JP3495698B2 - 燃料電池用の流れチャンネル - Google Patents
燃料電池用の流れチャンネルInfo
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- H01M8/0202—Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＰＥＭ燃料電池に
係り、より詳しくは、該燃料電池のための反応物流れ場
に関する。
係り、より詳しくは、該燃料電池のための反応物流れ場
に関する。
【０００２】
【従来技術】燃料電池は、多数の用途のための電源とし
て提案されてきた。そのような燃料電池の一つがＰＥＭ
（即ち、陽子交換膜）燃料電池である。ＰＥＭ燃料電池
は、従来の分野で周知され、その各々の電池の中に、薄
い（即ち、約０．００３８ｃｍ〜約０．０１７８ｃｍ
（０．００１５〜０．００７インチ））陽子伝達性ポリ
マー膜電極を含み、該膜電極の一方の表面にアノード電
極フィルム（即ち、約０．００５１ｃｍ（０．００２イ
ンチ））、その反対側の表面にカソード電極フィルム
（即ち、約０．００５１ｃｍ（０．００２インチ））が
形成された、いわゆる膜電極アセンブリ（以下、「ＭＥ
Ａ」という）を備える。そのような膜電極は、当該技術
分野で周知されており、とりわけ、米国特許番号５，２
７２，０１７号及び３，１３４，６９７号、並びに、電
源誌、第２９巻（１９９０年度）の３６７〜３８７頁に
説明されている。一般に、そのような膜電極はイオン交
換樹脂から作られ、典型的には、Ｅ．Ｉ．デュポン・ダ
・ネモース＆Ｃｏから市販されている、例えば「ＮＡＦ
ＩＯＮTM」などのフッ素置換されたスルホン酸ポリマー
などを含む。これに対し、アノード及びカソードフィル
ムは、典型的には、（１）細かく分割された炭素粒子、
これらの炭素粒子の内側及び外側表面に担持された非常
に細かく分割された触媒粒子、及びこの触媒粒子及び炭
素粒子と混ざり合った陽子伝達性材料（例えば、ＮＡＦ
ＩＯＮTM）を含み、或いは、（２）ポリテトラフルオレ
エチレン（ＰＴＦＥ）の結合材料中に分散された、炭素
無しの触媒粒子を典型的に備える。そのようなＭＥＡ及
び燃料電池の一つが１９９３年１２月２１日に発行され
た米国特許番号５，２７２，０１７号で説明され、本発
明の出願人に譲渡されている。
て提案されてきた。そのような燃料電池の一つがＰＥＭ
（即ち、陽子交換膜）燃料電池である。ＰＥＭ燃料電池
は、従来の分野で周知され、その各々の電池の中に、薄
い（即ち、約０．００３８ｃｍ〜約０．０１７８ｃｍ
（０．００１５〜０．００７インチ））陽子伝達性ポリ
マー膜電極を含み、該膜電極の一方の表面にアノード電
極フィルム（即ち、約０．００５１ｃｍ（０．００２イ
ンチ））、その反対側の表面にカソード電極フィルム
（即ち、約０．００５１ｃｍ（０．００２インチ））が
形成された、いわゆる膜電極アセンブリ（以下、「ＭＥ
Ａ」という）を備える。そのような膜電極は、当該技術
分野で周知されており、とりわけ、米国特許番号５，２
７２，０１７号及び３，１３４，６９７号、並びに、電
源誌、第２９巻（１９９０年度）の３６７〜３８７頁に
説明されている。一般に、そのような膜電極はイオン交
換樹脂から作られ、典型的には、Ｅ．Ｉ．デュポン・ダ
・ネモース＆Ｃｏから市販されている、例えば「ＮＡＦ
ＩＯＮTM」などのフッ素置換されたスルホン酸ポリマー
などを含む。これに対し、アノード及びカソードフィル
ムは、典型的には、（１）細かく分割された炭素粒子、
これらの炭素粒子の内側及び外側表面に担持された非常
に細かく分割された触媒粒子、及びこの触媒粒子及び炭
素粒子と混ざり合った陽子伝達性材料（例えば、ＮＡＦ
ＩＯＮTM）を含み、或いは、（２）ポリテトラフルオレ
エチレン（ＰＴＦＥ）の結合材料中に分散された、炭素
無しの触媒粒子を典型的に備える。そのようなＭＥＡ及
び燃料電池の一つが１９９３年１２月２１日に発行され
た米国特許番号５，２７２，０１７号で説明され、本発
明の出願人に譲渡されている。
【０００３】ＭＥＡは、「拡散層」として知られている
多孔質のガス透過性の伝達性材料のシートの間に挟まれ
ている。この拡散層は、ＭＥＡのアノード及びカソード
の表面に対して圧し、（１）アノード及びカソードのた
めの主要な電流コレクター、及び、（２）ＭＥＡのため
の機械的支持として役立つ。適切な主要電流コレクター
シートは、炭素、グラファイトペーパー、布、或いは、
細かいメッシュの貴金属スクリーン、などからなる。当
該技術分野で周知されているように、ガスは、この主要
電流コレクターシート通って、ランドの下にあるＭＥＡ
と接触するため移動することができる。
多孔質のガス透過性の伝達性材料のシートの間に挟まれ
ている。この拡散層は、ＭＥＡのアノード及びカソード
の表面に対して圧し、（１）アノード及びカソードのた
めの主要な電流コレクター、及び、（２）ＭＥＡのため
の機械的支持として役立つ。適切な主要電流コレクター
シートは、炭素、グラファイトペーパー、布、或いは、
細かいメッシュの貴金属スクリーン、などからなる。当
該技術分野で周知されているように、ガスは、この主要
電流コレクターシート通って、ランドの下にあるＭＥＡ
と接触するため移動することができる。
【０００４】このようにして形成されたサンドウィッチ
は、一対の導電性プレートの間に圧される。これらの導
電性プレートは、主要な電流コレクターから電流を収集
し、（即ち、両極性プレートの場合には）スタックの内
部で隣接する電池の間、及び、スタックの端部で単極性
プレートの場合にはスタックの外側から隣接する電池の
間で電流を伝達するための第２の電流コレクターとして
役立つ。第２の電流収集プレートは、アノード及びカソ
ードの表面に亘って燃料電池のガス状反応物（例えば、
Ｈ2及びＯ2／空気）を分配する少なくとも一つのいわゆ
る「流れ場」を各々含む。流れ場は、主要な電流コレク
ターと係合し、それらの間に複数の流れチャンネルを確
定する複数のランドを備える。これらの流れチャンネル
を通って、ガス状反応物はチャンネルの一端部の供給マ
