JP3495496B2 - 文章情報出力装置および方法 - Google Patents

文章情報出力装置および方法

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JP3495496B2 JP04925096A JP4925096A JP3495496B2 JP 3495496 B2 JP3495496 B2 JP 3495496B2 JP 04925096 A JP04925096 A JP 04925096A JP 4925096 A JP4925096 A JP 4925096A JP 3495496 B2 JP3495496 B2 JP 3495496B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文書情報の表示また
は印字(印刷、あるいはプリントともいう)を行う文書
情報出力装置および方法に関し、特に和文の漢字仮名混
じり文のように複数の文字種(漢字、平仮名、片仮名、
英字、数字など)の文字を組み合わせて、文書情報をC
RT(陰極線管)ディスプレー画面や液晶ディスプレー
画面などに表示する表示装置または紙などの被記録媒体
に印字する印字装置およびその表示または印字方法に関
する。
【0002】本発明は、文書情報を取り扱う各種機器、
例えばワードプロセッサ、パソーナルコンピュータ、各
種出力端末、コントロールパネル表示装置、ファクシミ
リ装置等に広く適用できるものである。
【0003】
【従来の技術】従来、和文の文書情報の印字を行う装置
では、漢字仮名混じり文を構成する漢字や仮名文字を一
定の文字サイズで、一定の送り幅(文字ピッチ)で印字
している。CRTディスプレーなどの表示装置でも同様
に、活字を用いる活版印刷の伝統に従い、電子化された
文字ROM(リードオンリメモリ)に収納された文字を
一定サイズで、一定の送り幅で表示している。ただし、
1バイト符号で表現される英数字と片仮名については文
字の横幅を1/2にした半角表示ができる場合もある。
【0004】他方、英数字と記号で表現される英文の印
字や表示を行う場合は、各文字毎に文字パターンの横幅
を変え、それに応じて文字ピッチを変化させる印字や表
示が行われ、これはプロポーショナル送り幅(スペーシ
ング)と呼ばれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術
におけるCRTディスプレーなどの表示装置への和文表
示では、文書情報を構成する各文字の文字パターンを表
示メモリに書き込んで、その表示メモリを連続再生して
表示装置に表示している。表示装置の解像度の限界や表
示メモリの容量の上限などから、表示するドット構成が
決まり、例えば横640×縦480ドットの場合、その
ドット構成の中で、できるだけ多くの情報を見易く提示
する必要がある。
【0006】しかしながら、上述の従来例のように漢字
や仮名をすべて同じサイズ、同じ送り幅で表示すると、
仮名の部分が必要以上に大きくなり、比較的に簡単な形
状で出現頻度が高い平仮名が漢字と同じピッチでは、結
果的に沢山の文書情報を1画面で表示することができな
いという解決すべき点がある。
【0007】また、上述のように、英数字と片仮名は1
バイト符号で送り、半角文字にすることができるが、そ
の部分だけ文字が詰まり、読み易さを損なうという解決
すべき点がある。
【0008】本発明は、上述の解決すべき点に鑑みてな
されたもので、その目的は、限られたドット構成の表示
または印字装置で和文をできるだけ多く表示または印字
し、しかも読みやすい表示または印字を実現した文書情
報出力装置および方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の文章情報出力装置の発明は、入力する文
書データを1行単位で記憶する文書データ記憶手段と、
該文書データ記憶手段に記憶された各文字の文字種を判
定する文字種判定手段と、特定の文字種の文字毎の行方
向(横書き書式にあっては水平方向、縦書き書式にあっ
ては垂直方向)の送り幅を記憶したテーブル手段と、前
記文字種判定手段の文字種判定に応じて前記テーブル手
段を参照し前記特定の文字種の文字毎に文字パターンの
行方向の幅に応じてその文字の送り幅を変える文字送り
幅設定手段と、前記文字送り幅設定手段で設定された送
り幅を用いて前記各文字の文字パターンを発生する文字
パターン発生手段と、該文字パターン発生手段から発生
した文字パターンを一時記憶し記憶した文字パターンを
表示装置または印字装置へ供給する出力データ記憶手段
とを具備し、前記文字送り幅設定手段は、片仮名の場合
は文字種毎に送り幅を変える字種毎プロポーショナル送
