〜33「8.4インチ・カラーTFT液晶表示装置と
その駆動技術」)として使用することができる。
【0065】この結果、本発明により、高画質または低
消費電力の少なくとも1つを備えた表示装置を提供する
ことが可能である。
【0066】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。対向電極駆動部やその構
成要部の構成は適宜変更可能である。また、本発明はア
クティブマトリクス型の表示装置以外の表示装置、例え
ば、画素電位に応じてトナーの吸着量を変えて画面に像
を表示できるような静電プリンタ等にも適用できる。
【0067】第2の実施例 次に、本発明の第2の実施例を図面を参照しながら説明
する。
【0068】図7は、第2の実施例に係るアクティブマ
トリクス型液晶表示装置における対向電極駆動部6の要
部構成と、電力変換部1を示すブロック図である。な
お、第1の実施例と同一部分には同一符号を付して、そ
の詳細な説明は省略する。
【0069】図7の基準電圧発生部2は、CNT40,
41で制御され、電源電圧としてVDUが供給されてお
り、VDUとグラウンドからVREF をつくる。また、電流
増幅部4には、VPUとVDLがそれぞれ給電されている。
【0070】図7の対向電極駆動部6の具体的な回路構
成例を図8に示す。なお、図3、図7と同一部分には同
一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0071】図8の符号42,44,46,48,4
9,51,53,54はそれぞれ抵抗であり、符号4
3,47は可変抵抗である。
【0072】符号45,50,52はオペアンプであ
り、図示していないが、高電位側の電源端子にVDUが低
電位側の電源端子にグラウンドがそれぞれ繋がれてい
る。
【0073】また、符号40,41はそれぞれCNT4
0,41で制御されるスイッチである。CNT40がハ
イレベルのときスイッチ40はON状態、CNT40が
ロウレベルのときスイッチ40はOFF状態、CNT4
1がハイレベルのときスイッチ41はON状態、CNT
41がロウレベルのときスイッチ41はOFF状態であ
る。
【0074】以上のような構成の対向電極駆動部6にお
いて、VDU=10V、VDL=−10V、VPU=5Vと
し、抵抗37,42,44,49,51,53,54の
抵抗値を1kΩ、43及び可変抵抗47を2kΩ、46
の抵抗値を5kΩ、48の抵抗値を3kΩとする。
【0075】このとき、図9に示すCNT40及びCN
T41を図8の対向電極駆動部6に入力し、可変抵抗4
3,47をそれぞれ調整すると、図8に示す対向電極駆
動部6の動作から明らかなように、図9に示すVREF 、
Vcom が得られる。但し、図8の各構成要部が理想的に
動作するものとする。
【0076】なお、スイッチ40,41は、トランジス
ター、FET等の電子部品はもちろんのこと、機械部品
等で構成しても構わず、その制御方法も適宜変更可能で
ある。
【0077】図9に示したVREF 及びVcom は交流波形
であり、VREF をVDUとグラウンドから発生させている
ので、VREF とVcom の値はVPUのバラツキに影響され
ない(但し、VPUにリプルがある場合、VPUはVcom の
値に交流的に多少影響するが、トランジスターの特性を
考慮すると、それはほとんど無視できるほど小さい)。
また、電流増幅部4にVPUを給電しているので、電流増
幅部4が対向電極に電流を供給する際に生じる電力変換
損失(Pロス)は、電流増幅部4に供給されるVDLのみ
考慮すればよく、 Pロス=|10×IC2A |*(100/α−1) [W] (7) ですむ。上式のIC2A は、トランジスター36のコレク
タ電流の平均電流[A]であり、αは電力変換効率
[%]である。ここで、IC2A =20mA、α=70%
であり(本実施例における対向電極駆動部を9.5”V
GA 16階調TFT−LCDに採用した結果)、電流
増幅部4にVPUを給電しているので、Pロスはわずか約
86[mW]である。
【0078】以上説明したように、本実施例によれば、
Hコモン反転駆動(参考例:日経マイクロデバイス別冊
「フラットパネル・ディスプレイ1994」)に用いる
ことができる対向電極駆動部6を比較的単純に構成で
き、かつ、対向電極電圧の基準電圧をグラウンドや内部
電源電圧から発生し、対向電極に流れる充放電電流を供
給する電流増幅部4の少なくとも1つの電源端子に外部
電源電圧を給電するので、外部電源電圧の対向電極電圧
Vcom への影響がなく、対向電極駆動部6が、対向電極
に対向電極電圧を書き込む際に生じる電力変換損失の増
大を防ぐことができる。
【0079】なお、本実施例における対向電極駆動部6
を、Cs電極にCs電極電圧を書き込むCs電極駆動部
として使っても構わない。したがって、Cs電極駆動部
についても、本実施例が適用できる。
【0080】また、本実施例における対向電極駆動部6