ニホルド及びチャンネルの他端部の排気マニホルドの間
を流れる。蛇行状の流れチャンネルが知られており、こ
れは、蛇行流れチャンネルの各々の区間部が同じ蛇行流
れチャンネルの少なくとも他の一つの区間部と隣接する
ように多数のＵ字状カーブ及びスイッチバッグを形成し
た後にのみ供給及び排気マニホルドと接触する（米国特
許番号５，１０８，８４９号を見よ）。蛇行チャンネル
は、それらが、拡散層を介して同じチャンネルの隣接す
る区間部の間でガスが流れることを可能にするという点
で有利である。この点に関し、ガスは、チャンネルの上
流部分からチャンネルの下流部分にまで流れることがで
きる。チャンネルの下流部分では、流れチャンネルの上
流の区間部を下流の区間部の部分から隔てさせるランド
を超え拡散層を介して流れることによって、（即ち、あ
る長さのチャンネルを亘って通過するときの圧力低下に
起因して）ガス圧力がより低くなっている。
は、一対の導電性プレートの間に圧される。これらの導
電性プレートは、主要な電流コレクターから電流を収集
し、（即ち、両極性プレートの場合には）スタックの内
部で隣接する電池の間、及び、スタックの端部で単極性
プレートの場合にはスタックの外側から隣接する電池の
間で電流を伝達するための第２の電流コレクターとして
役立つ。第２の電流収集プレートは、アノード及びカソ
ードの表面に亘って燃料電池のガス状反応物（例えば、
Ｈ2及びＯ2／空気）を分配する少なくとも一つのいわゆ
る「流れ場」を各々含む。流れ場は、主要な電流コレク
ターと係合し、それらの間に複数の流れチャンネルを確
定する複数のランドを備える。これらの流れチャンネル
を通って、ガス状反応物はチャンネルの一端部の供給マ
ニホルド及びチャンネルの他端部の排気マニホルドの間
を流れる。蛇行状の流れチャンネルが知られており、こ
れは、蛇行流れチャンネルの各々の区間部が同じ蛇行流
れチャンネルの少なくとも他の一つの区間部と隣接する
ように多数のＵ字状カーブ及びスイッチバッグを形成し
た後にのみ供給及び排気マニホルドと接触する（米国特
許番号５，１０８，８４９号を見よ）。蛇行チャンネル
は、それらが、拡散層を介して同じチャンネルの隣接す
る区間部の間でガスが流れることを可能にするという点
で有利である。この点に関し、ガスは、チャンネルの上
流部分からチャンネルの下流部分にまで流れることがで
きる。チャンネルの下流部分では、流れチャンネルの上
流の区間部を下流の区間部の部分から隔てさせるランド
を超え拡散層を介して流れることによって、（即ち、あ
る長さのチャンネルを亘って通過するときの圧力低下に
起因して）ガス圧力がより低くなっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】供給マニホルド及び排
気マニホルドの間の圧力降下は、燃料電池を設計する上
でかなりの重要性を持つ。所望の圧力降下を提供する方
法の一つが、供給マニホルド及び排気マニホルドの間に
延在する流れチャンネルの長さを変更することである。
これまで使用されてきた蛇行チャンネル（例えば、米国
特許番号５，７７６，６２４号を見よ）は、そのような
チャンネルが両マニホルド間の距離の大部分に亘って延
在する奇数個（例えば３、５、７など）の区間部を必要
とするという点において設計上の自由度を制限する。従
って、各々のチャンネルの長さは、マニホルド間の距離
により大方定まってしまう。
気マニホルドの間の圧力降下は、燃料電池を設計する上
でかなりの重要性を持つ。所望の圧力降下を提供する方
法の一つが、供給マニホルド及び排気マニホルドの間に
延在する流れチャンネルの長さを変更することである。
これまで使用されてきた蛇行チャンネル（例えば、米国
特許番号５，７７６，６２４号を見よ）は、そのような
チャンネルが両マニホルド間の距離の大部分に亘って延
在する奇数個（例えば３、５、７など）の区間部を必要
とするという点において設計上の自由度を制限する。従
って、各々のチャンネルの長さは、マニホルド間の距離
により大方定まってしまう。
【０００６】本発明は、上記事実に鑑みなされたもの
で、与えられた供給マニホルド及び排気マニホルドの間
の距離に対して、燃料電池の設計上の自由度の向上を図
った、ＰＥＭ燃料電池を提供することを目的とする。
で、与えられた供給マニホルド及び排気マニホルドの間
の距離に対して、燃料電池の設計上の自由度の向上を図
った、ＰＥＭ燃料電池を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、マニホルド間
の距離に係らず、流れ場に未使用の空間を持つことな
く、本質的に自由自在にその長さを変えることができる
蛇行流れチャンネルを提供することにより、前述の問題
を克服する。より詳しくは、本発明は、上記した型式の
ＰＥＭ燃料電池に対する改善であり、カソード面及びア
ノード面を両側に有する陽子交換膜と、カソード面と係
合するガス透過性の導電性カソード電流コレクターと、
アノード面と係合するガス透過性の導電性アノード電流
コレクターと、ガス透過性の導電性カソード及びアノー
ド電流コレクターのうち少なくとも一つと係合し、該一
つのガス透過性の電流コレクターと直面するガス流れ場
を画成する電流収集プレートと、を含む。この流れ場
は、電流コレクターと係合し且つ実質的に等しい長さの
蛇行ガス流れチャンネルを画成する複数のランドを含
み、チャンネルの各々は、流れチャンネルの全てに共通
な供給マニホルドからガスを受け取るための入口区間
部、流れチャンネルの全てに共通な排出マニホルドにガ
スを吐出するための出口区間部、及び、入口区間部及び
出口区間部の中間にある少なくとも一つの中間区間部を
有する。各々のチャンネルのための入口区間部、出口区
間部及び中間区間部は、同じチャンネルの少なくとも他
の一つの区間部と少なくとも部分的に境界を接してい
る。本発明によれば、各チャンネルの入口区間部及び出
口区間部のうち一方は、それと連係する供給マニホルド
又は排出マニホルドから他方のマニホルドの方向に第１
の長さに亘って延在し、入口区間部及び出口区間部のう
ちの他方は、入口区間部及び出口区間部の一方と略同じ
