JP3495442B2 - 動電型振動試験装置 - Google Patents
動電型振動試験装置Info
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Description
試験を行なうための装置に関し、特に動電型の試験装置
に関する。
に示すようなものがあり、円柱状のN極としての中央磁
極1aと同中央磁極1aの外周面に対向するように円環
状隙間をあけて配設されたS極としての円環状磁極1b
とをそなえた固定磁石1が設けられている。そして上記
円環状隙間に遊嵌された駆動コイル2を有する被試験体
搭載用可動台3と同可動台3を弾性的に上下動できるよ
うに支持するU字型板ばね4をそなえた支持機構5とが
設けられるとともに、駆動コイル2へ交流電流を給電し
うる図示しない電源が設けられている。
としての銅リングが、上記円環状隙間の内部において、
中央磁極1aの外周に沿うように配設された銅製内リン
グ6aと円環状磁極1bの内周に沿うように配設された
銅製外リング6bとで構成され、それぞれ駆動コイル2
に近接するように設けられている。
コイル2に交流電流を給電すると、固定磁石1における
両磁極1a,1bの相互間の磁界中で駆動コイル2が上
下に振動するようになり、これにより可動台3上の被試
験体について振動試験が行なわれるようになっている。
ると、駆動コイル2のインピーダンスが交流電流の周波
数の増大につれて大きくなろうとするが、上述のように
銅リングとしての内リング6aと外リング6bとが駆動
コイル2に近接して設けられているので、同リング6
a,6b内に誘導電流が生じることによって上記インピ
ーダンスの増加が抑制されるようになり、これにより駆
動コイル2における交流電流の流れが円滑に行なわれる
ようになって、加振力が得られるようになっている。
来の動電型振動試験装置では、両磁極1a,1bの相互
間の円環状隙間において、各磁極1a,1bと駆動コイ
ル2との間に内リング6aおよび外リング6bが介在す
るため、両リング6a,6bの厚さ分だけ両磁極1a,
1b相互間の空隙間隔が長くなり、換言すれば、空隙磁
束密度が減少するようになって、その結果加振力も減少
するようになる。
ろうとするもので、誘導電流発生用の非磁性電導リング
の配置に工夫を加えることにより、固定磁石における両
磁極相互間の空隙間隔が上記リングの介在で増加するこ
とがないようにして、空隙磁束密度の増大をはかり、効
率よく加振力を発生できるようにするとともに、高周波
領域で駆動コイルの給電が行なわれる場合でも加振力の
低下を招かないようにした、動電型振動試験装置を提供
することを目的とする。
め、本発明の動電型振動試験装置は、円柱状の中央磁極
と同中央磁極の外周面に対向するように円環状隙間をあ
けて配設された円環状磁極との一方をN極とし他方をS
極としてそなえた固定磁石と、上記円環状隙間に遊嵌さ
れた駆動コイルを有する被試験体搭載用可動台と、同可
動台を弾性的に上下動できるように支持するバネ部材付
き支持機構と、上記駆動コイルへ交流電流を給電しうる
電源とをそなえるとともに、上記駆動コイルに近接して
上記固定磁石に取り付けられた誘導電流発生用の非磁性
電導リングをそなえ、同リングが、上記中央磁極の周縁
部上面および周縁部下面にそれぞれ沿うように配設され
た上部内リングおよび下部内リングとをそなえるととも
に、上記円環状磁極の内周縁部上面および内周縁部下面
にそれぞれ沿うように配設された上部外リングおよび下
部外リングとをそなえて構成されたことを特徴としてい
る。
記固定磁石が永久磁石で構成されたことを特徴としてい
る。
上記非磁性電導リングが銅材で形成されたことを特徴と
している。
台における駆動コイルに交流電流を給電すると、固定磁
石における両磁極の相互間の磁界中で駆動コイルが上下
に振動するようになり、これにより可動台上の被試験体
について振動試験が行なわれるようになっている。
には誘導電流発生用の非磁性電導リングが介在しないよ
うに、同リングは上記空隙の縁部の上下面に配設される
ので、同空隙の間隔の増大を招くことはなく、したがっ
て同空隙における磁束密度が高いレベルに保たれて、十
分な加振力が発生するようになる。
る場合に、駆動コイルのインピーダンスが交流電流の周
波数の増大につれて大きくなろうとしても、上記電導リ
ングとしての上部内リングおよび下部内リングならびに
外リングおよび下部外リングが駆動コイルに近接して設
けられているので、これらのリング内に誘導電流が生じ
ることによって上記インピーダンスの増加が抑制される
ようになり、これにより駆動コイルにおける交流電流の
流れが円滑に行なわれるようになって、十分な加振力が
得られるようになる。
ると、本装置の全体としての構成が大幅に簡素化される
ようになる。さらに、上記非磁性電導リングが銅材で形
成されると、本装置の性能を十分に維持しながらコスト
ダウンをはかることができる。
動電型振動試験装置について説明すると、図1はその全
体構成を示す縦断面図である。
柱状のN極としての中央磁極1aと同中央磁極1aの外
周面に対向するように円環状隙間をあけて配設されたS
極としての円環状磁極1bとをそなえた固定磁石1が設
けられ、同磁石1は永久磁石として構成されている。そ
して上記円環状隙間に遊嵌された駆動コイル2を有する
被試験体搭載用可動台3と、同可動台3を弾性的に上下
動できるように支持するU字型板ばね4をそなえた支持
機構5とが設けられるとともに、駆動コイル2へ交流電
流を給電しうる図示しない電源が設けられている。な
お、本実施例ではU字型板ばね4は放射状に4個設けら
れている。
としての銅材で形成されたリングが、中央磁極1aの周
縁部上面および周縁部下面にそれぞれ沿うように配設さ
れた銅製上部内リング6a−1および銅製下部内リング
6a−2とをそなえるとともに、円環状磁極1bの内周
縁部上面および内周縁部下面にそれぞれ沿うように配設
された銅製上部外リング6b−1および銅製下部外リン
グ6b−2とをそなえて構成されている。
コイル2に交流電流を給電すると、固定磁石1における
両磁極1a,1bの相互間の磁界中で駆動コイル2が上
下に振動するようになり、これにより可動台3上の被試
験体について振動試験が行なわれるようになる。
の空隙の内部には誘導電流発生用の非磁性電導リングが
介在していないので、同空隙の間隔の増大を招くことは
なく、したがって同空隙における磁束密度が高いレベル
