JP3494922B2 - ゲーム機器用入力装置 - Google Patents

ゲーム機器用入力装置

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JP3494922B2 JP15876799A JP15876799A JP3494922B2 JP 3494922 B2 JP3494922 B2 JP 3494922B2 JP 15876799 A JP15876799 A JP 15876799A JP 15876799 A JP15876799 A JP 15876799A JP 3494922 B2 JP3494922 B2 JP 3494922B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲーム者が操作キ
ー、操作ボタン、又は操作レバー等の操作子を操作する
ことにより、コンピュータを用いたゲーム機器の画面上
でリアルタイムで臨場感に溢れたゲームを楽しむことが
できるゲーム機器用入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ装置に予め記憶また
はゲームの都度入力されたゲームソフトに対応して、ゲ
ーム者が操作キー、操作ボタン、操作レバー等の各種操
作子を操作することで、表示画面上でゲームを楽しむこ
とができるコンピュータを用いたゲーム機器(以下、単
にゲーム機器と略称する)が急速に普及している。この
ゲーム機器に用いられるソフトとしては、ロールプレイ
形式、スピード競技形式、格闘・対話形式、創作・育成
形式等各種のソフトが考案されている。
【0003】例えば、通常の汎用コンピュータにゲーム
ソフトを予め記憶またはゲームの都度入力させてゲーム
機器として用いる場合には、キーボードやマウス等を入
力装置として用いているが、多くの場合には、ゲーム専
用のゲーム機器が用いられており、したがって、ゲーム
者が操作する入力装置は、ゲーム機器から分離されたゲ
ーム専用のコントローラ、ジョイスティック等と呼ばれ
る入力装置がもっぱら用いられている。
【0004】この入力装置は、いわゆる多面スイッチを
有するコントローラと称されるもので、略直方体状(あ
るいはその変形)のケースの上面に十字キー、キートッ
プ、選択キー、操作レバー等が設けられ、前面の右側及
び左側それぞれに1つまたは2つ以上のボタンキーが設
けられている。そして、ケースの上部側の内面には、十
字キー、キートップ、選択キー等のデジタル操作子に接
続する接点部が設けられたフレキシブル基板等の第一の
基板が配置されており、ケースの下部側の内面にも、す
なわち第一の基板の下方に操作レバー等のアナログ操作
子に接続する接点部が設けられたプリント基板等の第二
の基板が配置されており、さらに前面側の内面にも、ボ
タンキー各々に接続する接点部が設けられたプリント基
板が配置されている。これらのプリント基板は電気的に
接続されており、さらに、コネクタを介してケーブルに
よりゲーム機器に接続されている。なお、ケーブルを用
いずに無線によりゲーム機器に接続されている構成のも
のもある。
【0005】上記のような入力装置は、操作レバーをそ
の回動支点を中心に連続的に回動させることで、該操作
レバーを前後左右の任意の方向に連続的に移動させ、画
面上のゲームに応じて人物の動作や乗物の作動状態等を
連続的に変化させることができるようになっている。ゲ
ーム者は、ゲームの進行に応じて指により上記の各種キ
ーや操作レバーを適宜操作することにより、表示画面上
に投影されたゲームを楽しむことができる。
【0006】ところで、上述した入力装置のアナログ入
力部は、支点を中心に回動可能とされた操作レバーと、
この操作レバーの回動方向および回転角を検出するため
の直交する2方向に回転軸を有する2組の回転式ボリュ
ームが備えられている。各操作レバーの動作は、これに
対応して設けられた回転式ボリュームの出力信号により