方向に第１の長さより小さい第２の長さに亘って延在
し、中間区間部は、入口区間部及び出口区間部と略同じ
方向に第２の長さより小さい第３の長さに亘って延在
し、ランドにより画成され、ランドは隣接する流れチャ
ンネルの同様に配置された中間区間部を画成するランド
から間隔を隔てられ且つこのランドと長さ方向に略整列
され、中間区間部の各々の端部にチャンネルに形成され
たＵ字状カーブが該中間区間部を同じチャンネルの隣接
する区間部に接続する。各々の蛇行チャンネルは、その
長さを変えるため、一つ又はそれ以上の中間区間部を備
えてもよい。本発明の一実施形態では、中間区間部の長
さは入口区間部及び出口区間部のうち最も長い区間部の
長さの約二分の一より小さい。本発明の別の実施形態で
は、中間区間部の長さは入口区間部及び出口区間部のう
ち最も長い区間部の長さの約三分の一より小さい。本発
明の更に別の実施形態では、中間区間部の長さは入口区
間部及び出口区間部のうち最も長い区間部の長さの約四
分の一より小さい。更に別の実施形態によれば、供給マ
ニホルド及び排出マニホルドは、流れ場の両端部に置か
れ、入口区間部及び出口区間部のうち一方は、マニホル
ド間の流れ場の長さのほとんど全体に亘って延在する。
好ましくは、隣接するチャンネルの入口区間部は互いに
境界を接し、隣接するチャンネルの出口区間部は互いに
境界を接している。しかし、ジェフリー・ロックの名前
で１９９８年１月３０日に出願され、本出願の出願人に
譲渡された、係属中の米国特許出願シリアル番号０９／
０１６，１２７号に記載されたのと同じ理由のため、入
口区間部と出口区間部とは境界を接していない。
の距離に係らず、流れ場に未使用の空間を持つことな
く、本質的に自由自在にその長さを変えることができる
蛇行流れチャンネルを提供することにより、前述の問題
を克服する。より詳しくは、本発明は、上記した型式の
ＰＥＭ燃料電池に対する改善であり、カソード面及びア
ノード面を両側に有する陽子交換膜と、カソード面と係
合するガス透過性の導電性カソード電流コレクターと、
アノード面と係合するガス透過性の導電性アノード電流
コレクターと、ガス透過性の導電性カソード及びアノー
ド電流コレクターのうち少なくとも一つと係合し、該一
つのガス透過性の電流コレクターと直面するガス流れ場
を画成する電流収集プレートと、を含む。この流れ場
は、電流コレクターと係合し且つ実質的に等しい長さの
蛇行ガス流れチャンネルを画成する複数のランドを含
み、チャンネルの各々は、流れチャンネルの全てに共通
な供給マニホルドからガスを受け取るための入口区間
部、流れチャンネルの全てに共通な排出マニホルドにガ
スを吐出するための出口区間部、及び、入口区間部及び
出口区間部の中間にある少なくとも一つの中間区間部を
有する。各々のチャンネルのための入口区間部、出口区
間部及び中間区間部は、同じチャンネルの少なくとも他
の一つの区間部と少なくとも部分的に境界を接してい
る。本発明によれば、各チャンネルの入口区間部及び出
口区間部のうち一方は、それと連係する供給マニホルド
又は排出マニホルドから他方のマニホルドの方向に第１
の長さに亘って延在し、入口区間部及び出口区間部のう
ちの他方は、入口区間部及び出口区間部の一方と略同じ
方向に第１の長さより小さい第２の長さに亘って延在
し、中間区間部は、入口区間部及び出口区間部と略同じ
方向に第２の長さより小さい第３の長さに亘って延在
し、ランドにより画成され、ランドは隣接する流れチャ
ンネルの同様に配置された中間区間部を画成するランド
から間隔を隔てられ且つこのランドと長さ方向に略整列
され、中間区間部の各々の端部にチャンネルに形成され
たＵ字状カーブが該中間区間部を同じチャンネルの隣接
する区間部に接続する。各々の蛇行チャンネルは、その
長さを変えるため、一つ又はそれ以上の中間区間部を備
えてもよい。本発明の一実施形態では、中間区間部の長
さは入口区間部及び出口区間部のうち最も長い区間部の
長さの約二分の一より小さい。本発明の別の実施形態で
は、中間区間部の長さは入口区間部及び出口区間部のう
ち最も長い区間部の長さの約三分の一より小さい。本発
明の更に別の実施形態では、中間区間部の長さは入口区
間部及び出口区間部のうち最も長い区間部の長さの約四
分の一より小さい。更に別の実施形態によれば、供給マ
ニホルド及び排出マニホルドは、流れ場の両端部に置か
れ、入口区間部及び出口区間部のうち一方は、マニホル
ド間の流れ場の長さのほとんど全体に亘って延在する。
好ましくは、隣接するチャンネルの入口区間部は互いに
境界を接し、隣接するチャンネルの出口区間部は互いに
境界を接している。しかし、ジェフリー・ロックの名前
で１９９８年１月３０日に出願され、本出願の出願人に
譲渡された、係属中の米国特許出願シリアル番号０９／
０１６，１２７号に記載されたのと同じ理由のため、入
口区間部と出口区間部とは境界を接していない。
【０００８】本発明は、以下に述べるその特定の実施形
態の詳細な説明を考慮するとき、より良く理解されるで
あろう。
態の詳細な説明を考慮するとき、より良く理解されるで
あろう。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は、２つの電池からなる両極
性ＰＥＭ燃料電池スタックが、導電性の液体冷却型両極
性プレートにより互いに分離される一対の膜電極アセン
ブリ（ＭＥＡｓ）４及び６を有する状態を表している。
膜電極アセンブリ４及び６と両極性プレート８とは、ス
テンレス鋼製クランピングプレート１０及び１２と、単
極性端部接触プレート１４及び１６と、の間に一緒に積
み重ねられている。単極性端部接触プレート１４及び１
６、並びに、両極性プレート８は、各々が、燃料ガス及
び酸化ガス（即ち、Ｈ2及びＯ2）を膜電極アセンブリ４
及び６のアノード及びカソード面に分配するためプレー
ト面に形成された複数のチャンネルからなる流れ場１
８、２０、２２及び２４を含む。非伝達性ガスケット２
６、２８、３０及び３２は、燃料電池スタックの幾つか
のプレートの間にシール部及び電気的絶縁を提供する。
多孔質のガス透過性の導電性シート３４、３６、３８及
び４０は、膜電極アセンブリ４及び６の電極面を圧し、
電極用の主要な電流コレクター、並びに、特に膜電極ア
センブリ４及び６が流れ場の流れチャンネルに亘る位置
で膜電極アセンブリの機械的支持として役立つ。適切な
主要電流コレクターは、炭素／グラファイトの紙／布、
細かいメッシュ貴金属スクリーン、連続気泡貴金属発泡
体（open cell noble metal foams）などを備える。こ
れらは、電極上でリセットするためガスがそこを通って
流れることを可能にする一方で電極からの電流を伝達さ
せる。両極性プレート８が、膜電極アセンブリ４のアノ
ード面上の主要電流コレクター３６に対して、及び、膜
電極アセンブリ６のカソード面上の主要電流コレクター
３８に対して圧する一方で、端部接触エレメント１４及
び１６は、主要電流コレクター３４及び４０を各々圧し
ている。酸素は、適切な供給配管系統４２を介して貯蔵
タンク４６から燃料電池スタックのカソード側に供給さ
れ、水素は、適切な供給配管系統４４を介して貯蔵タン
ク４８から燃料電池スタックのアノード側に供給され
る。好ましくは、Ｏ2タンク４６が無くなり、空気が周
囲からカソード側に供給されるのがよい。好ましくは、
Ｈ2タンク４８が無くなり、水素がメタノール又は液体
炭化水素（例えばガソリン）を触媒反応で生成する改質
器からアノードに供給されるのがよい。膜電極アセンブ
リのＨ2及びＯ2／空気の両方の側のための排気配管系統
（図示せず）も、Ｈ2を減らしたアノードガスをアノー
ド流れ場から取り出すため、及び、Ｏ2を減らしたカソ
ードガスをカソード流れ場から取り出すため、設けられ
ている。必要とされるとき、追加の配管系統５０、５２
及び５４が、両極性プレート８及び端部プレート１４、
１６に液体冷却剤を供給するため設けられる。プレート
８及び端部プレート１４、１６から冷却剤を排出するた
めの適切な配管系統も設けられるが、図示されていな
い。
性ＰＥＭ燃料電池スタックが、導電性の液体冷却型両極
性プレートにより互いに分離される一対の膜電極アセン
ブリ（ＭＥＡｓ）４及び６を有する状態を表している。
膜電極アセンブリ４及び６と両極性プレート８とは、ス
テンレス鋼製クランピングプレート１０及び１２と、単
極性端部接触プレート１４及び１６と、の間に一緒に積
み重ねられている。単極性端部接触プレート１４及び１
６、並びに、両極性プレート８は、各々が、燃料ガス及
び酸化ガス（即ち、Ｈ2及びＯ2）を膜電極アセンブリ４
及び６のアノード及びカソード面に分配するためプレー
ト面に形成された複数のチャンネルからなる流れ場１
８、２０、２２及び２４を含む。非伝達性ガスケット２
６、２８、３０及び３２は、燃料電池スタックの幾つか
のプレートの間にシール部及び電気的絶縁を提供する。
多孔質のガス透過性の導電性シート３４、３６、３８及
び４０は、膜電極アセンブリ４及び６の電極面を圧し、
電極用の主要な電流コレクター、並びに、特に膜電極ア
センブリ４及び６が流れ場の流れチャンネルに亘る位置
で膜電極アセンブリの機械的支持として役立つ。適切な
主要電流コレクターは、炭素／グラファイトの紙／布、
細かいメッシュ貴金属スクリーン、連続気泡貴金属発泡
体（open cell noble metal foams）などを備える。こ
れらは、電極上でリセットするためガスがそこを通って
流れることを可能にする一方で電極からの電流を伝達さ
せる。両極性プレート８が、膜電極アセンブリ４のアノ
ード面上の主要電流コレクター３６に対して、及び、膜
電極アセンブリ６のカソード面上の主要電流コレクター
３８に対して圧する一方で、端部接触エレメント１４及
び１６は、主要電流コレクター３４及び４０を各々圧し
ている。酸素は、適切な供給配管系統４２を介して貯蔵
タンク４６から燃料電池スタックのカソード側に供給さ
れ、水素は、適切な供給配管系統４４を介して貯蔵タン
ク４８から燃料電池スタックのアノード側に供給され
る。好ましくは、Ｏ2タンク４６が無くなり、空気が周
囲からカソード側に供給されるのがよい。好ましくは、
Ｈ2タンク４８が無くなり、水素がメタノール又は液体
炭化水素（例えばガソリン）を触媒反応で生成する改質
器からアノードに供給されるのがよい。膜電極アセンブ
リのＨ2及びＯ2／空気の両方の側のための排気配管系統
（図示せず）も、Ｈ2を減らしたアノードガスをアノー
ド流れ場から取り出すため、及び、Ｏ2を減らしたカソ
ードガスをカソード流れ場から取り出すため、設けられ
ている。必要とされるとき、追加の配管系統５０、５２
及び５４が、両極性プレート８及び端部プレート１４、
１６に液体冷却剤を供給するため設けられる。プレート
８及び端部プレート１４、１６から冷却剤を排出するた
めの適切な配管系統も設けられるが、図示されていな
い。
【００１０】図２は、両極性プレート５６、第１の主要
多孔性電流コレクター５７、膜電極アセンブリ５９及び
第２の主要多孔性電流コレクター６１の等角破断図であ
り、それらは燃料電池内で一緒に積み重ねられている。
第２の両極性プレート（図示せず）は、一つの完成した
電池を形成するため第２の主要な電流コレクター６１の
下に配置される。同様に、主要電流コレクター及びＭＥ
Ａ（図示せず）の別の組が最上シート５８の上に配置さ
れる。両極性プレート５６は、第１の外側金属シート５
８、第２の外側金属シート６０、及び、第１の金属シー
ト５８及び第２の金属シート６０に内接してブレイズ溶
接された内側スペーサー金属シート６２を含む。金属シ
ート５８、６０及び６２は、可能な限り薄く作られ（例
えば、約０．００５１〜０．０５１ｃｍ（約０．００２
〜０．０２インチ）厚）、打ち抜き加工、フォトエッチ
ング（即ち、フォトリソグラフィーマスクを通して）、
或いは、シート金属を成形するための任意の他の従来プ
ロセスによって成形することができる。外側シート５８
は、複数のランド６４により特徴付けられる反応ガス流
れ場を提供するように形成される。これらのランドは、
それらの間に複数の蛇行ガス流れチャンネル６６を画成
し、これらのチャンネルを通って、燃料電池の反応ガス
（即ちＨ2又はＯ2）が、両極性プレートの一エッジ部６
