JP3495823B2 - 表示装置用駆動回路 - Google Patents
表示装置用駆動回路Info
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Description
クス型の表示装置に関するものである。
(以下、液晶表示装置という)は、対向電極と画素電極
に挟まれた液晶を、対向電極と画素電極の電位差(液晶
印加電圧)で制御することによって表示を行っている。
そして、この液晶印加電圧保持特性が充分に得られない
場合には、Cs電極を設けることによって電位低下を補
う。
電圧の供給のラインを示したブロック図である。
コン本体等の表示装置に対して外部にある外部電源回路
102から送られてくる外部電源電圧と、内部電源電圧
を使用している。この内部電源電圧は、外部電源電圧を
液晶表示装置100内部におけるスイッチングレギュレ
ータ等で構成された電力変換部104で作っている。
は、制御部106、信号線ドライバ回路108、走査線
ドライバー回路110、対向電極駆動部112及びCs
電極駆動部114に供給されている。
給され、また、信号線ドライバー回路108には信号線
駆動用電圧が供給され、走査線ドライバー回路110に
は、ゲート線を駆動させるためのON電圧とOFF電圧
の2種類の電圧が供給されている。さらに、対向電極駆
動部112及びCs電極駆動部114には、対向電極電
圧及びCs電極電圧をかけるための電圧が供給されてい
る。また、制御部には表示データ信号及び基準制御信号
が入力され、信号線ドライバー回路108及び走査線ド
ライバー回路110にそれぞれ所望の信号を出力する。
対向電極電圧やCs電極に書き込まれるCs電極電圧
は、液晶表示装置の多階調化が進むにつれ、近年ますま
す液晶表示装置の画質に大きく影響するようになった。
そのため、対向電極電圧及びCs電極電圧の設定には高
い精度が要求されている。
多種多様の容量が存在しており、この容量を充放電する
際に対向電極とCs電極にそれぞれ大きな充放電電流が
流れ、液晶表示装置の低消費電力化の妨げとなってい
る。例えば、一水平走査期間等の所定期間毎に基準電位
に対して対向電極電圧の極性を反転するHコモン反転駆
動を採用した12.1“XGAのTFT−LCDでは、
対向電極とCs電極共に500mA程度の最大瞬間電流
が流れる。
極駆動部112は、対向電極電圧の基準電圧を作る基準
電圧発生部、基準電圧の電圧増幅を行う基準電圧増幅
部、対向電極に流れる充放電電流を供給する電流増幅器
及びその他の構成要部から構成されている。
極駆動部114も同様に、Cs電極電圧の基準電圧を作
る基準電圧発生部、基準電圧の電圧増幅を行う基準電圧
増幅部、Cs電極に流れる充放電電流を供給する電流増
幅部及びその他の構成要部から構成されている。
駆動部114の構成要部である基準電圧発生部、基準電
圧増幅部及び電流増幅部には、所定の対向電極電圧及び
Cs電極電圧が得られるようにしつつ、かつ、できるだ
け低い絶対値の電圧を供給するようにしている。
電流増幅部の高電位側には、プリント回路基板(PC
B)の設計のしやすさや電源電圧数の削減による低コス
ト化等から同じ電圧が供給されている。それぞれ低電位
側にもPCBの設計のしやすさや電源電圧数の削減によ
る低コスト化等から同じ電圧が供給されている。このよ
うな回路としては、例えば、「トランジスター回路の設
計」(鈴木著 CQ出版社)の90頁及び「OPアンプ
回路の設計」(岡村著 CQ出版社)の259頁に記載
されている。
動部112及びCs電極駆動部114に電圧を供給する
場合において、外部電源電圧を電力変換部104で変換
して内部電源電圧を作る場合には、電力変換損失が生じ
る。
2及びCs電極駆動部114に直接使用した場合には、
外部電源電圧には、一般的に、約±10%の電圧のバラ
ツキが存在する。例えば、外部電源電圧の標準値がDC
5Vならば、外部電源電圧の値は4.5V〜5.5Vと
なり、±0.5Vのバラツキが生じている。そして、こ
のバラツキは、液晶表示装置100の外部のバラツキで
あるので、装置内部においてそのバラツキを調整するこ
とは不可能であった。もし仮に、このバラツキによる誤
差を調整しようとした場合、液晶表示装置100を使う
利用者自らが、電圧誤差を調整しなくてはならず、利用