検出され、検出値はゲーム機に入力されるようになって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらアナログ
入力部の操作レバーの回転方向等を検出するような回転
式ボリュームを各操作レバーとこれと接続されたプリン
ト基板との間に設けるタイプの入力装置においては、構
造が複雑であり、また、高価な回転式ボリュームが複数
用いられているため、コスト高となるという問題があっ
た。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、操作レバー等の操作子を有するアナログ入
力部の構造の簡略化が可能で、コストダウンが可能なゲ
ーム機器用入力装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様なゲーム機器用入力装置を提供す
る。すなわち、本発明のゲーム機器用入力装置は、コン
ピュータを用いたゲーム機器に信号を入力する入力装置
であって、筐体の外側に突出する1つ以上の操作子が設
けられ、前記操作子の周囲に該操作子の操作点の移動に
連動する移動伝達部材が前記操作子とは別体に設けら
れ、該移動伝達部材に導電性弾性体が複数設けられ、前
記筐体内に前記導電性弾性体に対応する抵抗体が複数形
成された基板が設けられ、前記導電性弾性体は前記操作
子の操作点の移動の方位と傾き角に応じて前記抵抗体と
の接触面積を変えて抵抗量を変更可能な構成とし、前記
操作子の非操作時には前記導電性弾性体と前記抵抗体は
接触しない構成とし、前記操作子をその操作点を移動さ
せることにより、該移動に対応するアナログ信号が前記
ゲーム機器に入力されることを特徴としている。なお、
本発明のゲーム機器用入力装置のアナログ入力部は、上
記操作子と、該操作子の操作点の移動に連動して作動す
る部分であり、上記操作子と上記移動伝達部材と上記導
電性弾性体と上記抵抗体が備えられている。また、本発
明のゲーム機器用入力装置は、前記操作子と対応する位
置に該操作子の上下の動きを検出するスイッチが設けら
れたことを特徴とする。また、本発明のゲーム機器用入
力装置は、前記スイッチの周囲に前記操作子を上向きに
付勢するコイルバネが設けられたことを特徴とする。
【0010】本発明のゲーム機器用入力装置では、筐体
の外側に突出する1つ以上の操作子を設け、上記操作子
の周囲に該操作子の操作点の移動に連動する移動伝達部
材を設け、該移動伝達部材に導電性弾性体を複数設け、
上記筐体内に上記導電性弾性体に対応する抵抗体が複数
形成された基板を設け、上記導電性弾性体は上記操作子
の操作点の移動の方位と傾き角に応じて上記抵抗体との
接触面積を変えて抵抗量を変更可能な構成としたことに
より、操作子とこれと接続された基板との間に回転式ボ
リュームを設けたような従来のゲーム機器用入力装置と
異なり、アナログ入力部の構造が簡略であり、しかも高
価な回転式ボリュームを使用しなくても、操作子の操作
点の移動に対応する信号を上記ゲーム機器に入力できる
ので、低コストとすることができる。
【0011】また、本発明のゲーム機器用入力装置のア
ナログ入力部は、従来のゲーム機器用入力装置のアナロ
グ入力部に備えられていた回転式ボリュームを設けなく
ても済むので、薄厚となり、装置全体の小型化、薄厚化
が可能になる。さらに、本発明のゲーム機器用入力装置
のアナログ入力部は、従来のゲーム機器用入力装置に備
えられていた回転式ボリュームを有するアナログ入力部
に比べて厚みを大幅に薄くできるので、従来のゲーム機
器用入力装置のようにアナログ入力部を、十字キー、キ
ートップ、選択キー等のデジタル操作子に接続する接点
部が設けられた第一の基板とは別に設けた第二の基板上
に設けるものと異なり、十字キー、キートップ、選択キ
ー等のデジタル操作子に接続する接点が設けられた基板
の上に設けることができ、また、上記抵抗体もこの基板
に設けることができるので、使用する基板の枚数を削減
でき、薄厚かつ軽量となり、装置全体の小型化、薄厚
化、軽量化が可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のゲーム機器用入力装置の
一実施形態について図面に基づき説明する。図1は本発
明の一実施形態のコンピュータゲーム機器用のコントロ
ーラ(入力装置)を示す斜視図、図2は同分解斜視図で
あり、図において、1はコントローラの筐体部分の上側
を構成する上ケース(第1のケース部材)、2は筐体部
分の下側を構成する下ケース(第2のケース部材)、3
は上ケース1及び下ケース2により構成される内部空間
に収納される可撓性を有するフレキシブル基板、4はフ
レキシブル基板3を上ケース1の内面に押圧し固定する
プレート(固定部材)である。
【0013】この上ケース1の上面には、その一端側に
十字キー(デジタル操作子)11が、他端側に4種類の
キーからなるキートップ(デジタル操作子)12が、中
央部に選択キー(デジタル操作子)13がそれぞれ設け
られ、同上面の背面側(操作者側)の端部には後述する
操作レバー(操作子)22、22を挿通しその頭部を突
出させるための穴14、14が形成されている。この穴
14、14の両側には、半割状の部材15、15が背面
側に突出するようにそれぞれ形成されている。一方、同
上面の前面側(操作者と反対側)の両端部には前方に突
出するように横断面がコの字型の突部16、16が形成
されている。
【0014】下ケース2には、プレート4が取り付けら
れ、このプレート4上にフレキシブル基板3が取り付け
られている。また、この下ケース2には、フレキシブル
基板3から信号を取り出すケーブル23と接続されたコ
ネクタ(図示略)が設けられている。このフレキシブル
基板3上に操作レバー22、22が配設されている。そ
して、操作レバー22、22の両側には上記部材15、
15と接続することで中空の収納部を構成する半割状の
部材25、25が背面側に突出するようにそれぞれ形成
され、下ケース2の前面側の両端部には上記突部16、
16と接続する突部26、26が形成され、突部26、
26のそれぞれにはボタンキー(デジタル操作子)2
7、27が取り付けられている。
【0015】各操作レバー22は、図3に示すように筒
状のスティック22aと、スティック22aの一端部の
同軸的に設けられた略円盤状のスティックつまみ部22
bとから概略構成されている。スティック22a内に、
操作レバー22の昇降に対応してプレート4上に形成さ
れたプッシュスイッチ70をオン、オフするためのロッ
ド22cが設けられている。また、スティック22aの
下端部には、拡径の押圧部22dが形成されており、図
3及び図5に示すように操作レバー22の昇降に対応し
てプッシュスイッチ70の周囲に嵌められたコイルバネ
71を押圧して縮めたり、上記押圧を解除して復元した
りできるようになっている。スティック22aの周囲
に、図4に示すように該操作レバー22の操作点Pが中
立軸Nから移動したときに連動するスカート状の移動伝
達部材45が操作レバー22とは別体に設けられてい
る。この移動伝達部材45の下面(下ケース2側の面)
には、導電性弾性体50を支持する支持部材51の凸部
51aと嵌合する嵌合凹部45aが複数(本実施形態で
は4個)等間隔に設けられている。
【0016】支持部材51は、フレキシブル基板3側に
設けられた導電性弾性体50の取り付け面51bと、移
動伝達部材45側に設けられた凸部51aと、取り付け
面51bよりもフレキシブル基板3側に延びて該基板3
に取り付けられた弾性変形可能な材料からなる脚部51
cを有しており、この取り付け面51bに導電性弾性体
(第1の接点)50が取り付けられているものである。
なお、操作レバー22の非操作時には、導電性弾性体5
0と基板3との間には、隙間があいている。そして、各
支持部材51はその凸部51aが移動伝達部材45に設
けられた各嵌合凹部45aに嵌め込まれることにより、
移動伝達部材45に取り付けられて、移動伝達部材45
に導電性ゴム等からなる導電性弾性体50が複数(本実
施形態では4個)設けれられている。従って、各操作レ
バー22のスティック22aの周囲に設けられた移動伝