８の近傍からその反対側エッジ部７０の近傍まで蛇行経
路内を流れる。燃料電池が完全に組み立てられたとき、
これらのランド６４は、主要電流コレクター６１を圧
し、次いで膜電極アセンブリ５９を圧する。燃料電池作
動中には、電流は、主要電流コレクターからランド６４
を通り、従ってスタックを通って流れる。反応ガスは、
ヘッダー即ち供給マニホルド溝７２からチャンネル６６
に供給され、排出マニホルド溝７４を介してチャンネル
６６から出る。供給マニホルド溝７２は、流れ場の一端
部でプレート５６のエッジ部６８に隣接して配置され、
排出マニホルド溝７４は、流れ場の他端部で燃料電池の
反対側エッジ部７０に隣接して配置される。金属シート
５８の下側は、複数の隆起部（図示せず）を備え、これ
らの隆起部は、それらの間に複数の溝（図示せず）を画
成し、これらの溝を通って冷却剤が燃料電池の作動の間
に通過する。
多孔性電流コレクター５７、膜電極アセンブリ５９及び
第２の主要多孔性電流コレクター６１の等角破断図であ
り、それらは燃料電池内で一緒に積み重ねられている。
第２の両極性プレート（図示せず）は、一つの完成した
電池を形成するため第２の主要な電流コレクター６１の
下に配置される。同様に、主要電流コレクター及びＭＥ
Ａ（図示せず）の別の組が最上シート５８の上に配置さ
れる。両極性プレート５６は、第１の外側金属シート５
８、第２の外側金属シート６０、及び、第１の金属シー
ト５８及び第２の金属シート６０に内接してブレイズ溶
接された内側スペーサー金属シート６２を含む。金属シ
ート５８、６０及び６２は、可能な限り薄く作られ（例
えば、約０．００５１〜０．０５１ｃｍ（約０．００２
〜０．０２インチ）厚）、打ち抜き加工、フォトエッチ
ング（即ち、フォトリソグラフィーマスクを通して）、
或いは、シート金属を成形するための任意の他の従来プ
ロセスによって成形することができる。外側シート５８
は、複数のランド６４により特徴付けられる反応ガス流
れ場を提供するように形成される。これらのランドは、
それらの間に複数の蛇行ガス流れチャンネル６６を画成
し、これらのチャンネルを通って、燃料電池の反応ガス
（即ちＨ2又はＯ2）が、両極性プレートの一エッジ部６
８の近傍からその反対側エッジ部７０の近傍まで蛇行経
路内を流れる。燃料電池が完全に組み立てられたとき、
これらのランド６４は、主要電流コレクター６１を圧
し、次いで膜電極アセンブリ５９を圧する。燃料電池作
動中には、電流は、主要電流コレクターからランド６４
を通り、従ってスタックを通って流れる。反応ガスは、
ヘッダー即ち供給マニホルド溝７２からチャンネル６６
に供給され、排出マニホルド溝７４を介してチャンネル
６６から出る。供給マニホルド溝７２は、流れ場の一端
部でプレート５６のエッジ部６８に隣接して配置され、
排出マニホルド溝７４は、流れ場の他端部で燃料電池の
反対側エッジ部７０に隣接して配置される。金属シート
５８の下側は、複数の隆起部（図示せず）を備え、これ
らの隆起部は、それらの間に複数の溝（図示せず）を画
成し、これらの溝を通って冷却剤が燃料電池の作動の間
に通過する。
【００１１】金属シート６０は、シート５８と類似して
いる。シート６０の内側（即ち冷却材側）が図２に示さ
れている。この点に関し、その間に複数の溝８２を画成
する複数の隆起部８０により特徴付けられる流れ場の裏
側が表されており、これらの溝を通って冷却剤が両極性
プレートの一つのエッジ部６９から反対側のエッジ部７
１に流れる。シート５８のように、シート６０の外側
は、その上に複数のランド（図示せず）を持ち、これら
のランドは複数のチャンネルを画成し、これらのチャン
ネルを通って冷却ガスが流れる。内側金属スペーサーシ
ート６２は、外側シート５８及び６０に内接し、冷却剤
がシート６０の溝８２と、シート５８の下側の溝との間
を流れることを可能にするため、その中に複数の開口８
４を備え、これによって薄層状境界層を壊して乱流を惹
起する。従って、外側シート５８及び６０の内側面とよ
り効率的な熱交換が各々可能となる。好ましくは、シー
ト５８、６０及び６２は一緒にブレイズ溶接される。
いる。シート６０の内側（即ち冷却材側）が図２に示さ
れている。この点に関し、その間に複数の溝８２を画成
する複数の隆起部８０により特徴付けられる流れ場の裏
側が表されており、これらの溝を通って冷却剤が両極性
プレートの一つのエッジ部６９から反対側のエッジ部７
１に流れる。シート５８のように、シート６０の外側
は、その上に複数のランド（図示せず）を持ち、これら
のランドは複数のチャンネルを画成し、これらのチャン
ネルを通って冷却ガスが流れる。内側金属スペーサーシ
ート６２は、外側シート５８及び６０に内接し、冷却剤
がシート６０の溝８２と、シート５８の下側の溝との間
を流れることを可能にするため、その中に複数の開口８
４を備え、これによって薄層状境界層を壊して乱流を惹
起する。従って、外側シート５８及び６０の内側面とよ
り効率的な熱交換が各々可能となる。好ましくは、シー
ト５８、６０及び６２は一緒にブレイズ溶接される。
【００１２】図３は、プレート５８の拡大図であり、複
数の流れチャンネル８６、８８、９０及び９２を示す。
簡単にするためチャンネルが流れ場の両端側で示されて
いるが、本発明に係るガス流れチャンネルは、（中央の
ブランク部を含む）流れ場全体に亘って存在することが
理解されよう。流れチャンネル８６は、供給マニホルド
７２に対し開口する入口区間部９４と、排出マニホルド
７４に対し開口する出口区間部９６と、各々入口区間部
９４及び出口区間部９６の中間に存在し、略同じ方向に
延びる複数の中間区間部９８、１００、１０１、１０２
及び１０４と、を有する。各々の流れチャンネルの中間
区間部９８、１００、１０１、１０２及び１０４は、そ
の中にあるＵ字状カーブ（例えば、とりわけ１０６及び
１０８）により同じチャンネルの隣接する区間部（即
ち、中間区間部、入口区間部又は出口区間部）に各々連
結されている。
数の流れチャンネル８６、８８、９０及び９２を示す。
簡単にするためチャンネルが流れ場の両端側で示されて
いるが、本発明に係るガス流れチャンネルは、（中央の