者が簡単に利用できるその調整機能を新たに設ける必要
がある。
表示装置において画質劣化防止と低消費電力化及び軽薄
短小化を確立するものを提供する。
1の表示装置用駆動回路は、外部電源から供給される電
圧によって内部電源電圧を発生させる電力変換手段と、
前記電力変換手段から供給される内部電源電圧によって
基準電圧を発生させる基準電圧出力手段と、前記基準電
圧出力手段によって発生した基準電圧に応じて表示装置
の表示手段に供給する電流または電圧を前記外部電源電
圧から発生する増幅手段とからなり、前記増幅手段の電
流または電圧を前記表示装置の前記表示手段に供給する
ものである。
電力変換手段から供給される内部電源電圧によって基準
電圧出力手段が基準電圧を発生させ、この基準電圧に応
じて表示装置の表示手段に供給する電流または電圧を前
記外部電源電圧から発生する。
段によって発生しているため、増幅手段が出力電流また
は出力電圧を外部電源から供給される外部電源電圧から
発生しても、出力される電流または電圧にバラツキが生
じることがない。
1のものにおいて、前記基準電圧出力手段が、基準電圧
発生手段と基準電圧変換手段とよりなり、また、出力帰
還手段を有し、前記基準電圧発生手段は、前記電力変換
手段から供給される外部電源電圧から基準電圧を発生す
るものであり、前記基準電圧変換手段は、前記基準電圧
発生手段の基準電圧と、前記出力帰還手段の帰還出力で
制御されるものであり、前記出力帰還手段は、前記増幅
手段の出力を前記基準電圧変換手段へ帰還させてフィー
ドバック制御を行い、前記基準電圧変換手段と前記出力
帰還手段とで、基準電圧の電圧増幅を行う電圧増幅部を
構成するものである。
の出力を得ることができる。
1のものにおいて、前記基準電圧出力手段が、前記電力
変換手段から供給される内部電源電圧を抵抗素子で分圧
調整して直流の基準電圧を出力するものである。
1のものにおいて、前記基準電圧出力手段が、前記表示
装置の表示手段を制御する駆動信号に応じた制御信号に
よって制御されるスイッチング素子を有し、このスイッ
チング素子をON/OFFすることによって前記電力変
換手段から供給される内部電源電圧から交流の基準電圧
を出力するものである。
駆動に用いることができる対向電極駆動部を比較的単純
に構成できる。
1のものにおいて、対向電極と画素電極とによって挟ま
れた液晶を、前記対向電極と前記画素電極との電位差に
よって制御する表示装置において前記増幅手段を前記対
向電極に接続し、前記増幅手段からの電流または電圧に
よって、対向電極に対向電極電圧を印加する。
る対向電極電圧の誤差と、外部電源電圧から内部電源電
圧をつくる際に生じる電力変換損失の増加が同時に発生
することを防ぐことが可能である。このため、画質劣化
防止と消費電力削減の液晶表示装置を得ることができ
る。
1のものにおいて、対向電極と画素電極とによって挟ま
れた液晶を、前記対向電極と前記画素電極との電位差に
よって制御すると共に、前記画素電極側にCs電極を設
けた表示装置において、前記増幅手段を前記Cs電極に
接続し、前記増幅手段からの電流または電圧によって、
Cs電極にCs電極電圧を印加する。
るCs電極電圧の誤差と、外部電源電圧から内部電源電
圧をつくる際に生じる電力変換損失の増加が同時に発生
することを防ぐことが可能である。このため、画質劣化
防止と消費電力削減の液晶表示装置を得ることができ
る。
する。
電極駆動部について述べているが、Cs電極駆動部にも
対向電極駆動部に関する実施例がそのまま適用できる。
すなわち、対向電極とCs電極を入れ換える。また、対
向電極とCs電極を短絡させて同時に駆動する場合にも
適用できる。
トリクス型液晶表示装置における対向電極駆動部と、電
力変換部を示すブロック図である。
(例:パソコン本体)から入力される電源電圧VPUから
表示装置の内部電源電圧であるVDU、VDLを作り出力し
ている。但し、電力変換部1における入出力のグラウン
ドはショートされており、VDUは+の電源電圧であり、
VDLは−の電源電圧であり、CNT22,CNT25は
電力変換部1の制御信号である。
2,25はそれぞれCNT22,CNT25で制御され
るスイッチを示す。なお、スイッチ22,25は、トラ
ンジスター等の電子部品はもちろんのこと機械部品でも
よくその制御方法も適宜変更可能である。
り、ショットキーバリアダイオードのように順電圧が小
さく逆回復時間が速いものが望ましい。
2に示した回路は、所謂スイッチングレギュレータと呼
ばれる周知の電源回路である(参考例「改訂スイッチン
グ・レギュレータ設計ノウハウ」長谷川彰著 CQ出版
社)。
電圧を書き込む回路であり、基準電圧発生部2、基準電
圧変換部3、電流増幅部4、出力帰還部5を備えてい
る。各構成部分、例えば電流増幅部4や基準電圧変換部
3は、抵抗やコンデンサー、トランジスター等の電子部
品や機械部品はもちろんのこと、それぞれ専用のICと
しても構成して構わない。また、各構成部分の組合せ、
例えば電流増幅部4と基準電圧変換部3の組合せや基準
電圧発生部2と基準電圧変換部3と電流増幅部4の組合
せをそれぞれ1つの専用ICとしても構わない。なお、
本実施例における対向電極駆動部を、Cs電極にCs電
極電圧を書き込む回路として使っても構わない。
VRHと低電位側の電源端子VRLを持ち、VRHとVRLに供
給される電圧から対向電極電圧Vcom の基準電圧VREF
を発生する回路である。
御される回路であり、高電位側の電源端子VOPH と低電
位側の電源端子VOPL を持ち、電流増幅部4を制御する
電圧VDRを出力する。
電圧であるVcom を対向電極駆動部6に帰還する回路で
あり、基準電圧変換部3に帰還電圧VFDを出力する。ま
た、基準電圧変換部3と出力帰還部5とで、VREF の電
圧増幅を行う。
極電流を供給し、対向電極電圧Vcom を出力する回路で
あり、高電位側の電源端子VBH、低電位側の電源端子V
BLを持ち、VDRで制御される。
図3に示す。
変抵抗32で構成され、抵抗31,32,33でVRHと
VRLに供給される電圧の電位差を抵抗分圧することによ
ってVREF を出力する。また、可変抵抗32でVREF を
調整し所望のVcom を得ることが可能である。抵抗3
1,33には、金属皮膜抵抗のように精度がよく温度特
性に優れたものが望まれ、可変抵抗32には半固定抵抗
等が望ましい。
REF が反転入力端子にVFDが入力されて、VDRを出力す
るオペアンプ34で構成されている。オペアンプ34は
高電位側の電源端子VOPH と低電位側の電源端子VOPL
を持つ。オペアンプ34には、低消費電力、低オフセッ
ト電圧、低バイアス電流、高速セトリング時間、高スル
ーレート、レールトゥーレール出力、広帯域幅等の特徴
を持ったものが望ましく、特に、より低消費電力のもの
が望ましい。
り、Vcom を受け帰還電圧VFDをオペアンプ34に入力
する。
出力帰還部5でボルテージフォロワーを構成している。
ー35とPNP型のトランジスター36で構成されてお
り、トランジスター35,36のエミッタ、トランジス
ター35,36のベースがそれぞれ接続されている。ト
ランジスター35のコレクターには、高電位側の電源電
位が、トランジスター36のエミッタには、低電位側の
電源電位が供給される。なお、トランジスター35,3
6には、コレクター飽和電圧が低いものが望ましい。
の基準電圧を電力変換部1の内部電源電圧から発生さ
せ、対向電極に流れる充放電電流を供給する電流増幅部
4に外部電源電圧及びグラウンドを給電する。その場合
の対向電極駆動部6の要部構成と電力変換部を図4に、
対向電極駆動部6の回路構成例を図5に示す。
変換部3に内部電源電圧であるVDU,VDLが供給され、
電流増幅部4には外部電源電圧VPUが供給されている。
VDLは、表示装置の他の回路にも供給される。具体的に
は、VDU(10V)は、信号線ドライバー回路に供給さ
れ、信号線駆動用電圧となり、VDL(−5V)は、走査
線ドライバー回路に供給され、ゲート線OFFレベルの
電圧となっている。
示したのが図5である。
=−5V、抵抗値31=2kΩ、抵抗値33=3kΩ、
可変抵抗値32=3kΩ、抵抗値37=10kΩとし、
VREF =3Vとなるように可変抵抗32を調整する。
ンジスター35、PNP型のトランジスター36のそれ
ぞれの動作から明らかなように、対向電極電圧Vcom =
3Vとなり、対向電極に3Vが書き込まれる。但し、オ
ペアンプ34の入力オフセット電流や入力オフセット電
圧や入力バイアス電流が原因であるようなVcom の微小