で、対向電極とCs電極を短絡して同時に駆動すること
が可能である。
【0081】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。対向電極駆動部やその構
成要部の構成は適宜変更可能である。
【0082】また、本発明はアクティブマトリクス型の
表示装置以外の表示装置、例えば、画素電位に応じてト
ナーの吸着量を変えて画面に像を表示できるような静電
プリンタ等にも適用できる。
【0083】なお、本発明を、ドライバーICの階調用
電圧源にも適用することができる。
【0084】
【発明の効果】本発明表示装置用駆動回路では、外部電
源電圧のバラツキによる対向電極電圧CS電極電圧等の
表示用電圧の誤差と、外部電源電圧から内部電源電圧を
つくる際に生じる電力変換損失の増加が同時に発生する
ことを防ぐことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る液晶表示装置にお
ける対向電極駆動部の要部構成と電力変換部を示すブロ
ック図である。
【図2】同実施例に用いる電力変換部の具体例を示す図
である。
【図3】同実施例に用いる対向電極駆動部の具体例を示
す図である。
【図4】同実施例に係る液晶表示装置における対向電極
駆動部の要部構成と電力変換部を示すブロック図であ
る。
【図5】同実施例に用いる対向電極駆動部の具体例を示
す図である。
【図6】(a)は、同実施例における対向電極電流の測
定結果を示す図である。(b)は、同実施例における対
向電極駆動部の動作を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る液晶表示装置にお
ける対向電極駆動部の要部構成と電力変換部を示すブロ
ック図である。
【図8】同実施例に用いる対向電極駆動部の具体例を示
す図である。
【図9】同実施例の動作を説明するための信号波形図で
ある。
【図10】液晶表示装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 電力変換部 2 基準電圧発生部 3 基準電圧変換部 4 電流増幅部 5 出力帰還部 6 対向電極駆動部 21,26 コイル 22,25,40,41 スイッチ 23,27 ダイオード 24,28 コンデンサー 31,33,37,42,44,46,48,49,5
1,53,54 抵抗 32,43,47 可変抵抗 34,45,50,52 オペアンプ 35 NPNトランジスター 36 PNPトランジスター VRL 基準電圧発生部の低電位側の電源端子 VRH 基準電圧発生部の高電位側の電源端子 VOPL 基準電圧変換部の低電位側の電源端子 VOPH 基準電圧変換部の高電位側の電源端子 VBL 電流増幅部の低電位側の電源端子 VBH 電流増幅部の高電位側の電源端子

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部電源から供給される電圧によって内部
    電源電圧を発生させる電力変換手段と、 前記電力変換手段から供給される内部電源電圧によって
    基準電圧を発生させる基準電圧出力手段と、 前記基準電圧出力手段によって発生した基準電圧に応じ
    て、表示装置の表示手段に供給する電流または電圧を前
    記外部電源から供給される外部電源電圧から発生する増
    幅手段とからなり、 前記増幅手段の電流または電圧を前記表示装置の前記表
    示手段に供給することを特徴とする表示装置用駆動回
    路。
  2. 【請求項2】前記基準電圧出力手段が、基準電圧発生手
    段と基準電圧変換手段とよりなり、また、出力帰還手段
    を有し、 前記基準電圧発生手段は、前記電力変換手段から供給さ
    れる内部電源電圧から基準電圧を発生するものであり、 前記基準電圧変換手段は、前記基準電圧発生手段の基準
    電圧と、前記出力帰還手段の帰還出力で制御されるもの
    であり、 前記出力帰還手段は、前記増幅手段の出力を前記基準電
    圧変換手段へ帰還させてフィードバック制御を行い、前
    記基準電圧変換手段と前記出力帰還手段とで、基準電圧
    の電圧増幅を行う電圧増幅部を構成することを特徴とす
    る請求項1記載の表示装置用駆動回路。
  3. 【請求項3】前記基準電圧出力手段が、前記電力変換手
    段から供給される内部電源電圧を抵抗素子で分圧調整し
    て直流の基準電圧を出力することを特徴とする請求項1
    記載の表示装置用駆動回路。
  4. 【請求項4】前記基準電圧出力手段が、前記表示装置の
    表示手段を制御する駆動信号に応じた制御信号によって
    制御されるスイッチング素子を有し、このスイッチング
    素子をON/OFFすることによって前記電力変換手段
    から供給される内部電源電圧から交流の基準電圧を出力
    することを特徴とする請求項1記載の表示装置用駆動回
    路。
  5. 【請求項5】対向電極と画素電極とによって挟まれた液