ブランク部を含む）流れ場全体に亘って存在することが
理解されよう。流れチャンネル８６は、供給マニホルド
７２に対し開口する入口区間部９４と、排出マニホルド
７４に対し開口する出口区間部９６と、各々入口区間部
９４及び出口区間部９６の中間に存在し、略同じ方向に
延びる複数の中間区間部９８、１００、１０１、１０２
及び１０４と、を有する。各々の流れチャンネルの中間
区間部９８、１００、１０１、１０２及び１０４は、そ
の中にあるＵ字状カーブ（例えば、とりわけ１０６及び
１０８）により同じチャンネルの隣接する区間部（即
ち、中間区間部、入口区間部又は出口区間部）に各々連
結されている。
【００１３】流れチャンネル８８は、流れチャンネル８
６に隣接して置かれ、供給マニホルド７２に対し開口す
る入口区間部１１０と、排出マニホルド７４に対し開口
する出口区間部１１２と、複数の中間区間部１１４、１
１６、１１８、１２０及び１２２と、を有する。この流
れチャンネルの中間区間部１１４、１１６、１１８、１
２０及び１２２は、その中にあるＵ字状カーブ（例え
ば、とりわけ１２４及び１２６）により同じチャンネル
の隣接する区間部に各々連結されている。一つのチャン
ネル（例えば８６）の中間区間部により形成された蛇行
部分は、隣接するチャンネル（例えば８８）の中間区間
部により形成されたチャンネルの蛇行部分と長さ方向に
整列される。この実施形態では、チャンネル８６の入口
区間部９４は、非常に長く、供給マニホルド７２と排出
マニホルド７４との間のほとんど全距離に亘って延在
し、その一方でチャンネル８６の出口区間部は、その長
さの約二分の一でしかない。他方では、チャンネル８８
の入口区間部１１０は、チャンネル８８の出口区間部１
１２の長さの約二分の一でしかない。チャンネル８６の
中間区間部９８、１００、１０１、１０２及び１０４
は、出口区間部９６より僅かに短い。チャンネル８８に
対しては、その逆が真実であり、供給マニホルド７２に
連結された入口区間部１１０がより短く、出口区間部１
１２がより長い。各々のチャンネルの長さは、各チャン
ネルの中間区間部の長さ及び数を変更することによって
変えることができる。中間区間部９８、１００、１０
１、１０２及び１０４を画成するランド１１５、１１
７、１１９、１２１及び１２３は、長さ方向に略整列さ
れる。ここで、“略整列される”ということは、必ずし
も完全に整列されるということを意味するのではなく、
隣接チャンネルの蛇行部分が供給マニホルド及び排出マ
ニホルドの間に延在する列内に整列されるのに十分なほ
ど整列されることが必要である。
６に隣接して置かれ、供給マニホルド７２に対し開口す
る入口区間部１１０と、排出マニホルド７４に対し開口
する出口区間部１１２と、複数の中間区間部１１４、１
１６、１１８、１２０及び１２２と、を有する。この流
れチャンネルの中間区間部１１４、１１６、１１８、１
２０及び１２２は、その中にあるＵ字状カーブ（例え
ば、とりわけ１２４及び１２６）により同じチャンネル
の隣接する区間部に各々連結されている。一つのチャン
ネル（例えば８６）の中間区間部により形成された蛇行
部分は、隣接するチャンネル（例えば８８）の中間区間
部により形成されたチャンネルの蛇行部分と長さ方向に
整列される。この実施形態では、チャンネル８６の入口
区間部９４は、非常に長く、供給マニホルド７２と排出
マニホルド７４との間のほとんど全距離に亘って延在
し、その一方でチャンネル８６の出口区間部は、その長
さの約二分の一でしかない。他方では、チャンネル８８
の入口区間部１１０は、チャンネル８８の出口区間部１
１２の長さの約二分の一でしかない。チャンネル８６の
中間区間部９８、１００、１０１、１０２及び１０４
は、出口区間部９６より僅かに短い。チャンネル８８に
対しては、その逆が真実であり、供給マニホルド７２に
連結された入口区間部１１０がより短く、出口区間部１
１２がより長い。各々のチャンネルの長さは、各チャン
ネルの中間区間部の長さ及び数を変更することによって
変えることができる。中間区間部９８、１００、１０
１、１０２及び１０４を画成するランド１１５、１１
７、１１９、１２１及び１２３は、長さ方向に略整列さ
れる。ここで、“略整列される”ということは、必ずし
も完全に整列されるということを意味するのではなく、
隣接チャンネルの蛇行部分が供給マニホルド及び排出マ
ニホルドの間に延在する列内に整列されるのに十分なほ
ど整列されることが必要である。
【００１４】図４に示された実施形態は、図３の実施形
態が、入口区間部及び出口区間部の間に５つの中間区間
部を持っていたのに対し図４の実施形態が一つだけしか
持たないことを除いて、図３に示された実施形態に類似
している。この点に関し、図４は、供給マニホルド７２
に開口する入口区間部１３０、排出マニホルド７４に開
口するより長い出口区間部１３２、及び、入口及び出口
区間部の間にある単一の中間区間部１３６を有する流れ
チャンネル１２８を示している。入口区間部１３０は、
出口区間部１３２の長さの約二分の一である。ランド１
３７及び１３９は、中間区間部１３６を画成し、隣接す
る次の流れチャンネル１４３の中間区間部１４１を画成
するランドと長さ方向に略整列される。
態が、入口区間部及び出口区間部の間に５つの中間区間
部を持っていたのに対し図４の実施形態が一つだけしか
持たないことを除いて、図３に示された実施形態に類似
している。この点に関し、図４は、供給マニホルド７２
に開口する入口区間部１３０、排出マニホルド７４に開
口するより長い出口区間部１３２、及び、入口及び出口
区間部の間にある単一の中間区間部１３６を有する流れ
チャンネル１２８を示している。入口区間部１３０は、
出口区間部１３２の長さの約二分の一である。ランド１
３７及び１３９は、中間区間部１３６を画成し、隣接す
る次の流れチャンネル１４３の中間区間部１４１を画成
するランドと長さ方向に略整列される。
【００１５】図５に示された実施形態は、中間区間部
が、最も長い入口区間部又は出口区間部の長さの約三分
の一であり、最も短い入口区間部又は出口区間部の長さ