達部材45に、操作レバー22の中立軸Nを中心に、+
X方向と−X方向と+Y方向と−Y方向の4方向にそれ
ぞれ導電性弾性体50が設けられた構成となっている。
【0017】フレキシブル基板3は、図2及び図3に示
すように、その上面の上の各移動伝達部材45に設けら
れた各導電性弾性体50に対応するそれぞれの位置に、
抵抗体(第2の接点)60が設けられている。なお、こ
こでの抵抗体60は、フレキシブル基板3の表面に設け
られる。そして、各導電性弾性体50とこれに対応して
設けられた抵抗体60は、これらの間で面型のアナログ
スイッチが構成されている。また、フレキシブル基板3
には、各操作レバー22に対応する位置に該操作レバー
22の操作点Pの昇降に対して入/切操作が行われるプ
ッシュスイッチ(接点部)70とこれの周囲に設けられ
たコイルバネ71をプレート4側から操作レバー22側
に突出させる孔72が設けられている。なお、本実施形
態でのアナログ入力部は、各操作レバー22と、各操作
レバー22の操作点Pの移動に連動して作動する部分で
あり、操作レバー22と移動伝達部材45と導電性弾性
体50とこれの支持部材51と、抵抗体60から構成さ
れている。
【0018】導電性弾性体50の形状は、角錐台状また
は円錐台状であり、操作レバー22の操作点Pの中立軸
Nから移動したときの方位と傾き角に応じて抵抗体60
との接触面積を変えて抵抗量を変更可能な構成のもので
ある。すなわち、導電性弾性体50は抵抗体60よりも
単位面積当たりの抵抗値が小さく、接触面積が大きくな
ればなる程、抵抗体の抵抗値が下がり、流れる電流が大
きくなる。例えば、図3に示すように操作レバー22の
非操作時には、操作レバー22の操作点Pは中立軸N上
にあり、かつ中立軸Nの上下方向にも移動していない。
この状態のときには、移動伝達部材45に取り付けられ
た4個の導電性弾性体50は、図3及び図6に示すよう
に対応する抵抗体60に接触していないので、抵抗体6
0の抵抗値が変化せず、通常時の電流が流れる。
【0019】次に、図4に示すように操作レバー22を
−X方向に傾けた場合、操作レバー22の操作点Pは−
X方向に移動し、非操作時の中立軸N上にあったときの
位置からからずれた位置に移動する。この状態のときに
は、移動伝達部材45の−X方向にある導電性弾性体5
0は移動伝達部材45により押されて図4及び図8に示
すように対応する抵抗体60に接触しており、+X方向
と−Y方向と+Y方向にある導電性弾性体50は図4及
び図6に示すように対応する抵抗体60に接触していな
いので、−X方向にある導電性弾性体50とこれに対応
する抵抗体60間の箇所では抵抗値が変化し、+X方向
と−Y方向と+Y方向にある導電性弾性体50とこれら
対応する抵抗体60の箇所では抵抗値が変化せず、通常
時の電流が流れる。
【0020】次に、操作レバー22を−X方向と−Y方
向の中間の方向に傾けた場合、操作レバー22の操作点
Pは−X方向と−Y方向の間に移動し、非操作時の中立
軸N上にあったときの位置からからずれた位置に移動す
る。この状態のときには、移動伝達部材45の−X方向
と−Y方向にある導電性弾性体50は、移動伝達部材2
2により押されて図4及び図7に示すように対応する抵
抗体60に接触しているが、接触面積Sは操作レバー2
2を−X方向に傾けた場合よりも小さいので、操作レバ
ー22を−X方向に傾けた場合より抵抗が大きくなり、
流れる電流が小さい。また、+X方向と+Y方向にある
導電性弾性体50は、図4及び図6に示すように対応す
る抵抗体60に接触していないので、+X方向と+Y方
向にある導電性弾性体50とこれらに対応する抵抗体6
0の箇所では抵抗が変化せず、通常時の電流が流れる。
このコントローラでは、各抵抗体60に流れる電流の変
化から電圧変化をみることにより操作レバー22の操作
点Pを移動させた方位や傾き角を検出でき、検出された
信号をアナログ信号としてフレキシブル基板3より後述
するテープ配線33、ケーブル23を介してコンピュー