    晶を、前記対向電極と前記画素電極との電位差によって
    制御する表示装置において、 前記増幅手段を前記対向電極に接続し、 前記増幅手段からの電流または電圧によって、対向電極
    に対向電極電圧を印加することを特徴とする請求項1記
    載の表示装置用駆動回路。
  6. 【請求項6】対向電極と画素電極とによって挟まれた液
    晶を、前記対向電極と前記画素電極との電位差によって
    制御すると共に、前記画素電極側にCs電極を設けた表
    示装置において、 前記増幅手段を前記Cs電極に接続し、 前記増幅手段からの電流または電圧によって、Cs電極
    にCs電極電圧を印加することを特徴とする請求項1記
    載の表示装置用駆動回路。
JP18425995A 1995-07-20 1995-07-20 表示装置用駆動回路 Expired - Fee Related JP3495823B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18425995A JP3495823B2 (ja) 1995-07-20 1995-07-20 表示装置用駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18425995A JP3495823B2 (ja) 1995-07-20 1995-07-20 表示装置用駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0933885A JPH0933885A (ja) 1997-02-07
JP3495823B2 true JP3495823B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=16150192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18425995A Expired - Fee Related JP3495823B2 (ja) 1995-07-20 1995-07-20 表示装置用駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3495823B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0933885A (ja) 1997-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4437378B2 (ja) 液晶駆動装置
US6496175B1 (en) Output circuit
KR0136966B1 (ko) 시야각 조절기능을 구비한 액정표시장치용 그레이 전압 발생장치
JP2005192260A (ja) 高スルーレート差動増幅回路
JPH08184806A (ja) 液晶駆動用電源
TW588315B (en) Display apparatus and power supply device for displaying
JP4412027B2 (ja) 増幅回路及び表示装置
JP3016143B2 (ja) 液晶用電源回路
KR101243814B1 (ko) 출력 버퍼 및 그 구동 방법과 그를 이용한 표시장치
KR101212165B1 (ko) 출력 버퍼 및 그 구동 방법
JP3228411B2 (ja) 液晶表示装置の駆動回路
JP3372142B2 (ja) 液晶表示装置及びその駆動回路
JP3495823B2 (ja) 表示装置用駆動回路
JPH1031200A (ja) 液晶駆動用分割電圧発生器
US6897716B2 (en) Voltage generating apparatus including rapid amplifier and slow amplifier
US6653900B2 (en) Driving method and related apparatus for improving power efficiency of an operational transconductance amplifier
JP3809258B2 (ja) Lcd駆動電圧発生回路
JPH0843792A (ja) 薄膜トランジスタ型液晶表示装置の電力駆動回路
JPH07221560A (ja) 演算増幅器及びこれを内蔵した半導体集積回路並びにその使用方法
KR19990024913A (ko) 박막 트랜지스터 액정 표시 장치의 킥백 전압 보상 회로
JP4582858B2 (ja) 液晶表示装置
JP2849034B2 (ja) 表示駆動装置
JP2909357B2 (ja) 電源回路
JP2001117068A (ja) 液晶用電源回路
CN111862893B (zh) 源极驱动器

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees