JP3495442B2 - 動電型振動試験装置 - Google Patents

動電型振動試験装置

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JP3495442B2 JP01865695A JP1865695A JP3495442B2 JP 3495442 B2 JP3495442 B2 JP 3495442B2 JP 01865695 A JP01865695 A JP 01865695A JP 1865695 A JP1865695 A JP 1865695A JP 3495442 B2 JP3495442 B2 JP 3495442B2
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信冶 釜谷
久 浜本
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株式会社アカシ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被試験体について振動
試験を行なうための装置に関し、特に動電型の試験装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の動電型振動試験装置としては図2
に示すようなものがあり、円柱状のN極としての中央磁
極1aと同中央磁極1aの外周面に対向するように円環
状隙間をあけて配設されたS極としての円環状磁極1b
とをそなえた固定磁石1が設けられている。そして上記
円環状隙間に遊嵌された駆動コイル2を有する被試験体
搭載用可動台3と同可動台3を弾性的に上下動できるよ
うに支持するU字型板ばね4をそなえた支持機構5とが
設けられるとともに、駆動コイル2へ交流電流を給電し
うる図示しない電源が設けられている。
【0003】また、誘導電流発生用の非磁性電導リング
としての銅リングが、上記円環状隙間の内部において、
中央磁極1aの外周に沿うように配設された銅製内リン
グ6aと円環状磁極1bの内周に沿うように配設された
銅製外リング6bとで構成され、それぞれ駆動コイル2
に近接するように設けられている。
【0004】上述の構成により、可動台3における駆動
コイル2に交流電流を給電すると、固定磁石1における
両磁極1a,1bの相互間の磁界中で駆動コイル2が上
下に振動するようになり、これにより可動台3上の被試
験体について振動試験が行なわれるようになっている。
【0005】その際、高周波領域で振動試験が行なわれ
ると、駆動コイル2のインピーダンスが交流電流の周波
数の増大につれて大きくなろうとするが、上述のように
銅リングとしての内リング6aと外リング6bとが駆動
コイル2に近接して設けられているので、同リング6
a,6b内に誘導電流が生じることによって上記インピ
ーダンスの増加が抑制されるようになり、これにより駆
動コイル2における交流電流の流れが円滑に行なわれる
ようになって、加振力が得られるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来の動電型振動試験装置では、両磁極1a,1bの相互
間の円環状隙間において、各磁極1a,1bと駆動コイ
ル2との間に内リング6aおよび外リング6bが介在す
るため、両リング6a,6bの厚さ分だけ両磁極1a,
1b相互間の空隙間隔が長くなり、換言すれば、空隙磁
束密度が減少するようになって、その結果加振力も減少
するようになる。
【0007】本発明は上述のような問題点の解消をはか
ろうとするもので、誘導電流発生用の非磁性電導リング
の配置に工夫を加えることにより、固定磁石における両
磁極相互間の空隙間隔が上記リングの介在で増加するこ
とがないようにして、空隙磁束密度の増大をはかり、効
率よく加振力を発生できるようにするとともに、高周波
領域で駆動コイルの給電が行なわれる場合でも加振力の
低下を招かないようにした、動電型振動試験装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の動電型振動試験装置は、円柱状の中央磁極
と同中央磁極の外周面に対向するように円環状隙間をあ
けて配設された円環状磁極との一方をN極とし他方をS
極としてそなえた固定磁石と、上記円環状隙間に遊嵌さ
れた駆動コイルを有する被試験体搭載用可動台と、同可
動台を弾性的に上下動できるように支持するバネ部材付
き支持機構と、上記駆動コイルへ交流電流を給電しうる
電源とをそなえるとともに、上記駆動コイルに近接して
上記固定磁石に取り付けられた誘導電流発生用の非磁性
電導リングをそなえ、同リングが、上記中央磁極の周縁