誤差や電流増幅部のクロスオーバー歪は無視した。
送られる外部電源電圧VPUに−0.5V〜+0.5Vの
バラツキがあっても、基準電圧VREF を内部電源電圧で
あるVDU、VDLから作っているので、基準電圧VREF は
外部電源電圧VPUの影響を受けない。また、トランジス
ター35のコレクターにVPUが供給されているが、トラ
ンジスター35が順方向動作領域で使われている限り、
VPUはVcom の値には影響しない(但し、VPUにリプル
がある場合、VPUはVcom の値に交流的に多少影響する
が、トランジスターの特性を考慮すると、それはほとん
ど無視できるほど小さい)。
て外部電源電圧を使ったとしても、オペアンプが外部電
源電圧範囲内でその動作が充分保証されていれば、VPU
はVcom の値には影響しない。よって、本実施例によれ
ば、対向電極電圧を外部電源電圧の値にかかわらず高い
精度で設定できるので、表示装置の画質劣化を防止する
ことができる。
4”VGA 64階調TFT−LCDに採用したとこ
ろ、図6(a)に示した対向電極電流Icom が対向電極
に流れた。すなわち、対向電極には、多種多様の容量が
多数存在しており、液晶印加電圧の極性を反転する際、
その容量に蓄積された電荷を充放電しなくてはならず、
対向電極に図6(a)に示す大きな対向電極電流Icom
が流れるのである。
流Icom を供給するメカニズムを図6(b)を使って説
明する。
ー35のベース電流、コレクタ電流、エミッタ電流であ
り、IE1=IB1+IC1の関係がある。
ー36のベース電流、コレクタ電流、エミッタ電流であ
り、IE2=IB2+IC2の関係がある。オペアンプ34の
入力抵抗が非常に大きいため、抵抗37に流れる電流は
無視できる程小さい。そこで、抵抗37に流れる電流を
無視すると次式が成立つ。
(東芝1992年度版半導体データブック「パワートラ
ンジスター編」、東芝1990年度版半導体データブッ
ク「小信号トランジスター編」)ので、ベース電流はコ
レクタ電流に比べ無視できる程小さい。そこで、ベース
電流を無視すると式(1)は次式のようになる。
うに、Icom が+の時はトランジスター35がIcom を
供給し、Icom が−の時はトランジスター36がIcom
を供給する。したがって、Icom が+の時のみのIcom
の平均電流をIcom +、Icom が−の時のみのIcom の
平均電流をIcom −とし、IC1及びIC2の平均電流をそ
れぞれIC1A 、IC2A とすると、 Icom +=|IC1A | [A] (3) Icom −=|IC2A | [A] (4) が成立つ。但し、ベース電流を無視した。
6が、対向電極に対向電極電圧を書込むために生じる消
費電力(Pcom )は次式のようになる。
る際に生じる電力変換損失であり、電力変換効率α
[%]を使って式(6)のようになる。また、式(5)
において、基準電圧発生部2、基準電圧変換部3、出力
帰還部5の消費電力は無視できるほど少ないので、これ
らの消費電力は無視した。
極に対向電極電圧を書き込むために生じる消費電力は、
電流増幅部4の消費電力が大部分を占める。本実施例の
ように、電流増幅部の電源電圧に外部電源電圧を供給し
た場合、α=100%であり、実効的にPロス=0
[W]である。また、電流増幅部4の電源電圧として、
VDUとVDLを使った場合、IC1A =40mA、IC2A =
40mAであったので(本実施例における対向電極駆動
部を10.4”VGA 64階調TFT−LCDに採用
した結果)、Pロス=(10V×40mA+5V×40
mA)×(100/70−1)より、Pロス=約257
mWにもなる。
対向電極電圧の基準電圧を内部電源電圧から発生し、対
向電極に流れる充放電電流を供給する電流増幅部4に外
部電源電圧及びグラウンドを給電するので、外部電源電
圧の対向電極電圧Vcom への影響がなく、対向電極駆動
部6が、対向電極に対向電極電圧を書き込む際に生じる
電力変換損失の増大を防ぐことができる。なお、本実施
例における対向電極駆動部を、Cs電極にCs電極電圧
を書き込むCs電極駆動部として使っても構わない。し
たがって、Cs電極駆動部についても、本実施例が適用
できる。また、本実施例における対向電極駆動部で、対