り幅とし、平仮名と英数字については文字毎に送り幅を
変える字毎プロポーショナル送り幅として送り幅を設定
することを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、請求項2の文章
情報出力装置の発明は、入力する文書データを1行単位
で記憶する文書データ記憶手段と、該文書データ記憶手
段に記憶された各文字の文字種を判定する文字種判定手
段と、特定の文字種の文字毎の行方向(横書き書式にあ
っては水平方向、縦書き書式にあっては垂直方向)の送
り幅を記憶したテーブル手段と、前記文字種判定手段で
判定された文字種にしたがって、前記各文字の文字種毎
に表示または印字する文字サイズを切り替える文字サイ
ズ切り替え手段と、前記文字種判定手段の文字種判定に
応じて前記テーブル手段を参照し前記特定の文字種の文
字毎に文字パターンの行方向の幅に応じてその文字の送
り幅を変える文字送り幅設定手段と、前記文字サイズ切
り替え手段で切り替えられた文字サイズと前記文字送り
幅設定手段で設定された送り幅とを用いて前記各文字の
文字パターンを発生する文字パターン発生手段と、該文
字パターン発生手段から発生した文字パターンを一時記
憶し記憶した文字パターンを表示装置または印字装置へ
供給する出力データ記憶手段とを具備し、前記文字送り
幅設定手段は、片仮名の場合は文字種毎に送り幅を変え
る字種毎プロポーショナル送り幅とし、平仮名と英数字
については文字毎に送り幅を変える字毎プロポーショナ
ル送り幅として送り幅を設定することを特徴とする。
【0011】ここで、請求項1の装置において、複数行
にわたる文書情報の表示または印字の場合において前記
文字送り幅設定の処理を行った後に、各行末の文字の
後端を揃えるように文字間の空白または単語間の空白の
行方向の幅を調整する1行後端揃え処理手段を更に有す
ることを特徴とすることができる。
【0012】また、請求項2の装置において、複数行に
わたる文書情報の表示または印字の場合において前記の
文字サイズ切り替えおよび文字送り幅設定の処理を行っ
た後に、各行末の文字の後端を揃えるように文字間の空
白または単語間の空白の行方向の幅を調整する1行後端
揃え処理手段を更に有することを特徴とすることができ
る。
【0013】 上記目的を達成するため、請求項5の文
字情報出力方法の発明は、入力する文書データを1行単
位で記憶する文書データ記憶ステップと、該文書データ
記憶ステップに記憶された各文字の文字種を判定する文
字種判定ステップと、前記文字種判定ステップの文字種
判定に応じて、特定の文字種の文字毎の行方向(横書き
書式にあっては水平方向、縦書き書式にあっては垂直方
向)の送り幅を記憶したテーブルを参照し、前記特定の
文字種の文字毎に文字パターンの行方向の幅に応じてそ
の文字の送り幅を変える文字送り幅設定ステップと、複
数行にわたる文書情報の表示または印字の場合において
前記の文字送り幅設定の処理を行った後に、各行末の文
字の後端を揃えるように文字間の空白または単語間の空
白の行方向の幅を調整する1行後端揃え処理ステップ
と、前記文字送り幅設定ステップで設定された送り幅と
前記1行後端揃え処理ステップで生成された空白とを用
いて、前記各文字の文字パターンを発生する文字パター
ン発生ステップと、該文字パターン発生ステップから発
生した文字パターンを一時記憶し記憶した文字パターン
を表示装置または印字装置へ供給する出力データ記憶ス
テップとを有し、前記文字送り幅設定ステップにおい
て、片仮名の場合は文字種毎に送り幅を変える字種毎プ
ロポーショナル送り幅とし、平仮名と英数字については
文字毎に送り幅を変える字毎プロポーショナル送り幅と
して送り幅を設定することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項6の文章
情報出力方法の発明は、入力する文書データを1行単位
で記憶する文書データ記憶ステップと、該文書データ記
憶ステップに記憶された各文字の文字種を判定する文字
種判定ステップと、該文字種判定ステップで判定された
文字種にしたがって前記各文字の文字種毎に表示または
印字する文字サイズを切り替える文字サイズ切り替えス
テップと、前記文字種判定ステップの文字種判定に応じ
て、特定の文字種の文字毎の行方向(横書き書式にあっ
ては水平方向、縦書き書式にあっては垂直方向)の送り
幅を記憶したテーブルを参照し、前記特定の文字種の文
字毎に文字パターンの行方向の幅に応じてその文字の送
り幅を変える文字送り幅設定ステップと、複数行にわた
る文書情報の表示または印字の場合において前記の文字
サイズ切り替えおよび文字送り幅設定の処理を行った後
に、各行末の文字の後端を揃えるように文字間の空白ま
たは単語間の空白の行方向の幅を調整する1行後端揃え
処理ステップと、前記文字サイズ切り替えステップで切
り替えられた文字サイズと前記文字送り幅設定ステップ
で設定された送り幅と前記1行後端揃え処理ステップで
生成された空白とを用いて前記各文字の文字パターンを
発生する文字パターン発生ステップと、該文字パターン
発生ステップから発生した文字パターンを一時記憶し記
憶した文字パターンを表示装置または印字装置へ供給す
る出力データ記憶ステップとを有し、前記文字送り幅設
定ステップにおいて、片仮名の場合は文字種毎に送り幅
を変える字種毎プロポーショナル送り幅とし、平仮名と
英数字については文字毎に送り幅を変える字毎プロポー
ショナル送り幅として送り幅を設定することを特徴とす
る。
【0015】ここで、上記方法の発明において、前記文
字種判定ステップにおいて、2バイト符号集合の文字符
号の場合は区番号により文字種を判定し、1バイト符号
集合の場合は指示、呼出の状態により文字種を判定する
ことを特徴とすることができる。
【0016】 また、上記方法の発明において、前記1
行後端揃え処理ステップにおいて、1行の表示幅とその
1行の文字送り幅のとの差により1行の残りのドット
数を求め、ドット数の空白を分割して文字間に割り当
て、該割り当ての手順は空白のドット数を1行の(文字
数−1)により除した値が1以上であれば各文字間にそ
の値の空白を挿入し、次にその剰余(除した値が0の場
合を含む)のドット数だけ、左右の端から順に空白を1
ずつ加算する処理を行うことを特徴とすることができ
る。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】
(基本構成)本発明の実施の形態を詳細に説明する前
に、本発明の理解を容易にするため、まず本発明の基本
構成を説明する。
【0021】和文では多くの場合、表意文字である漢字
と表音文字である平仮名、片仮名を組み合わせた漢字仮
名混じり文で文書情報を表記する。漢字と仮名のフォン
ト形状を比較すると、概ね漢字が複雑で仮名は単純な形
状であり、一定の視距離から視る場合、仮名の視認性が
漢字に比べて高いので、仮名を漢字よりも小さいサイズ
で表示しても読み易さを損なわず全表示文字数を増すこ
とができる。
【0022】また、仮名のフォント形状は縦長、横長、
正方形などがあり、そのため表示において一定の送り幅
としなくても、その仮名のフォント形状に応じて送り幅
を調整にすれば読み易い表示が実現できる。つまり、仮
名について文字毎に送り幅を調整するプロポーショナル
送り幅として行方向の送り幅をつめることで表示文字数
を増やせる。
【0023】さらにまた、複数の行にわたる和文の表示
では文字間に空白あるいは各文字のわずかな変形を調整
して各行の後端を揃えることにより、これまでの一定間
隔の表示の場合と遜色のない表示を実現できる。
【0024】本発明の以上の原理(着眼点を含む)に基
づき、本発明の第1の形態では、各文字種毎にその集合
に属する文字の構成線分数や複雑さなどの形状的な特徴
に着眼して表示または印字する文字サイズを切り替え
る。例えば、印字の場合に平仮名などの特定の字種のポ
イントを小さくする。
【0025】また、本発明の第2の形態では、特定の文
字種については各文字のフォント形状に着目して表示ま
たは印字する文字毎の行方向(横書き書式にあっては水
平方向、縦書き書式にあっては垂直方向)の送り幅を変
える。
【0026】さらにまた、本発明の第3の形態では、複
数行にわたる文書情報の表示または印字において上述の
文字種毎、文字毎の切り替え制御処理を行った後に、各
行末の文字の後端を揃えるように文字間の空白または単
語間の空白の行方向の幅を調整する、あるいは各文字の
行方向への拡大や縮小により調整する。
【0027】以上の構成により、本発明は、文章情報を
表示または印字する装置の限定された数の構成画素を使
って、読み易い出力品質でしかも表示文字数をできるだ
け多くして、文書情報を表示または印字する際の総合的
な品質を向上することができる。
【0028】(実施形態例)以下、図面を参照して本発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0029】図1は本発明の一実施形態の回路構成を示
す。図1に示すように、本例の文書情報出力装置は、文
字符号列メモリ1、1行の文書データを記憶するメモリ
としての1行文字符号バッファ2、各文字の文字種を判
定して文字送り幅の設定を行う文字送り幅設定部3、各
行の文字の後端を1列に揃えるための1行後端揃え処理
部4、文字パターン発生器としての文字ROM5および
表示メモリ6等からなる。