の二分の一であるという点を除いて、図３に示された実
施形態と類似している。この点に関し、図５は、隣接す
る流れチャンネル１３８、１４０、１４２及び１４４を
示している。チャンネル１３８は、供給マニホルド７２
に開口する入口区間部１４６と、排出マニホルド７４に
開口する出口区間部１５０と、を有する。同様に、チャ
ンネル１４０は、入口区間部１５２と、中間区間部１５
４と、排出マニホルド７４に開口する出口区間部１５６
と、を有する。チャンネル１４２及び１４４は、同様に
構成されるが、各チャンネルの長さ全体を変えることな
く、それらの各中間区間部の位置をシフトするため異な
る長さの入口区間部及び出口区間部を備えている。
が、最も長い入口区間部又は出口区間部の長さの約三分
の一であり、最も短い入口区間部又は出口区間部の長さ
の二分の一であるという点を除いて、図３に示された実
施形態と類似している。この点に関し、図５は、隣接す
る流れチャンネル１３８、１４０、１４２及び１４４を
示している。チャンネル１３８は、供給マニホルド７２
に開口する入口区間部１４６と、排出マニホルド７４に
開口する出口区間部１５０と、を有する。同様に、チャ
ンネル１４０は、入口区間部１５２と、中間区間部１５
４と、排出マニホルド７４に開口する出口区間部１５６
と、を有する。チャンネル１４２及び１４４は、同様に
構成されるが、各チャンネルの長さ全体を変えることな
く、それらの各中間区間部の位置をシフトするため異な
る長さの入口区間部及び出口区間部を備えている。
【００１６】図示しなかったが、より長い中間区間部及
びより短い中間区間部を有する設計が可能である。従っ
て、例えば、中間区間部は、当該チャンネルのうち最も
長い区間部の長さの約三分の一に等しい長さ、或いは、
図５に示された四分の一よりも小さい長さを持ち得る。
びより短い中間区間部を有する設計が可能である。従っ
て、例えば、中間区間部は、当該チャンネルのうち最も
長い区間部の長さの約三分の一に等しい長さ、或いは、
図５に示された四分の一よりも小さい長さを持ち得る。
【００１７】本発明は、その特定の実施形態の観点で開
示されたが、本発明は、上記例に限定されるものではな
く、請求の範囲によってのみ画定される。
示されたが、本発明は、上記例に限定されるものではな
く、請求の範囲によってのみ画定される。
【図１】図１は、ＰＥＭ燃料電池の概略的な等角破断図
である。
である。
【図２】図２は、燃料電池スタックのＭＥＡ及び両極性
プレートの等角破断図である。
プレートの等角破断図である。
【図３】図３は、図２の両極性プレートの流れ場表面の
平面図である。
平面図である。
【図４】図４は、本発明の代替実施形態を示す図３の類
似図である。
似図である。
【図５】図５は、本発明の更に別の実施形態を示す図３
の類似図である。
の類似図である。
４、６ 膜電極アセンブリ
８ 両極性プレート
１４、１６ 単極性端部接触プレート
１８、２０、２２、２４ 流れ場
３４、３６、３８、４０ 主要電流コレクター
５６ 両極性プレート
５７ 第１の主要多孔性電流コレクター
５８ 第１の外側金属シート
５９ 膜電極アセンブリ
６０ 第２の外側金属シート
６１ 第２の主要多孔性電流コレクター
６２ 内側金属スペーサーシート
６４ ランド
６６ 蛇行ガス流れチャンネル
６８ 両極性プレートの一エッジ部
７０ 両極性プレートの反対側のエッジ部
７２ 供給マニホルド溝
７４ 排出マニホルド溝
８０ 隆起部
８２ 溝
８４ 開口
８６、８８、９０、９２ 流れチャンネル
９４ 入口区間部
９６ 出口区間部
９８、１００、１０１、１０２、１０４ 中間区間
部 １０６，１０８ Ｕ字状カーブ １１０ 入口区間部 １１２ 出口区間部 １１４、１１６、１１８、１２０、１２２ 中間区
間部 １１５、１１７、１１９、１２１、１２３ ランド １２４，１２６ Ｕ字状カーブ １２８ 流れチャンネル １３０ 入口区間部 １３２ 出口区間部 １３６、１４１ 中間区間部 １３７、１３９ ランド １３８、１４０、１４２、１４３、１４４ 隣接す
る流れチャンネル １４６、１５２ 入口区間部 １５０、１５６ 出口区間部 １５４ 中間区間部
部 １０６，１０８ Ｕ字状カーブ １１０ 入口区間部 １１２ 出口区間部 １１４、１１６、１１８、１２０、１２２ 中間区
間部 １１５、１１７、１１９、１２１、１２３ ランド １２４，１２６ Ｕ字状カーブ １２８ 流れチャンネル １３０ 入口区間部 １３２ 出口区間部 １３６、１４１ 中間区間部 １３７、１３９ ランド １３８、１４０、１４２、１４３、１４４ 隣接す
る流れチャンネル １４６、１５２ 入口区間部 １５０、１５６ 出口区間部 １５４ 中間区間部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ジェフリー・アラン・ロック
アメリカ合衆国ニューヨーク州14625,
ロチェスター，ペンフィールド・ロード
796
(56)参考文献 特開 平10−223238（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−263003（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−79164（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−40169（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H01M 8/02
H01M 8/10
Claims (10)
- 【請求項１】 （１）カソード面及びアノード面を両側
に有する陽子交換膜と、（２）前記カソード面と係合す
るガス透過性の導電性カソード電流コレクターと、
（３）前記アノード面と係合するガス透過性の導電性ア
ノード電流コレクターと、（４）前記ガス透過性の導電
性カソード及びアノード電流コレクターのうち少なくと
も一つと係合し、該一つのガス透過性の電流コレクター
と直面するガス流れ場を画成する電流収集プレートであ
って、該流れ場は、前記一つの電流コレクターと係合し