タゲーム機器に入力できるようになっている。
【0021】また、このコントローラでは、操作レバー
22をその軸方向に手で押すと、図5に示すようにステ
ィック部22aが降下して、これの押圧部22dにより
コイルバネ71を押圧して縮め、また、ロッド22cが
降下してプッシュスイッチ(接点部)70が押されて、
ON状態となる。次に、操作レバー22から手を離す
と、コイルバネ71が元の状態に復元するので、コイル
バネ71によりスティック22aが押し上げられて、操
作レバー22は図3に示すような非操作時の状態に戻
り、また、ロッド22cもプッシュスイッチ70から離
れるので、OFF状態となる。なお、移動伝達部材45
は、操作レバー22と別体に設けられているので、操作
レバー22を操作点Pが中立軸Nからずれないように移
動させれば、操作レバー22の昇降に伴って移動せず、
導電性弾性体50は抵抗体60に接触しない。ここでの
プッシュスイッチ70のON/OFF状態はデジタル信
号としてフレキシブル基板3より後述するテープ配線3
3、ケーブル23を介してコンピュータゲーム機器に入
力できるようになっている。
【0022】また、フレキシブル基板3は、図2及び図
9に示すように、その上面上の上ケース1の十字キー
(デジタル操作子)11、キートップ(デジタル操作
子)12、選択キー(デジタル操作子)13に対応する
それぞれの位置に、これらのキー11〜13の作動に対
応して入/切操作を行うための接点パターン(接点)3
2、32、…が形成されている。なお、ここでの各デジ
タル操作子に対向して設けられた接点パターン(下側の
接点)32と上記デジタル操作子の間には、ゴムなどか
らなるドーム状の弾性体の内側に導電性ゴム等からなる
上側の接点(図示略)が設けられており、これら上側と
下側の接点からデジタルスイッチ(接点部)が構成され
ている。本実施形態でのデジタル入力部は、上記の各デ
ジタル操作子と、各デジタル操作子の作動に対応して入
/切り操作が行われるデジタルスイッチ(接点部)から
構成されている。そして、この基板3の前面側の略中央
部が前方に延びて上記コネクタと接続するテープ配線3
3とされ、上ケース1の突部16、16に対応する両端
部が前方に延びてテープ接点34、34とされている。
【0023】このテープ接点34の根本側には、H形の
溝が形成され、この溝の背面側が前方に突出する跳ね返
り止め用の突片35とされている。このテープ接点34
には2つの接点を有するラバー接点36が載置され、こ
のラバー接点36はテープ接点34とともにホルダー
(支持部材)37に嵌め込まれて固定され、このホルダ
ー37には、ラバー接点36のうち基板3の内側の接点
に接続するようにボタンキー27が嵌め込まれ、ON/
OFF(入/切り)操作されるようになっている。
【0024】そして、図10に示すように、このホルダ
ー37を基板3に対して垂直に立てたときに、突片35
がホルダー37の下側に入り込み、テープ接点34の跳
ね返りを防止するようになっている。この垂直に立てら
れたホルダー37は、下ケース2の突部26内に嵌め込
まれ、ボタンキー27がラバー接点36のうち外側の接
点に接続され、ON/OFF操作されるようになってい
る。
【0025】一方、テープ配線33は、プレート4の前
面側の端部に設けられた静電気を防止するための壁部4
1のスリットに挿入することで垂直に支持され、その先
端部が下ケース2に設けられた上記コネクタに挿入され
ることで電気的に接続されるようになっている。この壁
部41は、上ケース1と下ケース2との接続部に位置す
ることで、外部から侵入する静電気を阻止し、テープ配
線33へ静電気による影響を及ぼさないようになってい
る。そして、基板3及びプレート4には、上ケース1に
設けられた位置決め用のピン(突部)42、42、…を
挿通するための穴43が形成されている。
【0026】このコントローラでは、十字キー11、キ
ートップ12、選択キー13及びボタンキー27、2
7、操作レバー22…各々を作動させることにより、各