部上面および周縁部下面にそれぞれ沿うように配設され
た上部内リングおよび下部内リングとをそなえるととも
に、上記円環状磁極の内周縁部上面および内周縁部下面
にそれぞれ沿うように配設された上部外リングおよび下
部外リングとをそなえて構成されたことを特徴としてい
る。
【0009】また、本発明の動電型振動試験装置は、上
記固定磁石が永久磁石で構成されたことを特徴としてい
る。
【0010】さらに、本発明の動電型振動試験装置は、
上記非磁性電導リングが銅材で形成されたことを特徴と
している。
【0011】
【作用】上述の本発明の動電型振動試験装置では、可動
台における駆動コイルに交流電流を給電すると、固定磁
石における両磁極の相互間の磁界中で駆動コイルが上下
に振動するようになり、これにより可動台上の被試験体
について振動試験が行なわれるようになっている。
【0012】その際、上記の両磁極相互間の空隙の内部
には誘導電流発生用の非磁性電導リングが介在しないよ
うに、同リングは上記空隙の縁部の上下面に配設される
ので、同空隙の間隔の増大を招くことはなく、したがっ
て同空隙における磁束密度が高いレベルに保たれて、十
分な加振力が発生するようになる。
【0013】そして、高周波領域で振動試験が行なわれ
る場合に、駆動コイルのインピーダンスが交流電流の周
波数の増大につれて大きくなろうとしても、上記電導リ
ングとしての上部内リングおよび下部内リングならびに
外リングおよび下部外リングが駆動コイルに近接して設
けられているので、これらのリング内に誘導電流が生じ
ることによって上記インピーダンスの増加が抑制される
ようになり、これにより駆動コイルにおける交流電流の
流れが円滑に行なわれるようになって、十分な加振力が
得られるようになる。
【0014】また、上記固定磁石が永久磁石で構成され
ると、本装置の全体としての構成が大幅に簡素化される
ようになる。さらに、上記非磁性電導リングが銅材で形
成されると、本装置の性能を十分に維持しながらコスト
ダウンをはかることができる。
【0015】
【実施例】以下図面により、本発明の一実施例としての
動電型振動試験装置について説明すると、図1はその全
体構成を示す縦断面図である。
【0016】本実施例の装置も、図1に示すように、円
柱状のN極としての中央磁極1aと同中央磁極1aの外
周面に対向するように円環状隙間をあけて配設されたS
極としての円環状磁極1bとをそなえた固定磁石1が設
けられ、同磁石1は永久磁石として構成されている。そ
して上記円環状隙間に遊嵌された駆動コイル2を有する
被試験体搭載用可動台3と、同可動台3を弾性的に上下
動できるように支持するU字型板ばね4をそなえた支持
機構5とが設けられるとともに、駆動コイル2へ交流電
流を給電しうる図示しない電源が設けられている。な
お、本実施例ではU字型板ばね4は放射状に4個設けら
れている。
【0017】また、誘導電流発生用の非磁性電導リング
としての銅材で形成されたリングが、中央磁極1aの周
縁部上面および周縁部下面にそれぞれ沿うように配設さ
れた銅製上部内リング6a−1および銅製下部内リング
6a−2とをそなえるとともに、円環状磁極1bの内周
縁部上面および内周縁部下面にそれぞれ沿うように配設
された銅製上部外リング6b−1および銅製下部外リン
グ6b−2とをそなえて構成されている。
【0018】上述の構成により、可動台3における駆動
コイル2に交流電流を給電すると、固定磁石1における
両磁極1a,1bの相互間の磁界中で駆動コイル2が上
下に振動するようになり、これにより可動台3上の被試
験体について振動試験が行なわれるようになる。
【0019】その際、上記の両磁極1a,1bの相互間
の空隙の内部には誘導電流発生用の非磁性電導リングが
介在していないので、同空隙の間隔の増大を招くことは
なく、したがって同空隙における磁束密度が高いレベル
に保たれて、十分な加振力が発生するようになる。
【0020】そして、高周波領域で振動試験が行なわれ
る場合に、駆動コイル2のインピーダンスが交流電流の
周波数の増大につれて大きくなろうとしても、上記電導
リングとしての上部内リング6a−1,下部内リング6
a−2および上部外リング6b−1,下部外リング6b
−2が駆動コイル2に近接して設けられているので、同
リング6a−1,6a−2,6b−1,6b−2内に誘
導電流が生じることによって上記インピーダンスの増加
が抑制されるようになり、これにより駆動コイル2にお
ける交流電流の流れが円滑に行なわれるようになって、
十分な加振力が得られるようになる。
【0021】また、固定磁石1が永久磁石で構成されて
いるので、本装置の全体としての構成が大幅に簡素化さ