且つ実質的に等しい長さの蛇行ガス流れチャンネルを画
成する複数のランドを含み、該チャンネルの各々は、
（ａ）該流れチャンネルの全てに共通な供給マニホルド
からガスを受け取るための入口区間部、（ｂ）該流れチ
ャンネルの全てに共通な排出マニホルドに前記ガスを吐
出するための出口区間部、及び、（ｃ）前記入口区間部
及び出口区間部の中間にある少なくとも一つの中間区間
部を有し、各々のチャンネルのための前記入口区間部、
出口区間部及び中間区間部は、同じチャンネルの少なく
とも他の一つの区間部と少なくとも部分的に境界を接し
ている、前記電流収集プレートと、を含むＰＥＭ燃料電
池であって、 （１）前記入口区間部及び出口区間部のうち一方は、そ
れと連係する前記供給マニホルド又は排出マニホルドか
ら他方のマニホルドの方向に第１の長さに亘って延在
し、（２）前記入口区間部及び出口区間部のうちの他方
は、前記入口区間部及び出口区間部の一方と略同じ方向
に前記第１の長さより小さい第２の長さに亘って延在
し、（３）前記中間区間部は、前記入口区間部及び出口
区間部と略同じ方向に前記第２の長さより小さい第３の
長さに亘って延在し、前記ランドにより画成され、前記
ランドは隣接する流れチャンネルの中間区間部を画成す
るランドから間隔を隔てられ且つこのランドと長さ方向
に略整列され、（４）前記中間区間部の各々の端部に形
成されたＵ字状カーブが該中間区間部を同じチャンネル
の隣接する区間部に接続することを特徴とする、ＰＥＭ
燃料電池。 - 【請求項２】 前記第３の長さは、前記第１の長さの約
二分の一より小さい、請求項１に記載のＰＥＭ燃料電
池。 - 【請求項３】 前記チャンネルは、前記入口区間部及び
出口区間部の中間に複数の前記中間区間部を備える、請
求項１に記載のＰＥＭ燃料電池。 - 【請求項４】 前記第３の長さは、前記第１の長さの約
三分の一より小さい、請求項１に記載のＰＥＭ燃料電
池。 - 【請求項５】 前記第３の長さは、前記第１の長さの約
四分の一より小さい、請求項１に記載のＰＥＭ燃料電
池。 - 【請求項６】 隣接するチャンネルの前記入口区間部
は、前記出口区間部を除いて互いに境界を接し、隣接す
るチャンネルの前記出口区間部は、前記入口区間部を除
いて互いに境界を接する、請求項１に記載のＰＥＭ燃料
電池。 - 【請求項７】 （１）カソード面及びアノード面を両側
に有する陽子交換膜と、（２）前記カソード面と係合す
るガス透過性の導電性カソード電流コレクターと、
（３）前記アノード面と係合するガス透過性の導電性ア
ノード電流コレクターと、（４）前記ガス透過性の導電
性カソード及びアノード電流コレクターのうち少なくと
も一つと係合し、該一つのガス透過性の電流コレクター
と直面するガス流れ場を画成する電流収集プレートであ
って、該流れ場は、前記一つの電流コレクターと係合し
且つ実質的に等しい長さの蛇行ガス流れチャンネルを画
成する複数のランドを含み、該チャンネルの各々は、
（ａ）該流れチャンネルの全てに共通で且つ該流れ場の
第１の端部に隣接して配置された、供給マニホルドから
ガスを受け取るための入口区間部、（ｂ）該流れチャン
ネルの全てに共通で且つ前記第１の端部の反対側にある
該流れ場の第２の端部に隣接して配置された、排出マニ
ホルドに前記ガスを吐出するための出口区間部、及び、
（ｃ）前記入口区間部及び出口区間部の中間にある少な
くとも一つの中間区間部を有し、各々のチャンネルのた
めの前記入口区間部、出口区間部及び中間区間部は、同
じチャンネルの少なくとも他の一つの区間部と少なくと
も部分的に境界を接している、前記電流収集プレート
と、を含むＰＥＭ燃料電池であって、 （１）前記入口区間部及び出口区間部のうち一方は、エ
ッジ部間の前記流れ場の長さ全体に近い第１の長さに亘
って延在し、（２）前記入口区間部及び出口区間部のう
ちの他方は、前記入口区間部及び出口区間部の一方と略
同じ方向に前記第１の長さの約二分の一より小さい第２
の長さに亘って延在し、（３）前記中間区間部は、前記
入口区間部及び出口区間部と略同じ方向に前記第２の長
さより小さい第３の長さに亘って延在し、前記ランドに
より画成され、前記ランドは隣接する流れチャンネルの
中間区間部を画成するランドから間隔を隔てられ且つこ
のランドと長さ方向に略整列され、（４）前記中間区間
部の各々の端部に形成されたＵ字状カーブが該中間区間
部を同じチャンネルの隣接する区間部に接続することを
特徴とする、ＰＥＭ燃料電池。 - 【請求項８】 前記チャンネルは、前記入口区間部及び
出口区間部の中間に複数の前記中間区間部を備える、請
求項７に記載のＰＥＭ燃料電池。 - 【請求項９】 前記第３の長さは、前記第１の長さの約
三分の一より小さい、請求項７に記載のＰＥＭ燃料電
池。 - 【請求項１０】 前記第３の長さは、前記第１の長さの
約四分の一より小さい、請求項７に記載のＰＥＭ燃料電
池。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/453088 | 1999-12-02 | ||
| US09/453,088 US6358642B1 (en) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | Flow channels for fuel cell |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001167777A JP2001167777A (ja) | 2001-06-22 |
| JP3495698B2 true JP3495698B2 (ja) | 2004-02-09 |
Family
ID=23799156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000360558A Expired - Fee Related JP3495698B2 (ja) | 1999-12-02 | 2000-11-28 | 燃料電池用の流れチャンネル |
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