に保たれて、十分な加振力が発生するようになる。
る場合に、駆動コイル2のインピーダンスが交流電流の
周波数の増大につれて大きくなろうとしても、上記電導
リングとしての上部内リング6a−1,下部内リング6
a−2および上部外リング6b−1,下部外リング6b
−2が駆動コイル2に近接して設けられているので、同
リング6a−1,6a−2,6b−1,6b−2内に誘
導電流が生じることによって上記インピーダンスの増加
が抑制されるようになり、これにより駆動コイル2にお
ける交流電流の流れが円滑に行なわれるようになって、
十分な加振力が得られるようになる。
いるので、本装置の全体としての構成が大幅に簡素化さ
れるようになる。さらに、非磁性電導リング6a−1,
6a−2,6b−1,6b−2が銅材で形成されている
ので、本装置の性能を十分に維持しながらコストダウン
をはかることができる。なお、上述の実施例では、固定
磁石1として、構造の簡素化をはかるため永久磁石が用
いられているが、電磁石を用いるようにしてもよい。
動試験装置によれば、以下のような効果が得られる。 (1) 可動台における駆動コイルに交流電流を給電する
と、固定磁石における両磁極の相互間の磁界中で駆動コ
イルが上下に振動するようになり、これにより可動台上
の被試験体について振動試験が行なわれるようになる
が、その際、上記の両磁極相互間の空隙の内部には誘導
電流発生用の非磁性電導リングが介在しないように、同
リングは上記空隙の縁部の上下面に配設されるので、同
空隙の間隔の増大を招くことはなく、したがって同空隙
における磁束密度が高いレベルに保たれて、十分な加振
力が発生するようになる。 (2) 高周波領域で振動試験が行なわれる場合に、駆動コ
イルのインピーダンスが交流電流の周波数が増大するに
つれて大きくなろうとしても、上記電導リングとしての
上下部の各内リングおよび上下部の各外リングが駆動コ
イルに近接して設けられているので、同リング内に誘導
電流が生じることによって上記インピーダンスの増加が
抑制されるようになり、これにより駆動コイルにおける
交流電流の流れが円滑に行なわれるようになって、十分
な加振力が得られるようになる。 (3) 上記固定磁石が永久磁石で構成されると、本装置の
全体としての構成が大幅に簡素化されるようになる。 (4) 上記非磁性電導リングが銅材で形成されると、本装
置の性能を十分に維持しながらコストダウンをはかるこ
とができる。
の全体構成を示す縦断面図である。
断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 円柱状の中央磁極と同中央磁極の外周面
に対向するように円環状隙間をあけて配設された円環状
磁極との一方をN極とし他方をS極としてそなえた固定
磁石と、上記円環状隙間に遊嵌された駆動コイルを有す
る被試験体搭載用可動台と、同可動台を弾性的に上下動
できるように支持するバネ部材付き支持機構と、上記駆
動コイルへ交流電流を給電しうる電源とをそなえるとと
もに、上記駆動コイルに近接して上記固定磁石に取り付
けられた誘導電流発生用の非磁性電導リングをそなえ、
同リングが、上記中央磁極の周縁部上面および周縁部下
面にそれぞれ沿うように配設された上部内リングおよび
下部内リングとをそなえるとともに、上記円環状磁極の
内周縁部上面および内周縁部下面にそれぞれ沿うように
配設された上部外リングおよび下部外リングとをそなえ
て構成されたことを特徴とする、動電型振動試験装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の動電型振動試験装置に
おいて、上記固定磁石が永久磁石で構成されたことを特
徴とする、動電型振動試験装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の動電型振動試
験装置において、上記非磁性電導リングが銅材で形成さ
れたことを特徴とする、動電型振動試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01865695A JP3495442B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 動電型振動試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01865695A JP3495442B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 動電型振動試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08193911A JPH08193911A (ja) | 1996-07-30 |
JP3495442B2 true JP3495442B2 (ja) | 2004-02-09 |
Family
ID=11977668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01865695A Expired - Fee Related JP3495442B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 動電型振動試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3495442B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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CN107976292B (zh) * | 2017-12-22 | 2024-03-29 | 脉创测控装备科技(苏州)有限公司 | 应用于振动发生设备的高效磁路结构及振动发生设备 |
CN112729522B (zh) * | 2020-11-30 | 2023-07-07 | 深圳供电局有限公司 | 振动测量系统和方法 |
-
1995
- 1995-01-11 JP JP01865695A patent/JP3495442B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08193911A (ja) | 1996-07-30 |
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