【0030】文字符号列メモリ1には、和文の文字符号
列が端子aから入力されて記憶される。文字符号列メモ
リ1はこの文字符号列を文書の表記順に、1行文字符号
バッファ2から入力端bに入力される要求信号にしたが
って、文字毎に端子cから出力する。
【0031】1行文字符号バッファ2では、端子cから
入力された文字符号毎にその送り幅SPを文字送り幅設
定部3により決め、1行の表示幅を越えない場合に内部
のバッファメモリ(図示しない)にその文字符号と文字
送り幅を記憶する。もし、1行の表示幅を越える場合に
は1行文字符号バッファ2は、文字符号列メモリ1の文
字符号のポインタを1文字分後退することにより、その
文字符号を次に処理する行の先頭の文字として残し、端
子fからそれまでに記憶された1行分の文字符号と各文
字送り幅のデータを出力する。下記の表1に、1行文字
符号バッファ2の端子fから出力するデータの構成例を
示す。
【0032】
【表1】
【0033】上記送り幅SPの設定は、文字送り幅設置
部3において、1行文字符号バッファ2から端子dを通
じて入力された文字符号について漢字、片仮名、平仮
名、英数字など文字種毎に分け、漢字の場合はSP=n
1とし、片仮名の場合は字種(文字種)毎に送り幅を変
える字種毎プロポーショナル送り幅とする例とすると、
SP=n2とする(但し、n1≧n2)。また、平仮名
と英数字については文字毎に送り幅を変える字毎プロポ
ーショナル送り幅とする例とすると、文字送り幅設置部
3は平仮名と英数字とについては各文字の送り幅を記憶
した内部のテーブル(図示しない)を参照してその文字
の送り幅を個別に決め、決定したその送り幅を端子eか
ら1行文字符号バッファ2へ送る。なお、文字送り幅設
置部3における文字種の判定では、例えば2バイト符号
集合の文字符号の場合は区番号により文字種を判定し、
1バイト符号集合の場合は指示、呼出の状態により文字
種を判定する。ここで、「指示」、「呼出」は、JISX02
02などのエスケープシーケンスに規定されている。
【0034】1行後端揃え処理部4では、1行の表示幅
とその1行の文字送り幅の和との差により1行の残りの
ドット数を求め、ドット数の空白を分割して文字間に割
り当てる。割り当ての手順は空白のドット数を1行の
(文字数−1)により除した値が1以上であれば各文字
間にその値の空白を挿入する。次に、その剰余(除した
値が0に場合を含む)のドット数だけ、左右の端から順
に空白を1ずつ加算する。このように処理して得られ
た、文字符号と空白及びそれらの送り幅のデータを端子
gから出力する。下記の表2に、1行後端揃え処理部4
の端子gから出力するデータの構成例を示す。
【0035】
【表2】
【0036】1行後端揃え処理部4における文字送り幅
と空白の処理についての具体例を図2に示す。図2の
(1)は図1の端子fから入力するデータ構成の送り幅
を示し、上記表1に対応する。図2の(2)は図1の端
子gから出力するデータ構成の送り幅と空白を示し、上
記表2に対応する。
【0037】文字符号を対応するドット文字パターン
(フォントデータ)に変換するための文字ROM5で
は、端子gから入力された文字符号(空白を含む)と送
り幅とにしたがって生成した各文字のフォントデータを
表示/印字用ドットデータとして端子hから出力して表
示メモリ6に書き込む。
【0038】表示メモリ6に書き込まれた表示ドットデ
ータが表示装置の表示領域の全行を満たしていない場合
には、表示メモリ6は帰還ラインiを通じて1行文字符
号バッファ2へ、次の行の処理を行って上記表2のデー
タ構成例で示した1行分のデータを送るように、データ
出力要求を送る。
【0039】表示メモリ6に書き込まれた表示ドットデ
ータが表示装置の表示領域の全行を満たしている場合、
または文字符号列メモリ1が空になった場合には、表示
メモリ6は端子jから液晶ディスプレー等のモニター装
置(図示しない)、またはレーザビームプリンタ等の記
録装置(図示しない)へ表示/印字用ドットデータを出
力する。
【0040】(その他の実施形態例)本発明の各実施形
態による和文の表示例を図3に示す。同図において、
は従来例と同様の通常の表示状態を示し、は上記の実
施形態例のように文字毎に送り幅を変える場合の表示状
態を示し、は字種毎にサイズを変える場合の表示状態
を示し、は上記の処理と上記の処理とを組み合わ
して送り幅とサイズの両方を変える場合の表示状態を示
す。
【0041】上述した本発明の実施形態例では、図3の
に示す前述の本発明の第2の形態に対応する例を説明
したが、これに限らず図3のに示す前述の本発明の第
1の形態に対応する実施形態の場合も、また図3のに
示す前述の本発明の第3の形態に対応する実施形態の場
合も、本発明の目的を好適に達成できる。
【0042】図3のに示す本発明の第1の形態に対応
する実施形態の場合は、図1の文字送り幅設定部3を、
文字種にしたがって各文字の文字種毎に表示または印字
する文字サイズを切り替える文字サイズ切り替え部(図
示しない)に置き換えればよい。また、図3のに示す
本発明の第3の形態に対応する実施形態の場合は、その
文字サイズ切り替え部を文字送り幅設定部3と併設し、
両者を1行文字符号バッファ2に接続すればよい。
【0043】なお、図1には本発明の構成を機能ブロッ
クで示したが、本発明は回路部品を用いたハードウェア
で実現することも、またマイクロコンピュータのような
CPUとソフトウェアによって表されるプログラムを用
いて実現することも可能である。また、本発明は、複数
の機器から構成されるシステムに適用しても、また1つ
の機器からなる装置に適用しても良いことは勿論であ
る。
【0044】
【実施例】以上述べた本発明の実施形態例を実行するこ
とにより、文書情報を表示または印字する装置の限定さ
れた数の構成画素を使用して、和文を読み易い出力品質
でしかも表示文字数をできるだけ多くして、文書情報を
表示または印字する際の総合的な品質が向上することを
確認できた。文字サイズの縮小倍率や使用フォントによ
って異なるが、主観評価試験を行った結果、既存の和文
表示で行われてきた固定サイズ,固定送り幅と同じ見易
さにおいて、同一のディスプレーを使用して各行に20
〜30パーセントも文字を増加して出力表示することが
できることが明らかになっている。
【0045】図4にこの主観評価試験結果の一例を示
す。同図中、横軸は図3ので示すような通常表示を1
00%として本発明方式を実施した場合の行圧縮率
(%)を表し、縦軸は表示文章の見易さを5段階評価で
行った結果の平均評点を表す。白三角形のポイントをつ
なげた曲線は図3ので示すような文字サイズ縮小のみ
の場合の主観評価試験結果を示し、黒四角形のポイント
をつなげた曲線は図3ので示すような送り幅とサイズ
の両方を変える場合の主観評価試験結果を示す。図4か
ら後者の方式の方が比較的優れていることが分かる。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、各文字種毎にその集合に属する文字の構成線分数や
複雑さなどの形状的な特徴に着眼して表示または印字す
る文字サイズを切り替える、また特定の文字種について
は各文字のフォント形状に着目して表示または印字する
文字毎の行方向(横書き書式にあっては水平方向、縦書
き書式にあっては垂直方向)の送り幅を変える、さらに
また複数行にわたる文書情報の表示または印字において
上述の文字種毎、文字毎の切り替え制御処理を行った後
に、各行末の文字の後端を揃えるように文字間の空白ま
たは単語間の空白の行方向の幅を調整する、あるいは各
文字の行方向への拡大や縮小により調整するようにした
ので、文書情報を表示または印字する装置の限定された
数の構成画素を使用して、和文を読み易い出力品質でし
かも表示文字数をできるだけ多くして、文書情報を表示
または印字する際の総合的な品質が向上するすることが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の構成を示すブロック図
である。
【図2】図1の実施形態例における送り幅と空白の処理
例を示す図である。
【図3】本発明による和文の表示例を示す図である。
【図4】本発明の実施例に対する主観評価試験結果の一
例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 文字符号列メモリ 2 1行文字符号バッファ 3 文字送り幅設定部 4 1行後端揃え処理部 5 文字ROM 6 表示メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 明 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本 放送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 臼井 和也 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本 放送協会 放送技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−223864(JP,A) 特開 平5−158401(JP,A) 特開 平3−127258(JP,A) 特開 平4−70956(JP,A) 特開 昭57−105093(JP,A) 特開 平2−47080(JP,A) 特開 昭58−188680(JP,A) 特開 昭60−112474(JP,A) 特開 昭60−159783(JP,A) 特開 昭62−254231(JP,A) 特開 平3−91861(JP,A) 特開 平7−191659(JP,A) 実開 平3−15151(JP,U) 上野 幹大,「和文におけるプロポー ショナル表示」,NHK技研だより N o.82,日本放送協会放送技術研究所, 1996年11月 1日,p.13−17 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/26 G09G 5/32 G06F 17/21