作動に対応するデジタル信号がフレキシブル基板3より
テープ配線33、ケーブル23を介してコンピュータゲ
ーム機器に入力され、また、操作レバー22・・・をその
操作点Pを中立軸Nから移動させることにより、該移動
に対応するアナログ信号が上記コンピュータゲーム機器
に入力される。
【0027】このコントローラを組み立てるには、ま
ず、下ケース2に設けられたケーブル23を外方に引き
出しておく。次いで、フレキシブル基板3のテープ接点
34にラバー接点36を載置し、このラバー接点36及
びテープ接点34にホルダー37を嵌め込み、このホル
ダー37に、ラバー接点36のうち内側の接点に接続す
るようにボタンキー27を嵌め込む。
【0028】その後、ホルダー37を基板3に対して垂
直に立て、突片35をホルダー37の下側に挿入する。
これにより、ホルダー37は基板3に対して垂直に保持
され、跳ね返りが生じる虞が無い。次いで、テープ配線
33をプレート4の壁部41のスリットに挿入し、プレ
ート4を基板3に密着させることで、テープ配線33を
立設されたホルダー37と同一方向に突出させる。
【0029】次いで、上ケース1の位置決め用のピン4
2、42、…に、複数の操作レバー22と各操作レバー
22の周囲に移動伝達部材45を設けた基板3及びプレ
ート4の穴43を挿通し、フレキシブル基板3をプレー
ト4により上ケース1の内面に押圧する。このときフレ
キシブル基板3の各孔72からプッシュスイッチ70と
これの周囲のコイルバネ71は突出する。次いで、この
上ケース1を、フレキシブル基板3及びプレート4を収
納した状態で下ケース2に嵌め込み、一体化する。この
とき、テープ配線33は下ケース2に設けられた上記コ
ネクタに接続される。また、上ケース1の各穴14から
操作レバー22が突出している。以上により、コントロ
ーラを組み立てることができる。
【0030】実施形態のコントローラにあっては、上ケ
ース1の外側に突出する1つ以上のの操作レバー22を
設け、各操作レバー22の周囲に該操作レバー22の操
作点Pが中立軸Nから移動したときに連動する移動伝達
部材45を操作レバー22とは別体に設け、移動伝達部
材45に導電性弾性体(第1の接点)50を複数設け、
上ケース1と下ケース2により構成される内部空間に導
電性弾性体50に対応する抵抗体(第2の接点)60が
複数形成されたフレキシブル基板3を設け、さらに上記
内部空間には操作レバー22に対応する位置に操作レバ
ー22の操作点Pの昇降に対応して入/切り操作が行わ
れるプッシュスイッチ70を設け、導電性弾性体50は
操作レバー22の操作点Pの中立軸Nから移動したとき
の方位と傾き角に応じて抵抗体60との接触面積を変え
て抵抗量を変更可能な構成としたことにより、操作レバ
ーとこれと接続された基板との間に回転式ボリュームを
設けたような従来のゲーム機器用入力装置と異なり、ア
ナログ入力部の構造が簡略であり、しかも高価な回転式
ボリュームを使用しなくても、操作レバー22の操作点
Pの移動に対応するアナログ信号をゲーム機器に入力で
きるので、低コストとすることができる。
【0031】また、本実施形態のコントローラに備えら
れるアナログ入力部は、従来のコントローラ(入力装
置)のアナログ装置に備えられていた回転式ボリューム
を設けなくても済むので、薄厚となり、装置全体の小型
化、薄厚化が可能になる。さらに、本実施形態のコント
ローラに備えられるアナログ入力部は、従来のコントロ
ーラに備えられていた回転式ボリュームを有するアナロ
グ入力部に比べて厚みを大幅に薄くできるので、従来の
コントローラのようにアナログ入力部を、十字キー、キ
ートップ、選択キー等のデジタル操作子に接続する接点
部が設けられた第一の基板とは別に設けた第二の基板上
に設けるものと異なり、十字キー、キートップ、選択キ
ー等のデジタル操作子に接続する接点が設けられたフレ
キシブル基板3上に設けることができ、また、抵抗体
(第2の接点)60もこの基板3上に設けることができ
るので、使用する基板の枚数を削減でき、薄厚かつ軽量