向電極とCs電極を同時に駆動することが可能である。
なお、本実施例における対向電極駆動部を、ドライバー
ICの階調用電圧源(参考文献:電子情報通信学会論文
誌C−II Vol.J76−C−II No.5 p
p.204−210 1993年5月「TFT−LCD
駆動用LSIの現状と将来」、IDY93−68 p2
7〜33「8.4インチ・カラーTFT液晶表示装置と
その駆動技術」)として使用することができる。
消費電力の少なくとも1つを備えた表示装置を提供する
ことが可能である。
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。対向電極駆動部やその構
成要部の構成は適宜変更可能である。また、本発明はア
クティブマトリクス型の表示装置以外の表示装置、例え
ば、画素電位に応じてトナーの吸着量を変えて画面に像
を表示できるような静電プリンタ等にも適用できる。
する。
トリクス型液晶表示装置における対向電極駆動部6の要
部構成と、電力変換部1を示すブロック図である。な
お、第1の実施例と同一部分には同一符号を付して、そ
の詳細な説明は省略する。
41で制御され、電源電圧としてVDUが供給されてお
り、VDUとグラウンドからVREF をつくる。また、電流
増幅部4には、VPUとVDLがそれぞれ給電されている。
成例を図8に示す。なお、図3、図7と同一部分には同
一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
9,51,53,54はそれぞれ抵抗であり、符号4
3,47は可変抵抗である。
り、図示していないが、高電位側の電源端子にVDUが低
電位側の電源端子にグラウンドがそれぞれ繋がれてい
る。
0,41で制御されるスイッチである。CNT40がハ
イレベルのときスイッチ40はON状態、CNT40が
ロウレベルのときスイッチ40はOFF状態、CNT4
1がハイレベルのときスイッチ41はON状態、CNT
41がロウレベルのときスイッチ41はOFF状態であ
る。
いて、VDU=10V、VDL=−10V、VPU=5Vと
し、抵抗37,42,44,49,51,53,54の
抵抗値を1kΩ、43及び可変抵抗47を2kΩ、46
の抵抗値を5kΩ、48の抵抗値を3kΩとする。
T41を図8の対向電極駆動部6に入力し、可変抵抗4
3,47をそれぞれ調整すると、図8に示す対向電極駆
動部6の動作から明らかなように、図9に示すVREF 、
Vcom が得られる。但し、図8の各構成要部が理想的に
動作するものとする。
ター、FET等の電子部品はもちろんのこと、機械部品
等で構成しても構わず、その制御方法も適宜変更可能で
ある。
であり、VREF をVDUとグラウンドから発生させている
ので、VREF とVcom の値はVPUのバラツキに影響され
ない(但し、VPUにリプルがある場合、VPUはVcom の
値に交流的に多少影響するが、トランジスターの特性を
考慮すると、それはほとんど無視できるほど小さい)。
また、電流増幅部4にVPUを給電しているので、電流増
幅部4が対向電極に電流を供給する際に生じる電力変換
損失(Pロス)は、電流増幅部4に供給されるVDLのみ
考慮すればよく、 Pロス=|10×IC2A |*(100/α−1) [W] (7) ですむ。上式のIC2A は、トランジスター36のコレク
タ電流の平均電流[A]であり、αは電力変換効率
[%]である。ここで、IC2A =20mA、α=70%
であり(本実施例における対向電極駆動部を9.5”V
GA 16階調TFT−LCDに採用した結果)、電流
増幅部4にVPUを給電しているので、Pロスはわずか約
86[mW]である。
Hコモン反転駆動(参考例:日経マイクロデバイス別冊
「フラットパネル・ディスプレイ1994」)に用いる
ことができる対向電極駆動部6を比較的単純に構成で
き、かつ、対向電極電圧の基準電圧をグラウンドや内部
電源電圧から発生し、対向電極に流れる充放電電流を供
給する電流増幅部4の少なくとも1つの電源端子に外部
電源電圧を給電するので、外部電源電圧の対向電極電圧
Vcom への影響がなく、対向電極駆動部6が、対向電極
に対向電極電圧を書き込む際に生じる電力変換損失の増
大を防ぐことができる。
を、Cs電極にCs電極電圧を書き込むCs電極駆動部