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力する文書データを1行単位で記憶す
    る文書データ記憶手段と、 該文書データ記憶手段に記憶された各文字の文字種を判
    定する文字種判定手段と、 特定の文字種の文字毎の行方向(横書き書式にあっては
    水平方向、縦書き書式にあっては垂直方向)の送り幅を
    記憶したテーブル手段と、 前記文字種判定手段の文字種判定に応じて前記テーブル
    手段を参照し前記特定の文字種の文字毎に文字パターン
    の行方向の幅に応じてその文字の送り幅を変える文字送
    り幅設定手段と、 前記文字送り幅設定手段で設定された送り幅を用いて前
    記各文字の文字パターンを発生する文字パターン発生手
    段と、 該文字パターン発生手段から発生した文字パターンを一
    時記憶し記憶した文字パターンを表示装置または印字装
    置へ供給する出力データ記憶手段と を具備し、 前記文字送り幅設定手段は、片仮名の場合は文字種毎に
    送り幅を変える字種毎プロポーショナル送り幅とし、平
    仮名と英数字については文字毎に送り幅を変える字毎プ
    ロポーショナル送り幅として送り幅を設定することを特
    徴とする文章情報出力装置。
  2. 【請求項2】 入力する文書データを1行単位で記憶す
    る文書データ記憶手段と、 該文書データ記憶手段に記憶された各文字の文字種を判
    定する文字種判定手段と、 特定の文字種の文字毎の行方向(横書き書式にあっては
    水平方向、縦書き書式にあっては垂直方向)の送り幅を
    記憶したテーブル手段と、 前記文字種判定手段で判定された文字種にしたがって、
    前記各文字の文字種毎に表示または印字する文字サイズ
    を切り替える文字サイズ切り替え手段と、 前記文字種判定手段の文字種判定に応じて前記テーブル
    手段を参照し前記特定の文字種の文字毎に文字パターン
    の行方向の幅に応じてその文字の送り幅を変える文字送
    り幅設定手段と、 前記文字サイズ切り替え手段で切り替えられた文字サイ
    ズと前記文字送り幅設定手段で設定された送り幅とを用
    いて前記各文字の文字パターンを発生する文字パターン
    発生手段と、 該文字パターン発生手段から発生した文字パターンを一
    時記憶し記憶した文字パターンを表示装置または印字装
    置へ供給する出力データ記憶手段と を具備し、 前記文字送り幅設定手段は、片仮名の場合は文字種毎に
    送り幅を変える字種毎プロポーショナル送り幅とし、平
    仮名と英数字については文字毎に送り幅を変える字毎プ
    ロポーショナル送り幅として送り幅を設定することを特
    徴とする文章情報出力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、 複数行にわたる文書情報の表示または印字の場合におい
    て前記の文字送り幅設定の処理を行った後に、各行末の
    文字の後端を揃えるように文字間の空白または単語間の
    空白の行方向の幅を調整する1行後端揃え処理手段を更
    に有することを特徴とする文章情報出力装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の装置において、 複数行にわたる文書情報の表示または印字の場合におい
    て前記の文字サイズ切り替えおよび文字送り幅設定の処
    理を行った後に、各行末の文字の後端を揃えるように文
    字間の空白または単語間の空白の行方向の幅を調整する
    1行後端揃え処理手段を更に有することを特徴とする文
    章情報出力装置。
  5. 【請求項5】 入力する文書データを1行単位で記憶す
    る文書データ記憶ステップと、 該文書データ記憶ステップに記憶された各文字の文字種
    を判定する文字種判定ステップと、 前記文字種判定ステップの文字種判定に応じて、特定の
    文字種の文字毎の行方向(横書き書式にあっては水平方