れるようになる。さらに、非磁性電導リング6a−1,
6a−2,6b−1,6b−2が銅材で形成されている
ので、本装置の性能を十分に維持しながらコストダウン
をはかることができる。なお、上述の実施例では、固定
磁石1として、構造の簡素化をはかるため永久磁石が用
いられているが、電磁石を用いるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の動電型振
動試験装置によれば、以下のような効果が得られる。 (1) 可動台における駆動コイルに交流電流を給電する
と、固定磁石における両磁極の相互間の磁界中で駆動コ
イルが上下に振動するようになり、これにより可動台上
の被試験体について振動試験が行なわれるようになる
が、その際、上記の両磁極相互間の空隙の内部には誘導
電流発生用の非磁性電導リングが介在しないように、同
リングは上記空隙の縁部の上下面に配設されるので、同
空隙の間隔の増大を招くことはなく、したがって同空隙
における磁束密度が高いレベルに保たれて、十分な加振
力が発生するようになる。 (2) 高周波領域で振動試験が行なわれる場合に、駆動コ
イルのインピーダンスが交流電流の周波数が増大するに
つれて大きくなろうとしても、上記電導リングとしての
上下部の各内リングおよび上下部の各外リングが駆動コ
イルに近接して設けられているので、同リング内に誘導
電流が生じることによって上記インピーダンスの増加が
抑制されるようになり、これにより駆動コイルにおける
交流電流の流れが円滑に行なわれるようになって、十分
な加振力が得られるようになる。 (3) 上記固定磁石が永久磁石で構成されると、本装置の
全体としての構成が大幅に簡素化されるようになる。 (4) 上記非磁性電導リングが銅材で形成されると、本装
置の性能を十分に維持しながらコストダウンをはかるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての動電型振動試験装置
の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】従来の動電型振動試験装置の全体構成を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 固定磁石 1a 中央磁極 1b 円環状磁極 2 駆動コイル 3 可動台 4 板ばね 5 支持機構 6a 銅製内リング 6b 銅製外リング 6a−1 銅製上部内リング 6a−2 銅製下部内リング 6b−1 銅製上部外リング 6b−2 銅製下部外リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−206472(JP,A) 特開 昭61−178075(JP,A) 特開 平6−323950(JP,A) 実開 昭59−70770(JP,U) 実開 昭59−70772(JP,U) 実開 平5−87549(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の中央磁極と同中央磁極の外周面
    に対向するように円環状隙間をあけて配設された円環状
    磁極との一方をN極とし他方をS極としてそなえた固定
    磁石と、上記円環状隙間に遊嵌された駆動コイルを有す
    る被試験体搭載用可動台と、同可動台を弾性的に上下動
    できるように支持するバネ部材付き支持機構と、上記駆
    動コイルへ交流電流を給電しうる電源とをそなえるとと
    もに、上記駆動コイルに近接して上記固定磁石に取り付
    けられた誘導電流発生用の非磁性電導リングをそなえ、
    同リングが、上記中央磁極の周縁部上面および周縁部下
    面にそれぞれ沿うように配設された上部内リングおよび
    下部内リングとをそなえるとともに、上記円環状磁極の
    内周縁部上面および内周縁部下面にそれぞれ沿うように
    配設された上部外リングおよび下部外リングとをそなえ
    て構成されたことを特徴とする、動電型振動試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の動電型振動試験装置に
    おいて、上記固定磁石が永久磁石で構成されたことを特
    徴とする、動電型振動試験装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の動電型振動試
    験装置において、上記非磁性電導リングが銅材で形成さ
    れたことを特徴とする、動電型振動試験装置。
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