として使っても構わない。したがって、Cs電極駆動部
についても、本実施例が適用できる。
で、対向電極とCs電極を短絡して同時に駆動すること
が可能である。
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。対向電極駆動部やその構
成要部の構成は適宜変更可能である。
表示装置以外の表示装置、例えば、画素電位に応じてト
ナーの吸着量を変えて画面に像を表示できるような静電
プリンタ等にも適用できる。
電圧源にも適用することができる。
源電圧のバラツキによる対向電極電圧CS電極電圧等の
表示用電圧の誤差と、外部電源電圧から内部電源電圧を
つくる際に生じる電力変換損失の増加が同時に発生する
ことを防ぐことが可能である。
ける対向電極駆動部の要部構成と電力変換部を示すブロ
ック図である。
である。
す図である。
駆動部の要部構成と電力変換部を示すブロック図であ
る。
す図である。
定結果を示す図である。(b)は、同実施例における対
向電極駆動部の動作を示す図である。
ける対向電極駆動部の要部構成と電力変換部を示すブロ
ック図である。
す図である。
ある。
1,53,54 抵抗 32,43,47 可変抵抗 34,45,50,52 オペアンプ 35 NPNトランジスター 36 PNPトランジスター VRL 基準電圧発生部の低電位側の電源端子 VRH 基準電圧発生部の高電位側の電源端子 VOPL 基準電圧変換部の低電位側の電源端子 VOPH 基準電圧変換部の高電位側の電源端子 VBL 電流増幅部の低電位側の電源端子 VBH 電流増幅部の高電位側の電源端子
Claims (6)
- 【請求項1】外部電源から供給される電圧によって内部
電源電圧を発生させる電力変換手段と、 前記電力変換手段から供給される内部電源電圧によって
基準電圧を発生させる基準電圧出力手段と、 前記基準電圧出力手段によって発生した基準電圧に応じ
て、表示装置の表示手段に供給する電流または電圧を前
記外部電源から供給される外部電源電圧から発生する増
幅手段とからなり、 前記増幅手段の電流または電圧を前記表示装置の前記表
示手段に供給することを特徴とする表示装置用駆動回
路。 - 【請求項2】前記基準電圧出力手段が、基準電圧発生手
段と基準電圧変換手段とよりなり、また、出力帰還手段
を有し、 前記基準電圧発生手段は、前記電力変換手段から供給さ
れる内部電源電圧から基準電圧を発生するものであり、 前記基準電圧変換手段は、前記基準電圧発生手段の基準
電圧と、前記出力帰還手段の帰還出力で制御されるもの
であり、 前記出力帰還手段は、前記増幅手段の出力を前記基準電
圧変換手段へ帰還させてフィードバック制御を行い、前
記基準電圧変換手段と前記出力帰還手段とで、基準電圧
の電圧増幅を行う電圧増幅部を構成することを特徴とす
る請求項1記載の表示装置用駆動回路。 - 【請求項3】前記基準電圧出力手段が、前記電力変換手
段から供給される内部電源電圧を抵抗素子で分圧調整し
て直流の基準電圧を出力することを特徴とする請求項1
記載の表示装置用駆動回路。 - 【請求項4】前記基準電圧出力手段が、前記表示装置の
表示手段を制御する駆動信号に応じた制御信号によって
制御されるスイッチング素子を有し、このスイッチング
素子をON/OFFすることによって前記電力変換手段
から供給される内部電源電圧から交流の基準電圧を出力
することを特徴とする請求項1記載の表示装置用駆動回
路。 - 【請求項5】対向電極と画素電極とによって挟まれた液
晶を、前記対向電極と前記画素電極との電位差によって
制御する表示装置において、 前記増幅手段を前記対向電極に接続し、 前記増幅手段からの電流または電圧によって、対向電極
に対向電極電圧を印加することを特徴とする請求項1記
載の表示装置用駆動回路。 - 【請求項6】対向電極と画素電極とによって挟まれた液
晶を、前記対向電極と前記画素電極との電位差によって
制御すると共に、前記画素電極側にCs電極を設けた表
示装置において、 前記増幅手段を前記Cs電極に接続し、 前記増幅手段からの電流または電圧によって、Cs電極
にCs電極電圧を印加することを特徴とする請求項1記
載の表示装置用駆動回路。
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