となり、装置全体の小型化、薄厚化、軽量化が可能であ
る。
【0032】また、本実施形態のコントローラでは、特
に、各操作レバー22の周囲に移動伝達部材45を操作
レバー22とは別体に設け、移動伝達部材45に導電性
弾性体50を複数設け、上ケース1と下ケース2とによ
り構成される内部空間に導電性弾性体50に対応する抵
抗体60が複数形成されたフレキシブル基板3を設け、
上記内部空間には各操作レバー22に対応する位置に操
作レバー22の操作点Pの昇降に対応して入/切り操作
が行われるプッシュスイッチ70を設けたことにより、
一つの操作レバー22にアナログ操作子とデジタル操作
子の機能を兼ね備えることができ、すなわち、操作レバ
ー22をこれの操作点Pを中立軸Nからずれないように
下降させたときは操作レバー22はこれに対応して設け
られたプッシュスイッチ70をオン状態とするが、移動
伝達部材45は移動せず、導電性弾性体50と抵抗体6
0は接触しないので、デジタル信号がゲーム機器に入力
され、操作レバー22をその操作点Pを中立軸Nから移
動するように倒したときは、移動伝達部材45が移動し
て導電性弾性体50と抵抗体60とが接触し、しかもこ
れらの接触面積は上記操作レバー22の移動量に対応す
るが、操作レバー22はプッシュスイッチ70に接触し
ないので、アナログ信号が上記ゲーム機器に入力され、
また、操作レバー22を軸方向に押すとともにその操作
点Pを中立軸Nから移動するように倒したときには、デ
ジタル信号とアナログ信号の両方が上記ゲーム機器に入
力される。
【0033】以上、本発明のコントローラの一実施形態
について図面に基づき説明してきたが、具体的な構成は
本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で設計の変更等が可能である。例えば、
操作レバー22の形状や数量、移動伝達部材45の形
状、移動伝達部材45に設ける導電性弾性体50の形状
や数量等は適宜変更可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明のゲーム機器
用入力装置によれば、筐体の外側に突出する1つ以上の
操作子を設け、上記操作子の周囲に該操作子の操作点の
移動に連動する移動伝達部材を設け、該移動伝達部材に
導電性弾性体を複数設け、上記筐体内に上記導電性弾性
体に対応する抵抗体が複数形成された基板を設け、上記
導電性弾性体は上記操作子の操作点の移動の方位と傾き
角に応じて上記抵抗体との接触面積を変えて抵抗量を変
更可能な構成としたことにより、操作子とこれと接続さ
れた基板との間に回転式ボリュームを設けたような従来
のゲーム機器用入力装置と異なり、アナログ入力部の構
造が簡略であり、しかも高価な回転式ボリュームを使用
しなくても、操作子の操作点の移動に対応する信号を上
記ゲーム機器に入力できるので、低コストとすることが
できる。
【0035】また、本発明のゲーム機器用入力装置のア
ナログ入力部は、従来のゲーム機器用入力装置のアナロ
グ入力部に備えられていた回転式ボリュームを設けなく
ても済むので、薄厚となり、装置全体の小型化、薄厚化
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のコンピュータゲーム機
器用のコントローラを示す斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態のコンピュータゲーム機
器用のコントローラを示す分解斜視図である。
【図3】 本発明の一実施形態のコンピュータゲーム機
器用のコントローラに備えられる操作レバーの非操作時
の状態を示す断面図である。
【図4】 本発明の一実施形態のコンピュータゲーム機
器用のコントローラに備えられる操作レバーをその操作
点を中立軸から移動するように倒したときの状態の一例
を示す断面図である。
【図5】 本発明の一実施形態のコンピュータゲーム機
器用のコントローラに備えられる操作レバーをその軸方
向に下降させたときの状態の一例を示す断面図である。