    向、縦書き書式にあっては垂直方向)の送り幅を記憶し
    たテーブルを参照し、前記特定の文字種の文字毎に文字
    パターンの行方向の幅に応じてその文字の送り幅を変え
    る文字送り幅設定ステップと、 複数行にわたる文書情報の表示または印字の場合におい
    前記の文字送り幅設定の処理を行った後に、各行末の
    文字の後端を揃えるように文字間の空白または単語間の
    空白の行方向の幅を調整する1行後端揃え処理ステップ
    と、 前記文字送り幅設定ステップで設定された送り幅と前記
    1行後端揃え処理ステップで生成された空白とを用い
    て、前記各文字の文字パターンを発生する文字パターン
    発生ステップと、 該文字パターン発生ステップから発生した文字パターン
    を一時記憶し記憶した文字パターンを表示装置または印
    字装置へ供給する出力データ記憶ステップとを有し、 前記文字送り幅設定ステップにおいて、片仮名の場合は
    文字種毎に送り幅を変える字種毎プロポーショナル送り
    幅とし、平仮名と英数字については文字毎に送り幅を変
    える字毎プロポーショナル送り幅として送り幅を設定す
    ることを特徴とする文章情報出力方法。
  6. 【請求項6】 入力する文書データを1行単位で記憶す
    る文書データ記憶ステップと、 該文書データ記憶ステップに記憶された各文字の文字種
    を判定する文字種判定ステップと、 該文字種判定ステップで判定された文字種にしたがって
    前記各文字の文字種毎に表示または印字する文字サイズ
    を切り替える文字サイズ切り替えステップと、 前記文字種判定ステップの文字種判定に応じて、特定の
    文字種の文字毎の行方向(横書き書式にあっては水平方
    向、縦書き書式にあっては垂直方向)の送り幅を記憶し
    たテーブルを参照し、前記特定の文字種の文字毎に文字
    パターンの行方向の幅に応じてその文字の送り幅を変え
    る文字送り幅設定ステップと、 複数行にわたる文書情報の表示または印字の場合におい
    て前記の文字サイズ切り替えおよび文字送り幅設定の処
    理を行った後に、各行末の文字の後端を揃えるように文
    字間の空白または単語間の空白の行方向の幅を調整する
    1行後端揃え処理ステップと、 前記文字サイズ切り替えステップで切り替えられた文字
    サイズと前記文字送り幅設定ステップで設定された送り
    幅と前記1行後端揃え処理ステップで生成された空白と
    を用いて前記各文字の文字パターンを発生する文字パタ
    ーン発生ステップと、 該文字パターン発生ステップから発生した文字パターン
    を一時記憶し記憶した文字パターンを表示装置または印
    字装置へ供給する出力データ記憶ステップとを有し、 前記文字送り幅設定ステップにおいて、片仮名の場合は
    文字種毎に送り幅を変える字種毎プロポーショナル送り
    幅とし、平仮名と英数字については文字毎に送り幅を変
    える字毎プロポーショナル送り幅として送り幅を設定す
    ることを特徴とする文章情報出力方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の方法におい
    て、 前記文字種判定ステップにおいて、2バイト符号集合の
    文字符号の場合は区番号により文字種を判定し、1バイ
    ト符号集合の場合は指示、呼出の状態により文字種を判
    定することを特徴とする文章情報出力方法。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれかに記載の方
    法において、 前記1行後端揃え処理ステップにおいて、1行の表示幅
    とその1行の文字送り幅のとの差により1行の残りの
    ドット数を求め、ドット数の空白を分割して文字間に割
    り当て、該割り当ての手順は空白のドット数を1行の
    (文字数−1)により除した値が1以上であれば各文字
    間にその値の空白を挿入し、次にその剰余(除した値が
    0の場合を含む)のドット数だけ、左右の端から順に空
    白を1ずつ加算する処理を行うことを特徴とする文章情
    報出力方法。
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上野 幹大,「和文におけるプロポーショナル表示」,NHK技研だより No.82,日本放送協会放送技術研究所,1996年11月 1日,p.13−17

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