【図6】 本発明の一実施形態のコンピュータゲーム機
器用のコントローラに備えられる操作レバーの非操作時
の導電性弾性体の状態を示す断面図である。
【図7】 本発明の一実施形態のコンピュータゲーム機
器用のコントローラに備えられる操作レバーをその操作
点を中立軸から移動するように倒したときの導電性弾性
体の状態の一例を示す断面図である。
【図8】 本発明の一実施形態のコンピュータゲーム機
器用のコントローラに備えられる操作レバーをその操作
点を中立軸から移動するように倒したときの導電性弾性
体の状態のその他の例を示す断面図である。
【図9】 本発明の一実施形態のコンピュータゲーム機
器用のコントローラのフレキシブル基板を示す斜視図で
ある。
【図10】 本発明の一実施形態のコンピュータゲーム
機器用のコントローラのフレキシブル基板とプレートと
の位置関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・上ケース(第1のケース部材)、2・・・下ケース
(第2のケース部材)、3・・・フレキシブル基板、4・・・
プレート(固定部材)、11・・・十字キー(デジタル操
作子)、12・・・キートップ(デジタル操作子)、13・
・・選択キー(デジタル操作子)、14・・・穴、15・・・部
材、16・・・突部、22・・・操作レバー(デジタル操作
子、アナログ操作子)、22a・・・スティック、22b・
・・スティックつまみ部、22c・・・ロッド、22d・・・押
圧部、23・・・ケーブル、25・・・部材、26・・・突部、
27・・・ボタンキー(デジタル操作子)、32・・・接点パ
ターン、33・・・テープ配線、34・・・テープ接点、35
・・・突片、36・・・ラバー接点、37・・・ホルダー、41・
・・壁部、42・・・位置決め用のピン(突部)、43・・・
穴、45・・・移動伝達部材、45a・・・嵌合凹部、50・・
・導電性弾性体(第1の接点)、51・・・支持部材、51
a・・・凸部、51b・・・取り付け面、51c・・・脚部、N・
・・中立軸、60・・・抵抗体(第2の接点)、70・・・プッ
シュスイッチ、71・・・コイルバネ、72・・・孔、P・・・
操作点、S・・・接触面積。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 13/00 - 13/12 A63F 9/24 H01H 25/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを用いたゲーム機器に信号
    を入力する入力装置であって、筐体の外側に突出する1
    つ以上の操作子が設けられ、前記操作子の周囲に該操作
    子の操作点の移動に連動する移動伝達部材が前記操作子
    とは別体に設けられ、該移動伝達部材に導電性弾性体が
    複数設けられ、前記筐体内に前記導電性弾性体に対応す
    る抵抗体が複数形成された基板が設けられ、前記導電性
    弾性体は前記操作子の操作点の移動の方位と傾き角に応
    じて前記抵抗体との接触面積を変えて抵抗量を変更可能
    な構成とし、前記操作子の非操作時には前記導電性弾性
    体と前記抵抗体は接触しない構成とし、前記操作子をそ
    の操作点を移動させることにより、該移動に対応するア
    ナログ信号が前記ゲーム機器に入力されることを特徴と
    するゲーム機器用入力装置。
  2. 【請求項2】 前記操作子と対応する位置に該操作子の
    上下の動きを検出するスイッチが設けられたことを特徴
    とする請求項1記載のゲーム機器用入力装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチの周囲に前記操作子を上向
    きに付勢するコイルバネが設けられたことを特徴とする
    請求項2に記載のゲーム機器用入力装置。
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